31 2008秋季練習

2008年11月26日 (水)

秋季練習打ち上げとノリ楽天入りほぼ決まり。

ドラゴンズはこの日、ナゴヤ球場で行われていた
秋季練習を打ち上げ、落合監督がこの秋を総括。
約1カ月間の猛練習を完走した若竜のなかから
来春の沖縄1軍キャンプメンバーを選ぶすることを示唆しました。
一方、FA宣言をした中村紀洋がこの日、東北楽天と初交渉。
自らの希望をクリアした条件提示に加え、必要だという誠意
野村監督直筆の色紙をもらったノリは満面の笑み。
「前向きに考えたい」と語り、楽天入団決定的となりました。
その他和田、チェン更改などこの日の話題を紹介します。


ドラゴンズトピックス(25日)

◇田中大輔
<秋季練習を文字通り『完走』。
日課にしていた練習最後の「1時間走」を約3週間にわたってやり切る。
距離に換算して計200キロ以上、充実感いっぱいに振り返り>
「ふくらはぎが限界だと感じたことはありましたが、
『絶対最後まで続けよう』と思っていました。
こんなに走った経験はありません」

<ファン1人1人にサインをして
グラウンドを最後に引き揚げる。来季を見据えて>
「きつかったですが、毎試合いいパフォーマンスができるように、
オフも鍛えていきたい」
(中スポ、ニッカン

◇堂上剛裕
<期間中は立浪兼任コーチに
付きっきりの指導を受けるなど、充実した秋季練習を送る。
立浪門下生として、オフも打撃練習に励むつもり>
「体の使い方などを教えてもらいました。
課題だった内角球もうまくさばけるようになってきました。
このいい感じを続けるために、今後も振っていきたい」
(中スポ)

◇堂上直倫
<秋季練習が終わったこの日、オフの間に『肉体改造』を計ると宣言。
現在80キロの体重をトレーニングで5キロ程度は増やしたいと語る>
「今後は自主トレでウエートトレーニングに力を入れます」

<増量プランの目的は『パワーアップ』。
しっかりした『筋肉のよろい』を身にまとい、飛距離アップに繋げる>
「ホームランをもっと増やしたいという気持ちはあります」

<これまでも筋肉トレーニングを怠っていたわけではないが、
比較的ゆっくり時間が取れるオフの間に集中的に鍛え上げる心づもり>
「2月にキャンプインしてからはなかなかできなかった」

<秋季練習では、立浪兼任コーチから
みっちり打撃の手ほどきを受け、技術的にはレベルアップを実感>
「すべてを見直しました。
修正ポイントはいろいろありすぎて説明できません」

<チームは新たな右の大砲を待ち望んでいる。
オフの間にしっかりと飛躍の準備を整えておく>
「チャンスだと思います」
(中スポ)

◇河原純一
<テスト入団した右腕は、秋季練習を終えて満足そうに振り返る。
独自メニューでの練習が多かったものの、順調に練習をこなす。
12月は東京で、年明けからはナゴヤ球場で自主トレを行う>
「いい練習でした。思ったより動けるなという感じでした。
団体の中でやるのと、一人の中でやるのでは違いますからね。
ペースが違うとかもありますし」
(東京中日)

◇渡邉育成コーチ
<落合監督の特命を受け、
秋季練習で『一塁手・福田』のサポート役に。
福田に密着した最初の感想は>
「一塁手として、股関節が硬い」

<ただ、決して落ち込むことはない。
コーチの言葉はこれだけでは終わらず>
「実は、ぼくも股関節はかなり硬かった」

<それなのにゴールデングラブ賞を
獲得できるほどの名手になれたのは>
「現役時代は柔軟運動を徹底的にやった方だと思う」

<内転筋を鍛え、股関節を柔らかくすることで、
打球に対する反応や動きのスピードがずいぶん違ってくるという>
「オフに頑張って練習してほしいね」
(中スポ<ドラ番記者>


◇落合監督
<ナゴヤ球場で行われていた中日の秋季練習がこの日終了。
野手について、1カ月完走した選手から、
来年2月のキャンプ1軍組を選抜する考えを示す>
「(2月に上にいるのは)このメンバーじゃないか。
ここからでも、下のやつもいるだろうし」

<1カ月間厳しい練習を乗り切ったことを、第1次選考基準に置く。
全員が合格ではないが、間違いなく選考対象には入っている>
「ここにいるメンバーはいろんな意味で成長した。
この1カ月乗り切ったのが成長していると思う」

<秋季練習スタート時の野手は16人。
そして、この日の練習は10人(どちらも途中参加の小山を除く)。
逆にけがなどでリタイアした選手は2軍スタートを示唆。
オフの2カ月間に体力をつけることを宿題として>
「故障したやつは後れを取ったということ。
故障させるようにやらせてるわけじゃないけど、体力がない。
2月は生き残ったやつと同等のことはできない。
(上で)やれるまで下に預ける。
リタイア組の中には上(1軍)から(スタート)だろうと思っている
甘い考えのやつもいるだろうけど、
最後までやり切れないやつはそういう扱いはしない」

<一方、投手陣についての一番の悩みは
メジャー移籍が確実な川上の穴をどう埋めるかだが>
「ピッチャーは何人いても困らない。
今年は計算外の若い連中が出てきたけど、
朝倉や中田の不振も計算外だった。
(川上)憲伸は行きたいところに行くだろ。
でも、その穴埋めはしなくちゃいけない。
若い連中がどれだけ頑張るかだな」

<オフは長期休暇期間ではなく、次のシーズンへ向けての準備期間。
オフに入る選手たちへメッセージを発して>
「人に勝とうと思ったら、人と同じことをしちゃいけない。
やってるやつが勝つ。やらないより、やる方がレギュラーに近づく。
(みんな)見てないところでやってると思うよ。
オフなんてない。ユニホーム脱いだら、時間なんていくらでもあるだろ。
(来年の開幕1軍メンバー提出は)3月30日か? 
自然に名前を書くと思うよ。そういうやつが選ばれる」
中スポサンスポスポーツ報知
時事通信スポニチ名古屋ニッカンデイリー


10月26日(1軍選手は、同月29日)から
6勤1休で約1カ月に及んだナゴヤ球場での秋季練習
若竜を中心に、1日8~9時間のハードメニュー。
毎年同様「地獄の秋」が繰り広げられましたが、
ようやくこの日打ち上げ
最終日はグラウンドコンディションが悪く、
普段よりも軽めのメニューとなりましたが、
最後のメニューとなったアメリカンノックでは、
参加した10人の野手が、外野を走り回っていたようです。

その10選手とは、田中、小川の捕手陣に
澤井、西川、岩﨑、福田、堂上直倫、
さらに中村一生、中川、そして堂上剛裕
(スポニチなどは小池も加えた11選手)
彼らこそまさにこの秋「成長」を感じさせた選手たち。
終了後、落合監督はこの10人に対して、
この1カ月間を完走したことを評価。
さらに来春の1軍・北谷キャンプのメンバーについても、
主力に加え「このメンバー」の中からセレクトし、
チャンスを与えていくことを示唆しました。

一方、途中リタイア、もしくは別メニュー調整となっていた
小田(両足痛)、平田(右太もも痛)、柳田(右足痛)、
中村公治(右足痛)、(腰痛)の5選手
(中スポでは英智も加え6選手)については、
「故障したやつは後れを取ったということ」として、
バッサリ切り捨て、2軍・読谷からのスタートを確定。
再びチャンスを掴むためには、まずからはい上がること。
さらにこのオフの2カ月間に、
勝ち抜くための体力をつけることを求めたもよう。
「やってるやつが勝つ。
やらないより、やる方がレギュラーに近づく」

あすからの約2カ月間、オフ期間となるものの、
若手にとってはあくまでも休暇ではなく、
飛躍へ向けての準備期間と手綱を締めた指揮官
それはオフに入る選手に向けての、
今季最後のメッセージとなりました。


炭火にあたりながら、総括していた落合監督でしたが、
11月に入ってからは、毎日のようにナゴヤ球場を訪れ、
内野手にそして外野手に、
春の沖縄では封印していた『落合ノック』を炸裂。
さらに若竜に対して、例年以上に目を光らせていたこともあり、
その成長の度合いを特に感じているのではないでしょうか。
若手の底上げが来季以降の課題となっているドラゴンズ
そのために、ここで練習する選手を育てなければいけない
その意気込みをヒシヒシと感じさせた今年の秋となりました。

その中でまず最初のふるいに掛け、残ったのが、
今回完走した10選手だったんじゃないかと。
1軍に上がるため、レギュラーを掴むために
それぞれが課題に取り組んできたこの1カ月間。
実戦練習も多かったこともあり、
全体的なレベルは上がってきたと言います。
そしてこの中からさらに選りすぐられた選手が、
今度は沖縄で、現状の主力レギュラーの座を争っていく。
しかしこれだけの努力では、その牙城を切り崩すのは不可能。
これからのオフも意識して練習を続けていくことで、
少しでもを付け、個々のレベルを上げてもらいたい。
そういう意味合いもあると、今回の振り分け発言を理解しました。


「12月、1月をどう過ごすか」
落合監督がこの時期、常々言っていることですが、
若竜たちにおいては、まさにそう。
体をケアすることももちろんのことですが、
いかにこの時期を有意義に使うことができるかで
来季のポジションが変わってくることとなります。
「人よりうまくなれるか」は、選手個々の努力次第
まず数日はゆっくりすることも大事でしょうが、
それから後は、この秋に掴んだ手応え
しっかりとモノにできるよう、引き続き鍛錬を。
そして来春の沖縄キャンプへと繋げていってほしいです。


◇和田一浩
<この日、ナゴヤ球場内の昇竜館で契約を更改。
現状維持の2億8000万円でサイン。
3年総額8億4000万で複数年契約を結んでいるため、
交渉はあっさりと10分ほどで終了。
更改後の会見では当然のように、来年の話に。
チームはウッズの退団、中村紀洋の流出危機で苦しい状況だが、
自身を含め、全員で補っていく意気込みを語る>
「西武でも経験したけど、穴は埋まります。
若手にもチャンスだし、悲観することはない。
いなくなる選手がいれば、入る選手もいます。
いる選手で穴を埋められればと思います。
若い選手が出てくるし、ポジションを争うわけだから、
あまり気にする部分じゃないですね。
ぼくのやれることをやりたい。
与えられた場所で、しっかり全う出来ればいい」

<西武からFAで移籍した今季、
打率.302、打点74、出塁率.345、
得点圏打率.275を残したもの、反省を口にして>
「チームが3位に終わって責任を感じている。
得点圏打率(.275)が悪かった。3割もやっと。物足りなさを感じている。
ランナーをかえすのが自分の役目。来季は打点を上げていきたい」

<そのための対策の一つが打撃フォームの改造。
形は決まっていないが、来年のキャンプでは
落合監督の指導や、話し合いをしながら、形をつくり上げていくことになる>
「はっきりどうしようというのはないです」

<来年は中日打線を背負っていくことになる。
重圧は今年以上になるが>
「今年はもう少し(自分自身が)やりたかった。
優勝争いできなかった寂しさがある。
来年は優勝争いできるように貢献したい」

<また来春のWBCの日本代表候補を辞退したことを認め、説明>
「3月にベストを持っていくのは難しい。
全日本に万全でいける自信がないと失礼だと思った。
光栄だけど、自分はスロースターターなので、
迷惑をかけるんじゃないかという気持ちが大きかった。腰のこともあるし。
前回もチームに迷惑を掛けた(大会直前に尿管結石を発症)し、
ヨシというくらいの気持ちでいかないといけない。
けがをしてもいいというくらいの気持ちで動けないと。
果たして自分がそのパフォーマンスができるのかと思います」

<追加打診については、それが辞退理由でないことを明らかに>
「名前が出るのは光栄。追加だからというのはありません」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信
毎日jpスポニチスポニチ名古屋ニッカン


◇チェン・ウェイン
<名古屋市内の合宿所・昇竜館で契約交渉に臨み、
今季の約6倍となる年俸3500万円でサイン。
査定ポイントは、吉見に次ぐ2番目で、
最初の提示は3300万だったが、
事前に大豊泰昭氏に相談し、
『希望額を伝えろ』というアドバイス通りに、自ら主張。
見事200万円の上積みを獲得し、大満足の満願回答となる>
「1年間先発、中継ぎをやって頑張ったので、
3500万円ほしいと言いました。
うれしいです。満足というか、
来年も頑張ってもっと実績を残したい。10勝を目指したいです。
これから人生が始まる。1億円もらえる選手になりたいです」

<今季は39試合に登板し7勝(6敗)を挙げた左腕。
前半は中継ぎ、後半はローテの一角としてフル回転。
さらに球団から、外国人選手としての特別待遇である
タクシー通勤も認められることに。
5年間住んだ昇竜館を離れて、独り立ちする。
感謝の気持ちを忘れず、来季はさらに飛躍する>
「台湾のお父さん、お母さん、高校のコーチに
おみやげを買って帰ります。ありがとうとお礼したいです」
(中スポ、時事通信スポニチスポニチ名古屋

◇山井大介
<2回目の交渉で保留した15日から
100万上積みの2400万円でサイン。
見直してくれた球団に感謝して>
「今年はけがで投げていませんが、
CSに間に合うように頑張って、投げたことを
評価していただけたのかなと思います」

<山本昌、岩瀬がトレーニングしている
鳥取県のワールドウィングで12月に自主トレする考えを明らかに。
大きなケガをしない2人を見て、やりたい気持ちが出てきたという>
「決まってはいませんが、何か変えないといけないし、
動いてみようかなと思います」
(東京中日)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月25日(金額は推定・単位は万円)
和田 28000(□ 0・0%)
山井 2400(▼ 800・25%)
チェン 3500(△ 2900・483%)

◆岩﨑恭平(ドラフト3位・東海大学)
<神奈川県平塚市の東海大学野球部合宿所で
中田スカウト部長と石井スカウトと入団交渉を行い、
契約金6500万円、年俸1200万円で仮契約>
「やっとここまで来られました。いよいよという感じです」

<自他ともに認める俊足が最大の武器。
将来的には走攻守3拍子のそろったレギュラーが目標だが>
「まずは足の速さで1軍に上がりたい」

<しかし最初から盗塁が得意だったわけではない。
昨年、大学3年の時に偶然中継で見た荒木の技で『覚せい』>
「荒木さんの盗塁は自分の勉強になっていました。
スタートの切り方、スライディング…。すべて参考にしています。
これからも吸収していきたいです」

<プロ入りを機に、
これまで映像だけだった師匠に弟子入りを志願。
師匠に学び『ポスト荒木』として認められたい>
「荒木さんがどう思ってくださるかわかりませんが…。
ぼくは聞きたいことがいろいろあります。
走塁だけでなく、一番打者としてのチームの引っ張り方とか気持ちとか。
守備もうまいので学びたいです」

<また、さわやかなイケメンは背番号『44』を熱望して>
「ラッキーナンバーが、4なんです。
44が好きで全日本(今夏の大学ジャパン)でも着けていました」
中スポサンスポ時事通信

◇石井スカウト
<岩﨑恭平選手の俊足を評価>
「足が速くても走れない選手はいる。岩崎は走れる選手だ」
中スポ


◆接触していた!川上&代理人(スポニチ)
川上の代理人に決まったダン・エバンス氏
先週末に日本で川上本人と会い、
1回目の打ち合わせを済ませていたことが判明。
希望を確認したとみられ、いよいよ大リーグ球団との本格交渉に入る)

◆悪魔ドアラ、ミシュラン超え!! 写真集「九州旅日記」(中スポ)
(写真集『ドアラの九州旅日記』の出版を記念した握手会が
この日、名古屋市の三省堂書店名古屋高島屋店で行われ、100人が来場。
『別府編』で着用した悪魔ドアラの衣装で登場したドアラ
「悩む前に買いましょう!!」(筆談)と丸腰でアピール)


秋季練習以外のドラゴンズの話題を集めましたが、
契約更改もいよいよ億万プレーヤーでもある主力が登場。
しかし和田に関しては、FA移籍の際に
3年契約を結んだため、金額的には現状維持となりましたね。
それにしても、下呂のオーバーホール以来、
久々に和田さんの笑顔を見ましたが、
とりあえず元気そうで何より。思わずニンマリしてしまいました。

ただそれはさておき、
移籍2年目となる来季の背番号5には、
4番、さらに主砲としての役割も求められてくるでしょうね。
今季の成績は、打率.302、16本塁打、74打点、
出塁率.345、得点圏打率.275。
セ・リーグ1年目ながら3割をマークしたところは
さすが好打者という印象を見せてくれましたが、
2億8000万の選手として見ると、和田自身も言うように
「物足りない」面もあったことは否めないでしょう。
さらに来季は、これまでポイントゲッターでもあったウッズが退団、
そして中村紀洋もチームを離れることが決定的。
敵からのマーク和田1人に集中される可能性も多々ありそう。
しかし何とかそれらをかいくぐって、
高い数字をマークできるかが、チームの命運を握るでしょうね。
そのためのカギは、来春取り組む新フォームになりますが、
ぜひとも試行錯誤の上で、フィットするものを掴んでほしいなと。
そして本人も目標に掲げた「打点」
増やせられるよう、ぜひとも頑張ってほしい。
もちろん来季も背番号5、力入れて応援する構えです。


その他では、600万から一気に約6倍
3500万へのジャンプアップを果たしたチェン
それにしても、483%ってスゴイですね。
球団史上2位の大幅アップ、ほんと面くらいましたよ。
ただ先発、中継ぎにとフル回転してくれましたし、
吉見に次いで2番目の査定ポイントというの評価も十分に頷けます。
そんなチェンですが、思わぬ印象を受けたのが、このコメント。
「これから人生が始まる。1億円もらえる選手になりたいです」
アジア系なので一見忘れがちですが、チェン外国人選手
こういうハングリーさは、やはり見習うべきですよね。
来季はWBCなどもあり、調整も難しくなりますが、
さらに飛躍して、左のエースに成長してほしいと思います。


◇中村紀洋
<中日からフリーエージェント(FA)宣言して、
この日、東京都内のホテルで東北楽天との入団交渉を行う。
予定の午後6時より20分早く会場入りし、
わずか30分足らずで終了した初交渉だったが、表情は晴れやか。
野村監督から贈られた色紙を大事そうに抱え、会見場に現れ、
結論こそ持ち越したが、近日中の決断を示唆。
以下一問一答、どんな話を>
「真っ先に手を挙げていただいたことに、
その感謝の気持ちを伝えました。
楽天がどんなに(自分を)に必要としているか、
1から10まで聞かせていただいた。
野村(監督)さんも来年で終わるという話も聞いたし、
(楽天からは)何とかその手助けをしてほしいと言われた。
球団からの伝言で野村さんから
『ぜひ、一緒に戦ってほしい』という言葉も頂いた。
条件じゃなく、野球をさせていただける。
勝つために必要とされていることがうれしかった。
来年クライマックス(シリーズ)にどうしても出たいということで、
野村さんも来年で終わるという話も出ていますし、
何とか手助けしてほしいと言われ、誠意を十分に感じた。
その誠意に応えられるよう、
ぜひ、前向きに考えさせていただきたいと答えました」

<交渉の席上、野村監督から『高下在心』との
直筆の言葉が贈られたが、色紙の感想は>
「野村さんからありがたい言葉を頂き、
まだまだ自分もやれるなという気持ちになりました。
今までの野球人生、いろいろなことがありましたけど、
野村さんがおっしゃったように『枯れたヒマワリ』を
もう一度咲かせようという気持ちになりました」

<東北楽天のイメージ>
「近鉄時代のチームメートがいっぱいいる。
磯部や克則(野村バッテリーコーチ)から
『一緒にやろう』と電話をもらいました。
克則とは同級生で『分からないことがあったら聞いてくれ』と言われた。
決まれば楽にチームに入っていける。気持ち的にホッとしています。
野村さんにはまだ会ってないが、イメージ通りというか…」

<野球人生の集大成を迎える>
「自分もあと何年かしかできないと思っていますけど、
何とか(所属した)チームのために頑張ろうという気持ちになった。
残りわずかな野球人生、思う存分、
野球を楽しみながら、精いっぱい頑張りたい」

<ポジションの話は>
「三塁手で、できればフル出場してもらいたいと言われた。
僕もどんな状態でも出続けたい気持ちがあると伝えました」

<入団の可能性は>
「真っ先に手を挙げていただいた球団ですから。
可能性というか、前向きに考えさせていただきます。
必要とされるところでプレーしたい。
仙台でプレーするのかどうか…。
家族もいますので、相談して早く決めたい。
これから寝ずにでも考えます」

<寝ずに考えるとのことだが、具体的な期限はあるのか>
「早く決めたいし、もし決まれば、
あす(26日)にでも『よろしくお願いします』と
(連絡を)入れられると思います。
ありがたい言葉を頂いたので、
本当に前向きに考えさせていただき、
なるべく早く結論を出して返事をしたい」
中スポ中日新聞サンスポ123スポーツ報知時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ123ニッカンデイリー


◇西川球団社長
<東北楽天と中村紀洋の交渉に、従来の姿勢を貫く。
すでに単年7000万円の条件を提示済み。心静かに連絡を待つ>
「こちらは何も変わりません。
彼(中村紀洋)は権利を行使したわけですから。
本人からまた話したいといえば会いますし、
あちらにお世話になると言えばそれも仕方ない」
中スポ


これがプレミア色紙!今朝の中スポ1面は、
やっぱりこの話題
野村監督から贈られた
『高下在心』の色紙を
手にして笑顔の中村紀洋
デカデカと出ていましたが、
「前向き」というフレーズが、
何度も飛び出したという今回の初交渉
総額3億円の2年契約&三塁確約という条件に加え、
野村監督を、チームを「何とか手助けしてほしい」と言われ、
誠意を十分に感じたというノリさんのコメントなどを踏まえると、
もはやドラゴンズ残留うんぬんではなく、
東北楽天入りは、ほぼ決まりでしょうね。
スポーツ各紙のフォトの「笑顔」を見る限りでは、
ドラゴンズ残留の可能性は、無きに等しいところ
同じく交渉して、進路を悩む三浦大輔(横浜)とは、
全く違う次元と感じました。

結論こそ持ち越して、近日中の決断を示唆しましたが、
あとは『楽天・ノリ』が決まるのが、いつになるかだけでしょうね。
できれば今月中に正式に決まって、
選手会の納会ナインに快く送り出してもらえばいいなあと。
そんな印象を受けた今回の初交渉でした。

2008年11月25日 (火)

憲伸ノリFA交渉本格化と秋季練習あと1日。

ドラゴンズの秋季練習はきょう25日が最終日。
その前日となったこの日は、昼から降り出した
のため練習は午後1時過ぎに終了
選手にはロッカーの大掃除などを義務づけられたもよう。
一方で今後本格化してくるのが、FA選手の入団交渉
ドラゴンズからFA宣言した川上憲伸、中村紀洋
それぞれ動きがあったようなので、その辺も紹介します。

ドラゴンズトピックス(24日)

◇朝倉健太
<投手陣の新リーダーとして期待されるが
この日、来季反攻への手応えを語る。
約1カ月間に及ぶ鍛錬の日々を、満足そうに振り返り>
「来年2月のキャンプにはスッと入っていけると思います。
ボクは先発ローテーションを奪われた立場ですから。
先発ローテーションを奪い返せるようにしたい」

<3勝4敗に終わった今季の巻き返しのため、
来年2月1日のキャンプインから飛ばし、
若手に交じって先発サバイバルに加わる覚悟。
競争で助けになるのが、秋の収穫>
「自分を見つめ直し、課題を修正することができました。
毎日が充実していました」

<この1カ月間、じっくりと投球フォームを固めてきた。
フォーム固めの成功を実感して>
「インステップ気味だったところ、
それと腕を振り出す位置が上すぎるところ。
そこを重点的に修正しました。
今はいい感じでフォームが固まってきました。
オフの間もキャッチボールやフォームチェックは続けていきたいです」

<今季離脱の原因となった右腕の血行障害。
以前も悩まされることがあるが、今年の入院治療で完治。
血液の流れが悪くならないよう意識するぐらいで、
投球への影響はもうないという>
「今は水分を多めに摂るようにするぐらいで、あとはないです」
中スポ

◇立浪和義兼任コーチ
<打撃力向上のため、落合監督、
石嶺、高柳両打撃コーチとともに徹底指導。
この秋の成長株として中川、福田、堂上剛裕、中村一生の名を挙げる。
中でも打力を買われ、外野へコンバートされた中川は『イチ押し』的存在>
「下半身の使い方がうまい。うまくバットが体に巻き付いて振れる」

<その中川も含めた若手選手にオフの練習の勧めを説く。
キャンプまで2カ月期間が空くが、バットを振り続けてくれることを望み>
「これで終わりというんじゃなく、オフも自覚を持つようには言います。
せっかく練習をやってきたんですからね」

<今秋は、午前は選手として打撃練習をし、午後は指導に専念。
身ぶり手ぶりで熱心に教えてきた。1カ月の成果を笑顔で話して>
「いい感じになってきた選手もいる。
良くなったのを、(バットを)振って覚えていてほしいです」
中スポスポニチ名古屋

◇石嶺打撃コーチ
<秋季練習打ち上げを前に、野手層の底上げに自信を見せる>
「全体的にレベルアップしてる。面白い存在はたくさんいるよ」
スポニチ名古屋

◇中川裕貴
<立浪兼任コーチに『イチ押し』と評されるも注意点を意識>
「体の左が伸び上がらないように」
スポニチ名古屋

◇福田永将
<来季ポジション争いの激化は必至。決意を語る>
「チャンスです。来年2月1日にアピールできるよう頑張ります」
スポニチ名古屋

◇吉見一起
<この日の午後、選手にはロッカーの大掃除が義務づけられたが、
きっちり雑巾がけまでした右腕は、自慢げに話す>
「ボクはきちょうめんなんです」
スポニチ名古屋

◇田中大輔
<ロッカー室の大掃除準備のため、練習は早く終ったが
1人だけ残って冷たい雨の降る外野を走り、びしょ濡れでロッカーに消える>
「1時間くらいですね。
いつもの日課ですからリタイアしたくない。最後まで完走します」

<23日にグランド60周、約21キロを走ったばかりにもかかわらず、
この日も雨の中で外野ポール間を約1時間走って>
「きょうは足があまり上がらなかったですね…。
さすがにきょうは足が重かったです」
(中スポ、スポニチ名古屋ニッカン

◇澤井道久
<プロ4年目の今季、出場はわずか7試合。
しかもノーヒットに終わった厳しい現実が悔しくて仕方がない>
「今年は本当にふがいないシーズンでした…」

<攻守での技術と確実性の向上を誓い、
秋季練習に臨んでいるが、
内野の要である荒木・井端と自分との差が
『足』にあることに気付く。
意識の変化は着実に動作に変化をもたらしている>
「これまでの自分は捕る時の形ばかりを
考えていたけど、それは勘違いでした。
守備のうまい人はきっちり足を使っている。
まずは動き、その流れの中でうまく守っているんです。
荒木さんや井端さんは足を使えているから、
守備範囲も広いし、流れるような動きができる。
ぼくは捕る、そして投げる、という『点』でしか動けてなかった。
足を使った動きの中で守れるように意識を変えました」

<足腰が悲鳴を上げそうになっても、
徹底的に同じ動きを体に染みこませてきたが、
打ち上げを控え、1つの目標だった『故障しないこと』は無事にクリア。
技術面でも、かすかな手応えを掴んでいる>
「でも、評価は首脳陣が下すことですから。
ぼくは、やれることをすべてやって、試合で結果を出すしかないんです」
(中スポ)

◇チェン・ウェイン
<来年3月のWBC台湾代表入りが有力だが、
12月1日に帰国し、『通学トレ』で始動する>
「(代表入りについては)まだ何も聞いていません。
でも、準備はしておかないといけない。
12月でもキャッチボール、ランニングを学校でするつもりです。
感覚を忘れたくないし、何もしないと太りますからね」

<今季は39試合で7勝6敗、見事に飛躍した1年だったが、
実はまだ大学生。04年からオフの間だけ通っている
国立体育学院に、5年目の今季も通学予定。
台北市内を自転車で通学して勉強に励む予定だが、
同学院の野球部員と一緒に練習するという>
「もう卒業できると思う」

<中日では唯一のWBC出場者となりそうだが、問題は調整。
肩作りを急ぐ必要があるが、台湾なら日本よりも温暖で調整にもってこい>
「しっかり準備していきたいですね
(中スポ)

◇清水将海
<10月の宮崎・フェニックス・リーグでのこと。
リーグ戦途中の11日、幼少時代に実家で同居していた祖母が亡くなった。
2月には実母を亡くしたが、立て続けの不幸に肩を落とし>
「こんな年なんですかね」

<それでも、故郷へは帰らず、
ベテラン捕手は出場機会を若手に譲り、自らは『コーチ役』として指導。
祖母との別れを惜しむ時間を削り、チームを陰から支えていた>
「今はチームのことが第一。帰っているときではない」

<今月20日に契約更改した後の記者会見で、来季への決意を語り>
「年が年。一年一年が勝負です」
(中スポ<ドラ番記者>

◆WBC辞退問題 落合監督またノーコメント(スポニチ)


3連休の最終日、打ち上げまでマジック2となった秋季練習。
しかしこの日のナゴヤ球場は、あいにくのお天気。
午前中こそグラウンドが使えたものの、
昼から降り出したのため、全体練習は午後1時過ぎに終了。
午後からは室内練習場などを使って個別練習、
及び選手たちには、ロッカーの大掃除が義務づけられたもよう。
マスク姿の選手がゴミ出しに大わらわだったようです。

実りの秋となったか。打ち上げも近いこともあり、
この秋を振り返っての話題も多々。
そのなかで兼任コーチとして、
若竜に打撃指導していた立浪からは、
この秋の成長株として4選手の名が。
特にイチオシは、
この秋に外野にコンバートされた中川とのこと。
「下半身の使い方がうまい」
打撃面での評価を高めているそうで、ぜひとも注目ですね。
また今季に関しては戦力にもなれなかった中川だけに
こういう選手が伸びてくれば、知られていない分、
来季、相手にとっても脅威となってくるかも。
戦力になれなかったという部分では、
立浪に、連日密着指導を受けている堂上剛裕も同様ですが、
大事となってくるのが、これからのオフをどう過ごすか。
連日バットを振り続け、掴んだ手応え
ぜひともなくさないようにしていってほしいですね。
「これで終わりというんじゃなく、オフも自覚を持つように」
おそらくきょう訓示されるミスタードラゴンズからの熱きアドバイス。
しっかり肝に銘じて、今後の2カ月間を過ごしてほしいと願います。


さらに中スポには、来季投手陣の新リーダーとして
期待されている朝倉に関しての話題が。
なんだかんだで朝倉も来季が、プロ10年目
今やすっかり若竜ではリーダー格ではありますが、
憲伸がFA移籍が濃厚な来季は、
投手陣全体としてのリーダーになってもらわないといけませんね。
しかし今季は右腕の血行障害などにも悩まされ、不本意なシーズン。
中田とともに、右の3本柱としての期待を大きく裏切りました。

10月のCS第2ステージで
実戦復帰したものの、結果は散々
あんなんじゃ使えないと思わせましたが、
その後の阿久比での投手陣精鋭練習、
さらにこのナゴヤでの秋季練習と、約1カ月の鍛錬の日々。
昨季はオーバーホールしていたこの時期を有効に使い、
フォームなどを修正したそうで、収穫もあったようですね。
とにかくこの朝倉中田がいかに働いてくれるかが、
崩壊した竜投先発陣を立て直すためのカギ。
そのためにすべきことは、先発ローテの座を再び「奪い返すこと」。
宝刀・シュートをはじめとする本来の持ち味さえ発揮できれば、
チームでは1、2を争う安定している投手には間違いない朝倉
10年目のシーズン、その働きぶりでチームを浮上させ、
そして新リーダーを襲名してほしいなと期待します。


◆憲伸に強力代理人 国内外二段構え(中スポ)
◆FA川上、代理人決まる(時事通信)
◆中日:FA宣言の川上が代理人契約…エバンス氏らと(毎日jp)
◆中日からFA宣言の憲伸に「剛腕代理人」決まる(スポニチ名古屋)
◆川上が元ドジャースGMと代理人契約(ニッカン)
◆川上が元ドジャースGMと代理人契約(デイリー)


◇川上憲伸
<国内外で交渉を担当する代理人がそれぞれ決まり、この日発表。
マネジメントを担当する会社『有限会社ブライトン』
小池代表取締役社長を通じ、コメント>
「要望は何もありません。代理人の方にお任せします」
デイリー

◇井手編成担当
<FA宣言し、メジャー挑戦が決定的な
川上の背番号『11』が“欠番”となる可能性が浮上。
球団は新入団選手発表が行われる
12月13日に来季の新背番号を公表するが
エースの動向が未定のままなら、後継者を置かない可能性を明かし>
「FA選手? 去就が決まらなければ動かせない」
スポーツ報知


◇中村紀洋
<先週から福岡市内の病院で腰や手首の治療を行っていたが、
この日に兵庫・芦屋市内の自宅に戻る。
福岡は夫人の実家があり、家族サービスなどにも努めたという>
「ゆっくりすることができました」

<都内で行われる東北楽天と交渉する初交渉に関して>
「楽天さんの条件をうかがって、それから考えます。
条件を聞いて決めたいと思う。いい方向へ向かえばいいですね」
スポーツ報知スポニチ名古屋

◆ノムさん ノリにサイン色紙(中スポ)
◆さあ初交渉 ノムさん毛筆でノリ口説く(スポニチ)
◆ノムさんの一筆「高下在心」でノリ口説く(ニッカン)
◆ノムさんがノリに誠意の“贈り物”(デイリー)


このオフ、川上憲伸、中村紀洋の2選手が
ドラゴンズからFA宣言しましたが、
その2人にこの日、動きがあったもよう。
まずは、メジャー挑戦を視野に置きながら、
国内外の球団と話し合いの場を持つ考えを示しているエース・憲伸
この日、マネジメントを担当する会社が
交渉を担当する代理人と契約したことを発表しました。

その代理人とは、2人いて、
海外・米国を担当するのが、ダン・エバンス氏。
一方、日本球団との交渉は、
昨年、福留(カブス)の国内代理人も務めた
水戸重之弁護士(TMI総合法律事務所)に決まったもよう。

特にメジャー挑戦を夢に描く憲伸にとって、
重きを置かなくてはいけないエバンス氏は、
元・ドジャースのGMで、米国・カリフォルニア州に拠点を置く
『ウエストコースト・スポーツマネジメント』のCEO
現在では多くのプロスポーツ選手を顧客に抱える敏腕代理人で、
西海岸のメジャーの球団と太いパイプを持っているとのこと。
FA移籍においても、必要な折衝などを熟知しており、
初めての宣言となった憲伸にとって、心強い存在となりそうです。

ちなみに中スポによると、
現時点の進捗状況は、代理人が決まってから間もないため、
エバンス氏がメジャー各球団に話をしているそうで、
さらにエバンス氏が来日して打ち合わせをしたり、
憲伸自身が渡米する予定はないなど、
昨季の福留と同じようなやり方になりそうとのこと。
敏腕代理人に交渉を「委任」して、推移を見守っていく構えのようです。

いよいよ本格交渉へ本腰を入れてきた憲伸
これ以上ない『交渉人』と契約しましたし、動き出しそうですね。
ただエバンス氏には、くれぐれも膨大な金額にならないよう、
やっていってほしいなと。
ある意味「NO MORE FUKUDOME」。
比較的「質素」な交渉となってくれればと願います。


一方、きょう25日に東京都内で
東北楽天と初交渉に臨む中村紀洋
福岡での治療を終え、この日兵庫の自宅に戻ったようですね。
現時点で獲得に唯一手を挙げている球団である東北楽天
複数年の大型契約を提示されることが決定的で、
一気に入団が内定する可能性もあるとのことですが、
さらにその席上で東北楽天側から『色紙』が贈られるそうです。

その色紙とは、交渉に出席しない野村監督によるサイン色紙。
しかもペンではなく、自らを執り、
『高下在心』という言葉を書き添えたというもの。
希少価値も高く、なかなか手に入らないと言われるプレミアもの
バラの花束というわけでもないですが、
ノリの心をとらえる重大アイテムとなるかもしれません。


「物事が良くなるか悪くなるかは、心がけ次第」という意味の
『高下在心』(こうげざいしん、または、こうげこころにあり)。
野村監督が社会人野球・シダックス監督時代には
チームスローガンとして掲げた言葉だそうですが、
果たしてノリさんのハートを射止めることができるでしょうか。
ただ最初「色紙に言葉を添えた」と聞いたときに
もしかしたら『枯れた向日葵』とでも書いたのかと思いましたが、
さすがは大人、食わず嫌いのようなことはしませんよね(苦笑)

「精魂込めて書いた」という指揮官の親書とともに、
かなりの好条件をぶつけてくるであろう東北楽天
最終的には「家族と相談して決める」というノリさんですが、
物事の成るか否か、火蓋を切る交渉に注目したいと思います。

2008年11月24日 (月)

秋季練習もラストスパート、若竜ナゴヤだより。

ドラゴンズの秋季練習もいよいよ残り3日に。
前日までの「騒動」も多少は落ち着いたようで、
今朝のスポーツ紙からは、これまで通り
ナゴヤ球場からの練習だよりが届いておりました。
そのなかからいくつか集めて紹介します。

ドラゴンズトピックス(23日)

◇堂上剛裕
<中村一生、中川とともに落合ノックを受けたが、
開始50分後から20分間、『珍練習』を敢行。
同じような位置にいる3人が1つのボールを追いかけることに。
落下点を奪い合ってぶつかって落球し、スタンドの笑いを誘う。
『早い者勝ち』で10本捕球して、一番乗りで終了>
「初めてしましたけど、楽しかったですね」
(中スポ)

◇中村一生
<同じく2番目に抜けたが、計70分のノックにガックリ>
「メチャ疲れました。位置取りが大事でしたね」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇田中大輔
<小川と2人、超ロング特打を行う。
屋内練習場の2つの打席を2人で約40分間『貸し切り』状態。
たっぷりと打ち込んだが>
「きょうのメニューはヤバそうです」

<直後にグラウンド60周の
猛烈ランニングを課され、練習後はグッタリ>
「未知の世界。ランナーズ・ハイが2度きました」

<春に負けず厳しい『オレ流キャンプ』だが>
「あと2日です」
(中スポ、スポニチ名古屋ニッカン

◇吉見一起
<練習メニューの最後に『超』の付く長距離走が。
グラウンドを30~60周する
(選手ごとに周回数は異なる。最長で約21キロ)
過酷なランニングに選手たちは悲鳴を上げる。
30周(約11キロ)をトップの約50分で走り終えたが、
平気な顔で社会人・日本選手権で連続優勝した
古巣のトヨタ自動車の快挙を喜ぶ>
「トヨタが連覇ですね。
本当におめでとうございます。僕も励みになります」

<また来年1月にトヨタ時代の先輩、
オリックス・金子と自主トレを予定。
秋季キャンプで野茂臨時コーチの指導を受けた金子を通じて、
『野茂フォーク』の習得に意欲を見せる>
「金子さんと一緒にやらせてもらうつもりです。
野茂さんのフォークの握りとか、心構えとか、聞きたいことがありますね」
おおさか報知スポニチ名古屋

◇堂上直倫
<1周360メートルのグラウンドを最少30周、
距離は約10キロで54分間の制限タイムを設定。
30周で終わったうちの1人。満面の笑みで>
「何とかあと30秒で間に合いました。よかったです」
おおさか報知

◇赤坂和幸
<14日の紅白戦で負けた白組メンバーは50周。
樋口、田中、中里らとともに60周、約21キロを走り切る。
真っ暗闇の中で1時間以上走り続ける。
快調なペースで完走したが疲れ切った様子>
「(こんなに走ったのは)生まれて初めてです」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇樋口賢
<赤坂とともに60周をこなし、苦笑いを浮かべ>
「足がパンパンですよ」
おおさか報知

◇中里篤史
<ナゴヤ球場の屋内練習場ブルペンで投球練習。
実戦と同様の真剣なまなざしで約50球。
投げ込む快速球、悩める右腕に少しずつ笑顔が戻ってきた>
「今年は自分の思うような真っすぐを投げられなかったけど、
ここにきて『つかみかけてきた』」

<毎年のようにブレークを期待される大器は、
今年も故障に泣かされ、5月に右肩を痛めて2軍落ち。
結局、登板試合数は目標に遠く及ばない『13』に終わる。
出直しを誓った秋。ブルペンではフォームを一から固め直す一方で、
『生命線』といえる真っすぐの力をよみがえらせようとしている>
「ボクにはやっぱり真っすぐしかない」

<来季はそろそろ後がないプロ9年目。
故障中に浅尾と高橋がセットアッパーの座を
確立したことも、その闘志に火を付けている。
100%のボールを投げられれば、後輩には負けないという自負が>
「ボクの代わりに1軍に上がった選手はしっかりチャンスを生かした。
でも、ボクも故障をするまではいいパフォーマンスで投げられていた。
けがさえしなければ…」

<この日の長距離走では60周を走り、最後にゴール。
その場に倒れ込んで、コメントすらできない>
「勘弁してください…」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◇菊地正法
<ドミニカ共和国から帰国したばかりの左腕。
現地でドミニカ出身の元・大物メジャーリーガーの
フェリックス・ロドリゲス投手から受けたという。
出会いは合流後の練習でのキャッチボール。
困った顔をした時に、大柄な現地人が近づいてきた>
「ボクが1人でいて、向こうもたまたま1人だったんです。
それで、キャッチボールをしようということになったんです」

<幸運は思わぬところに転がっていた。
ロドリゲスは150キロ台の剛速球を武器に06年まで大リーグで活躍。
01年には80試合に登板し、防御率1.68という驚異の数字を残した。
メジャー通算563試合登板という大投手だった>
「後になって、同行した小国通訳から
『あの人はすごい人だ』って教えてもらったんです」

<気が付けばパートナーになり、
アドバイスまでもらうようになった。
貴重な助言はもともとステップの際の重心移動に課題があった
自身のフォーム修正ポイントとピタリと合っていた。
帰国してからも助言を忘れず、この日の投球練習でもチェック>
「足を踏み出すときに、
グッと前に重心を乗せるような感じで投げるということを、
よく言ってもらいました」

<所属した『リセイ』というチームには、
レベルは高く、生存競争は厳しい。
強豪チームの中でもまれたことも財産になった>
「向こうの選手たちはオンとオフの切り替えがすごくうまい。
打たれても、次の日は切り替えている」
中スポ

◇小池正晃
<来年への課題として打撃力向上を挙げているが、
先日、うれしいアドバイスを受けた。
その相手はカブス・福留。
共通の知人とともに食事をする機会があり、話を交わしたという。
打撃の話では、タイミングの取り方、
ボールの待ち方などの考え方を教えてもらい>
「いい時間になりました。野球の話もしました。
バッティングの話もです。心構えや、技術的な話もですね」

<いろいろな話の中で一番印象に残ったのは>
「右足の使い方が重要だということ」

<そのアドバイスを聞いてから、
打撃練習では右足を意識するようにしている。
秋季練習では、落合監督、コーチ陣からも指導を受けているが、
いいところを吸収して、ステップアップに必死>
「バッティングが課題ですからね。成績を上げないといけないです」
中スポ


◆小山桂司(前・北海道日本ハム)
<中日入団が内定しているが、
古巣・北海道日本ハムの本拠地・札幌ドームに
スーツ姿で訪れ、梨田監督や球団幹部にあいさつ。抱負を語り>
「梨田監督から頑張れよ、と声を掛けられました。
札幌を離れるのは寂しいけど、新天地で頑張りたい」
(東京中日)

◆ドミニカ共和国のウインターリーグがにぎやかに<ドラ番記者>
(3チームに計7人がいて、快挙も相次いでいるが、
今年の派遣団で出場がないのはあと1人、新井
ポジションは一塁。壁はほかの選手以上に分厚い。
「試合に出られるように何とかアピールしたい」)

◆上原と川上は小粒?米サイトがFA選手を評価(スポニチ)
(スポーツ専門局・ESPNのウェブサイトがこの日、
メジャー移籍を目指す日本人FA選手の特集記事を掲載。
上原川上について、ブラウン監督(広島)の
中4日での先発に順応できるかどうか」とのコメントを掲載。
川上についてはスカウト陣のコメントで
登板間隔が開く先発5番手ならばフィットするとの評価も)

◆Kawakami heads questionable Japanese free-agent class
(ESPNウェブサイト)

◆川上が元ドジャースGMと代理人契約(ニッカン)
川上が、米国代理事業会社CAAと提携する
元・ドジャースGMのダン・エバンス氏と代理人契約を結んだことが判明。
今後、海外球団との折衝はエバンス氏が担当する)

◆ドアラ、あす街頭募金 名駅宝くじセンター(中スポ)
ドアラが初めて『募金活動』に協力。
25日、名古屋駅の地下街・サンロードにある
名鉄観光宝くじセンターで募金箱を持って呼びかける。
(声は出ないからアピールする?))


前日は、投手と野手の練習メニューを入れ替え、
ある意味『気分転換』の意味合いもあった秋季練習でしたが、
この日は普段通りのメニューに戻ったようですね。

その中からは、この日の「落合珍ノック」を。
ここ数日は、中村一生など外野手に対するものが多かったですが、
その一生堂上剛裕、そして中川を加えた3人にノックを敢行。
はじめは2人が離れて立って、
その間に打球を飛ばすという形式で行われ、
相変わらずかなり走らされていたようでしたが、
途中からなんと同じような位置にいる
3人を同時に追わせて、奪い合うというカタチに変化。
結局10本捕球した者が『早い者勝ち』で上がりとなりましたが、
落下点を奪い合い、ぶつかって落球するなど、珍プレーが続出。
スタンドの笑いを誘っていたもよう。

奪い捕れ!結果は堂上剛裕が最初に上がり、
以下中村一生、中川の順。
打球の動き出しこそ、
一生がよかったものの、
結局競り合いになると
剛裕が勝ってしまったようですね。
ただ激化している来季の外野争い
その中で伸びてきてほしい
3人によるボールの奪い合いは、
ある意味『弱肉強食』
思わせる一幕にも見えたようです。
その際のフォトが↑ですが、それにしてもスゴイなと…。
激突したら、とても痛いんじゃないと。
ただゲーム本番の際は、しっかりと声かけ合って捕球しましょう。


またこの日の最終メニューは、『超』長距離走
1周360メートルのグラウンドを30~60周する過酷なもの。
先日の紅白戦の結果などで、その周回数は違ったようですが、
トップとなったのは、チームが誇る長距離王・吉見
しかしそれを脅かしていた赤坂もなかなかの速さだったようです。
一方、どん尻で走ってスタンドの声援を受けていたのが、高橋
どんどん周回遅れになっていたようですが、
オフは筋トレとともに、ランニングもしっかりやっていただかないと。

それから前日、WBCにチーム全選手が辞退したことに大反論
その正当性を主張した落合監督でしたが、
この日は一転して、報道陣には無言だったとのこと。
それでもノックを含む、
若手のハツラツとした動きには、満足の表情だったようです。


この日、浅尾が練習途中に痛めたようで、
平田、小田、中村公治、柳田の5人が足首や太ももを痛めリタイア
春に負けずと劣らず厳しい秋季練習ですが、残りあと2日
来シーズンへ良いカタチでつなげるためにも
それぞれが最後まで充実したものにしてもらいたいです。

2008年11月23日 (日)

投野入れ替え練習と落合監督全員辞退に大反論。

この日ナゴヤ球場で行われた秋季練習では、
なんと練習メニューを入れ替え、投手が野手の、野手が投手の練習を。
普段とひと味違った風景のなか、思わぬ発見もあったようです。
一方、代表候補に挙がった竜戦士全員辞退となったWBC
この日、一部で「拒否」「ボイコット」などと報じられたことに
落合監督が約40分に渡って大反論
あくまで選手個人の意思を尊重していることを強調した上で
「集中砲火」を浴びた選手及びチームの正当性を訴えました。


ドラゴンズトピックス(22日)

◇川相内野守備走塁コーチ
<この日の秋季練習は投手と野手のメニューを入れ替える。
一日中、不思議な光景が繰り広げられ>
「お互いの気持ちを知るということもあるし、
われわれも思わぬところを見ることができた。
投手が内野を守ってもいい動きをしていたり、
ストライクをちゃんと投げてた野手もいたりしてた」

<厳しい練習が続く中での気分転換。
いつもと違う環境の練習に、選手の反応は上々だったが>
「おれのときもあったらなあ」

<高校時代は投手だったが、プロ入りと同時に内野手に。
春、秋のキャンプで今回のような練習はしたことなかったが、
入団1年目に1回だけ練習で投手を務める。
1カ所打撃で投手役になったが、もちろん真剣勝負>
「抑えることができてねえ。うれしかったよ」
(中スポ、<ドラ番記者>


◇堂上剛裕
<外野手がブルペンで投球練習を行い、
小林2軍投手コーチから投げ方のアドバイスを受ける。
ブルペン効果に驚いて>
「最初抜けたりしたけど、教えてもらうと全然違いました。
ビシッといくようになりました。
外野からの送球も違ってくると思います」
(東京中日)

◇石嶺打撃コーチ
<投手陣の打撃練習で赤坂が4本のサク越え。
小笠原(巨人)並みのフルスイングで
2発の柵越え弾を放った高橋とともに褒めて>
「いいものが見られた」
(東京中日)

◇赤坂和幸
<打撃の評価も高い投手だが
打撃練習で、4発の柵越え弾を放つ。うち2本は連発。
石嶺コーチからの褒め言葉を伝え聞き、顔をほころばせる>
「良かったです。何でもいいからアピールしていかないと」
(東京中日)

◆小山桂司(前・北海道日本ハム)
<中日への入団が内定している小山が
この日の午前中で秋季練習を打ち上げ。
古巣の納会などに参加するため、札幌に帰った>
「日本ハムでお世話になった方にも
あいさつしたいので北海道に帰ります」

<球団との正式契約は12月に入ってから結ぶ予定>
「(参加は)1週間だけでしたが、
この10日間くらいで体力がついた。と、自分で勝手に思っています。
春はもっと厳しいと監督にも言われたので、覚悟してきます」
(東京中日、ニッカン

◇吉見一起
<来季の目標1つとして盗塁阻止を掲げる。
頭角を現した今季、盗塁阻止率が.286といまひとつ。
今秋のブルペンではクイック投法を重点的に取り組み、
手応えをつかんでいる>
「秋はできるだけクイック(投法)で投げたんですが、
これかなという投げ方にはなったと思います。
課題でしたから。来年は盗塁させないというか、
(相手に)走れると思われないようにしないといけないんです」

<3年目にスタイルを変えて成功したが、
その一方でデメリットも生じていた。
盗塁阻止は捕手との共同作業だが、
クイック投法に問題があることは確かだった>
「今年は大きく投げようと思って、
クイックがおろそかになってしまったんです」

<クイック投法が得意な中田にも『極意』を聞き、
試行錯誤を経て、前日のブルペン投球で手応えをつかんだよう。
究極の目標は相手に走ろうと思わせないこと>
「これからは無意識でクイックができるようにしないといけないですね」。
中スポ

◇田中大輔
<2年目の捕手は谷繁と矢野(阪神)の動きを研究。
何度も何度もリプレーし、目に焼き付ける>
「谷繁さんと矢野さんのスローイングの場面が
録画されたDVDがあるんですけど、それを見ています。
DVDをいただいたのは1年目のときだったと思うんですけど、
今でも見ています」

<球団が作成しれくれた特別編集版。
球界を代表する2人の送球は素早く安定している。
売りは肩の強さ。そこに谷繁と矢野のような送球動作の速さと
正確性が加われば、格段のレベルアップができる>
「具体的にどこがどうと言うのは難しいですが、
いろいろと参考になります」

<送球のお手本でもある谷繁を脅かすため、
身につけるべき技術はたくさんある。
ただ今最もエネルギーを消費しているのは技術以前の体力面。
体力強化のため、毎日1時間の超ロングランニングが日課。
タイム設定され、1時間ぶっ続けで走る>
「体力をつけないといけない。
1試合良くても、次の試合がダメでは意味がない」
(中スポ)

◇山本昌『路傍の一球』「第155話いい器械、いい機会?」
(山本昌公式ホームページ)
山本昌が鳥取の「ワールドウィング」でトレーニングを開始
今月末のファン感謝デー直前までリハビリを兼ねて体を動かす。
またWBCの候補選手の辞退問題については
「実は原監督には、日本シリーズのゲスト解説で顔を合わせたときに
『ボクはいつもでOKですよ』と立候補しておいたのですが、
残念ながら入っていませんでした(笑)」



◇英智
<500万ダウンの年俸3100万円の提示にあっさりサイン。
昨季終盤に右太もも裏の肉離れを起こしたことで、
今季はそれを気にしてしまい>
「思うようなパフォーマンスができなかった」

<来季はパワー全開で臨む。力強く話して>
「底辺のベースを埋めなきゃいけない。全力で埋めたい。
自分のパフォーマンスを出せれば負けない」
(中スポ)

◇小池正晃
<現状維持の3000万円でサイン。
ルーキー・野本選手も加えての来季の中堅争いに意欲>
「チャンスはチャンスですし、
そこのポジションにはまれるようにやるだけです」
(中スポ)

◇菊地正法
<150万ダウンの950万円でサイン。
今季は1軍登板なしに終わったものの、
巻き返しの材料は集めている。
18日に帰国したドミニカ・ウインターリーグでは、
外国人枠をこじ開け、1試合に登板。
生存競争の厳しい現地でもまれた>
「外国人枠に入るということで精神的に鍛えられた」
(中スポ)

◇鈴木義広
<800万減の2500万円でサイン。
14日の交渉では1000万減を保留したが、
4月6試合登板し、1失点の内容を球団側が再検討し、
200万円を上積みしてくれた>
「4月、完ぺきに抑えたのを評価してくれた」

<手術した右ひじは順調に回復中で、
来年の開幕には間に合う予定。復帰に意欲を見せて>
「40試合は投げたい」
(中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月22日(金額は推定・単位は万円)
鈴木 2500(▼ 800・24%)
英智 3100(▼ 500・14%)
小池 3000(□ 0・0%)
菊地  950(▼ 150・14%)

◆楽天・山崎武、ノリを“後継者”に指名(サンスポ)
(東北楽天のチームリーダー・山﨑武司がこの日、
FA移籍が秒読みとなっている中村紀洋『後継者』に指名。
若手が多いチームを引っ張ってくれるよう期待。
「来てくれるならチームの中心となってもらいたい。
中日では遠慮しながらやっていたと思う。
楽天では自分を出して、リーダーシップを取ってほしい」)

◆山崎武がノリにアドバイス 「楽天のリーダーになれ」(中スポ)
◆山崎武がノリにラブコール…楽天(スポーツ報知)
◆山崎ノリにラブコール「遠慮せずやって」(スポニチ)
◆楽天ナイン“歓迎”?ノリのものまね(スポニチ)
(Kスタ宮城で東北楽天のファン感謝祭のエキシビションマッチでは
憲史が、FAでの獲得を目指す中村紀洋
打撃フォームのものまねを披露し、大盛り上がり)

◆「憲伸は相当やる!」 Rソックスのデニー巡回コーチ(中スポ)
デニー友利・レッドソックス国際担当顧問が
メジャー移籍を視野に入れる川上を高評価。
その理由として、カッター(カットボール)の精度と投球術を挙げた。
「米国でも騒がれている。個人的に相当やると思う」)

◆憲伸獲りも 好感触得られず三浦から方向転換…阪神(スポーツ報知)


3連休の初日となったこの日の秋季練習。
日々厳しい練習が続いていますが、
この日はある意味アクセントともいえる内容に。
首脳陣のアイディアで、選手の練習メニューを入れ替え
なんと投手が野手の野手が投手の練習をこなしたもよう。
投手が打撃練習や内野ノックを受け、野手はブルペンで投球練習。
普段行っている投内連係やバント処理も、
野手がマウンド、投手陣が内野に散ってのものに。
しかし役割を交代したということで、
連携プレーの呼吸が合わないなど、
プロらしからぬドタバタなども当然見られたようですが、
気分転換ともいえる練習に、選手の反応は
「面白かった」「たまにはいいですねえ」と上々だったようです。


今朝の東京中日には、ブルペン投球をしている堂上剛裕
さらに内野守備を行う中里のフォトなどがありましたが、
たまにならこういう息抜きもありかもしれませんね。
それでも外野からの返球に問題がある堂上剛裕
投手コーチに投げ方の指導を受けたり、
堂上直倫がクイックがうまいと褒められたり、
さらに打撃に定評のある赤坂自慢の打棒を見せるなど、、
選手においても、見ていた報道陣にとっても、
改めての発見もあったのではと思われます。
いよいよ残り3日となる秋季練習。
きょうからは再び「普段の役割」に戻ることになりますが、
今秋の自らの課題をやりきって、しっかりとラストスパート
そして来シーズンへと繋げてほしいところです。


◇落合監督
<来春に行われる第2回WBCの日本代表候補に挙がった
中日の選手すべてが辞退したことについて
一部で『ボイコット』などと報じられたことに反論。
ナゴヤ球場の記者席に自ら足を運び、約40分。
『1回しか話さない』と断った上で独演会を始める>
「球団や現場の主導(での全員辞退)ではないし、
ボイコットしてるわけじゃない。
球団も監督も行けとも行くなとも言ってない。
何が何でも行け、行くな、なんてことを
選手に言う権利はオレにはないし、選手も従う義務はない。
球団で断ったなんて書かれ方はマスコミの暴力だ」

<代表チームのあり方、根本的な考え方にも踏み込み>
「WBC、オリンピックと公式戦以外のある種のイベントについて、
一番考えなきゃいけないのは、強制権はあるのかということ。
本人の意思を尊重する、任せるのかどうかということ。
彼らはプロ野球機構の従業員じゃない。1人1人が個人事業主なんだ。
ケガしたら誰が保証するの? 誰が責任を負うの? 
行きたくない奴を無理に行かせてケガしたら責任を取れない。
出たいやつは出ればいい。
名前を売りたいやつもいるだろう。出たくないやつもいるはず。
辞退? ウチの4人の意思を確認し、選手の意思を尊重しただけ。
現場も、球団フロントもタッチしていない。
組織どうこうがあるなら、五輪に5人も出してないよ」

<辞退理由の説明義務は?>
「(NPBからの文書には)理由を書く欄なんてなかった。
代表から紙を見せてもらったが、ただ意思を確認してくださいと。
『出たい』か『出たくない』か。
『イエス』か『ノー』か。それだけでいいだろう。
『出たい』のならば出ればいい。
『出たくない』は出なければいい。その理由は必要ないだろう。
必要ならばすべての選手に確認しておけばよかったんだ。
オレは理由まで知りたかったとは思わない。
その理由を求められたら選手はかわいそうだ。
そりゃ理想論はある。
故障をした時の保障もないし、自分のことを考えるのは1番の権利。
全部、野球機構がフォローしてくれるならいいけど
だけど理想論を掲げられて1番困るのは選手なんだ。
『行きたい人で戦う』と言っておきながら、
自分らで言っていることを途中で否定しちゃってる。
理由はなんぼでもあるだろう。
生活がかかっているから、まだ活躍できないと思うから、
体調に不安がある…。リスクを負いたくない。それも理由の1つだろう」

<候補者への確認>
「本人らに意思を聞いたら、たまたま4人ともそういう話になった。
(北京五輪代表の岩瀬、森野)の2人はオリンピックの後に聞いたら
『もう2度と行きません』と。(あらためて)最終確認はした。
若い2人(高橋、浅尾)は故障持ち。直接聞いた。『どうするんだ?』と。
こちらから説明もしてやったよ。次の日に答えをちょうだいって。
(すると)『不安がありますから、できれば辞退させてください』と。
1年間働いたわけじゃないし、途中でファームに行った連中。
調整のしかたがわかっているのなら、喜んでいったと思う。
川上や井端、荒木ら選ばれるだろう選手にも確認したが
『断れるなら断ってください』ということだった。
チェンは(台湾代表に)選ばれたら行きたいと言ってるから行かせるつもりだ。
オレもあるところを境に日米野球や全日本に『興味ない』と断り始めた。
FAしている選手は配慮して外しているのに、日本に残る選手には配慮がない。
宮本(東京ヤクルト)や上原(巨人)は
『(ジャパンを)卒業』と言っているのは許されるのか。
なぜそういう一部の人間には配慮するのに、
(こっちは)球団もろともめった切りするのか。その神経がわからん。
出たい者でやればいい。
そういう心意気、意義をもってやれる選手は尊重すればいいんだ。
でも、辞退する選手も尊重する。それがこの組織じゃないのか」

<追加召集の和田も辞退>
「(追加では)実績、プライドもある人間の気持ちを考えていない。
和田にもシーズン中に聞いてあるけど、過去のいきさつがあるみたいで。
早かったよ。即答した。『行きません』と。考えておけもなかったくらいだ」

<NOという権利はないのか?>
「松中(福岡ソフトバンク)が
『ケガをしたときにどうなるんですか?』と聞いたら(代表から)外された。
(ファンから)『首をくくって死ね』と言われて、
誰かがフォローしてやってくれるのか? 
負けて被害を受けるのは選手なんだ。
2度と味わいたくないと思う人間がいても不思議はないだろ。
(代表に)来いと言えば全部出てくると思うのは大間違いだ。
権利だとか義務だとか言ってくれるな。選手の意思を尊重してくれないと。
『一枚岩じゃない』と言うけど、そりゃそうだ。
普段(巨人の監督として)争っておいて、
なんでこんなときだけかっこいいことを言うんだ」

