32 2008オフシーズン

2009年1月31日 (土)

沖縄合同自主トレ終了、竜キャンプまであと1日。

27日から北谷、読谷両球場で行われていた
ドラゴンズの第2次選手会合同自主トレがこの日打ち上げ
最終日は、谷繁、和田、岩瀬、井上ら主力選手も合流。
さらに夜には立浪、井端、そして落合監督も沖縄入りしました。
その最終日のナインの様子や、キャンプに向けての抱負。
ST通算2000本目の記事は、いつも通りに竜の話題を紹介します。


ドラゴンズトピックス(30日)

◇荒木雅博選手会長
<27日から北谷、読谷両球場で行っていた
選手会主催の沖縄合同自主トレをこの日打ち上げ。
4日間とも晴天に恵まれ、充実の自主トレを振り返って>
「暖かかったし、いいメニューがこなせたと思います。
何よりケガ人が出なかったのが、良かったです」
(中スポ)

◇野本圭(ドラフト1位)
<ドラフト1位ルーキーが自主トレを『完走』。
11日から新人だけで、15日から先輩とともに行ってきた
合同自主トレもこの日で打ち上げ。
一日も休まず参加し、ひと安心。
初体験のプロのキャンプに向けて、気を引き締め>
「いよいよ始まるんですね…」
(中スポ)


◆高島祥平(ドラフト4位)
<読谷球場のブルペン、捕手の後ろで
小林、稲葉、高木の3人の投手コーチが凝視するなか、
捕手を立たせて25球、動じることなく投げきり>
「きょうは70%くらいの力で投げましたが、
最後の5球は80%くらいでしたね。
自分のフォームを意識して投げました。
コーチを意識? それはなかったですね」

<ケロリと答えた18歳は、合同自主トレでも目立った存在。
今年は4人の投手が入団したが、一番乗りでブルペン入り。
キャンプは2軍スタートだが、
調整という意味では他の先輩に負けていない。
太もも60センチ、ふくらはぎ45センチ。
幼少時はアイスホッケー、高校時代は名門・帝京高で鍛えた
下半身には自信がある。もしプロ野球から指名されなかったら>
「競輪選手になっていたと思います」

<もちろん、強靱な下半身だけでは
大成できないが、一流投手への要素は備えている>
「(1軍キャンプ地の)北谷に行きたいという思いはありますね。
1軍で投げたい」

<というが、無鉄砲というわけでもなく
この日は隣で投げていた先輩を見て自分を冷静に分析>
「山井さん、中里さんのボールはすごかった。ボクは調子に乗っていました」
中スポ

◆小林2軍投手コーチ
<高島のブルペン投球を見守り、絶賛>
「おもしろいね。
上背はそんなにないけど、下半身がしっかりしている。
見た感じ、直すところもそうはない。しっかり鍛えられているよ。
(同じ高校出の)伊藤(準規・ドラフト2位)、小熊(ドラフト6位)は
(キャンプに入れば)陸上部だけど、高島は違うね」

<高島のキャンプの練習については>
「馬なり。無理はさせないよ」
中スポ

◆山井大介
<読谷球場のブルペンで今年初めて捕手を座らせて投球。
セットポジションを含めて、バランスを意識しながら投げ込む。
昨年は右ひじ痛に苦しんだが、今年は1年間戦える状態に鍛えていく>
「思ったよりもよかったと思います。
ただ3球に1球くらい上半身と下半身が合っていない。
しっかり練習していきたいですね」
(中スポ)

◇高橋聡文
<左のセットアッパーがピッチを上げてきた。
北谷のブルペンで捕手を中腰にして約50球。
キャンプインに合わせ、しっかり調子を上げて>
「きょうは少し良くなってきた感じがありました。
2月1日には(捕手を)座らせて投げる予定です」
(中スポ)

◇吉見一起
<早くも捕手を座らせ、投球練習。
北谷のブルペンで35球、低めに力強い球を投げ込む。
開幕ローテの有力候補は今年も順調に仕上がってきているよう>
「立ち投げだとリリースが早くなってしまうので、
今年は早い段階から座ってもらおうと思っていたんです」
(中スポ)

◇チェン・ウェイン
<28日に続いて2度目のブルペン入り。
捕手を中腰にしてスライダー、カーブも交えて約50球。
WBC台湾代表を辞退したが、中1日の投球練習を行っても
今のところ問題はないよう>
「きょうは7、8割くらいの力でした。
まだリリースが一定にならず、高めに抜けたり、
低すぎたり、捕手の構えたところを外れる球が多かった。
そこを修正していきたい」
(中スポ)

◇小池正晃
<激化する中堅争いを勝ち抜くために、
引っ張り専門から、右へも運べる巧打者に生まれ変わる考え。
右のパワーヒッター右打ちマスターで開幕レギュラーを誓い>
「打撃のうまさも兼ね添えてライバルに差をつけたい」

<昨年の打率は.227。32本の安打のうち、
ほぼ半分の14本が左翼への当たりで、中堅より右方向はわずか5本>
「パワーとうまさ、どちらに偏っても使われ方が限定される。
右に打たなきゃならない時もあるし、右に打てれば打率も上がるはず」

<そのためオフから右打ちを意識してスイングを改造。
北谷での沖縄合同自主トレでもフリー打撃で右方向を意識。
この日は33スイング中8本が右翼へ。
それでも首をひねり、午後は居残って
屋内で40分以上マシンを打ち込み、調整ピッチを上げる>
「ぐっと伸びていくような打球が少ない。もっとしっかり振り切らないと」

<北谷にはドラフト1位ルーキーの野本もいる。
中堅から野本のフリー打撃を見て、危機感を募らせる>
「スイングの柔らかさ、巧みさが目につく。
右打者と左打者の違いはあるが、負けていられない」
中スポ


◇谷繁元信
<この日、北谷球場での合同自主トレに合流。
打撃練習はティー打撃で5分ほどバットを振っただけで
フリー打撃の打席には入らなかったが、
その前の約40分間、投手、野手合わせて24人に
ノックバットを振るう。多くを語らなかったが、
遊撃のきわどい位置にゴロを打ち込み、受ける若手らを右へ左へ走らせ>
「特別な意味は何もない。自主トレだからね」

<前日の沖縄入りまで、
調整過程はおおむね例年通りだが、その苦労を明かす。
キャンプでは初日からブルペンで投手の球を受けるという>
「毎年少しずつ変えて工夫しているんだけど、
何がよいのかは現役を終わったときにしか分からない」
中スポ

◇和田一浩
<合同自主トレ最終日に合流し、全メニューに参加。
北谷でのフリー打撃ではサク越えこそなかったものの、
36スイングで安打性12本。試運転でも鋭い当たりを飛ばして>
「外で打つのは自主トレ先(佐賀・武雄温泉)でもやっていたけど、
打撃ゲージがあり、打撃投手に投げてもらうのは初めてだったから、
どんな感じなのか確かめながら打ちました。
外でやるのは久しぶりでしたがまあまあです」

<この日の沖縄の気温は最高が24℃、最低が18.3℃と、
ナゴヤより約10℃以上暖かいことには>
「暑くてバテそう。1週間に1回は雨が欲しい」
(中スポ、ニッカン)