<メジャー選手の辞退も許される現状を一笑に付して>
「アメリカにいっている連中が『ダメ』といっても
何のバッシングもないけど、国内にいる連中がいうとバッシングされる。
国内の連中だけがバッシングされるのはおかしいだろ? 
アメリカの球団をバッシングするか? 
これじゃドリームチームなんてできやしない。
正義感ぶって表に出すなっての。
自分ら(代表スタッフ)現役の頃、辞退したやついっぱいいるじゃないか。
行きたいか、行きたくないかだろ? 
たとえば『これが欲しい』と思ったら、理由なんかなくても買うだろ?」

<本当に個人の意思なのか?>
「球団や監督は『行け』とも『行くな』とも言わない。
恐らく台湾からチェンをくれといってくるだろう。
本人も『行きたい』っていっている。だから行かせるよ。
でも、行きたくないのに行けとは言えない。
ケガをしても責任を取れないのなら、選手の意見は尊重してくれないと。
ウチだけ悪者にされたら、選手も球団も立つ瀬ない。
それを『非協力的』と言うのは筋違いだ」

<この考えで>
「野球機構やファンを納得させようとは思わない、
人それぞれ、いろんな考え方があっていい。
ただ、監督も選手も(球団との)契約。
日本プロ野球機構の中ではやっているけど、社員ではない」

<選手の意思>
「よかれと思った48人なんだろうけど、
それぞれの心の中、頭の中までは見えない。
意思表示して初めてわかるんだから。
ウチは前のWBCにも(谷繁、福留を)行かせているし、
オリンピックにも5人出ているんだ。
(事情を知りたければ)代表の監督でもコーチでも、
野球機構でも話しにくればいい。ちゃんと説明してやるよ」

<自らのWBC監督も>
「オレも自分の意思で打診されたときも
『責任持てません』と断ったんだ。
よその球団の選手は預かれない。もうオールスターで十分だ。
監督はよくて、選手は断っちやダメなんてないだろう。
説明責任といっても、誰が故障しているということは言えない。
医者がペラペラ患者のことをしゃべらないのと一緒。
これに関しては(理由説明は)いらないと思う。
オレの言ってること、筋通ってると思うよ」

<さらに第1回体制検討会議で配られた
選手選考アンケートについても言及。
白紙で提出したことになっていたがと記したことを明かし>
「アメリカの選手中心に。
中日はこういう現状だから推薦できる選手はいません。
よその内部事情も分かりません」

<黙殺された私案>
「東京五輪(1964年)の時だって開幕は3月15日ぐらいだった。
今までの流れを見ていてキャンプスタートが2月1日では無理。
1月21日にキャンプインして、
その分11月20日にシーズンを終ればいいんだ。特例で。
期間が早くなれば選手をしっかり見られる。
そこから人選すればいいんだ。
(代表の1次合宿が始まる2月15日までの)
15日間で決めなきゃいけないというのに無理がある。
オレが(WBCの)監督の打診を受けたのは
(じっくり人選できるよう)五輪前だからね。
いままではイエスもノーも言えなかったけど、
やっと言えるようになるんじゃないのかな。
それは喜ばしいことじゃないかと思う」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
おおさか報知共同通信社朝日新聞スポニチ123
スポニチ名古屋ニッカン12デイリー


◇森野将彦
<WBC日本代表候補に入っていたが、
この日、辞退に至った苦しい胸の内を明かす。
今年5月に痛めた左ふくらはぎの状態を懸念>
「(不参加は)もちろん自分の意思です。
光栄だと思うし、監督が(東海大相模高の)先輩の原さんだし、
迷惑をかけられないので。早いうちに言いました。
もちろん出たい思いはあったけど、
ケガのこともあるし(体の)不安の方が大きい」

<シーズン中に左ふくらはぎ肉離れを起こし、現在はケアの最中。
主力が休んでいる中、ナゴヤ球場でリハビリ中心のメニューをこなす>
「シーズン中だったら行けるかなと思うけど、時期が時期ですから。
五輪だったら無理してでも、というのがあったが、
時期の問題もあるし断った。
周囲から見れば大丈夫だと思うかもしれないけど、自信がないです。
来年は絶対にけがをしたくないし、今はそのための準備をしている」
(中スポ、サンスポスポーツ報知スポニチスポニチ名古屋ニッカン

◇岩瀬仁紀
<この日、WBC日本代表候補辞退の理由について語る。
WBCに出るためには、少なくとも3月初めには
ベストな状態にしなければならないが、その自信がない。
06年のWBCでも同様の理由で辞退している。
代表への思いが強いが、泣く泣く辞退を申し入れて>
「力になりたいけど、(WBCの時期は)なれないんです」
(中スポ、サンスポ

◇浅尾拓也
<秋季練習のためナゴヤ球場を訪れ、
WBC日本代表について『不安』を辞退理由として明かす。
また3月のWBCを万全な状態で迎えることに疑問符が残ったという。
戸惑いを隠せず、何度も言葉に詰まり>
「選ばれたのは光栄なことですが、
まだ(今年プロ)2年目で、1年間通して1回もやったことはないし…。
自己管理もまだできていないし…。
まずドラゴンズの選手として活躍できるように頑張りたい」
(中スポ、サンスポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇高橋聡文
<この日、秋季練習のためナゴヤ球場を訪れ、
困惑の表情を浮かべながら、WBC日本代表候補辞退の理由を話す。
来年3月の自身の状態を想像し、
悩んだ末に辞退という苦しい決断を下して>
「何て言っていいのか…。調整の面で不安があるので」
(中スポ、サンスポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇伊藤球団代表
<中日の5選手がWBCを辞退していることが判明した
翌日のこの日、球団事務所には電話が殺到。
営業を開始した午前10時から、終了する午後5時まで、
約50件の抗議、問い合わせが寄せられたという。
電話は中日ファンよりも巨人ファン、野球ファンと
名乗る男女が多く、様々な内容だったよう>
「なぜ選手を(日本代表に)出さないのかという問い合わせが多かった」
ニッカン


前日のスポーツ紙で大騒ぎとなったWBC選手辞退問題
やれ「拒否」だ、「ボイコット」だと叩かれたうえ、
選手、球団にかなりの批判が寄せられたようですが、
この日、その現状に回答すべく、
辞退した森野、岩瀬、高橋、浅尾の4選手がその理由を公表。
さらに落合監督は報道陣に対して、
今回の辞退への経緯を明かすと共に
選手そしてチームを守るべく、約40分の大反論
その様子を↑にまとめましたが、相変わらずブレのないオレ流節だなと。
自分的には納得できるものとなりました。

筋通るオレ流節。「いずれの選手も
自分の意思で辞退した。
球団も監督も
出場しろとも辞めろとも言わない。
出たい選手は出ればいいし、
出たくないという選手は出なくていい。
出たい選手でやればいいじゃないか

特に、この辺りのコメントは、
今回の問題への自分のスタンスと近いかなと。
これが落合監督、そして中日ドラゴンズ考え方
やはり選手を預かる指揮官の立場したら、守るのは当たり前。
さらにあらぬ疑いをかけられては、黙ってはいられなかったのでしょう。
もちろんこれを読んだとしても、納得のいかないという
野球ファンも少なからずおられるとは思いますし、
この発言を受け、サムライジャパンの首脳陣、他球団、
そしてNPBがどのような行動を起こしてくるかはわかりませんが。
自らのスタンスをしっかりと主張しておくことが大事。
そして今後の代表についての話し合いなどに繋げてもらえば。

選手ドラゴンズも決して「協力しない」とは言ってはいません。
不器用な面もありはしましたが。その辺はできれば理解してほしいなと。
一旦立ってしまった波紋は、そう簡単にはおさまらないでしょうが、
できるだけ早い時期に落ち着いてくれることを願いたいです。

2008年11月22日 (土)

福田に名手の極意注入と竜戦士WBC全員辞退。

あと5日となったナゴヤ球場での秋季練習
この日のスポーツ紙では中スポの3面のみでしたが、
そのトップ記事とフォトがとてもうれしいものとなりました。
さらにその1面では、第2回WBCの候補選手となっていた
ドラゴンズの4選手全員出場辞退することが明らかに。
その課程を踏まえ、サムライジャパン大混乱
その他かなり遅くなりましたが、この日の話題をまとめました。


ドラゴンズトピックス(21日)

◇渡邉育成コーチ
<今秋、新しく育成コーチに就任したが、
落合監督からの『新一塁手』の育成を託され、
連日、特守でのノックを浴びる福田に
熱い視線を注ぎ、細かい動きまで指導している>
「まだ初心者だけど、ぼくから見ればものすごく伸びしろがある。
チャンスがあるわけだから、うまく成長させてあげたい。
守備がよくなれば、必ず打撃にも好影響を与えるからね」

<20日の特守では同じ打球に対して、
どちらが早く反応できるか福田と勝負し、
1年間のブランクがあるものの、福田を圧倒>
「よし、勝負しよう」

<福田の悩みに親身になって取り組んでいる>
「右打者の右方向への当たりは、
(打球が一塁線方向へ逃げていくため)ぼくも一番苦労したところ」

<さらにオフ中の練習も指示して>
「内転筋を鍛え、股関節を軟らかくするように」
中スポ

◇福田永将
<昨秋に、捕手から一塁手に転向。
初めて経験するポジションに今年1年は悪戦苦闘。
転向当初と比べれば少しずつ慣れてきているものの、
1軍のレベルで見れば、まだまだおぼつかないのが現状>
「右への打球はいいんですけど、
左への打球に対する反応が遅いんです。腰が高いことも指摘されます」

<20日の特守では同じ打球に対して、
どちらが早く反応できるか渡邉コーチと勝負したが、圧倒され>
「すごいです。見ていて勉強になります」
中スポ

◇落合監督
<今秋から就任した渡邉育成コーチに
『特命』を与えていたことがこの日判明。
昨秋に捕手から一塁手に転向した
プロ2年目の福田の育成を命じて、こう要望>
「福田に付きっきりで(守備を)教えてやってほしい」
中スポ


◇堂上剛裕
<フリー打撃終了後の屋内練習場で、
立浪兼任コーチとの完全なマンツーマン練習。
コーチの指示のもと、バットを横にして背中で持つと、
バットを振るように何度も回転。
ちょっとでもアッパーぎみになればバットが大きく傾く。
できる限り水平に。繰り返して体にたたき込ませる。
約30分間の特別レッスンを終え、スッキリした表情を浮かべ>
「矯正? そうですね。軸がぶれないようにしないといけないんで」
中スポ

◇立浪和義兼任コーチ
<愛弟子・堂上剛裕に『矯正ギプス』を用意。
といっても単なるバットだが、珍しい方法で教え込んだ理由を説明>
「どうしても上半身が(アッパースイングのように)あがるからね。
いままでもいろいろやってきたけど、土台を水平にしないといけないんだ」

<堂上剛裕は今秋の『指定強化選手』の1人。
落合監督らとともに、毎日のように教えてきたが、
その1つが今回の練習方法だったよう>
「そう簡単にうまくなるわけじゃない。だからコツコツとやるしかないんだよ」
中スポ

◇中村一生
<落合監督によるマンツーマンでの外野ノックを受け続けているが、
この日も約80分間のロングランを見事に『完走』。
限界は自分が思っている以上のところにあるということか>
「きょうはダメかなって思ったんですけどね。自分が怖いですよ」

<ちなみにこの日は普段の右翼側ではなく、左翼側。
寒い日陰から日なたになったのは指揮官の優しさ?>
「監督が『暖かい日なたに行け』と」
(中スポ)

◇平田良介
<右太ももウラ痛で別メニュー調整を続けているが、
打撃練習を再開。屋内練習場でティー打撃を行う。
今後は2月の春季キャンプに向けて、万全の状態に戻していく>
「大丈夫です。違和感はなかったですね。
これからは状態をみながら前に進んでいきたい」
(中スポ)


◇河原純一
<テスト入団して、正式に中日の選手となったが、
この日今秋最多となるブルペン投球を披露。
変化球を交えて70球、好感触をつかんで>
「この時期としてはいい状態だと思います。
これくらいで(2月の)キャンプに入れば(調子が)上がってくると思う。
(キャンプ地は)暖かいからね」

<秋季練習は残り数日、ブルペン入りはあと1回を予定。
また12月も練習していくことを説明>
「状態を維持したい」
中スポ

◇齊藤信介
<リリーフとして17試合に登板。
プロ3年目で初めて戦力になったが、
1軍の緊迫したマウンドにいたからこそ、見えたこともある。
セットポジションから素早く投げるクイック投法。
これまでも重要性は意識してきたが、痛感させられた>
「2軍の試合だと、クイックがしっかりできていなくても
走られることは少ない。1軍だとそうはいかない」

<コンマ数秒のせめぎ合い。1軍には独特のスピード感がある。
この秋は徹底して、スキを埋める練習を積む>
「課題はクイック、セット、けん制。
投球練習の8割方はクイックで投げています。
今までもやってきたけど、クイックのタイミングがうまく合わなかったんです」

<クイックを鍛えることは仕事場に直結。
来季も苦しい局面で出番を求められることが多くなりそう>
「(登板の)ほとんどが走者を背負っている場面なので」

<1軍ならではの教訓も得た。
今年途中から決まり文句のように
『しっかり腕を振るだけです!』と言うようになったのは、
指揮官が緊迫した勝負の場面でささやいた助言からだった>
「監督がマウンドに来られたとき、
いつも『腕を振れ』って言われるんです。
森さん(バッテリーチーフコーチ)からも
『腕を振れ』とよく言われるんですが、
落合監督はボクらの世代にとってはあこがれの存在じゃないですか。
そんな方が言われるんですから、きっと何かがあるんです」

◆欠席(ニッカン)
柳田が秋季練習を欠席
体調不良と見られ、22日の参加は様子を見て決める)

◇稲葉投手コーチ
<今秋からコーチに就任したが、この日落合監督を『取材』。
これまで解説者として活躍していたが、
練習の合間にインタビュアーとなり、東海ラジオの収録を行う。
来年1月3日に放送される予定。
互いにユニホームを着ての対談に苦笑しきり>
「切り替えができなかった」
(中スポ)

◇荒木雅博
<来季、就任2年目を迎える選手会長は、
ファンサービス強化を球団側に要望する>
「いろいろ考えてることはあります。
選手会納会の時にでも皆に話そうと思ってます」

<例を挙げれば開門を早めて
ホームチームの打撃練習を楽しんでもらったり、
お立ち台に上がるヒーロー選手と
同じユニホームを着ている観客に特典をつけるなど、
いくつかプランを持っている。
選手会として球団側へは要望を出していく構え>
「一部のファンだけでなく、
大勢の人たちに楽しんでもらって、チームを盛り上げたい」
スポニチ名古屋

◇佐藤充
<ウエスタン・リーグで防御率、最多勝、勝率の三冠に輝く。
この日、優秀選手賞の浅尾と共にプロ野球コンベンションに出席。
またスタッフ部門賞では藤田チーフトレーナーが表彰された>
「うれしくないわけではありませんが、
年齢的にもファームで規定投球回数に到達して
喜んでいる場合ではありません。これを来季につなげないと…」
(東京中日)

◇浅尾拓也
<都内で行われたプロ野球コンベンションに出席。
終了後名古屋に戻り、ナゴヤ球場の屋内練習場で体を動かす。
今季、右のセットアッパーとして頭角を現したが>
「来年は(1軍でタイトルを)獲得できるくらい頑張りたいですね」
ニッカン

◆中日タイトルなしベストナインも選出ゼロ(ニッカン)
『プロ野球コンベンション』がこの日、東京都内で行われ、
中日からのベストナイン選出は7年ぶりにゼロとなった。
個人タイトル受賞者、ベストナイン選出者が
いずれもゼロなのは92年以来16年ぶり
北京五輪に12球団最多の5選手を派遣したことや、
故障者が続出したことなどが影響したもよう。
何とも寂しい表彰式となったが、球団関係者からも
「そんな久しぶりのことなの?」と驚きの声)

◆FAノリと楽天の初交渉は25日に決定(ニッカン)
東北楽天がこの日、中日からFA宣言した中村紀洋と、
25日に都内のホテルでFA交渉を持つことを発表。
東北楽天からは、米田球団代表三村編成部長が出席する)


この日も含めて、あと5日となった
ナゴヤ球場での秋季練習
スポーツ紙では、中スポの3面のみでしたが、
自分的には、トップ記事の見出しとフォトがとてもうれしいものに!
その記事とは↓
落合監督「福田を一塁手に育てろ」 渡辺育成コーチに特命

なんと我らが渡邉コーチが取り上げられました。
選手よりも、コーチが大きく載るというのは、
さぞかしネタがないのかといえば、決してそうではなく、
この秋季練習中、強化指定選手の1人として、
攻守にしごかれている高卒2年目の福田
なんとか『一人前の一塁手』にしてほしいと、
落合監督から特命を与えられたというもの。

福田に付きっきりで(守備を)教えてやってほしい」
打力を生かすために、昨秋捕手から一塁手にコンバート。
しかし慣れないこともあり、悪戦苦闘のシーズンを過ごした福田
1年間やってはきたものの、まだまだ1軍レベルには遠く及ばない。
それでもウッズ退団、さらに中村紀洋FA移籍が濃厚。
ぽっかり空いてしまった一塁手の育成が急務となったドラゴンズ
その事情を踏まえた上で白羽の矢が立ち、指名されたのが背番号77
昨季限りで現役引退したものの、
04年にはゴールデングラブ賞を獲得した『名手』に対し、
指揮官直々“一塁手・福田の育成”を託されたようです。


渡邉チルドレン育成。数日前も奈良原コーチとともに、
福田に付きっきりとなり
指導していたことが
伝えられていましたが、
いよいよ本格的に
二人三脚となっていくのでしょうか。
しかし記事によると、
渡邉コーチも引退して1年になるものの、
往年の名手の片鱗
見せていたようですね。
←のフォトにも足を伸ばして
捕球している場面
がありましたが、
まさにかつてのVTRを見たような感が。
それにしても、渡邉コーチ一塁手育成というのは、
まさに適任ですし、ぜひともやってほしかった。
さらにまだまだ38歳。
若い者には負けられないというわけでもないでしょうが、
より現役に近いということで、リアルな技術も伝えることができるのも、
教えを受ける選手にとって、とても大きいのでは。
ぜひとも名手ならではの一塁テクニックの極意
福ちゃんに注入してもらいたいところですね。
その上で成長していってくれれば、
コーチとしての喜びとやりがいに繋がっていくでしょう。
あまり器用そうには見えない福田ですが、
ぜひとも「初心者」を卒業し、新井と争えるレベルとなってほしい。
そして1軍でも通じるレベルに成長してくれれば。
これからの秋季練習、そして来春の沖縄キャンプ、
育成コーチ『育成ぶり』とともに、福田の守備に注目したいと思います。


◆侍ジャパンに衝撃!落合竜WBCボイコット…
候補全5選手「理由なき」辞退

(スポーツ報知)
◆原ジャパン構想崩壊!中日勢WBC出ない(サンスポ)
◆早くも亀裂!中日が選手の派遣“拒否”(スポニチ)
◆原WBC非常事態、中日全選手が辞退(ニッカン)
◆原構想崩壊…中日勢がWBC全員辞退(デイリー)
◆原ジャパン大混乱 辞退者続出(中スポ)


◆原監督(WBC日本代表監督・巨人)
<この日、東京都内のホテルで行われた
来年3月に行われる第2回WBCの日本代表のスタッフ会議に出席。
約4時間半の会議後、選手選考について、
代表候補から複数の出場辞退者が出たことを明らかに。
さらに非協力的な球団があるとして憤慨。
球団名は伏せながらも、報道陣の質問に渋い表情で答える>
「ほとんどの選手が『協力する』という姿勢を打ち出してくれた。
この場を借りて厚く御礼を申し上げたい。
(前回の会議でリストアップしていた代表候補)
48人の中から辞退者が何人かいる。
(ケガという理由で)責められない方もいる。
やむを得ないこともあるが、1球団においては、
誰ひとりも協力者がいなかった。やや寂しい部分もある。
再度要請はしたけど、結果は『NO』だと。
球団の方針? それは分からない。
メジャーリーガーに『NO』と言った人はいない。
さみしい部分もあるが、
前回(のスタッフ会議)よりは突っ込んだ形で前に進んでいる。
新たな選手を少し加えて12月15日に45人を発表する。
メンバーはかなり若返ったと思ってくれていい。
2月15日の合宿の時には32~33人に絞り、前に進んでいきたい」

<最初の構想はやや崩れたが、語気を強め、協力を求める。
取り囲むテレビカメラに向かって、お辞儀をして>
「全球団、全世界に散らばっている
野球人のほとんどが協力してくれる姿勢を感じる。
この場において厚く御礼を申し上げたい。
オーナーをはじめ、各球団の監督、
ご迷惑をおかけしますが、あらためてご協力よろしくお願いします」
中スポサンスポスポーツ報知共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチスポニチ名古屋ニッカンデイリー


◆山田投手コーチ(WBC日本代表)
<中日の非協力的な姿勢に
球団名は挙げなかったが、渋い表情。
『その投手』が、抑え候補として期待していた岩瀬であるのは明白>
「投手陣では残念なことに戦力として
非常に当てにしていた大切な部分の1人が辞退した。
その投手の辞退で構想が崩れてしまったと言える。
原監督以下、我々もがくぜんとした」

<特に浅尾らは自ら推薦したとあって、首をかしげる>
「残念な気持ちです。理由を言わないで辞退した人もいた。
(故障などの理由で)仕方がないという選手もいるけど、
理由なしでただ辞退、というのはいかがなものかと思うところもある。
ジャパンとしてはそれでいいのかと思う。断るにしても理由を言うべき」
中スポサンスポスポーツ報知朝日新聞毎日jp
スポニチスポニチ名古屋ニッカンデイリー

◆与田投手コーチ(WBC日本代表)
<評論家として北京五輪を経験。
野球界が一丸となる重要性を痛切に感じ、中日辞退者に不快感を示す>
「明確な理由のない辞退選手もいた。
野球界がまとまっていない事実が、オモテに出てしまった。
ファンの方のためにも、選手には断るの説明を果たす義務がある。
選ばれた選手には周りを納得させる断り方もあるでしょう。
メジャー選手を含め、メンバーを今後詰めていかないと」
スポーツ報知ニッカン

◆王相談役(WBC日本代表・福岡ソフトバンク最高顧問)
<中日選手がいなくなったと見られることに>
「おれは聞いてないよ。
球団が派遣しないというより、本人が決めることでしょう。
体調とかそのほかもあるけど」
(ニッカン)

◆加藤コミッショナー
<原代表監督就任時に『全面協力』を約束したが口を濁して>
「人選は監督、コーチに任せているので」
朝日新聞


◇浅尾拓也
<プロ野球コンベンション終了後
名古屋に戻り、ナゴヤ球場の屋内練習場で体を動かす。
WBC日本代表辞退については明言せず>
「僕も少しはけがの心配はあります。
(派遣については)ほかの選手と一緒」
(ニッカン)

◇西川球団社長
<中日選手がWBC派遣を拒否したことについて>
「五体満足なら球団は関知しないが、
ケガ持ちの選手は(出場を見送るよう)要望することはある」
(ニッカン)

◇白井オーナー
<この日のオーナー会議出席後、
WBC日本代表の1次候補に選ばれた中日4選手の全員辞退について
『まだ何も聞いてない』と明言を避けたが、
候補者の具体名は『知らない』としながらも、
辞退は体調面が理由であることを示唆>
「ケガ人じゃないなら協力すべきだと思うが、
ウチにはケガ人が多いからな。
(代表で)働けそうな人で
(体調が)まともな人は1人もいないんじゃないのか。
(落合)監督も『ケガ人は出さない』と言っていた。
当然のことでしょう。選手の意思もあるみたい」

<代表への協力姿勢は不変であることを強調>
「オリンピックには全面協力したでしょ。
(台湾代表のチェンを含めて)5人出している」

<左ふくらはぎを痛め、完治していない
森野については体調不良を強調。
森野はナゴヤ球場で、背筋、首に慢性の不安がある岩瀬は
鳥取のスポーツ施設で、いずれもリハビリに取り組んでいる。
それらの事情を踏まえた上で断腸の思いで辞退選手を擁護>
「うちで代表に入れるのは森野くらいか。
でも森野はちょっと出られないでしょ。
完ぺきじゃないと聞いている。
CSの働きを見てもそう思うしね。
ケガが治りきらないうちにオリンピックに引っ張られて、
五輪後遺症はきついわな。
川上なんか1カ月くらい出てこられなかった。
ちゃんと健全な人を指名しないとだめだよな」
(中スポ、時事通信朝日新聞毎日jpスポニチニッカン


◇落合監督
<原日本代表監督の発言を伝え聞き、
この日スポーツ報知の取材に対し、冷静な表情のまま反論を。
候補選手の意思を尊重した結果であることを強調。
辞退者が相次いだ理由をこう説明した>
「これはあくまで選手の意思なんだから。
協力はするけど、けが人を出せないというのは
一貫して言い続けていること」

<辞退理由を明記しなかったが、
シーズン中から報道陣に
故障者情報を伏せているチーム方針を強調>
「ここで出したら、ほかに漏れる可能性もある。
選手たち個人の情報になるからな」

<WBCに対して真っ向から反対しているわけではない。
チームには台湾出身のチェン、
韓国出身のイ・ビョンギュが所属しているが、
本人たちの希望があれば快く送り出すつもり>
「チェンは本人も行きたいと言ってるし、出るんじゃないかな。
ビョン(イ・ビョンギュ)も話があれば出すよ」
スポーツ報知


早朝から箱根に日帰りで行っていたため、
こんな時間での記事UPとなったのですが、
その途中のサービスエリアで見た
スポーツ紙の1面が、ほとんどこの話題一色
辛うじてデイリーは「三浦」でしたが、
他はやれ「亀裂」だ、やれ「ボイコット」だ、
やれ「前代未聞の暴挙」だと
まさに鬼の首を取ったような勢いで綴られていた感が。

その話題とは、来春の第2回WBCの野球日本代表。
いわゆるサムライジャパンのスタッフ会議が
この日行われたようですが、そのなかで、
前回リストアップされた第1次候補48名のなかで、
6人の辞退者が出たことを、明らかに。
そのうち4人が、なんとドラゴンズ
岩瀬、森野、高橋、浅尾といわれる候補全員が出場を辞退
さらに明確な理由もなく、
ただ「辞退」という回答だけを寄せられたということで、
サムライジャパンの首脳陣憤慨したとのこと。
それでも新候補選手の意思確認を行った際に、
新たにドラゴンズ側に打診した和田辞退
結局、メジャーの選手も含めて、
この日は45人の候補をリストアップし直したものの、
4時間以上も要した会議は大紛糾
そして終了後の記者会見で原監督が、、
「1つの球団においては、誰ひとり協力者がいなかった」とコメント。
そこでは球団名を伏せられはしたものの、マスコミのお力によって、
『中日=非協力的な球団』祭り上げられることとなりました。


辞退の明確な理由を告げなかったことは
否だろうとは思いますが、このドタバタぶりは何なんだと。
それにしても、大きく出てしまったWBC全員辞退
一気にドラゴンズ、目立ってしまいましたね。

確かにドラゴンズファンなら誰しもわかる、
北京五輪で心身ともに傷を負った岩瀬
左ふくらはぎが万全ではない森野、さらに腰痛和田
そしてまだジャパンを背負うレベルでもないながら、
なぜか推薦され、名を連ねてしまった浅尾、高橋
今夏の北京五輪で12球団最多の5選手を派遣したうえに、
その選手が心身ともにダメージを負って帰国したドラゴンズ
シーズン前という調整の難しさを踏まえても、
参加に消極的になるのは無理もないと思います。

さらに北京五輪で3敗を喫した守護神に、
打率2割も満たなかったユーティリティープレーヤー。
さらにこの日のプロ野球コンベンション
ただ1球団、誰も表彰されなかったチームの選手が
4人抜けるぐらいで、『非常事態』となってしまうのは…。
それに日の丸を背負うにふさわしい選手が、
正直、現状のドラゴンズにはいないというのも確か。
川上、中村紀洋がFA宣言をし、
アライバ、森野、和田のケガが完治していない。
そして「メンバーはかなり若返った」というチームの抑えを、
34歳の岩瀬に頼るのもおかしいものじゃないかと。

ただそんななか気になったのは、
まだ48選手の名前が公表されていないにも関わらず、
辞退の選手だけが、先に出てしまうのはいかがなものかと。
せめて12月の1次候補発表の際に、
このような発言をされるならまだしも、
原さん、もう少し我慢できなかったのかなとも感じました。


まあ人それぞれの受け取り方もあるでしょうし、
足並みを揃えなくてはいけないというのはわかりますが、
各球団最低何人と枠が決まっているのならまだしも、
そういうことではなく、セレクトするのなら、
ぜひとも『サムライジャパンのために、さあやってやるぞという選手』
頑張っていただいた方がより強いチームになっていくと思います。
日の丸を背負って戦うことの過酷さは、
先日の北京五輪ですでに実証済み。
さらにそれにメジャーの選手も来ることですし、
ジャパン首脳陣やりくりは大変だろうと思いますが、
うまくチームを再編成し、世界一連覇を目指してほしいです。

2008年11月21日 (金)

浅尾高橋昇給更改と河原600万からの再スタート。

今季終盤、左右のセットアッパーとして活躍し、
勝ちパターンを担った浅尾高橋が契約更改。
それぞれロング交渉で大幅なアップ額を勝ち取りました。
さらにテストに合格し、入団が内定。
秋季練習に参加していた河原純一とこの日正式契約
昨オフ戦力外通告を受け、チャンスを待っていた
『野球浪人』が晴れてドラゴンズの一員となりました。
その他ノリにオファー、秋季練習などの話題とともに。

ドラゴンズトピックス(20日)

◇浅尾拓也
<『昇竜館』で契約交渉を行い、
今季から倍以上となる1800万増の3500万円でサイン。
右肩痛で開幕こそ出遅れたが、44試合に登板。
3勝1敗1セーブ、防御率1.79と安定した投球を見せ、
シーズン中盤からはセットアッパーとして活躍>
「自分の言いたいことも言えて、今は満足しています。
1年間を通して野球はできなかったけど、
登板数などを評価してもらえました」

<午後5時から始まった交渉。最初の提示を終えて
『何か言いたいことはあるか』と聞かれると説明を始め、
1時間15分におよぶ球団側との話し合いで300万の上積みを勝ち取る>
「登板回数とか防御率とかを言いました」

<順調にステップアップしているが、満足しているわけではない。
昨年夏に痛めた右肩の影響で1軍に昇格したのは6月。
この日の会見ではCS中にも右肩に違和感を訴えていたことを明かす>
「右肩はいまは何の不安もありません。
いまは1年間働ける体力をつくり、
信頼される投手になりたいと思っています」

<秋季練習では走り込み、投げ込みで基礎体力を強化。
シンカー、カットボールなど新球習得を挑戦するなど順調に鍛えている。
来季の希望は先発だが、いずれにしても準備は整えている>
「今年は大事な場面で投げさせてもらって、
痛い目にもあったけど、いい経験をさせてもらいました。
来年の目標は先発にしろ中継ぎにしろ、
1年間、1軍に登録されることですね」

<イケメンは韓国選手にも大人気。
秋季練習に参加している韓国・LGの選手たちに
記念写真を求められ、順番に2ショット撮影に応じる。
通訳からも『アサオ、オメデト』と祝福されたが、
一瞬何のことか分からず、困惑顔。
WBCメンバー候補に名前が挙がったことを言われ、照れ笑い>
「えっ、何で?」

<さらに契約更改の席で仰天指令。結婚を禁止されたと明かして>
「(交渉役の井手編成担当が)結婚するなとは言っている」
中スポ時事通信スポニチ名古屋ニッカン12

◇井手編成担当
<交渉役は浅尾の査定について説明>
「後半は中身の濃い仕事をしていた。
最初の2カ月は休んでいたが、
(大事な)後半は仕事をしたので前半のマイナスを減らしました」

<浅尾への仰天指令の背景を明かして>
「立浪、川上、福留…と、
チームの人気独身選手にはずっと言ってきている。
結婚すると、一気に女性ファンが減っちゃうからね」
中スポニッカン


◇高橋聡文
<約1時間半に及んだロング交渉の末、
1600万増の3500万円でサインも
その表情はスッキリとは程遠く、少し残念そうに語る>
「登板数は評価されましたけど…。
自分の中では今季は頑張ったと思う」

<チームトップの54試合登板は高く評価された一方で
中継ぎの査定をめぐって球団との間に微妙な『温度差』があったよう。
結局、提示額から100万円の上積みを引き出して、判は押したが>
「どんなケースが『成功』で、何が『失敗』になるのか、
わかりにくいところがあった」

<同様にセットアッパーを担った浅尾に
アップ額では及ばず、年俸では肩を並ばれた。
球団からは『浅尾より安定感がなかった』と
厳しい言葉で発奮を促され、冗談めかして言う。
オフも筋力アップに努める構え>
「浅尾がライバルですよ。
もうちょっとできたかなと思う。
(来季も)大事なところで投げれば登板数は増えてくる」
時事通信スポニチ名古屋

◇小林正人
<左キラーとして活躍したが、
1000万円増の2200万円で一発サイン。
昨季の18試合を大幅に上回る46試合に登板して、
0勝2敗1セーブ、10ホールド、防御率4.40。
球団からは、1試合に何度も肩を作る準備の多さを評価してもらったという>
「(ブルペンで肩を)つくる回数が多いポジションなんで、
そういうところも評価してもらった」

<来季は左右関係ない中継ぎへのステップアップを誓い>
「来年は左打者だけでなく、右打者もしっかり抑えられるようにしたい。
1年間1軍にいるのが目標」
中スポ、ニッカン

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月20日(金額は推定・単位は万円)
高橋 3500(△ 1600・84%)
浅尾 3500(△ 1800・106%)
小林 2200(△ 1000・83%)
清水将海 2000(▼ 200・9%)

河原  600(この日中日と正式契約)

◆河原純一(元・西武)
<中日の入団テストで合格内定していたが、
この日年俸600万円で正式契約。ナゴヤ球場内で入団会見に臨む>
「今年一年は何とか復帰したいという
強い思いを持ってやってきたので、
また再び勝負の世界に戻ってこられることは、
すごく気持ちが引き締まるし、とても緊張しています。
チームのために、優勝のために、
一つでも多くアウトを取れる投球をしていきたい。
先発でも救援でもどちらでもやる準備をしたい。経験を生かしたい。
自分の持ち場でしっかり投げたい」

<14年目となるプロ野球生活は、
高校生ルーキー並みの低年俸でスタート。契約金もないが>
「不満はありません」

<昨オフ限りで西武を退団。
トライアウトを受験したが、声はかからず。
1年間、浪人生活を余儀なくされたが>
「1人で練習するということが
(野球人生で)初めてだったので、つらさは実感できました。
ただ、あきらめきれないという思いだけは持ち続けられたので…」

<母校・駒澤大のグラウンドは使用できたが、
学生と合同での練習はできない。
孤独で、先の見えぬ右腕をサポートしてくれたのが、
岡山県倉敷市でスポーツジムを営む駒大の先輩だった>
「そこでトレーニングを1年間、みっちりやることが
結果的にはプラスになったんじゃないかな…。
今はそう思える部分もあります。
ただ、実戦はやっていないので。
感覚的なところですから、これから数多くこなしていかないといけませんね」

<関西独立リーグ・神戸にドラフト指名され、
女性初のプロ野球選手となる吉田えり投手は、川崎北高の後輩。
お互いに新天地で奮起したいところ>
「驚きましたね。
ナックルボールは打ちづらいから成功できるかもしれない。
ただ、問題は走者が出たとき。
遅くて捕手が捕りづらいボールだから盗塁されるでしょうからね。
いずれにしても頑張ってほしいですね」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


◆井藤真吾(ドラフト7位・中京大中京高)
<名古屋市内のホテルで両親同席のもと、入団交渉を行い、
契約金2500万円、年俸540万円で仮契約。
契約書を見た瞬間、身の引き締まる思いがした>
「今までと違って野球が職業になる。
集中してやらないといけないと思いました」

<天性の打撃センスを持ち、
将来性を買われた好素材の思い描く夢はでっかい。
地道な鍛錬で日本を代表する外野手に成長することが目標>
「いつかは日本代表に、という思いは持っています」

<世界一になった前回WBCや北京五輪などの日本戦をTVで観戦。
たとえ死球を受けてもガッツポーズで出塁する
選手たちの動きに感動を覚えてきた>
「日本のために戦っているという感じがすごい」

<夢へのスタートラインに立ち、背筋をピンと伸ばして決意表明>
「まずは体をつくること。
(バットの)スイングを速くしてスピードをつけたいです」
(中スポ、共同通信社時事通信


今回はまず、契約更改の話題から。
今季終盤、左右のセットアッパーとして活躍し、
守護神・岩瀬へ繋ぐ勝ちパターンを担った浅尾高橋が更改。
それぞれ大幅なアップ額を勝ち取り、3500万でサインしました。

浅尾きゅん倍増!2年目の今季、右肩痛の影響で
開幕こそ出遅れたものの、
昇格した6月以降は
安定した投球を見せ、
セットアッパーに定着。
北京五輪で岩瀬不在の間は、
抑え役も務めた浅尾
今季数少ない昇給組だろうと
思いましたが、倍以上になるとは。
確かに44試合の登板で、
防御率1.79は立派なもの。
特に9月以降の働きは、見事だったと思いますし、
さらに交渉の席でも1時間以上に渡る話し合いで、
300万のアップを勝ち取るとは、なかなかやるなあと。
井手さん「結婚禁止令」には苦笑いしかないですが、
チーム的には、年俸も一気に上がったこともあり、
来季は中継ぎの柱、もしくは先発候補としても
大きな期待が寄せられてくると思います。
さらに第2回WBCの候補にも挙げられていますし、タフな1年となってきそう。
秋季練習では新球習得体力強化を課題に取り組んでいますが、
よりステップアップするためにも、さらなる鍛錬に励み、
来季は1年間フルに投げ抜いてほしいと期待します。


一方、高橋躍進のシーズンとなりましたね。
今季チーム最多の54試合に登板し、自己ベストの防御率2.33
これまで必ず「ガス欠」の期間があったものでしたが、
ほぼ1年投げ抜けたことは大きな自信となったことと思います。
ただ会見の席では、さわやかだった浅尾に対して、
高橋の方は少し残念そうな表情だったようですね。
本人的には、倍額辺りを希望していたのかも。
まあ毎年のことですが、中継ぎというものはなかなか評価されにくいもの。
高橋本人も言っていたように
「どんなケースが『成功』で何が『失敗』か」というのは
ゲームの流れによっても違いますし、難しいところだと思います。
井手さんには浅尾より安定感がなかった」と言われたそうですが、
できればそれを激励の一種と捉え、パワーにしてほしいなと。
来季も安定した投球で、左のセットアッパーとしての地位の確立を。
そして守護神へ繋ぐ勝ちパターンを担ってほしいところです。


さらにこの日の午前、晴れてドラゴンズの一員となったのが、
阿久比での入団テストに合格し、秋季練習に参加していた河原純一
昨オフに西武から戦力外通告を受け、
この1年間は母校・駒澤大のグラウンドなどで汗を流し、
チャンスを待っていた『野球浪人』
ついに正式契約へとたどり着きました。

河原については、これまでも何回か触れてはきましたが、
この1年の「経験」というものを生かした投球を期待したいですね。
入団会見のコメントのなかでは
「再び勝負の世界に戻ってこられて、気持ちが引き締まる」というのが、
とても印象に残りましたし、
まさにさあこれからという気持ちなのではと思います。
しかしこれからがさらなる正念場となってくるでしょうし、
これまで以上に必死に取り組んでもらいたいなと。
さらにどんな役割になるのかは、
後日決まる背番号によっても明らかになってきそう。
単なる『背番号70』枠のなのか、それともそれ以上なのか、
与えられた番号によって、期待度が示されると思われます。
レベルの高い竜投に入ってくる、プロ14年目の右腕。
それでも培ってきた「経験」と「術」を生かしてチャンスを掴んでほしい。
年俸600万円での再スタートした河原
1軍の『勝負の世界』に再び戻れることを楽しみにしています。


◇中村紀洋
<中日からFA宣言し、この日から他球団との交渉が解禁。
腰の治療などのため、福岡市内の病院に滞在中だが、
獲得に名乗りを上げている東北楽天から
さっそく連絡を受けたことを明かし、感謝の意を示す>
「朝一番で楽天さんから電話をもらいました。
正式なオファーがあって良かった。
真っ先に連絡をいただき、うれしいし感謝しています。
正直ホッとしています。ありがたいことです。
詳しい話を聞きたい。25日に東京でお会いすることになると思います」
(東京中日、サンスポ共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチスポニチ名古屋ニッカン

◆ノムさん高評価「ノリは枯れたヒマワリ」(ニッカン)
野村監督がKスタ宮城での秋季練習中に
報道陣から中村紀洋『僕も月見草』と話していたことを聞き
「あいつは枯れたヒマワリだよ」と独特の言い回しで評価)

◆野村監督 ノリは「枯れたヒマワリ」…楽天(スポーツ報知)
◆ノムが咲かせる 枯れたヒマワリ 中村紀入国を歓迎(中スポ)
◆ノムさん ノリは「枯れたヒマワリ」(デイリー)
◆勲章また1つ!岩隈 Gスピリット賞(スポニチ)
(東北楽天・岩隈が、大阪近鉄時代のチームメートで
中日からFAとなり、球団が獲得を狙う中村紀洋にラブコールを送る。
「頼れる人だった。また一緒にできるならうれしい」)


◇川上憲伸
<19日付のサンフランシスコ・クロニクル紙(電子版)が
米大リーグのジャイアンツが調査を続けており、
手を挙げる可能性があると報じられたことに>
「(報道は)良かったです。
でも、まだ代理人も決まっていませんから。国内の話も来ていません」
スポニチ

◆Hot stove odds and ends
(SFGate=サンフランシスコ・クロニクル ウェブサイト)
◆ジャイアンツ 憲伸に関心 先発陣が手薄(中スポ)
◆中日・川上にMLB・ジャイアンツが興味(サンスポ)


◇中川裕貴
<外野に本格コンバートされたばかりだが、
この日堂上剛裕とともに、
実戦に近い形での落合ノックで外野守備を磨く。
センターとレフトの守備位置にかわるがわるぶっ続けで入り、
落合監督が2人の真ん中など目がけ手放つ打球を、
声を掛け合いながらひたすら追いかける。
過酷な練習の中に、成長へのヒントを探って>
「声の連係の練習になりました。
簡単にできそうでできない動きですから」
(中スポ)

◇久本祐一
<投球練習でキレ味鋭いカットボールを投げ込むと、
今度はやや変化の大きいカットボールがミットに。
『2色のカットボール』は秋季練習で力を入れて取り組んでいる。
握り方を微妙に工夫し、変化の異なるカットで投球の幅を広げる>
「スライダーだと変化が大きい。
もっと小さく横に曲がるボールがほしかった」

<今年を棒に振った原因となった左ひじの不安は今でも付きまとう。
そのため、ひじへの負担が大きいチェンジアップは投球練習でも控えている。
投げられない苦境を逆手にとって、新しい挑戦に力を注ぐ意気込み>
「今でもできることをやらないと。
故障で投げられない間は投球フォームを徹底的に研究した。
体重移動の仕方やクイックモーションが変わりました」

◆小山桂司(前・北海道日本ハム)
<室内練習場で田村捕手コーチから『送球特訓』を施され、
指導を受けながら、二塁への送球を何度も繰り返す。
強肩だが送球の正確性が課題。新しい技術を吸収しようと意欲的>
「捕球してから立ち上がる動きについてアドバイスを受けました」

<久本の2つのカットボールを受け、こう『証言』>
「小さい方は特に右打者に対して有効だと思います。
変化が小さいと手が出しやすいし、詰まらせることもできる。
大きいカットは左打者用にいいですね。2つとも武器になりますよ」
(中スポ)

◆上田和宏コーチ(西濃運輸)
<西濃運輸のコーチ陣がスタンドから秋季練習を視察。
名城大出で大学時代は英智と同級生。
今秋の社会人日本選手権が初戦敗退。
『中日流』を取り入れての逆襲を誓い>
「ウチの課題は打撃。プロの打者は無駄な動きがない。
立浪さん(兼任コーチ)が教えていらっしゃったことは参考になりますね」
(東京中日)

◆ドミニカウィンターリーグ速報 vol.9(公式サイト)
(16日、前田(エストレージャス)初安打で勝利に貢献。
16日、清水昭信(リセイ)初登板、
中継ぎで2イニング2三振無失点で初勝利。
18日、藤井(リセイ)が登録され、代打で初打席初安打。
18日、長峰(エストレージャス)初先発。
5イニング4安打3三振1失点と好投も、逆転負け。
18日、川井(エスコヒード)6試合目の先発。
3イニング0/3を5安打4四球2三振2失点で今季初黒星)


その他の話題から、まずはFA関係
中村紀洋に対し、前日に熱いラブコールを送っていた東北楽天
解禁初日となったこの日、朝一番に連絡をして、
正式に獲得の意向を伝えたようですね。
三浦大輔に対する阪神も同様の動きを見せたようですが、
こういう速攻は、やはり好印象を与えるものと思います。
この日から九州で腰痛の治療を開始したノリさんなだけに
即日とはならなかったものの、3連休明けに
東京都内で初交渉を行うことが決まった様子。
昨オフの和田のように電光石火で決まるかはわかりませんが、
他球団からのオファーもなく、争奪レースは独走状態の様相。
ノムさん曰く『枯れたヒマワリ』
イーグルス入りは比較的早く決まりそうな感じです。


また寒空の中、若竜が元気よく練習しているというナゴヤ球場。
その中では、外野陣に対する落合ノックが出色だったもよう。
中川堂上剛裕と、比較的うまくない(失礼)2人が臨んだようですが、
2人の間に打球を放ち、声の連係をさせるなど、
実戦練習としての色合いも濃かったようですね。
けっこう怒鳴られていたようですが、
もちろんそれも期待されている証拠
ヘトヘトにはなりますが、成長への糧としていってほしいです。

2008年11月20日 (木)

秋季練習最終クール突入とFAノリ楽天獲得表明。

ドラゴンズ秋季練習はいよいよ最終クールに突入。
この日のナゴヤ球場はかなりの冷え込みだったものの、
それにも負けず、若竜たち鍛錬に励んでいたようです。
一方、この日FA宣言選手が公示され、きょうから交渉可能に。
その中の1人である中村紀洋に対して、
早くも東北楽天獲得意思を表明。
ノリ自身も「ありがたい」と話し、好感触を示しました。


ドラゴンズトピックス(19日)

◇中田賢一
<秋季練習後の『継続トレ』を宣言。
秋季練習で手応えをつかみつつある新フォームを
体に覚え込ませるべく、12月も体を動かしていく>
「この秋季練習は100%といわないまでも、
いろいろ考えながら、いい練習ができていると思います。
いまは形にこだわっているんですが、いい形になってきている。
12月、1月? もちろん、続けていきますよ」

<見た目には大きな違いはないが、微調整した効果があるようす。
この日のブルペン投球でも力のある速球を投げ込んでいた。
実戦でも実証済み。15日の紅白戦では2イニングを無安打無失点>
「こうすればいいかな、というのがうまくいっていますね。
(右打者の)内角にいかに直球を投げられるかだと思うんですが、
それもうまくいっている。
いまは8割程度の力でいいボールがいっているんです」

<秋季練習後はナゴヤ球場などで練習を続け、
休まず忘れずに準備を整えていく>
「1月? どこで自主トレするか、
まだ決まっていませんが、しっかり練習したい」
中スポ

◇中川裕貴
<手術した右肩が完治した今秋、
内野手から外野手に転向しただけでなく
打撃力を“開花”させるためフォーム改造に取り組んでいる。
1カ月前とは違う好感触を得るようになって>
「いい感じで打てるようになってきています。
このままうまくいくといいんですけど」

<打つ際、左肩が中に入ってしまう悪癖を矯正するため、
あえて和田のようにややオープンスタンスで立つ。
さらに立浪兼任コーチの助言もあって、バットを体から離し、
巨人・小笠原のように大きく構えるように>
「この方がバットをスムーズに出せて内角球にも対応できるんです。
打球の飛び方がすごく変わったのが自分でわかります。
落ちずに伸びるようになった」

<効果のほどは連日のフリー打撃で実感中。
この日は室内練習場での個別練習でも
黙々と打ち込み、自分の形にしようと必死>
「来年は開幕1軍を目指したい」
中スポ

◇中村一生
<夕暮れ時のナゴヤ球場で恒例となりつつある行事。
それは必死の形相でボールを追いかける姿。
落合ノックに対し、何度も何度もダッシュを繰り返す。
この日に秋季練習で6、7度目となるノックを受け終わると
疲れ切った表情で苦笑い>
「きつい? まあまあですよ」

<落合監督は『打球へのスタートを
速く切るためにはどうしたらいいか考えろ』と語りかける。
ノックを通じて“最速のスタート”を切る術を会得させようとしている。
その効果はすでに形となっているという>
「ボールを待つときの姿勢が大きく変わりました。
以前は楽な姿勢で守っていましたが、
今はひざを深く曲げて低い姿勢を取るようになりました。
今の方がスタートを切りやすい」

<今季は打撃で進歩の跡を見せたが、
もともと定評のある守備をさらに一流レベルまで磨き上げれば、
定位置も視界に入ってくるはず>
「来年はもう5年目。野球人生がかかってますから」
(中スポ)

◇堂上剛裕
<フリー打撃での飛距離は秋季練習のメンバーの中で群を抜く。
それでも本人が納得の表情を見せることは少ない。
昨季は1軍で82打席に立って、打率.286。
希少な左のスラッガーとして足場を築いたはずが、
今季はわずかに出場1試合、2打数無安打に終わり>
「昨年は自分を知らない相手に勢いで向かっただけ。
まだ足りないところが多かったということ」

<秋季練習ではバットを握るたびに、
打撃コーチを兼任する立浪が寄り添う。
主に教わるのは、球をとらえる直前の両手の使い方>
「ある一点で打った時にしか球を飛ばせず、
速い真っすぐに対応しきれなかった」

<第2クールでは落合監督の指示で、
弟の堂上直倫らにノックをしながら形を覚えた>
「この数週間でだいぶ良くなった。
この1年、自分なりに悩んできたからこそ、
皆さんの助言を理解できるようになったのだと思う」

<守備や走塁でも判断力を磨き、
勝負の6年目を見据え、すべての面で底上げを目指す>
「森野さんが内野に行くかどうかに関係なく、自分は外野しかない。
簡単ではないと分かっているが、定位置を狙わないと」
(中日新聞)

◇菊地正法
<ドミニカウインターリーグから前夜帰国したばかりだが、
この日、ナゴヤ球場で行われた秋季練習に合流。
厳しい気温差や時差をものともせず、
他の投手陣と同じメニューを元気に消化>
「向こうでは自分のやりたいことができる時間があったが、
こっちはランニングが多い。
予想はしていましたが、さすがにここの練習はきついですね。
すでに10日間やったくらいに体が張っています」
(中スポ、ニッカン

◇谷哲也
<腰の張りを訴え、最終クール初日も別メニュー。
打撃練習を再開する予定だったが、あまりの寒さに延期>
「寒いんで、きょうはやめておこうということになりました。
あした暖かければ打ちたいですね」
(中スポ)

◇中村公 リタイア(中スポ)
中村公治がこの日の走塁練習中に左足の痛みを訴え、練習切り上げ
左足アキレスけんの炎症と見られ、秋季練習中の復帰は微妙)


秋季練習はこの日からついに、最終クールに突入。
福岡や広島で雪が降るなど、
この日の日本列島はかなり冷え込みましたが、
ナゴヤ球場も例外ではなかったようですね。
14時の時点で10.5℃、おまけに西北西の冷たい風。
さすがに11月も半ばを過ぎたこともあり、
まさに『冬』を思わせて来ている様子。
川相コーチ、立浪兼任コーチなど首脳陣も
さすがにスタッフジャンパーを着込み、
さらに平田、谷など故障者は無理することなく、
別メニュー調整となったようです。

和田ガッツで1軍目指せ!そんななかの話題からは、
右肩の故障が癒え、
この秋から本格的に
外野手に転向している中川
守備だけではなく、
打撃でも新フォーム
取り組んでいるようですね。
中スポによると、『和田ガッツ打法』。
和田のように
オープンスタンスで立ったうえに、
小笠原(巨人)のようにバットを体から離し、
大きく構えるなど、かなりの迫力がありそうなフォーム。
その効果が早くも出ているそうで、
「打球が落ちずに伸びる」とのこと。
和田、小笠原というとともにフルスイングが魅力ですが、
中川もそんな感じで振っているのでしょうか?
どちらにしても本格的にモノになるかは、
オフを越えたになりますが、しっかりと自分の形になるよう、
これから先も取り組んでほしいですね。
もともと打撃を期待されている背番号32
ぜひとも来季は06年以来の1軍昇格を目指してもらいたいです。

その他では、前日の記事にて
「来季の中村は公治だ」と期待した中村公治
しかしこの日の走塁練習中に左足を痛め、なんとリタイア…。
アキレス腱の炎症とのことで、今後の復帰は微妙とのこと。

先日の平田に続き、
記事でほめたとたんに故障となってしまい、
ある意味、とても残念なのですが、
中村ハムに関しては、故障もけっこう多いんですよね。
その辺りを注意していかないと、いつの間にかに転じて、
『来季の中村は一生だ』になってしまうんじゃないかと。
連日の落合ノックで守備が進化しているという中村一生
プロ初安打も放ちましたし、こちらも来季に期待
W中村も絡むであろう外野争い、楽しみしていきたいと思います。


今日の公示。(19日)

◆コミッショナー
【フリーエージェント宣言選手】
▽巨人 上原浩治
▽阪神 野口寿浩
▽中日 川上憲伸、中村紀洋
▽広島 高橋建
▽横浜 三浦大輔、相川亮二
共同通信社

◆上原、川上らがFA宣言 20日から契約交渉解禁(共同通信社)


◇中村紀洋
<中日からFA宣言し、きょう20日から交渉解禁。
この日は兵庫県芦屋市内の自宅で静養。
他球団からの連絡はないが、東北楽天・三村編成部長の出馬表明を
報道陣から伝え聞くと、素直に感謝の気持ちを示す>
「まだ何も言われていませんが、ありがたいことです。
他球団からも話をしていただいて、聞けるということはありがたいです。
地道に、まじめにやっているのを、見て評価されたのならうれしいです。
交渉することになれば、手を挙げてくれたことに感謝しつつ、
いろんな話を聞くつもりです」

<その東北楽天は三塁の定位置を用意してくれる。
中日に残れば、落合監督の構想で一塁コンバートがほぼ決定的だが>
「(守る場所は)どこでもいいんです」

<それでも三塁へのこだわりは完全には捨て切れていない>
「サードを守れる限りサードをやりたいです。
今年もゴールデングラブ賞を狙って取れたというのもあります。
守れるなら守りたい。来年以降もゴールデングラブ賞を取り続けたい」

<残りわずかな野球人生を完全燃焼するために、あえて選んだ道。
きょう20日からは福岡市内の病院で、
腰や手首の検査を受けるため、交渉は早くても週明けの見込み。
26日にゴールデングラブ賞授賞式に出席する予定で、
東京での交渉が有力視されている>
「いつ会っていただけるかは向こう次第です。どこへ行ってでも聞く。
(交渉後は)早く返事をしないと迷惑をかけると思いますし、
なるべく早く(返事を)したい。家族とも相談することになります」

<また東北楽天が背番号『99』を用意していることには感激>
「僕は特に何番がいいとかはありませんが、
そういうことを考えていただけるのはありがたい」

<野球をできる環境をつくってくれた中日への恩も感じている。
竜の一員として名古屋に残るか、それとも…>
「迷う可能性はあります。
(FAで)話を聞く機会というのは、これが(野球人生)最後と思います。
(決断が)うまくいくように、僕も力を注いで話をします」
中スポサンスポスポニチ名古屋ニッカン

◇西川球団社長
<川上、中村紀洋の正式なFA公示を受け、当面は静観の姿勢。
東北楽天が中村紀洋の争奪戦参戦を表明したことを伝え聞くと>
「(中村紀洋は)力のある選手だから話は来るでしょう。
中日としては独自に(交渉を)進めます」

<両選手との交渉は今後も白紙>
「FAは本人の権利ですから。主力選手の契約は12月中旬からになる」
おおさか報知スポニチ名古屋

◇落合監督
<FA宣言した中村紀洋に、移籍のススメを説く。
自身も93年オフにFAで巨人に移籍。
野球界の先輩として、よりよい環境、条件が整っているならば、
高条件を選択するのは当然の道だとして>
「来年の三塁は森野。
どうしても三塁をって言うなら、ヨソへ行けばいい。
2年前はどこも手を挙げなかったけど、
今は欲しいっていう球団がある。
求められるってことは、野球人として幸せなことだよ」

<テストで拾ってもらった恩義を感じる必要もない。
信じた道を進め。それがオレ流指揮官からの最後の助言>
「オレは1年間、野球をできる環境を与えただけ。
2年も頑張れたじゃないか。(FA宣言を)何を身勝手なとも思わないよ」
デイリー

◆楽天 ノリ獲得正式表明 背番号3用意 きょうにも交渉(中スポ)
◆ノリ2年4億円 創設4年目、FAで初の大物獲得へ…楽天(スポーツ報知)
◆楽天、中村紀獲得に名乗り「うちにぴったり」(サンスポ)
◆楽天、中村紀獲得の意向=守備力も評価(時事通信)
◆楽天 ノリ獲り宣言!背番号「99」用意(スポニチ)
◆楽天がノリ獲得表明、背番号「99」用意(ニッカン)
◆「楽天ノリ」決定的!獲得参戦正式表明(デイリー)
◆中村紀の獲得は撤退…ソフトバンク(おおさか報知)

◆メジャーは慎重、川上越年も…中日(おおさか報知)
◆欲張らない真弓監督 もう1人は「余裕があるなら」(スポニチ)
◆阪神速攻&コテコテ三浦交渉!憲伸は凍結(ニッカン)
◆米球団決裂なら…川上獲得を検討も 阪神(デイリー)

◇川上姿現さず(中スポ)
(FA選手が公示されたこの日、川上は公の場に姿を現さず
15日のFA権行使表明後、報道陣との接触は一切ないが、
18日の夕方になってナゴヤ球場を訪れ、
ロッカーの荷物を整理して帰ったことが関係者の話で分かる)


プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手
この日、コミッショナーから公示され、
川上憲伸、中村紀洋を含む7選手が正式に権利を行使しました。
そのFA選手との交渉がきょう20日から解禁となりますが、
中村紀洋に対して、早くも東北楽天熱いラブコール
獲得するにあたっては、
『三塁』、『複数年契約』、『背番号99』など
まさに意向を最大限に尊重し、三顧の礼で迎え入れる構え。
少ない資金で、より戦力になると判断。
球団創設4年目で初のFA補強に踏み切った東北楽天
そのアタックぶりに、中村紀洋「ありがたい」
話すと共に、早くもグラッと来ているようです。


2年前、契約のもつれからオリックスを自由契約になり、
公示されるも、どこからも声がかからない…。
そんな経験をしていることもあるノリさんだけに、
早速のラブコールはまさに「ありがたい」というところでしょうか。
欲しいと評価してくれる球団が出たことを伝え聞くと、
安どの思いを示していたようですね。
さらにハートをくすぐる言葉をいくつも並べられては、
「なるべく早く返事をしたい」となるのも確か。
初交渉は大阪か東京で25日以降に行われる
見通しとなるそうですが、その話し合いの状況次第では、
一気に進展する可能性もないとはいえないでしょう。

ただ昨夜のCBCラジオ『ドラワル』の激白のなかでも
ドラゴンズにも、もちろん残る可能性もあります」
話していたように、まだ残留の目もないとはいえません。
それでも中スポによると、
12日に球団幹部と下交渉をした際の提示額は、
7000万円から8000万円プラス出来高の単年契約だったとのことで、
「条件その他で中日を上回るものを用意する」と話す東北楽天に、
2年以上の複数年契約を提示されたうえ、
残留しても、こだわりのある『サード』を守れないとなると…。
あとはノリさん“ドラゴンズ愛”
どの程度あるのかにかかってくるのでは。

自分的にもあまりの条件の良さに
グラッときそうなことは、わからなくもないですが、
ただ移籍した際の背番号が『99』となるのは、
ちょっとカンベンしてほしいなと。
できれば『99』ドラゴンズ時代のものとして、
東北楽天では、FA移籍の大物らしい1ケタを着けてほしい。
環境も変わりますし、替えて下さればありがたいですが、
まあその辺はノリさんこだわりがモノを言いそう。

「精一杯自分の力を注いで話をします」と話し、
残りわずかな野球人生を完全燃焼するための道を選ぶ背番号99
かつて好条件でのメジャー移籍を勝ち取ったのにも関わらず、
ドタキャンして、残留したという経緯もある選手なだけに、
いくら条件が良くてもそのまま行くとは限りませんし、
最後の最後まで予断は許さないと思われます。
果たして『野球人生最後の選択』がどのような決断となるのか。
きょうからゴングが鳴るノリ争奪戦、今後も注目となっていきそうです。

2008年11月19日 (水)

FA申請締め切りと中村公治生き残りへ打撃改造。

ナゴヤ球場での秋季練習は、最後の休日
さらにFA宣言をした川上、中村紀洋についてもまだ公示前
よって今朝の中スポには「ドアラ墓参り」が1面に来てしまうなど、
ドラゴンズに関しての大きな動きはありませんでした。
そんな中から集まってきた話題をいくつか紹介します。


ドラゴンズトピックス(18日)

◇落合監督
<FAによる主力流出の危機にも泰然自若の姿勢を貫く。
きょう19日に川上と中村紀洋がFA宣言選手として
公示されるが、あくまで強気。動揺のかけらもなく>
「最大の補強は(荒木、井端、森野、岩瀬の)4人が残ったこと。
引退した上田をのぞけば資格者が11人か。11分の9なら上出来だろ」

<エースと和製大砲を欠いたとしても、戦う覚悟はできている
昨年2月には、所属先を失った中村紀洋に
救いの手を差し伸べた経緯もあるが、気遣う余裕まで見せて>
「それとこれとは別。欲しい球団が出てくるなら
中村の見方も変わってきたということ」
スポーツ報知

◇西川球団社長
<FA宣言期限となったこの日、宣言した川上について>
「球団に連絡はない。今のところ会う予定はない」

<あらためてマネーゲームに乗らない方針を打ち出す。
阪神が3年18億円という条件提示を視野に入れていることに>
「対抗できる金額ならば出す。必要な選手だから」

<昨年カブス移籍した福留の4年53億円を暗に引き合いに>
「望外な金額ならしない」

<また今月末から主力選手の契約交渉がスタートするが
厳冬更改を予告。険しい表情を見せて>
「信賞必罰の世界。3位だし、もちろん厳しい契約になる」

<今季FA権を取得しながら残留を決めた井端、荒木、森野、
そして昨季取得して残留する岩瀬への提示条件について、
特別扱いはしない方針。交渉はあくまで成績重視。ビジネスライクに>
「FAの資格選手についても査定は、
他の選手と同様にあくまで今季の成績がベースになる」

<下がった年俸分は複数年でカバーするのか、の問いには、
『FA祝儀』がないことを強調して>
「契約年数は球団が選手の賞味期限を判断して決めるもの。
その選手が後どれだけ活躍できるかも考えないといけない。
FAだからと言って必ずしも複数年とは限らない。単年もある」
おおさか報知スポニチ名古屋12ニッカン12

◆上原、川上らがFA権行使=申請締め切り(時事通信)
◆FAメジャーへ!川上、アタナシオ氏と契約(サンスポ)
◆阪神がFA三浦獲りに一本化…憲伸獲得は撤退(おおさか報知)
◆阪神の憲伸獲り 星野SDが直接出馬も(スポニチ)

◆楽天・三木谷会長がノリ獲りにGOサイン(スポニチ)
◆楽天がノリ獲得へ本腰、球団トップ支援(ニッカン)


プロ野球のFA権行使の申請がこの日で締め切られ、
川上憲伸、中村紀洋ら7選手がその手を挙げることとなりました。
今後、FA宣言選手はきょう19日にコミッショナーから公示され、
20日に海外を含めた全球団との交渉が解禁されることになりますが、
ドラゴンズ的には、まずは「静観」の構えのようですね。
メジャー移籍も視野に入れながら、交渉に入る川上
また残留も含めて国内球団と交渉する中村紀洋
ともに中日球団との再交渉の日程も決まっていないとのこと。
まずは手を挙げるであろう他球団の動きを見てというところでしょうか。
どちらにしてもフロント側としては、
昨季の福留の時同様、マネーゲームはしないという考えですし、
今後の大幅な上積みも予想しにくい状況。
最悪「エースと大砲」W流出も、十分に考えられるといえるでしょう。


主力選手にFA権を取得した選手が多く、
シーズン中には『大量流出危機』といわれたドラゴンズですが、
とりあえずは2人で治まりそうなのは、良かったかなと。
「11分の9なら上出来だろ」落合監督も強がっていますが、
そう考えるしかないでしょうね。
確かに憲伸にしても、ノリさんにしても、敵にするのはイヤなもの
それでもFAというものは、本人が頑張って取得した権利ですし、
結果はどうあれ、働きがいがあるチームを選択してほしいと願うのみ。
これから約1カ月間に渡り、『争奪戦』が始まるわけですが、
まずは他球団の「やる気」ぶりを静観したいなと。
さらにそれを見て、ドラゴンズ側がどう動くのか。
そして早くも「僕も月見草」などのコメントもありましたが、
憲伸ノリさんどんな発言をしていくのか。
その辺りを注目して、動向を追っていきたいと思います。


◇中村公治
<伸び悩む右のスラッガー候補。
落合監督から『ブーマーになれ』というアドバイス。
フォーム改造というヒントをもらい、発奮を促される。
秋季練習が始まって間もなくのころ、
ブーマーの打撃フォームが編集されたDVDを贈られ、
そのフォームを脳裏に焼き付ける>
「毎日寝る前にDVDを1、2時間は見ています」

<それを参考に、新フォームの習得に懸命。
これまで立てて構えていたバットを、
今はブーマーと同じように寝かせ、少し揺らしながら投球を待ち、
左脇が空き気味になる悪い癖を直し、打撃の確実性を増そうとしている>
「真っすぐバットを出すことを心掛けています」

<16日に更改した直後の記者会見では、
今季の総括を求められるとピシャリと質問をさえぎる>
「過去のことは振り返りません」

<その胸中はさまざまな思いがあったに違いない。
1軍ではわずが1打席のみ。
それどころか2軍戦でも十分な出番が与えられず。
悔しさは募り、首脳陣に思いをぶつけたこともあった。
来季へ賭ける意気込みは相当強い。
背水の陣の覚悟で6年目に臨む心構え>
「野球人生の最後だと思ってプレーします。活躍して球団に恩返ししたい」
中スポ

◇落合監督
<伸び悩む右のスラッガー候補・中村公治に救いの手。
80年代の外国人強打者として一世を風靡した
ブーマーを手本にするよう指示。1枚のDVDを贈り>
「すり切れるほど見て、イメージしなさい」
中スポ


◇金剛弘樹
<15日に、年俸950万円の現状維持で更改。
4年目の1軍での登板数は4試合から12試合へ。
3倍に増えたことは契約更改交渉の席でも評価されたが、
本人は満足するわけにはいかなかった>
「しっかりした成績が残せなかったし、
1軍に定着できなかったのは反省点です」

<今季1軍での防御率は6.39。12試合中7試合で失点。
ファームは卒業してもいい実績なのに、何が足りないのか>
「ファームではある程度、自分のピッチングができます。
同じように1軍で投げられればいいけど、そういかない。
1軍でも結果を出せるように、精神面を鍛えないといけないです」

<1軍で結果を出して自信を付けるためには。
原点に返って、持ち味を十分に出すことに気付く>
「フォークの制度の確率を上げたいと思っています。
フォークがいいといわれているので、
それを売りにしたいと思っています」

<05年のキャンプでフォークの神様・杉下茂氏からも
褒められた得意球・揺れるフォークにもう一度磨きをかける。
低めに投げる制球力もこの秋の強化する課題である。
出身チームの日本通運から野本選手が鳴り物入りで入団。
川井、小川を加えた『日通カルテット』で活躍するためにも、
5年目の来季は大事な年となる>
「来年は2倍以上、30試合以上投げて、
1軍に必要とされる選手になりたい」
(中スポ)

◇菊地正法
<ドミニカ共和国のウインターリーグに派遣されていたが、
この日、中部国際空港着の航空機で帰国。
現地での登板機会は、わずか1試合のだったが>
「いい経験になりました。財産になります」

<開幕2戦目にいきなり中継ぎとして登板機会を得たが、
結果を残せずに、出場選手登録を抹消。
厳しい世界を知ったが、日焼けした顔は充実感にあふれる。
帰国するまでの1カ月間は、練習での
現役メジャーリーガーらとの交流が収穫だったという>
「試合にはほとんど出られなかったけど、学ぶことは多かったです」
中スポ


◇山本昌
<この日球団事務所を訪れ、球団職員と
このオフに行う200勝記念パーティーの打ち合わせ>
「まだ招待者もきちんと決まっていなくて大変」

<私用が立て込んでいで大忙し。悲鳴を上げて>
「鳥取へ行ってトレーニングする日も決まってないよ」
(中スポ)

◇石黒広報担当
<ドアラが今月28日の生みの親の命日に
墓参りをすることがこの日、明らかに。
“生みの親”とは実は球団職員ではなく、
広告代理店「大広」で中日を担当していた故・山田達夫氏。
94年、マスコットキャラクターの必要性を訴え、
経費を考えて首をタテに振らなかった球団を
スポンサーを探すことで説得して、ドアラが誕生。
それから15年目の大ブレーク。
忙しいオフの合間を縫って感謝の気持ちを報告する>
「どうしても報告したいということになって。
生みの親がいなければ、ここまでこれなかったですから。
ドラゴンズを愛してくれていた方ですから、
温かい目で見守ってくれていると思います」

<止まらないドアラ人気。
今月から1月までスケジュール表には予定がビッシリ。
12月4日には岐阜県高山市のチャオ御岳スキー場のスキー場開きに参加。
また12月23日には蒲郡温泉・ホテル竹島で『ディナーショー』を開催。
さらに12月26日から1月3日までは『9連投』。
ただでさえ12月の『オフ』は計7日間だけなのに、まだ予定が入りそう>
「いまでも予定は入っていますが、
これからイベントが入ることもあると思います」
中スポ

◆2009年ドラゴンズカレンダーあす発売(東京中日)
(表紙・落合監督、1月・川上、2月・立浪、谷繁
3月・山本昌、4月・森野、5月・岩瀬、6月・井端
7月・和田、8月・荒木、中村紀洋、9月・チェン、吉見、浅尾
10月・平田、イ・ビョンギュ、デラロサ
11月・中田、朝倉、小笠原、12月・高橋、清水昭信、田中
付録・SOLDIERS OF DRAGONS=新井、井上、小林ら15選手
各選手の迫力ある写真で構成、14枚組で1230円(税込))


交渉関係以外のドラゴンズのコメントを集めましたが、
中村公治にしても、金剛にしても
来季がまさに正念場となってきそうですね。

特に中村公治に関しては、今月頭のスポーツ報知に
『起用法不満で退団申し入れ…』という見出しが出たこともあって、
ファンの間でも、その動向が注目されていましたが、
とりあえずは元のさやに戻ったようで、まずはひと安心かなと。
ただ『悔しさは募り、首脳陣に思いをぶつけたことも…』
今朝の中スポにもありましたので、
スポーツ報知の記事もあながち「飛ばし」ではなかったようです。

羽ばたけ中村ハム!それでも5年目の今季も
わずか1打席のみ、
結果が出ておらず、
やや伸び悩み気味にも感じる中村ハム
落合監督からの助言を得て、
この秋季練習で取り組んでいる『ブーマー打法』。
そこからヒントを得て、躍進への手がかりを掴んでほしいなと。
ルーキーイヤーから『右の4番』候補と期待され、
落合政権では数少ない4番を張ったことがある背番号56
後がない来季こそは、ぜひとも素質を開花させ、
外野争いを勝ち抜き、1軍にも顔を出してもらいたい。
「見逃し」続けるのはもうゴメン、あとは振り抜くのみ
そして『来季の中村』公治だと、大いにアピールしてほしいところです。


その他では、菊地がドミニカ修行からこの日帰国。
第2陣となる長峰、清水昭信と入れ替わりという形で、
他のメンバーより一足早い凱旋となりましたが、
やはり結婚式も近いということで、
森コーチから帰国指令が出たのでしょうか。
ただ出場こそ1試合だったものの、異国での修行で収穫もあった様子。
きょう19日から秋季練習に早くも合流だそうですが、
ぜひとも学んだことを来季に生かしてほしいです。

さらに、あす20日に発売される
恒例の『ドラゴンズカレンダー』。
↑に2009年版の選手の掲載月を発表しましたが、
やはり憲伸は、1月だったようですね。
またスポーツ報知で「9月」とされていた中村紀洋は、
荒木選手会長とともに、8月となりました。
ところで今季ドラゴンズファンの中で
けっこう話題になったのが、“カレンダーの呪い”。
4月・川上、5月・森野、6月・井端など
掲載月にアクシデントなどがあったことでそう言われましたが、
来季はそういうことがないように願いたいですね。
逆にその月に目立って堂々と貼られるよう、頑張ってほしいと思います。

2008年11月18日 (火)

秋季練習第3クール終了、晩秋若返り竜話題集。

残り8日となったナゴヤ球場での秋季練習
しかし疲れもピークか、平田、小池などが途中リタイア。
厳しさゆえの反動も出てきているようです。
そのほか森野がパワーアップ宣言、大型補強完全否定など
この日のドラゴンズの話題を集めましたので、どうぞ。


ドラゴンズトピックス(17日)

◇平田良介
<ナゴヤ球場で行われている秋季練習で
外野守備練習中に右太もも裏を痛め、すべての練習をキャンセル。
痛々しく足を引きずり、肩を落としながら球場を引き揚げる>
「肉離れのような症状です」
中スポ

◇小池正晃
<背中の違和感を訴えて練習途中でリタイア。
アップ、キャッチボールを終えると、別メニュー調整に>
「これ以上やるとヤバイかなって思ったんで。
だからたいしたことはないです。
あした練習が休みなんで、休んで
あさって(19日)はしっかり練習できると思います」
(中スポ、小池ブログ「大先輩☆」)


◆小山桂司(前・北海道日本ハム)
<ナゴヤ球場での秋季練習に合流して3日目。
マスクを被ったシート打撃で三塁走者を
素早くけん制で刺すなど自慢の強肩もアピール。
さらに捕手にしては規定外の俊足も披露。
リードを取った状態で塁間タイムを計測すると、
野手16人の中でトップの数字をたたき出す>
「もう足がパンパン。きょうはいいスタートが切れなかった。
(トップタイムに)本当ですか? でも(走塁の)苦手意識はない。
ファームでも盗塁はしているし、もちろんサインが出たら走ります」

<ファームでは3盗塁を記録しており、やる気をみせて>
「代走とかでもチャンスがあれば」

<初体験の『オレ流』秋季練習に目を白黒。
ハードなメニューの連続にくたびれた様子で苦笑>
「すごくきついと聞いて覚悟はしていましたが…。ランニングが多いです」

<ちなみに中日の印象を尋ねると>
「硬い感じがしますね。日本ハムがちゃらちゃらしていたのかなあ」

<正捕手争いは谷繁以外は横一線のため、
走力が計算できるようになれば、2番手の座を勝ち取る可能性も>
「日本ハムをクビになって中日に拾ってもらった。死ぬ気で頑張りたい」
(中スポ、<ドラ番記者>ニッカン

◇田村捕手コーチ
<評価を上げている小山について、能力の高さを認めて>
「捕球してからが速い。肩も強い。
谷繁をおびやかす存在になる可能性はあるね」
(中スポ)

◇笘篠外野守備走塁コーチ
<右太もも裏を痛め、すべての練習をキャンセルした平田について。
19日は当日の様子を見てから今後の方針を決めていくことに>
「しばらくは難しいかもしれない。
明日休んで、その後どうなるか。状態によっては無理はさせられない」

<50メートルを5秒8で走る小山の俊足について>
「(走塁の)技術はないが、スピードは速いものを持っている。
足の速さはチームトップクラス。盗塁のサインも出せる。
走れる捕手は少ないし、技術を教えれば面白い存在になるかもしれない」
中スポニッカン


◇赤坂和幸
<シート打撃に登板し、打者7人を1安打のみに抑える。
フォーム修正に十分な手応え>
「きょうは良かったです。
近藤さん(投手コーチ)に教えてもらったことを
試すようになって、上と下のタイミングが合うんです」
(中スポ)

◇樋口賢
<シート打撃で打者9人に6安打。
同期の赤坂と明暗を分け、肩を落とす>
「いいところがありませんでした…」
(中スポ)

◇柳田殖生
<今季の2軍戦では主に一塁と三塁を守ったが、
この秋は遊撃を中心に練習している>
「遊撃を守らせてもらえるんだったら、練習しておきたい。
遊撃をやっておけば、そのあとに三塁や一塁を
守ることになっても、対応できると思う」

<入団時は遊撃手。再挑戦はチーム事情もあるが、
あくまでも本人の希望。といって遊撃一本で勝負するつもりはない。
可能な限り、守備位置を広げるためだという>
「守れるポジションは多い方がいい。
試合に出るチャンスが増えると思うので。
第2の森野さんを目指します」

<レギュラーとなる過程で、便利屋というステップを踏んだ森野。
今や不動の中軸となった先輩がたどった出世街道に引かれる>
「外野も守ったことがあるし、どこでも守れるようになりたい」

<首脳陣の期待は打撃、チャンスが来たらアピールする。
今季は1軍出場なし、来季は正念場の4年目。
どん欲にチャンスに手を伸ばす>
「タイミングの取り方を
立浪さん(兼任打撃コーチ)に教えてもらっています。
きちんと間を取れれば、動いているボールが
止まって見えるような感覚になる、と。
今はたっぷり練習するいい機会だし、
オフの間も今取り組んでいることを継続して練習したい。
そしてしっかりと自分のものにしたい」
(中スポ)


◇森野将彦
<主力野手で唯一、ナゴヤ球場で練習しているが、
今秋、肉体改造に着手していたことを明らかに。
狙いは故障しない体づくりと飛距離アップ。
理想の体を手に入れたとき、年間30本は打つ>
「トレーニングをしているのは
ケガをしない体をつくろうと思っているからです。
主に下半身ですね。秋季練習が終わっても、続けるつもりです」
中スポ

◇宮前トレーニングコーチ
<森野の筋力トレーニングメニューを作成。効果について>
「だいぶ力感がついたと思う」
中スポ

◆藤野遥香主将(女子ソフトボール・トヨタ自動車)
<メンバー17選手が中日の秋季練習に一日限りの臨時参加。
チーム強化のヒントにしようと、球団関係者の紹介で実現。
ビデオカメラを片手に食い入るように練習を視察。
また立浪兼任コーチからは打撃時のフォーム、
川相守備走塁コーチからはバントの指導をしてもらい、
真剣な表情でプロの技を学ぶ>
「男女の違いはあっても、打撃や捕球の仕方は一緒。
トレーニング法など見習うべきところはたくさんあった」
(東京中日、おおさか報知スポニチ名古屋


◇佐藤亮太
<ドミニカ共和国のウインターリーグに参加中だが、
その声は心なしか疲れているように感じる>
「絶対に、体は名古屋に残っている方がきついと思います。
こっちのつらさはやっぱり、ストレスですかね…」

<ほぼ毎日、試合に同行。調整が中心だが、体は追い込まない。
だけど、精神的には追い込まれるよう>
「言葉が通じないことがこんなにストレスとは思いませんでした。
片言の英語とスペイン語で何とかコミュニケーションを取ってますが…」

<言葉の壁を越え、チームの輪に入れなければ使ってもらえない。
ここまで何とか4試合に投げ、1敗>
「学ぶことが多いです」
(中スポ<ドラ番記者>

◆ドミニカウィンターリーグ速報 vol.8(公式サイト)
(12日、前田日本人野手初のウインターリーグ登録。
佐藤亮太は現在中継ぎに回っている。
好投を続ける川井は11日・トロス戦に先発。
4イニング2/3を投げ、3安打1失点。通算5試合2勝0敗、防御率3.80)


◆小林高也(育成ドラフト2位・東京弥生クラブ)
<中田スカウト部長、豊田スカウトと
東京都内のホテルで入団交渉を行い、
支度金300万円、年俸400万円で仮契約。
仮契約を終え、支配下選手登録を1年目の目標に上げる>
「入ったからには結果を出したい。
まずは早く支配下登録されるように頑張りたい。
目標はスイングが柔らかく、右方向にも打てる中日の和田選手」
(東京中日、サンスポ時事通信ニッカン


◇西川球団社長
<FA宣言した川上、中村紀洋が
あす19日にコミッショナーから公示されるが、
宣言残留はいつでも歓迎するが、
仮に移籍を選択しても笑顔で受け入れる構え>
「どういう動きになっても慌てはしません。
常々言っているように、FA権をもっている人が行使するのは想定内のこと。
球団が権利を侵害するようなことはしませんから。
あらゆるケースは織り込み済みです」

<他球団に移籍した場合も、補強方針を変えないことを明かし、
大型補強に転じる可能性もキッパリ否定>
「あわてて10億円とかの大物(外国人)を獲得にいくことはありません。
落合監督を含め、すでに来年の構想は話し合っていますから。
構想を変えるようなことはしない。今の戦力でやるだけ」

<現在、ウッズに代わる新戦力発掘のため、
森コーチらがドミニカ、ニカラグアを視察中だが>
「彼(中村紀洋)が残ろうが移籍しようが、補強方針は変わらない。
3Aクラスの選手を中南米のウインターリーグからとってくる」

<2009年のドラゴンズカレンダーで、
川上が巻頭を飾る1月のページに登場することに。
完成したばかりのカレンダーを手にして>
「FA戦士も入っています」
中スポおおさか報知ニッカン

◇和田一浩
<来季一塁手コンバートプランが浮上していることが判明。
西武時代の00年に15試合、01年に1試合、一塁を守ったことがある。
現在、名古屋で静養中、12月から徐々に体を動かす予定だが>
「何も聞いていない。でも監督に言われれば、やります」
スポニチ名古屋

◆川上カレンダーで“残留”…中日(おおさか報知)
(09年のドラゴンズカレンダーで、
川上が巻頭を飾る1月のページに登場することに。
同じく権利を行使した中村紀洋は、9月に登場するという。
球団関係者はトップぺージに配置された理由を
「もしチームを離れても、最初に破るページだから」


ざっとこの日のドラゴンズの話題とコメントを集めましたが、
ナゴヤ球場での秋季練習は、第3クールの最終日
しかし疲れもピークとなってきているのか、故障の話題がいくつか。
前日の記事で期待株ナンバーワンと挙げた
平田が練習中に右足太もも痛を訴え、寮へ戻ると、
小池背中の違和感を訴え、別メニューへ。
さらに練習にこそ復帰しているものの、も別メニュー。
過酷な秋季練習なだけに、反動もいくらか来ているようです。

グラウンドで練習に励むナインを背に、
引き揚げるのは悔しいでしょうが、
悪化してしまっては元も子もないですからね。
小池のようにしっかり「ヤバイ」と判断し、止めることも大事。
きょう18日は休日ですし、しっかり休養して、
残り7日間の最終クールに取り組んでほしいです。


小山、足が速いんです!一方、評価が上がっているのは、
ドラゴンズ入団
内定している捕手の小山
この日のシート打撃でマスクを被り、
三塁走者の小川
けん制で刺すなど
肩の強さをアピールしたもよう。
さらに驚きとなったのが、
捕手らしからぬ『足』。
この日の塁間タイムトライアルでは、
チームでも誇る俊足の澤井岩﨑などを押しのけ、
なんとトップの数値をマークしたとのこと。
さすがはユーティリティープレーヤー。足もあるんですね。
走塁技術は荒削りだそうですが、
今季一時小川が務めた『代打・立浪の代走』としても、
その力を発揮してくれるかも?
拾ってくれたドラゴンズのためにと
先日更改した小田同様「死ぬ気でやる」とコメントした小山
送球に関しては、今後は「正確さを身につけろ」という
指示がコーチから出たようですが、
ぜひともこの2人の『第2捕手』争いが楽しみ。
さらに田中も頑張れよと付け加えておきます。


その他の話題からは、現在、本隊とは離れて
ナゴヤ球場のウエートルームにこもり、
筋力トレーニングを積んでいるという森野
筋トレというと上半身強化が浮かびがちで、
違うだろ、鍛えるのは足腰だろうと思いましたが、
さすがは森野、今季痛めた左ふくらはぎを中心に
下半身の筋力アップをしているとのことで、まずはひと安心かなと。
中スポではさらなる筋トレで
「30本塁打も夢ではない」としていましたが、
チーム的には森野本塁打を求めているのか、
それとも安打やアベレージを求めるのかも、気になります。
ウッズ、中村紀洋とチーム1、2の長距離砲が抜けるであろう来季、
座る打順によっても変わってくるでしょうが、
自分的には06年に福留が達成した
『3割・30本・100打点』にチャレンジしてほしいなと。
勝負強い中距離打者か、頼りになる大砲に変貌かは
今後の森野パワーアップ次第ですが、中軸に座るのは間違いないこと。
しっかり下半身を中心に鍛え、来季に臨んでほしいです。


それから、この日の東京中日裏1面は、
『09年は若竜で逆襲 西武見習え』という見出し。
大型補強も明確に否定した西川球団社長のコメントなどとともに、
中スポ予想「若手抜てき布陣」が出ていたので紹介すると。

(投)浅尾 (捕)谷繁 
(一)新井 (二)荒木 (三)森野 (遊)井端 
(左)和田 (中)野本 (右)平田

いきなり谷繁とか和田とか書いてある時点で
「全然若手じゃないじゃん」と苦笑してしまいましたが、
来季こういう布陣が敷かれる可能性は十分にありますね。
さらにスポニチでは和田の一塁手コンバートプランが浮上』
中スポでも『一塁はドミニカ共和国で武者修行中の新井
さらに福田を自らの手で鍛えあげ、
イ・ビョンギュのコンバートも落合監督の腹案にある』
とのこと。
和田が一塁を守る姿を見たことないので、想像が付きませんが、
中村紀洋がFA移籍となれば、こういうプランも現実になりそうです。

今季の埼玉西武広島でも分かるように
『誰かが抜ければ誰かが伸びてくる』というのが自然の摂理。
抜けた当初こそは痛いとはいうものの、
切り替えするのに良い機会になるだろうと捉えたいですね。
常勝を命じられているチームでの抜てきというのは
なかなか難しいことではありますが、決してやれないことではないはず。
新たに結んだ3年間で「若返り」を命題とする落合ドラゴンズ
新旧がうまくかみ合い、活性化していくことを期待しながら、
来季のポジション争いを見ていきたいと思います。

2008年11月17日 (月)

平田大幅アップに笑顔でサイン、昇竜館契約交渉。

ナゴヤ球場での秋季練習雨などにより、
グラウンドが使えず、練習メニューが変更になったもよう。
その一方で進んでいるのが若竜契約更改交渉
この日は、平田、小田、久本、佐藤充ら6選手がサイン。
中でも今季中盤から1軍に定着。プロ初本塁打を放つなど、
3年目のシーズンで飛躍した平田が77.8%の大幅アップ
来季は空くことになるセンター獲りへ意欲を示しました。

ドラゴンズトピックス(16日)

◇平田良介
<700万増の1600万円に大喜びで一発サイン。
3年目で大きく飛躍して、大幅アップを勝ち取る>
「思っていた金額より多かった。
予想より上回ってたんで、速攻で判を押しました」

<最初の2年間では計5試合しか出場できなかったが、
今季は一気に59試合で出番を得た。
球団側からはコンスタントに1軍で貢献したことや、
得点圏打率.438をマークしたことを高く評価されたという。
充実の一年間を振り返って>
「『プロ野球』をしっかり体験できた」

<成長のスピードを鈍らせないために、オフの間も手を緩めない。
秋季練習が終わった後は地元・大阪などで自主トレを続行。
主に走り込みで体力アップを図る予定>
「今年は疲れでしっかり打てない時期があった。
疲労がたまってもしっかり振れるだけの体力を付けたい。
今の秋季練習の最後にやっている1時間走を続けたい。
下半身がどっしりする」

<来季へ向けては、堂々とレギュラー獲りを宣言>
「結果も少しずつ出てきたんで、代打じゃなく、スタメンで出たい。
そのためにはバンバン打つしかない」

<また12月5日に名古屋市内で行われる、
野球アニメ映画『MAJOR・友情の一球(ウイニングショット)』の
先行試写会でのトークショーへの参加を要請される。
公開前のPR役として漫画好きに白羽の矢が立ち>
「本当に大好きな野球漫画なんで光栄です。こういう話を頂けてうれしい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋

◇小田幸平
<200万増の3100万円でサイン。
昇給のポイントとなったのは名誉の負傷。
6月21日の千葉ロッテ戦、本塁クロスプレーでブロックし、
左ひざを痛め、1カ月間戦列を離れたが、勇気ある『公傷』扱いに>
「体を張ったこと、命を張ったことと、もっとできるという評価だと思う」

<今季、主に谷繁に次ぐ2番手捕手として出場。
正捕手取りへ正念場となる来季に向け、決意を語る>
「まず自分に勝って、もっと上を目指してやりたい。死ぬ気でやる」
中スポニッカン

◇佐藤充
<今季1勝に終わり、300万減にさばさば。
ダウンは仕方ないという表情で語る。
10月に右ひざを手術、来季は万全の状態で完全復活を目指す>
「結果を出せなかった。想定の範囲内です」
(中スポ)

◇久本祐一
<左ひじ痛でプロ入り7年目にして初の1軍登板なし。
本人の了承が必要な25%を超える28.6%
(800万)ダウンの2000万円でサイン。
大減俸の契約書にハンコを押し、晴れやかな顔で話す>
「仕方ないです。1試合も投げてないですから。
ボクはもともと結果を出せなかったときは
何も言わずにサインする、という考えなんです」

<大減俸なのに、明るく振る舞えるのは、失地回復への確かな感触。
1軍には間に合わなかったが、左ひじは完治し、実戦復帰している>
「手応えはあります。
あのまま治らずにオフに入っていたら不安になっていたと思う。
だけど、宮崎(でのフェニックス・リーグ)や
きのう(15日)の紅白戦で投げられたことが大きかった」

<プロ入りから抱き続ける目標もある。
キャリアのほとんどが救援だが、先発のイスをあきらめたことはない>
「自主トレのときから、中継ぎではなく
先発という気持ちを持ってやっています。
その気持ちはずっと変わらないです」
中スポ


◇小林正人
<今秋のテーマは『すべての球種のレベルアップ』。
中でも最重要強化ボールがシュート>
「ぜいたくを言っちゃいけないんでしょうけど、
できれば空振りを取れるボールにしたいんです。
ボクのシュートでは詰まらせることはできますが、
空振りにはなりませんから」

<変則フォームからシュートとスライダーを出し入れするのが生命線。
『左殺し』にとって、内角をえぐるシュートは必須。
しかし、詰まらせるのが目的のシュートでは、空振りは奪えない。
だからシュートをシンカーに『進化』させる試行錯誤を続けている>
「沈ませることができれば、空振りもある程度は取れると思うんです」

<ツーシームで内角に投げればシュートはするが、
沈めるためには『ひねる』動作が加わる。
その感覚を指先に覚えさせるために、ブルペンとネットピッチで練習中。
誰もが思う『投げ分けられないの?』という疑問には>
「それができないんですよ」
中スポ

◇谷 練習に復帰できた(中スポ)
(13日から体調不良で練習を休んでいたが、別メニューで復帰
この日は軽めのキャッチボール、屋内での筋トレなどを行う。
体調不良の原因は、腰の張りだったようで軽めの練習で終える)

◇朝倉健太
<肝臓移植を待つ男性を救おうとの趣旨に賛同。
12月5日に名古屋市内のホテルで
チャリティーイベントを行い、募金に協力することに>
「困っている人がいたら、何とかしてあげられたらなと思うのは
誰でもそうだと思います」
中スポ


◇荒木雅博
<両肩治療のためナゴヤ球場に立ち寄った選手会長は
FA宣言した中村紀洋について、驚きを隠せず>
「びっくりしました。
FA宣言は個人の権利だから仕方ないけど…。
できれば来年も一緒にやりたい」

<残留を希望、報道陣に逆取材して>
「まだ残留の可能性もあるんでしょ?」
スポニチ名古屋

◇西川球団社長
<FA権を行使する川上、中村紀洋は
行使表明から一夜明けたこの日、ともに公の場に姿を見せず。
今後の残留交渉について、他球団との接触が解禁される
20日まで大きな動きはなさそう>
「特に何も決まっていません」
おおさか報知

◇中村紀洋
<中日からFA宣言したが、獲得に前向きな姿勢を示した
東北楽天・野村監督に対して、野球人として共感と尊敬の念を示す>
「僕も月見草。決してエリートではないから。
いろいろな話を聞いてみたい」

<真っ先に興味を示し、希望する三塁定位置を示唆。
全球団OKの意思を示しているが、いち早く前向きな姿勢を
示してくれたことがうれしかったのか喜び、
そして特に野村監督に対して特別な感情を>
「(交渉解禁日の)20日以降にならないとわかりませんが、
もし本当にそういうお話をいただけるのであればありがたい」
ニッカン

◆楽天、FA中村紀と今月交渉へ(サンスポ)
◆「中村紀獲得早急に動く」/米田球団代表(河北新報)
◆ノリ獲得 ソフトバンク王顧問は条件付き(スポーツ報知)
◆ロッテ・ボビーは消極的「フィットしない」(スポーツ報知)

◆「川上は先発3番手から5番手」 ヒルマン監督が評価(MAJOR.JP)
◆阪神 川上獲りへ18億円以上を用意(スポニチ)
◆山田コーチ、憲伸のWBC選出「難しい」(ニッカン)
(出演したCBC「サンドラ」の番組内で明かす。
また中日から1次候補に選ばれた岩瀬、浅尾、高橋については
「私の強い推薦があったから」と話した)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月16日(金額は推定・単位は万円)
小田 3100(△ 200・7%)
佐藤充 2200(▼ 300・12%)
久本 2000(▼ 800・29%)
平田 1600(△ 700・78%)
中村公治 950(▼ 100・10%)
西川  850(△ 90・12%)

やや肌寒い雨天となったこの日、
ナゴヤ球場での秋季練習は、主に屋内でのメニューに。
その中の情報では、体調不良で欠席していたがこの日復帰。
風邪ではなく、腰の張りを訴えていたようで、
19日からの第3クールからの復帰が濃厚でしたが、若干早まったようです。
実りの秋にしてほしいですが、くれぐれも無理はないように。

それはさておき、この日は日曜にも関わらず
契約更改交渉が行われていたようですね。
まあ若竜との交渉は球団事務所ではなく、昇竜館が主。
練習も行われていますし、その流れでということもあるのでしょう。
交渉もだいぶ進み、ファームの選手から中堅どころに入ってきましたが、
そんななかで一番の昇給を勝ち取ったのが、3年目を終えた平田
今季は5月16日に昇格すると、そのままシーズン終了まで1軍でプレー。
自己最多となる59試合に出場し、打率.268、1本塁打、9打点。
しかし9月7日のナゴヤドーム・横浜戦
「走者がいなかったから狙っていけ」のアドバイスを受け、
プロ初本塁打となる代打サヨナラアーチ
さらに9月24日の東京ヤクルト戦では猛打賞をマークし、
お立ち台で「絶対、クライマックスに行きましょう、イェーイ…」
得点圏打率.438という勝負強さをアピールして
シーズン終盤は右の代打の一番手として、力を発揮。
そういったことを踏まえ、コンスタントに1軍で貢献したことを
球団側に評価されての大幅アップとなりました。


平田近影。ケガ人が続出し、
チャンスがあったわりには
結果が出せず、
伸び悩んだ感のあった
若竜のなかで、
平田に関しては、
今季成長した1人といえるでしょう。
沖縄キャンプからオープン戦にかけて、好調をアピール。
このまま開幕1軍かと思われましたが、
森野の驚異的な復帰によってはじき出され、惜しくも逃したものの、
5月中旬、藤井に代わって1軍に上がってきた以降は、そのまま定着
オープン戦当初は、右方向への打球一辺倒だったのが、
シーズン終盤には三遊間を抜けていく鋭い当たりを放つなど、
立浪兼任コーチらの指導の効果もあり、変化も見えてきましたし、
クライマックスシリーズでは、右の代打の一番手にまで昇格。
平田にとってこの1年は本当に充実していたことと思います。

しかしまだ20歳伸びしろももちろんありますし、
このまま成長を止めないためにもしっかりとこの秋季練習
そしてオフを過ごしてほしいですね。
ただ本人も自覚し、自主トレなどで「1時間走」などを続けていくとのこと。
来季は森野が内野に固定されるということもあり、
センターのポジションが空くことになりますが、
英智、小池、藤井、そしてドラフト1位の野本選手などの
ライバルを蹴散らし、定位置をゲット、
そしてスタメンに名を連ねてほしいものですね。
落合監督期待も大きく、
立浪チルドレン優等生でもある背番号8
来季以降のチームの課題である若手の底上げ
その先頭として走り、さらにアピールを続けてほしいと願っています。


一方、この日最大のダウンとなったのが左腕・久本
前日の山井同様に、野球協約の減額制限25%を超える大減俸
それでも「結果を出せなかったときは何も言わずにサインする」
その潔さのウラにはやはり来季は絶対にやれるという
好感触があるからこそと感じました。
シーズンを棒に振ってしまった左ひじの痛みは、もはや完治
フェニックスリーグでも登板を果たすなど、支障もない様子。
さらに精鋭投手陣による阿久比組にも抜擢されるなど
完全復帰に向けての首脳陣の期待も大きい背番号61
来春のキャンプでは、
まず1軍戦線で投げられることを証明してほしいなと。
久本本人の目標はあくまで「先発」だそうですが、
朝倉、中田らが復活、さらにエースも抜けるだろうことで、
来季は先発陣が再編されることになるでしょう。
その争いの中に食い込めるよう、ぜひとも頑張ってもらいましょう。

2008年11月16日 (日)

熱きメジャーへの思いと不安、川上憲伸FA宣言。

ドラゴンズのエース・川上憲伸
この日球団事務所を訪れ、申請書を球団に提出。
その後記者会見を開き、FA権行使正式に表明しました。
また同じくFA権を行使することになった中村紀洋には、
東北楽天を始めとした数球団が興味を。
さらにナゴヤ球場の秋季練習での紅白戦では、
この日合流した小山がさっそくタイムリー。
その他仮契約、契約更改なども含めた話題を紹介します。


◇川上憲伸
<名古屋市中区の中日パレスで会見を行い、
今季取得したフリーエージェント(FA)権の行使を表明。
以下代表質問。FA権を獲得して、この会見。
まず、どんな結論に至ったのか>
「そうですね。ちょっといいですか。
(単独マイクを持って)これでしゃべってるんですか。
いいですか。いらない? 大丈夫ですか。
(結局単独マイクを持って)そうですね、あのう、
まあシーズンが、クライマックスが終わりましてから
今日に至って、自分なりにまあ色々と悩んで
決めた結果が、FA権を行使するということになりました」


<FA宣言するということに至った一番大きな理由は>
「まあ理由、そうですね。うーん、
まあ本当に自分のですね、権利だし、
ここまで11年間ドラゴンズにお世話になり、
まあエースという立場にさして頂き、
そういうもので自分のやってきたことが、
どのような評価を周りの方々がしてくれるのかということを
知りたかったので、はい」


<悩んだという話があったが、どういった事で一番悩んだのか>
「まあそうですね、一番はやはり、ドラゴンズ、
まあドラゴンズ愛といいますか、
今までファンの方々にですね、後押しされてですね、頑張ってこれて。
そういうものを決して裏切るとか、そういうものでもないですし、
まあ決してFA権を行使したことによって、
もうドラゴンズを出るということでもないですし。
とにかく、でもそういう手を挙げた(権利を行使)と言うことは、
少なくともまあそういうふうに冷たさというものか、
そういうものが、ファンの方々に感じられるんじゃないかなとか、
そういうところがすごく一番僕の中では気になったところです」


<いろんな方にも相談したのか>
「そうですね。あらゆる、あらゆる方っていうとおかしいですけど、
自分の本当に信頼を置ける方々、そして両親。
一番は両親と話し合いをしたことが、まあ一番大きかったと思います」


<FA宣言解禁から6日目、今日を選んだことに意味はあるのか>
「理由…、今日を選んだといいますか、
本当に昨日の夜中まで、あの…すごく悩んでまして、
それがたまたま今日にしようという。
そういうことで球団側に連絡しまして、はい」


<宣言しようと決めたのは、昨日の夜中ということでいいか>
「そうですね。はい」

<昨日の夜中にきっかけというか、そういうものはあったのか>
「ま、きっかけ…、きっかけといいますか、
本当にもうあのう、自分の中で気持ちの消去法といいますか、
そういうものがだんだんこう絞られてきてですね。
昨日の夜に2つぐらいに絞られて、決めました」


<2つと言うと>
「そういうのは簡単に言えないですし、
そう言われるとは思いましたけど、はい」


<言えない何か2つのうちの選択肢の一つが宣言ということか>
「まあこういうことをハッキリ言っていいのかどうかわからないですけど、
あのう…正直僕あのう…何と言いますかね、
5、6年前ですかね、からメジャーリーグへ行きたいというか、
挑戦したいという気持ちがですね、ものすごく強かったんですよ。
その中で、でも自分のやるべきチーム、場所っていうのは
ドラゴンズでやるのは当然だと思いますし、
そういうものとの葛藤だったりとかですね、
じゃあメジャーリーグって、すんなり自分の中で
完全に通用する自信があるのかといったら、これはまた別なんですけど、
挑戦する気持ちと自信とその辺があのう自分の中で、
うーん、キチンと考え方とかが合ってるのかというところが、
結構自分の中では悩んだところでもありました、はい」


<今回の宣言は大きな意味で
メジャーリーグ挑戦と受け取ってもいいか>
「えー、いや、それ一言では決められないですね。
だから今言ったように、メジャーで通用しないんじゃないかとか、
まあそういうものも出てくるかもしれないし。
まあ何かこう自分の中でも不安が出てくるかもしれないし。
その辺はこれからどんどんこう、いろいろ話を聞いたりだとか、
悩んでいるうちに、それが解消されたりとか、ますます出てきたりだとか。
まあとにかく、今日行使しましたけど、
これで全てが自分の行き先が決まったという訳でもありません。
ある程度の気持ちは決まりましたけど」


<ある程度の…>
「(間髪入れず)まあそう言われると思ったのですけど(笑)。
ある程度の気持ちっていうのは、もう一番最初に言いました、その、
このドラゴンズ以外のチームだったりとか、
そういう評価っていうものををまずは知りたいというのが、はい」


<まだどの球団が手を挙げるかわからないが、
国内海外含めて、どのような姿勢で待とうという気持ちか>
「まああのう、とにかく、自分の中で一旦リセットしたいと。
まずはずばりこの記者会見、この場を開いて頂いたこともですね、
自分の中ではすごく新鮮な感じといいますか、
11年前に逆指名した時のような気持ちで、
ほとんど同じような気持ちでいますし、
とにかくこの、まずはそのう…どう言いますかね、
学生の頃のような気持ちで今はいます」


<ドラゴンズに残る可能性もという話もあったが、
ここ数年球団との契約更改交渉の中で、
気持ちの面を今一つわかってくれなかったんじゃないかと
いうような話がありましたが、今その球団に関して、
残るという可能性を含めて、どのような思いか>
「まあドラゴンズというチーム、チームメイト、
そしてあのう、裏方さんだったりとか関係者の方は
すごく僕もあのう良くして頂いたし、
あのう自分も本当にチームは好きですから。
あのう、決して交渉の時にいろいろ話し合いがまとまらずに
長引いたりしたことは、決してドラゴンズが嫌いだからだとか、
そういう意味でもなく、好きな事には間違いないですし、
一生懸命チームのため、ファンのために、
自分のためにももちろんやってましたけど、
それには正直、間違いはないですね。
ただ、そのう、うーん今だから言える話で、
その、うーん、球団交渉とのもめてた時期ありましたけど、
結局はそのう、僕がメジャー行きたいという、そういうところでですね、
あの、うまとまらなかったというところがまああったと。
ただ、時期的にですね、その当時、
僕がメジャー行きたいと言うものを口にすることでもないですし、
球団側からもしないでくれと。そういう気持ちがあるなら、
FA権というものを取得したときに、堂々と行くべきではないかという、
そんなことがありましたので、それ以降はポスティングだったりとか、
そういうメジャーへという気持ちはありましたけど、
口することはなかったです。はい」


<国内の中ではドラゴンズを優先したいという気持ちはあるのか>
「そうですね。あのうまあ優先といいますか、
まあ毎年、ドラゴンズの、ドラゴンズとの交渉というものは
毎年やってきましたし、シーズン中も一度ですけど、
新聞に載りましたように、複数年の提示を頂いてましたので、
そういう基にまずドラゴンズは
自分の中にある程度のものはあるというものはあります。はい」


<5、6年前からメジャーを意識し始めた理由は何かあるのか>
「大きな理由はですね、
まあ2002年のシーズン後の日米(野球)でした。はい。
それがすごく僕の中で、まあ何て言うんですかね、
夢が膨らんだと言いますか、
まあ今まで僕がやってきた野球と違う野球が見えて来たというか、
そういうものが大きかったと思います。はい」


<現時点ではメジャーの方が夢としては大きいと考えていいのか>
「それもあのう正直、本当に自分の中でもはっきりわからないところですし。
まあわかりやすく言いますと、5、6年前の自分であれば、
もう全くメジャー一本ですと、この場を自信持って言えるところですけど、
いろんなもの含めてですね、一本というわけには決めてないです」


<同級生でライバルでもある上原(巨人)は
夢ではなく目標だと言ってますけれども、
自身にとってメジャーは、現時点でどのような位置付けなのか>
「どうなんですかね。
まあ位置付けっていう言葉は、すごいあのう
じゃあメジャーが1番だって言えば、
日本の野球がじゃダメなのかっていう、
で、僕も何度かこのオリンピックだったりとか、
参加させて頂いてですね、感じたことがですね、
日本には日本の野球の素晴らしさがあるし、
アメリカにはアメリカ、海外には海外の野球の素晴らしさがあるし、
だから言って決してアメリカがトップというわけでもないと思います。
でも、その、僕としては、もしアメリカ行ったならばですね、
日本のいいところという、強みじゃないですけど、
そういうものをアピールしていきたいなと思いますから、はい」


<色々悩んだ末に決断、宣言、
今改めて、今日この時間どんな気持ちか>
「この時間ですか? うーん、まああのう、さっきも言いましたけど、
本当にあのう、大学生の頃のように進路先を選ぶといいますか、
あのう、学生の頃も正直、プロ野球という世界に入るのは
自信があるようで、全く不安の方が大きく、
ドラフト1位で行くというものが決まっても、
果たしてその1位というすごさに見合うプレーができるのかという
そういう不安もありましたから、今ほとんどそういう気持ちと一緒です。はい」


<最後にドラゴンズファンの皆さんに
現時点で言えること、伝えたいこと、メッセージを>
「えー、あのう、ね、今、僕がドラゴンズのファンの方々に
いろいろしゃべりますと、じゃあもうドラゴンズは
ないのかっていうことにもなりますですね…。
えー、1つ言えることは本当に、あのう、うーん…、
このこと、今日のことですね、
今日行使すると決めたことに当たってですね、
本当にこう、悩んで悩んで、あのもう本当に
まず一番はチームのこと、ドラゴンズのことを一番考えて、
うーん、まず中心に悩んでいた。
この環境というものは僕の中でものすごく大切なことだと思うので。
あのうもしですね、FAしてですね、FAと言いますか、
他球団に行ったりとかして、このチームメイト、
そしてこの環境をそのまま引き継げるかといったら、
絶対そういうわけではないと思いますから、
この環境だったり、まあそういうものが、
すごく最後まで悩んでいたって部分ではあります」


<これから一番大事にしたいところ、
球団を選ぶ基準について、どのように考えているか>
「一番は自分に合ったところだと思います、はい」

<メジャーへ挑戦するうえで不安とは>
「年齢的なものはあります。イケイケで夢に向かう年でもない。
あとは生活面。英語は全く話せない」

<今の心境は>
「3日前まではモヤモヤしていたけど、今はすっきりしている」
(東海テレビ『ドラHOT』より、公式サイト
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知共同通信社
時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー
YouTube「ドラHOT 川上FA宣言記者会見」(1/2)(2/2


◇西川球団社長
<川上からFA権行使を伝えられたが、
同じく手続きをしている中村紀洋と同様に
当面は静観する姿勢を示す>
「球団の顔だし、必要な選手。
FAは選手の権利だから、コメントすることはない。
昨年の福留(FA-カブス)にしても
球団として残ってほしいという意志は伝えた。
あとは選手が決めることだ」

<2人に対してはすでに残留要請はしている。
その上で川上には複数年、中村紀洋に単年で大まかな条件を提示。
あとは選手サイドからの『返答』を待つというスタンス。
そろって残留の可能性があることを強調して>
「川上に『残留もあるよな』と言ったら、『そうです』と言っていた。
中村紀も他球団の移籍を前提にしている訳ではないと聞いている」

<条件面についても、
他球団の動向次第では歩み寄る用意があることを示唆>
「今後さらに話し合う余地はある」
(東京中日、時事通信毎日jpスポニチ名古屋

◇立浪和義
<秋季練習に参加しているが、
エース川上と主力打者の中村紀洋の2人が
FA権を行使することについて、複雑な思いを口に。
冷静に受けとめたが、退団した場合の影響を心配>
「憲伸にしても、ノリにしても抜けたら痛いです」

<川上からは以前からメジャー挑戦の思いを聞いていたといい、
中村紀洋からは権利行使の話は聞いたという。
だが、FAは選手の権利であることも理解している>
「チームとしては抜けると痛いのは当然だが、
自分の得た権利なので僕らがどうこう言えることではない。
道を間違わないようしっかり答えを出してほしい」
(東京中日、共同通信社スポニチ名古屋

◇落合監督 報道陣に無言貫く(東京中日)
(エースに右の大砲と一気に2人がFA宣言したが、
この日の落合監督は沈黙。紅白戦を見守ると、
報道陣からの問いかけに無言を貫いた。
FAについてはフロントに任せるのがスタイル)

◆夢への思い、迷いものぞく 注目される川上の決断(共同通信社)
◆ケンシン=イガワ??? 米ESPNがマイナス評(中スポ)
◆FA川上、懸念材料は右肩 米球団、鈍い獲得の動き(朝日新聞)
◆阪神は川上、三浦と交渉へ 先発投手の補強が急務(共同通信社)
◆三浦&憲伸両獲り 真弓監督直接出馬…阪神(スポーツ報知)
◆“育成の巨人”FA戦線飛び込みま宣言(スポニチ)
◆巨人 FA動かない(中スポ)


前日深夜に自身のHPでFA宣言することを明かし、
この日午前に、球団事務所で申請書類を提出。
その後、記者会見を開き、行使を表明した憲伸
代表質問でのコメントを書き起こしてみましたが、
考え悩んだ末に、行使を決断。その理由を
「自分のやってきたことを、周りの方々が
どのような評価をしてくれるのかを知りたい」
と説明。
宣言することにより「自分の中でいったんリセット」をして、
「5、6年前から行きたいという気持ちがものすごく強かった」
メジャーに挑戦したいという気持ちを明らかに。
しかしメジャー移籍を最優先とはするものの、
現時点ではドラゴンズを含めた国内球団
選択肢に入れ、交渉する可能性を残すなど迷いと不安も。
それでも新たな挑戦が始まることへの期待もあって、
「今はすっきりしている」と時折笑顔も。

「自分に合うところ、力を十分に発揮できるようなチームを考えています。
もしアメリカに行ったら、日本の野球のいいところをアピールしたい」

そのような思いを熱く語ったエースが、
11年間在籍し、愛着のあるドラゴンズを離れることは濃厚。
逆指名で98年にドラフト1位で入団。
通算成績112勝72敗1セーブ、防御率3.22と活躍した背番号11
しかし晴れて取得したFA権を堂々と使うことで、
抱き続けた『夢』に向かって歩んでいくことになりそうです。


憲伸FA宣言!約15分間に渡った
FA行使記者会見での代表質問。
くしくも東海テレビ
『ドラHOT』で生中継されましたが、
ドラゴンズファンにとっては、
FA権行使について、
憲伸からの「生の声」
伝わったのは、
よかったかもしれませんね。
現時点の気持ちとしては
「メジャー挑戦、国内移籍、残留は横一線」としながらも
やはりその思いは、言葉の端々に表れた
メジャーに向かっているのは確かだと思います。
ただ最後まで悩んだのは、
ドラゴンズに残るかどうかということだったようですね。
熱いメジャーへの思いと対象に、
ドラゴンズに関しては「悩んで悩んだ」ことを強調。
ファンの気持ちも十分に考えて末の決断、
さぞ辛かったのではと感じました。

憧れであるメジャーリーグ
レッドソックス、メッツなど複数球団が
興味を示しているという話がありますが、
来季34歳となる年齢右肩、腰の不安など、
米球界関係者からは厳しい声も挙がっているのも確か。
エースの夢がすんなりと運んでいかない可能性もあると言われています。
憲伸自身もそれを承知しているようで、
数年前ならともかく、現状では不安もあると話しています。
もしも宣言するなら、できればメジャー1本で、
と言ってほしかったですが、そうならなかったようで。
ただドラゴンズを離れるのは致し方ないとはいえ、
それでも夢を諦め、国内移籍を求めることは避けてほしいなと。
もちろんファンのそれぐらいのわがままなら、
憲伸ならわかってくれていると信じています。


今後は19日にFA宣言選手としてコミッショナー公示され、
翌20日から国内外すべての球団と交渉が可能になる憲伸
もしもメジャー移籍に向かって歩を進めるならば、
これから約1カ月間は、忍耐の日々となることに。
ただ、今言えることは、とにかく自分を信じて、
夢に向かって突き進んでほしい
そのためにも悔いのない選択をしてほしいなと。
新たな舞台で「日本野球のいいところ」をアピールできるかは、
今後の交渉次第ですが、できればそうなればいいですね。
そんなことを願いつつも、今後の動向を見ていこうと思っています。


◇中村紀洋
<フリーエージェント(FA)権行使の申請書類を
球団に提出していたことが15日、判明。
この日は、3人の娘がプレーする野球チームの試合を
観戦するなど家族サービスに努めたが、
大阪近鉄時代の02年以来2度目の
FA宣言については、球団広報を通じてコメント>
「(落合)監督をはじめドラゴンズ関係者にチャンスをいただけなかったら、
こういう権利を得ることができなかったので感謝しています。
残りわずかな野球人生をと思い、もう一度権利を行使させていただきます」


<獲得意思を示す球団には20日の解禁日にも交渉を始める見込み。
また今後の球団行事にはすべて参加する予定だ>
「ありがたいこと。手を挙げてくれる球団があれば全部と話したい」
公式サイトスポーツ報知毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

◆ノリ獲得 楽天名乗り(中スポ)
◆ノム楽天、中日・ノリ獲り2年4億円を用意(サンスポ)
◆楽天、FAのノリ獲得へ(スポーツ報知)
◆ノムラの考え ノリがピッタリ!楽天動く(スポニチ名古屋)
◆ノリ獲得に楽天名乗り、ノムさん前向き(ニッカン)
◆ノリに楽天アタック!2年3億円提示へ(デイリー)

◆Cランク選手…王最高顧問“ノリを調査しろ”(スポニチ)
◆ロッテも中村紀獲得へ“ノリ気”(スポニチ)
◆ロッテ ノリ争奪戦に参戦(スポーツ報知)

◆オリックスFA選手獲らない(スポーツ報知)
◆オリ・大石監督、川上もノリも「うちはない」(サンスポ)
◆梨田監督 ノリから電話報告あったが…(スポニチ)
◆梨田監督接触もハムはノリ獲得見送りへ(ニッカン)
◆日本ハム山田GM「二岡にも失礼」(スポーツ報知)


一方、まさに超仰天のFA宣言
残り少ない野球人生、さらにプライドをかけ、
自らの価値をもう一度確かめたいと考え、
FA権を行使することにした中村紀洋
20日の交渉解禁後は、手を挙げてくれた全球団
交渉のテーブルに着く考えのようですが、
さすがはお買い得の『Cランク』。
早くも数球団が興味を持ち始めているようですね。
ただ驚いたのは、すべてパ・リーグのチーム。
やはりパのチームの方がノリさんに高印象があるのか、
それともパの野球が合うと判断されているのか、
あまりの傾き具合に少々驚きました。

そんななかで最も獲得に力を注いできそうなのが、東北楽天
これまでFA戦線に参入したことのないチームでしたが、
右の強打者で、さらに守れる三塁手
来季の補強ポイントにピタリと一致することで、本気度全開の様子。
確かに移籍条件について
「複数年契約」「三塁の定位置」
希望しているというノリさんに見合う上に、
チームには礒部、岩隈、高須、憲史、有銘ら
『旧・大阪近鉄』の選手が多く在籍していますし、
すぐに溶け込めそうな環境も、プラスになってくるかもしれません。
さらに落合監督野村監督も仲が良いですし、
ドラゴンズ選手のトレード先としても、ぴったりかもしれませんね。

ただまだ公示前ですし、思わぬチームが今後、手を挙げてくるかも?
できればドラゴンズ残留が一番なのですが、
行使した場合はそういかない可能性が高いのが、最近のFA
コチラに関しては、一抹の望みを抱きながら見ていく構えです。


ドラゴンズトピックス(15日)

◆中日紅白戦
(15日・ナゴヤ球場)
  000 001 00 =1
  000 110 00 =2
(8回打ち切り・特別ルールを使用)
[本] 中村一生(白)
[投](紅)朝倉、吉見、久本、小林、浅尾、シム・スチャン
   (白)中田、山内、中里、高橋、イ・ジェヨン、ウ・ギョミュン
(中スポ)

●小山桂司(前・北海道日本ハム)
<トライアウトに合格し、中日入りが内定しているが、
チーム合流初日の紅白戦で、紅組7番・一塁として出場。
4回に先制の右中間適時二塁打を放ち、早くも首脳陣にアピール。
先制打を放つと、続く田中の二塁内野安打で
本塁を突いたときは小田に体当たり(結果はアウト)。
紅白戦で相手はチームメートでも、本気度100%でプレー>
「1打席目が打てなかった(投ゴロ)ので、
(4回の)2打席目は打ちたいと思っていました。
本当は守りでアピールしたいんですが、何でもOK」

<この日の練習前、落合監督にあいさつしにいくと
『待ってたぞ』と声をかけられたという。
打でアピールすることはできたが、それが一番ではない。
5回からマスクをかぶったが、盗塁阻止率4割の肩をみせる場面はなし>
「アピールしたいのは守備。
バッティングはその次だと思っています。
チームバッティングが最低限できればいいと思っています」

<ただ12球団一といわれるハード練習にはグッタリ。
初日の練習の印象を聞かれ、濃密さを感じ取り>
「噂には聞いてたけど…。気が抜けないですね」
中スポスポニチ名古屋


○中田賢一(白組先発)
<失策による走者を出したものの、
2イニングを無安打無失点に抑える。
この日は球種を試し、手応えをつかむ。
来年使えるようにするため、詳細は秘密だが>
「試したかったことができて良かったです」
(中スポ)

●堂上直倫(白組7番三塁・4打数1安打)
<紅白戦終了後に待ち受けていたのは落合監督の厳しい指令。
勝った紅組はグラウンド10周だったが、負けた白組は40周。
さらに5回にストレートを見逃し三振に倒れたため、10周追加。
50周を科され、2時間走ってぐったり>
「疲れました。走り終わったら
冷たい物を飲もうと思って頑張りました」
(中スポ)

◇佐藤充
<右ひざ手術からの復活を目指し、別メニューで練習中。
代わり映えのしないリハビリをこなしながら、わずかな変化も。
地道にフォーム改造を行っている>
「投球フォームのマイナーチェンジをしているんです。
うまくいったときは負担が少なく、いいボールがいく感覚があります」

<ひざに負担をかけない別メニュー。やることは限られているが>
「今、できることをやっていこう、と」

<わずかな時間のキャッチボールで、腕の振りを熱心にチェック。
プレーできない分、フォームについて再考する時間はあった>
「ひざが悪かったので、宮崎のフェニックスリーグにも行かなかった。
名古屋に残留していて時間もあったので、
コーチの方たちと相談しながら、いろいろ考えました」

<来春2月のキャンプは万全で迎えるつもり。
元気に走り回れず、全力投球もできない。
フラストレーションもたまるが、リハビリ期間を生かし、
『ケガの功名』に変えたときにすべては報われる>
「12月は遠投でしっかり投げられるようにして、
1月には投球練習を始めたい」
(中スポ)


◆高島祥平(ドラフト4位・帝京高)
<この日、中田スカウト部長と
豊田、山本の両スカウトが東京都内で交渉。
契約金4000万円、年俸540万円で仮契約。
晴れてドラゴンズの一員になり、
早速『弟子入り』を願った相手は、
FA宣言で流出の危機にある竜のエースだった>
「できれば一緒にプレーしたいです。
川上さんとは投手としてのタイプが似ていると思っています。
機会があったら話を聞いてみたい」

<『似ている』と語る最大の理由はカットボール。
高2のときに独自に工夫して投げ始めたが、
今は武器の一つに定着している>
「特に右打者の外角に投げると効果がある」

<カットボールと言えば、言わずと知れた川上の伝家の宝刀。
テレビなどを通じて川上の投げるカットボールを見てきた>
「あんなボールを投げてみたい。できたら教わりたいですね」

<くしくも川上の背番号『11』は思い入れがある。
高2夏に甲子園初勝利を挙げたとき、背負っていた背番号>
「高校で一番結果を残した番号が『11』なんです」

<プロ野球選手としての将来像を語る>
「40歳をすぎても投げられるような、息の長い投手になりたい」
中スポ共同通信社時事通信


◇山井大介
<右肩の故障で今季わずか2試合の登板(1敗)。
900万ダウンの2300万円の球団提示を保留。
25%(800万円)以上のダウンのため、
球団からは事前に話はあったが、今季はサインせず。
次回交渉での球団の歩み寄りに期待>
「いろいろ話し合ったことを少し考えて整理してみたいと思った。
今年は働かなかったから、ダウンはしょうがないけど、
25%以上と言われると」
(中スポ、スポニチ名古屋ニッカン