◇岩瀬仁紀
<この日、北谷での合同自主トレに合流。
ほかの選手がキャッチボールを終えて、
内外野のノックに移動しても、勝崎コーチを相手に、
フォームをチェックしながら入念にキャッチボールを続けて>
「ここまでの調整過程? いたって普通です。
(キャンプは)けがしないように頑張ります」
(中スポ)

◆井上一樹
<読谷での合同自主トレに合流。
若手に混じってノックやキャッチボールをこなした後、
フリー打撃を22球。強振するのではなく、
感触を確かめるように、じっくりと振る。
まずは土台作りに集中する構え>
「きょうはコツコツ当てただけだけどね。
もう若いわけでもないですし、
キャンプではじっくり体をつくっていきますよ」

<30度を軽く超えるグアムでの自主トレでは
“条件付き”で『裸の写真OK』の姿勢を取ったが>
「格好良く映っている写真を頼む。
『おじさん』という感じの写真はダメだよ」

<切なる願いに応えた力作が、22日の中スポ1面。
巧拙はともかく、冗談めかして喜んで>
「評判いいんだよ。『男前度』が上がったかな」
(中スポ、<ドラ番記者>

◇勝崎コンディショニングコーチ
(1軍宿舎として利用しているルネッサンスリゾートオキナワが
リニューアルされ、トレーニングジムを新設。
球場での練習後や休日も宿舎で
体を動かすことが可能になったことを歓迎>
「多くの選手は球場でウエートをするが、
早く帰った選手がホテルでもトレーニングできるようになった。
我々にもメリットはある」
ニッカン

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<ルーキーも充実した環境に喜んで>
「あるのとないのとでは全然違う。本当に施設的には最高です」
ニッカン

◆ルネッサンスリゾートオキナワ広報担当者
<同ホテルでは、館内にある山田温泉にサウナも新たに導入。
温泉は長期滞在客が利用可能で、練習の前後に利用が可能>
「すでに利用されている選手も多く、好評だと聞いています」
ニッカン


◇立浪和義兼任コーチ
<今季限りでの引退を表明しているが、この日空路で沖縄入り。
現役ラストイヤーの決意を、はっきりとした口調で話す>
「個人的にはケガをしないよう、下(半身)をしっかりつくって、
この1カ月間で、今年はこの打撃フォームでいくというのをつくります。
(今季限りで)やめるからって気は抜けませんから」

<まずは体づくりに全力を尽くす構えだが、
もちろん、コーチとしての仕事をおろそかにするつもりはない>
「(今年のキャンプは)自分の打撃から始まって、
それが終わってから若手と触れる時間が増える。
シンプルなアドバイスや野球への取り組み方や考え方を色々話したい。
実演? 僕のフォームは、あんまりよくないかもしれないけど。
わかりやすくアドバイスしていきたい」

<ラストイヤーの感慨を問われると複雑な胸中を吐露。
ミスタードラゴンズの集大成となる1年がいよいよ幕を開ける>
「飛行機に乗りながら、
これが最後のキャンプかなあ、と寂しく思いましたね」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇井端弘和
<この日夜に恩納村の宿舎に入る。キャンプに向けて抱負を語り>
「体重はシーズン中と変わらない。あとは体の『強さ』を鍛えたい」

<ポイントになるのは二塁へのコンバート>
「グラブは遊撃と二塁用を両方持ってきた。守備も力を入れていきます」
(中スポ)

◇イ・ビョンギュ
<この日沖縄入り。キャンプイン直前で
合同自主トレが休みの31日の予定は
決めていないが、完全オフにはしない考え。
レギュラー右翼手は濃厚だが、慢心せずキャンプインを迎える>
「いい選手がたくさんいる。負けないようにしたい」
(中スポ)

◆今日の公示(30日)(共同通信社)
セ・リーグ
【支配下選手登録】
△中日 イ・ビョンギュ


◇トニ・ブランコ
<この日沖縄入りし、宿舎周辺を散歩して体をほぐす。
本拠地となるナゴヤドームに“挑戦状”。
両翼100メートル、中堅122メートルの広さに、そびえ立つ高いフェンス。
フェンスオーバーは簡単ではないのではという見方を、一笑に付して>
「本塁打が出にくい? 
まだドームを見たことはないけど、オレにとっては問題ない。
オレのホームランを見れば納得するはずさ。
当たればタマが勝手に飛んでいくよ」

<規格外のパワーを裏付けるようなエピソードを披露
昨年6月、アメリカ・オクラホマで行われた2Aの試合。
左中間へ放った一撃は軽々と外野席を飛び越え、
球場の外へ消えていったという>
「165メートルくらいは飛んでいたよ。
野球人生で一番の会心の当たりだった」

<ちなみに160メートル級の本塁打をナゴヤドームで放てば、
外野の5階席上部に突き刺さることになる。
もし実現すれば、観客の度肝を抜く驚弾になることは疑いない。
天性のナチュラル・パワーが、
ナゴヤドームに新たな興奮をもたらしそう。豪快に笑って>
「オレのパワーの源? 神様が与えてくれたものさ」
中スポ

◇トマス・デラロサ
<この日沖縄入り。来日2年目レギュラー獲りへ意欲を見せる>
「起用を決めるのは監督だけど、
レギュラーになりたくない選手なんていない。
日本の野球に対する適応力も上がっているはずさ」

<昨季は内野手の控えとして、荒木、井端らの欠場の穴を埋めた。
中村紀洋がFA移籍した今季はさらにチャンスが広がりそう。
しかし当の本人は来日するまで、ノリの退団は知らず>
「そうなのか。それは知らなかった」

<驚いていたが、その一方で意気込みを新たに>
「オレはやるべきことをやるだけだ」

<『スーパーサブ』から脱却すべく、
攻守にグレードアップした姿を見せたいところ>
「日本で野球人生を終えるぐらいの気持ちがある」
(中スポ)


◇落合監督
<この日夜、羽田空港から沖縄入り。
インフルエンザ対策のためマスク姿で那覇空港の到着ゲートに登場。
恩納村のキャンプ宿舎で花束を受け取る。
キャンプについて冷静な口調。
チームの再建をじっくり進めていく考えを明かす>
「構想はない。メンバーが代わるんだから描きようがない。
新しい選手が出てきて初めて構想ができあがる。
(開幕前日の)4月2日には(レギュラーが)決まっているだろう」

<また就任6年目で『一番厳しいのでは』と問われ、こう答弁>
「選手がどれだけ新しいものを見せてくれるか。
1番難しいシーズン? でも一番面白いシーズンになるかもしれない」

<今季について、何度か『出たとこ勝負』と
話していることについてはしたり顔で>
「出たとこ勝負。いい言葉だろう」

<時事通信・12球団監督談話より>
「2008年と違ってポジションは何個か空いている。
選手は何をすべきか考え、リセットしてキャンプを迎えてほしい。
4月3日の開幕までは、全員に競争してもらう」
中スポおおさか報知時事通信ニッカン