◇中村一生
<100万アップの800万円でサイン。
4年目の今季、1軍初打席初安打を放つなど
少ない出場機会で結果を出したことへの評価と、
来年への期待料が含まれた>
「バッティングはいい感じできているので、
壊さないように継続していきたい」
(中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月15日(金額は推定・単位は万円)
金剛  950(□ 0・0%)
柳田  820(▼ 80・9%)
中村一生 800(△ 100・14%)
中川  530(□ 0・0%)
  1050(▼ 150・13%)

山井 2300(▼ 900・29%)を、保留

時折小雨が降るなか行われた、ナゴヤ球場での秋季練習
この日午後からは、久々のゲームである紅白戦が行われました。
8回打ち切りの特別ルールでしたが、2-1で紅組が勝利。
その罰ゲームとして、落合監督から厳しい指令。
敗れた白組は、勝った紅組の4倍にも渡る
グラウンド40周が科せられたもよう。

そんな紅白戦からの注目は、トライアウトで合格し、
この日から秋季練習に合流した小山桂司
紅白戦に紅組の「7番・一塁」で出場するすると、
4回2死三塁のチャンスで、紅組2番手・山内から
右中間をきれいに破る先制タイムリーツーベース
打撃で早くもアピールしてみせました。
さらに続く田中の当たりで、二塁から本塁に向かって激走し、
クロスプレーとなった小田に向かって体当たり!
惜しくもアウトとなったものの、ガッツを披露。
5回からのマスクでは強肩こそアピールできなかったものの、
合流初日で早くもその存在をアピール、
まずまずのスタートを切れたようです。


「本当は守りでアピールしたいんですが、何でもOK」
試合後、そう話していた小山ですが、
ナゴヤ球場のスタンドやベンチから拍手を浴びていたようですし、
早くも『掴みはOK』というところでしょうか?
どんな選手かは今後の練習などで知っていければいいですが、
一度死んだ身ですし、さらにアピールを続けてほしいところ。
河原とともに「落合再生工場」1期生になれるか、
今後の小山の頑張りにさらに期待してみたいと思います。

その他では、中村一生小林からレフトへホームラン。
堂上剛裕のタイムリーも光っていたもよう。
さらに白組4番に座った福田もカウント0-3から
ツーベースを放つなどなど積極的な姿勢。
中村紀洋が抜けるとなれば、さらに広がるチャンス
彼ら若竜野手陣が、ぜひともそれをもぎ取れることを楽しみにしています。

2008年11月15日 (土)

超仰天!中村ノリFA宣言、憲伸も行使へ衝撃続く。

なんと中村紀洋FA宣言することがこの日明らかに。
既に球団には必要書類を提出し、19日に公示されるもよう。
移籍ありきのFA宣言ではないとはいえ、
ドラゴンズにとっては主砲・ウッズに続いて
右の大砲の退団危機を迎えることとなりました。
またエース・川上憲伸も自身の公式HPの日記を更新。
その題名は『FA宣言』権利を行使することになりそうです。


◇中村紀洋
<今季再取得したフリーエージェント権を行使して、
FA宣言したことがこの日明らかに。
球団に関係書類を提出済みであることを認めた上で、
宣言に至った経緯を説明>
「球団に文句があるのではありません。
あの(一昨年オフの)騒動の中、
ボクを獲得してくれたのはドラゴンズだし、
こうして2度目の権利を取得できたのもドラゴンズのおかげです。
中日ドラゴンズ、落合監督には、行く先のなかった2年前、
自分を拾ってくれてすごく感謝しています。
でも、自分ももう35歳。権利を使わず現役を終わるより、
使った上で終わりたいと思った。
ボクにもここまで一線でやってきたプライドはある。
いろんな思いもあるし…。
FA権を持ったまま終わるのもいやだし、残りわずかな野球人生。
家族とも相談してもう一度、頑張ってみようということに決めました」

<4月14日に2度目のFA権を取得。
そのころも今も、中日への感謝の思いは変わっていないが、
苦悩の末にたどりついた結論。自らの誇りをかけた決断となりそう。
宣言イコール移籍ではないことを強調して>
「行き先? もちろん白紙です。何も分かりませんよ。
他球団から話がなければ残留しなければなりませんが…。
来てくれる球団があればどこへでも行きます。
自分はCランクだから、どこかきてくれるでしょ。
どこからも話がなければ、権利を使って残留ということもあります。
来年もお世話になるかも分かりませんということは、
球団にも伝えているし、落合監督にもお話しさせてもらいました。
この権利を使う機会をドラゴンズにいただいた。そう思っています」
中スポ中日新聞サンスポ共同通信社スポニチ名古屋ニッカン


今朝の駅売り版1面。スポーツ新聞には
宅配駅売り
いうものがあり、
今朝、自宅に宅配された
東京中日には、
まったくこのようなこと
載っていなかっただけに、
今朝ネットでその情報
知ったときは、驚きましたね!
同時にかなりのショックを受けたのも確かです。

この日、巨人上原浩治がFA宣言。
「『大リーグでプレーしたい』という気持ちは
10年間切れなかったし、入り口にやっと立てた」と話し、
おそらく我らがエース・川上憲伸
あと数日の間で態度を表明するだろう。
おそらく15日辺りかな?、そんなことを思っていた矢先に、
思いもしなかった選手が、なんとFAを行使!
それが4月に2度目の資格条件を満たした際は
「興味ない」「ドラゴンズに骨を埋めるつもり」
権利行使の意思がないことを示していた
ノリさんだっただけに、本当にぶったまげました。

すでに行使に必要な申請書類を球団に提出しているということは、
数日前に久々にナゴヤ球場に姿を現したときに、手続きを行ったのでしょう。
中スポには「所用」と出ていましたが、そんな大事なことをしていたとは…。

この日のノリさんのコメントでは
「中日ドラゴンズ、落合監督には、すごく感謝している」
「中日に対して不満はない。
出て行くことが前提ではない」
としながらも、
「この先そう長くはない野球人生を、
権利をもったまま終わりたくない」

苦悩の末にたどりついた結論であったことを示唆。
ただ本人的には、ここまでやってきた。
さらにまだまだやれると判断。
自らのプライドをかけた上での宣言なのかもしれません。

ただ取得当初は『中日への恩義』から
権利行使には消極的だったにも関わらず、
こうなったかに、自分としてはやや疑問もあったりします。
スポニチ、サンスポなど一部スポーツ紙では
「落合構想では来季一塁に追いやられる、
さらに半ば『構想外』のような扱いを示唆された」
などと出ていましたが、
それならキャンプでポジションを争えばいいのにとも思ったりも。
まあこの辺はあくまで憶測ですし、そのぐらいにしておきますが…。

それはともかく、FA宣言することになったノリさん
「チャンスなので他球団の評価を聞きたい」
「行き先? もちろん白紙です。何も分かりませんよ。
どこからも話がなければ、使って残留ということもあります」

今後に向けて、そのように話していたようですが、
その上で追い風になりそう今季大幅に見直された
FA制度の新補償システム。中スポによると、
「各球団ごとに日本人選手の年俸順に上位3位までをAランク、
4位から10位までをBランク、そして11位以下をCランクと付け、
Aランクは年俸の80%、または人的補償+50%、
Bランクは年俸の60%または人的補償+40%、
そしてCランクはは人的・金銭ともに補償なし
でよいとのこと。

今季推定年俸5000万のノリさんは、
ドラゴンズでは14番目のCランクに入る選手となりますが、
ドラゴンズへの一切の補償を伴わない
「Cランク」の選手の獲得は、他球団にとってリスクも少なく、
ましてやそれが「中村紀洋クラス」となれば、
移籍となる可能性は十分にあるかもしれません。
すでに大阪近鉄時代の指揮官で、自身の中日入り
援護してくれた梨田監督が率いる北海道日本ハムや、
強打の内野手を探して、調査を進めている東北楽天などが
20日の交渉解禁を待って、名乗りを上げるとみられるとのこと。

水面下で何があったかわかりませんが、
何らかの動きがなければ、手を挙げないような気もしますし、
果たして来季ノリさんは、他球団のユニホームを着ることになるのか?
ただそうなってしまうと、ドラゴンズにとっては、
主砲・ウッズ退団に続き、大きな戦力ダウンとなりそう。
腰痛と闘いながらも、今季は140試合に出場し、
打率.274、24本塁打、74打点。
チーム2位の本塁打と、チーム3位の打点
さらに勝負強さを誇り、三塁でゴールデングラブ賞を受賞した
選手の離脱は、V奪回においてもマイナス要素となりそうです。

まあ「荒海を乗り越えてきた」男
あえて再び「荒海」に飛び込む覚悟をしたわけですから、
本人の意志を尊重するしかないですが、それにしても残念…。
ただ「使って残留」という可能性もゼロではありません。
そこを信じながら、今後の動向を見ていこうと思います。


◇川上憲伸
<自身の公式HPの日記『憲伸の声』を
この日「FA宣言」と題して更新。
きょう15日に名古屋市内でFAの手続きをして会見する予定>
『この数日間、真剣に考えた結果、
FA宣言をする事に決めました。

明日、球団に申請書類を提出する予定です。

今後については慎重に考え、決めていきたいと思っています。
すべてを白紙に戻して、自分を一番必要としてくれる球団や、
自分が本当にやりたいと思うチームを選んでいきたいです。

また進む道が決まったら報告します。』

憲伸の声「FA宣言」より引用)


◇落合監督
<FA宣言することが決定的な川上について、残留に『白旗』>
「選手が手にした権利を使うのは仕方がない。
米国でやりたいとか、そういう思いがあるのなら、
それでいいんじゃないのか」
スポーツ報知

◆憲伸きょう会見 ブログで発表「一番必要としてくれる球団に」
(中スポ)
◆中日・川上、FA権行使表明15日会見へ(サンスポ)
◆川上、15日にFA申請(スポーツ報知)
◆川上がFA権行使を表明 自身の公式HPで(共同通信社)
◆川上がFA権行使表明=自身の公式HPで(時事通信)
◆中日:川上がFA行使へ 大リーグ含め移籍の公算大(毎日jp)
◆憲伸もFA宣言へ!自身のホームページで明かす(スポニチ名古屋)
◆川上FA、11年間活躍の中日と決別(ニッカン)


ついに川上憲伸自らの意志を明確にしました。
この日予告通りに、公式HPの日記を更新
しかしその題名は、『FA宣言』
エースは、次への扉を開けることになりそうです。
まあある程度は、覚悟してはいましたが、
それ以上に今は「ノリFA宣言」衝撃の方が大きいので…。
きょう15日に記者会見する予定だそうなので、
後日そのコメントを綴りながら、この件については触れたいなと思います。


ドラゴンズトピックス(14日)

◇中村一生
<落合監督から今年の秋季練習最長となる
1時間20分のノックを受け、疲れ切る。
最初の15分は中村公治とともに受けたが、途中からマンツーマン。
指揮官は何事もなかったかのように平然とした顔で引き揚げたが>
「途中から何も考えられなくなった。きつかったです」
スポニチ名古屋

◇中川裕貴
<今回の秋季練習は本塁から一塁まで、
三塁でタッチアップしてから本塁までなど
ほぼ毎日、塁間のタイムを計測しているが、
谷、岩﨑、中村一生と並び、トップクラスの数値をマーク。
失礼ながら俊足は意外だったと伝えると>
「そうですね。ボクは陸上向きの速さかも。
盗塁とか得意じゃないし。三塁打タイプですね。
ホームから三塁までとか一塁から本塁までとかは速いですよ」。
(中スポ<ドラ番記者>

◇平田良介
<前日の練習終盤、体調不良で『早退』したが、
念のための検査も済ませ、この日は復帰。
顔色は今ひとつさえなかったが、厳しい練習をこなす>
「もう大丈夫です」
(東京中日)

◇浅尾拓也
<きょう15日、ナゴヤ球場の練習メニューには
紅白戦は組まれており、登板する予定。
秋季練習で取り組んでいるカットボール、シンカーなどの
新球を実践で試す初のチャンス。
連日の走り込みで体はヘトヘトだが、機会をムダにしない>
「余裕があれば、新球を試してみたい。
この疲れた体でどれだけ投げられるかも試したいです」

<WBC日本代表候補に選ばれたことには>
「光栄です。不安はあるけど、
故障の出ない理にかなった投げ方ができるよう頑張りたい」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇高橋聡文
<WBC日本代表候補に選ばれ、驚きの表情を見せる>
「ビックリしました。今年の頑張りが評価されたのかも」
スポニチ名古屋

◇チェン・ウェイン
<WBC台湾代表選出が確実な左腕は、日本戦の登板に意欲>
「日本との試合? 投げたい気持ちはあります」

<台湾のWBC代表はまだ発表されていない>
「何の連絡もない」

<北京五輪の代表でもエース格だった。
決戦となれば、先発することも十分に考えられるが>
「エース? いえいえ、ボクの他にいいピッチャーはいますよ」

<台湾にはヤンキースのワン・チェンミンもいるが、
不出場が予想される。自身もワンの事情は知っている>
「ヤンキースの選手は難しいみたいですね」

<日本の打者のデータも頭に入っている。
謙虚に話していても、やっぱり怖い存在になるかもしれない>
「ボクも日本で対戦しているバッターは知っているけど、
向こうもボクのことを知っている。
だから、ボクが有利ということはないと思いますよ」
(中スポ)


◆小山(おやま)桂司
<北海道日本ハムを戦力外となり中日入団が内定しているが、
この日『昇竜館』に入寮。到着すると午後7時40分から
ランニングにマシン打撃と約50分間、汗を流す。
落合監督がトライアウトを直接視察して獲得した選手>
「初心っていう感じですね。
明日(15日)から練習に参加させてもらいます。
監督からは『とにかく頑張れ』と言われました」

<きょう15日から秋季練習に合流。紅白戦にも出場予定>
「チャンスですからね。集中してやっていきたい。
守備をメーンにアピールしていきたい」
(中スポ、ニッカン

◆野本圭(ドラフト1位・日本通運)
<社会人野球日本選手権・トヨタ自動車戦に
『3番・右翼』でフル出場し、3打数無安打1四球。
チームも0-5で敗れ、有終の美を飾れず。
気丈に話すその目は心なしか潤んでいた>
「今年最後の大会でチームに貢献できなかった。
会社に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ここまで自分を育ててくれたのはチームの皆でああり、
監督であり、トレーナーさんたちです。
周りから支えられたからこその今なのに…。
悔いが残ります。まだ先のことは考えられません」

<トヨタ自動車先発・大谷智久の内角攻めに
苦戦したことが何よりの心残りだったよう。
課題は明確。自分をしっかり見つめながらプロの世界へ進む>
「大谷という投手の左打者に対する持ち味を知りながら、
攻略できなかったのは完全に自分の力不足。
来年に向けて対処できるようにしたい」
(中スポ、ニッカン

◇水谷スカウト・仁村スカウト
<スタンドで野本選手を見守り、苦笑い>
「まあ、こんなものだよ」

<ドラフト指名後、今大会に向け張り切る
野本選手に対し、こう教え諭したという>
「ドラフト後に活躍できる選手はそういない。
プレッシャーはあるはずだから、結果が出なくても気にするな」

<アマ最終戦はホロ苦となったが、俊足強打への評価は変わらず>
「チームは負けたけど、彼は走攻守三拍子そろった選手。
キャンプではほかの選手の刺激になるように頑張ってほしい」
(中スポ、ニッカン

◇西川球団社長
<来季戦力として元北海道日本ハムで
韓国・ハンファ所属のブラッド・トーマス投手を
リストアップしていることがこの日判明。
めぼしい選手がいなかったならば、
MAX155キロ左腕に対し、一気に本格交渉となりそう>
「まだ何も決まっていない。
ドミニカ・ウインターリーグの視察に行っている
森(バッテリーチーフコーチ)くんの報告を待っているところ」
スポニチ名古屋

◆ウッズの獲得を断念…ソフトバンク(スポーツ報知)
福岡ソフトバンクは編成会議を開き、
調査を進めてきた前・中日のウッズ獲得を断念
王最高顧問は6億円の高額年俸を理由に挙げ
「ウッズとかはチーム内の(年俸)バランスもあるから」)


◇鈴木義広
<右ひじ骨折で今季は4月に8試合登板しただけ。
1000万ダウンの年俸2300万円を保留。
野球協約の減額制限(25%)を超える大減俸には納得済み。
次回交渉で更改となりそう>
「気持ちの整理ができなかったので『少し時間をください』と。
球団とは1年に1回しかこういう時間をもてませんから、
しっかりと考えてまた話したいです」

<9月25日に右ヒジを手術。
落合監督から『もっと早く手術しとけばよかったのに』
と言われたが、順調に回復。
40メートルのキャッチボールもこなせるようになり>
「強く投げても痛みはなくなった」
中スポスポニチ名古屋

◇齊藤信介
<250万アップの年俸1230万円で契約更改。
今季はリリーフとして17試合に登板し、防御率3.00。
プロ初勝利を挙げるなど、ステップアップの1年に>
「スッキリしました。
来年、腕を振ろうかな、という感じです」
(東京中日、サンスポ

◇堂上剛裕
<150万ダウンの1100万円でサイン。
飛躍を期待された今季は1軍出場1試合、
2打数無安打とさびしい結果に終わる>
「倍以上減るんじゃないかと思ってました。
(来季は)活躍しないと、という感じです」

<来季目標については、胸にしまって>
「それはナイショです。
しっかり技術をつけてからにしたい」
(中スポ)

◇小川将俊
<プロ5年目で初の昇給となる200万増の950万円でサイン。
笑顔で来年への『切符』を手にして>
「コーチからは現状維持だろって言われていたんで…。
でもこれで満足するわけにはいかない。
今年以上の成績を残さないといけないんです」

<プロ入り初の開幕1軍を果たすと、4年ぶりの1軍で13試合。
谷繁が故障で離脱していた期間はスタメンで2試合に出場。
昇給の理由も約3カ月の1軍期間>
「自分でもやれるという自信をつかんだ」

<だが満足したかといえば、答えは『ノー』。
1軍で見えてきたのは自分の欠点ばかりだった>
「4回走られて、1人も刺せなかったんです。
走れる捕手だと(相手に)思われたと思う。
それでは使ってもらえないんですよ」

<今秋の課題にスローイングを掲げ、
徹底的に無駄な動きをなくし、足を使って刺せるフォームに改造。
その結果は徐々にではあるが表れつつある>
「捕手のポジションは1つしかないから、簡単に奪うことはできない。
まずは2番手。そこで結果を出していけば…。
送球もそうですが、何をすればいいかを考えてアピールしていきたい」

<『打たれすぎ』『けん制をさせろ』
『外野に指示しろ』シート打撃で守っていると
落合監督からの厳しい言葉が容赦なく突き刺さるが、
常に危機感を抱く29歳は決してあきらめない>
「怒られるうちはいいんです。
ユニホームを脱いだら怒られないですから」
(中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月14日(金額は推定・単位は万円)
齊藤 1230(△ 250・26%)
岩﨑 1200(△ 150・14%)
堂上剛裕 1100(▼ 150・12%)
澤井 1000(▼ 100・9%)
小川  950(△ 200・27%)

鈴木 2300(▼ 1000・31%)を、保留

その他のドラゴンズ関係の話題とコメントを集めましたが、
自宅に来た東京中日の1面は、
「野本 田尾・谷沢級だ」でしたし、
通常ならこの中から話題を膨らませるはずでしたが、
↑のようなことがありましたので、今回は羅列のみでご了承を。

補足としては、きょう15日の秋季練習で紅白戦があるもよう。
浅尾の他にも、朝倉、中里、吉見、中田、山内、
齊藤、久本、高橋、小林など
が登板する予定だそうです。
また契約更改では、右ひじ骨折で今季は
8試合登板しただけの中継ぎ右腕・鈴木保留第1号に。
ただ大減俸には納得済みで、次回交渉で更改となりそうとのこと。
さらに昇給組は、齊藤、岩﨑、小川
そのなかでもプロ5年目で初のアップとなった小川
ある意味予想外の抜擢ではありましたが、頑張ってくれたなと。
ただその1軍で明確になった課題については、
今後しっかり取り組み、2番手以降の争いに顔を出してほしいです。

2008年11月14日 (金)

秋深き若竜は何をするひとぞ、ナゴヤ練習だより。

東京ドームではこの日からアジアシリーズが始まりましたが、
ドラゴンズは相変わらず、秋季練習の真っ最中。
この日のナゴヤは日差しも出て、気温も20℃を超えたとのこと。
暖かいなか行われていた練習からの話題をどうぞ。

ドラゴンズトピックス(13日)

◇福田永将
<この日、落合監督、立浪兼任コーチら
打撃部門コーチ総出での打撃の指導を受ける。
四方から突き刺さるプレッシャーとも
悪戦苦闘しながら、バットを振り続け>
「打撃のリズムが悪いんです。
タイミングがうまく取れていないし(指導は)いろいろですね」

<今オフ、不動の一塁手だったウッズが退団。
落合監督は空いた一塁で競争させることを示唆しているが、
プロ2年目、将来の主砲候補もまったくのノーチャンスではなくなった。
1軍のグラウンドに立つ夢は着実に近づいている>
「まだまだですけど。しっかり吸収していきたい」
中スポ

◇岩﨑達郎
<ナゴヤ球場で行われた秋季練習で、
本来の右打ちだけでなく左打ちにも取り組む。
ティー打撃、フリー打撃を行った際に
数スイング試し振りした後、すぐにいつもの右打席で打ち始める。
もしかしてのスイッチ転向と思いきや、
体のバランスをとるのが目的だったもよう>
「そんなこと絶対にあるわけないじゃないですか。
(左は)振っただけ。ただの練習ですよ」
(中スポ、ニッカン

◇立浪和義兼任コーチ
<岩﨑のスイッチ転向?については、苦笑>
「まだ右でも打てないのに…」
(中スポ)

◇西川明
<今秋、大胆な打撃フォーム改造に取り組んでいるが、
壁に突き当たっている。深刻な顔で話す>
「頭では分かっているんですけど、
実際に打つと詰まってしまって…。
落合監督から教えていただいたことを参考に
今の打撃フォームにしてきたんですが、
入団時のフォームに戻した方がいいのかな、と…」

<入団したころは小笠原(巨人)にそっくりの打ち方だったが、
2年間で青木(東京ヤクルト)に似たフォームになった。
前日、立浪兼任コーチから助言をもらい、小笠原型を再び試すことに。
指導陣の豪華さは12球団トップ級、金言を消化し、
最後は自分のものにするために今悩む>
「自分なりにいいところを取り入れていきたい」

<2年目の今季、開幕1軍を勝ち取り13試合に出場。
打率.143に終わったが、プロ初本塁打も放った。
1軍の空気を吸い、生きる道も見えてきた>
「自分が生き残るには代打だと思う。
いかに確率を高めていくかを考えていきたい」

<子どものときから慕う先輩、同じ三重出身で、
1歳上の清水昭信が今季終盤活躍したが、
それを冷静に、当然として受け止めていた>
「仲良くさせてもらっている先輩ですけど、
ポジションが違うし、コントロールさえ良くなれば
必ず1軍でやれると思っていたので、
それほど刺激というものはなかったです」
(中スポ)


◇河原純一(元・西武)
<テストに合格し、8日からチームに合流しているが、
この日、屋内練習場のブルペンで投球練習を行う。
投げるのは入団テストを受けた10月31日以来、
小田を相手に直球とカーブを織り交ぜ62球、手ごたえをつかんだ様子>
「この2つをきちんと投げていければ、ほかの球も大丈夫です。
1年1年勝負だけど、こんな形は初めてだから、どうなるかは分からない。
でも、今の感じでずっといければいいですね。
いい感じで投げられています」

<まだ未契約でユニホームがなかったため、
この日は。巨人時代の同僚・小田のユニホームを借りて練習。
『背番号28』が『背番号28』に向かって投げ込む
コミカルな光景が続いたが、普段通りの感覚で投げるために
ユニホームを借りという。スマートな体には大きすぎるが>
「いや、それほどでもなかったですよ」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋

◇小田幸平
<4年ぶりに河原の球を受け、共闘を約束>
「いい球来てましたよ。
久しぶり過ぎて最初は笑っちゃったけど、知っている人だし心強い。
僕が再生するわけじゃないけど、一緒に試合で組めるように頑張ります」
ニッカン

◇稲葉投手コーチ
<河原の懸念は来年1月に36歳となる年齢と、
実戦勘から遠ざかっていることだが、期待を寄せる>
「慣らしの状態だけど、
1年間離れていたことがいい方向に向くこともある。
実績もあるし、2月のキャンプに万全の状態で来てほしい」
ニッカン


◇浅尾拓也
<来春の第2回WBCの日本代表候補として名前が挙がっている。
この日、驚きと選ばれたときの代表への思いを口に。
肝心の本人にまだ連絡がなく半信半疑だが>
「何にも聞いてないですよ。うそに決まってますよ。
まだ2年目で、1軍でもいっぱいいっぱいの選手なんですから」

<野球人生で『代表』と名がつくものにはまるで縁がなかったが、
今年の北京五輪で、ドラゴンズの4選手が戦ったのを見て
代表のすごさ、素晴らしさを感じた>
「代表はすごい人ばかり。頑張ってほしいなと思って見てました」

<今度は自分に役目が回ってくるかもしれない。
困惑しつつも、正式に決まれば、
期待に応えられるよう全力を尽くす構え>
「仮定の話だから答えようがないんですけど、
もし、選ばれるというのなら、
最後まで残してもらえるように頑張りたいとは思います」

<2年目の今年は右肩痛で出遅れたが、
場数を踏んでいくうちに、ブルペンでの肩の作り方や、
悪いときの修正の仕方が少しずつわかってきた。
昨年との違いを振り返って>
「去年は悪いときは悪いままでどうしようもなかったんです。
今年だって日によってばらつきはあった。
けど、結果を出せたときがあった。
ちょっとは成長したかなと思います」
中スポ

◇吉見一起
<シーズンを通じて最も印象に残る活躍をした
ドラゴンズの選手に贈られる、
『2008ヤナセがんばれドラゴンズMIP賞』に選ばれる。
ファン投票と選考委員会の協議で決まり、
歴代エースや主砲が受賞してきた
栄えある『MIP賞』の受賞に、満面の笑顔を見せて>
「何と言っていいのか。本当にうれしいです。
こんな賞をもらったのは野球人生で初めてです」

<今季、先発、中継ぎにフル回転して二ケタ10勝をマーク。
故障者が相次いだ投手陣の『救世主』となった働きが大きく評価された。
急成長した一年を、謙虚に振り返り
「一戦一戦、一球一球、大事に投げてきたことが結果につながりました」

<賞品として、メルセデスベンツA170が贈呈される。
シーズン中はたびたび軽自動車でナゴヤドームに
通勤していた右腕にとって、うれしい『ご褒美』になりそう>
「(賞品のベンツの使い道については)
まだ考えていないんです。どうしましょうか」
中スポ


◇川相内野守備走塁コーチ
<来季広島カープの新本拠地となる新広島市民球場で、
オープン戦中に練習日を設けることが判明。
広島球団に要望し、3月中旬に広島市民球場で練習試合。
その前後に新球場での練習機会を得ることに>
「初めての場所だから施設、グラウンドの
確認ができることはありがたいですね」
スポニチ名古屋

◇練習欠席(東京中日)
がこの日の練習を休む。風邪によるものと見られる)

◆オレ流改革案は“戦力外会議”(デイリー)
落合監督が、選手の生活&身分保全を最優先に考えた
『12球団編成担当者会議』の設立を提唱)

◆中日育成1位加藤が仮契約(ニッカン)
(育成ドラフト1位指名の加藤聡外野手(大阪産業大学)と
大阪市内で入団交渉を行い、支度金300万円、年俸400万円で仮契約)

◆前田、ドミニカで初出場(中スポ)
(ドミニカ共和国・ウインターリーグ参加中の
前田がエストレージャスの捕手として途中出場。
日本の球団に所属する野手としては、同リーグ史上初出場の可能性。
他の竜戦士の成績は、川井5試合2勝、防御率3.38、
佐藤亮太4試合0勝1敗、防御率8.03。菊地1試合勝敗なし、防御率0.00。
新井、藤井はまだ出場選手登録されていない)


秋季練習も第3クールを過ぎたということで、
疲れもピークとなってきているでしょうが、
猛練習の度合いは変わることなく、この日も続いているもよう。
この日の選手のコメントと、話題を羅列しましたが、
若竜からの話題が多かったですね。

福ちゃんドキドキ?特に野手陣では、
2年目を終えた福田
落合監督を含む打撃コーチ陣が、
総勢4人がかりでの熱血指導
フェニックス・リーグでは
チーム最多の5本塁打を放つなど、
将来の主砲候補についての期待は大きく、
まさに「鉄は熱いうちに打て」といったところでしょうか。
フリー打撃終了後、主にタイミングの取り方、
下半身の使い方などをアドバイスされたようですが、
落合監督、立浪兼任コーチ、さらに石嶺コーチに、高柳コーチ
豪華な4人にぐるりと囲まれるという超破格待遇に、
福ちゃんも指導以上にドキドキになってしまったかもしれません。
ただアドバイスは、しっかりと忘れずに実践してほしいなと。
来季は中村紀洋を筆頭に、森野、新井らと競う一塁手争い
当面は来春のキャンプでいかにアピールできるかがカギですが、
そのためにもしっかりと振り込んでいってほしいと思います。

その他では、中村公治落合監督から打撃指導。
神妙な面持ちでアドバイスに耳を傾けていたとのこと。
また特守では、内野ノックを堂上直倫、西川が。
さらに外野では堂上剛裕、中川、平田落合ノック
しかしあまりのキツさ平田がダウンしたようです。


一方投手陣の話題では、今朝の中スポに
来春の第2回WBC「サムライ・ジャパン」の一員に
なるかもしれない浅尾のコメントが。
高橋とともに、候補選手に挙がっているようですが、
本人にとっても寝耳に水のようで、半信半疑の様子。
若手を多く起用して挑むような感じの日本代表ですが、
候補に選出されると、通常のキャンプインよりも
時期を早めて体を作らなくてはならないだけに、
昨春もケガで出遅れた浅尾にとって
調整が難しくなるのではと、やや心配になりますね。
それでも正式に決まりさえすれば、
期待に応えられるよう全力を尽くす構えの背番号41
今季のセットアッパー経験は、本人に自信となり、
代表においても魅力的なものなのでしょうが、
万全で来シーズンを迎えてほしいだけに、
できればジャパンには選んでほしくないのですが…。
それでももしもに備え、今後もしっかり調整してほしいです。

さらに「昇竜賞」、「クラウン賞」と並ぶ
ドラゴンズ3大タイトルの1つである
『ヤナセがんばれドラゴンズMIP賞』。
今年の受賞者に、今季10勝を挙げブレークした吉見が選ばれました。
05年中田、06年佐藤充、そして昨年は森野が選ばれた「ヤナセMIP賞」。
3位に低迷したチームの中から活躍した選手を選ぶのは、
なかなか至難の業ですが、吉見の選出は順当といえますね。
ただ「ご褒美」としてベンツがもらえるのは、
トヨタ自動車出身吉見にとって、いかがなモノなのでしょうか。
中スポによると「シーズン中はたびたび
軽自動車でナゴヤドームに通勤」
していたようですし。
まあ余計なお世話だろうと思いますが、
奥さまと相談して、うまく利用して頂きたいと思います。

2008年11月13日 (木)

若竜契約更改はじまると09年公式戦日程発表。

ドラゴンズ契約更改交渉がこの日からスタート。
堂上直倫、田中、山内など7選手が一発サインしましたが、
やはり「3位」なりの更改が待っているようです。
また2009年のレギュラーシーズンの日程も発表され、
4月3日・ナゴヤドームでの横浜戦で開幕を迎えることに
そのほか第3クールに入った秋季練習からのコメントも。

ドラゴンズトピックス(12日)

◇高橋聡文
<ナゴヤ球場での秋季練習に参加中。
今オフ返上で筋力トレーニングを続行させることを宣言>
「オフの間もウエートトレーニングは続けます。
ずっと継続しているので休まずに続けます」

<太りやすい体質だった体形が、今年は明らかに違う。
シーズン中も地道に続けた自己流の筋トレのかいあって、
ウエストは引き締まり、逆三角形の筋肉質な体形に>
「自己流です。特に変わった方法ではなく、
重いウエートを使ったトレーニングです。
来年は今よりももっと筋肉がついているかもしれませんよ」

<スタミナが課題だった男を変身させた筋トレ。
オフになっても脂肪ではなく筋肉をつけ、
来季はもっとタフなリリーバーになる>
「去年までよりも故障しにくくなったと思います。
体の状態が良くないときでも、今年は何とか持ちこたえることができた。
トレーニングの成果もあったと思います」
中スポ

◇小笠原孝
<今月29日に32歳の誕生日を迎えるが、
第3クールに入っても、20代の若手に交じって走り込む。
既に平井、清水将海らは打ち上げたが、秋季練習完走を宣言>
「ボクは最後までやることになると思います。
強くならなきゃいけませんからね。
山本昌さんにも言われているんです。
『だんだん走れないようになってくるから』って。
だから、できるうちに体を動かしておかないと」

<『阿久比組』の最年長として少数精鋭の厳しい練習に参加。
体にムチを打った秋の収穫の『成果』は来季に出る>
「さすがに阿久比はきつかったですねえ。
でもかなり充実していました。やれてよかったと思っています」
中スポ

◇小池正晃
<プロ10年目にして初体験の『オレ流』秋季練習に、
新鮮な気持ちで打ち込んでいる。ナゴヤ球場がとっぷりと
闇に包まれるころ、充実の表情でグラウンドを後にして>
「横浜では午後3時ごろに全体練習が終わっていましたからね。
ここの練習は密度が濃くて長いですよ」

<『打力アップ』を明確な課題にしている。
移籍してきて以降、守備やバントでは存在感を示したものの、
打撃では.227の低打率に終わった>
「いかに打つか、いかに確率を上げるか。
この秋季練習ではそれを一番に考えています」

<練習中にはしばしば落合監督からアドバイスを受ける。
ハイレベルの目標を掲げ、ひたすらバットを振る毎日>
「欠点をいくつか指摘されているので、
それを直すことを意識しています。
野球人として打率3割を目指します」

<来季は森野が『内野専従』、中堅のポジションがぽっかりと空く。
平田、英智、藤井、ドラフト1位指名の野本選手らが
レギュラー候補に挙げられるが、当然、定位置獲りに狙いを定めている>
「『開幕・センター』は意識しています。
一つポジションが空いているんですから、それを目標にしない理由はない」
中スポ


◇森野将彦
<前日11日に岐阜・下呂でのオーバーホールを終えたが、
一夜明けて早速、ナゴヤ球場で体を動かす。
屋内練習場でランニングやキャッチボールを約30分。
主力選手のトップを切っての再始動に>
「バットを振ることはないけど、なるべく毎日来たい」

<今季は春季キャンプ中に左手、
シーズン中は左ふくらはぎ肉離れで長期離脱しただけに、
細心の注意を払い万全の状態をつくり上げる>
「ケガ持ちなのでケガをしないようにしたい。
もう故障はしたくない。そのためにはやるしかない」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇中村紀洋
<所用のため、公式戦終了後初めてナゴヤ球場に姿を現す。
当面の間、シーズンで酷使した体のケアに務め、
そして来季へ向けて再スタートを切る予定>
「まずは(持病の)腰痛の治療に専念したい。
その後日本で練習するか、
(暖かい)アメリカで練習するかはまだ決めていない」

<落合監督は来季一塁で起用する考えを示しているが、
静観する意向。100%の状態で球春を迎えることを誓い>
「監督から直接言われたわけではないので。
今はとにかく腰を治して、プロ野球選手として、
万全のコンデションでキャンプに入るのは当然です」
(中スポ、スポーツ報知

◇吉見一起
<時間が過ぎるのが早い、そんな体験をした選手。
『あの試合』とは阪神とのCS第3戦、8イニング無失点と快投>
「あの試合、マウンドから振り返って
時計を見たら8時だったんです。早いな、って…。
すごく集中できていたんです。集中して、冷静で。
時計を見て『早いな』って思う余裕もあったんです」
(中スポ<ドラ番記者>


◇山本昌
<自身のHPのエッセイを更新、近況を報告>
『クライマックス・シリーズが終わって
10日以上が経過しましたが、
みなさんは、一体山本昌は何をしてるんだ、
とお思いかもしれませんね。
今年はリハビリの温泉メンバーからも外してもらい、
いろいろな用事に追われてすごしています。
といってもその中で時間をみつけて
ゴルフもしましたし、ラジコンもしました(笑)。
こんなにのんびりしていてもいいのかと罪悪感も抱いていますが、
そろそろ来年に向けて本格的に動きださねばと、体が言っています。
去年はもう今ごろ、鳥取でトレーニングしていましたし、
来年はまた今年よりも厳しいシーズンになるでしょうしね。
まだまだ所用は多いのですが、
時間のあるときはナゴヤ球場に行って、
新しいシーズンへの準備を始めるつもりです。』

山本昌公式HPエッセイ・路傍の一球
「第154話おめでとう、ナベちゃん」より引用)


◇伊藤球団代表
<北海道日本ハムを自由契約となった小山(おやま)の入団を内定。
11日に横須賀で行われた12球団合同トライアウトで、
落合監督が攻守を直接チェック。支配下選手登録される見込み。
14日からナゴヤ球場の秋季練習に合流する予定>
「契約するなら戦力」
ニッカン

◇西川球団社長
<日本ハムを自由契約となった小山の入団を内定させる>
「動きを見て決めた」

<FA移籍が確実な川上はこの日も沈黙。
手続き開始から3日目も、必要書類を提出しなかったが>
「何もありません。(書類が)出てもいません。
会う約束はしていない」
サンスポニッカン12


ナゴヤ球場で行われている秋季練習
この日から、第3クールに突入しました。
その中の話題からまずは、セットアッパーとして、
今季1年間フルに働いた左腕・高橋を。
毎年一定の期間こそ力を発揮するものの、息切れが目立ちましたが、
今季はそういう時期もなく、1軍にほぼ定着
54試合に登板、54イニングを投げ、
2勝1敗1セーブ15ホールドで、防御率2.33と
自己最高の成績を挙げ、故障者続出の投手陣のなかで、
かなりの踏ん張りを見せてくれました。
その原動力となったと言えるのが、地道に続けていた筋トレ
これにより故障しにくい体スタミナを付けることに成功。
体型も筋肉質となり、高橋本人もその成果を実感。
このオフも筋トレ継続していく考えを明らかにしました。


今季、タフなリリーバーとして活躍した高橋
浅尾とともに夏場以降、勝利の方程式として定着しましたね。
もともと体をフルに使って、
150キロの剛速球を投げる力投派なだけに、
スタミナ面で心配されていましたが、1年間投げ通せたことは
本人にとっても、大きな自信となったことと思います。
その原動力となった筋トレをオフも続けていくようですね。
ただ少々気になるのは、中スポの記事によると
「ウエストは引き締まり、逆三角形の筋肉質」となっていますが、
最近の秋季練習のフォトなどをみると、
少々お腹が出ていたような感も?
それでも厳しい阿久比での秋季練習をこなしていますし、
おそらく筋肉であろうと思われますが、真相は?
もともとは冬になると体が丸みを帯びるという背番号67
しかしもうポニョポニョなお腹も卒業。
「SAMURAI JAPAN」とかいうWBC日本代表の候補選手にも、
リストアップが有力視されているようですし、
しっかり筋トレで鍛えて、来春を迎えてほしいと願います。


燃えるら様!また同じく左腕の小笠原が、
秋季練習『完走宣言』を。
今季10年目を終えて、ちょうど
若手とベテランのボーダーライン
位置する選手ですが、
シーズン終了後は少数精鋭の
『阿久比森道場』最年長として参加したうえ、
打ち上げ後のナゴヤ球場での練習にも合流。
若手とともにフルメニューを消化と、ほんと頑張っていますね。
それはやはりシーズン後半、不完全燃焼となった悔しさ
来季はシーズン通じて活躍したいという意欲から
来ているものなのではと思われます。

先日、落合監督が中日新聞でのインタビューのなかで、
「今年、いい経験をしたのは小笠原
1年間フルに出たことがない。今年、それを経験した。
一年間、1軍にいたのは小笠原だけ。
悔しい思いもしただろうし、長所も短所も見えたはず。
それをどう生かすかが、来年」

と、あえて名前を出して話していましたが、
小笠原自身も初めてシーズン通じて1軍で投げられたことで
いろいろな課題が見つかっているようですね。
今季自己最多となる8勝を挙げ、
さらに2ケタへと上積みするためのプラスアルファ
キツい練習のなかから見つけ出してもらいたい。
本格的に体を休めるのは当分先になるでしょうが、
さらにもう一踏ん張りでやっていってほしいと思います。


その他では、前日の12球団合同トライアウトに参加して、
視察した落合監督眼鏡にかなったといわれる
前・北海道日本ハムの小山(おやま)捕手について
西川球団社長がこの日、ドラゴンズ入団内定を明言。
あす14日からナゴヤ球場の秋季練習に合流するそうです。

さらにベテラン・昌さんがエッセイを更新。
相変わらず多忙な日々を送っているようですが、
これまで断っていた禁を解いて、
「ラジコンもしました(笑)」とのこと。
久々の結果はいかがなモノだったのが、気になります(笑)


◇堂上直倫
<70万ダウンの年俸780万円(推定)で更改。
2年目の今季は1軍出場がわずか3試合とほとんどファーム暮らし。
交渉といっても金額は問題ではなかった>
「何も活躍していないので当たり前だと思う。来年取り戻します」

<自らの外れ1位で巨人入りした坂本が今季大ブレーク、
ちょっぴり痛い刺激を受け続けていたが、
地道に今の自分のやるべきことに力を注いだ>
「最初は悔しかった。
ずっと見ているうちに悔しいと思っているだけでは意味がない…と思った。
練習をして、結果を出していこうと思った」

<来年が勝負の3年目、『開幕1軍』を第1目標に掲げて>
「2年間しっかり2軍で一からやってきたので
来年はより強い気持ちで最初からやっていきたい。
一番近い目標がそれ(開幕1軍)なので。
遅くに上がろうとは思っていない。
開幕から1軍でやりたいとずっと思ってやっています。
キャンプでも最初から自分の力を出さないと」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◇田中大輔
<2年目捕手は年俸1200万円でサイン。
今季17試合出場で100万減、早くも来季へ気持ちを切り替えて>
「もっと下がると思っていた。
来年は今年の出場試合数(17試合)の倍以上、
50試合は出られるように力をつけたい」

<球団からは『谷繁を脅かす存在になってほしい』と要望される。
入団時からポスト谷繁の期待を受けてきたが、正念場の3年目を迎える>
「スローイングは安定してきた。
投手に信頼されるようなリード、キャッチングを身に付け、
打撃で貢献できればチャンスは出てくる」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇山内壮馬
<150万ダウンの年俸1050万円でサイン。
大・社ドラフト1巡目で入団した今季、4試合に登板したが>
「来季は開幕先発ローテション入りを狙います」

<この日の練習は長距離走で『追試の追試』に悲鳴を上げる。
球場を周回する3キロ走が課されたが、
1度目で設定タイムを下回り、ほかの5、6人の投手と一緒に追試。
さらに2度目でもクリアできず、1人で『9キロ』を走破する羽目に>
「クタクタです。疲れました」
(中スポ)

△ドラゴンズ・契約更改▼
11月12日(金額は推定・単位は万円)
中里  800(□ 0・0%)
山内 1050(▼ 150・13%)
樋口  540(□ 0・0%)
赤坂  600(□ 0・0%)
田中 1200(▼ 100・8%)
堂上直倫 780(▼ 70・9%)
福田  530(□ 0・0%)

11月中旬から12月に渡って繰り広げられる
オフシーズンの風物詩・契約更改交渉
ドラゴンズでもこの日からナゴヤ球場に隣接する昇竜館で始まり、
主に1、2年目を終えた若竜たちが臨みましたが、
7選手すべて一発サインをしたものの、昇給した選手はゼロ
やはり『3位』という成績もあるのか、
西川球団社長が事前に宣言していた通り、
「厳冬更改」の様相を漂わせていた様子。
今後はまずは秋季練習に臨んでいる選手を中心に進められ、
その後、主力選手へと移っていくようです。


06年のドラフト1巡目指名の田中、堂上直倫
さらに昨季のドラフト1巡目の山内と軒並みダウン提示
この辺りはもともとのベースも高いですし、致し方ないでしょうね。
来季は頑張って、その分取り戻してもらわないと。
また主力にとっては、日本一の翌年が3位となれば、
「厳冬」となるのも当然でしょうし、覚悟も必要かもしれません。
ただ今季も「ゴネ得」とかも出てきそうな感もありますが。
まあファンとしては、あくまで(推定)で判断するだけですが、
球団から選手に向けてのシーズンの「通信簿」。
どんなドラマがあるのか、その辺りも見ていこうと思います。

ところで今朝の中スポのドラゴンズのトップ記事は、
来季「開幕1軍」を第一目標に定めた堂上直倫でしたが、
その見出しが、なんと↓
堂本弟、勝負の3年目 開幕1軍だ


「地元愛知県出身のホープ」を、KinKi Kidsと間違えては…(苦笑)
ケアレスミス(13日午後修正済み)であるでしょうが、
3年目の来季、同期の坂本(巨人)に負けない活躍をしてもらい、
しっかり「堂上」と言われるようになってもらいましょう。


◇各チームが144試合実施 セ・リーグが来季日程発表
(共同通信社)

前日のセ・パ交流戦に続き、この日は、
来季のセ・リーグの公式戦日程が発表されました。
交流戦24試合を含め、今季と同じ
ホーム60試合、ビジター60試合。
各24回総当りの144試合制で実施。
第2回WBCの決勝が3月23日に行われることもあり、
4月3日(金)にセ、パ両リーグ同時開幕。
開幕カードの主催権は、07年の上位3球団に与えられ、
07年2位のドラゴンズは、地元・ナゴヤドームでの
横浜との3連戦で幕を開けることになりました。

ちなみに全試合の日程は、
NPB公式サイトで見てもらうとして、
関東地区で行われるドラゴンズのゲームは、以下の通り↓


☆2009年度 中日ドラゴンズ公式戦(関東地区)日程☆

4/7 (火)~4/9 (木)  対東京ヤクルト(明治神宮野球場)
4/24(金)~4/26(日) 対巨人(東京ドーム)
5/2 (土)~5/4 (月)  対横浜(横浜スタジアム)
5/8 (金)~5/10(日)  対巨人(東京ドーム)

※5/19(火)~20(水) 対埼玉西武
(5/19・埼玉県営大宮公園野球場、5/20・西武ドーム)
※5/22(金)~23(土) 対千葉ロッテ(千葉マリンスタジアム)

7/7 (火)~7/9 (木)  対東京ヤクルト(明治神宮野球場)
7/17(金)~7/19(日) 対横浜(横浜スタジアム)
7/28(火)~7/30(木) 対巨人(東京ドーム)
7/31(金)~8/2 (日)  対東京ヤクルト(明治神宮野球場)
8/7 (金)~8/9 (日)  対横浜(横浜スタジアム)
8/28(金)~8/30(日) 対東京ヤクルト(明治神宮野球場)
9/21(月)~9/23(水) 対巨人(東京ドーム)
(開催地(球場)は今後変更される可能性があります。
クライマックス・シリーズ日程は未定。
※はセ・パ交流戦、全日程はNPB公式サイトから)


開幕2カード目の神宮「レフドラ」が開幕しますが、
週末のカードとしては、ハマスタが多いですね。
さらに7月、8月には目白押しとなり、
いい汗?がかけるかもしれません。

また関東以外では新球場でのゲームもありますね。
まずはカープの新本拠地となる新広島市民球場
通称「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」での
最初の公式戦がなんとドラゴンズとの3連戦となりました。
(4月10日(金)~12日(日))
今季のラスト、市民球場でこてんぱんにやられただけに
ご指名を受けたのかもしれませんが、苦手にはしたくないですね。
さらに9月5日(土)、6日(日)は
新潟県立野球場(仮称)で横浜との2連戦。
ビジター開催ではありますが、こちらも初モノとなるだけに注目。
信越のドラゴンズファンにとっては、めったにない機会ですし、
できれば『地方球場の鬼』昌さんに投げてもらいたいです。

さらに9連戦が、5月2日~10日(対横浜、広島、巨人)、
7月14日~22日(対阪神、横浜、広島)、
そして9月15日~23日(広島、横浜、巨人)と3度あるもよう。
ぜひともここは先発ローテを整えて臨んでほしいですね。
ちなみに横浜主催1試合が未発表。
さらに試合開始時間が今後発表になるとのこと。
とりあえずはそれを見てから、観戦計画を立てたいなと思います。

2008年11月12日 (水)

森岡合格合同トライアウトと09年交流戦日程発表。

戦力外となった選手などを対象にした
『12球団合同トライアウト』がこの日行われ、
ドラゴンズを戦力外となっていた森岡、高江洲らが参加。
シート打撃では無安打に終わった森岡でしたが、
終了後に、東京ヤクルトから『合格通知』。
松山での秋季キャンプに参加することが決まりました。
一方事前の予告通り、落合監督もトライアウトを初視察
開始から終了までスタンド下のブースで、選手の動きをチェック。
その指揮官の眼鏡にかなった選手もいたようです。
その他来季の交流戦日程も発表されましたので、紹介します。


◆森岡良介
<中日から戦力外通告され、
この日神奈川県横須賀市の横浜ベイスターズ総合練習場で
行われた『12球団合同トライアウト』に参加。
終了後、早々と東京ヤクルトから『合格通知』を受け、
きょう12日からの松山・秋季キャンプへの合流が決定。
会場の横須賀からとんぼ返りで名古屋へと向かう>
「あしたの飛行機で松山へ行くことになりました。
まだ入団したわけではありませんし、
しっかりとアピールしてきたいと思います」

<トライアウトでのシート打撃では
5打席4打数無安打1四球に終わったが、
左翼への鋭いライナーを放ち、盗塁にも成功>
「緊張しました。持ち味は出せたと思う。
(東京ヤクルトに決まり)うれしいし、ホッとしてます。
まだプロ野球がやりたかった」

<高知・明徳義塾高3年の夏には主将として
全国優勝を経験するなど、東京ヤクルトで
才能が開花する可能性は十分にある。
松山キャンプでは高田監督らの前で最終テストを受けるが>
「勝負の世界に戻れる。
二塁、遊撃を守れるところを見せて(1軍戦に)出られるようにしたい。
1回死んでいる身なので、どんどん前へ行くだけです。
とにかく一生懸命やりたい」
中スポサンスポ12スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◆渡辺編成部次長(東京ヤクルト)
<12球団合同トライアウトを視察し、
中日を戦力外となった森岡を獲得する方針を固める。
5打席無安打に終わったが、走塁面を高く評価。
「森岡君のことはシーズン中から見て、実力はわかっていますから。
きょうもそつのない走塁は見せてもらいました。
高田監督にも電話で報告しました」
中スポサンスポ

◆伊東編成部課長(東京ヤクルト)
「きょう(11日)だけの判断じゃないし、
二塁の田中浩康も脅かす存在になってほしい」
スポニチ名古屋


◆高江洲拓哉
<高卒3年で中日を戦力外となったが、
合同トライアウトのシート打撃で好投し、アピールに成功。
各投手が4人の打者と対決するが、32名中12番目に登板。
森岡(遊ゴロ)を含む4人すべてを打ち取る。
力を出し切り、あとは連絡を待つのみ>
「いきなり最初に(今季までチームメートの)
森岡さんだったんで緊張しましたけど、
2人目からは落ち着いて投げられました。
やるだけやったという感じです。
(合否は)自分で決めることじゃないですけど、
これでダメならあきらめがつきます」
(中スポ、ニッカン


◆遠藤政隆(東京ヤクルト)
<元中日のベテランも現役続行に望みを繋ごうと参戦。
打者4人に対し、1安打1四球。苦笑いで>
「ブルペンでは調子が良かったんですけど…」
(東京中日)

◆種田仁(埼玉西武)
<今季1軍の出場がなく、埼玉西武から戦力外通告の37歳。
6打席で無安打に終わり、往年の粘り強い打撃は見られず。
2回目のトライアウトは受けず、他球団からの入団要請を待つ意向。
さばさばした表情で話して>
「満足することはないが、こんなもんでしょう。
(トライアウト受験は)もう、これで終わり」
(東京中日、サンスポニッカン


◆小山桂司(おやま・けいじ)
<北海道日本ハムから戦力外通告を受け、
この日、12球団合同トライアウトに参加。
シート打撃では守って盗塁刺、打っては5打席で1安打1四球。
笑顔で球場をあとにしたが、夜に中日球団から電話連絡が入り、
ナゴヤ球場での秋季練習に合流することが決まる>
「きょうは盗塁を刺すことができたし、
最後の打席はアウトにはなったけどいい打球を打てました」
中スポ

◇井手編成担当
<今シーズン終了後にFA補強封印を宣言して
外国人選手と他球団を戦力外となった選手で補強する方針。
層の薄い捕手がポイントになりそうだが、補強枠は設けている>
「少ししたら(監督から)話があると思う」
ニッカン


◇落合監督
<事前の予告通りに、監督就任後初めてトライアウトを視察。
午前10時のアップ開始からネット裏に陣取り、
午後3時まで一度も席を立たず、シート打撃を見届ける。
具体名こそ明かさなかったが、野手を中心にリストアップ。
終了後、少し笑みを浮かべて無言で球場を後に>
「ウチのチームに欲しいな、と思う選手がいる」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン


戦力外となった選手などを対象にした『12球団合同トライアウト』。
今季の1回目が、この日横須賀市内のベイスターズ球場で行われ、
投手32名、野手24名の計56選手が参加したもよう。

曇りがちで、体感温度10℃以下という
非常に肌寒いなかのトライアウトとなりましたが、
そのなかでドラゴンズファン的
最も注目されていたのが、森岡良介
カウント1-1からという設定のシート打撃では、
5打席に入り、左直、遊ゴロ(対高江洲)、中飛、四球、二ゴロと
4打数無安打1四球という結果だったものの、
左翼への鋭いライナーを放ち、盗塁にも成功。
さらに寒さからか若干もたつくところもありながらも、
遊撃、二塁で、安定した守備を披露。
その動きを評価して、戦力外通告当初から
獲得の意志を示していた東京ヤクルトが、終了後即『合格通知』を。
きょう12日から松山キャンプへの合流が決まったそうです。


通常はそれほどの話題とならないトライアウトですが、
今回は森岡が参加するということで、
ドラゴンズファン的にも、注目されるものとなりましたね。
結果的には当初から獲得の意志を示した
東京ヤクルトからの「合格通知」。
もしかしたらということもありますし、結構ドキドキでしたが、
何とか決まってよかったなと思いました。

持ち味でもある守備や走塁で
機動力野球を掲げる東京ヤクルトの方針に
適していることから『合格』と判断された森岡
ただまだ「第一関門」を通過したばかり。
今後は、松山でさらなるテストがあって、
スワローズ入団が決まることになってくるのでしょう。
それでも「1回死んでいる身なので、どんどん前へ行くだけ」
森岡自身も意欲を示していますし、ぜひとも頑張ってほしいところ。
『ポスト立浪』と言われながらも、
ドラゴンズでは花を咲かせることができなかった24歳
何とか新天地で再生し、開花に至ってほしい。
そして神宮古巣に恩返しができるようになることを
とりあえずは願っておきたいと思います。

またドラゴンズからのもう1人の受験者となったのが、高江洲
こちらは、打者4人と対戦し、
遊ゴロ(対森岡)、空振り三振、左飛、右飛と無安打に。
いきなりの対戦が、同僚の森岡というのも、
けっこう皮肉なものに感じましたが、
本人の感触的にはまずまずだったよう。
「これでダメならあきらめがつきます」と話した21歳ですが、
できればサクラが咲いてほしいものです。


一方、今回のトライアウトでのもう1つの注目は、
監督就任後、初めての視察となった落合監督
当初の予告通り、午前10時にベイスターズ球場に現れると、
ネット裏のブースに陣取り、終了の午後3時まで
一度も席を立たず、すべての選手の動きに熱い視線
終了後、具体名こそ明かさなかったものの、
野手を中心にリストアップしたもよう。


掘り出し物か?指揮官自ら新戦力発掘
乗り出した形となりましたが、
その中に「掘り出し物」となる
選手がいたようですね。
今朝の中スポには、
北海道日本ハムを戦力外となった
小山(おやま)桂司捕手
大きく取り上げられていました。
プロ3年目の27歳、強肩の捕手ながら、
今季の2軍戦では、一、三塁、左翼、右翼も
こなしていたというユーティリティー性をもつ小山
6月6日のナゴヤドームでの交流戦でも、
先発マスクをかぶり、佐藤充、齊藤からヒットを放つなど、
ドラゴンズ戦でも縁がある選手だったようですね。

この日のトライアウトでは、シート打撃で
32投手中12投手の球を受け、自慢の強肩も披露したという小山
その動きを生で見た指揮官の心を動かしたようで。
守備面に定評があり、打撃さえ成長すればという判断。
年齢、キャリア的にも伸びる見込みがあると見たのでしょう。

早速この日の夜に中日球団から小山に電話連絡。
今後ナゴヤ球場での秋季練習に合流することが決まったもよう。
田村捕手コーチ他の首脳陣も見守る前で
プレーを披露したうえで、獲得するかが決まるようですが、
小山(こやま)の後釜で、小山(おやま)が入団するかは
これからの小山本人頑張り次第
森岡の言葉じゃないですが「一度死んだ身」。
ぜひともチャンスを掴んでもらいたいなと。
指揮官自ら掘り出した新戦力候補
今後の動きにも、ぜひとも注目したいと思います。


ドラゴンズトピックス(11日)

◇和田一浩
<岐阜県下呂市の下呂温泉『水明館』で行われていた
主力選手のオーバーホールをこの日打ち上げる。
休養を十分に取った来季の4番候補は打撃フォーム改造を宣言。
移籍2年目の来年は『チェンジ』をスローガンに飛躍を狙う>
「(打撃フォームにういて)変えていかないといけない。
ここ3年間は消化不良。
毎年マイナーチェンジはしてきたけど、
このままでいいのかと思ってきました。
だから変えていかないといけない。チェンジ? そうですね」

<西武からFA移籍した今年は打率.302、16本塁打、74打点。
昨年比で打率、本塁打はわずかに落ちたが、打点はアップ。
慣れないセ・リーグでの結果を考えれば及第点といえるが>
「毎年、自己ベストを更新したいと思っているんです。
今年も3割打ったといっても活躍はできていない」

<新フォームのベースとなるのが
CS前に落合監督から教わったシンプルな打法。
来年2月のキャンプでも相談しながら最高のフォームを模索していく>
「正直言って落合監督のおっしゃることは難しいです。
でも、ちゃんと理解したとき、すごい打者になれると思うんです。
(改造に)不安はあります。でも、このままでは終わりたくない」

<今後も1年間の疲労も取っていくが、頭だけはフル回転。
師匠の言葉を思い出し、整理しながら新フォームを描いていく。
もう36歳ではなく、まだ36歳。『変革』のタイミングとしては遅くない>
「大学(東北福祉大)の先輩の金本さん(阪神)は
37歳になった年に(打撃3部門で)自己ベストを記録したんですよね」
中スポ

◇中日の主力5選手のオーバーホール終了
(ニッカン)

◇普久原淳一
<戦力外通告を受け、スコアラーとして再出発。
ブルペン捕手となる小山良男とともに、
秋季練習が休みのナゴヤ球場が現れ、使い慣れたロッカーを整理。
その腕には今年4月に生まれたばかりの長男を抱いていたが、
実は、息子に野球選手としての勇姿を見せたいという思いがあった>
「残念ですね。トライアウトを受けるかどうかギリギリまで悩みました」

<最後は家族を守るため、現役引退を選択。
スパッと身を引く。それはそれで勇気ある決断>
「独身ならまだ現役にこだわったかもしれません。
でもボクはもう一人じゃありませんから」
(中スポ<ドラ番記者>

◇西川球団社長
<FA権を行使するとみられる川上は
この日も公の場所に姿を見せず、球団事務所にも連絡なし。
他球団に先駆けての残留交渉に
消極的な姿勢を崩さず、待ちの姿勢を強調>
「きょうは何も動きはありません。
こちらへ(残留交渉に)来ることはないと思う。
電話はあるかもしれないが…」

<阪神が獲得に興味を示しているとされる
各紙報道については静観する姿勢を見せて>
「それは仕方のないこと。(川上)憲伸と阪神のことだから」
(中スポ、サンスポニッカン


下呂温泉で行われていた
主力選手のオーバーホールがこの日打ち上げ
「一流ならでは」の悩みがある和田は、
来季打撃フォームを『CHANGE』?していく構えのよう。
おそらくCS前にトライしていたフォームが
改造の基本となってきそうですが、
何とか来春「落合エッセンス」をうまく取り入れ、
さらに打っていただけるよう、調整してほしいと思います。


◇西武-中日などで開幕 来季の交流戦日程発表
(共同通信社)

またこの日、2009年度『日本生命セ・パ交流戦』
試合日程が発表されました。
ちなみにドラゴンズの日程は以下の通りです↓

◆中日ドラゴンズ・2009年交流戦日程◆

5/19(火)~20(水) 対埼玉西武
(5/19・埼玉県営大宮公園野球場、5/20・西武ドーム)
5/22(金)~23(土) 対千葉ロッテ(千葉マリンスタジアム)
5/24(日)~25(月) 対北海道日本ハム(ナゴヤドーム)
5/27(水)~28(木) 対東北楽天(ナゴヤドーム)
5/30(土)~31(日) 対福岡ソフトバンク(福岡Yahoo!JAPANドーム)
6/2 (火)~3(水)  対オリックス(京セラドーム大阪)
6/5 (金)~6(土)  対千葉ロッテ(ナゴヤドーム)
6/7 (日)~8(月)  対埼玉西武(ナゴヤドーム)
6/10(水)~11(木) 対東北楽天(クリネックススタジアム宮城)
6/13(土)~14(日) 対北海道日本ハム(札幌ドーム)
6/16(火)~17(水) 対福岡ソフトバンク
(6/16・石川県立野球場、6/17・富山市民球場アルペンスタジアム)
6/20(土)~21(日) 対オリックス(ナゴヤドーム)
(雨天中止などの予備日は、5/21(木)、6/12(金)、6/22(月)~25(木)。
開始時間など詳細日程は後日発表予定。全日程はNPB公式サイトから)


5月19日(火)に今季の日本一チーム・埼玉西武戦で開幕。
6月21日(日)オリックス戦まで、各カードにつき
ホーム2試合・ビジター2試合の4回戦、計24試合が予定されています。
今季同様、遠征しやすいようまとめられているカード編成。
ドラゴンズは、関東→ナゴヤ→福岡→大阪→ナゴヤ→
仙台→北海道→北陸→ナゴヤという形で動き、
地方での主催ゲームは今季同様、金沢、富山と2試合になりました。


日程を見て、まずビックリしたのは、
埼玉西武との『埼玉県営大宮公園野球場』での開幕。
パ・リーグのCS第2ステージでも見ましたが、
あの急な外野スタンドの球場でやるんですね。
埼玉県東部在住としては、大宮は近いですし
行ける!と思いましたが、火曜日となってしまい残念。
駅から近ければ、即参戦となるのですが、
「県営大宮」へのアクセスは、JR大宮駅から徒歩24分
東武野田線・大宮公園駅からは徒歩13分と、けっこう歩くので、
それなりに忙しい平日ではちょっと厳しいかもしれません。

一方、5月23日の千葉マリンはぜひ行きたいなと。
ただ千葉マリンといえば、
今季の「和田の薄暮ボール見失い」を始めとして、
ドラゴンズ千葉マリンの相性が良くないのが…。
遠征としては、5月30日、31日のヤフードームが良さそう。
07年にも行きましたが、可能なら再び参戦してみたいです。
それでも遠征となる先立つものがいろいろと…。
とりあえず「財布」と相談してから決めたいと思います。

2008年11月11日 (火)

浅尾新球試投堂上兄弟ノックと憲伸FA心境告白。

ナゴヤ球場での秋季練習は第2クールの最終日。
投手陣ではブルペン投球をした浅尾新球を試投。
またグラウンドでは落合監督から指導を受けた
堂上剛裕が弟の直倫らにノックを行うシーンがあったもよう。
一方、FA有資格選手の権利行使期間が始まったこの日、
動向が注目されるエース・川上憲伸には動きなし
しかし自らのHPの日記を更新し、心境を告白しました。

ドラゴンズトピックス(10日)

◇浅尾拓也
<中日屋内練習場のブルペンで新球に挑戦。
全115球の中でシンカー、カットボールを投げ込む。
いずれも今年の公式戦で投げていない球種だが>
「この秋で何か一つ覚えたいんです。
シンカーは左打者対策ですね。
左打者にはフォークを拾われてきましたからね。
カットも同じです。微妙に芯をずらせればと思って…。
いまの球種に何か1つか2つ、加えたい。
シンカーじゃなくてもいいから、
何とか新しい球種を覚えたいと思っているんです」

<握り方は自己流で研究してきた。
シンカーは大学時代に投げていたが、
カットボールは川上の投球を見よう見まね。
いずれもキャッチボールで試して、
この日のブルペン投球で『試験投球』。自己評価は>
「まだまだですね。
シンカーは何球かいいボールはあったけど、
カットは全然ダメです。ストライクが入らない」

<感触は悪かったが、新球マスターをあきらめるつもりはないよう>
「シンカーやカットがダメなら別の球種を試そうと思っています。
ナックルと言わないまでも、
シュートやチェンジアップとか左打者に有効な球種はある。
シュートやチェンジアップはもう練習しています。
この秋季練習で何とかしたい」
中スポ


◇稲葉光雄投手コーチ(背番号『89』
<ナゴヤ球場で行われている秋季練習に初合流。
練習前にあいさつ。その後、ブルペン投球を見守っていたが、
キャッチボールをしている中田に歩み寄ってアドバイス>
「ブルペンで見ていてバランスが悪いなって。
気持ちよく投げていない。
だから基本的なキャッチボールの方法というか、
バランスのことを話したんです」

<01年の日本ハムコーチ以来の現場復帰。
中日となると97年以来、12年ぶりとなるが、
今年までテレビ、ラジオの解説者として
中日の試合を見てきただけに、選手の名前も顔もクセも熟知。
監督、コーチを含めて最年長の新任コーチが新風を吹き込みそう>
「(中日の)ユニホーム? 12年ぶりといっても違和感はなかったね。
あいさつでは『自分が経験したいいことも
悪いことも伝えていきます』と言いました。役に立ちたいですね」
中スポ

◇中田賢一
<この日合流した稲葉新コーチから
屋内練習場で約20分間、アドバイスを受ける。
すっきりした表情が効果の高さを物語り>
「いろいろアドバイスをしていただきました。
実は1年目にインタビューをしてもらっていたんですが、
いまとの違いを教えてもらったんです。
ここが違うからよくないんじゃないかと。
これからも教えてもらえるでしょうね」
中スポ

◇赤坂和幸
<シート打撃で好投。打者7人に対して柳田の1安打のみ。
残りは三振1つを含め、凡退に打ち取る。
それでも本人は険しい表情で>
「内容は悪い。上半身と下半身がバラバラだった」
(中スポ)

◇山内壮馬
<秋季練習終了後もナゴヤ球場で自主トレを続行。
12月中旬からは東北楽天・長谷部と
母校・杜若高での合同自主トレを計画。
オフも精力的に動いて来季に備え、キャンプを迎える決意>
「せっかく秋季練習で激しく体を動かしているので、
休むのはもったいないですから。昨年より練習量を増やすつもりです」
(中スポ)

◇樋口賢
<ルーキーイヤーの最後に飛躍のきっかけを。
習得に挑戦している『改良版・チェンジアップ』が
完全にモノになりそう。笑顔で好感触を口に>
「新しい武器になりそうな気がします。
これまではいいときと悪いときで切れに差があった。
だからあまり使えなかった」

<縦に落ちる有効な変化球を模索していたが、
ヒントになったのは同じ新人の山内が投げるチェンジアップ>
「(山内)壮馬さんの握り方を参考にしたら、いい球が投げられた」

<成果は実戦で確認済み。フェニックスリーグでも武器に>
「これまでのチェンジアップより
球速が上がり、斜めに落ちるようになった。
特に左打者に対して有効だと感じました」

<秋季練習では持ち味の直球も磨き直している>
「基本に戻って、狙ったところに
ストレートを投げることを心掛けています」
(中スポ)


◇堂上剛裕
<連日、落合監督から直々に打撃指導を受ける。
フリー打撃中に落合監督からスイングの欠点を指摘され、
1時間15分にわたってスイング軌道の修正。
その中で改善のために命じられたのが何と『ノック』。
特守を予定していた弟の堂上直倫と谷を相手に約30分、
慣れないノックバットを振って、スイングを確かめる。
手応えをつかんだようで>
「打撃とは違う感覚。
スムーズにバットが出ました。だいぶいい感じです。
バットがちゃんと出るようにならないと上では通用しない」
(中スポ、スポニチ名古屋ニッカン

◇立浪和義兼任コーチ
<素手でボールを打つなど
堂上剛裕にスイングの軌道を指導。及第点を与える>
「だんだん覚えてはきているよ」
ニッカン

◇落合監督
<立浪兼任コーチからスイングの軌道を教わった
堂上剛裕のフリー打撃が始まると、
自らケージに近づいて、ノンステップ打法を要求。
右足を踏み込まずに腰の回転だけで打ち返させる>
「お前、踏み込まずに打ってみろ」

<その後堂上剛裕に徹底指導を行う。時にはハッパをかけ>
「これができなきゃ、打てねえぞ」

<さらにティー打撃でフォームを再確認した後、
今度は弟・堂上直倫と谷に対する特守でのノッカー役に指名。
30分間打ち続けさせ、スイングを反復>
「ちょうどいいや。兄弟だろ。あっちに打て!」

<スイングの軌道が遠回りする悪癖を矯正するためのノック。
ノッカーとして徐々に様になっていく姿にニヤリ>
「打撃練習のときよりはいい。
これやったらちょっとは打てるようになるわ」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン


◇清水昭信
<ドミニカ・ウインターリーグに参加するため、
長峰とともに中部国際空港発の便で日本を発つ。
初の海外武者修行にやる気満々>
「向こうの野球を肌で感じてきたい。
自分のピッチングをして抑えます」
公式サイト、東京中日、スポニチ名古屋

◇長峰昌司
<同じくドミニカ共和国へと旅立つ。
3年連続のドミニカ行きに慣れた様子で参戦を楽しみに>
「だいたいのことはわかっていますから」

<直前まで参加していた阿久比で人生を変える『大成長』をとげる。
メニューに組み込まれていたプールトレで、
24歳にして金づち返上に成功したそう>
「ボク、泳げるようになったんです」

<これまで泳げなかったのは、
上腕の力に頼って、ばた足ができなかったから。
コツがわかればアスリートののみ込みは早い>
「勝崎さん(トレーニングコーチ)に教わって、
少しずつですが前に進めるようになったんですよ」
(中スポ、<ドラ番記者>


◆小林高也(育成ドラフト2位・東京弥生クラブ)
<東京都昭島市にて豊田スカウトから指名あいさつを受ける。
一般企業で働いていたが、10月には退社。
つまり無職としてドラフトを迎えたが、あっけらかん>
「指名がなかったら、それから考えようと思っていました」

<東京経済大では通算13本塁打のスラッガーも、
野球人としての所属先は「東京弥生クラブ」。
しかし専用球場などなく、硬球での草野球状態。
昼休みに行う同僚とのキャッチボールも貴重な練習に。
それでも地元の支援により野球を続け、人生を切り開く。
野球に飢えた男のパワフルな打撃がスカウトの目に留まり、
念願の衣食住揃った24時間野球漬けの生活に>
「ボクの人生で、思う存分野球ができるのは初めてです」

<座右の銘は大ファンの格闘家・
三崎和雄選手にならい『成せば成る』。
小学校卒業まで空手、相撲、柔道を続け、黒帯も確実だったが>
「ボクはずっと野球の方が好きだったんです」
(中スポ)


ナゴヤ球場での秋季練習は、第2クールの最終日。
コメントのなかからまず浅尾の話題から。
ブルペンに入り、115球の投げ込みを行ったそうですが、
その中でシンカー、カットボールという、
これまで投げていなかった球種を試投
見よう見まねで覚えた球種で評価的には「まだまだ」ですが、
今後の左打者対策、さらに将来の先発転向を見据え、
新しい球種の習得をこの秋の課題にしているようです。

今季セットアッパーとして活躍した浅尾ですが、
持ち球としては、もともとの売りでもある
150キロオーバーのストレートに、
フォーク、パームボール、そしてスライダー
中でもシーズン終盤は、パームが力を発揮した印象。
夏場までは打者を追い込みながらも、
真っすぐかフォークに狙いを定められてしまう傾向が強かったですが、
これが加わったことでだいぶ投球が安定した感がありました。
ただ来季はおそらく研究されてくるでしょうし、。
そんななかで、沈むシンカー、芯を外すカットなどを
習得できれば、より投球の幅が広がってくるかも。
同期の清水昭信もシュート習得に意欲を燃やしていますが、
浅尾も1つでもマスターできればいいですね。
ただ谷繁がOKを出すには、それ相当のレベルまで達しないと…。
まだまだ模索が続くでしょうが、
「浅尾きゅん」には、試投を続けてもらいたいです。


兄リンに熱視線!一方、野手陣では
堂上剛裕に対する
打撃指導が熱い様子。
落合監督だけでなく、
立浪兼任コーチ
かなりの時間をかけ、
密着指導をしていたそうです。
そんななかこの日行われたのが、『堂上兄弟ノック』
スイングの軌道を修正する一環として、
落合監督からノッカーに指名された剛裕が、
特守を予定していた弟の堂上直倫に対して、ノックすることに。
落合ノックではならぬ、「剛裕ノック」炸裂となりましたが、
兄弟競演という思いも寄らぬメニューに、ファンも大喜び。
ノックバットを振っていた際は、スイングもよくなり、
落合監督「打撃練習のときよりはいい」とニヤリ。
まさに一石二鳥ともいえるノックは、実に貴重な練習となったようです。


自主トレの期間ならともかく、
こういった兄弟ノックが、練習の一環で見られるのは珍しいこと。
ちなみにYouTubeにその様子がUPされていましたので、
ぜひ↓を見ていただきたいなと。
20081110 堂上兄弟ノック その1

3部作のうちの1つですが、
UPして下さった方に感謝するとともに
こういった練習をぜひとも生で観てみたかったですね。
それにしても、ここに来てようやく堂上剛裕
本格的な指導が入ってきたのは、うれしい限り。
監督立浪兼任コーチを唸らせるのは、指南のワザでしょうが、
ぜひともアドバイスをヒントとして、今後も打撃を磨いてほしいです。


その他の話題としては、
来季から新たに2軍投手コーチに就任する稲葉氏が、
日本シリーズが終わったということで、ようやく合流
先月2日に還暦を迎え、首脳陣の中では最年長となりますが、
12年ぶりのドラゴンズのユニホームを着込んだ初日、
さっそく中田にアドバイスを送ったもよう。
主にバランスに関しての話だったようですが、
「理論派」としても知られるだけに、
ぜひとも悩める背番号20の力になってほしいですね。

さらにYouTubeにアップされていた動画からもう1本↓
081109全員ノック1

全体を5チームに分け、
5カ所でノックが行われたなかの1つですが、
これは三塁側ファウルグラウンドでの
「一番狭くて一番ゆるいノック」とのこと。
ただ注目すべきは、ノッカーがなんと我らが渡邉コーチ!
「やった!」と思い、動画を再生しながら、
いつ映るのかなあと期待していましたが、
出てくるのは、受けている投手野手ばかり。
結局最後までノッカーが映し出されることは、
一瞬たりともありませんでした(T.T)


◇川上憲伸
<今秋、FA市場最大級の目玉選手。
メジャー移籍を視野にFA権を行使することが確実だが、
有資格選手の権利行使期間が始まったこの日は、
申請書類を提出するなどの動きはなし。
しかし自身の公式HPの日記「憲伸の声」を更新し、
心境を告白。来季の去就について>
「ところで、僕も今、新聞等でいろいろと騒がれていて、
少し驚いているというのが本音です。
特に、自分が話してもいない事が
新聞などに書かれていて、びっくりですね。
まぁ、だから新聞なんですけどね(笑)」


<進路について>
「皆さんが一番気になると言うか心配なのは、
僕が中日ドラゴンズを去るのか、
来年もこのチームでプレーするのかということだと思います。
ただ、それだけは今の僕自身にも、正直わからないところです。
今日からフリーエージェントを宣言できる期間に入りましたが、
今はいろいろ考えている最中です。
家族も含め、周りの方々の意見を参考にして、
考えがまとまったらこのホームページで、
最初に皆さんにお伝えしたいと思っています」

憲伸の声『いつも僕を応援してくれているファンの皆さんへ』、
中スポ、スポーツ報知ニッカン

◇西川球団社長
<FA権利行使期間が始まったこの日、
申請手続きせず、動きはなかった川上について。
球団側は今後も可能な限り慰留する方針>
「進展はありません。連絡もとってません。
前から申し上げている通り
(9月25日に)社長である私が話をしましたから。
川上君から会いたいということであれば話しますが、
こちらから出ていく、ということはない。
交渉するにしても、12月に入ってから」

<また条件面について未提示を明言。
単年、複数年など川上の希望を聞いた上で
契約を組み立て、提示する方法を伝えていると明かした。
「前回会ったとき(9月25日)は
シーズン中で査定も出て来ておらず、提示はしていない。
希望する条件をある程度聞きますよ、ということを伝えた」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋

◆真弓阪神 落合竜の憲伸も最終調査へ
(デイリー)
◆真弓監督 憲伸獲り FA投手に熱視線
(中スポ)
◆阪神FA川上獲り4年18億、20日にも接触
(ニッカン)


プロ野球選手のFA宣言がこの日解禁されましたが、
「解禁即宣言」がウワサされた
エース・川上憲伸については、この日は動きなし
球団事務所に連絡もなく、注目の宣言は
きょう11日以降に持ち越しとなりました。
そんななかこの日、ようやく『本人の声』が到着。
ご存じ憲伸公式HPの日記「憲伸の声にて心境を告白しました。
全文については↑を見てもらうとして、
新聞等でいろいろと騒がれている現況については、
憲伸自身「少し驚いている」様子。
しかし注目のFA権行使については、
「今はいろいろ考えている最中です」とのこと。
申請期間の期日は18日までとなっていますが、
その日までに、周囲の意見を参考にしながら、
自らの意志を明らかにしていくそうです。


ある意味待ち望んでいた憲伸本人の声ですが、
「今の僕自身にも、正直わからない」とのこと。
この日、初志貫徹を誓った上原(巨人)とは
やはり考え方が、違うようですね。
あと数日で、結論が出るのは確かですが、
おそらくかなり悩んだ末でのものとなるでしょう。
メジャー挑戦、国内移籍、そしてドラゴンズ残留
どんなアンサーが待っているかはわかりませんが、
エース自身意志ですし、もちろん尊重したいなと。
早くも阪神「いかなあかんやろ」とか言っているようですが、
そんなことは全く意識せず、じっくり熟考してもらい、
本人が納得できる結論を導き出してほしいです。

2008年11月10日 (月)

平井秋異例の202球とFA解禁憲伸即宣言濃厚。

3勝3敗で迎えた日本シリーズは、
埼玉西武が逆転勝ちで巨人を下し、4年ぶり13度目の日本一
アジアシリーズへと進むことになりましたが、
日本シリーズが終われば、FA宣言が解禁になります。
それと歩調を合わせるかのように、注目のあの選手の記事がUP。
きょう10日にも手続きを行い、即日宣言となるようです。
ナゴヤ球場からの秋季練習の話題とともにどうぞ。

ドラゴンズトピックス(9日)

◇平井正史
<ナゴヤ球場で行われた秋季練習に
若手中心のなか志願参加しているが、
異例の202球の投げ込みを敢行。
1時間以上投げ、やっとブルペンを出て来て>
「中日に来てからは、秋にこんなに投げたのは初めてですね」

<実績のあるベテランが、異例の投げ込み。
来季にかける意気込みがうかがえる>
「休んだ方がいいのか練習した方がいいのか。
どちらがいいのかは分からないけど、
今年は休むほど働いていませんから」

<今季は37試合、計28イニングを投げ、
1勝1敗の防御率5.14と、まさかの不調。
失地回復を目指すベテランが、必死にフォーム修正。
どんなにヘトヘトになっても、復調への光をつかんでみせる>
「何とかいいかたちで(秋季練習を)終われたらいいですね」
中スポ

◇田中大輔
<シート打撃でマスクをかぶり、
5回中4回、走者を刺して、強肩をアピール。
それでも反省ばかりを口に>
「いや、ダメですよ。
1回、(盗塁阻止を)失敗したのはボクのミスですから。
それにきょうはサインミスもしている。
それでは信頼されない。まだまだです」

<打っては1度の打席で左前打を放ったが>
「まだまだです」
中スポ

◇田村捕手コーチ
<普段は辛口も、今回の田中の盗塁阻止にはうなる>
「きょうは状況が複雑じゃないときに、いいボールを投げていたね。
安定していた。成長していると思うよ」

<さらに田中に注文を>
「あとは足が速い走者のとき、
一、三塁とか状況が複雑なときに、同じように送球できるか。
視野も広くしないといけない」
中スポ

◇堂上剛裕
<念入りに打撃フォームをチェック。
グラウンドでの打撃練習後はベンチで。
さらに立浪兼任コーチのアドバイスを受けながら、
徹底チェックでフォーム修正に取り組み>
「体の使い方です。スムーズに体を動かせるようにです」

<さらに落合監督にも直々に打撃指導を受け>
「頭が左に傾く悪いクセのことを言われました」

<監督には『自分でできていると思っててもできてない。
それができなきゃ』と指摘されたという。
スイング軌道でもアドバイスされ、鼻息荒く>
「秋のキャンプで完全に身につけ、来年春にはアピールしたい」
(東京中日、スポニチ名古屋

◇堂上直倫
<立浪兼任コーチから熱血指導を受ける。
フリー打撃の際、身ぶり手ぶりで打撃フォームのポイントを解説。
シーズン中はほとんど教わる機会がなかっただけに、
自身にとっては貴重なアドバイスとなり>
「取り入れられる点は吸収したいと思います」
(東京中日)

◇中村一生
<落合ノックを1時間受ける。
最初は平田、中村公治とともに3人だったが、途中から別組へ。
後半は1人でノックを受けることとなったが、無事こなして>
「疲れました。左右に飛んでくるのもありますが、
捕れるか捕れないかのギリギリのところに
打球が飛んでくるので大変でした」
(中スポ)

◇鈴木義広
<右ひじ手術からリハビリ中。
40メートルの距離でキャッチボール。
7日の初投げから1日置いて、さらに距離を伸ばし笑顔>
「いい球を投げられました。大丈夫です。
投げても痛くないのがうれしいです」
(中スポ)

◇清水昭信
<ドミニカ・ウインターリーグ参戦のため、きょう10日に日本を発つ。
海外でプレーするのは3度目。レベルアップの舞台にしようという意欲も強い>
「向こうの野球を肌で感じたい。
低めにボールを集める自分のピッチングをします。
どれだけ抑えられるか試したい。シュートも機会があれば投げます」

<来季へ向けたテストの場として、
1カ月余りを予定している参戦期間を有意義に使う。
加入するリセイは名門チーム。マウンドに登るには、
まず現役大リーガーらの競争に打ち勝つ必要があるが、気後れはない>
「先発もしてみたい。メジャーリーガーを抑えます」
(中スポ)

◇森バッテリーチーフコーチ
<きょう10日、ドミニカ・ウインターリーグへ参加する
長峰、清水昭信の両投手に、桂川通訳とともに同行。
リーグ視察後、ニカラグアに足を運び、
現地の若手リーグを訪問する予定。
落合監督は一塁、中堅を守れる左打者の獲得を希望しているが、
新天地で好素材を発掘する作業も平行して行う>
「今オフはニカラグアにも行って、いろいろ見てくる」
スポニチ名古屋

◇竜の来春キャンプは地獄の8勤1休!
(第1クールが8勤、第2クールから6勤のプランが浮上・ニッカン)


◇石黒球団広報
<ドアラがモデルデビュー。
22日に名古屋・栄で開催されるファッションショー
『センパガールズコレクション(CGC)』に出演が決定。
人気モデルの西山茉希、マリエ、長谷川潤らとの
共演が見ものだが、苦笑いを浮かべ>
「ドアラは何でも着ますよ。
スカートも用意されるかもしれませんね。
スカートをはいたりするかもしれませんよ」
スポーツ報知スポニチ名古屋

◆森岡良介
<戦力外通告を受けた中日の選手たちと最後の練習を。
あす11日横須賀でのトライアウト受験で、
10日に移動しなければならないため、この日が最後に。
シート打撃で打席に入ったときはファンの大歓声を受け、
練習後は選手、関係者にお礼と別れのあいさつを>
「一緒に練習するのは最後になりました。
あした(10日)も来ますが、(屋内練習場で)マシン打撃をするだけです」
中スポ


まずはナゴヤ球場で行われている秋季練習の話題から。
シート打撃でマスクを被った田中が強肩をアピールしたり、
堂上兄弟立浪兼任コーチから
打撃指導を受けているシーンが目立っていますが、
その中からは、中スポで取り上げていたベテランの平井を。
例年この時期はオーバーホール組に入るものの、
今季は休養を自ら返上し、若手とともに汗を流す日々。
さらにこの日は、ブルペンで1時間以上の投球を行い、
何と春季キャンプ並みと言える202球を投げ込んだもよう。


昨季までは岡本真也(埼玉西武)とともに
中継ぎ陣を支えた平井でしたが、今季はまさかの不振
良い印象としては、8月19日の横浜戦(平塚)。
浅尾が危険球で退場になった直後に緊急登板して、
その場を収めたゲームぐらいでしょうか。
ただ平井本人もそれを自覚し、秋季練習に最年長で参加。
さらにこの時期としては異例、移籍後初となる200球オーバー
それはまさに来季にかける意気込みの現れといえるでしょう。
同級生のエースはチームを離れることが濃厚ですが、
自らは残留し、復調への手がかりを掴もうと必死の投球
移籍して6年、もはやドラゴンズ投手陣では、
山本昌、岩瀬に続くベテランに位置している背番号33
まだまだやれると思いますし、やってもらわないといけない立場。
若手に負けじと、巻き返しをはかる来季に期待したいと思います。


その他で気になったのは、ドミニカ修行の第2弾。
きょう10日に、長峰清水昭信が日本を発つそうですが、
その両投手に、森コーチ、桂川通訳も同行。
ここ数年恒例となっている中南米視察を行うようです。
昨秋は、デラロサ、ネルソンをスカウトしたこのモリシゲ視察
今回は近隣のニカラグアにも足を運ぶようですね。
恥ずかしながら自分はニカラグアが
どこにあるのかさえも分かりませんが、
ぜひともポスト・ウッズの候補をハンティングしてほしいなと。
「隠れた逸材」を見つけることができるのか。
真っ黒になりそうなそのお顔とともに注目です。

さらば森岡。さらに戦力外通告を
受けた以降も、ナゴヤ球場で
若竜とともに練習を行っていた
森岡が、この日最終日
練習後は落合監督をはじめ、
コーチ、選手、関係者に
お礼と別れのあいさつをしたもよう。
あす11日に横須賀で行われる12球団合同トライアウト
ぜひとも他球団のメガネに叶ってほしいものです。


◆憲伸メジャー濃厚 きょうにもFA宣言
(中スポ)
◆中日の川上がFA移籍へ メジャーか国内かで迷う
(共同通信社)
◆中日・川上 きょう10日にも「FA宣言」メジャー挑戦へ
(スポニチ名古屋)


日本シリーズが終了すると、
一気に慌ただしくなるのが、この話題
いよいよ宣言が可能となるフリーエージェント(FA)。
その中で今オフでの目玉の1人ともいえる
ドラゴンズのエース・川上憲伸の話題が、ついに登場。
中スポによると、解禁初日となるきょう10日にも
名古屋市内の球団事務所を訪れ、FA宣言の手続きを行うそうです。


『埼玉西武日本一』の見出しが躍るWEB記事の中で一種異様。
しかしシリーズが終われば、すぐにでも出てくるだろうと思っていたので、
昨夜共同通信社の見出しを見たときは、それ見たことかと。
さらに今朝の中スポでも、1面で扱ったようですね。
ただコメントなどについては、まだ曖昧な面が多々。
共同通信社の記事では、“親しい関係者”
『川上は「中日を出る」と明言』していると綴られていますが、
CS終了後の25日以降、憲伸は公の場に姿を現していないうえ、
FA権について、自らの意思を語っていないのも事実。
とりあえず宣言するにせよ、まずは本人の声が聞きたいなと。

他球団と交渉するのは必至の情勢で、
目指す先は、かねてからの憧れである
米国・メジャーリーグと言われていますが、
中日球団としては、慰留を続ける方針とは言うものの、
従来の交渉方法で接するでしょうし、
おそらくその情勢は厳しいものとなるのでは。
まあFAは選手の権利ですし、憲伸には悔いのない選択を。
ただ「ほかを選ぶとしてもやむを得ない」とは言えど、
屋台骨を支えてきたエースがいともあっさりと
ドラゴンズを去ることになるのは寂しいのも確か。
まずは憲伸のFAへの「動き出し」に注目したいと思います。

2008年11月 9日 (日)

井端下呂からの誓いと河原秋季練習に合流。

主力オーバーホール先の下呂温泉から
井端の声が届き、来季のノルマとして
全試合フルイニング出場を掲げました。
またナゴヤ球場での秋季練習に、テスト合格し、
ドラゴンズ入団が内定している河原純一が合流。
再出発を切った右腕は、今後は昇竜館で寝泊まりし、
若竜野球漬けの毎日を送っていく決意を示しました。
そのほか、この日のドラゴンズの話題を集めました。

ドラゴンズトピックス(8日)

◇井端弘和
「オーバーホール先の岐阜県下呂市の下呂温泉
『水明館』で来季の復活プランを明かすとともに
最低限のノルマとしてフルイニング出場を宣言>
「今年はやっぱり達成感はなかったね。
フルイニング出場して、結果を出すのがボクの仕事だから。
フルイニングは最低限の目標です。
故障? 2月1日(のキャンプイン)には完全な状態でいきますよ。
その準備をいま整えています」

<まさかの1年だったはず。
左足全体を痛めて6月16日に離脱すると、
復帰後、8月25日の巨人戦で、ランニングホーマーを狙った
本塁クロスプレーで右ひざを痛め、30日に再び登録抹消。
診断結果は右ひざ靱帯損傷。重傷にもかかわらず
CSには間に合ったが、完全な状態ではなかった>
「1番よくなかったのは(ランニング本塁打を狙って)
クロスプレーで痛めたのに、その後も無理して出たこと。
まだ治っていない。でも、順調によくなっていますよ」

<現在は下呂温泉での温泉治療と
トレーナーのマッサージで完治を目指している段階。
11月いっぱいは休養に充てて、
12月からは筋力ダウンした右ひざのトレーニングを再開するという>
「まずは右ひざを普通の状態に戻すこと、それから鍛えます。
弱っているから、しっかり鍛えていかないといけないんです。
でも、来年という意味では大丈夫」

<右ひざを癒しているのは竜の神様。
『水明館』の露天風呂の名称は何と「龍神の湯」>
「いい温泉ですね。1日に3回以上は入っていますよ」

<来年3月に行われるWBCに関して、現時点では微妙な状況。
故障明けだけに3月にベストになるかといえば厳しい>
「WBC? まだ分からないですね。
呼ばれたわけでもないし。何とも言えないです」
中スポ


4日から入っている主力選手のオーバーホール
昨日の記事では、和田、森野、谷繁
そして岩瀬の声があったものの、井端については何もなし。
おかしいな、本当に下呂に来ているのかな?と、ちょっと疑問でしたが、
さすが中スポさん、ネタを寝かしておいたようで…?
この日のドラゴンズのトップ記事は、井端についてでした。

1日に3回以上温泉に浸かり、疲労回復に努めている背番号6ですが、
今季はまさに「故障に泣かされた1年」になってしまいましたね。
シーズン序盤に左足、後半に右ひざを痛めて2度の戦線離脱。
それまで続けていた連続試合出場が637でストップするなどで、
106試合の出場に止まってしまう始末。
「攻守の要」を欠いた代償はやはり大きく、チームは3位に低迷
CSは手負いの状態で出場したものの、打順は7番
CS第2ステージ初戦でスーパープレーがあったものの、
本来の動きには程遠く、捕れる打球も捕れない歯がゆさも。
右ひざはまだ完治しておらず、
完全な状態で来年の開幕を迎える保証も100%ない現状。
それでも『竜の鉄人』
「来年という意味では大丈夫。2月1日には完全な状態でいく」と話し、
来季のフルイニング出場を『最低限の目標』とすると宣言。
フルイニング出場となれば、06年以来3季振りとなりますが、
チームの浮上には、もちろん欠かせないピース。
そのための準備を今後していく考えを示しました。


セクシーいばちん(/\)ある意味「いるのが当然」
思っていた井端の離脱
故障者続出の今季において、
一番の誤算だったのでは。
1度目の離脱ももちろんそうですが、
自分的には2度目の方がもっと痛かったなと。
未熟な巨人の捕手のブロックにもやられましたが、
シーズンの一番大事な時を迎える前での、まさかの離脱
もともと痛みを隠しながらも出場を続けていた『竜の鉄人』。
試合に出ることが自分の仕事と位置づけているだけに、
完全制覇を逃したチームの中でも、今季の成績に不満を抱き、
最も悔しい思いをした1人だったのではと思われます。

しかし来季はそんなシーズンには絶対にしない
そのために掲げたのが「フルイニング出場」。
相変わらずビッグマウスが出たなと思っている方もいるでしょうが、
やはり中心選手はそうでなくてはいけない。
来季34歳と、まだまだ脂が乗っている働き盛り。
ぜひともノルマをこなして、チームに貢献してもらいたいですね。
そのためにこのオフで、体の状態を
できるだけ完全に近づけてほしいと願うところです。

長年コンビを組んできた荒木の左肩は重傷のもよう。
そのうえで、井端まで欠けてしまっては元も子もない
今後の3年間は、若手の育成に力を入れるドラゴンズといえど、
いつまでも井端には高い壁として、そびえ立ってもらわないと。
ノルマを達成できる自信と達成させる野望を持つ
『竜の鉄人』の復活をまずは願いたい。
そして来季は、躍動するプレーでファンを沸かせてほしいです。


◆河原純一(元・西武)
<中日の入団テストに合格し、
この日、ナゴヤ球場での秋季練習に合流。
にこやかな表情でランニング、筋力トレ、
キャッチボールなどに汗を流す。
ルーキーのように初々しい笑顔で
『中日・河原』としての初日を振り返って>
「楽しみというより緊張感ありました。
『うれしい』というより、緊張で身が引き締まるような感じです。
チャンスをいただいたのでなんとかチームの力になりたい。
少しでも恩返しができたら。
やるからには開幕から1軍にいられるようにアピールしていきます」

<元巨人の抑えのエースが、1年のブランクを経てゼロから再出発。
層の厚い中日投手陣の一角に割って入るべく、
来春キャンプで猛アピールするべく、急ピッチでの調整を宣言。
冬場も練習して『復活』を見せつける意気込み>
「僕の場合は手術した右ひざの状態のこともあるんでね。
トレーナーの方にも自分の体の状態を分かっていただけるチャンス。
これからは投球練習もしていく。
来春のキャンプでは初日からガンガン投げられるようにします」

<25日まで続く秋季練習中はナゴヤ球場の隣の
合宿所『昇竜館』に寝泊まりする予定。
原点に返って、若手選手と野球漬けの毎日を送る決意。
年内には東京の自宅から名古屋への引っ越し準備をする予定>
「自主トレ先などは未定ですが、
ここの施設は素晴らしい。室内練習場も広いですね。
早く自分の状態を知ってもらうためにも寮に泊まり込んで練習に参加します」

<正式契約は後日で、背番号も未定。
それでも野球を存分にできる喜びを、
あらためて実感しながらも、もはや迷いはなく>
「任されたところでしっかり投げられるように、しっかり準備したい」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇小田幸平
<河原と巨人でチームメート。『戦友』の加入を喜ぶ>
「巨人時代から仲良くさせていただいてます。
歓迎? もちろんです」
(中スポ)


◇小笠原孝
<今月6日まで行われていた阿久比で
取り入れられていたプールトレの効果を絶賛。
秋季練習終了後も自主トレメニューに組み入れる構え。
来春の沖縄キャンプでも取り入れることを希望し>
「こんないい練習を知ったんで、オフもやります。
来年のキャンプでもやりたい」
スポニチ名古屋

◇浅尾拓也
<ナゴヤ球場の秋季練習に合流。
阿久比での練習で悲鳴を上げたのは、ラストのプールトレ>
「手に大きなヒレのようなものをつけて泳ぐんです。
水の抵抗があるから、泳ぐのが大変なんですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

◇久本祐一
<通常メニュー終了後に、強化トレーニングで遠投を始める>
「上と下のバランスが悪かった。
上半身の力が落ちていたのでやりました」

<阿久比練習時にバランスの悪さに気づき、
森コーチからも『』と指摘されたという。
秋季練習終了まで遠投を続けていく>
「ナゴヤ球場に帰ったらやっていこうと思ってました」
(中スポ)

◇赤坂和幸
<ハードな秋季練習が続くなか、体力がついていることを実感。
ナゴヤ球場での練習も阿久比に負けず劣らず厳しい>
「練習は厳しいですが、春のキャンプの方がもっときつく感じました。
1年間やってきて鍛えられたんだと思います。
春と違って、チームの雰囲気に慣れてきたこともあります」

<野手としての評価が高かったが、
中日は自身の思い通りに投手として扱ってくれた。
1軍にも昇格し、6月1日の埼玉西武戦で登板。1イニングを抑えた>
「投げているときは夢中で状況がわかりませんでした」

<来年ももちろん投手、課題に球速アップを挙げる>
「スピードを上げたいです。
150キロ近くは出せるようにしたいです。
そのために下半身をしっかり強化していこうと思っています」

<通常メニューの他に足の筋力トレーニングをプラス。
さらにリリース時の指のかかりをよくするために指先も鍛えている。
『ライスグリップ』と呼ばれるもので、米粒の入ったバケツに
指を入れて動かして筋力をつけている。
実力不足は実感している。その力を上げていくために、
この秋は自分で何をやらなければならないかも見えた>
「1年間やって、自分がどの位置にいるかよく分かりました。
コントロールもつけないといけないし、
無駄な力を入れないファームで投げないといけません。
1年やってきたからには、これからも投手でやりたい」
(中スポ)

◇平田良介
<堂上剛裕、中川とともに落合ノックを受けた後、
外野のフェンス沿いを約1時間のランニング。
地獄のメニューにも表情を引き締め>
「足は張ってますけど、とにかく鍛えないといけないんで」

<森野の三塁コンバートに伴い、
来季は中堅のレギュラー候補として期待。気合を入れて>
「チャンスをもらえるように頑張ります」
(スポーツ報知)

◇田中大輔
<平田とともに1時間の追加ランニングを課せられる。
グラウンドを10周して、メニュー終了のはずだったが>
「『おまえも走っておけ』と監督に言われました」

<今にも倒れそうな前傾姿勢でポール間を走り続け>
「足が痛かったです。何も考える余裕がありませんでした」
(中スポ)

◇堂上剛裕
<パワフルな打撃が持ち味だが、守備はイマイチ…。
生き残るためにそんなイメージからの脱却を誓う>
「この秋は守備と走塁に力を入れて取り組んでいきます。
守備と走塁のレベルをまず上げること。
バッティングで勝負するのはそのあとです」

<ディフェンス重視の落合野球。
打撃という一芸に秀でていても、1軍から声はかからない。
お手本は身近にいる。日々考えながら、打球を追う>
「英智さんの守備を目標にしていますが、
英智さんに限らず外野手はみんなボクよりうまい。
だからほかのみんなの動きを見て参考にしています」
中スポ

◇上田外野守備走塁コーチ
<今季まで堂上剛裕と一緒にプレー。
守備が弱点だった堂上剛裕の変化を説明>
「ここ(中日)で試合に出るには打つだけでは難しい。
守れないとなかなか1軍で使ってもらえない。
今回の練習に入るとき、そういう話を本人からしてきた。
守備への意識が変わってきたことが、練習でも感じられるようになった」
中スポ

◆中日戦力外の森岡獲り…ヤクルト
(スポーツ報知)


阿久比での分離練習を打ち上げ、
10人の投手陣もナゴヤ球場に合流した秋季練習
しかしこの日は朝方に降った雨の影響で
練習のほとんどが屋内練習場となってしまったもよう。
そんななか、若竜に混じって新たな顔が。
先月末の阿久比での入団テストに合格し、
ドラゴンズ入団が内定している河原投手が、
ナゴヤ球場での秋季練習に初めて参加しました。

正式契約こそ結んでいないものの、
1日も早く自身の現状をスタッフに知ってもらうため、
秋季練習参加を決めたという河原
初日は屋内練習場で、筋トレ中心のメニューとなったものの、
その表情は、再び野球ができる喜びにあふれていた様子。
折しも現在、東京ドームでは自身が在籍していた
巨人埼玉西武とが日本シリーズの真っ最中。
02年には胴上げ投手にもなった右腕が
1年間のブランクを経て迎えた一からの再出発
しかし本人にとっては、なりふり構っていられない。
新天地での復活にかけるため、秋季練習中は、
一時的に「昇竜館」に入寮して、若竜とともに汗を流す決意も。
「任されたところでしっかり投げられるように、しっかり準備したい」
そう話し、ドラゴンズでの第一歩を踏み出した右腕
その目はすでに勝負の年となる来季に向いているようです。


「河原がいる模様」という話は聞いていましたが、
今朝のスポーツ紙の話題は、ほぼ河原オンリー
改めてそのネームバリューというのは、スゴいなと…。
ただ本人にとってはそんなことは関係なく、
再び野球ができる喜び緊張感が交じった初日となったことでしょう。
テスト入団が決まっても、その後は自主トレでということが
けっこう多いのですが、秋季練習に参加というのは良い心構え
本人も言うように「早く自分の状態を知ってもらうため」にも
とても良いのではないかと思います。
さらに昇竜館に寝泊まりというのも、泣かせてくれるなァと。
プロ通算27勝40セーブ、現在35歳ベテラン右腕
森コーチから与えられた猶予期間は、実質1年
まさに全力を注いで、臨んでいかなくてはならないでしょう。
ただ本人が頑張るのはもちろん、
そういう姿を見る若竜たちにとっても、プラスになってくれればと。
まだ背番号もない真っさらなユニホーム。
劇的な復活となるかは、今後の本人の努力しだい
それでも野球をやりたい気持ちは、人一倍のはず。
ぜひとも入念な準備を行っていき、
「ドラゴンズの河原」として、その力を発揮してほしいと思います。


PS 今日の渡邉コーチ。

6日は中スポ「おれたちゃドラゴンズ」でネタに。
さらに7日は、昌さん「200勝達成スーツ」モデル?
このところお姿を拝見することが多い我らが渡邉コーチですが、
昨日公式写真ブログの記事「新コーチです!」にて
フォト付きで紹介されました。文面を抜粋すると

『まずは渡邉コーチです、
昨年現役を引退し動作解析の仕事をしていましたが、
今回、育成コーチとなりました。
背番号はなんと「77」です!』



走っているのは誰??やはり「77」
インパクトがありますよね。
←のフォトは辻2軍監督
奈良原コーチ、宮前コーチらと
一緒に写っていますが、
なんと真ん中に走る選手の姿が!!
あくまでもチームの主役は
選手とはいえ、せっかくの紹介なのに…。
それでも「ナベスマイル」が見られたので、ヨシとしましょう。
その後、笑顔の上田コーチもありましたが、
それ以上によく写っていると思われるのが、中村武志コーチ
片ひざついてのスマイルがとてもグー(^-^)g""って感じ。
渡邉コーチもこういうのを、撮ってもらわないといけないですよ。
まあそれはさておき、自分的にも思い入れが多い3人の新コーチ
ぜひとも若竜の指導に頑張ってほしいですね!

2008年11月 8日 (土)

和田下呂からの便りと昌200勝記念スーツ贈呈。

分離方式で行われていたドラゴンズの秋季練習は、
この日で精鋭投手陣による阿久比組での練習が打ち上げ
しかし雨天の影響で、実質は前日で終了となったもよう。
一方、下呂温泉では和田、森野、谷繁らオーバーホール
そのなかで来季の4番候補の和田「4番」について激白。
さらに山本昌200勝達成記念スーツを裏方さんにプレゼントなど
この日のドラゴンズの話題を集めました。

ドラゴンズトピックス(7日)

◇和田一浩
<オーバーホール先の岐阜県下呂市の
下呂温泉『水明館』で来季の打順について激白。
今季74打点を記録。ウッズが退団したことで、
今季15試合座った4番の有力候補となったが>
「ウッズがいなくなったといっても、
ウッズの仕事ができるわけじゃない。
それぞれが仕事をしてカバーするしかないよ。
4番? ボクはボクがイメージする4番のタイプじゃない。
でも4番目の打者になったら、自分の力を発揮したい」

<『4番争い』をしようという意思はない。
打順にはこだわらず、全員野球で逆襲することを誓い>
「4番というのはドッシリ構えて
相手の勝負球を打つような選手。落合監督のような…。
ボクは積極的に向かっていくタイプですから。
野球は1人じゃできない。全員で戦うしかない。
もちろん、ウッズが抜ければ新しい誰かが入る。
その9人で戦えばいい。そのために、ボクも準備しないといけないんです」

<日本三名泉として知られる下呂温泉でのオーバーホール。
岐阜県だけに地元だが、意外にも初訪問。
4日から温泉漬けの日々を送っているが、
疲労回復に効くアルカリ性単純温泉に大満足>
「いままで来たことがなかったんですよね。
でも、ここはいいところです。
街もいいし、ボクが好きなヌルヌル系の温泉ですから」
中スポ

◇森野将彦
<同じく岐阜・下呂温泉でリフレッシュ中。
今季4番に10試合座ったが、来季については和田と同意見。
和田、中村紀洋との『3本の矢』で戦おうという考え>
「いままでは『タイロンがいて当然』と思っていたけど、
いないときを思い出せばいい。
2004年なんかみんなで頑張ったじゃないですか。
誰が4番じゃなく、みんなでつないでいけばいい。
ボクが4番ならバントもある。ノリさん(中村紀洋)もバントできる。
そうやってつないでいくこともあると思う」

<下呂温泉でのオーバーホールは
それぞれが温泉やマッサージなどで静養していたが、
夕食だけは顔を合わせていた。集合時間は午後6時、
会場の和室にはテレビがあって自然と日本シリーズを見ることに…>
「ああでもない、こうでもないって話をしながら見ていますよ。
まあ、普通の野球ファンと一緒です。
ただ、どっちも応援してないですけどね」
中スポ<ドラ番記者>

◇谷繁元信
<今季は左わき腹痛に苦しんだが、温泉でリフレッシュ中。
今オフは故障しない体づくりに励む>
「(5月末から約1カ月間)左わき腹を痛めて
離れたときがあったけど、痛めた理由は分かっている。
詳しくは言えないけどね。もう1度、ならないためには
どうすればいいかを考えてトレーニングしていきますよ。
20年目はチームとしても個人としても納得いくシーズンじゃなかった。
来年は0からの出発のつもりでやります」
(中スポ)

◇岩瀬仁紀
<この日は下呂温泉の街を散策、つかの間の休息でリフレッシュ。
球界初の10年連続50試合以上登板を果たしたが、鍛えてケアする。
11日のオーバーホール終了後はトレーニングを再開するという>
「今年は時間がありますからね。
本当ならゆっくり休みたいけど、
トレーニングすることで体の疲れを取ろうと思うんです。
クールダウンのためのトレーニングです」
(中スポ)


今月4日から入った主力選手オーバーホール
ここ数年の三重・伊賀ではなく、今年は岐阜・下呂温泉
さらに谷繁、岩瀬、和田、井端、森野と参加は5選手。
ややこじんまりした印象もありますが、
ゆっくりとシーズンの疲れを癒し、
来季に向けてリフレッシュしてほしいものです。

そんななか、今朝の中スポでは、
そのオーバーホール陣に向けての取材が。
注目は、退団することになったウッズに代わり、
「4番候補」となるであろう和田
交流戦時を中心に、今季は4番に15試合座りましたが、
来季はさらにその打順を多く任されることになりそう。
今季はウッズに次ぐチーム2位の74打点を挙げ、
ポイントゲッターとしての役割を果たした背番号5
しかし当の和田本人は、あくまで4番としてのこだわりはない様子。
それ以上に「全員で戦うしかない」つなぎの野球を強調。
あくまで9人のなかの1人、そのために準備していくという考えを示しました。


『不動の4番』だったウッズが抜けた。
しかも代わりとしての新外国人を獲得する可能性は低く、
真の4番打者が不在となるであろう来季、
どんな打順を組んでくるのか、気になるところですが、
おそらくその中心になるのが、和田でしょうね。
今季136試合に出場し、打率.302、16本塁打、77打点。
そのうちスタメン4番では、15試合、打率.305、1本塁打、6打点。
終盤は調子を落としたことで、そのとき好調だった
森野が4番に座りましたが、実績等を加味し、
トータル面で考えると、やはり和田が最右翼なのでは。
ただ和田自身も語るように、
けっして4番というタイプじゃないんですよね。
好球必打がモットーなだけに、どっしりとしたいう印象はなく、
積極的にいくことで、初球で勝負が終わってしまうことも多々。
そうなると『4番』としてはどうだろうという感もなくはないでしょう。

おそらく現状の戦力で、
4番候補として挙がってくるのが、その和田と、
森野(打率.321、19本塁打、59打点)、
そして中村紀洋(打率.274、24本塁打、72打点)の3選手。
自分的には「3番・森野、4番・和田、5番・ノリ」
もしくは「3番・森野、4番・ノリ、5番・和田」
この辺が良さそうな気がしてなりませんが…。
ただ落合監督的には、ノリさんはまだまだもの足りないようですし、
腰の状態なども考えると、そうはいかなそう。
契約更新時の会見でも「日替わりでいいじゃん」と話していましたし、
来春のキャンプ、オープン戦等で見極めていくことになるのでしょうね。
まだまだ来季のことを話すと鬼が笑う可能性もありますが、
「ポスト・ウッズ」を巡る争いを楽しみにしていきたいところです。

なお今後の和田ですが、オーバーホール終了後は
東京都内の病院で関節などをチェック。
さらに名古屋市内では人間ドッグと、
体のケアをして、来年に向かう予定だそうです。


◇山本昌
<今季、悲願の200勝を達成。
それを記念して球団の1、2軍全スタッフ60人に
オーダーメードのスーツをあつらえ、この日プレゼント。
600万円近い出費となったが、支えてくれた裏方のため喜んで払う>
「ずっと支えてくれた裏方さんたちに、
何かお礼できる方法はないかな、と。
これまでの感謝の気持ちを込めてつくらせていただきました。
何百万かかろうが、値段の問題じゃない。
皆さんに喜んでもらえればいいと思っています」

<楽しそうに試着するスタッフの姿に満足そう。
スタッフ1人、1人にスーツを手渡し、照れくさそうに話す>
「やっぱり日ごろ、お世話になっている人たちだからね。
喜んでもらえて本当にうれしいです」

<また殺到するテレビ局や雑誌などの取材に音を上げ>
「休む間もないし練習する暇もない。毎日、忙しすぎです」

<この日は合宿所で雑誌の取材を2本。
その中の1本が、隔月刊誌『大人のホビー倶楽部』。
巻頭インタビューをラジコン好きで有名な左腕が飾ることになり>
「ボクしかいないでしょ?」

<今月中旬から鳥取のワールドウイングでトレーニングを開始。
下旬には恩師の故アイク生原氏の墓前に、
200勝記念ボールを捧げるため渡米する予定。
恩返しの気持ちを胸に、来季へのスタートを切る>
「オレもあとどのくらいできるかな…。
(球速が)135キロ出ているうちはやろうかな!
(オフは)2回ぐらいゴルフに行っただけ。でも、来年も頑張りますよ。
忙しいけど、練習もやっていきたい」
山本昌HP・路傍の一球「第153話 ドラゴンズだから」、
中スポサンスポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇桂川通訳
<山本昌からプレゼントされたスーツを受け取り感激>
「こんなことをしていただけるなんて…。すごくうれしいです!」
ニッカン

◆『大人のホビー倶楽部』取材担当者
<12月発刊予定の『大人のホビー倶楽部1・RC大作戦!』
(コトブキヤ発行・新紀元社販売)の取材で
ラジコン好きで知られる山本昌にインタビューを。
1時間ほどの取材でラジコンの魅力を喜々として語ったという>
「ラジコンをやっている著名人に話を聞こうということになり、
大会でも入賞している山本昌さんにこだわりを伺うことになりました」
(中スポ)


◇清水昭信
<阿久比球場での練習が1日早く終了。
7日終了の予定だったが、雨のためナゴヤ球場に練習場所を変更。
結果的に6日が打ち上げとなったが、ハードな練習を振り返り>
「厳しい練習でした。
3キロやせました。ランニングがきつかったです」
(中スポ、ニッカン

◇チェン・ウェイン
<この日はナゴヤ球場でランニング中心のメニューを消化。
来年3月のWBC出場に意欲を見せる。
年末年始の台湾代表合宿は辞退するが、球団の許可が下りれば、
来年3月には原ジャパンの宿敵として、マウンドに立つ見込み>
「日本の開幕も大事だけど、機会があれば出たい」
スポーツ報知

◇山内壮馬
<投手陣が持久走に挑戦。
ナゴヤ球場-熱田神宮往復の約8.5キロ走。
ゴール後苦笑いしながら戻ってきたが>
「スパートをかけるところを間違いました」

<球場が近づいたと思い、スパートをかけると全くの検討違い。
走れども球場が見えてこなかったという>
「大変でした。疲れました」
(東京中日)

◇中村公治
<中村一生とともに『落合ノック』の洗礼を受ける。
当初30分間の予定だったが、終了直前に姿を見せた落合監督が
ノックバットを握り、そこから35分間。
前後左右のノックにヘトヘトになりながら打球を追う>
「ホントにきつかったです」

<ノック終了後にはスタンドの階段上り。
メニューをこなし、太ももをさすって苦笑い>
「両足、ピリピリきてます」
スポニチ名古屋

◇岩﨑達郎
<早朝の雨の影響でナゴヤ球場の
内野グラウンドが使用できなかったが、
他のナインとともに歯を食いしばってフルメニューを完走>
「練習はきついです。
でも、意識は去年と全然、違いますね。
練習中の考え方と取り組み方とか変わったと思います」

<5日の守備練習では落合監督から怒声。
あらためてプロの厳しさを思い知らされたが、
直後の打撃練習で立浪兼任コーチから
『おまえ、バッティングよくなったなあ』の声。
首脳陣から打撃力アップを厳命されているだけに
成長を認めるひと言がうれしかった>
「シーズン中も1軍にいる時は見てもらっていたんで。
まだまだ自分で手応えはないんですけど、
キャンプが終わった時に感じられたら」
中スポ


◇荒木雅博
<痛みと格闘してきた左肩が
『左肩関節唇(しん)損傷』の重傷と判明。
手術こそ回避したが、年内はリハビリに専念する方針。
来春のキャンプも2軍スタートが濃厚で、
来季の開幕戦出場を最優先させることに>
「これまでも痛みとつきあいながらはプレーしてきたんですが、
今年は(五輪予選や日本シリーズがなく)時間がありますから、
きっちり治していこうと。開幕にはもちろん間に合わせます」

<手術は避けられたが、決して軽傷ではない。
少なくとも年内はスイング、スローイングはもちろん
ランニングすら許されず、ひたすら治療に励む。
来春のキャンプも当然、体力強化からのスタートを余儀なくされ、
少なくとも別メニュー発進となるのは確実だが>
「それは仕方ないです。
ただ、やれるとなったら一気にいくつもりです。
その辺は(医師やトレーナーと)相談していくしかないんですが…」
中スポ

◆ドミニカウィンターリーグ速報 vol.7
(川井、5イニング4安打4奪三振無四球無失点で2勝目。公式サイト)

◆「2009中日ドラゴンズカレンダー」発売のお知らせ
(11月20日から発売!! 公式サイト)


正午すぎのナゴヤ球場の一室にベテランの昌さんが。
ただ秋季練習に参加するというのではなく、
続々と運ばれてきた男物スーツとともに登場。
何と今季、悲願の200勝を決めたベテラン左腕は、
感謝の意を込めて、記念スーツを制作し、
打撃投手、トレーナー、マネジャー、スコアラー、用具係ら
1、2軍の裏方スタッフ、関係者約60名自腹でプレゼント。
ようやく仕上がったことで、この日の贈呈となったようです。

昌先輩ありがとう。まさに
『200勝達成記念スーツ』
言えるものですが、
200勝を達成した直後に
昌さん自身
「何にしようか」と悩んだ末に企画し、注文。
シーズン中に業者が、
1、2軍の全スタッフ全員の採寸を行い、
1カ月かかって仕立てられたオーダーメード
さらに単なる一定のデサインではなく、
生地や裏地なども着るスタッフ各自が
数百種類の中から好みのものを
選べるというキメの細かさ
しかも内ポケットの部分には
『200 Wins 04-Aug-2008 34 Masa.Yamamoto』
達成日、名前が記されたオリジナルワッペンが。
推定総額500~600万円といわれるこのスーツですが、
あくまでも日ごろの感謝の気持ちの表れ。
「みなさんに喜んでもらえればいい」と話したベテランは、
男気あふれる大盤振る舞いにも、笑顔だったようです。


大記録を達成した際に、
選手から裏方さんにプレゼントという話を
聞くことはけっこうありますが、この心配り
43歳のベテランだからこそ、成せるワザですね。
昌さん自身公式HPのエッセーでも

『ボクの200勝はドラゴンズだから
できたことでもあるということです。
違うチームだったら100%達成できていなかった。
それほど球団やファンのみなさんの温かさに
恵まれていたんだと思っています。
プロ入りしても、たいした注目もされず、
特にエースと言われた時期も長くなく、長くやってはいますが、
強烈な印象を与えてきたわけでもないボクが、
そこまでできるのはドラゴンズをおいて他にないでしょう』


と綴られていますし、
まさに「ドラゴンズに感謝」という気持ち。
200勝という大記録は、
決して1人では達成することはできない。
個人記録ではありながら、
チームに支えられ成し遂げられたもの。
その表れが形となったのが、
この「200勝スーツ」と言えるでしょう。
我らが渡邉コーチが試着するフォトが↑にありますが、
ワッペンも渋いですし、ほんとプレミアものですね!