◆ソフト・上野フィーバーがキャンプ地を直撃…中日(おおさか報知)
中日のキャンプ地の沖縄・北谷に厳戒態勢が敷かれ、
ファンとの交流の場が消滅する可能性があることが明らかに。
2月17日から同敷地内で女子ソフトボール・ルネサス高崎が合宿予定。
北京五輪で日本代表を金メダルに導いた上野由岐子投手
目当ての観客増に伴い、通路の規制などを検討。
球場と室内練習場を結ぶ、約300メートルの並木道には
ロープなどで選手通路を作る可能性もあるという)

◆2009年度ウエスタン・リーグ
春季非公式試合(教育リーグ)日程を発表しました
(パ・リーグ公式)
◆中日は3.4初戦 ウ教育リーグ日程(中スポ)
(ウエスタン・リーグはこの日、春季教育リーグの日程を発表。
2月28日に開幕、中日2軍は3月4日の福岡ソフトバンク戦(雁の巣)を
皮切りに11試合を予定。ナゴヤ球場では7、8日の阪神戦、
21、22日のオリックス戦の4試合が週末に組まれている。
なおウ・リーグ公式戦日程は2月10日(火)に発表予定)


いつものごとく、ドラゴンズの話題を集めましたが、
北谷、読谷での選手会合同自主トレは、この日で打ち上げ
荒木選手会長の総括にもありましたが、
今年の4日間は天気がよく、暖かかったことが幸いしましたね。
各選手しっかりとメニューをこなせた上に、大きなケガ人もなし。
ある程度、1、2軍の組み分けが最初になされたこともあり、
ピリピリ面においては、ややマイルド感もありましたが、
あす2月1日から始まる『競争キャンプ』に向け、
それぞれが順調な仕上がりを見せていることと思います。

シゲ、ベン元気です。そんな最終日の
北谷球場には、
ベテランの谷繁、和田、岩瀬が合流。
アップ後、入念にキャッチボールを
繰り返していた岩瀬
若手に向かって
約40分のノックをした後は、
陸上競技場に移ってダッシュを繰り返していた谷繁と、
それぞれ別メニューだったようですが、
移籍2年目の和田は、フリー打撃も含む全メニューを消化
ちょうど1年前のこの日、『新入生』としてナインにあいさつ。
さらにキャンプに向けて、報道陣に
「サク越え何本とか数えないでください」
お願いしていたのが、ほんとついこの間のよう。
しかし昨季の1年間を通じ、
すっかりドラゴンズのカラーにも染まった背番号5
「暑くてバテちゃうから。1週間に1回は恵みの雨が欲しい」
と話していたものの、ジョークの中にも順調さがうがかえました。

また『現役ラストイヤー』を迎える立浪をはじめ、
井端、イ・ビョンギュ、ブランコ、デラロサらが、この日沖縄入り。
4番候補の1人であるブランコが、ナゴヤドームにノープロブレム。
ナチュラルパワーをアピールしていましたが、
まずは北谷でのフリー打撃でその飛距離を見せてほしいなと。
また飛行機のなかで「これが最後のキャンプかなあ」
感慨深げだったという立浪兼任コーチ
このキャンプではまずは選手として、
「今年の打撃フォーム」を作り出す構えですが、
中スポをはじめ、かなりの追っかけもありそうな気配。
最後の沖縄で悔いのない準備をしてほしいなと願います。


一方、若竜からの話題としては、
今朝の中スポの1面は、『びっくり下』
ドラフト4位・高校生ルーキーの高島
ハイブリッドな1面づくりの中スポとは違い、
本人の地元・東京中日では、大麻力士のせいで、
1面はおろか、記事自体が吹っ飛んでしまいましたが、
視察した2軍投手コーチトリオの評価は、上々
キャンプでの練習方針は「馬なり」とのことですが、
強靱な下半身による体力が認められれば、
もしかしたらお試し昇格もあるのでは思われます。
現状、高校生ルーキー投手では一歩リードの背番号35
焦らず着実に、アピールしてくれることを期待します。

また空いているポジションに挑む
野手陣ライバル争いも熱くなってきそう。
おなじみ北谷現地レポさんこの日のレポートによると、
フリー打撃の野本のタイミングの取り方が良い感じとのこと。
無事に自主トレを乗り切り、
初体験のプロキャンプに臨む即戦力ルーキーですが、
まずはどんな感じで滑り出していくか、とても楽しみですね。
対するセンター争いのライバルとある小池は、
その野本を意識しながらも、右打ちマスターを宣言。
守備に関しては問題なし、あとは打撃向上が課題である小池
こちらも移籍後初となるドラゴンズキャンプですが、
鍛錬しながら、新たな持ち味をアピールしてほしいところです。

さらにファーストを争うことになるであろう若竜2人
新井、福田のフリー打撃に関しては、それぞれこちら→(2555
自身が課したポイントを確認している感のある新井
一方、力強い打撃音だったという福田
福ちゃんに関しては、渡邉育成コーチ仕込みの
一塁守備の向上ぶりとともに注目していきたいです。

それから投手陣では、朝倉、清水昭信、高橋、
浅尾、吉見、チェンら
が北谷球場でブルペン入り。
一方の読谷では、山井、中里などが投げていたもよう。
その中では、朝倉が前回同様、捕手を座らせての投球練習。
動画にもありましたが、かなり全力に近い印象ですし、
良い状態でキャンプインができそう。
また吉見「朝倉方式?」でいきなり捕手を座らせ、35球。
持ち味でもある低めにボールを集める投球は、
ブレークした昨年の疲れを感じさせない仕上がりのようです。


ナゴヤ、沖縄と渡った合同自主トレをこの日打ち上げ、
1日の休みを経て、今夜は1軍宿舎での全体ミーティング
おそらく落合監督からキャンプの方針及び、
ナインに向けての訓辞があることでしょう。
就任6年目となる今年のキャンプのテーマは、『全員競争』。
「競争」の中で新しい選手がどの程度飛び出し、
指揮官が構想を描くメンバーの中にどう加わってくるのか。
『プロ野球の正月』である2月1日まで、いよいよあとわずかとなりました。

2009年1月30日 (金)

育成小林高也怪力アピールと3年目ビョンの目標。

キャンプインまでいよいよあと2日
3日目となったドラゴンズの沖縄合同自主トレは
北谷、読谷の両球場を、1、2軍の首脳陣が初めて視察
そのなかで一番のアピールとなったのが、
育成ドラフト2位の外野手・小林高也
フリー打撃で豪快な打撃を披露し、うならせていたもよう。
その他中田七色スライダー、イ・ビョンギュ来日などの話題を。

ドラゴンズトピックス(29日)

◆小林高也(育成ドラフト2位)
<沖縄合同自主トレ3日目、読谷球場でのフリー打撃で
バックスクリーン上部直撃の140メートル弾。
本人はと照れ笑いするが、まぐれではそこまでは飛ばせない。
沖縄入り後、バックスクリーン越えアーチも放っているという>
「まぐれです」

<右翼にも高さ約10メートルの防球ネットを越える場外弾を放ったが、
自分の飛距離について、把握できていない様子>
「そんなに飛んでいますか? あまり分からないんです」