ただそこで終わる昌さんではなく、すでにその目は来季に。
今後は来週中にも鳥取市内でオーバーホールを兼ねた練習を開始。
さらに12月には米国・ロサンゼルスに渡り、
故・アイク生原氏の墓前にウイニングボールを届けるつもりとのこと。
さらに来年1月18日には、名古屋市内のホテルで
「200勝達成記念パーティー」を催して関係者に謝意を示す予定。

昌さん太っ腹男だねぇ(>_<)ヽ『先発ローテーションとして
投げられなくなったとき、
あるいは納得するボールが
投げられなくなったときには、
自ら退くことを決意します』

としている昌さんですが、
まだまだやれます。
来季も今季に負けず劣らずの好投を期待したい。
そしてスーツをもらったスタッフの協力を得ながら、
ドラゴンズのV奪回のために力を注いでほしいと思います。


その他の話題からは、分離方式で行われていた秋季練習でしたが、
精鋭投手陣による阿久比での練習が、この日で打ち上げ。
きょう8日以降はナゴヤ球場1カ所で練習が続けられます。
さらにその阿久比組からは、清水昭信がウインターリーグに参加へ。
長峰と共にドミニカ共和国に向け、10日に出発するそうです。

2008年11月 7日 (金)

荒木左肩リハビリへと井藤同級生は真央ちゃん。

主砲・ウッズ退団が決まり、戦力外が通告されるなど
このところ話題豊富だったドラゴンズですが、
ようやく平穏な状態に落ち着いてきた様子。
この日も若竜たちが来季に向けて、
ナゴヤ、阿久比の秋季練習で汗を流していたもよう。
そんなドラゴンズのこの日の話題をまとめましたので、どうぞ。

ドラゴンズトピックス(6日)

◇吉見一起
<阿久比球場での秋季練習に参加。
今季10勝を挙げ、ブレークしても原点回帰を続ける。
古巣・トヨタ自動車の厳しい冬練習に参加し、
心身ともに追い込むという>
「今年もトヨタに行きたいと思っています。
基本的には施設の整っているナゴヤ球場でやりますけど、
やっぱりトヨタには行かないと。
自分にとっては、あそこへ行くことが大きいんです」

<パートナーも昨年までと同じオリックス・金子。
プロに入っても慕い続ける古巣の先輩には
さまざまなアドバイスを受けている>
「自分にとってトヨタの先輩は特別な存在」
中スポ

◇浅尾拓也
<阿久比球場の外野フェンスにいくつか幾何学な模様が。
秋季練習する投手陣が描いたもので、
それぞれがデザインして、白いテープを使って張り付け、
壁当てのとき、その手作りの的を狙って投げる。
ストライクゾーンへの意識が、描いたかたちに表れているが>
「フォームチェックのための練習です。かたちは個人の自由です」
(中スポ<ドラ番記者>

◇中里篤史
<ナゴヤ球場での秋季練習に参加。
シート打撃で小川のバットがへし折った球種はシュート。
シュートの完全マスターに意欲満々。1軍定着への武器にする>
「シュートを多めに投げています。
(シート打撃で)球種も分かっている中で、
バットを折る球を投げることができました」

<新球というわけではなく、取り組み始めたのは昨年の秋。
今年はウエスタンでは投げていたが、1軍では1球だけ。苦笑いして>
「1球投げてから、谷繁さんにサインを出してもらえませんでした。
上では持ち球としては通用しなかったです」

<カットボールと合わせ、
シュートの精度を上げていくことがこの秋の課題>
「右打者に対して使えるように」

<セットアッパーとして期待された今季は
開幕1軍を果たしたが、右肩痛で5月に出場選手登録を抹消。
その後何度か昇格したが、登板数は13試合。危機感は強い>
「先発も多いですし、リリーフ陣も多いので、
どっちも(食い込むには)厳しいけど、投げさせてもらえないといけない。
1軍でやっていかないと後がないですから」

<来年は勝負の年。
そのためにも何としてもシュートを使えるようにする>
「自信を持って投げられますと言えるように、
キャッチャーにサインを出してもらえるようにしたいです」
中スポ

◇落合監督
<小田、小川、田中の捕手陣に1時間のノック。
ショートバウンドの投球を処理するための練習で、ノックは投球がわり。
残り14球の時点で、エラー1回で1時間のランニングを課すと提案>
「エラーしたら連帯責任な」

<だが再開前にこうひと言。
誰がエラーしても、小田の2時間走の日課は変更なし
結局、見事ノーエラーで乗り切ったが、
日課通り、小田は暗闇の中グランドを走っていた>
「小田は2時間だぞ」
(中スポ)

◇中川裕貴
<昨オフに手術した右肩をケアするために、
今季は練習開始2時間前にはナゴヤ球場に来ている>
「風呂に入って肩を温めて、トレーニングをして、それから練習です」

<この秋、転機が訪れる。それは外野への転向。
2年前の秋から内野と掛け持ちで練習していたが、
肩を痛めたため中断。あらためてスタートした>
「辻(2軍)監督からバッティングを生かすためにも
外野をやってみないかと言われました。
森野さんが内野に専念して、外野はチャンスもありますし」

<外野手の動きにはとまどいがなかったが、送球にとまどいがあった。
送球距離を求められ、レーザービームは一部の選手しかできないが>
「英智さんに聞きました。距離をのばすための投げ方です。
角度をつけて投げるといいとアドバイスをもらいました」

<まだ右肩の状態と相談しながらのため、
内野のカットマンまでいかに正確に投げられるかを目標にしている>
「内野手の立場として、どういう球が捕りやすいか分かるので、
まずはカットまでちゃんと投げることです」

<ケガに泣かされ続け、まだ1軍出場は1試合のみ。来季は正念場>
「まずは守れるように」
(中スポ)


◇荒木雅博
<シーズン中盤に痛めた左肩について、
オフの手術を検討していたが、回避して当面はリハビリに専念。
2日連続でマッサージ治療を受けたナゴヤ球場で、悲壮な決意を語る>
「病院で検査したら、開幕にギリギリ間に合うかっていう状態だと。
今のままだったらキャンプも無理。
でも、全部の時間を体のケアにつぎ込んで、
キャンプまでには動ける体になりたい」

<オフシーズン中のイベント出演を全面自粛。
熱いサポートへの感謝を伝えたかった選手会長だが、
無念を来年にぶつけるため、体の手入れに専念する>
「本当なら、ファンの方と接する貴重な時間なんですけど」
スポニチ名古屋デイリー


日本シリーズは、巨人が逆転勝ちして日本一に王手
しかしそんなことを気にすることなく、
ドラゴンズナインは来季に向けて、秋季練習に励む日々。
この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
前日までの人事面などの話もないことで、至って平穏
まあ「便りのないのはよい便り」といったところでしょうか。

その中からはまず、阿久比組の吉見から。
今季先発・中継ぎとフル回転し、10勝を挙げブレークしましたが、
この冬も昨季同様、古巣・トヨタ自動車の練習に参加。
ハードな冬練で、下半身を鍛えていくプランを明らかにしました。
残念ながらCS第2ステージでは、登板がありませんでしたが、
あの第1ステージ阪神戦の8イニング無失点は、見事なものでしたね。
いろいろありましたが、吉見にとっては、
まさに実り多きシーズンとなったことと思います。
「実質2年目」となる来季、相手もかなり研究してくるでしょうが、
その包囲網をもかいくぐれるような投球を見せてほしい。
そのためにも、今季夏場に関節炎を起こした
肩のケアもしっかりしたうえ、厳しい冬練に臨み、
より良い状態で来季を迎えてほしいです。

一方ナゴヤ球場組からは、シュート習得に全力の中里
右肩痛からの復活こそ果たしたものの、
ここ数年は、期待を裏切る結果となっています。
正直、今季で戦力外になってしまうのでは心配しましたが、
無事に生き残ることができてよかったかなと。
ただ来季は、本当に勝負の年となるでしょうね。
シュート、カットボールの精度向上を課題にしているようですが、
制球面にも気を使い、打者と勝負できるような状態に上げてほしい。
あのストレートは、やはりプロとしては魅力。
そのためにしっかり投げ込み、来季こそ開花を期待します。


また心配な部分といえるのが、荒木選手会長
岐阜での主力オーバーホールに参加せず、
連日ナゴヤ球場に姿を見せていたのは、そういう理由があったとは。
基本的に故障者情報を漏らさないドラゴンズなだけに、
「左肩関節唇損傷」は公にはなりませんでしたが、
ケガを押し隠して、プレーしていたんですね。
落合監督がオーナー報告の際、
「(故障を抱えた選手の)痛みようからすれば4月ギリギリかな」
と話していたことは、荒木にも該当してくるよう。
それでも来年6月までかかると診断され手術を回避し、
リハビリなどによって、痛めた左肩の治療に費やす構えの背番号2
将来的なことを考えると、決して急いでほしくはないですが、
本人がそう決めたなら、そのやり方が一番なのでは。
ただくれぐれも焦らず慎重に、リハビリを進めてほしいと願います。


◆井藤真吾(ドラフト7位・中京大中京高)
<この日、名古屋市昭和区の同校で、中田スカウト部長、
中原、正岡両スカウトから指名あいさつを受ける。
スカウトたちとの対面に、そのほおが紅潮して>
「緊張しています。
選ばれたことが、本当にうれしいです。
打者になった時からプロを本気で意識しました。
自分のバットコントロールを見ていただきたいです」

<さらなる飛躍へ。身近に刺激になる存在がいる。
女子フィギュアスケートの第一線で活躍する浅田真央選手は、
同じ中京大中京高3年A組の同級生。
1年生の時から3年間、同じクラスで学んだが>
「あまり話したことがない。オーラがすごいんです。
レベルが違うというか、世界が違うというか。
自分も(ドラフトで)選ばれて、軽いことじゃないなと思った。
同じ年として(浅田の活躍が)刺激されます。
経験はぼくよりずっと上。同じ学校で光栄ですね」

<世界チャンピオンのクラスメートに『弟子入り』を志願。
メンタル面でのアドバイスを熱望。プロでの第一歩へとつなげる>
「いろんな舞台を経験しているぶん、
プレッシャーがすごいはずなのに、大勢の人の前でどう力を出すのか。
どんな気持ちで試合に臨んでいるのか。いろいろ話を聞いてみたいですね」

<ドラゴンズでは来季で来日3年目を迎える
イ・ビョンギュに『弟子入り』を志願>
「ぼくの中では打つのが上手いイメージなんです」

<最近はイ・ビョンギュの打撃にぞっこんで、
長打より打率を求める自分も同じようなタイプだと言い切る。
ただ韓国の安打製造機もまだ日本では完全に
本領発揮していないのが実情だがきっぱり。初対面を楽しみにして>
「確かに周りで同じこと言う人はあまりいないですね…。
でも構え方とか、ぼくにはひかれるものがあるんです。
近くでバッティングを見てみたい」

<夏の大会終了後は現役投手陣と同じメニューで下半身を強化してきた。
来年1月からの新人合同自主トレに向け、体づくりにも余念がない>
「いきなりケガしたらダメなんで、いいスタートが切れるように」

<好きな食べ物は?>
「えっと、いろいろあるんですけど。強いて言えば『ホタテ』です」

<ドラフト新人の定番メニューといえば
『焼き肉』とか『ラーメン』なんだけど…>
「もちろん焼き肉も好きです。でもホタテっておいしいですよね」
中スポ<ドラ番記者>スポーツ報知ニッカン

◇中田スカウト部長
<高校2年の秋に投手から外野手へ転向した
井藤真吾選手の広角に打ち分ける天性の打撃センスを視察して>
「初めて見た時は天才かと思った」
中スポ


◆森岡良介
<前日の5日に戦力外通告を受けたが、
落合監督の計らいで引き続き、秋季練習に参加。
シート打撃では中越えのランニング本塁打を打ち、
スタンドのファンから『頑張れ!』と声援と拍手が起きた>
「打てて良かったです。歓声もうれしかった。前向きに頑張ります」
(中スポ)


ビョン様にも弟子入り?ドラフト関係からは、
ドラフト7位の井藤真吾選手
この日、スカウト陣が
中京大中京高に訪れ、
指名のあいさつを行ったようですが、
スポーツ紙の話題は
もっぱら『真央ちゃん』絡みでしたね。
なんと同じ学校で3年間、同じクラスだったとのこと。
ただ浅田真央選手が学校に姿を見せる日は、
大会や合宿の都合で限られており、
実はあまり会話を交わしたことはないとか。
スーパースターが同じクラスにいるというのは、
どんな気分なのか、自分には経験がないですが、
「オーラがすごい」というのは、わからなくもないです。
まあこちらもプロになるだけに、『弟子入り』しておいてもいいかも?
広角に打ち分けるシュアな打撃が売りという井藤真吾選手
将来は真央選手とともに、同校の有名人リストに加われるよう、
頑張ってもらいたいと思います。


一方、前日5日に戦力外通告を受けた森岡ですが、
11日の12球団合同トライアウトまでは、
ナゴヤ球場で若竜たち一緒に練習するそうです。
落合監督の計らいもあったようですが、とにかく前向きに
さらにこの日までに結論を出すと言われた高江洲
「トライアウト受験を決めた」(中スポ)とのこと。
2人とも、ぜひともチャンスを掴んでもらいたいですね!

2008年11月 6日 (木)

落合監督若竜に秋雷と、4選手に戦力外通告。

ナゴヤ球場での秋季練習は第2クールに突入。
しかしこの日の練習中、落合監督が若手野手陣に
カミナリを落とすシーンがあったもよう。
折しもこの日は、戦力外通告があったこともあり、
生き残った若竜たちに向けての「愛のムチ」という意味合いも。
その戦力外通告を含めた、この日ドラゴンズの話題をまとめました。

ドラゴンズトピックス(5日)

◇落合監督
<ナゴヤ球場での練習で、若手野手にカミナリを落とす。
シート打撃で内外野のカットプレーの乱れがあったため、
急きょメニューになかったシートノックを加え、
一塁ベンチ前から内野手の動きを確認。
プレーに乱れが生じると、厳しい声が球場に響く>
「試合でそんなにダラダラ動くのか? 
できないのならユニホームを脱いじまえ。
捕れるのなら捕ればいいんだ」

<ゲキを飛ばしながら、プレーでの動きを徹底させる。
おかしな動きがあると、すぐに指示を出しゲキを飛ばす。
緩慢なプレーに映った岩﨑達郎と谷には怒声を上げ>
「ちんたらやるならユニホーム脱いじまえ!」

<判断の遅くなった西川には>
「もっと頭を使えよ。簡単なことだ」

<さらに澤井には>
「おまえの動きが一番合っていない」

<福田に>
「状況を分かって動いてないだろ」

<ノックを中断して、内野陣を集めて話をした時、
プレーのアドバイスだけでなく、こう話したという>
「間違ってもいいから思い切りやれ。間違っていたら言うから」

<常識レベルの動作が体に染み込んでいない若手のプレーに>
「悲しいよ。こんなことも知らなかったなんて。
野球にベースを空けていい時間なんてあるはずないだろ。
常識以前のプレー。まあ気付かないままよりはマシか。
明日から反復練習だな」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋デイリー

◇福田永将
<落合監督直々にプレーのアドバイスを受けて>
「勉強になりました。
まだ分からないところがあったりするので良かったです」
中スポ

◇岩﨑達郎
<落合監督に厳しい言葉を浴びせられたが、
自らを成長させるためのいい刺激に>
「実戦を想定した練習でどう動けばいいのか勉強になります」
中スポ


◇立浪和義兼任コーチ
<秋季練習第2クールが始まったこの日から合流。
グラウンドで若手がノックを受けていた午前中は
1人屋内練習場に入り、ティー打撃、マシン打撃を行う>
「クライマックスシリーズが終わってから休みをもらって、
練習は全然やってませんでした。
午後は(若手の)バッティングを見なきゃいけないから、
午前中だけでも体を動かそうと思って…」

<秋季練習に参加したのは、落合監督就任後今年が初めて。
もちろんこれまでは主力選手として参加は免除されていたが、
今年は選手の指導もあるため、この日からの参加。
肩書が付いた今季は打率.205、10打点、得点圏打率.114と
不本意な成績に終わっただけに午前中は練習に充てるつもり>
「1クール休みをもらったから、
来年に向けて徐々に自分の練習を始めていきたい。
今年は成績が悪かったんで、
来年は期待に応えられる数字を残せるように頑張りたい。
レギュラーで出ていたころより、体も使わないんで元気ですよ」

<午前は選手、午後からはコーチ業に専念。
この日も堂上剛裕に屋外、屋内フリー打撃で徹底指導し、
平田、福田、柳田、田中、西川にも助言を送るなど精力的。
打撃コーチとして若手の底上げを図るつもり。
25日の最終日まで、若手とともに汗をかく>
「コーチは勉強です。
初めて見る選手も多いし、ちょっとでもいいヒントを出して、
難しく言わずに声をかけていこうと思います。
教えることは難しいけど、楽しみな選手もたくさんいる。
特別…というのはない。気付いたことは全員に言っていくし、
自分で感じをつかんでもらいたい」
(中スポ、スポニチ名古屋ニッカン


◇佐藤充
<10月22日に右ひざを手術し、今月1日からリハビリ。
順調な回復ぶりを見せ、この日は右ひざに負担がかからない程度の
キャッチボール、エアロバイク、筋トレなどで汗を流す。
今月中に横の動きやダッシュを行えることを目標に掲げて>
「近いうちにジョギングも再開できる予定です。
順調に回復していると思います。
様子を見ながら、段階を上げていきたいです」
(中スポ)

◇長峰昌司
<阿久比球場での秋季練習に参加しているが、
終了後の10日にドミニカ共和国に向けて旅立つ予定。
3年連続3度目となるウインターリーグに参加する>
「今、こっちでやっていることを
向こうでも継続してフォーム固めをしたい。
チェンジアップも習得できればいいけど、まずはフォーム固めです」

<シーズン最後まで戦力として投げ続けたため、出国は約1カ月遅い。
しかし今年から条件付きで12月、1月も現地でプレーできることになった。
ハイレベルな戦いで昨年までと、ひと味違う収穫がありそう>
「去年までもメジャーの選手とは対戦したけど、
今年はもっとすごい選手と対戦するかもしれませんね。
すごい打者は嫌ですけど、いい経験になると思います。
そんなゲームの中でフォーム固めをできれば」
(中スポ)


◆岩田慎司(ドラフト5位・明治大学)
<東京都府中市の明大野球部合宿所で、中田スカウト部長、
豊田スカウトから、ドラフト指名のあいさつを受ける。
約30分にわたるあいさつを受けると、
すっきりとした笑顔を見せて、力強く語る>
「(迷いは)吹っ切れました。
自分を必要としてくれていると実感しました。
即戦力として期待されているので新人王を目指します」

<ドラフト直前まで心中は微妙に揺れていた。
指名がなければ、卒業後は社会人野球の強豪である
トヨタ自動車(愛知)に進むことが決まっていた>
「自分がプロで通用するか不安があるし、迷っています。
スカウトの方に指名してくれた理由を聞いてみたい」

<明治大では3年まで伸び悩んでいたが、
速球派から制球重視のスタイルへ思い切ったモデルチェンジを決断。
3年の冬は走り込みやスクワットで徹底的に鍛えた>
「コントロールを良くするには下半身を安定させなければならない」

<ナゴヤ球場が中日のホーム球場だった時代から
ドラゴンズの応援に、岐阜から足を運んでいたという>
「好きな球団。先発でも中継ぎでもチームに貢献したい」
中スポ

◆中田スカウト部長
<人生の岐路で立ち止まっていた岩田投手に対して、
力強い太鼓判で勇気づけ、迷いを解き放つ>
「潜在的な力はまだまだある。将来は主力投手になれる」

<スカウト陣の目を高島投手に一気に引きつけたのは三振。
5月11日の日向学院高との練習試合に6回から救援登板すると、
何と11連続奪三振を奪う投球。その登板を振り返り>
「驚いた。すごいピッチングだった」
中スポ

◆高島祥平(ドラフト4位・帝京高)
<東京都内の同校で中田スカウト部長、
豊田スカウトから指名のあいさつを受ける。
『直球戦闘機』はプロに入っても、力勝負のスタイルは変わらない。
自慢の剛球で奪三振マシンとなる決意>
「真っすぐで三振を取りたい。
将来は155キロくらいは出したいです。
自分に限界をつくりたくない。名球会に入るような投手になりたい」

<スカウト陣が絶賛した11連続奪三振の登板を振り返り>
「そんなに力を入れていないのにタマが走った」

<忘れようにも忘れられない試合は、
高2になったばかりのセンバツ準決勝の大垣日大高戦。
先発した1回に2者連続四球を与える乱調で、1死も取れないまま交代。
結局帝京高は4-5で逆転負け。試合後はぼうぜんといすに座り込む>
「あれは相当悔しかった。たった9球しか投げなかったんですから」
(中スポ、<ドラ番記者>

◆前田監督(帝京高校)
<『痛恨の9球』の経験を高島投手がきっと生かせるはずと話す>
「高島には厳しく接してきましたが、
今となってはあのようなことがあって良かった。
プロという厳しい世界で何かつかんでほしい」
(中スポ<ドラ番記者>


ナゴヤ球場での秋季練習は、第2クールに突入。
この日のシートノック中に、落合監督若竜カミナリを。
監督就任後最大ともいえる厳しい怒声に、
球場全体の空気が一瞬にして凍り付いたもよう。
そもそもの背景は、シート打撃で内外野のカットプレーの乱れがあったこと。
それに気付いた落合監督は、急きょシートノックをメニューに追加。
しかしそのノック中にも、プロにあるまじき凡プレーの連続。
それが逆鱗に触れたか、季節外れの「カミナリ」が。
その後も時に厳しい言葉を投げかけながら、内野手の動きを徹底
さらにはグラウンドでノックバットをペン代わりに、
内野手のフォーメーションを地面に書き込み、教え込むという場面も。

「もっと頭を使え」「お前の動きが一番合ってない」
さらに「ちんたらやってるなら、ユニフォーム脱いじまえ」というゲキは、
あくまで若竜を成長させるために放たれたもの。
練習といえども、あくまでも試合に即したプレーを求めた指揮官
守り勝つ野球の再生と、現有戦力の底上げ
来季のテーマに挙げているドラゴンズだけに、
若手を鍛えて、いかに「動ける選手」に成長させていくかがV奪回のカギ
動けないなら、反復してやっていくのは当然のこと。
若竜にとって良い刺激となったであろうカミナリは、
そういう意識付けの1つといえるものとなりそうです。


愛のカミナリ炸裂!ここ数日は、ナゴヤ球場で
若手野手にさまざな指導を
行っている落合監督ですが、
この日は久々に
カミナリを落としたようですね。
確かに常識レベルの動作ができていない部分もあったでしょうが、
折しも戦力外選手が発表になったこの日、
野球をやりたくても、ユニホームを脱がされる選手もいるのに、
残っている選手が、そんなプレーをしていてはいけない。
「しっかりやれ」というメッセージも多分に含まれていたのでは。
「守り勝つ野球」に原点回帰する来シーズン。
きちんとしたプレーができなければ、1軍に上がることはできない。
そうなれば当然、ユニホームを脱がなくてはいけなくなる。
これからの3年間、若手を成長させて、
チームを強くしている考えの指揮官だけに
そういうゲキが今後も飛ぶことは多くなってきそう。
ただ監督自らにゲキを飛ばしてもらえることは、
シーズン中にはまずないことですし、若竜たちにおいては、
感謝し、さらに意気に感じてもらいたいですね。
もちろん指導されたことはしっかり理解し、今後のプレーに役立てる。
そういう循環によって、チーム自体が成長し、
強くなってくれればいいなと思います。


その他の話題としては、
兼任コーチでもある立浪が第2クール開始のこの日から合流
午前中に自らの練習を行ったあと、午後は打撃コーチとして、
堂上剛裕ら若手に指導を行ったようです。
高代、宇野と打撃担当の2コーチが退団し、
来季は「打撃コーチ」としての比重がより大きくなると思われますが、、
ぜひとも伸び悩む若竜たちを育て、1軍へ導いてほしいです。

またドラフト関係では、スカウト陣は東京方面へ進み、
4位の高島投手と5位の岩田投手に指名のあいさつを。
特に週末のサンドラなどにも出てこなかった岩田投手が、
スカウト陣のラブコールに笑顔となったのは、よかったなと。
必殺・スライダーを誇る大学屈指の右腕、岩田投手
ぜひとも1年目から出てきてほしいと期待します。


戦力外通告のお知らせ

高江洲拓哉投手、小山良男捕手、
森岡良介内野手、普久原淳一外野手

以上4選手と来季の契約を結ばないことを通告いたしました。

なお、小山捕手ブルペン捕手
普久原外野手スコアラーとして契約する予定です。
(公式サイト)

◆森岡良介
<名古屋市中区の球団事務所で来季戦力外を通告されたが、
すぐに気持ちを切り替え、新たな挑戦と前向きにとらえる。
すっきりした表情で、今月11日に横須賀で行われる
12球団合同トライアウトに参加することを明言>
「トライアウトを受けます。テスト、頑張ります」

<非凡な打撃センスが買われ、
内野のレギュラー候補として期待されていたが、
井端、荒木ら強力な主力内野陣の壁に阻まれ、1軍に定着できず。
今季の1軍出場はわずか5試合と結果を残せなかったが、
消化不良のままで終わりたくはない。
当面はナゴヤ球場などで練習を続け、トライアウトに備える>
「まだ野球がやりたい。自分でできると思っているうちは…」
中スポニッカン

▼高田監督(東京ヤクルト)
<中日に戦力外通告された森岡について興味を示し>
「走れて打てる。ショートも守れる。
高校時代(明徳義塾高)から知っている。
あれだけの選手だから。ウチの試合でもいい場面で出てたよね」
(中スポ)


◆高江洲拓哉
<プロ3年目を終えたばかりの右腕は、
戦力外通告にさすがにショックを隠せず。非情な現実に唇をかみ>
「実力不足なので仕方ないです…」

<『都立の星』として期待されたが、1軍は未登板のまま終わる。
トライアウト挑戦も未定。きょう6日までに結論を出すという>
「まだ先のことはわかりません。
東京に帰るかどうかも。今夜、考えます」
中スポ


秋風が吹いてくると、多くなるのがこの手の話題
ここまで戦力外通告を行っていなかったドラゴンズでしたが、
ついにこの日、森岡、小山、普久原、高江洲4選手
来季の契約を結ばないことを、通告したもよう。

前日に会見した落合監督からは、
この5日に広報から発表されるという話がありましたが、
ついにその選手の名前が明らかになりましたね。

その中で最もインパクトが強かったのは、
02年のドラフト1位で指名され、6年目を終えた森岡
甲子園優勝チームの主将、好守好打の内野手ということもあり、
入団時から『ポスト立浪』として期待されたものの、
やはりアライバの壁が厚かったということでしょうか。
さらに攻走守そつない反面、
一芸に秀でていなかったことも影響があったか、
足りないピースを下から補給するという、
落合中日のニーズにそぐわなかったことも、とても残念に思えました。

それでも鉄平(中日-東北楽天)同様、
他球団にいけば、もっと活躍できそうな選手でもありますし、
このままで終わってほしくないですね。
今後は11日に行われる12球団合同トライアウトを受けるようですが、
熱狂的なファンが多かった森岡だけに、
ぜひとも次へのチャンスを掴んでもらいたいです。

一方、自分的にけっこうショックだったのが、
高卒3年目右腕の高江洲
05年の高校生ドラフト4巡目指名で入団。
『都立の星』として期待されたもの、
1軍のマウンドには上がれずじまいでしたね。
スローカーブを活かした緩急が持ち味でしたが、
今季はファームでも打ち込まれることが多かったようで。
速いボールを投げられる投手が多い竜投のなかでは、
異色の投手でしたが「早い決断」がとても残念に思えました。

またその他の2選手は、スタッフとして球団に残るもよう。
松坂(レッドソックス)の女房役としても有名だった小山でしたが、
ここ数年は目立つことができませんでしたね。
今後はブルペン捕手として、チームを支えるということで、
ぜひとも『縁の下の力持ち』として頑張っていただきたい。
さらに福留(カブス)も期待していた大卒4年目外野手の普久原
守備に秀で、開幕1軍も掴んだ年もありましたが、
打撃が奮わなかったことが、その後に繋がらなかったなと。
来季からは新たにスコアラーとして、スタートすることになりますが、
持ち前の俊敏さを活かし、良い仕事をしてほしいと期待します。

これで現役引退し、コーチに就任した上田
契約を更新しないことになったウッズを含め、
シーズンオフの退団者は、6名。
入団テストに合格した河原と、ドラフトで指名された7選手
計8名が入ってくると、支配下選手は67名に。
あと気になるのは、その去就を唯一明らかにしていない
エース・憲伸の動向のみかなと。
通告第2弾があるかどうかは、わかりませんが、
トレード等も含めた今後の動きにも注目していきたいと思います。

2008年11月 5日 (水)

落合監督3年契約更新とソーロング、T・ウッズ。

中日 ウッズの退団決定 落合監督と2度目更新、3年契約

中日は4日、2004年から指揮を執る落合博満監督
年俸1億5000万円プラス出来高払いで3年契約を交わし、
タイロン・ウッズ内野手来季の契約を結ばないことを発表した。
落合監督は04年から3年契約を結び、07年からはあらたに2年契約。
8年連続してチームを率いることが決まった。
この日、名古屋市内で白井文吾オーナー
今季の戦いを報告し、その席上、2度目の契約更新をした。
就任後、2度のリーグ優勝を達成し、
昨年は53年ぶりの日本一を勝ち取った。
(中日新聞)

◇落合監督
<年俸1億5000万円プラス出来高払いで3年契約を締結。
約1時間30分のオーナー報告を終え、報道陣の質問に答える。
以下一問一答、再び指揮を執ることになったが>
「また3年間、指揮を執ることになりました。
来年以降は今年とは多少、戦い方が変わるだろう。
ある程度、若い選手に力をつけさせ、競争させる形になってくると思う。
今年はレギュラー8人というメンバーで戦ったが、来年はそうはいかない。
レギュラーで力の落ちてくる選手もいる。
若手はこの秋の練習で、どうレベルアップを図り、
どの程度の伸びしろがあるのか。
主力は落ちてくる力をどこまで自分で食い止めて、競争できるか。
今まで以上に、差が縮まってくるのが来年だと思う」

<どういう野球になるのか>
「今年はこれだけのけが人が出た。
キャンプの初日、シーズン開幕をどう迎えるのか。
メンバーはそこで決まる。
どういう野球にするのか、来年、4月になるまで分からない。
メンバーによって変わってくる」

<ウッズの退団決定について>
「来年、タイロン(ウッズ)とは契約しません。
この4年、彼を中心にチームを作り、回してきたけど、
その役目は果たしてくれたかなと。
いつまでも彼に頼ってちゃいけない。
新たに3年という契約期間をもらって、
新しいチームづくりをしていかないと。
戦力にはなるが、一歩踏み出すためにはやむを得ない」

<ウッズがいなくなる>
「ポジションを見ながらこの辺がレギュラーになると
思っているかもしれないが、決まっているわけではない。
誰が順調にどこまで伸びているかっていうのを見てから。
今、どうこういえる選手は1人もいない」

<ウッズの代わりは>
「4番? 日替わりでいいじゃないか。
『これでいく!』というのはないと思う。
この選手でなきゃダメというわけではない。
誰かが力で取ればいいんだ。
それが1人が20試合ずつなのか、
1人で144試合になるのか。現状はわからない」

<外国人補強は?>
「外国人(補強)は頼んではいる。
でもクリーンアップを打てる保証もない。あくまでも見てから。
センターかファーストを守れる人ということになるんじゃないかな。
できたら左(打ち)。左右にはこだわらないけど。
あとは投手。その辺でシフトの変化もでてくるかもわからない」

<主力の故障者>
「構想はあっても、開幕前に誰が順調にきているかわからないから。
メンバーによって多少(野球の)質が変わる。
どうやって故障を治して万全の状態でっていう方が先じゃないかな。
(故障を抱えた選手らの)あの痛みようからすれば、4月ギリギリかな。
いくらいいものをもっていても、70%しか動かなければ野球にならない。
唯一、不安があるとしたらその部分」

<WBCには協力>
「むちゃなことをさせられないというのは、
オリンピックが証明してくれたわけだから。
要請された選手がどう判断するか。
動ける選手なら何人か出てくると思うし、
協力はするけど、けが人は出せません。そこは間違えないでほしい」

<若手にはチャンスもあるが…>
「どうやってレギュラーに追いつくか。激戦区は何カ所かある。
それを公平な目で見ていきながら、
ある程度目をつぶっていかないといけないところもあるだろうし。
来年は今年以上に入れ替わりが激しくなるんじゃないかな。
今年は、主力のけがで入れ替わりがあったが、
来年は力での入れ替わり。そうならないと困る。
ただ無理に切り替えていくことはしない。あくまでも力の世界だから」

<ウッズがいなかった04年への回帰となるが>。
「04年より今の方が戦力はある。
ウチのメンバー表を見てみなよ。
何歳くらいが多いか。若いのいるだろ? 
順調にきてくれりゃ、5年から8年は大丈夫。
これからの3年間だって新しいメンバーが入ってくるわけだから」

<入団テストを受けていた元西武の河原投手について、
オーナー報告の席上で、支配下選手として契約することが決定>
「河原は入ってきます」
公式サイト中スポ中日新聞共同通信社12時事通信12
毎日jp12スポニチ名古屋ニッカン123デイリー


◇白井オーナー
<新たに3年契約を交わした落合監督に対して、
期待を寄せ、リーグ優勝と日本一を厳命。契約期間中のノルマに挙げ>
「この先の3年の間に、最低でも1回はセ・リーグ優勝と日本一を。
これを何とか実現してほしい。まあ大丈夫でしょう」

<3位に終わった今季に関しては>
「今年は故障者が続出した割には、よく頑張ってくれたと思う」

<去りゆく不動の4番・ウッズを球団功労者と認めて>
「来季(の契約)は見送るが、彼の貢献は忘れられるものじゃない」

<今季FA権を取得したエース・川上について、来季の残留を希望>
「一流の投手だから、残ってほしいですよ。
残ってほしいが、FAは選手の権利。
本人がどう出るのかは分からないから」

<来年3月のWBCへの選手派遣については>
「今季は北京五輪でガタガタになった。故障のある選手は出ない」

<約1時間半の会談で来季への手応えを掴み>
「来季はまたやり直してくれるだろうという確信は得た」
(中スポ、中日新聞スポーツ報知共同通信社
時事通信毎日jpデイリー

◇西川球団社長
<契約を更新しないことに決まった主砲・ウッズについて>
「力が落ちてきている。
新しいチームで優勝する上で思い切ったことを考えないといけない」

<新外国人補強について、マイナークラスからの発掘を示唆>
「必ずしも有名な選手を獲得するわけではない。
できれば年俸はデラロサ(2100万)くらいがいい」

<FA権を持つ選手について>
「新聞紙上では井端、荒木、岩瀬らが残ってくれると出ている。
そうなれば彼らを核にして戦力編成をしていこうということ」

<メジャー移籍が最有力のエース・川上については、
従来通りの姿勢を示す>
「戦力としては必要。必要な選手であることに変わりはない。
しかし、FAは選手の権利だから他を選ぶとしてもやむを得ない」
中スポ毎日jpニッカン

◆河原純一(元・西武)
<10月31日に阿久比球場で入団テストを行ったが、
この日『合格』、中日入団が正式に決まる。
母校・駒澤大などで練習した1年間を振り返って>
「右ひざの不安もなくなった。見つめ直すいい時間でした」
サンスポスポニチ名古屋ニッカン


落合監督がこの日、白井オーナーを訪ね、
今シーズン終了の『オーナー報告』を行いました。
すでに内定事項となっている監督自身の契約更新に加え、
西川球団社長、伊藤球団代表ら球団首脳と
来季へ向けての構想についても話し合ったという今回の会談。
主砲・ウッズの契約問題、戦力外選手の承認など、
「戦略会議」としての部分も含まれていたことで、
ファンにおいても、注目されるものとなりましたが、
この日発表された主な事柄は、以下の通り。

▼落合監督と新たに契約を締結。
 現状維持の年俸1億5000万円+出来高(推定)の3年契約。

▼主砲・ウッズと来季の契約を結ばないことを決定。

▼新外国人選手を中心とした戦力補強をオーナーに要請。

▼入団テストを受けていた元・西武の河原の合格が正式決定。


戦力外選手の正式発表は、きょう5日に持ち越しとなりました。
森岡、小山、普久原、高江洲の4選手と発表されました

その中で、最も焦点となっていたのが、
700万ドル(約7億円)の高額年俸がネックとなっていた
主砲・ウッズとの契約更新問題でしたが、
大方予想された通り、契約を更新しないことになりましたね。
今季もチームトップの35本塁打を放ち、
横浜時代も含め、来日6年連続30本塁打以上をマーク。
さらに先日のクライマックスシリーズでは活躍したものの、
シーズンを通しては、得点圏打率.227など
勝負強さが影を潜めたうえ、77打点と物足りない数字。
さらに39歳という年齢もあってか、
年々守備範囲が狭くなるなど、衰えが目立ってきていたのも事実。
一番のネックは、高額な年俸とはいえど、
若返りを図ることになったチーム編成上、
戦力にはなるとはいえ「やむを得ない」落合監督も判断。
この4年間、『不動の4番』として打線を支え、
53年ぶりの日本一に貢献した主砲は、
今季限りでドラゴンズのユニホームを脱ぐこととなりました。


あらたに3年。「来年以降は戦い方が変わる。
今年はレギュラー8人と
いうメンバーだったが、
来年以降は若い選手に力を付けさせ、
競争させる形になってくると思う」

オーナー報告後の記者会見で、
そのように語った落合監督
ここまでの5年間で、一旦のピリオドを打ち、
新たに契約した次の3年間で、チームの若返りを図っていく。
そのような指針でチームを編成していくうえでは、
来季40歳を迎える主砲との契約はやはり困難
いくら力があるとはいえど、方針とは相反することとなりますし、
逆にこの4年間チームを支えてきた主砲が抜けたことで
新たな競争概念というものが生まれてくる。
これまでの功績が大き過ぎるだけに、抜けるのはとても痛いですが、
「いつまでも頼っていてはいけない」ということ。
ファンでしたし、とても残念ではありますが、
最終的な決断がそのようなに至ったのは、やむを得ないなと。
主砲との「サヨナラ」をそう理解することにしました。

現状でのドラゴンズの一番の課題は、
やはりレギュラー選手の高齢化
04年に優勝してから、すでに5シーズンが過ぎ、
主力がほとんと30歳を超えている状態。
いくら選手生命が伸びているとはいえ、
今季のようなケガ人続出という状態になりかねない上、
いつかはメンバーを入れ替えなければいけない時が来る。
それを考えると、やはり『競争』というものが、
今後、不可欠となってくるでしょうね。

今回のウッズの退団もその一環。
一塁に中村紀洋、三塁に森野という布陣を敷くという
来季の基本構想があるとはいえど、そうなるとは限らなそう。
この日の落合監督のコメントに
「競争させる」というフレーズがあったように
森野にしろ、ノリさんにしろ、爆弾を抱えたままでは、
来季の定位置というものを約束しない。
現状ではこれまでの主力の方が上とはいえ、
今後は「力」によっては、入れ替えることも示唆。
固定された面々での戦いは、安心こそできるものの、
長丁場シーズンを戦っていくうえでは、やはり競争が必須
この秋季練習、さらに来春の沖縄キャンプで、
いかにレベルアップした若竜が出てくるかはまだわかりませんが、
野手に関しては、これまで以上に熱い視線を注ぐであろう
指揮官がどのように見極め、どんな選手
来シーズン以降起用してくるのかが、楽しみだなと。
そういう選手の台頭さえあれば、よりチーム
若返ることになるでしょうし、そうなってくれればと期待します。

ちなみにウッズの代わりの補強はないそうで、
「4番打者」においても固定されずに、競争となってきそう。
福留、アレックスが座っていた04年に似たような感じとなり、
ある意味、原点回帰ともいえる様相ですが、
ここは和田、中村紀洋、森野ら競争してもらいたいなと。
これまでの概念に、さらに新たなエッセンスが加わる落合ドラゴンズ
覇権を奪回すべく、チームをどう立て直し、強くしていくか。
「競争」がキーワードとなる来季、より注目したいと思います。


good-bye Tyrone!また、退団することとなった
ウッズ選手には、
もはや『感謝』のひと言だけですね。
今季は140試合に出場、
打率.276、35本塁打、77打点でしたが、
それ以上にゲームの流れを
変えるホームランの迫力、
パワフルな打撃は、
実に魅力的だったなと。
あの「10.10」の満塁弾や、
ハマスタでのいくつもの場外弾
さらに最近ではCS第1ステージを突破した決勝2ランなど、
『主砲』とは、こういう働きをする選手のことを指すのだと、
自分に教えてくれた選手だったなと思います。
時には思いも寄らぬエラーをしでかし、呆れたこともありましたが、
それをもカバーした長打力、本当に見事でしたし、
おそらくあと1年ぐらいなら、十分に働けるでしょうが、
悲しいかな、契約でなりたっている外国人選手
あのリナレスが退団した際に、落合監督
「彼がこれ以上、野球をやると名誉を傷つける」と話したそうですが、
ウッズ選手においても同じことが言えるのでは。

ドラゴンズ史上、最高の助っ人とも言えるウッズ選手
そのホームランをはじめとした、たくさんのプレーは
我らドラゴンズファン記憶のなかに、ずっと残ることでしょう。
もしかしたら、違う球団で顔を合わせることになるかもしれませんが、
そうならなくても、いつかナゴヤの街に姿を見せてほしいなと。
4年間おつかれさま、そしてありがとう。ソーロング、タイロン・ウッズ!


ドラゴンズトピックス(4日)

◆小熊凌祐(ドラフト6位・近江高)
<この日、滋賀県彦根市の同校で
中田スカウト部長と米村スカウトから指名のあいさつを受ける。
中田部長からプレゼントとして贈られたのは、
実際にドラフト会議で使用された指名希望選手の提出用紙。
『小熊凌祐』の名前の横に、落合監督のサインが添えられていた。
ポーカーフェースがニコッとほほ笑んで>
「ドラフトの日は何か実感がなかったんですけど、きょうはうれしいです」

<将来性を見込んだ落合監督の強い意向に沿う形で実現した指名。
右ひじ手術が決まっていたが評価は変わらず。
中3の夏から3年間苦しめられた右ひじ痛は
2週間に一度は大阪まで治療を受けに通ったほど。
故障と戦いながら、チームを2年連続で甲子園へ導いて>
「ひじの関節を曲げたままにしていると、それだけで痛くなるときがあった」

<右ひじは11月上旬に名古屋市内の病院で手術する予定。
投球練習を再開するまでには長期間のリハビリが必要だが、焦りはない。
プロ野球選手としてじっくり前へ進むつもり>
「岩隈さん(東北楽天)は右ひじの手術から今年復活しました。
まずはひじを治し、しっかり体をつくることを考えます。
(落合)監督の期待に応えられるように、
早く1軍に上がって投げる姿を見せたい」

<最も記憶に残る試合は今夏の滋賀大会決勝の綾羽戦。
12-5で勝利、完投で2年連続の甲子園出場を決めた>
「プレッシャーもあった中での優勝。うれしかった」

<川上の投球スタイルにあこがれる>
「気合が伝わる。
魂の入っているピッチング。あの投球を見習いたいです」

<好きな食べ物は、焼肉のホルモン系>
「食感が好きです」
中スポ

◇中田賢一
<秋季練習中に投球フォームを固めることを決意。
今季7勝9敗に終わった原因を投球フォームにあると分析。
不振を繰り返さないために、必死に取り組む構え>
「今年は投球フォームでかなり悩みました。
この秋でフォームを固めようと思います」

<不振で2度出場選手登録を抹消されるなど、
好調だった4月以外は、いいときがほとんどなかった。
その一番の理由は投球フォームのばらつき>
「少しずつずれていって修正できなくなった」

<投球フォームをどう修正していくか。
阿久比での練習は、自身にとって願ったりかなったり。
ブルペン、マウンドの投球練習のほかに、
テープでストライクゾーンがはられた外野のフェンスで壁当ても>
「投げる機会が多いので、細かいところもチェックできます」

<さらに宿舎に戻るとビデオでチェックし研究。
連日のハードな練習に悲鳴を上げるが>
「全然、体は慣れませんよ。
下半身強化を重点に置いているので、
メニューをこなしていると、自然に鍛えられる。
フォームを固めるためにも下半身をしっかりしないといけない」

<阿久比での練習は7日までだが、
それ以降はナゴヤ球場で練習できる。時間はたっぷりある>
「フォームを直すところはたくさんあるし、
まだ直っていないところがあります。
今がいい時間ですし、固めたいと思っています」
中スポ

◇清水昭信
<ロングティーで両翼98メートルの阿久比球場の左翼場外へ3発。
そのうち2本は場外奥に茂っている木に命中。
もちろん周囲はびっくり。『ナイスホームラン』と声を掛けられると>
「(照れ笑いで)いやあ」
(中スポ)

◇樋口賢
<ナゴヤ球場で練習している投手陣が、
阿久比球場にやってきて、阿久比組と一緒に練習。
グラウンドでのメニュー終了後、
陸上競技場で行われた1500メートル走で悲鳴を上げる>
「2回走るとは思いませんでした。
1回で終わりと思って思い切り走ったので、2回目はバテバテでした」

<阿久比組のきついメニューをこなしたが>
「ナゴヤ球場も阿久比もきついです。大丈夫です」
(東京中日)

◆堂上照館長(昇竜館)
<中スポ『堂上照・昇竜館日記』最終回であいさつ>
「私事となりますが、私は今季かぎりで退団することとなり
『堂上照・昇竜館日記』も今回で最終回となりました。
読者の皆様には約5年の間、ご愛読いただき、厚く御礼申し上げます。
在任中、中田、吉見、高橋、鈴木、佐藤充に
今季は清水昭信、浅尾にチェンら投手陣の寮生が成長し、
1軍の戦力となったことが何よりの思い出です。
特にチェンが昨年の育成選手という立場から這い上がり、
今季はCSの先発を任されるまでになったことは、
特筆されるべきことだと思います。
今後は、野手でもレギュラーの座を脅かす選手が
一人でも多くでてくれることを期待したいと思います」
(中スポより抜粋)

◆ドミニカウィンターリーグ速報 vol.6
(新井練習試合に出場、初ヒット、公式サイト)


オーナー報告以外のドラゴンズの話題を集めましたが、
ドラフトの指名挨拶はこの日、6位指名の小熊投手
野本選手の1位指名は、スカウト陣の反対を
落合監督が押し切ったものと言われていますが、
小熊投手も同様だったんですね。
前日の指名選手チェックでビデオを見た落合監督
右ひじ手術をするにも関わらず「獲ろう」と推したそうで。
それだけの価値のある投手ですから、将来的に期待したいですね。
マイナスからのスタートですが、
ぜひとも早くコンディションを整えてもらい、頑張ってほしいです。

その他では、ナゴヤ球場の秋季練習は、休日でしたが、
ナゴヤの投手陣が阿久比球場での練習に参加したもよう。
精鋭陣による練習も体験させようという
目的かどうかはわかりませんが、
キツいながらも、良き経験になったことと思います。

それから、谷繁、和田、岩瀬、井端、森野主力5選手が、
岐阜県内の温泉でオーバーホールに入ったもよう。
おそらく下呂だと思われますが、11日まで滞在の予定。
こちらは来季以降、若手の「競争」を待ち構える主力たち
しっかりと今季の『疲れ』を取ってほしいなと願います。

2008年11月 4日 (火)

清水昭信新球に意欲とプリンス岩﨑打倒原巨人。

ナゴヤ球場で行われている秋季練習は、第1クールの最終日。
この日も堂上直倫、谷ら「落合ノック」の洗礼を受けるなど、
日々続く猛練習に若竜たちはグッタリ。
それでも充実した秋を送れていることに違いはないでしょう。
一方の阿久比では今季ブレークした清水昭信新球習得に意欲。
そのほかドラフト3位の岩﨑恭平選手に指名あいさつなど、
文化の日のドラゴンズの話題をまとめました。

ドラゴンズトピックス(3日)

◇堂上直倫
<ナゴヤ球場での秋季練習で、
谷とともに「落合ノック」の洗礼を浴びる。
『そんなんじゃ野球にならねえよ』と、厳しい言葉で
捕球後の動きについても指摘されながら、約30分間、泥にまみれて>
「1年目の春以来。疲れました。
自分では成長しているか分かりませんが、とにかく一生懸命やるだけ」

<ノックを受けた後、グラウンド2周のタイムトライアル。
2分20秒を切れず、ペナルティーの2本目で何とかクリア。
ぐったりした表情で最後にグラウンドを後に>>
「もうダメです。あしたはゆっくり休みます」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋

◇谷哲也
<約30分間のノックの嵐にグッタリ>
「きつかったです。途中で泣きそうになった。
途中どん底まで落ちたけど、2度何とかはい上がれました」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇福田永将
<1、2軍合同の秋季練習の第1クールが終了したが、
10月26日から始まっている2軍は、9勤でフィニッシュ>
「下半身がパンパンです。でも充実した秋になっています。
第2クール? とにかく守備です。
反復練習で体に覚え込ませたいです」
(中スポ)

◇普久原淳一
<シート打撃で2打数2安打の大活躍。
韓国LGのサイド右腕、ウ・ギュミンから左打席で
右中間と右翼へ痛烈なライナーで弾き返し、客席から拍手を浴びる>
「左バッターが打ちやすいサイドだったので。
体が勝手に反応しました」
(東京中日)

◇中川裕貴
<これまで内野手だったが、今秋は外野に本格コンバート。
当面は外野専任で練習する>
「外野手の中川です」

<今季がプロ5年目だが、ケガに泣いた。
昨春キャンプで外野からの送球練習中に右肩を故障。
今秋のフェニックス・リーグで復活し、飛躍への手応えをつかんだよう。
コンバートも打撃力を見込まれてのこと>
「監督に呼ばれて言われました。
来年は森野さんが内野専任になることもありますし、
自分としてもチャンスなのではないかと。
もう外野でもケガしません」
(中スポ<ドラ番記者>


◇小池正晃
<外野で英智とともにストレッチを行っていた際、
内野でノックを終えた落合監督、トレーニングコーチと話し込む。
時間にして約30分。正座して話を聞いていたが>
「野球の技術的な話ではなかったです。
世間話というか、ざっくばらんにいろんな話をしました」

<6月に横浜から移籍してきた自身にとって、
監督と面と向かってじっくり話をしたのは、実はこの日が初めて。
技術的なアドバイスを求めるまでには至らなかったが>
「また機会があれば、ぜひバッティングのことを聞きたい。
1年でも長く現役でいたいですから」
ニッカン

◇英智
<グラウンド上での落合監督との『座談会』について>
「僕の話って訳じゃないけど、トレーニングの話とかね。
これだけ監督と話したのは今年初めてかな」
ニッカン


◇鈴木義広
<右ひじ手術後3度目となるネット投げを行う。
距離は初日の5メートルから、15メートルまで伸び、
ワンバウンド送球を含め、50球を放る>
「投げるごとに怖さはなくなってきている。
思ったより感じはいいので、
距離を伸ばせるところまで伸ばしていきたい」
(中スポ)

◇清水昭信
<新たな武器として『シュート』の習得に乗り出す。
この日の阿久比での秋季練習で初めて試投。
64球のうち、実に20球近くを占めたのがシュート。
十分な手応えに笑みがこぼれて>
「今年は1球も投げていないタマ。きょう初めて投げました。
感触は『まあまあ』というところです。
真っすぐと同じ速さでインコースに食い込むタマを投げたい。
右打者を詰まらせられるし、踏み込みにくくすることもできる」
中スポ


3連休の最終日となった文化の日
ナゴヤ球場の秋季練習は、やっと第1クールの最終日。
各スポーツ紙のコメントを集めてみると、
前日、熱血打撃指導を受けたと、
2年目を終えたホープ・堂上直倫
「落合ノック」の洗礼を受けたようですね。
直倫にとってはルーキーイヤー以来となったようですが、
相変わらずの厳しいコース、そして緩急
練習9日目に入っている若竜たちにとっては、酷なモノに。
30分間ではあったものの、ノックの嵐に2人ともグッタリとのこと。

ちなみにそのノックの一部は、こちら↓
2008秋季キャンプ 落合監督ノック風景

連日YouTubeにも、いくつかの落合ノックがUPされていますが、
堂上直倫に対してなので、おそらくこれでしょう。
いきなりの三塁線への打球、やっぱりえげつないですね。
それでも1軍への登竜門の1つでもある「落合ノック」。
まあ今すぐには無理でしょうが、いずれは「ノックお願いします」
逆に言えるぐらいの選手になってほしいと期待します。


一方、最終クール初日となった
阿久比組の話題からは、清水昭信を。
シーズン終盤、先発、中継ぎにと、
大車輪の働きを見せたゲンさんでしたが、
シュートを習得する構えのようですね。
140キロ台中盤のストレートに、スライダー、
さらにフォークのように落差のあるスプリット。
このコンビネーションによって、ブレークしましたが、
おそらく研究されるだろう来季以降を早くも見据えているようで。
この日の練習では、森コーチと握りを確認したり、
投球練習で早くも試投を行うなど、熱心に取り組み始めているようです。

シュートを放る右投手としては、
今季の吉見が印象に残っていますが、
ドラゴンズには、朝倉という素晴らしいお手本がいますし、
精鋭投手陣による秋季練習ですから、
ぜひとも良きアドバイスをもらってほしいですね。
自分的には、来季は岡本真也らが担っていた
セットアッパーの役目を担ってほしいなと願う背番号64
今後において、投球の幅を広げるためにも、
ぜひシュートをモノにしてほしいなと願います。


その他の話題としては、5年目を終えた中川
この秋季練習では外野手にトライしているもよう。
ここ数年は右肩の故障で棒に振った背番号32ですが、
ぜひとも頑張って、チャンスを掴んでほしいなと。
ただ再びのケガだけはくれぐれも気をつけて。

さらに1軍メンバーの中で参加している英智、小池らが
「落合ノック」を終えた監督と約30分の座談会
普段会話を交わすことは決して多くないであろう監督とのトークタイム
まさに「秋季練習」ならではという感もありますが、
その内容が、いくらか気になったりもします。


◆岩﨑恭平(ドラフト3位・東海大学)
<神奈川県平塚市の東海大野球部合宿所にて、
中田スカウト部長、石井スカウト、
渡辺スカウトから指名のあいさつを受ける。
将来のレギュラー候補と期待され、気合十分。
レギュラー奪取を誓うとともに、巨人に宣戦布告。
東海大相模高、東海大と直系の先輩でもある原監督を
尊敬しているが、今回のドラフトでも闘志に火を付けたよう>
「巨人は昔から好きではないんですよ。
引き抜きばかりじゃないですか。巨人には負けたくない。
原監督に(巨人に)入れておけばよかったと思わせれば最高ですね」

<巨人が1位指名したのは東海大相模高の大田選手。
実はチームがオフの今年5月、ともに母校で汗を流す。
「(大田選手の印象は)泥くさくて熱くて、アグレッシブないい男」

<素質も性格も認めているが、
今後は宿命のライバルチームとして戦うことになる>
「ボクとタイプは違う。
飛距離では負けるけど、打率と足では負けない。
トータルバランスでは負ける気がしない」

<50メートル5秒66と、走力なら間違いなく即戦力。
打撃もシュア。あとは守備を磨いて遊撃手のレギュラーどりに挑む>
「いずれはドラゴンズの顔になりたい。
足とバントならプロでも通用するんじゃないかと思っています。
あとはすべての面を磨いて、レギュラーをとりたい」


<小3まではサッカー、水泳、バスケを習う。
幼少時の夢はJリーガーだったが、小4から野球の道へ>
「飽きたんだと思います」

<好きな食べ物はとんかつとナス料理>
「母の実家が厚木で農家をしていることもあって、野菜は大好き。
ナス料理なら何でも好きです」

<好きな選手はイチロー(マリナーズ)青木(東京ヤクルト)、
荒木(中日)川﨑(福岡ソフトバンク)と多数>
「いいところを学びたいんです」
中スポ


◇豊田スカウト
<選手寮『昇竜館』の新館長就任が内定しているが
この日、ナゴヤ球場で落合監督と面談。
落合監督からの要望に快諾。抱負を語る>
「『食事は寮できちんと取らせるように』
『愛情を持って選手たちに接してほしい』と話してました。
締めるところは締めて、許すところは許したい。
少しずつでいいから明るい合宿所づくりをしていきたい」

<2時間近くにも及んだ話し合いの中、
指揮官が最も力説したのが若手選手たちとの
コミュニケーションの活性化。選手たちが時には本音を話せ、
野球に集中できる合宿所づくりを求めたという>
「こちらから一方的に話すのではなく『選手にも話させろ』と。
なかなか難しいことだけど、少しずつやっていきたい」

<今ドラフトのスカウト業務が残っており、
入寮は12月中旬の予定。落合監督とは今後も意見交換する構え>
「こちらからも全面的にバックアップをお願いした」
中スポスポニチ名古屋、ニッカン)


◆ウッズ退団 きょう会議で最終決定 
(中スポ)

◆原ジャパン トロイカ体制 山田久志氏、伊東勤氏入閣
(中スポ)


この日、ドラフト3位指名の岩﨑恭平選手が、
東海大学野球部合宿所で、中田スカウト部長らから
正式に指名のあいさつを受けたもよう。
神奈川県生まれ、東海大相模高-東海大と、
まさに巨人原監督同じ経歴を歩んでいる
岩﨑恭平選手ですが、巨人はあまり好きではなかったようで。
この日も、巨人には負けたくない。
巨人に入れておけばよかったと思わせれば最高」
と、
打倒・巨人への思いとともに、
母校の大先輩宣戦布告をしたようです。

プロでもこだわれ!ここ数日の
サンドラ、ドラHOTなどを見て、
さわやかなムードのなかにも、
幾分の威勢の良さ
感じる「プリンス」ですが、
今回も大きく出てくれましたね。
まあリップサービスも含まれているにせよ、
ドラゴンズの一員になるには、やはり『打倒・巨人』は必須。
高校の先輩・森野や、大学の先輩・小林正人とともに
ぜひとも「タツノリさん叩き」をしてほしいなと。
ただその前にしっかりと1軍に上がることが先決。
攻走には自信がありそうなだけに、
キャンプでは「守備」を磨いてほしいですね。
来季はより守りの野球に力を入れるドラゴンズ
1軍に定着するには、守備の上達は最低条件となるでしょう。
そして自慢の足を活かして、チームに貢献してもらいたい。
『こだわり』を信念とする岩﨑恭平選手に、今後も期待したいです。

ところで今朝の中スポによると、
岩﨑恭平選手のラッキーナンバーは、4月4日生まれということで「4」。
今年こそ監督の指示で背番号1だったものの、昨季は「4」。
今夏の大学ジャパンでも希望して『44』を背負ったそうです。
ドラゴンズの『44』は今季まで、主砲・ウッズが着けていましたが、
果たして来季の『44』は誰になるのか…。
きょう4日に球団首脳落合監督が集まり、
開かれるという「戦力構想会議」が注目されます。

2008年11月 3日 (月)

落合監督谷に鬼指導、ナゴヤ秋季練習より加熱。

11月に入り、ドラゴンズの秋季練習も本格化
前日ナゴヤ球場を初めて視察した落合監督でしたが、
この日はその指導がさらに全開モード
ルーキーイヤーを終えた内野手のに、
自ら手本を見せながら、徹底した打撃指導を行うと、
岩﨑達郎、柳田らには2日連続となる落合ノック
さらに終了後には小田に居残りで2時間走を指令。
若竜地獄の秋は、より彩りを増してきたようです。

ドラゴンズトピックス(2日)

◇谷哲也
<ナゴヤ球場での秋季練習で、
バットを振り続けること、約2時間半。
日没間近になって、ようやくティー打撃から開放されたが、
素手で打っていた手の皮はペロペロとむけ、
見ているだけでも痛みを感じるほど>
「きついっす…」

<落合監督に右ヒジ、グリップを絞るように
アドバイスされ、軸足の右足の向きも矯正。
中でも極めつけはバットを放り投げる珍打法。
軽く、グリップを両手で挟む程度でバットを握り、
インパクトの瞬間だけ力を入れると、スイングした勢いで、
バットは自分の後方へ5、6メートルほど飛んでいった>
「打つ瞬間だけ力を入れるんですけど、
そうやるとバットが飛んでいったんです」

<その後もティー打撃を繰り返し、両手に新しいマメが5つも。
指揮官からの初指導に疲れ切った表情を見せて>
「教えてもらえるのは光栄です。
今まで言われたことのなかったことを言われたので、
なるほどと思いました。
バットのヘッドのしなりも感じました。でも、緊張した。
違和感あるけど、直します」
中スポスポニチ名古屋

◇小田幸平
<練習を終え、ロッカーに引き揚げていたさい
落合監督に呼び戻されると、2時間のランニング命令。
ナゴヤ球場の左右ポールをフェンス沿いに走り続け、
終了を告げられたのは、約1時間後の午後5時40分。
両足には、ありったけの氷袋が装着され、
とりわけ左足首はパンク寸前。苦笑いで帰宅>
「まじで右足がやばい。
もう3年このチームでやっていますから。
『下半身を強化しろ』という監督からのメッセージだと思っています。
鍛えていくしかないんです」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇柳田殖生
<バント練習の時、失敗したファウルボールが落合監督の目の前へ。
『狙ったな』と言われたが、すかさず切り返してひと言>
「そんな技術はありません!」
(中スポ)

◇森岡良介
<全体練習終了後のベンチで反省会が催され、
守備練習中撮影された各選手の動きをTVで見て、
川相コーチが修正ポイントをを指摘。
ベンチでビデオを確認するのは珍しいが、効果は上々のよう>
「自分では低い姿勢を取っているつもりだったけど、
思っている以上に姿勢が高かった。明日からの練習に生かしたい」
(中スポ)

◇岩﨑達郎
<柳田とともに、落合ノックを30分間受ける>
「風呂で監督と一緒になって『やるか』と言われました。
どこに打球が飛ぶか判断しにくいんで、きつかった」
スポニチ名古屋

◇中村捕手コーチ
<8年ぶりに指導者として古巣に復帰
現役時代のキャンプといえば、見ている方がつらくなる、
という話を関係者から聞いたことがあるが>
「確かにあのころは練習したね。
早出の早出というか、朝7時から練習していたよ。
終わるのが暗くなるまで。
それでもつぶれなかったのは体が強かったんだろうね」

<朝はマシンの球でキャッチング練習をして夕方も特守。
ただ、コーチになって思うことは>
「やらせる方も根気がいるというか大変だったんだなって」
(中スポ<ドラ番記者>


◇落合監督
<ナゴヤ球場での秋季練習で谷を熱血指導。
打撃練習をひと目見て歩み寄ると、
右ヒジ、グリップを絞るようになどをアドバイス。
スコアラー陣にビデオ撮影させまずまずの表情>
「あれじゃダメ。直さなきゃ」

<またバットを投げる珍打法については、クセ矯正のためと説明。
握りの上側になる右手首が絞れておらず、
体から遠い方へ離れていた谷について>
「こうやって打てるのは石嶺(打撃コーチ)だけだ。
それで打てるんだったら問題ないけど、
このままスイングすると打てない。
あの子は直すのは簡単だ。変なクセがついていないから。
まだ悪いクセはついていないから直る。うまくなるよ」

<バントを失敗し、目の前にファウルした柳田。
しかしその切り返しのひと言に、思わず噴き出す>
「そりゃそうだわな。そんな技術があったら決めてるわな」

<通常の練習メニューを終えたはずの
小田のところへ行くと、表情も変えずに居残り走を指令。
それでも残り50分となったところで『OK』を出す>
「2時間走れ」
中スポ12サンスポスポーツ報知スポニチ名古屋


この日の秋季練習は、精鋭投手陣の阿久比休日
一方のナゴヤ球場は、日々変わらず、
厳しい練習が繰り広げられているようですが、
落合監督が登場し、精力的に動いていたことで、
より活気を帯びていたようですね。
チームが強くなるためには欠かせない猛練習
毎年、春秋においてそのハードさは、群を抜くものですが、
この日も指揮官による「鬼練習」がいくつかあったようです。

そのなかで一番取り上げられていたのは、
1年目を終えた内野手・谷哲也への熱血指導でしたね。
落合監督が打撃練習をおこなっていたに歩み寄ると、
フォームを指摘し、ヒジの使い方、脇の開きなどについてアドバイス。
その後も指導は続き、今度はバットの握り方講座に。
さらに自らティー打撃を行い、お手本を示すと、
最後は記事にも出ていた「バットぶん投げ指導」。
バットに右手を軽く添え、スイングしたまま
自らの後ろへ放り投げるというもの。
マネしてトライしてみるものの、うまくいかない
しかしインパクトの瞬間だけ握りに力を入れると、これが成功。
指揮官いわく「クセ矯正」のための指導らしいですが、
うまく手首を使うことで、飛ばすスイングへ変化する。
そのコツを伝授すると、にはティー打撃続行を指令。
結局、日没までバットを降り続けた背番号36
その時間は、約2時間半にも及んだようです。


谷くん感激!?ドラゴンズの毎年のキャンプで
「何時間の○○」というのが、
よくありますが、
今回はこの
練習後の小田でしたね。
ルーキーイヤーだった今季、
夏場に打撃絶好調
なった時期もありましたが、
結局1軍へ昇格することができなかった
春のキャンプでも目立つことがなかったため、
落合監督に打撃指導を受けるのは、実質初めてだったようですが、
握り方から始まった熱血指導は、
谷本人にとっては、ある意味カルチャーショックだったかも。
ただこれをヒントとして、ぜひともモノにしてもらい、
来季のブレークに繋げてもらいたいですね。

「変なクセがついてないから、直すのは簡単だ」
指導した落合監督も話していたように、
やり方によってはこれから伸びてくる可能性も十分。
もともとの素材はアスリート級でもあるだけに、
プロとしての技術が付いてくれば、来季は面白くなるかも?
ポストアライバの争いにおいては、
新旧岩﨑が脚光を浴びていませんが、
こういう「無色」若竜の存在も忘れてはいけないでしょう。
これからの秋、手の皮がさらにむけるかもしれませんが、
ぜひとも振り抜いて、自分の力にしてほしいと期待します。


◆伊藤準規(ドラフト2位・岐阜城北高)
<この日、岩﨑恭平選手とともに、CBC『サンドラ』に生出演。
来季の目標に『10勝』をぶち上げる。
実現可能な目標として、はっきりと口にして>
「10勝したいと思います。
新人王を取るにはこれくらい勝たないといけません。自信はあります」

<もちろん簡単に2けた勝てるとは思っていない。
10勝するには開幕から年間通してローテを守る体力も必要。
すでに準備として『肉体改造』に着手。
放課後は岐阜市の「スポーツ科学トレーニングセンター」へ連日行脚。
プロのトレーナーが作成したメニューに従い、トレーニングに励んでいる>
「今は練習の半分以上はランニング。
筋トレは体全体をバランス良く鍛えることを重視しています。
休み? あまり考えてません。少しずつでも体を大きくしたい」

<岐阜城北高では甲子園と縁がなく。全国的には無名の存在。
潜在能力からすれば間違いない上、向上心も旺盛>
「速球の角度、伸び、キレを追求したい。
川上さんの気迫も見習いたいですね」

<また『王子』の仲間入りを熱望。
高校時代はチームメートから『準規』と名前で呼ばれていたが、
入団を前に、ファンにニックネームを公募するプランを披露>
「プロに入ったら『○○王子』と呼んで欲しいです。
○○の部分はファンの方に決めてもらいたい」
中スポニッカン

◆岩﨑恭平(ドラフト3位・東海大学)
<大学時代に定着している『プリンス』のニックネームを熱望?
試合では応援歌にも『プリンス』のフレーズが使われていたといい
グラブにも刺繍しているほど、愛着があるが>
「仲間が付けてくれた名前ですから、
これが広まってくれたらいいかなと思う。
中日でもそう呼んでもらえたらという思いはあります。
でも、新人なので、周りの反応や空気を見ないと…」

<伊藤準規投手とニックネームが
似てしまう可能性もあるが、はにかんで>
「漢字とカタカナで違うし、大丈夫でしょ」
(中スポ、ニッカン

◆「ドアラカフェ」どえりゃー人気  名古屋高島屋
(中日新聞)


その他の話題としては、新竜たちのTV局行脚2日目。
日曜日ということで、CBCの『サンドラ』に生出演。
しかしメンバーは昨日の4人から2人減り、
ドラフト2位、3位のイケメンコンビのみに。
それでも地元屈指の右腕と、首都のプリンスが、
地元ファンに向けて、存在をアピールしたようです。

伊藤準規投手「10勝」を目標に挙げたそうですね
そのうえ「自信あります」と強く意気込んでいたようですが、
高卒ルーキーの2ケタ勝利って、ほとんど例がないらしいですし、
そんなに大きく出ちゃって、大丈夫なのかと?
通常は「体づくり」というのが定番となるルーキーイヤー。
今季の赤坂樋口を見れば、明らかですが、
このダルビッシュ二世は、潜在能力が違うのか。
ただ本人も言うだけということはさらさらなく、
すでにプロ仕様への体づくりを始めているもよう。
まあ目標は高いほど、上達へとつながるでしょうし、
威勢が良いのは、投手としてもヨシでしょう。
中田スカウト部長が言うに
「体さえ出来れば早い時期に出てこられる」という伊藤準規投手
「○○王子(○○は公募中)」となるために、
今後もしっかりトレーニングを積み、
大きくなった体で、竜の門を叩いてもらいたいと思います。

2008年11月 2日 (日)

日本一から1年若竜猛練習と新竜TV挨拶回り。

11月に入り、プロ野球はこの日から
巨人埼玉西武による日本シリーズが始まりましたが、
ドラゴンズは来季に向け、秋季練習の真っ最中。
落合監督はナゴヤ球場を訪れ、
厳しい練習に励む若竜たちをチェックしたもよう。
また先日のドラフトで指名された新竜たちは、
早くも東海地区の生番組に登場、地元への顔見せを果たしたようです。
そのほか、この日のドラゴンズの話題のみを集めました。

ドラゴンズトピックス(1日)

◇落合監督
<ナゴヤ球場の秋季練習を初めてユニホーム姿で視察。
この日の落合ノックは若手野手に向けられ、
一塁・福田、二塁・西川に約25分。
速射砲のようにノックの雨を降らせ、西川にゲキを>
「そんなんじゃ赤星を刺せないぞ」

<またフリー打撃で小池にアドバイス>
「飛ばす力があるんだから」

<打撃、守備練習すべてにチェックの目を光らせると、
ひと言だけ残して球場を去った>
「練習は皆(コーチ陣に)任せているよ」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇西川明
<速射砲のような落合ノックに大粒の汗>
「時間の感覚はなかったです。
いつもより、左右に大きく振られた」
スポニチ名古屋

◇福田永将
<昨オフに捕手から一塁へコンバートされた2年目は、苦笑い。
落合監督からは送球を受ける際のベースの踏み方の指導も>
「(ノックは)きつかったです」
スポニチ名古屋

◇山内壮馬
<ナゴヤ球場でシート打撃に登板してメロメロ。
打者11人で4安打2四死球と苦しむが、
地獄の秋季練習による疲労を訴える>
「ヒットといっても間を抜かれたものばかりなんで、
気にしていないです。いまは本当に足がきついです」
(中スポ)

◇樋口賢
<フェニックス・リーグで好投していたが、
この日は打者12人で4安打2四球と不安定>
「疲れですね。足がパンパン、思うように下半身が使えないです」
(中スポ)


◇浅尾拓也
<愛知県阿久比町での秋季練習の第1クール最終日に参加。
今季セットアッパーとして働いたが、
来季へ向けて、先発復帰希望を明かす>
「先発で投げられれば…」

<ルーキーだった昨年は先発と救援の両方を経験。
今年は中継ぎエースとして文句なしの数字を残したが>
「先発したいという気持ちはずっとあります」

<キャリア2年の若手とあってチーム方針には絶対服従の姿勢。
ただ落合監督も先発として起用するプランを温めている>
「自分は先発したいとか言える立場じゃないですから」

<先発起用が実現すればおもしろそうだが、
その前にやるべきことがある。『オフ返上』で来季に備えるつもり>
「去年のオフはイベントが多くて、正直、練習量が足りなかったと思う。
今年は練習量を増やして走り込みをしたい」
中スポ

◇長峰昌司
<阿久比町で行われている秋季練習に参加中。
球場が使えなかったこの日、用意されたのは、
坂道ロングダッシュ20本というメニュー。
かっての2軍で行なわれていたが、これが超ハード。
道路標示を指しコーチ陣に主張したが、あっさり黙殺。
ラスト5本は速度アップの指示が出される>
「速度落とせ、って書いてありますよ!」
(中スポ)


◇森野将彦
<この日ナゴヤ球場に姿を見せ、本隊から離れて練習。
落合監督の『サード固定』のプランについて苦笑い>
「来年にならないと分かりませんよ」

<また来春WBCでの原ジャパン入りに慎重な姿勢を見せる。
高校の大先輩だけに、要請があれば力にはなりたいが>
「どうなるか分かりません。今は考えられない。
コメントは差し控えさせていただきます」

<5月に痛めた左ふくらはぎに不安を抱えたまま。
当面は、ウエートトレとシーズン中に痛めた患部のリハビリに努める>
「これまでこういうことはしなかったけど
治して、さらに進化できるようにしたい。
まずはしっかり治さないと。
2、3月に合わせるというより、じっくり体を作りたい。
鍛えながら。リハビリしながらです」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇佐藤充、右ひざ手術受けていた 来季こそ完全復活!!
(中スポ)

◇伊藤球団代表
<この日、ナゴヤ球場に姿を見せる。
秋季練習を突然欠席、起用法などの不満を理由に、
高柳2軍打撃コーチらと話し合いの場を持ち、
退団を申し入れたという中村公治について>
「私は何も(現場から)聞いていません」
スポーツ報知

『11月1日』といって思い出すは、
昨年の日本シリーズ第5戦
山井-岩瀬パーフェクトリレーで、北海道日本ハムを破り、
53年ぶりの日本一を成し遂げましたが、
早いものであれからもう1年が経つんですね。
残念ながら今季は低迷してしまい、この日から始まった
日本シリーズの舞台に立つことはできませんでしたが、
この悔しさをしっかりと糧にして、
来季こそは再び立てるよう、鍛錬してほしいです。

すでに来季を見据え、秋季練習の真っ最中のドラゴンズ
ざっとこの日のコメントを集めてみましたが、
前日は阿久比を訪れ、中田、朝倉らをノック。
また球界復帰を目指す河原投手入団テストを行った落合監督
しかしこの日はナゴヤ球場にいたんですね。
ユニホーム姿で、秋季練習を初視察
メニューこそコーチ陣に任せていたものの、
やはり体が動いてしまうのか「落合ノック」も披露。
2年目野手の福田、西川に対して、合計50分。
アライバ、森野らが受けてきたものに比べては、
やや軽いとはいえ、速射砲のようなノックの雨。
若竜たちにとっては、キツイものには違いなかったようです。
また福田に対して、一塁ベースの踏み方を教えたり、
小池に打撃のアドバイスを送るなど、
指導は細かい部分にまで及んだもよう。
ポストシーズンが長く、満足な秋を遅れなかった昨季と比べ、
今季はじっくりと鍛えることができる。
時間を有効に使い、今後も若手の底上げを行ってほしいです。

元祖・王子です!その他の話題としては、
浅尾が来季に向けて
「先発希望」を明かしたようですが、
そのためには、鈴木、平井、中里ら
中継ぎ陣の復活がカギかも。
さらに同期でもある
清水昭信との争いにもなってきそう。
ただでさえ人気者なうえ、
今季活躍しているだけに、
オフのイベント依頼が
さらに多くなりそうですが、
うまくやりくりして、調整してもらいたいです。

また森野「WBC慎重姿勢」。
これはいいんじゃないでしょうか。
正直、左ふくらはぎは完全には治っていないと思われます。
復帰こそしたものの、らしくない動きも見受けられましたし、
確かに原監督は、高校の大先輩だけに
来春のWBCに出場要請される可能性は高いですが、
ぜひとも今回はお断りして、キャンプを完走してもらいたいなと。
来季のV奪回のカギの1つとも言える「森野サード固定」。
復活するであろう落合ノックを受け、1年フルで戦える体力作り。
それが中途半端になることだけは、避けてほしいと願っています。

それからコメントがないため、見出しだけでしたが、
フェニックス・リーグに参加せず、ナゴヤで調整していた佐藤充
中スポによると、右ひざの手術を受けていたそうですね。
10月22日に内視鏡によって右ひざ半月板の一部
切除する手術を受け、今月からリハビリ再開とのこと。
今後は今月中にランニング、キャッチボールを再開し、
12月にはブルペン投球ができる見込みとなるそうです。
今季、松山で2年振りの勝利を挙げた佐藤充でしたが、
右ひざの痛みを抱えていたんですね。
ただこの手術により、その不安がなくなれば…。
キャンプまでに何とか状態を上げてもらいたいです。

さらに今朝のスポーツ報知には、
「中村公、起用法不満で退団申し入れ…」と言う見出し。
なにやら中村公治退団を申し入れたという話があるようで…。
ただ「高柳2軍打撃コーチらと話し合いの場」と出ていましたが、
こういう大事なことって本来、辻2軍監督に言うのでは?
まあ真相ははっきりしませんが、
現実なら4日に結論が出る戦力外に、ハムの名前が入ってきそうです。


◆高島祥平(ドラフト4位・帝京高)
<伊藤準規、岩﨑恭平、小熊各選手とともに、
東海テレビ「スーパーサタデー・ドラHOT」に生出演し、
生まれて初めての名古屋を体験。
MAX151キロを誇る快速球を投げる源となったのは
小学生のときにやっていたアイスホッケー。
アイスホッケーで下半身が鍛えられたわけについて>
「試合中、ずっと走っていなければならないので」

<試合は20分間を1ピリオドとし、3ピリオド。
つまり計60分間滑り続けなければならない。
スピードスケートの選手の下半身が
発達しているように、滑って足腰を鍛えた。
さらにけがを知らない強靱な体も自慢。
中学で野球を始めてからこれまで、野球でけがをしたことがない>
「肩、ひじを痛めたことがありません。
タフなのはアピールポイントだと思います」

<アイスホッケー譲りの強い足腰と、
肩、ひじをアピールしていく>
「登板がいっぱいになっても大丈夫です」
中スポ

◇中里篤史
<高島投手とは朝霞第二小、二中とも先輩後輩の間柄。
当然実家も近く、頼もしい兄貴分となりそう>
「とくに中学は野球部も一緒ですからね。
ボクは(高島投手と)面識はないですが、
父親はよく知っているようなので、会うのが楽しみです」
(東京中日)

◆岩﨑恭平(ドラフト3位・東海大学)
<この日の東海テレビ「ドラHOT」に出演。
司会の峰竜太さんの質問にハキハキと答える。
生放送中もあまり緊張した様子はなかったが>
「ガチガチにはなりませんでした。しゃべるのは好きなんです」

<生放送に出演後、番組関係者との昼食会にて。
生まれも育ちも神奈川県だが>
「みそ好きですよ。
ナスのみそいためが好きで、みそかつも大丈夫」
(東京中日、<ドラ番記者>

◆小熊凌祐(ドラフト6位・近江高)
<同じく「ドラHOT」に出演>
「ああいう形でテレビに出たのは初めてですが。
テレビの放送ってこうなんだと思いました。
甲子園に出て、テレビの取材は受けているので
慣れている方だと思います」
(東京中日)

◆伊藤準規(ドラフト2位・岐阜城北高)
<番組関係者との昼食会にて、
地元愛知県稲沢市出身は、好きな食べ物を聞かれ>
「みそかつが好きです」と
(中スポ<ドラ番記者>


ドラフト後の初の週末ということで、
早くも新竜たちは、ナゴヤのTV局へのあいさつ回り
その第1弾として、この日の東海テレビ『ドラHOT』に、
伊藤準規投手をはじめ、、岩﨑恭平選手、高島投手、
そして小熊投手の4選手が、出演しました。

東海テレビ50周年を迎えたそうで、
大感謝祭のイベント絡みで屋外からの生放送でしたが、
ほんと若者らしいというか、取材に慣れているというか、
ほとんどの選手が物怖じなどしていなかったですね。
カミカミすることなく、質問に受け答える新竜たち
セールスポイントには、「直球」(伊藤準規投手)をはじめ、
「球のスピード」(高島投手)「ストレートの伸び」(小熊投手)
と投手陣が真っすぐを自慢に上げた一方、
野手の岩﨑恭平選手「走力」を。
また1年目の目標として、投手陣はともに「新人王」でしたが、
一方のプリンス「一日一盗塁」。
さすが大学生、アピールのツボを分かっているなとも感じました。

ところで、今朝の中スポには、
ドラフト4位、『直球戦闘機』高島投手の話題が。
小学生時代にやっていたアイスホッケー仕込み、
さらに帝京高校時代の徹底した走り込みによる
強靱な下半身からのMAX151キロのストレートがウリですが、
下半身だけでなく、体全体も強いようですね。
さらにこれまで肩、ひじを痛めたということがないそうです。

プロ25年間やってきた昌さんを見ればわかるように、
これはやはりアピールポイントの1つとなりそうですね。
逆にこれから壊してしまうのではと不安もないとは言えませんが、
プロでの指導でさらに体づくりを行い、うまくパワーアップを。
そしてプロのマウンドでこれまで以上に
「速く、強いボール」が投げられるよう、成長してほしいと期待したいです!

2008年11月 1日 (土)

新戦力に若竜泰然と野球浪人河原入団テスト。

前日に行われたドラフト会議で9選手を指名し、
来季への戦力補強も着実に進んでいるドラゴンズ
しかしこの日の阿久比球場では、
意外な選手入団テストが行われたようです。
10月最終日のドラゴンズの話題を集めました。

ドラゴンズトピックス(31日)

◆伊藤準規(ドラフト2位・岐阜城北高)
<この日、岐阜市内の岐阜城北高で
中田スカウト部長、早川チーフスカウト、
中原スカウトから指名あいさつを受ける。
落合監督の直筆サインが入ったドラフト会議用IDカードと
指名用紙をプレゼントされ>
「あらためて指名されたという実感が沸いてきました」

<同じ長身右腕である北海道日本ハム・ダルビッシュは
あこがれの存在であり『救世主』でもあったという。
昨秋右ひじを痛めた際、ダルビッシュの映像を食い入るように見つめ、
自分の投球フォーム改善に役立てる。
地道な『模倣トレ』により、
今夏には速球のスピードが146キロまで復活>
「それまでひじに負担がかかっていたのが直ったんです。
左肩の使い方とか参考になりましたね」

<『頼みますよ』というスカウト陣の激励に>
「まずは体力づくりをがんばります。
プロ入りまでに体力、筋力をつけたい。
日本のエースになるという気持ちを
胸に秘めてやっていきたいと思っています」
中スポ毎日jpニッカン

◇中田スカウト部長
<早川チーフスカウト、中原スカウトとともに、
岐阜城北高を訪れ、伊藤準規投手に指名あいさつ。
フェンス越しに見続けてきた『恋人』と会い、改めて飛躍の予感を>
「投球フォームもいいし、角度がある。見ていて格好いいんですよ。
ケガでブランクが半年以上もあったのに、
復帰してすぐにきっちりゲームにしていた。潜在能力は高い。
素材として、ダルビッシュになれる可能性は十分にありますよ」

<唯一の課題に挙げたのが下半身強化。
当面は体力強化に専念するよう命じて>
「ダルビッシュは下半身がものすごく強い。
だけど伊藤君はまだ使い切れていない。強化して使えるようになれば」
中スポ


◇岩﨑達郎
<ナゴヤ球場での秋季練習に参加し、
約8時間に及ぶハードなメニューをこなす。
ドラフトで有望な新人が加わることを知っても、いたって泰然>
「『全く気にしない』と言えばウソになりますが、
ボクがやることは変わりません。誰が入ろうと関係ないですよ」

<今季はスタメン5試合を含め計20試合に出場。
二遊間では荒木、井端に続く存在に駆け上がるなど
飛躍のきっかけをつかんだ1年を、充実感たっぷりに振り返る>
「いい経験になった年でした。収穫が多かった」

<ドラフト3位で指名された岩﨑恭平選手は、
俊足巧打が評判だが、もちろん気後れなどなく、
2人の岩崎による出世争いという見方を、余裕の笑顔で受け流す>
「同じ岩崎? そうですね。
でもボクはいろんな呼ばれ方をしているから、
そう影響はないんじゃないですか。
来年は1軍に定着することが一番の目標です」
中スポ

◇平田良介
<ドラフト1位指名の野本選手らと
中堅を争うことになりそうだが、定位置奪取へ改めて意気込む。
まずは先輩外野手の壁を乗り越えること。
その先にレギュラーが見えてくるという考え>
「それ(野本加入)はそれとして、
ボクは英智さんや藤井さんに勝たなければなりません」

<空席になる中堅の現状筆頭候補。
CS第2ステージでは代打本塁打を放ったが、
新たなライバルの登場はいい刺激となりそう>
「飛距離が伸びているという感触はある」
(中スポ)


◇谷繁元信
<中スポ『竜夢届かず・'08敗戦の検証』より。
今季の盗塁阻止率はリーグ5位の.328。
ただ衰えたかと問われればイエスとはいえない。
左わき腹痛から復帰した6月末以降は.447。
離脱前は.154だったが、後半戦は普段の状態に戻っていた>
「確かに(左わき腹痛)の影響はあったと思う。
8月中旬くらいまで、かばって投げていたから」
(中スポ)

◇田村捕手コーチ
<谷繁の盗塁阻止率が良くなかったことについて。
今季頭角を現した投手が多く、
細かい作業が未然だったという現実も>
「盗塁阻止率が悪い責任は、投手、捕手の半々だろうね。
谷繁はかばって投げていたから。
でも投手はいい勉強になったと思うよ」
(中スポ)


ほぼ満点の出来となった今季のドラフト会議
育成選手2人を含む9選手を指名しましたが、
前日の1位指名の野本選手に続き、
この日は、2位指名の伊藤準規投手が、
中田スカウト部長ら3スカウトから指名あいさつを受けました。

憧れの球団から正式に指名あいさつを受けたことで、
プロへの実感がより沸いてきたという伊藤準規投手
「即戦力」と言われる社会人出身の野本選手と違い、
潜在能力を買われ、将来のエースとの期待が大きいですが、
改めて中田部長からも「ダルビッシュになれる素材」と太鼓判。
しかしその一方で、早く下半身強化の課題も。
プロへの道を力強く歩き始めたMAX147キロ右腕
今後は体力、筋力強化により力を入れていくようです。

一方、ナゴヤ球場で秋季練習を行う若竜ですが、
新戦力の加入が、ある意味良い刺激となりそうですね。
俊足の内野手・岩﨑恭平選手がドラフト3位で指名されましたが、
同じポジションを争うであろう岩﨑達郎に、
ドラ番記者から、早くもいじわるな質問が?
しかし今季経験を積んだ「岩﨑達」は、多少は意識しつつも、
「やることは変わりません。誰が入ろうと関係ない」と至って泰然
プロの先輩として「岩崎恭」に打ち勝つ決意を示してくれました。

また1位指名された野本選手と、
センターのレギュラーを競うことになりそうな平田
こちらは新たに加わるライバルよりも、
壁となっている英智、藤井ら「先輩越え」に標的を。
入りたてのルーキーよりも、現状前を走っている
先輩を追い抜くことが、結果として自然と
即戦力ルーキーに勝ち抜くことになる。
成長中の背番号8はそのように意識付け、
空席となったレギュラー奪取を、意気込んでいたようです。


今回のドラフトで指名された野本、岩﨑恭平両選手
それぞれ左の俊足、巧打の選手として評判が良いだけに、
その座を争うことになりそうな若竜たちにとっては、
尻に火が点き、うかうかしてはいられない状況となってきそうですね。
ただこちらとしても、ダテに2年も3年も、
プロとして、飯を食っているわけではない。
「アマとの違い」というものを見せてもらいたいですね。
毎年そうではあるのですが、新戦力が加われば、
その座が危なくなる選手が出てくるのは、プロの運命
しかし競い合うことによって、チームがより活性化してくれれば。
そうやすやすとルーキーがのし上がるということには
おそらくならないのではと思われますが、
良い刺激と考え、今後への成長とつながってくれれば。
岩﨑達郎、平田だけでなく、修行中の新井藤井
さらに堂上剛裕、堂上直倫、柳田、谷など
若竜野手陣の奮起を、この期に改めて期待したいなと思います。

ところで、この日岩﨑達郎のコメントに
「同じ岩崎? そうですね。
でもボクはいろんな呼ばれ方をしているから」

と言うのがありましたが、こっちが先輩ですし、
もっと堂々としていてほしいなと。
早くも「岩崎達」複数形みたいな表示でカワイソウですが、
プリンスに負けずに、頑張ってもらいたいです。


◆河原純一(元・西武投手)
<この日、中日の入団テストを受ける。
一部投手陣が秋季練習をしている阿久比球場で、
落合監督、森バッテリーチーフコーチらが見守る中、投球を披露。
白い練習着でマウンドに上がって29球、
直球、スライダー、フォークなど持っている球種をすべて投げた>
「変化球も一通り投げました。
違和感もなく、全力で放れました。
緊張感のある中で投げたのは久しぶりなんで、
球が上ずったかなというのはありますけどね」

<05年に右ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負い、
ケガの後遺症から立ち直れず、07年オフに戦力外通告。
トライアウトを受験するも、他球団との契約も叶わなかったが、
プロをあきらめず、野球浪人となった今年は、
母校の駒澤大グラウンドや、トレーニング施設で練習してきた>
「最後がけがというのがあったし、僕自身が納得できていない。
けがから3年たって、もう右ひざの違和感もないですし、
こうやってチャンスをもらえたことに感謝しています」
中スポスポーツ報知共同通信社スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇森バッテリーチーフコーチ
<元西武の河原投手の入団テストを行い、
落合監督とともに、その投球を見守る。
情熱プラス、94年ドラ1の潜在能力を買い>
「浪人してまで野球を続けたいっていうアイツの思いだよな。
1年間だけチャンスをやる。それでダメならユニホームを脱がせる」
デイリー

◇稲葉投手コーチ
<就任後初めて秋季練習中のナゴヤ球場と阿久比球場を訪れ
落合監督をはじめ、選手、関係者にあいさつ。
契約中の解説などの仕事もあるため、
ユニホームを着て指導するのは10日からになるが>
「秋季練習は7、8日間は行けると思います。
行ったときは来年へ向けて、
コミュニケーションを取っておこうと考えています」

<阿久比では落合監督、森コーチらと来季について話し合い>
「大まかな話をしました。主に育成、残留組の担当をすることに。
60歳で最年長なんで、選手、コーチに経験談なんかを話したい」
中スポスポニチ名古屋

◇水谷スカウト
<一部投手が秋季練習を行っている
『阿久比スポーツ村』は、かつて中日2軍のホームグラウンド。
97年までは本拠地、その後も準本拠地として
99年5月まで試合で使用していた。
この日視察に訪れ、当時(2軍投手コーチ)を懐かしそうに振り返る>
「ここは最高だよ。昔はそこのクラブハウスに寝泊まりができたし、
メシもうまいし。名古屋市内からも30分で来られる」
(中スポ<ドラ番記者>

◇中田賢一
<数グループに分かれてノックを受けていたところ、
落合監督がおもむろにバットを握り、鬼ノックを開始。
小笠原、朝倉とともに縦横無尽に打球を追わされる。
不運?を嘆きはしなかったが、最後は足がよれよれに>
「どのメニューでもきついです。ずっと動きっぱなしですから」
(中スポ)


◇落合監督
<一部投手陣が秋季練習をしている阿久比球場を訪れる。
河原の入団テストについてはこの日1日だけで、結論は出さず。
合否は監督がオーナー報告をする4日に決まることに>
「今日は見ただけ。結論は4日に出すよ」

<球団が態度を保留し、来季の契約交渉が
まだ行われていないウッズの去就問題について。
オーナー報告の席で来季の構想、戦力について話し合い、
一定の結論を出すことになりそう>
「4日にオーナー報告へ行くから、そこですべてが決まる」

<また、来季の陣容について
今季主に中堅を守った森野の三塁手起用を明言。
三塁の中村紀洋は一塁に回し、ウッズが残留の場合は
2人で定位置を争わせるという>
「外野はあの動きを見たら使えない。
森野をどこに使うかといえば、一、三塁。
(外野での)打球の追い方も悪かったし、1歩目が切れない。
また、足をやってしまうから」

<守備のミスの多さが3位低迷の一因になった今季を省みて>
「もう1回守りをしっかりしなくちゃいけない。
来年はメンバーが変わると思うよ。
投手に安心感を与える守りにしないといけない。
今年の投手陣はあのメンバーではよくやった方だろう」

<今年、中村紀洋は三塁手として
ゴールデングラブ賞を獲得したが、守備範囲の狭さを指摘>
「中村紀? あの動きでは三塁で使えない。
なんで賞をもらえるんだ? 
ハンドリングがうまくても動きが悪ければ使えない」

<また、選手への戦力外通告についても、4日に対象選手を決定する>
「4日で来季のメンバーが決まる。それでシミュレーションする」
中スポサンスポスポーツ報知
スポニチ名古屋12ニッカン12デイリー

◆日本一参謀が原ジャパン入閣 前中日・高代延博氏
(スポーツ報知)


この日のドラゴンズの話題として、
一番大きな扱いだったのが、阿久比でのこの話題。
02年に抑えとして、28セーブを挙げ、
巨人の日本一に貢献したものの、
西武に移籍した05年以降は成績が低迷。
昨年オフには戦力外通告を受けた河原純一投手が、
1年の時を経て、何とドラゴンズの入団テストを受けたもよう。

トライアウトにも不合格となったものの、
野球を諦めきれず、この1年間「野球浪人」として、
母校・駒澤大のグラウンド、知人のジムなどで、
練習を積んできたという河原投手
この日、駒大の先輩でもある森バッテリーチーフコーチ
そしてこの日視察に訪れた落合監督が見守るなか、。
あらん限りの力を振り絞り、持ち球を披露すること29球。
しかし細身の体から繰り出された力強いボールは、
故障したひざの影響を感じさせないもの。
テスト終了後、充実した表情を浮かべた河原投手
その一方で、落合監督は結論を先送りしたものの、
経験と実績を買われ、正式契約が結ばれることが濃厚。
トライアウトを前に通算27勝40セーブの細腕右腕が、
「落合再生工場」で往年の輝きを取り戻すことになりそうです。


中日受験。先日の落合監督
トライアウト視察の際に、
ちょこっと話が出ていた
河原投手ですが、
まさかドラゴンズが直接、
入団テストを行うとは。
ただコメントなどを読む限り、
おそらくこれも「森ルート」の流れの1つなのかも。
野球界はそういう上下の関係というものが
強いんだなと、改めて感じました。
正式な合否は、落合監督がオーナー報告を行う
4日に決まる見込みですが、新聞などの評価によると、
おそらく『70番枠』での契約が濃厚。
巨人時代の印象というのも、薄くなってきていますが、
浪人してまで「野球をやりたい」という意気込みは買いたいなと。
ぜひとも合格となった暁には、その細腕を振り絞り、
ドラゴンズの勝利のために、全力を尽くしてほしいと思います。

2008年10月31日 (金)

野本圭・伊藤準規ら9選手指名、オレ流満足ドラフト!

高校生と大学・社会人に分かれていたドラフト会議
4年ぶりに一括開催となり、この日東京都内のホテルで開催。
ドラゴンズは、育成2人を含む9選手を指名しました。
注目の指名選手は以下の通りです。


☆中日ドラゴンズ ドラフト確定選手☆

◇1巡目 交渉権獲得選手
野本 圭(のもと けい)
岡山南高-駒澤大学-日本通運
外野手 左投左打
1984.7.7生 180センチ 81キロ

岡山県生まれの24歳。
岡山南高-駒大を経て、日本通運に07年入社。
50メートル走は6秒1の俊足。駒大では1年時からベンチ入りし、
4年夏に世界大学選手権の日本代表で首位打者と盗塁王を獲得。
ドーハ・アジア大会では打率.375で銀メダル獲得に貢献。
日本通運では入社直後から3番打者。
昨秋の野球W杯にはアマ日本代表として出場。
打力・走力・地肩すべてにおいてプロレベル。
勝負強い打撃には定評がある。パンチ力も非凡。
チームの中心選手として信頼度は高い。
家族は両親と兄、弟、妹。
(東京中日評価 A、公式サイト中スポスポニチ時事通信

<野本選手紹介記事>
日本通運・野本が急浮上 きょう運命のドラフト(中スポ)
走攻守3拍子そろった即戦力・野本(スポーツナビ)
日本通運・野本、絶好調3安打/都市対抗(サンスポ)
◇3安打、成長の証し--野本圭外野手(毎日jp)

<野本選手紹介動画>
社会人の2008年度ドラフト候補らしき方々
Nomoto
日本通運・野本 圭 打撃動画


<東京都港区の日本通運本社で会見。
中日から1位指名の吉報を聞き、水谷、仁村の両スカウトから
指名あいさつを受けると、素直に喜びを表す>
「とても楽しみにしていた。幸せな気持ちでいっぱい」

<駒大時代には大学野球日本代表にも選ばれたが、
ドラフトで指名されず、悔しい思いを抱えて
社会人野球に進んだだけに、今回の指名には>
「正直、ほっとした」

<社会人野球をと振り返りと活躍を誓う>
「今は11月の(社会人の)日本選手権に向けた気持ちが大きい」
人間的にも野球人として濃い2年間だった。少しずつでも恩返しをしたい」

<日本通運からは03年に小川、04年には川井に金剛と
中日入り選手が多く、辻2軍監督も大先輩。チームの印象を語り>
「すごく身近に感じる。
昨年は日本一、今年もクライマックスシリーズに進出していて、
常に好成績を残してレベルの高い野球をするチーム」

<落合監督については>
「選手でも監督でも『すごい』の一言。
しっかり見て盗めるものは盗みたい」

<喜びを表すのもそこそこに、早くも次なる目標を見据える>
「中日は昨年日本一になっている。
レベルが高いチームですが、自分は打力に自信がある。
まずは来年、開幕から試合に出たい。
そして10年後には、中日を代表する選手になっていたい」

<目標を問われると端正な顔を一層引き締め、
チームの偉大な先輩の名を挙げる。
目指すは『ミスタードラゴンズ』と同じような安打製造機>
「アベレージには特にこだわりがある。
3割を打ち、できれば1番を任されたい。
選手としては立浪さんが目標です。
今は雲の上の人ですけれど、いつかは自分も2000本打ちたい」

<小さいころは巨人ファン。
ただ熱烈なG党というほどではなかったらしい>
「岡山では巨人戦しかやっていなかった。
落合監督の姿も印象に残っています」

<尊敬する人は、駒澤大の大田誠・前監督>
「野球人である前に、人として
大きくならないとダメだと教わりました。
駒大に入って自分の野球に対する姿勢が変わりました」

<名古屋の印象は>
「みそかつです。もちろん中日もあります」
中スポ中日新聞、スポーツ報知、共同通信社
時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


◆神長監督(日本通運)
<野本選手の練習でのひたむきな姿勢を絶賛>
「ダッシュ一つをとっても、
100%の力を出し切るような姿勢がある」
中スポ

◇仁村スカウト
<野本選手の記者会見に同席。
走攻守3拍子を兼ね備えた即戦力として、最高の評価>
「足、肩、打撃とどれもプロレベルにあり、
社会人ではナンバーワンの野手。必ずレギュラーを取ってくれる」
中スポ中日新聞毎日jp


◇2巡目 交渉権獲得選手
伊藤 準規(いとう じゅんき)
岐阜城北高等学校
投手 右投左打
1991.1.7生 185センチ 72キロ

愛知県稲沢市生まれの17歳。
片原一色小2年の時に硬式「稲沢リトル」で野球を始める。
明治中ではヤングリーグ「西尾張ドリームス」でプレー。
3年時にエースとして全国グランドチャンピオン大会に出場。
岐阜城北では1年夏からベンチ入り。
2年夏の岐阜大会準々決勝で清翔高を相手にノーヒットノーラン達成。
最後の夏は、市岐阜商高に4回戦、延長10回で惜敗。
角度のあるストレートは球威、キレ抜群。
打撃も非凡で投打にセンスが光る。
将来のエース候補、ストレートはMAX144キロ。
(東京中日評価 A、公式サイトスポニチ

<伊藤準規投手紹介記事>
大物感漂う大型右腕=岐阜城北高の伊藤準規投手(時事通信)
岐阜城北・伊藤延長10回力尽く(ニッカン)
最速147キロ 球種も豊富…伊藤準規投手(読売新聞)

<伊藤準規投手紹介動画>
2007年全国高校野球岐阜大会 岐阜城北 伊藤準規投手(2年時)


<中日から2位指名を受け、岐阜市内の同校で会見。
地元球団からの指名に、端正なマスクが緩み、みるみる笑顔が広がる>
「ホッとしました。1位指名もあるかと思っていたので、
ちょっと遅れてドキドキしました。
(中日は)小さいころからのファンだったので、本当にうれしいです。
監督やコーチ、チームメートに感謝したい。
けがをした自分を支えてくれた皆への恩返しを、
甲子園に連れていくことで果たしたかったが負けてしまった。
プロの世界で活躍した姿を見せて恩返ししたい」

<公言はしなかったが、
心の中では中日からの指名を待っていた。
29日に自宅近所の神社に祈願。
2位とはいえ、あこがれ続けた地元球団からの指名は
やはり格別。落合監督について>
「自分の考えやさい配を持っている。すごいさい配をする」

<目標の投手にはエースの名前を挙げ>
「あこがれの投手は川上さん。
川上憲伸さんはここという時に三振を取れる。
ピンチの際の気迫もすごい」

<MAX147キロの速球派右腕。
北海道日本ハムのダルビッシュらの投球フォームをよく見て、
スピードが増したという研究熱心なところも。
投球のスケール同様、夢も大きく>
「(昨年9月頃に痛めた右ひじも)もう大丈夫です。
プロに比べたら体は小さいけど、
(1年目から)体づくりだけではなく、活躍するつもりでやりたい。
プロが厳しいのは分かっているが、
球の伸びや切れを生かしていきたい。
1年目から活躍し、新人王を取るくらいの気持ちで、
将来は日本のエースになるくらいの心構えでやっていきたい」
(中スポ、中日新聞共同通信社朝日新聞毎日jp
読売新聞スポニチ名古屋ニッカン

◆藤田監督(岐阜城北高)
<中日に指名された伊藤準規投手に期待を込めて>
「1年の頃はマッチ棒みたいな体だったが、頼もしくなった。
負けず嫌いで研究熱心。中日のエースに育ってほしい。
将来は球界を代表する投手になってほしい」
中日新聞朝日新聞


◇3巡目 交渉権獲得選手
岩﨑 恭平(いわさき きょうへい)
東海大相模高-東海大学
内野手 右投左打
1986.4.4生 178センチ 73キロ

神奈川県平塚市生まれの22歳。
小4年から野球を始める、中学時代は硬式「平塚シニア」に所属。
東海大相模高では1年秋から「3番・二塁」で
高校通算40本塁打も、県大会準優勝が最高で甲子園出場はなし。
東海大学では2年秋から三塁手の定位置を確保し、ベストナイン2度。
今春から遊撃手に転向。2年連続大学選手権準優勝に貢献。
2年秋から首都大学リーグで5季連続打率3割以上、昨秋は.417をマーク。
日本代表にも選出。50メートル5秒7の俊足。
野球センスが光る、特に走塁部門がすばらしい。打撃は広角打法。
(東京中日評価 A、公式サイトスポニチ

<岩﨑恭平選手紹介記事>
東海大が1安打で勝利(ニッカン)

<岩﨑恭平選手紹介動画>
岩崎 恭平(東海大・4年)遊撃手
IWASAKI


<仲間の「プリンス」コールに乗り、会見場に現れる。
『首都のヒットマン』はアマ球界一のイケメン>
「すごくホッとして気が抜けた感じ。
中日には尊敬する二遊間の荒木さんと井端さんがいるし、
(高校の)先輩の森野さんもいる。光栄です」

<実は4位以降の下位指名なら社会人に進むことを決めていた。
ようやく3位で名前が読み上げられると『やった』と声を上げる>
「かなりドキドキしました」

<50メートル5秒8の快足と左右に打ち分ける打撃センス。
それ以上に注目なのは、俳優顔負けの甘いマスク。
ニックネームは『プリンス』、グローブに刺繍を入れている。
竜の王子様は足で、バットで、そして顔で魅せる>
「(売りは)みんなは顔って言うんですが…。
走塁には自信がある。
いきなり定位置を取れるとは思ってないが、
1年目は足でチームの力になりたい。
将来的には首位打者を取りたい」
(中スポ、記者会見本人コメントはこちらでも↓)
【ドラフト】岩﨑恭平、中日ドラゴンズから3巡目指名【硬式野球部】
(東海スポーツ)


◇4巡目 交渉権獲得選手
高島 祥平(たかしま しょうへい)
帝京高等学校
投手 右投右打
1990.8.4生 175センチ 80キロ

埼玉県朝霞市生まれの18歳。
朝霞市立第二小時代はアイスホッケーチームに所属。
朝霞第二中から野球を始め、2年秋から投手。
帝京高では06年夏、07年春夏の甲子園に出場。
アイスホッケーで鍛えた強靭な足腰と、
MAX151キロの直球が魅力。パンチ力ある打撃も○。
(東京中日評価 A、公式サイトスポニチ

<高島投手紹介記事>
『後輩を甲子園へ』かなわず 帝京3年・高島祥平投手(東京新聞)
「スター右腕」49球の終章(朝日新聞)
3連覇狙う帝京カギ握る152キロ右腕高島(ニッカン)

<高島投手紹介動画>
高島 祥平(帝京/2年夏)投手 08年候補


<朗報は練習中に届いた。
ウオーキングをしているときに4位指名の連絡があり>
「中日が指名するとうわさでは聞いていましたが、
プロに指名されるとは思っていなかったので、うれしいです。
中日は打倒巨人で戦っているイメージがあります」

<自らのキャッチフレーズは『直球戦闘機』。
アイスホッケーの経験や高校での走り込みで
下半身が鍛えられ、太ももの周囲は64センチと、
その強さが武器である速球を生み出している>
「真っすぐで三振を取れるピッチャーになりたいです。
川上憲伸投手とタイプが似ていると思います。
川上さんのような投手になりたいです」
(中スポ)


◇5巡目 交渉権獲得選手
岩田 慎司(いわた しんじ)
東邦高-明治大学
投手 右投左打
1987.1.27生 181センチ 80キロ

岐阜県岐阜市生まれの21歳。
小1から野球を始め、中学では硬式ボーイズリーグに所属。
東邦高では2年と3年のセンバツ出場。明治大では1年春から登板。
今春の東京六大学リーグで4勝を挙げ、8季ぶりの優勝に貢献。
日本代表として世界大学野球選手権準優勝にも貢献。
MAX143キロ、スライダーが武器の投手。
どんなカウントからでも変化球でストライクがとれる。
(東京中日評価 C、公式サイトスポニチ明治大学野球部HP

<岩田投手紹介記事>
岩田7回1失点!明大 連覇へ白星発進(スポニチ)
明大・岩田10回熱投も/世界大学選手権(ニッカン)
しこ踏み制球力改善 明大4年(東京六)岩田慎司投手(読売新聞)
投手陣を支える大黒柱・岩田慎司(明大スポーツWEB)


<明治大学HPより・中日ドラゴンズに5位で指名され>
「中日は地元のチームで子どもの頃から一番見てきた球団。
明大野球部で学んだことは「人間力」。
「人間力」とは「技術×精神力」。
厳しい世界なので、今以上に練習して一軍で活躍したい。
40歳までプレーできるような選手になりたい」

<あこがれていた球団からの指名に弾けるような笑顔>
「地元が岐阜なんで指名されたいと思っていた。
指名していただいてうれしい。
小さいときから見ている球団。いいイメージがある」

<尊敬している選手は高校の先輩・朝倉と、
明大の先輩・川上の両投手。投手王国に頼もしいルーキーが加わる>
「目標は、新人王。
落合監督の印象? 怖そうな感じ。怒られないようにしとうと思う」
明治大学HP、中スポ)


◇6巡目 交渉権獲得選手
小熊 凌祐(おぐま りょうすけ)
近江高等学校
投手 右投右打
1990.8.11生 180センチ 80キロ

滋賀県大津市生まれの18歳。
小3年で野球を始め、志賀中では硬式少年野球リーグ
「大津瀬田レイカーズ」に所属。中2時に全国3位。
近江高では1年夏からベンチ入り。2、3年夏甲子園出場。
今春の県大会決勝では17奪三振。
制球力があり、ボールに力がある。
完投能力もあり、投手センス抜群。
MAX145キロ、右ひじの不安がなくなれば大化けも。
(東京中日評価 C、公式サイトスポニチ

<小熊投手紹介記事>
スカウト熱視線!近江・小熊が好発進(デイリー)

<小熊投手紹介動画>
小熊 凌祐(近江/2年夏)投手 08年候補


<夢が現実に。諦めかけていたところの指名に武者震い。
真っすぐな眼差しで答えて>
「甲子園の後、プロ行きを決心した。
(指名は)微妙だと思っていたから、6位で入り、びっくりしました。
野球をやりたかったので12球団どこでも嬉しいです。
プロに行きたかったので指名されてよかった。まず両親に伝えたい。
自分の力だけではここまで来られない。
皆に支えられたお陰。チームメイトや家族に感謝している」

<速球の伸び、キレに魅力のあるMAX145キロ右腕。
高校時代に抱えていた不安を払拭するため、
来月上旬には右ひじ手術の予定。
すべてを了解して将来性を買った中日の『将来性』が身に染みる>
「中日ドラゴンズはセンターがしっかりとしていて
守りのチームだと思うので,近江高と重なる。
真っすぐで三振が取れるのが理想。
気迫ある投球の川上憲伸選手が目標です。
川上憲伸投手のような直球で勝負ができる投手になりたい」

<あこがれの選手はレッドソックス・松坂。プロでの抱負を語り>
「自分の力を信じて努力し、一日も早く1軍に入り、
監督に信頼されるような選手になって活躍したい。
どんな練習にも耐え、頑張ります。
人一倍努力してレギュラーになります!」
近江高校HP、中スポ、中日新聞朝日新聞毎日jp読売新聞


◆多賀監督(近江高硬式野球部)
<小熊投手の記者会見に同席して>
「早い段階でプロを志願していたので,
何とかしてやりたい一心で今日まで来た。
喜怒哀楽を見せないプロ向きの性格。
マウンドでの頼もしい姿などはプロ向き。
ひじを早く完治させ、シーズンを戦い抜く
基礎体力をつけて活躍してほしい」
近江高校HP、東京中日、中日新聞読売新聞


◇7巡目 交渉権獲得選手
井藤 真吾(いとう しんご)
中京大学附属中京高等学校
外野手 右投左打
1990.5.27生 185センチ 79キロ

岐阜県関市生まれの18歳。
博愛小2年で野球を始め、中学時代は先輩に
長谷部(東北楽天)がいる「岐阜中濃シニア」に所属。
中京大中京高では2年秋に投手から外野手に転向。
3年春には4番打者でセンバツ出場。
バットコントロールが上手く、
投球に対して逆らわない打撃はシャープである。
(東京中日評価 C、公式サイトスポニチ

<井藤真吾選手紹介記事>
稲葉を目指す注目のスラッガー~中京大中京高・井藤真吾~
(スポーツナビ)

<井藤真吾選手紹介動画>
20080722 井藤真吾 1、3打席目
井藤 真吾(中京大中京/3年春)外野手 08年候補


<指名を知ったのは午後5時30分。
最後の最後で地元球団から指名を受けて>
「もう(指名が)終わったかなと思っていたけど、
仲間が抱きついてきたので指名が分かった。
6巡目までに名前がなくて
正直あきらめてたんですけど、本当にうれしいです。
プロに行けるのは、みんなのおかげ」

<もちろん中日ファン。初めて生観戦したのは、
小学校6年の時、ナゴヤドームでの巨人戦>
「あのドームのグラウンドに立つのは大変だと思うけど、
ずっと夢だったのでうれしい。
(中日の印象は)一番行きたかった球団。
常に上位にいる強いチームで、練習が厳しいイメージ」

<広角に打ち分けるバットコントロールが武器。
同校OBの稲葉(北海道日本ハム)2世とも言われる好素材>
「好きな選手は打つのがうまいイ・ビョンギュ選手。
指名は運に任せて、ダメだったら社会人に進むつもりだった。
プロでは一番下のレベルだけど、
まずはプロでやっていく力を付けていきたい。
プロの世界は甘くないが、
これから毎日野球が出来るので、努力していきたい。
もっと練習してうまくなりたいです。
将来は日本代表に選ばれたい」
(東京中日、中日新聞朝日新聞読売新聞ニッカン


◆大藤監督(中京大中京高)
<チームの誰もが認める練習の虫。
誰よりもバットを振り、今春の選抜大会出場の原動力になった
井藤真吾選手について、誇らしげに話す>
「伸びしろはいっぱいある選手。
プロでもしっかり取り組んで、大きな野球選手になってほしい」
朝日新聞


◇育成1巡目 交渉権獲得選手
加藤 聡(かとう さとし)
上宮太子高-大阪産業大学
外野手 右投右打
1986.9.5生 185センチ 90キロ

大阪府生まれの22歳。
上宮太子高時代は2年秋の大阪大会準優勝。甲子園出場なし。
大型選手だが50メートルを5秒台で走る。
打者転向2年目で将来楽しみな選手。
打者に専念した3年春に.386で首位打者獲得。
長打力があり、走れる選手。
(東京中日評価 C、公式サイトスポニチ

<加藤選手紹介記事>
大産大が内田、加藤の活躍で逆王手(スポニチ大阪)
大産大「勝ち点2」加藤、怪力で三塁打(スポニチ大阪)


<育成枠で指名されたが、率直に指名を喜ぶ>
「形としては育成ですが、
同じプロの世界に入って第1歩を踏み出せたことはうれしい」

<セールスポイントは『打撃と足』ときっぱり>
「一日でも早く試合に出て、支配下選手登録されるよう頑張ります」
(東京中日)


◇育成2巡目 交渉権獲得選手
小林 高也(こばやし たかや)
新潟明訓高-東京経済大学-東京弥生クラブ
外野手 右投右打
1984.2.26生 180センチ 85キロ

東京都生まれの24歳。
小2から野球を始め、中学時代は「調布シニア」で全国大会優勝。
中学卒業後に家族と五泉市(旧・村松町)に転居し、
新潟明訓高では3年春からベンチ入りし同年夏は新潟大会4強。
東京経済大学では首都大学リーグ通算13本塁打。
卒業後、明治安田生命を経て、昨年から東京弥生クラブに所属。
豪快なスイングが魅力の長距離砲。
(東京中日評価 C、公式サイトスポニチ

<小林高也選手紹介記事>
中日 東京弥生クラブの大砲・小林獲り(スポニチ)


<クラブチームから育成枠に指名され、安堵の表情。
中日の指名を受けて、喜びを語る>
「ダメかなあと思っていたので、安心しました。
言葉にならない。指名を受けることができて、本当にうれしいです。
がむしゃらに頑張りたいと思います」

<東経大でも豪快な打撃にプロ野球のスカウトが注目したが、
4年時の05年にはドラフトで指名がなく涙をのんだ。
悔しさを糧に、卒業後は企業チームを経て、
クラブチームでプレーを続けてきた>
「あの経験があったから今日まで頑張ることができた」

<会社員をしながらプロを目指してきた苦労人。
1カ月前に勤め先を辞め、ドラフトに懸けていた。
今後は70人の支配下選手枠入りを目指すことになるが、
目標とする選手に中村紀洋と和田を挙げ、気合を入れる>
「一番下からはい上がっていくだけ。
自分の武器はバッティング。
バッティングだけは誰にも負けたくない。
キャンプからガンガンアピールしたい」
東京弥生クラブHP、東京中日、新潟日報


◇西川球団社長
<過去4戦3勝の強敵、東北楽天・島田球団社長との
一騎打ちを制して、野本選手の交渉権を獲得>
「狙い通り。野本くんは競合したけど、
幸いにして先に外れくじを引いてくれて助かりました」

<東海大相模高・大田選手を回避しての指名理由を説明>
「スカウトからは大田くんという話もあった。
ただ差し当たって来季の戦力と考えた時に、
左で打てて守れて肩のいい野手が欲しいと考えていた」

<2位指名の伊藤準規投手について、
高い評価をしていたことを明かし>
「地元だし、野本君が外れた場合の1位だった」

<昨年は3戦全敗だったが、一昨年に堂上直倫を
引き当てて以来の当たりくじ。笑顔で会場を後に>
「ねらい通りのドラフトでした」
(東京中日、時事通信、スポニチ名古屋ニッカン

◇中田スカウト部長
<競合覚悟で大田選手の指名を促していたが>
「清原、松井秀喜、福留と、
これという打者が出てきたときに、必ず入札してきたのは中日だけでした。
そういう意味では大田君を、とも思いましたが…。
ただ、イキのいい選手は指名できました。獲った選手には満足しています。
思ったよりもいい選手が残っていたので、
無理を言って予定になかった育成も復活してもらいました。
(支配下選手の)枠がないからまずは育成ですが、
能力は非常に高いと思っています」
(東京中日、共同通信社スポニチ名古屋


◇落合監督
<スカウト陣は東海大相模高・大田選手を
1位に推したが、押し切っての野本選手指名。
そして確率5割を制しての交渉権獲得。
会議を終えた表情は、満足そう>
「ひと言で言えば難しいドラフトだった。
誰を頭(1位)でいくかという点で。
現場のわがままを通してもらったという感じ。
獲りたい者を獲れた。
ほぼ100%に近いものを獲れたんじゃないかな。
ドラフトらしいドラフトだった」

<ドラフトに対して、採点すること自体が、
就任以来初めて。それほどまでに大満足。
大田選手の存在は知っている。
それでもスカウトを説き伏せ、球団の総意を取り付け>
「ものからいえば、何年かに1人の逸材がドラフト戦線にいた。
だが、来季のシミュレーションをしたときに、
誰が入ってどう動くのか。それで出した結論。
現状でセンターがいないわけだから。
2つの考え方はある。でも、5年、10年先じゃなく、
来季の戦いに勝たないといけないんだ。
来季勝って、その中で将来を見据える。
一番の課題は外野で左で、足が速くて、ある程度打てる選手」

<自らの情報網を駆使して野本圭という名前に行き着いた。
映像で確かめ、その条件に合致する選手だと再認識した>
「(野本選手の)生のプレーは見ていない。キャンプに行って、見て…」

<自ら認めた『わがまま』を通した以上、
野本選手をチームの中核に育てる義務もある>
「何とか育て上げて、骨格をつくっていかないと」
中スポサンスポ共同通信社時事通信12
毎日jpスポニチ名古屋2ニッカン


高校生と大学・社会人に分かれていた
ドラフト会議が、4年ぶりに一括開催
希望入団枠などが廃止された形となると、
92年以来16年ぶりという今回の統一ドラフト
ドラゴンズは、1巡目に前日の中スポなどで、
突如1巡目候補として、急浮上した野本圭外野手を指名。
東北楽天との競合となりましたが、
西川球団社長が見事に当たりくじを引き当て、交渉権を獲得
今季の社会人ナンバーワン外野手をゲットすると、
2巡目以降も伊藤準規投手、岩﨑恭平選手、
さらに高島投手と当初から予定していた選手の指名に続々成功。
育成選手2人を含む大量9選手の指名となりましたが、
惚れ込んだ即戦力の素材が取れたこともあり、
落合監督「ほぼ100%に近い」と満足の表情だったようです。


スカウト陣が大田選手(東海大相模高-巨人指名)を推すなか、
『現場主導』で指名する可能性が高いと言われていましたが、
結果的にはやはり落合監督押し切った形になったのでしょうね。
ある意味、強行主張での指名という形ではありますが、
それでも今ドラフトで、野手としては、
ナンバーワン候補に挙げられていた逸材だけに、期待は十分
それ以上に野本選手を引き当てた
西川球団社長、グッジョブ!というところでしょうか。
あの「黄金の右」との争いにも関わらず、競り勝てたのはお見事
昨季の高校生ドラフトでの2連敗のリベンジ
きっちりと果たした形となり、ホッとしたことでしょう。

オレ竜の即戦力!1巡目で指名された
野本圭選手は、岡山出身の24歳。
駒大時代で打撃が開花し、
3度のベストナインを
獲得するとともに、
国際大会でも活躍。
日本通運に入社後は、
社会人2年目の今年も、
長打力と確実性を併せ持ち、
公式戦の打率が.350オーバー。
さらに50メートル6秒1、遠投110メートルと、
身体能力も優れているという、文字通り俊足好打の外野手。
現状ドラゴンズに不足している、
「左打者、外野手、俊足、強肩、好守」さらに「即戦力」
すべてが網羅されている極めてマレな選手。
将来性を買えば、恐らく大田選手の方が上なのかもしれませんが、
来季勝つためには、やはりドラゴンズでは、野本選手
ウイークポイントを埋めることができそうな選手の加入は、
チームにとって大きな補強となってくるでしょう。

その野本選手ですが、日本通運での記者会見では、
「まずは来年、開幕から試合に出たい。
そして10年後には、中日を代表する選手になっていたい」
「3割打者となって、いつかは自分も2000本打ちたい」

早くもその期待に応えてくれそうな意気込みを披露してくれましたね。
実際の映像をそれほど見たことがないのですが、
ミートがうまく、背の高い青木(東京ヤクルト)という印象なのでしょうか。
来季は森野が内野に戻るということで、空くセンター
その位置に、この新戦力に飛び込んでもらいたい。
プロの世界への適応力や、ライバルとの争いもあるでしょうが、
ぜひとも突破してもらい、1年目からの活躍を期待。
そして本人が言うように、開幕でセンターの定位置が取れるよう、
これから頑張ってもらいたいなと思います。

岐阜王子登場!2巡目指名は、
当初は1位指名もウワサされた
地元・岐阜城北高の伊藤準規投手
MAX147キロのストレートと、
多彩な変化球が武器の右腕ですが、
ここは将来性を買ったと
いうところでしょうか。
186センチという長身から
繰り出される角度のあるボールや、
本人も参考にしているということもあり、
ダルビッシュ(北海道日本ハム)のようなイメージですが、
地元屈指の右腕ですし、まだ伸びしろも十分。
将来のエース候補として頑張ってもらいたいです。

これが「プリンス」だ!また3巡目指名は、
首都のプリンス・岩﨑恭平内野手
こちらも野本選手同様、
左打者で俊足好打
おまけにかなりのイケメンで、
人気では早くも即戦力の感も。
ドラゴンズには、同じ俊足で岩﨑達郎という選手いますが、
正直ウカウカしてはいられなくなるでしょうね。
ただ内野には「アライバ」という巨大な壁がそびえ立ちますし、
それを越えることができるかが、プロでの目標となりそう。
まずは「足でアピール」と話すプリンスですが、
ぜひとも力を発揮して、ナゴヤドームで魅せてほしいです。

4巡目以降は、投手が並び、
MAX151キロのパワーピッチャー・高島投手
明大のリーグ制覇に貢献した必殺スライダーの岩田投手
さらに「湖国のエース」といわれた小熊投手
この辺りは、投手王国をさらに充実させようという目的が。
小熊投手に関しては、ヒジのリハビリから始まるそうですが、
打者と違い、投手はチャンスがあると思いますし、
まずは自らの持ち味をアピールし、出てきてほしいです。
そして7巡目は稲葉2世の井藤真吾選手
好きな選手が「ビョン様」というのが笑えましたが、
ぜひとも共にプレーすることで、ミートをよりうまくなってほしい。
さらにチームとしては、3年ぶりに指名され、
育成選手となる加藤選手小林高也選手
ともに打撃をウリとする大卒の選手だけに、
キャンプから気合を入れて、チャンスを見いだしてほしいです。


1巡目で即戦力の選手をゲットしたうえ、
上位指名候補に挙がっていた選手を、
他球団に獲られることなく順当に指名できましたし、
ドラゴンズ的には「満足」がいくドラフトとなったのでは。
ただ獲得したで終わるのではなく、育てて戦力にしていくこと。
チームとしても、新たに加わる7+2選手に、
現状の若竜を含めた全体での底上げが必要となっていくでしょう。
今後は契約交渉などを行い、入団発表と進んでいきますが、
将来のドラゴンズを担っていくであろう新竜たち
今後もしっかりトレーニングを重ねてもらい、
来春からドラゴンズブルーのユニホーム姿
躍動する姿を、大いに楽しみにしたいと思います。


ドラゴンズトピックス(30日)

◇タイロン・ウッズ
<この日、中部国際空港発の航空機で米国へ帰国。
球団との来季の契約交渉はまだ行われないままだが>
「自分のオプションは終わった。
あとは球団の判断。自分は待つだけだ」

<一時の怒気は完全に消え、主砲の顔つきは穏やか。
空港では約20人のファンに囲まれ、サインや写真撮影に応じ、
ファンの1人から英語で『来年も中日でプレーしてください』
『残留交渉』されるとこう言って>
「ありがとう。そうなるといいね」

<交渉が行われるのかさえわからないままの帰国だが、
わだかまりのないことを強調し>
「まだ球団とは何も話していない。
自宅に帰ったら連絡をもらうことになっているけど。
日本に戻ってくるかどうかは分からない。
誰も恨んでないし、嫌な気持ちはない。
6年間、日本でプレーできて、いい思い出しかないよ」

<メジャー移籍については>
「メジャー? それはない」

<国内移籍には>
「まだどことも話せないからわからない」

<現役引退の可能性を問われると、来季に向け意欲も見せ>
「一時は(引退を)考えたこともあったが、
まだまだプレーできる自信がある。
日本が大好き。日本のファンも好き。
アメリカに帰ってしばらく休んだら、また体を動かすよ」

<今後はフロリダ州の自宅で過ごし、
日課の筋力トレーニングは続けて、野球ができる体にしておくという。
最後は桂川通訳ら球団関係者と固い握手を交わし、
手を振って搭乗口へ消えていった>
「中日と契約しなくても、バケーションでまだ名古屋に来るよ」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信
スポニチ名古屋ニッカン名タイ

◇鈴木義広
<9月25日に骨折した右ひじの手術を行ったが、
この日、中日屋内練習場で手術後初めてスローイングを行う。
ここまで回復は順調で、予定通り秋季練習からネット投げを再開。
ブルペンのネットに向かって約5メートルの距離で、計40球。
今後は一日おきのペースでスローイング練習をしていく>
「不安はありましたけど、痛くなかったので良かったです。
これから徐々にやっていきたいと思います」
中スポ

◇樋口賢
<ナゴヤ球場で、1年前をしみじみと思い起こし、
ドラフトで指名されたときの興奮が頭をよぎる。
激動のルーキーイヤーを経て、確実に一回りたくましくなったが>
「もう一度、あの喜びを味わいたいって思いますよね。本当にうれしかった」
(中スポ<ドラ番記者>

◇朝倉健太
<阿久比で完全復活への土台を固める。
今や27歳、小笠原、久本に継ぐ年長者で実績はリーダー格。
最も本人には気負いがないが>
「みんなでワイワイガヤガヤやれればいいと思っています」
(東京中日)

◆竜チーム1の愛読者マサ 本紙に別れの言葉
(名タイ)

ドラフト以外のドラゴンズの話題からは、
残留が微妙な情勢となっている主砲・ウッズの話題を。
この日、セントレアからの航空機で、米国に帰国しましたが、
コメントのなかには退団を覚悟したかのフレーズも。
球団との来季の契約交渉は、いまだ行われず、
先日行われた球団首脳落合監督との話し合いでは、
ドラフトやトライアウトなどでの補強状況
見てからということで、結論持ち越しに。
ただドラフトで7選手を指名したことで、
支配下選手枠もこのままだと、70人ギリギリ
そのうえ即戦力の選手を指名できたとなると…。
これが主砲のラストメッセージとなってしまうのでしょうか。
またウッズとともに、この日イ・ビョンギュも韓国へ帰国。
ただ、その記事がわずかにこれだけ↓

◆イが帰国
中日のイ・ビョンギュ外野手(34)が30日、
中部国際空港ソウル行き航空機で帰国した。
(中スポ)

3年契約で来季も来るとはいえ、いくらなんでも…(苦笑
野本選手というライバルも出来ますし、ぜひ頑張ってください!