<理由は金銭的に苦しいクラブチームで練習していたからだという。
使い込んだ古い球は、水分を吸って重くなり、反発力も落ちる。
だからフリー打撃でもきれいな白球が打てるプロでは、飛距離が出る。
周囲だけでなく自分も飛距離に驚いて>
「これまで打撃練習で使っていたのは、
本当にボロボロのティー(打撃用)ボールでした。
だから思い切り打っても飛ばなかったんです。
今までの倍くらい打球が飛ぶ感覚です。プロはすごいです」

<この日は、約50スイングでサク越えは9本。
風が左翼から右翼方向へ吹いていたとはいえ、驚異的な飛距離。
トータルでは凡ゴロも多く、確実性は低かったが、
それでもインパクトは強烈。本人も納得していると思ったら>
「ダメでした。力んでしまって。
今日のスイングはまだ7、8割くらいしか振れていないと思います。
フリー打撃も昨年の9月以来なので、感覚が全然ないので…」

<現状のチーム70人の中で、背番号は最も大きい『211』。
まずは支配下選手登録が目下の目標になるが、どん欲にチャンスをうかがう>
「早く支配下選手になりたいです。キャンプでどんどんアピールしたい」
中スポ

◇辻2軍監督
<この日北谷、読谷両球場を1、2軍のコーチ陣とともに視察。
視察初日、その目に留まったのが、読谷で練習した小林高也>
「小林(高也)は楽しみだね。
まだブリブリ振っているだけだけど、
あれだけ飛ばせるパワーがあるんだから」
中スポ


◇野本圭(ドラフト1位)
<首脳陣の視察が始まったこの日、
北谷球場でのフリー打撃で右翼方向へ快音を連発。
21スイングでヒット性9本、うちサク越え3本と
ポテンシャルの高さを見せつける。
いまだ納得できる状態ではないが、最初のアピールには成功>
「(テーマは)引っ張ってポイントを確認すること。
首脳陣? きょうからいらしているのは知っていましたが、
意識はしていませんでした。
体は動ける状態ですが、打撃の状態はまだまだ。
まだ芯に当たらないんです。
石嶺コーチが評価? うれしいですが、まだまだの状態なんで。
ボクはアベレージヒッターなんで、ミートする打球を増やしたい」

<またこの日、北谷球場前の花壇で、
地元の少年野球チーム・北谷ドラゴンズの選手42人と、
北谷組の選手たちが、マリーゴールドなどの花植えを。
『チバリヨー中日ドラゴンズ』の文字になるように、
鉢植えを移し替え、土を掘りながら植える。
初体験のルーキーは悪戦苦闘しながら、笑顔>
「こういう機会があるのはいいですね」
中スポ

◇石嶺打撃コーチ
<ドラフト1位の野本を初めて見てこう評価>
「いいねえ。バットの使い方がやわらかい」
中スポ

◇小山桂司
<北谷屋内練習場のカーブマシンで居残り打撃をしていたところ、
打球が破れていたネットの合間を抜けて、
天井付近にあるガラスを直撃、粉々に砕け散る。
思わぬ場外弾で周囲を震かん、目を白黒させていると、
球団関係者が『これって選手負担なんだよね。12万円ぐらいかな』
ジョークと知って、胸をなで下ろしたが>
「嫌な音がしました。ピンポイントで(穴を)抜けてしまったんですね」
(中スポ)


◇中田賢一
<北谷球場のブルペンで今年初めて変化球の感触を試す。
30球の立ち投げの後、捕手を座らせて投げた31球で
握りや投げ方が異なる数種類のスライダー3球を試して、
その後のキャッチボールでも使った。
ときおりスコールが降る中、充実した笑みを浮かべ>
「(自主トレ先の)グアムでもバッティングピッチャーはやっていましたけど、
きょうはフォームのバランスに気をつけて投げました。
変化球を投げるのは今年初めてでしたが、感触はよかったですね」

<数種類のスライダーで今季に臨むプランを明かす。
スライダーはすでに持ち球だが、変化が違う種類を
増やすことで相手を幻惑しようという>
「1種類しかないより、
何通りか持っているほうが、相手もイヤでしょうから。
研究もされているでしょうし」

<スライダーを得意にしている吉見らチームメートに
握り方や投げ方を聞いて回っており>
「いろいろ握り方や投げ方を試してみて、
自分に合うものを見つけて使っていきたいです」
中スポ

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<ルーキーが2日連続でブルペン入り。
立ち投げでカーブなど変化球を交え、感触を確かめるように31球。
「(森コーチが見ていたので)緊張しました」
(中スポ)

◇小田幸平
<新人の岩田の投球を受けて>
「スピンがきいて、いい球でした」
(中スポ)

◆小林正人
<読谷球場のブルペンで捕手を座らせ、今年最多の60球。
視察に訪れた稲葉、小林聖始両投手コーチの見守るなか、
スライダーやシュートも試し、仕上がりの早さをアピール。
ハイペース調整で早めの北谷組抜てきを狙う>
「球が指によくかかっていたので感触はいいです。
肩はもうできています。30日もしっかり投げて、キャンプインを迎えたい」
(中スポ)


◇和田一浩
<岩瀬とそろって、この日夕方中部国際空港発の航空機で沖縄入り。
直前まで名古屋で調整。首脳陣からの指示がない限り、
外野手に徹する考えを表明しており、グラブは外野手用だけ。
開幕4番候補として、期待が高まるがマイペースを口に>
「特に意識しません。いつも通りの調整をします」
(中スポ)

◇岩瀬仁紀
<同じくこの日沖縄入り。たっぷりひげを蓄えての宿舎入りに>
「早めにそります。気持ちは(例年と)変わらない。
明日(30日)から(自主トレに)出ます」
(中スポ)

◇谷繁元信
<この日夕方、羽田空港から沖縄入り。
21年目のベテランがキャンプのテーマに掲げるのは頑丈な体づくり>
「1年間戦えるような体をつくります」

<もちろん体づくりはすでに始まっている。
1月は横浜市の國學院大グラウンドで自主トレを積み、沖縄へ移動。
キャンプインまでのスケジュールも変わりなく、まずは順調な様子>
「仕上がり具合? いつも通り、例年通りです」

<昨年は左脇腹痛に悩まされ、出場も113試合に止まったが、
正捕手としてチームを引っ張る責任感をにじませる。
キャンプは自主調整を任される見通し>
「去年はケガをした。今年はそういうことをなくしたい」
(中スポ)


◇イ・ビョンギュ
<この日、中部国際空港着の航空機で来日。
3年契約の最終年となる今季、ノルマを設定。
いきなり掲げた具体的なターゲットが、その何よりの証し>
「3割、20本は打ちたい。
ケガさえしなければ、今まで以上の成績を残す自信があるんだ」

<決して大口をたたくタイプではないが、
あえて過去2年を優に上回る数字を口に。
発奮する理由がある。今季が3年契約の最終年。
これまでのような成績なら、おそらく来季以降の契約延長はない。
日本球界生き残りを懸けて、是が非でも真価を見せなければならない>
「日本でずっとプレーしたいという気持ちをいつも持っている」