2008年10月30日 (木)

アライバノリ防衛Gグラブ賞と阿久比森道場開講。

守備の名手に贈られる『三井ゴールデン・グラブ賞』
受賞者がこの日発表され、ドラゴンズからは、
5年連続5度目となる荒木、井端の二遊間コンビと、
三塁手で2年連続となる中村紀洋の3選手が選ばれました。
その他、秋季練習が本格的にスタート。
精鋭投手陣による阿久比では、初日から8時間の猛練習
道場主である森コーチにたっぷりしごかれたようです。
その他、ドラフト直前などこの日の話題を集めました。

ドラゴンズトピックス(29日)

◇荒木雅博
<二塁手・得票数108・5年連続5度目。
落合監督が『世界でナンバーワンの守備範囲』と
絶賛する技を今年も十分に発揮。
5年連続での受賞だが、喜びもそこそこに気を引き締めて>
「まだまだ追求することがあります。
これに満足することなく、精進していきたいと思います。
自分の中では守りでやるべきことはいっぱいあります。
それをここから改善して、もっと上を追求していきたいです」
公式サイト中スポ中日新聞時事通信毎日jp

◇井端弘和
<遊撃手・得票数110・5年連続5度目。
足のけがに苦しみながらも、
今年も『セ・ナンバーワン遊撃手』の称号を守りきる。
荒木とともに5年連続の受賞。守備率.983はリーグトップ。
広い守備範囲、正確な送球で、追随を許さなかった>
「連続して取れているのでうれしいです。
今年はケガをして出場試合が少なかったですけど、
来年はもっとしっかり鍛えて頑張ります」
公式サイト中スポ中日新聞時事通信毎日jp

◇中村紀洋
<三塁手・得票数99・2年連続2度目(他にパで5度)。
中日では2年連続の受賞、大阪近鉄時代の5回を含めると7度目。
今年の両リーグ受賞選手の中では最多受賞となるが>
「この賞を目標にやってきました。
(投票して)いただいた方に感謝します。
来年も取れるように頑張ります」
公式サイト、中スポ、中日新聞時事通信毎日jp

【その他のドラゴンズ選手の得票数】
谷繁(捕手3位・32票) 中村紀洋(一塁手・1票)
森野(外野手6位・18票) 和田(外野手14位・6票)
NPB公式サイトより)


今年度の『三井ゴールデン・グラブ賞』が発表され、
ドラゴンズからは、荒木二塁手、井端遊撃手
そして、中村紀洋三塁手の3選手が受賞しました。
おめでとうございます!

今季に関しては、ケガ人も多かったうえ、
チーム守備率(.986)失策数(71)と、ともにリーグ4位
「守り勝つ野球」が出来なかったこともあり、
多くの選手が受賞するのは難しいと思っていましたが、
3選手がしっかりと「防衛」しましたね。
もともと「主観や先入観」が強く反映される賞ではありますが、
他の選手とどっこいどっこいというのではなく、
少なくとも2位以降に3倍離す票数を得ていますし、
そういう意味合いでは、文句なしの受賞なのでは。
守備が好きな選手にとっては「もらってうれしい賞」ですし、
腕を磨いていくなかでも、励みとなる。
今後もさらに連続受賞を伸ばしていってほしいです。

アライバV5!もはや『常連』といえる
アライバコンビにとって、
今季に限っていえば、
胸を張ってもらえる賞ではなかった感も。
ただ1年間トータルで見ると、
やはりその守備は堅く、そして華麗
さらにCS第2ステージの
巨人との初戦の8回のように、
ゲームの流れを変えるプレーができるということも
チームにとっては、ものすごく大きいと言えるでしょう。
さらに広い守備範囲というものも、他球団にとっては脅威
落合野球の根幹の1つともいえる「堅守」。
それを支えているのは、やはり「セ界一の二遊間」。
今後もさらに深い領域その業を追求していってもらいたいです。

またドラゴンズ移籍後、2年連続受賞となった中村紀洋
ややドタバタ気味の部分もあった昨季に比べ、
今季に関しては安定していましたね。
独特のハンドリングも健在ですし、やはりうまいまあと。
ただ来季は森野内野に専念ということで、
三塁を巡っては競争となってくるでしょう。
それでもすんなり一塁に回るのではなく、
森野を成長させるためにも、となってもらいたいですね。
キャンプで競り合って、勝った方がレギュラーとなれば、
チーム内もより活性化してくることでしょう。
「この賞を目標にやってきた」と話すノリさん
ぜひとも来季も好守でファンを沸かせ、連続受賞を期待したいです。

その他では、憲伸昌さんなど
投手部門で誰もランキングに入っていないのは、
先発投手の選考資格が、規定投球回数に達していないとダメなため。
また和田6票も入っているんだ?という方もいるでしょうが、
おそらく補殺「11」が効いているのでは。
ちなみに今季の和田外野手、3失策で守備率は.988でした。


◇朝倉健太
<愛知県知多郡の阿久比球場での秋季練習に参加。
午後5時20分。ようやく練習が終わり、
薄暗がりの中、靴を履き替えようとすると顔をゆがめて>
「イテテッ、足がつる…」

<練習が始まったのは朝9時半。
ほとんどぶっ通しの約8時間。ようやく開放されて苦笑い>
「まだ1日目ですから。かなり疲れました。
バタンキューのニオイがします。
初日からやばいっす。結構ハードだった。
やるしかないです。頑張ります」

<締めはプールでの約1時間のトレーニング。
西武時代に取り入れていたという森コーチの指導で
水中で体を動かし続けたが、これがかなり疲れさせたよう>
「水泳は小6からやっているので好きだけど、
水圧がかかるのでけっこうきついです」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◇小笠原孝
<珍しいプールでのトレーニングに>
「良い感じで筋肉痛。体に効いてます」
中スポスポニチ名古屋

◇中田賢一
<プールでは、泳いだり歩いたりしながら
股関節や肩関節を動かすトレーニングを行ったそうで>
「なかなか難しいです。
昔から泳ぐのが得意じゃないけど、泳ぎが苦手な人にはきつい。
なかなかきついです。また明日から頑張ります」
中スポ共同通信社ニッカン

◇吉見一起
<いきなり8時間の練習が終わり>
「今日は1日きつかったです」
ニッカン

◇高橋聡文
<10人全員が行なったロングティー打撃で
右翼席最上部の壁にぶち当てる柵越えアーチを披露。
推定飛距離約120メートルの特大弾。
救援投手のため普段は打席に立たず、打撃練習もしないが、
高岡第一高時代は地元では有名なスラッガー。
謙遜するも、天性のセンスは健在のよう>
「まだまだです。ちょっとつかんできた感じです」
(中スポ)

◇森バッテリーチーフコーチ
<いきなり8時間のハードトレにについて、平然と話す>
「8時間? そんなにやったか」
ニッカン


ドラゴンズ秋季練習が、この日本格的にスタート
例年と違い分離方式をとる今秋は、一部投手陣が、
愛知県知多郡阿久比町の体育施設「阿久比スポーツ村」で、
それ以外はナゴヤ球場と、2組に分かれての練習となりました。

その中でやはり注目されるのが、阿久比組
投手陣を司る森コーチによって厳選された
小笠原、久本、朝倉、中田、高橋、
清水昭信、吉見、浅尾、長峰、チェン
という10投手が
参加しましたが、初日からいきなり約8時間にわたる猛練習
キャッチボール、ランニングという基本から
壁当て、ソフトボール投げ、球種とコースやカウントを想定した投球、
さらに内外野ノック、トス打撃、下半身強化、
5キロ走、腹筋背筋と『地獄道場』のメニューは多種多彩
そして最後の1時間が、珍しいプールでのトレーニング
森コーチ西武時代に取り入れていたというトレだそうですが、
単に泳ぐというのではなく、野球に通じる体の動きを
水圧をかけながら行うというもの。
長く、きつい練習には慣れている竜投陣といえど、
水陸両方でたっぷり鍛えられると、さすがにぐったり。
とことんまで追い詰め、鍛えることを主眼とするこの『地獄道場』。
休日1日を挟んで、来月7日まで繰り広げられそうです。


『地獄の阿久比』がいよいよ幕を開けましたね。
いきなり8時間ぶっ通しだとは思いませんでしたが。
まあ選手の口々から「きつい」と出てくるのは、
ある程度は想定内といったところでしょう。

少数精鋭に絞り「1年間戦えるタフな投手」
育成していくことが目的の秋季練習
森コーチももちろんのことでしょうが、
10人の投手それぞれも覚悟して臨み、
とことん自分を追い込んでいってもらいたい。
ただしごかれるばかりではなく、その辺はプロ。
来春へ、そして来季へと繋がるものもしっかり掴んでほしいなと。
いわば『強化指定選手』ともいえる
この10人全員が来季の1軍スタッフとして、
今季低迷した投手陣を支えてくれることを願うばかり。
まだ始まったばかりですが、とことん鍛えまくり、
「竜投再建」へと繋げてほしいと思います。


◆豊田誠佑スカウト(東京六大学および関東甲信越担当)
<中日選手寮・昇竜館の新館長に就任することが明らかに。
次代の中日を担う竜戦士を発掘する立場から生活指導役に転身。
ドラフト会議など、一連のスカウト業務を終え次第、着任する>
「30日のドラフトを無事に済ませることが先決です。
それから、球団から何か正式な話があるかもしれませんが、
今はスカウトの仕事に集中しています」
中スポ

◇堂上直倫
<堂上照・現館長は退任、そのまま退団となる。
父ではあるが、昇竜館にいるときは館長と選手の関係。
礼儀と生活態度を教えられたという>
「部屋は片付けろとか身の回りはきちんとしろとか、
社会人としてどうあるべきか教えてもらいました」
(中スポ)

◇堂上剛裕
<シーズン中に昇竜館を出て、独り立ちしているが、
秋季練習で頑張ることを誓う>
「1軍に上がって期待に応えられるように頑張ります」
(中スポ)


◇山本昌
<秋季練習中のナゴヤ球場に姿を見せ、
約1時間ほどのウエートトレで汗を流す。
11月4日から岐阜県内でのオーバーホールに参加するが、
昨年同様、オフも精力的に練習するつもり>
「それまでも時間があったら、ナゴヤ球場に来て練習しますよ」

<MLBのワールドシリーズ第3戦に先発した
フィリーズのモイヤーは46歳になる現役メジャー最高齢選手。
42歳7カ月で200勝を成し遂げた。典型的な遅咲き投手であるが、
3歳上のメジャーリーガーに共感、熱い視線を送る>
「勝ちだしたのが遅かったしね。自分でも似ているのかなと思うよ。
ワールドシリーズも応援してましたもん」
(東京中日、<ドラ番記者>

◇赤坂和幸
<ナゴヤ球場でのゴロ捕練習中に急に地面を見ながら探し物。
一緒に練習していた選手も探して落ちているものを拾い、
無事にすべて拾われ、自身のところに戻ったが苦笑い>
「小林(投手コーチ)さんからもらった
お守り代わりの数珠の糸が切れて玉が落ちたんです。
練習前に外しておけばよかったんですが」
(東京中日)

その他の話題からは、若手選手寮である
『昇竜館』館長が、交代することが明らかに。
これまでの堂上照館長に代わり、
来季からは豊田誠佑スカウトが就任することになりました。

プロ野球選手である若竜たちを、
社会人としても、一人前に育てていくという昇竜館館長
大事な役割ではありますが、かつての『江川キラー』。
明るく、ガッツあるハートも持っているという
豊田スカウトですし、その指導力に期待したいですね。
一方、任期満了で退団となる
堂上照館長、5年間お疲れ様でした
館長と選手という関係から離れ、「堂上パパ」に戻られますが、
これからも「兄弟の活躍」を熱く見守ってください。


◆西川球団社長
<きょう30日午後3時から開かれるドラフト会議を前に、
この日、東京都内で開催された指名戦略会議に出席。
球団首脳、落合監督、全スカウト陣が出席して。
実に3時間30分を要した会議だったが、
最終結論をドラフト会議当日の直前会議で出すことを強調>
「順位は決めていません。
彼(落合監督)なりに映像を見て、
チェックしているようだったけど、きょうは情報を出し合っただけ。
会議は午後3時から。あした(30日)、
最新情報を交えながら決めることになります。
最新の情報を入れて、そこで最終結論を出す」

<今季もくじ引きを担当。
昨年は高校生1巡目の抽選で2連敗、リベンジを期す>
「落合監督が嫌がるから…」
中スポスポニチ名古屋

◆中田スカウト部長
<この日の指名戦略会議の概要を説明。
そのほとんどは、候補選手およそ30人のプレーを収めた映像を、
落合監督が確かめるために費やされたよう。
結論は出ず。落合監督からの要望もなし>
「一通りはビデオを見ました。
監督から? 意見は何もなかったですね。
アマチュア選手ですから(プロと比べて)
どうしても『まだまだだな』というのはあったでしょうが…。
自分が指名してほしい選手がいるかどうかはわかりませんが
『これでいこう』もなかったですね」

<スカウト陣は、高校通算65本塁打の
東海大相模高・大田泰示遊撃手を強く推薦したが>
「スカウト部の意見としては大田。
今年、評価が圧倒的に高く、競合してもほしい。
監督には、何年かに1人の選手だと説明した。押し切りたい」
中スポ中日新聞スポニチ名古屋


それからきょう30日の午後3時からは、
プロ野球のドラフト会議が開かれます。
昨年までの「高校生」「大学・社会人ほか」に分ける方式ではなく、
4年ぶりに一括開催に戻されることになったドラフト
今朝の中スポでは、スカウト陣が推す選手とは
違う名前が出てきたりもしましたが、果たしてどうなりますか。
西川球団社長クジ運とともに注目です。

2008年10月29日 (水)

落合竜09年スタッフ発表と渡邉コーチ背番号77。

本格的な秋季練習スタートを前に、
ドラゴンズはこの日、来季のコーチングスタッフを発表。
落合政権発足時からチームを支えた高代、宇野両コーチが退団。
代わって稲葉、高木、中村武志ら5人が新たに加わりました。
また1軍投手精鋭による秋季練習阿久比組のメンバー10人が決定。
そのほか、デラロサ帰国、ウッズ結論持ち越しなど
この日のドラゴンズの話題を集めました。

ドラゴンズトピックス(28日)

◆高代野手総合チーフコーチ
<来季の契約を結ばないことを通告され、退団が決まる。
落合政権1年目から主に三塁ベースコーチとして活躍。
今季は落合監督の『腹心』として、ベンチ担当に配置転換されていたが>
「今年は自分の仕事を果たすことができなかった。それが心残り。
選手たちには来年以降も頑張ってもらいたい」
(中スポ)

◆宇野打撃コーチ
<同じく今季限りでの退団が決まる>
「今年はチーム打率が低迷した。
打撃部門のコーチとして、やはり責任を感じている」
(中スポ)


◇中日の来季コーチ陣◇
(左から担当、背番号、名前、年齢、出身校)
【監 督】  66 落合博満(54) 秋田工高
【2軍監督】 85 辻 発彦(50) 佐賀東高
【バッテリーチーフ】 80 森 繁和(53) 駒澤大
□【投手コーチ】 89 稲葉光雄(60) 清水工高
○【投手コーチ】 86 高木宣宏(45) 北陽高
【投手コーチ】 78 小林聖始(50) 広島工高
【投手コーチ】 76 近藤真市(40) 享栄高
【捕手コーチ】 72 田村藤夫(49) 関東一高
△【捕手コーチ】 83 中村武志(41) 京都・花園高
【捕手コーチ】 79 長谷部裕(40) 享栄高
【打撃コーチ】 88 高柳秀樹(51) 国士舘大
【打撃コーチ】 75 石嶺和彦(47) 豊見城高
【選手兼打撃】  3 立浪和義(39) PL学園高
【内野守備走塁】 71 川相昌弘(44) 岡山南高
【内野守備走塁】 74 風岡尚幸(40) 中部大春日丘高
【内野守備走塁】 82 奈良原浩(40) 青山学院大
【外野守備走塁】 73 笘篠誠治(44) 上宮高
※【外野守備走塁】 87 上田佳範(34) 松商学園高
【野手コーチ】 84 早川和夫(48) 国士舘大
【トレーニング】 90 三木安司(48) 中京大
【トレーニング】 93 宮前岳巳(39) 大阪体育大
【トレーニング】 91 塚本 洋(33) 大阪体育大
【コンディショニング】 92 勝崎耕世(43) 日本体育大
【コンディショニング】 94 住田ワタリ(31) 帝京大
○【育成コーチ】 77 渡邉博幸(38) 日本大
(○新任、△移籍、□復帰、※現役引退してコーチ就任
チームの方針で、1、2軍の振り分けは発表されていない。
中スポ、共同通信社より)


日本一連覇を掲げた今シーズン、
低迷してしまい、リーグ3位に終わったドラゴンズ
巻き返しのためには、あらゆる面でチームの刷新も必要ですが、
その一環として、コーチ陣の入れ替えが。
この日、中日球団は、高代野手総合チーフコーチ
宇野打撃コーチに対し、来季の契約を結ばないことを通告。
落合政権発足時から、攻撃面でチームを支えた2人でしたが
今季、チーム打率がリーグ最下位となるなど攻撃面が低調
その責任を取る形で、ユニホームを脱ぐこととなりました。


一部スポーツ紙にはすでに「退団へ」と出ていましたが、
落合政権発足時から監督の腹心として、チームを支え、
また堅守な内野陣の礎を築いた1人ともいえる高代コーチ
数少ない中日OBで、平田、堂上剛裕など
若手野手の育成に力を注いできた宇野コーチ
5年間ともにやってきたことで、思い入れもありますし、
その2人がドラゴンズを去ることは、とても残念
ただこれも「強いチーム」にしていくための決断

やはり今季に関しては「ドラゴンズらしい」といえる
繋がりのある野球ができなかったことが大きかったですね。
主力にケガ人が多かったこともありますが、
本塁打に頼らざるをえない状況になってしまったことが
結果的にチームを低迷に陥らせる原因となった。
そういう面で、攻撃面を司る者たちが、
責任を取らざるを得なかったということでしょう。
来季の課題としては、やはり得点力アップ
さらにチーム打率、チーム盗塁数
その当たりの部分を上げていかないといけない。
それは今後残されたスタッフの課題となってくると思います。

ただその2人に代わる新コーチは入れないようですね。
これで1軍の打撃コーチは、石嶺コーチ立浪兼任コーチの2人に。
まあ内野担当の川相コーチや、外野担当の笘篠コーチ
作戦を立てる面では加わってくると思われますし、
さらに打撃に関しては、落合監督自らも、
これまで以上に指導を行い、力を注いでいくのでは。
今回のコーチ陣粛清、さらに入れ替えによって、
チーム全体がより良き方向へ向かっていけば。
そう願いながら、今後を見守っていきたいと思います。
最後に高代、宇野両コーチ、5年間本当におつかれさまでした


◇久本祐一
<きょう29日から愛知県知多郡阿久比(あぐい)町で行われる
一部投手陣の秋季練習のメンバーに選出される。
この日荷物出しを兼ねて、ナゴヤドームでの練習に合流。
秋季練習に臨む決意を神妙な表情で話し>
「ようやく1軍? そうですね。
今年初めてナゴヤドームに来ました。
練習は厳しくなると思いますけど、
今年1年のことを無駄にしないようにしたいです」

<選抜された10選手の中でただ1人、今季の1軍経験なし。
2月のキャンプから左ひじ周囲炎で苦しみ、
ファームでもなかなか投げられなかった>
「キャンプのとき、1球で痛みが来て、これは長引くと思いました。
これまでの自分が感じる痛みと違っていました」

<4月下旬にウエスタンで復活登板を果たしたが
1カ月で再発。その後は8月下旬まで投げられず>
「つらかったです。
でも、その間、いいフォームを研究して、自分を見直す時間になった。
半年(ちゃんと)投げられなかったですからね」

<復帰してからの歩みは順調。
フェニックス・リーグでは5試合に登板。
6イニングで4失点だったが、手応えをつかむ>
「たくさん投げさせてもらって、いい内容だった。
去年のいい感じに戻りました」

<今年は棒に振ったが、
来年への大きな期待が寄せられた『抜てき』に>
「期待されてる? そうですね。
いい形で秋季練習に入れるので、しっかりと体を鍛えたいです」
中スポ

◇浅尾拓也
<きょう29日からの阿久比秋季練習には、
プールでたっぷり泳ぐというトレーニングメニューが組まれている。
泳ぎが苦手な選手にはつらいプールトレだが、快速右腕は胸を張って>
「泳ぐのは大丈夫です。高校(常滑北高)の行事で
3キロ水泳があったので、泳ぎには自信があります」
(中スポ)

◇高橋聡文
<秋季練習といえば、過酷なランニング。
昨秋、落合監督から『2時間走っとけ!』と言われ、
本当に2時間ぶっ通しで走ったことがあった。
今季は1年間フル稼働し、十分タフにはなっているが、
ハードメニューを課せられても、完走を誓い>
「何とかがんばります」
(中スポ)

◇阿久比秋季キャンプの日程と参加メンバーのお知らせ
(公式サイト)

◇中日の秋季練習始まる
(時事通信)

◇ナゴヤ球場秋季キャンプ練習休みのお知らせ
(公式サイト)


話は変わって、この日ドラゴンズナインは、
ナゴヤドームで、約3時間の練習。
主力は姿を見せず、若手中心のメンバーでしたが、
平田、吉見、浅尾をはじめとしたCSを終えた選手たちも、
2日間の休みを終えて参加。汗を流したもよう。
ところで今後は、野手陣を中心としたナゴヤ球場組と、
一部精鋭投手陣による阿久比(あぐい)組に分かれ、
本格的な秋季練習がスタートすることになりますが、
特に森コーチ「厳しいメニューになる」ことを示唆している
阿久比組のメンバーがこの日発表され、以下の通りに。

【阿久比秋季練習参加メンバー】
朝倉、吉見、中田、チェン、浅尾、
小笠原、久本、清水昭信、高橋、長峰


最年長の小笠原を筆頭に、
今季1軍で活躍した吉見、チェン、高橋、
浅尾、清水昭信、長峰
という面々に、
来季は投手陣を担っていかなくてはいけない朝倉、中田
ある意味順当にセレクトされたようですが、
その中で異質といえるのが、左腕の久本
もともと力がある中継ぎ左腕ではありますが、
キャンプで痛めた左ひじの影響で、今季1年を棒に
本来なら、山井小林が入るのでは思われた枠ですが、
地獄の阿久比にあえて抜てき。
そこには、来季に向けての首脳陣大きな期待が、
十分込められているような感じることとなりました。


今季、多くのケガ人が出た投手陣でしたが、
鈴木とともに、誤算と言われたのが、久本でしたね。
昨季は先発、ロング、セットアッパー、敗戦処理と、
投手版・森野といえるようなユーティリティさで36試合に登板。
さらにオフのドミニカ修行では、新球・チェンジアップを習得し、
それをモノにしようと冬もずっと投げ込みを行うなど、
意欲的だったにも関わらず、春のキャンプで左ひじ痛を訴えリタイア。
努力を積み重ねてきたことが報われず、
悔しいシーズンとなりましたが、
この秋再びもまれることで、ぜひ復活へとつながってほしいなと。
本来の力さえ戻れば、1軍でも十分やれると思いますし、
チーム的には、ぜひとも帰ってきてほしいところ。
自らが離脱していた間に、高橋、小林、長峰
そのポジションに入ったこともあり、危機感があるのも確か。
その投手たちと今回一緒に汗にまみれることで、
さらに競っていってほしい。
地獄の阿久比でしっかり鍛錬し、背番号61
再び1軍のマウンドへ戻ってきてくれることを期待したいです。

なお、この阿久比秋季練習は、11月7日までの予定。
(11月2日(日)は、練習休み)
見学もできるそうなので、近隣の方は、
精鋭投手陣鍛えられっぷりに、熱い声援を送ってください!


◇トマス・デラロサ
<この日、中部国際空港発の航空機でドミニカ共和国に帰国。
来日1年目の今季は93試合に出場。
井端、荒木らレギュラー不在時の『代役』を担った活躍が認められ、
すでに帰国しているネルソンとともに来季残留が内定。
来季もドラゴンズの一員として奮闘する決意を>
「また日本に来られるなら、今年以上に活躍する自信はある。
どう準備してくればいいか、今はわかるからね。
優勝できなかったのは残念だけど、この1年はすごく勉強になった」

<帰国後は、11月半ばから母国のウインターリーグに参戦予定。
地元での野球を楽しみながら来季に備える。
さらに、新外国人選手候補を探すため、
同国への訪問を予定している首脳陣らとタッグを組み、
チーム補強のための助っ人探しに協力したいという>
「ウインターリーグにいい選手がいれば紹介したいね。
日本の野球やドラゴンズのチーム事情は
わかっているから、合う選手がいたら」
中スポ共同通信社


◆西川球団社長
<この日、伊藤球団代表、井手編成担当、落合監督とともに
ナゴヤドームで来季のチーム構想について話し合う。
最大の焦点となったのが、ウッズの契約問題だが、
およそ1時間の話し合いで結論は保留された>
「(戦力として必要かどうかの)結論は出ていません。
ドラフトが終わってみないと、来季のチーム構成が見えてこない。
決断、判断しかねるということ。
例え話だが(ドラフトで)ウッズに代わる選手が取れるなら
1年でも2年でも早い時期に起用するのも一手。
長い目で見たらそういうケースもある。
きょうは持ち越してドラフトが終わって、
チームの新しい構成が決まってから結論を出す。もう1度監督と話し合います」

<また来季のチーム編成については>
「FA選手にはことしは手を出さない。
補強はドラフト、トライアウト、ドミニカ共和国での
ウインターリーグに参加している(外国人)選手から探す」

<今季FA権を取得した中日の選手で
唯一残留を表明していない川上について、
長期戦やむなしの姿勢。今後の交渉は未定という>
「残ってほしいという考えはすでに伝えてある。
次に会うときは条件面の話だが、まだ先になるだろう」

<通常「必要な選手」ならば、FA解禁前に下交渉も含めて、
引き留めに全力を上げるが川上サイドの『意向待ち』の姿勢。
FA宣言した際に真っ先に交渉する意思がないことを明らかに>
「本人が望めば(交渉の)用意はする。
他球団との交渉を(自軍より)先に行ってもいい。
こっちが先に条件を提示すると金銭のつり上げになる可能性もある。
他球団の話を聞いてからの方が比較できて交渉しやすいかもしれない。
(昨季の)福留(FA宣言-カブス)は
先に一発で条件がほしいということだったから、そうした。
選手によってそれぞれ違う」
中スポ、東京中日、共同通信社毎日jpスポニチ名古屋12ニッカン


◇和田一浩
<シドニー五輪女子マラソン金メダリストの
高橋尚子選手がこの日、現役引退を発表。
県岐阜商の同級生の引退表明にショックを受ける>
「残念です。
引退は残念ですけど、本人が一生懸命やってきた上で
判断し、決断したことだと思います。
すごい記録を出し、ずっと一流としてトップを走ってきたので、
これからはゆっくりしてもらいたいですね」
(東京中日)


その他の話題からは、
来日1年目のシーズンを終えたデラロサを。
ドミニカ共和国へ帰国するため、この日、日本を離れました。
アライバのバックアップ要員として、沖縄キャンプでテスト合格
シーズンに入ると、派手さこそはないながらも、
まじめな姿勢ドラゴンズの野球に取り組み、力を発揮した背番号57
球団としてもその仕事ぶりを評価し、
来季の契約を結ぶ見込みとなっています。
母国に戻ってからは、ウインター・リーグに参戦する予定のデラロサですが、
球団としては「スカウト」としての側面でも、強力を要請
おそらく現地入りするであろう森コーチらとタッグを組み、
『ポスト・ウッズ』を発掘していくことになりそうです。


マタライネン!今朝の東京中日には
「スカウト活動も」とありましたが、
まあウッズほどの選手は
いないと思いますが、
パワフルな、もしくは
スピード感ある選手がいたらいいなあと。
ただデラロサに任せっきりじゃなくて、
編成もしっかり仕事しなさいと!
ウッズの契約問題に関しては、
予想された通り、
「結論は持ち越し。ドラフトが終わってから」
となりましたが、
取り方によれば、あすのドラフトで指名する新素材と、
来季40歳を迎える6億円の主砲を天秤に掛けるのかとも。
まあそういうことでもないでしょうが、
タイロンには、もうちょっとだけ待っていてもらいましょう。


PS 今日の渡邉コーチ。

新コーチ5人の担当と背番号を発表

新コーチ5人の担当と背番号を発表します。

投手コーチ 稲葉光雄(清水工) 背番号89
投手コーチ 高木宣宏(北陽高) 背番号86
捕手コーチ 中村武志(花園高) 背番号83
外野守備走塁コーチ 上田佳範(松商学園高) 背番号87
育成コーチ 渡邉博幸(日大) 背番号77

これまで育成コーチだった早川和夫は野手コーチになります。
(公式サイト)

稲葉、高木、中村武志、上田
そして我らが渡邉コーチと、合わせて5名の新コーチ
この日、新たなコーチングスタッフが
正式に発表されたことで、その背番号も明らかになりました。
前々日にも注目していましたが、
早川コーチに代わって、育成部門を任される
我らが渡邉コーチの背番号は、なんと『77』に…。

……(゚◇゚)ガーン………。
基本的に少々のことではめげない自分ですが、
公式サイトでこれを知った瞬間、
久々にどん底に叩き落とされたような気がしてしまいました。
たしかに前任の宇野コーチが退団したことで空いた番号ですが、
よりによって、何で『77』なんだと!
どうしても『77』というと、あの方のイメージが強すぎて…。
「育成コーチ育てる育てた『77』」ということなのでしょうか。
まあ意識してそうしたのか、貧乏くじを引かされたのか、
それともたまたまなのか、その辺りは微妙ですが、
来季のNEWナベユニ作成に、正直気持ちが揺らいでしまいました。

ただ渡邉コーチ自身は、そんなことは全く気にせず、
「育成」という新たな仕事に、情熱を持ってやっていってほしいです!

2008年10月28日 (火)

田中学ぶぞ竜捕の業と、落合監督発掘するよ。

阪神真弓新監督が就任会見を行い、
巨人原監督にWBC・日本代表監督就任を要請するなど、
野球界はそこそこ話題豊富なようですが、
きょう28日からの1軍秋季練習開始を前にした
ドラゴンズに至っては、やや微風の様相。
中村武志コーチのマンツーマン指導に、
落合監督の12球団合同トライアウト視察示唆、
そしてウッズ契約折衷案など、
少ないながらも集まってきたこの日の話題を紹介します。

ドラゴンズトピックス(27日)

◇中村武志コーチ(前・横浜バッテリーコーチ)
<ナゴヤ球場で行われている秋季練習で、
プロ2年目の田中を初めての熱血指導。
個別に1時間のスローイング練習を行い、身ぶり手ぶりで指導。
初めて見た田中のスローイングについて>
「素質はあると思う。いい投げ方をしているよ」

<今後の厳しい?指導を予告しつつ、
ひじ肩のケアの大切さを力説>
「きょうは『あいさつ』みたいなもの。まあ、またこれからだね。
ひじ肩は(捕手の)財産だから大事にして」
中スポ

◇田中大輔
<個別練習が始まると、中村コーチに呼ばれ、
屋内練習場で60分間、初めてのマンツーマン指導を受ける>
「いつでも正確でないといけませんので、
そのために足、下半身をしっかり使って投げること。
その使い方などを教えていただきました。
谷繁さんもそうですけど、中村さんも長いこと
プロの第一線で活躍された方ですから。
いろんなことを吸収していきたい」

<思いがけない『縁』に驚く。
学生時代に新しいミットを初めて注文するため、
いろいろ試して最もしっくりきたのが、中村コーチが
現役時代に使用していた形の物と同じだったと思い出し>
「びっくりです。大学時代に初めて注文してつくったミットが
偶然、中村さんモデルでした。
『すごいな』と思いながら現役時代をテレビで見ていましたよ」
中スポ<ドラ番記者>

◇福田永将
<28日からは1軍の秋季練習が始まるが、
来季に向けて、落合監督に『猛烈アピール宣言』>
「とにかくアピールしたいですね。
打撃だけじゃなくて守備も。
来年は3年目、そろそろという気持ちはあります。
もちろん、レギュラーを取りたい。
そのためにアピールしていくつもりです」

<フェニックス・リーグでは同リーグ最多の5本塁打を記録。
実は昨年の同リーグ最多本塁打を記録したのは
今季パ・リーグの本塁打王にまで成長した埼玉西武・中村だった。
飛躍への登竜門での活躍に>
「去年は自分のフォームばかりを気にしていたけど、
今年は相手に向かっていっている。そこがいいんだと思います」

<思えば昨年の秋季練習で、落合監督から
捕手から一塁手への転向を命じられた。
課題の一塁守備については>
「慣れてきました」
中スポ

◇中里篤史
<屋内練習場での投手陣のトス打撃に参加。
最初右で打っていたが、本来は右投げ左打ち。
体重移動や下半身強化が目的の練習だったため
右で投げさせるときのように、体重移動させる右で打っていた>
「下半身強化のためです。投げる時は右なので」
(中スポ)

◇鈴木義広
<右ひじ痛で今季のほとんどを棒に振った中継ぎ右腕。
9月下旬に右ひじの手術を行い、秋季練習では
送球こそ行っていないが、ノックを受けるなど経過は順調>
「11月ごろからキャッチボールを始めることができると思います。
順調にきていますよ」

<悔しさが残ったシーズン。
ただし気持ちは来季に切り替わっている。
今オフは休みなしのリハビリを決意。
来年2月から始まる春季キャンプに間に合わせることを誓い>
「(春季)キャンプの最初は
2軍だと思いますが、間に合うと思います。
そのためにはオフはないですね。ナゴヤ球場で投げていきます」
名タイ


◇笘篠外野守備走塁コーチ
<中スポ『竜夢届かず・'08敗戦の検証』より。
4月を終えてチーム盗塁数がわずか4個だったことについて。
結果的に盗塁数が激減、機動力を欠くことになったが>
「開幕から20試合くらいは足を使わなくても
打線がつながって得点が取れた。危険を冒す必要がなかった」
(中スポ)


◇落合監督
<11月11日に横須賀ベイスターズ球場で行われる
12球団合同トライアウトを視察することを明らかに。
就任5年目で初めてで、その狙いは潜在戦力の発掘>
「トライアウトは(11月の)11日にあるんでしょ? 
行きますよ。横須賀へ。どんな選手がいるのか。
使えるのがいるか、いないのか…。それは見ないとわからない。
今まではどんなもんか報告を聞くだけだったけど直接見る」

<今オフはFA戦線への参戦を見送ることは、
すでにフロントとも確認済み。
ドラフト以外の手段でも投手陣の補強、補充は必須課題>
「ウチはいま、投手が29人しかいない。
ドラフトでどうなるかわからないが、今年はFAに動くこともないだろうからな」

<チーム再建に向け、精力的に動くことを宣言>
「この秋は(名古屋と東京を)行ったり来たりだよ」
中スポニッカン


CSを終えた1軍ナインは、この日まで休み。
きょう28日からナゴヤドームで練習を再開し、
その後は、地獄の秋季練習へと突入していきそうです。
この日の主なコメントを集めてみましたが、
主力選手がいないこともあり、いささかおとなしめ
早くも2日目で、ネタ枯れの感も否めませんが、
その中から、前日からナゴヤ球場でスタートしている
ファームの秋季練習からの話題を。
中スポの目玉は、この日も中村武志コーチ
8年ぶりに古巣・中日に復帰して、
「ポスト谷繁の育成」が使命とされている中村コーチですが、
その最右翼といえる2年目の田中マンツーマン指導
個別練習が始まると、田中を呼び寄せ、
手始めにスローイングなど、その力具合を拝見。
その後は、足、下半身の使い方など、
身ぶり手ぶりを交え、約60分間。
とりあえずは『挨拶代わり』の内容とはいうものの、
マンツーマンでかなりの熱血ぶり。
今後はこの師弟コンビによって、
猛練習が繰り広げられることになりそうですが、
その序章ともいえる初指導となったようです。

谷繁という『絶対捕手』がいるものの、
その谷繁が今季中盤、わき腹を痛めるなどで戦線離脱
その穴を埋めるべく、控えの小田、小川らも奮闘しましたが、
改めて感じたのは、その大きな存在感
ただそうも言っていられないのが、チームとしての現状
来季に向けて、控え選手のレベルアップ
必須といえるドラゴンズですが、
「ポスト谷繁」という捕手の台頭は、
そのなかでも重要なものの1つとなってくるでしょう。

新師弟コンビ誕生か?そこで白羽の矢が立つのは、
若竜・田中
2年目の今季、
1軍では17試合に出場しましたが、
希望枠で入団してきたいきさつからも、
やはりその最右翼
清水昭信とのコンビで、
完投勝利も経験しましたが、
さらに一皮むけるためにも、この秋、そして来春と、
中村コーチにみっちり鍛えてもらい、
さらにチャンスがもらえるよう、成長してほしいですね。
そのきっかけとして「肩」をアピールするのもヨシ。
今季の谷繁は、ケガの影響もあってか、
かなり走られていた印象がありましたし、衰えが懸念される部分。
まだまだ力としては、大きく分があるとはいえ、
そういう部分を磨いていくことは大切。
さらに捕手としての動きや、そしてインサイドワーク。
ドラゴンズで長年、正捕手を張ってきた中村コーチ
コーチ自身もまだ若く、動けることもあり、
そういう「経験」の部分も、身をもって学べることになりそう。
まだまだ若い2年目「一流の捕手の業」を、
吸収していくことで、自らの血や肉としていってほしいなと。
「師弟」としては、まだまだ始まったばかりですが、
未来の正捕手となるためにも、ともに切磋琢磨しあい、
そしていつかは「新旧ドラゴンズの正捕手」と言われるような
そんな関係になってくれることを、期待したいと思います。


その他の話題としては、前日の「森野内野専念」に続き、
この日も落合監督が新たなプランを。
11月に行われる12球団トライアウトを視察する意向を示し、
潜在能力がある選手を自らの手で発掘していく構え。
とりあえずは今季空いていた
『70番枠』の発掘となってくるでしょうが、
選手によっては『再生工場』といった面持ちも。
ここ数年は、逆にドラゴンズ戦力外になった選手が
他球団に見いだされる展開となっていたこのトライアウト
前・横浜の土肥義弘、元・西武の河原純一といった名も
今朝の中スポには、候補として挙がっていましたが、
果たして、目ぼしい投手が見つかることになりますか…。

またナゴヤ球場での秋季練習に、
韓国・LGの3投手がこの日から合流。
キャンプ恒例ともいえる『短期留学』で、
11月24日までナゴヤ球場でともに練習する予定。
参加する選手は、今季抑えのウ・ギョミュン
中継ぎのイ・ジェヨン、そして先発で6勝のシム・スチャン
ともに右投げの投手ですが、「ビョンルート?」による留学で、
何かを掴むことができるでしょうか。
若竜たちとともに、汗を流してほしいと思います。


◆西川球団社長
<ウッズの来季契約について、
きょう28日にも落合監督と話し合う予定。
現場の意見を尊重する意向を示して>
「現場の判断を受けて検討します。
現場がどうしても(来季も)残してほしいというのなら検討し、
現場の考えに沿うように交渉するつもり。
ただ、今季の成績で査定。年俸? 抑えざるを得ないでしょう。
経営内容に見合った資金しか注入できない」

<主砲の残留策について、折衷案。
あくまで一般論としながら高額出来高設定プランを披露>
「出来高のウエートを高めればいい。
2億円で契約するより、1億円プラス出来高2億円で契約したほうがいい。
出来高が2億円でも3億円でもいい。
出来高を増やせばリスクも少なくなるし、
それが選手の(奮起の)動機にもなる。
出来高を高くすれば球団にも選手にもメリットがある」

<巨人・原監督にWBC監督を要請することについて、
この日の夕方、中日球団にも正式に連絡が>
「決まればそれでいいんです。
実行委員会でコミッショナーに一任したのだから。
(今後は)できる範囲の強力はします。
新しい代表監督が方針をどうするか決めるでしょう。
ポストシーズンがからむので、選手の意志も関係してくる」
(東京中日、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン


◇デラロサ内野手きょう帰国!来季も契約の見込み
(スポニチ名古屋)

◆ヤクルト2軍コーチに古久保氏
古久保ブログ「ヤクルトスワローズ。」、サンスポ、時事通信)

◆上原、川上らFA資格者83選手を公示
(共同通信社)

【2008年度 フリーエージェント資格選手・中日】
<今年国内FA資格を取得した選手>
清水将海、森野

<今年海外FA資格(国内FA資格も含む)を取得した選手>
川上、荒木、井端、○中村紀洋

<海外FA資格(国内FA資格も含む)を有する選手>
井上、上田、立浪、山本昌、平井、岩瀬
(○= 反復してFA資格を取得したもの、NPB公式サイトより)


契約関係のコメントや見出しをまとめましたが、
そのなかではやはり、その去就が注目される主砲・ウッズ
今季700万ドルの高年俸がネックとなるため、
これまでは交渉をしない可能性も示していたフロントでしたが、
ここに来て「残してほしいと言われれば残す」と、
あくまで現場の意向にゆだねる様子。
きょう28日に西川球団社長と、落合監督が話し合い、
その結論を出すそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。
ただ仮に「残留」の方向で契約交渉する場合、
今季の査定を基にしながら、契約条件を検討することになりそう。
ここ数年、高額選手の年俸と経営のバランスを取る意味で、
かなり増えてきた「出来高払い」炸裂するかもしれません。

一方、同じ外国人選手のデラロサが、
きょう28日に中部国際空港から帰国。
すでに帰国しているネルソンとともに、
ドミニカ共和国で行われているウインターリーグに参加するとのこと。
ウッズと違い、この2選手に関しては来季も契約する見込み
2年目となるデ ラ ロサ、できれば来季は、
オリジナルの応援歌を作ってもらいましょう。

またNPBはこの日、
2008年度のフリーエージェント(FA)資格選手を公示。
取得年数9年の海外国内FA資格、取得年数8年の国内FA資格
さらに資格保持中再度取得を含めると、FA選手は83名に。
そのなかでドラゴンズは、↑のように、全部で12選手
しかし岩瀬、井端、荒木、森野はすでに行使せずの残留を示唆。
動向が注目されるのは、川上ぐらいでしょうね。

ちなみにFA権を行使する場合は、日本シリーズ終了日の翌日から
土、日曜日と祝日を除く7日以内在籍球団に通知し、
コミッショナー事務局から『FA宣言選手』として
公示された翌日から、契約交渉が可能となるそうです。
ドラゴンズとしては、今季FA戦線に参戦しない見込みなので、
他球団のFA選手については、我関せずということにしておきましょう。

2008年10月27日 (月)

武志コーチ復帰秋季練習開始と岩瀬FAせず残留へ。

クライマックスシリーズ第2ステージで巨人に敗退。
3年連続の日本シリーズ出場を逃したドラゴンズ
激闘を終えたナインは東京から名古屋に戻り、休息に入りました。
一方、この日からナゴヤ球場で2軍の秋季練習がスタート。
来季の新コーチに内定している中村武志、高木宣宏ら4氏も参加。
練習ぶりを見守り、新たな一歩を踏み出しました。
その他岩瀬、ウッズなどストーブリーグ最初の話題を。

ドラゴンズトピックス(26日)

◇中村武志コーチ(前・横浜バッテリーコーチ)
<来季の新コーチ就任が内定。
この日からナゴヤ球場で始まった2軍の秋季練習に参加。
中日OBは熱烈なファンに迎えられ、大人気。
練習後は即席サイン会が開かれ、長蛇の列ができる>
「まだどんな選手がいるか分からないから、当分は観察ですね」

<8年ぶりに古巣の古巣のユニホームに袖を通す。背番号は『83』>
「敵から見たら憎たらしいと思っていたけど、
実際に着ると違和感はないね。
いずれは中日に帰ってコーチをしたいと思っていたから」

<谷繁を脅かす若手捕手の育成を任されることになる。意気込みを述べ>
「みんな技術は持っている。1軍への切符を渡したい」


<25日・中スポ「ドラ新2軍バッテリーコーチに直撃」より。
以下一問一答、8年ぶりの中日復帰です>
「いずれ帰ってきたいと思っていました。
ぼくも中日から、横浜、東北楽天といろいろ動いて
現役としてやらせてもらいましたが、
やっぱり中日のことはいつも気になっていました。
また名古屋の皆と野球をやりたい、という考えはあったので、
このような機会を得られたことを感謝しています」

<顔ぶれは変わりましたよね>
「1軍の選手はわかるけど、2軍の選手はほとんど知らないんですよ。
でも、かえっていいかなと思っています。
新鮮ですし、お互いに甘えが出ませんから」

<横浜、湘南で、すでにコーチ業3年>
「(コーチ)1年目は現役気分。
まだ選手たちと一緒にプレーしているような感覚でした。
本当は一線を引かなきゃいけないのに。
だけど、田代(湘南監督)さん怒られたりしながら、
2年目からはその一線が引けるようになりました。
指導者はかなり大変だけど、自分が2軍で教えた選手が
1軍に上がるとうれしいし、テレビを見ながら
ドキドキする感覚は楽しいです」

<ドラゴンズの2軍バッテリーコーチとしての決意を>
「中日には谷繁という絶対的な存在がいる。
その谷繁を脅かすような捕手を1人、2人と1軍に送り込みたいです。
そうすることで、谷繁も張り合いが出て長く現役ができるでしょう。
中日には田中や前田ら、若い捕手がいますよね。
(正捕手を)抜く、抜かないは個人の勝負ですけど、
認められるレベルに上げて、チャンスを与えることが
自分の仕事だと思っています。
そのために技術、野球を教えられたらいいな、と。
中日は昔から投手力がよく、勝つことが義務付けられるチーム。
ぼく自身、現役時代は山本昌さん、今中をリードするときに
必勝の重圧を感じていましたから、その重圧に強くなることも大切ですね」

<『中村武志2世』の育成ですか>
「そういうことになるのかな(笑い)。ナゴヤ球場でがんばります」
(中スポ、サンスポ


◇高木宣宏コーチ(背番号『86』)
<秋季練習初日に合流。新たな一歩を踏み出す。
93年に現役引退後、石材会社勤務、保険代理店経営など、
第2の人生を歩んでいたが、今年9月、コーチの打診が…。
西武時代のコーチだった森コーチの推薦。
即座に中日入りを決め、16年ぶりにプロの世界に戻ってきたが>
「ちょっとしたキッカケで花が開くことがある。
自分がいることで若い選手のキッカケになればと思っています。
信念は『人間到る処青山有り』。死ぬ気になってやりたいですね」

<落合監督ともちょっとした縁がある。
広島時代の90年に対戦。初対戦こそ3ランを打たれたが、
同年8月30日の中日戦でリベンジ。
4打数無安打に抑えて、見事5年ぶりの完封勝利を飾った>
「あのときは本当にうれしかったですね。
落合さんを抑えるためにチェンジアップを覚えましたから」
中スポスポニチ名古屋


◇森バッテリーチーフコーチ
<今年は愛知県阿久比町で行われる
投手陣の秋季練習について、
少数精鋭の超ハード練習になることを示唆>
「春のキャンプと秋のキャンプは違う。
多少どこか痛いところが出てきても、それでもいいと考えている。
故障につながらない程度なら仕方がない」

<シーズンへ向けた調整の春と違い、
その後にオフがある秋の方が、より厳しくしごける。
目指すはタフな集団。猛練習で若い芽を徹底的に鍛えるという>
「今年はこの5年間で一番、若い投手に経験を積ませられたと思う。
先が見えたし、希望も持てた。でもセ・リーグ王者には勝てない。
あとは一人一人を、1年間戦えるタフな投手にしていかないといけない」

<監視の目も行き届かせる。
指導対象を、小笠原、中田、朝倉ら
ずっと観察してきた1軍クラスに絞る。そしてみっちりしごく>
「9人か10人くらいになるだろう。
(阿久比町の施設には)色々なものがある。
一つのグラウンドに9、10人だったら色々できる」
中スポスポニチ名古屋

◇中田賢一
<CS中に出場選手登録を抹消されたが、1軍に同行。
この日、山井、齊藤と共にナゴヤ球場での秋季練習に合流。
阿久比での猛練習に、戦々恐々>
「かなりハードになりそうです。
厳しい練習になるのは覚悟しています。
フォームを含め、いろいろと直さなければ
いけないところがあるので、しっかりと取り組みたい」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇齊藤信介
<中田、山井とともに、ナゴヤ球場でスタートした秋季練習に参加>
「巨人とのCS第2ステージは不本意だったので、鍛え直したい」
ニッカン

◇小笠原孝
<チェン、吉見、浅尾ら一部を除く主力投手陣は
28日からナゴヤドームで練習を再開予定。
わずか2日間の休みを経ての、鍛錬の日々に向けて>
「今年は負け数の方が多かった(8勝11敗)し、防御率も悪かった。
一皮むけて、勝ち負けが逆になるようにしたい」
(東京中日)


◇森野将彦
<CSの激闘から一夜明け。東京都内の宿舎を後に。
その際、口からは早くも『練習』の2文字が飛び出した。
迷いなく、短い言葉で決意を明かし>
「しばらくは休みます。その後? 練習するつもりです」

<秋季練習が『出世』への道しるべ。
定位置をつかんだ06年、志願参加した秋季練習で、
落合監督の猛ノックを浴びるなどして鍛え抜くと、
翌07年に一気にクリーンアップへ飛躍を遂げた。
自己初の打率3割をマークした今季、
数字上は文句なしと言えそうだが、悔しさが向上心に火を付けている>
「けがでチームに迷惑をかけた時期もあった。
北京五輪? 不本意。当然です」
中スポ

◇落合監督
<来季、森野を本来の内野に『専従』させることを明言>
「少なくとも来年、(森野が)外野をやっていることはない」
中スポ

◇荒木雅博
<当面、長いシーズンで負ったダメージの回復に重点。
主力が集まるオーバーホールにも参加しない予定>
「休めるときに休まないと。体のケアをしたいと思います」
(東京中日)

◇石嶺打撃コーチ
<中スポ『竜夢届かず・'08敗戦の検証』より。
得点力が落ち、本塁打頼りになったことについて>
「メンバーにけがが多くて、ベストメンバーが組めないことが多く、
結果的には連打が出なかった」
(中スポ)

◇高代野手総合チーフコーチ
<中スポ『竜夢届かず・'08敗戦の検証』より。
ベストメンバーを組めないことが予想以上に長く、
本塁打頼りから脱却できなかった打線について>
「細かい作戦を組みづらいところは確かにあった。
ホームランを狙ってというわけじゃないけど、決定打が出なくて、
その結果としてホームランでしか点を取れなかった」
(中スポ)


1勝3敗1分けで巨人に敗退。
151試合目で力尽き、今季を終えたドラゴンズ
日本一連覇の夢は絶たれてしまいましたが、
一夜明け、チームは来季に向けて、早くもスタート。
ナゴヤ球場では、2軍の秋季練習が始まり、
宮崎でのフェニックスリーグを終えた残留組に加え、
出場選手登録を抹消されながら
1軍に帯同していた中田、齊藤、山井らも合流。
投手陣、野手陣に分かれ、それぞれ軽い練習を行ったもよう。

秋季練習初日、若竜たちの話題に注目していましたが、
今朝の東京中日、1面はなんとFC東京
シーズンも終わったということで、致し方ない部分もありますが、
その紙面で目立っていたのは、新任となるコーチの面々。
01年以来、8年ぶりに古巣に復帰する中村武志コーチ
さらに元広島・西武に在籍した左腕で、
15年ぶりに球界復帰となる高木宣宏コーチ
新たに竜の一員に加わる2氏の話題が大きく取り上げられていました。

中村武志コーチに関しては、ご存じの通り。
90年代のドラゴンズを支えた正捕手で、
横浜-東北楽天と移籍後も、相変わらず地元人気は健在。
さらに現役引退後、3年のコーチ経験を積んでの復帰となりましたが、
ドラゴンズのユニホーム姿に全く違和感を感じなかったのは、
やはり長年見てきたからかもしれないですね。
ただ他球団を経験してきたこともあり、
チームとしても、新たな風を吹き込むこととなりそう。
東京中日には、2年目捕手の田中との2ショットがありましたが、
その田中を始め、前田、小川、小山など若手捕手をぜひとも鍛え、
プロの捕手として成長されてほしいところ。
まだ41歳と若いですし、兄貴分としての役割も期待したいです。

右が高木コーチです。一方、高木コーチに関しては、
正直あまり印象がなく、
広島にいたサウスポーという
イメージでしたが、
本人のコメントを読んで、
「チェンジアップの高木だよ」と思い出しました。
しかし現役引退後は、
墓石セールスマンなど
第二の人生を歩まれていたそうですが、
「森ルート」が発動しての今回の入閣へ。
主に人数が多い左投手の指導や、育成を任されるそうですが、
ぜひとも若手投手に、技術の他に「人生経験」を伝えて、
精神面でもタフになれる投手を育ててくれればと願います。

オフシーズンに入り、一抹の寂しさを感じますが、
それは勝負が決した結果。
チームとしても、多くの課題をもらったことですし、
反省を踏まえ、来季に向けてやっていくことが大切。
来季に向けて早く始動できることをプラスにとらえ、
実りの秋となるよう、汗を流してほしいと思います。


その他の話題では、
CSで出場選手登録されていた1軍メンバー
あす28日にナゴヤドームで練習再開。
その後、ベテランを除く1軍クラスの投手陣が、
野手組の練習が行われるナゴヤ球場から離れ、
98年まで2軍本拠地だった愛知県知多郡阿久比町の
阿久比スポーツ村野球場で、キャンプイン。
投手陣を仕切る森コーチによると、
心身ともにギリギリまで追い込む超ハードな練習になること。
中田、朝倉、小笠原を始めとした少数精鋭になりますが、
わずか2週間弱とはいえ、地獄の様相を呈してきそうです。

一方、主力選手は、休養に専念。
11月4日から約1週間、岐阜・下呂でオーバーホールの予定ですが、
そのなかで、森野がオーバーホール終了後、
ナゴヤ球場での秋季練習に合流する考えを示唆。
不満足に終わったシーズンのリベンジのために、鍛え直すそうです。
中スポによると、来季の森野内野に専従とのこと。
このあと↓に出てくる選手の去就にもよりますが、注目です。


◇岩瀬仁紀
<昨年フリーエージェント(FA)権を取得していたが、
この日、権利を行使せずに残留することを示唆>
「いつ(正式に球団と)話し合うかは決まってないが、
自分の中では割り切っている部分がある。
残留を決めたのは、自分の気持ちの問題。
好きで入った球団なので、揺れ動いた時期はなかった。
だけど、去年は考える時間はなかった。
(決断した)今はスッキリしています。
契約の内容はこれからです」
中スポ共同通信社スポニチ名古屋

◇川上憲伸
<FA権を行使するかどうかが注目されるが、
CS第2ステージ敗退から一夜明けた未明に
選手宿舎をチェックアウトして雲隠れ。
25日の深夜の宿舎にて、こう話していたが>
「まだシーズンが終わったばかり。
しばらくゆっくりしたい。しゃべることはないです」
(中スポ、デイリー

◇タイロン・ウッズ
<この日、東京から名古屋へ戻る。
航空券が確保できそうな今週半ばにも
中部国際空港から米国へ帰国する予定だが>
「まだ球団からの連絡はないよ。
(残留は報酬次第と発言した)昨日と考えに変わりはない。
これはビジネスだからね」
中スポ

◇落合監督
<前日の試合後、ウッズが去就に関する話をしたのを受け、
現場と球団のトップ会談で、来季契約の方針が決まることを示す>
「ドラフトが終わるまでは動かない。
(ウッズの契約については)28日に社長と話す」

<今季のウッズについて、こう評すも、
7試合で5発を放ったポストシーズンの活躍を高評価>
「ここ何年かの基準値からすると、満たしていないかもしれない。
CSのような集中力を発揮してくれれば戦力。
戦力として必要かといわれれば、それはそうだろう」

<再契約へのネックは今季700万ドルの高年俸。
「金の問題がある。金を出すのはおれじゃなくて球団だ。
(11月上旬に予定されている)オーナー報告が
終わってからじゃないと決まらない」

<また今オフのFA補強封印の方針を明かして>
「FAには手を出さないだろうな。
中日に来たくないっていう選手に頭を下げていく必要もない。
よっぽど入れてくれっていう選手がいれば別だけどな…」

<現在、エース・川上は宣言してのメジャー移籍が最有力。
4番のウッズも球団の減俸提示を受け入れなければ
退団となる可能性が高い。2人の穴は決して小さくないが>
「何のためにドミニカに藤井と新井を行かせたんだ? 
こっちだってクライマックスあるのに、
あいつらを行かすっていうのはどういうことかわかるだろ」
中スポニッカン12

◇西川球団社長
<FAの権利を行使せずに残留することを示唆した
岩瀬について、4年をメドとした長期契約を提示する意向>
「長くやってほしい。
彼が望むなら単年でも複数年でも検討する。
変動制になるか、固定になるかは分かりませんが、
それも含めて考えたい」

<11年で112勝のエース・川上について、残留説得に全力の構え>
「ずっとエースでやってくれた。
球団として必要だと、私が直接会って話をしている」

<前日に大幅減俸なら退団も辞さずの考えを
公表したウッズについて、猛反発。
28日に落合監督と会談し、主砲の処遇を決める予定>
「戦力(編成)は現場が決めること。
契約の話は11月になってから。
査定を見て、監督の意見を聞いて年俸を決める」
サンスポ12スポーツ報知共同通信社スポニチ名古屋


シーズンが終わったと同時に、
一気に吹き出してきた、ストーブリーグの話題。
阪神などは毎日大騒ぎですが、ドラゴンズもいろいろありますね。

そんななかで、この日最もうれしかったのは、
守護神・岩瀬がFA権を行使せず、残留を示唆したこと。
昨オフ、ポストシーズンに五輪予選と多忙だったため、
「結論」を先延ばしにしていましたが、ようやく決断
10年間チームを支え続けた鉄腕は、
来季も代わらず、ドラゴンズに居続けてくれるそうです。

「好きで入った球団なので、揺れ動いた時期はなかった」
このひと言、とてもうれしいですね!
なお契約年数や金銭面などの細部は未定。

一方、前日に大幅減俸なら退団も辞さずの
考えを示した主砲・ウッズについて、
西川球団社長は、現場の責任者である落合監督と28日に会談。
その去就について、話し合うことなりました。
CSでは見事な仕事をしたウッズでしたが、
シーズントータルで考えると…。
果たして主砲はそのまま残ることになるのでしょうか。

また今季FA権を取得し、行使するかどうかが
注目されているエース・川上憲伸について、
早くも2紙が、↓のような見出しを。

中日・川上FAメジャー移籍決定的、Rソックス有力
(スポニチ名古屋)

敏腕代理人と契約 憲伸メジャー移籍決定的
(デイリー)

レッドソックス?、トニー・アタナシオ氏?
いかにもリアリティーがあったりもしますが、真相はいかに。
これからのシーズン、我がSTでも
「西川球団社長」「伊藤球団代表」そして「井手編成担当」。
この方々の名前を多く目にするようになりますが、
できるだけ波風立たないような感じで、進んでほしい。
交渉事ではありますが、ファンをガッカリさせない展開を望みます。


PS 今日の渡邉コーチ。

来季のコーチ就任が決まり、
この日からファームの秋季練習に合流した
我らが渡邉新コーチでありますが、
早くも「中村コーチ『ら』扱い。
そんななか、スポニチ名古屋には「コーチ」としての初コメントが!


◇渡邉博幸コーチ
<ナゴヤ球場での秋季練習に新任コーチも参加。
07年の引退後は球団職員を経て2年ぶり現場復帰>
「選手とコミュニケーションを密にとって長所を伸ばしていきたい」
スポニチ名古屋


今季までの動作解析担当の経験をより活かし、
それを踏まえたコミュニケーションを期待したいですね。
ところで久々のユニホーム姿になったであろう、
渡邉新コーチですが、注目の背番号に関しての情報が、なし。
中村武志コーチ『83』、高木コーチ『86』
決まりましたが、果たして何番なんでしょうね。
自分としては、現役時代の『5』を活かした
「85」がいいなと思っていましたら、
実は「85」は、辻2軍監督が着けていたんですね。
となると、もちろんNG。
あとは現状では、「87」「89」などが空いていますが、
年下の上田コーチと相談しながら、良い番号をもらってほしいです。

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