<約3カ月間にわたって韓国でオフを過ごしていたが、
母校の檀国大やジムで自主トレを行ってきており、
コンディションは上々のよう。
勝負のシーズンへ、準備にぬかりはない>
「例年通りのトレーニングメニューをこなしていた」

<宣言通りの結果を残せば、日本一奪回にぐっと近づく>
「今年のチームは(川上、ウッズ、中村紀洋の退団で)
弱いという評判も耳にする。
助っ人として自分がチームの力になれるように頑張りたい」

<今季の活躍を誓ったが、
落合監督がオプションの1つに示している
『一塁』へのコンバート構想には複雑な表情。
韓国では俊足の外野手として一時代を築いただけに本音も>
「う~ん、高校の時にやったことはあるけど…。
プロでは10年以上ずっと外野でやってきたから…。
多少は抵抗感があるよね」

<きょう30日にも沖縄入りするが、
最後まで歯切れは悪く、自信なさげに苦笑い>
「一塁は高校のときにやったくらい。
ここ15年間はずっと外野手だから…。
プロではほとんど経験がないから、
練習してみないとどうなるかわからない。一塁ミット? ないよ」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン


◇山本昌
<昨年受賞した『第27回ドラゴンズ・クラウン賞』の贈呈式が
名古屋市昭和区の愛知トヨタ本社で行われ、
車体色など仕様を注文したクラウン・ハイブリッド(デモ車)に『試乗』。
車内設備の使用方法を教わって、試乗を終えると興奮を隠さず>
「もうドラえもんの世界です」

<車内の大きさも備品も満足げ>
「LS(クラウンと同じトヨタの
高級車レクサスの最高級モデル)と変わらない」

<中でも最新のナビゲーションシステムに魅惑される。
夢物語が現実になったような驚きに包まれて>
「電話でこちらが行く先を口述すると、
オペレーターが目的地をナビに送ってくれるんです。
登録したり検索したりする必要がない」

<もちろんハイブリッド車という点も重要。
正式な納車はキャンプ後になるそうだが>
「実は去年の夏、ガソリンが高騰したときに、
クラウンかレクサスのハイブリッドを買おうかと考えていたんで、
今回いただけて本当にうれしい。
今季はクラウン・ハイブリッドでさっそうと登場しますよ」

<これまではイタリアのスポーツカーなど、
どちらかといえば燃費の悪い車ばかりに乗っていたマニアだが>
「今まででも、燃費のいい運転は心がけていたんですけど、
そろそろエコに貢献しなきゃならんでしょう。
僕自身が乗って、省エネに、エコに貢献します」

<この日は確定申告に必要な書類を税理士に発送。
沖縄へ出発する準備を整える。200勝を達成した行事も、
この贈呈式ですべて終了。沖縄入りは31日>
「いつものように、大トリ」
カメラブログ中スポ


キャンプインを2日後に控えた
今朝の中スポ1面は、またも上半身ハダカ!
先日の井上に続き、なんでこんなのばっかと思いましたが、
その主とは、育成ドラフト2位の小林高也
まさか人生初のスポーツ紙1面が
こんな姿になるとは思わなかったでしょうが、
そうなったのは、沖縄での合同自主トレで
パワフルなフリー打撃を披露したからだそうです。

この日から、落合監督を除く1、2軍の首脳陣
合同自主トレ視察が始まりましたが、
この小林高也は、読谷でのフリー打撃で豪快な打撃を披露。
堂上剛裕とともに、サク越えを連発したそうですが、
その飛び方が半端じゃなかった様子。
センターバックスクリーン上部直撃の140メートル弾に、
ライトネット越えの場外弾など、サク越えを9本
全体的には凡打もあって、まだ荒削りの感も否めないものの、
背筋力300キロという底知れない怪力は、やはり脅威
ツボにはまればと飛ぶという魅力に、
視察した辻2軍監督「楽しみだね」と評価。
クラブチーム出身の育成選手である背番号211が、
キャンプインを前に、まずは最初のアピールを成功させました。


ハダカで頑張れ!先日、仲間との新年会の席で
見せてもらったのが、
小林高也選手直筆サインボール
モットーである『為せば成る』
書かれたボールをさわらせてもらい、
「東京弥生クラブ出身、頑張れよ!」と
サインを見ながら、感激してしまいましたが、
その小林高也が、いきなりのアピール
まさかハダカで1面を飾ることになるとは思いませんでしたが、
自分的には、とてもうれしかったですね。
もともとは大学卒業時にドラフト指名もかかるほどの
力を持ちながら、その後挫折などもあり野球を離れた時期も。
それでも再びクラブチームで野球を始め、昨秋のドラフト指名。
新人合同、選手会合同と、トレーニングを行う日々に
充実した環境で野球をやれる喜びを感じていることと思います。

それでもドラゴンズに入団したとはいえ、まだ育成選手の身。
ほかのルーキーと比べ、やらなくてはいけないことも多いですし、
人一倍アピールすることも必要になってくるでしょう。
そのアピールという意味では、
パワフルな打撃は武器になりそうですね。
しかし小林高也本人も言っているように、
パワー、飛距離だけではダメ。
今後はプロの生きたボールに慣れることとともに、
確実性の向上が、支配下選手登録に向けての課題となってくるでしょう。
それでもこれ以上の下もないですし、はい上がるのみ
こういうときのモチベーションというのは、高いことと思います。
今後も育成選手で同期入団、同じ外野手の加藤とともに、
まずは読谷キャンプで、アピールを続けてもらいたい。
そして持ち前のぶんぶん振り回す野性味に、
プロの技術が伴ったときの成長を見てみたいもの。
目指すは一発で球場全体を黙らせてしまうパワーヒッター
背番号211・小林高也、この日のハダカ1面とともに、
「期待リスト」の1人として、入れておきたいと思います。


その他の話題としては、この日も最高気温24.3℃という沖縄。
沖縄に徐々に慣れてきた選手たちの動きも良くなってきているようですね。
首脳陣の目が光る中、投手、野手ともにアピールをしていたもよう。
北谷ではルーキー・野本の打撃に石嶺コーチ高評価
さらに読谷組の小林正人の仕上がりもよさそうです。
また昨年のリベンジに燃える中田は、七色スライダー宣言。
何通りかを使い分け、自分に合うモノを見つける考えですが、
フォークのように落ちる縦スラ系なのか、
打者の手元で曲がるカット系か、それともスラーブ系なのか気になりますね。

それから主力選手もぞくぞく沖縄入り。
外野グラブのみ沖縄に持ってきた和田
口ヒゲをたっぷり蓄えてきた守護神・岩瀬
さらに音沙汰がなかった谷繁も、
「仕上がり具合? いつも通り、例年通り」とのこと。
また3年契約の最終シーズンを前にこの日、来日したビョン
中スポのフォトでは、相変わらず的な感じでしたが、
ファンとしては、本人以上に「今年こそ」を期待したいですね。
ノルマに掲げた『3割、20本』。ぜひとも成し遂げてもらいたいなと。
また落合構想の一塁コンバートにはやや困惑のようですが、
試合に出るチャンスを増やすには、挑戦した方が良いのでは。
まあ挑戦しなくてもいいぐらい、バットで結果を残してくれるのなら、
チームにも本人にも願ったり叶ったりとなりますが。
キャンプでのビョン守備位置に注目したいところです。

2009年1月29日 (木)

ブランコパヤノ新外国人来日と朝倉変革の初投げ。

キャンプインまであと3日
この日、ドラゴンズ新外国人選手
トニ・ブランコネルソン・パヤノが中部国際空港へ来日。
日本に降り立ったドミニカンは、V奪回の使者となるべく
異国の地での活躍をそれぞれ誓いました。
また沖縄での選手会合同自主トレは、2日目。
北谷では朝倉が初ブルペン。しかし調整法が例年と違うようです。
その他、今季の主催試合入場券発売要項発表などの話題を。

ドラゴンズトピックス(28日)

◇トニ・ブランコ(内野手・背番号『42』
<中日の新外国人が、米国から中部国際空港へ来日。
赤いTシャツに茶の皮ジャケットを羽織り、
グッチのシューズでビシッときめて
長旅に疲れた様子もなく、元気に中部国際空港に姿を現す。
抱負を問われると、はっきりこう口にして>
「タイロンのようになりたいんだ」

<言わずと知れた竜の『元』主砲タイロン・ウッズ。
日本での6年間で240発を放った球史に残る超優良外国人。
面識はないが、球団関係者から受け取った
ガイドブックで日本での実績を知ったという。
圧倒的、かつコンスタントな実績。
同じような成功を思い描き、力強く語る>
「1軍で5、6年は活躍できるような選手になりたい」

<日本で活躍することの難しさはすでに知っている。
オフに参加したドミニカ共和国のウインターリーグで、
かつて西武、巨人で活躍したマルティネス打撃コーチから
細かなアドバイスをもらい、日本野球の特徴をインプット。
ウインターリーグで顔を合わせた川井や前田とも話をしたという。
メジャーでプレーしたというプライドはひとまず脇に置き、
緻密な日本野球に適応することを第一に考えるつもり>
「選手やチームについてはよくわからないけど、
日本人投手は縦に落ちるスプリット(フォーク系のボール)で
攻めてきて、コントロールがいいらしいね。
日本の野球は大リーグと同じくらいレベルが高い。
対応できるような打撃をしていきたい」

<だまってポジションを与えられるとは思っていない。
メジャーに定着できなかった米国時代から、
チーム内競争には慣れている。
キャンプで状態を上げ、オープン戦で結果を出した上で
ラインアップに名を連ねるつもり>
「自分にとってもチャンスがあるということ。グラウンドで結果を出したい」

<持ち味は長打力。昨季はロッキーズ2Aで23本塁打を放った。
ウッズを目標にする以上、本塁打の量産を義務と考えている。
4番候補の一人は報道陣に持ち味のパワーをアピールして>
「自分は本塁打と打点を稼ぐ打者だから。
打順? マネジャー(監督)に任せるけど、できれば4番、5番を打ちたいね。
一塁、左翼、三塁を守れるけど希望はファースト。
神様が許してくれるなら(ホームランを)30本は打ちたいね」
中スポニッカン


◇ネルソン・パヤノ(投手・背番号『45』
<ネルソンとともに、ドミニカ共和国から中部国際空港へ来日。
ドイツ・フランクフルト経由で名古屋へ着くまでおよそ2日間。
フライトに疲れた様子だったが、陽気な笑顔で空港に降り立つ。
アメリカではメジャーに昇格したことがないが、
日本で成功しなければならない理由があった。
ドミニカに残してきた婚約者のゾイラ・マリーアさんと、
今年の年末にも結婚する予定だという。照れくさそうに語って>
「長年ドミニカでは一緒に住んでいる人だよ。
シーズン途中で一度は日本にも呼びたいと思っているんだ」

<終始笑顔で婚約者の話をしていたが、さらに『爆弾発言』も。
シーズン終了後に『できちゃった婚』を予定していると明かす。
現在、マリーアさんのおなかには第1子が宿っている。
9月には生まれる予定。同時にペナント争いも佳境な時期だけに>
「実はもう赤ちゃんが彼女のおなかにいるんだ。2カ月になる。
あれ、日本では先につくっちゃダメなの!
(結婚前に子どもができるのは)あまりよくないことなのかなあ。
向こう(ドミニカ共和国)じゃ事実婚というのは普通なんだ。
ダブルでオメデタ? そうなればいい。
妻子のためにも、チームが優勝できるように頑張りたい」

<マリナーズ傘下の2Aに所属していた昨季は4勝3敗、防御率4.16。
中継ぎ左腕は150キロ超の数字をたたき出す
剛腕を武器に活躍することを誓って>
「スライダーには自信がある。
球速もだいたい150キロ近く出るよ。
直球は最速では96マイル(153~154キロ)を出したことがあるんだ」

<日本球界や環境に関して、来日前には同じドミニカンで
元中日のグラセスキ、ガルバの両投手から日本の事情を『予習』。
早くも異国での野球のイメージを膨らませている>
「リリーフをやるつもりで日本に来た。
ブルペンで15球もあれば準備は万端さ」

<それでも日本野球をテレビゲームで研究すると珍宣言。
スーツケースに詰め込んだPS2を沖縄に持ち込み、
野球のゲームソフトを購入して、
打者の名前と特徴を脳裏に刻み込む考え。
昨年もヤンキースの松井秀喜も登場する
メジャー版野球ゲームで余暇の時間を過ごしたという>
「日本の野球は全く知らない。まだ時間があるからね。
ゲームは気分転換にもなるし、名前を覚えるのにもいいしね」

<早速、この日ナゴヤ球場を見学。
桂川通訳やネルソンらから球場の説明を受けると>
「いいグラウンドだね。ただ内野に芝がないのが不思議」

<米国マイナーやドミニカでも
球場は全面天然芝が当たり前なだけに、違和感を覚えたよう。
両翼100メートルの広さについては>
「今までのホームグラウンドと同じぐらい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇森バッテリーチーフコーチ
<パヤノ獲得の理由について説明>
「うちの中継ぎ左腕でボールが速いのは
(高橋)聡文しかいない。だからパヤノを獲った」
中スポ

◇マキシモ・ネルソン
<パヤノとともにドミニカ共和国から中部国際空港へ来日。
2年目の飛躍に自信を見せる>
「昨年はなにも知らずに日本に来たけど、
今年はやらなきゃいけないことがわかっている」

<今オフはドミニカのウインターリーグに参加し、
スライダーやカーブの精度を磨いてきたという。
荒削りな右腕がどう『化けた』のかが楽しみ>
「今の状態もいいし、今年も頑張るよ」
(中スポ)


この日のナゴヤからの話題としては、
ドミニカ出身の4選手が中部国際空港へ来日。
新外国人選手となるトニ・ブランコネルソン・パヤノが、
ついに日本の報道陣の前に姿を見せました。

その中からまずは、今朝の東京中日1面を飾ったブランコ
ポスト・ウッズの期待のかかる内野手ですが、
顔は公式サイトでのWANTED的なフォトとほとんど同じ。
思わずニヤついてしまいましたが、
なかなか粋ないでだちで、第一印象的にはヨシという感じですね。

中部国際空港に詰めかけた報道陣には、
持ち前のパワーをアピールして、ホームラン30発を宣言。
おそらく一塁を任されることになりますが、
本人も「希望はファースト」とコメント。
さらに「できれば4番、5番を打ちたい」との意気込みましたが、
そのためにまずは、キャンプなどで日本野球に慣れること。
そしてオープン戦である程度の結果を出すことでしょうね。
ここ数年は主に2Aでの出場が多い28歳ですが、
日本野球への対応次第では、主砲が抜けた今季、
クリーンアップの一角に名を連ねてくるかも。
まあまだベールを脱いだわけではありませんし、期待過多は禁物
それでも「タイロンのようになりたいんだ」という目標に
少しでも近づける選手であることを願いたいところです。


こちらはパヤノ。一方、こちらはドイツ経由の
長旅の末、来日。
中継ぎ左腕としての
期待がかかるパヤノですが、
いきなり「できちゃった結婚」
告白してしまうなど、
けっこう陽気な選手のようですね。
「MAX160キロ出せる」といった
嘘だかほんとだかの発言もなかったですし、
少なくとも昨春時点でのネルソンみたいなことはないはず。
日本野球については、知識こそないながらも
「リリーフをやるつもりで日本に来た」意識漬けはしっかり。
スライダーと150キロオーバーのストレートが武器のパヤノ
シーズン佳境の9月ごろに第一子が産まれるそうですが、
ジャパニーズドリームとお子さんと
ダブルで掴めるよう、ドラゴンズで頑張ってほしいです。

なお、2年目を迎えるネルソンと、デラロサもこの日来日。
こちらに関しては、環境に慣れたうえでのさらなる進化に期待。
デラロサはもう少し打率を上げてほしいですし、
ネルソンに関しては、長身ならではの投球を見せてほしいところ。
あす30日にキャンプ地の沖縄に入る予定ですが、
4人のドミニカンの健闘を祈っています。


◇朝倉健太
<沖縄での初ブルペンとなったが、
捕手を立たせての投球はわずか11球でやめ、
いきなり捕手を座らせ、さらに13球。
豪州・ゴールドコーストで体づくりはしてきたが、
捕手を座らせての本格投球は今年初めて。
これまでは多くの日本人投手と同じように、
捕手を立たせて肩をつくっていったのだが、今年は変えた>
「これまでは捕手に立ってもらって投げていたけど、
今年から変えてみようと思ったんです。
同じ投げるのなら、捕手に座ってもらって投げようと。
高めにいってもいいから、座ってもらった方がいいと考えたので」

<日本では、ほとんどの投手が初ブルペンでは捕手を立たせ、
数日間かけ、徐々にミットの高さを下げ、最終的に座らせる。
この日の北谷もほとんどの投手が捕手を立たせたが、この過程をカット。
すぐに座らせるのは米国などでは逆に主流。
そして最初から低めに投げ続けることで、
低めへの意識付けも早くなる上、仕上がるステップも短縮できるが>
「(ゲームで)投げろと言われたときに
投げられるようにしておかないといけないですから」
中スポ

◇長峰昌司
<ブルペンで捕手を座らせ、速球にカーブを織り交ぜ23球。
ナゴヤでも捕手を座らせていたが、アクセル全開でのキャンプ突入を宣言>
「名古屋より力を入れた。
投げ込めるときにいっておかないと(アピールにつながらない)」
(中スポ)

◇金剛弘樹
<5年目右腕が沖縄では初のブルペン入り。
立ち投げ40球の後、『最後10球』と捕手を座らせたが、
直球の伸びに気をよくして、予定より2球余分に投げ込む。
好調な仕上がりに笑顔がこぼれる>
「(体の)バランス重視で投げましたが、球もいってました。
調整過程は計画通り。キャンプの第1クールの終わりくらいに
紅白戦はあると思う。そのあたりで結果が出せるよう焦点を合わせたい」
(中スポ)

◇チェン・ウェイン
<左ひじに不安を抱えていたが、
昨年の秋季練習以来となるブルペン投球を行う。
捕手を立たせたまま約30球。自主トレは慎重に仕上げていく>
「だいぶ良くなったと思いました。
ゆっくりゆっくり、球数も少しずつ増やしていきながら、
キャンプインからはしっかり投げられるようにしたい」
(中スポ)

◇浅尾拓也
<ものもらいで沖縄入りが1日遅れたが、合同自主トレに合流。
もっと暑いグアムですでに体をほぐしてきた。
寒い名古屋で2日間過ごし眼科へ行き、すぐに沖縄組に合流>
「体は何も問題ないので大丈夫です。暖かい所は動きやすいですね」
(中スポ)


◇小山桂司
<沖縄合同自主トレで北谷組に参加。
捕手は谷繁という絶対的存在がいるものの、2,3番手争いはし烈。
売り物は50メートル5秒8の俊足。もちろん捕手の生命線の
強肩も自慢だが、出せるものはすべて出し切る考え>
「足(の速さ)はほかの人にないところ。代走でも使ってもらえれば」

<昨秋移籍したばかりだけに、主力投手の特徴を覚えることは急務。
この日はブルペンで長峰の速球とカーブを受ける。
『1軍候補生』に囲まれるのは願ったり叶ったり>
「少しでもたくさんの投手を受けて、手の内に入れたいと思います」
(中スポ)

◇野本圭(ドラフト1位)
<前日はフリー打撃で広角に打ち分けるシュアな打撃を披露したが、
この日も丁寧に打ち分けながら、右へサク越えを4発とパンチ力も。
気を引き締めるが、サク越えの数は北谷では森野の6本に次ぐ2番目>
「先輩方に優しくしていただいているので何とかやれています。
でもまだキャンプが始まったワケではないですから」
(中スポ)


◆佐藤充
<読谷球場のブルペンでバランスを確認しながら、
マウンド後方の上り傾斜を利用して40球を投げ込む>
「この練習がしたくて、これまでブルペンを控えていたんです。
ナゴヤ球場には(後方に上り坂がない)普通のブルペンしかないですから」

<オフに入っても100球を超える投げ込みを連日行い、
フォームを固めてきた過去とは、一線を画す調整法。
一般的にブルペンは、マウンドと異なり下り坂しかないことが多いが、
読谷球場には1カ所だけ、後方に上り傾斜がついたブルペンがある。
ずっと狙っていたブルペンで、理にかなったフォームを確認したかったという>
「バランスを確認しやすいんです。
しっかりした投球フォームを固めてから
ブルペンに入らないと、意味がないですから」

<投球だけでなく、走り方も基本を意識。
トレーニングコーチらの指導を仰ぎ、
足を少し高く上げることを心がけている>
「(右ひざを)かばうような走り方で、
別のところを痛めてしまってもいけませんからね。
自分では正しい走り方のつもりだったんですけど、
引きずっていたみたいです」

<復活のための基礎工事は着々と進んでいる。目を輝かせて>
「きょうは40球くらいだったんですけど、感触はよかった。
キャンプでは、シーズンでちゃんと投げられると
いうところを見せていきたいですね」
中スポ

◆齊藤信介
<読谷球場で2日連続のブルペン入り。
捕手を座らせ、変化球を交えて約40球の投球だったが涼しい顔で>
「キャッチボールみたいなものです。変化球? 遊びですよ」
(中スポ)

◆鈴木義広
<この時期、見違える思いで選手を見ることがよくある。
横にガッチリしたり、日焼けしたり、たくましく感じることは多いが、
横だけでなく、縦にも大きくなったと感じたのがこの投手。
今26歳、背が伸びるなんてことはないはずだが>
「そうなんですよ。身長が伸びていたんです。
去年は188.1センチだったんですけど、今年は189センチになっていたんですよ」
(中スポ<ドラ番記者>


◆仲宗根社長(FMよみたん)
<昨年11月に開局したばかりの地元FM局
『FMよみたん』(78.6メガヘルツ)に
中日の応援番組が制作されることが明らかになったが、意図を説明>
「せっかく読谷でキャンプをしているのに、村民の中で知らない人が多い。
ぜひ知ってもらいたい、みんなで応援したいという思いから
球団の方と相談して番組を作ることになりました」

<予定では毎週金曜日の午後2時から1時間、
キャンプの模様を伝えることになる。
パーソナリティーは地元出身で中日ファンの女性が務め、
選手へのインタビュー、さらには球団関係者を
ゲストとして招くなどで番組を構成するという。
応援番組は2月6日に始まって13、20、27日の計4回の予定>
「(1軍キャンプ地の)北谷でも聞けるので、
応援に来た中日ファンの方にもレンタカーの中などで聞いてもらいたい」
中スポ

◆平田良介
<この日、練習後に読谷村役場の隣の
読谷村文化センター内にあるFMよみたんスタジオに立ち寄る。
同局からさっそく出演を依頼され、快諾>
「こういうFM局があるなら協力したい。
読谷はボクが初めてキャンプした場所。のどかですごく好きなんです」
中スポ

◆塚本トレーニングコーチ
<読谷球場に隣接する健康増進センターにある
20メートルの温水プールの利用について>
「秋のキャンプのように全体でプールトレというのは考えていませんが、
リハビリの一環として利用する可能性はあると思います」
(中スポ)

◆山内事務長(健康増進センター)
<昨年4月オープンの施設側は選手の利用を歓迎。全面協力を約束>
「どんどん使ってもらいたい。
月曜日はメンテナンスの日ですが、
必要ならば2、3時間、開けることも考えています」
(中スポ)

◇若狭営業部課長
<前日から選手をサポートしているスタッフの
ジャンパーにあるロゴは何と『ゴーヤー・ドアラ』。
沖縄の名産であるゴーヤーとドアラをミックスしたデザイン。
これらを販売する予定はなく、スタッフだけのお宝グッズだが、
球団サイドがこのキモかわいいデザインに注目。
今後、Tシャツやタオルなどを限定販売する可能性はありそう>
「スタッフが着ている同じモノを売ることはないですが、
このロゴを使った商品の販売は検討しています」
中スポ

◇表敬訪問(中スポ)
(合同自主トレ中の荒木選手会長がこの日、
北谷町役場の野国町長と読谷村役場の比嘉教育長を表敬訪問した)

◆チケット発売日、入場料金、購入方法他を公開(公式サイト)
◆今季の入場券発売要項発表(中スポ)
中日はこの日、今季のナゴヤドーム主催試合
(オープン戦、レギュラーシーズン)の入場券募集要項を発表。
入場料金は、昨年から据え置きで、全席指定
今季からはe+(イープラス)で購入した場合、『座席選択』が可能となった。
また昨年までは電話とファクスのみだった
グループ観戦(8枚から29枚まで)の受付方法にWEB受付が追加。
今年度のオープン戦の発売日は、2月21日(土)。
レギュラーシーズンの発売日は3月7日から
8月8日までの隔週土曜日に、2カードごと(8月8日のみ3カード)発売。
チケット発売日一覧は、こちら


一方、沖縄での選手会合同自主トレは2日目。
最高気温23.5℃のなか、初日同様、
北谷、読谷でそれぞれ汗を流したそうですが、
北谷組では投手陣がぞくぞくとブルペン入りを果たしたもよう。
↑の朝倉、長峰、金剛、チェンをはじめ、
清水昭信、川井、赤坂なども投球練習を行いました。
ラジオ情報では、調整順調の金剛が、
「キャンプでは『うわっ金剛スゲエな』と言われるようなアピールをしたい」
とコメントしたそうですが、勝負の5年目、
ほんとにスゲエなと言わせてほしいなと。

それはさておき、この日周囲の目をさらったのが、
沖縄で初ブルペンとなった朝倉
これまでの初投げのパターンなら、
まずは「捕手を立たせて○○球」といったところなのですが、
今季の背番号14はその意識をチェンジ
キャッチボールもそこそこに、
いきなり捕手を座らせて、13球を投げ込んだとのこと。
メジャーでは主流となっているという座らせての調整法ですが、
「今までの概念を覆すようなつもりでやってみた」と語った朝倉
オーストラリアである程度、カタチを作ってきたからこそ
できることでもありますが、巻き返しのために、
意識を変えていることを示した「初投げ」となりました。


読谷の佐藤充のブルペンも同様ですが、
意識を変えて、新たな調整方法に取り組むことは、
プロの投手としては、悪いことではないと思います。
それによって、成果が出るかはわかりませんが、
出たならば、これからのスタンダードにしていけばいいですし、
ダメなら元に戻せばいい
それよりも現状で、自分が何をすべきか
やるべきことを踏まえている姿勢に頼もしさを感じました。
他の投手の口ぶりからもキャンプ第1クールなど
早い時期での実戦形式の登板があるようにも思えます。
エースが抜け、例年以上の競争になると思われる今季の投手陣
朝倉、佐藤充にはその中で
しっかりと結果を出せる投手になってほしい。
2投手のリベンジへの道のり、注目していきたいです。


その他の話題としては、おなじみ北谷レポさんから
読谷での新人の基礎トレーニングの動画が。
メディシンボールなどの器具の使い方の説明を
トレーニングコーチから聞いて、練習に取り組んでいるものの、
まだまだ初々しい部分も多々見られますね。
平田、齊藤、西川、谷ら慣れている
先輩たちの動きとの対比が、とても面白く感じました。
また新人たちの中で異色に見えたのが、育成ドラフト1位の加藤
まさに「新人です!」というくりくり坊主頭は、気合十分!
将来はぜひとも小田軍団に入ってほしいなと。
さらに中スポにも載っていた『ゴーヤードアラ』のイラストは、こちら
「Amazonメーター:どっちが売れてる? ドアラ vs つば九郎」では、
つば九郎とどっこいどっこいのドアラ先生
しかし沖縄の地では、しっかり存在感を示しているようです。

2009年1月28日 (水)

ドラゴンズ選手会沖縄合同自主トレスタート。

いよいよキャンプインまであと4日
ドラゴンズの選手会主催の第2次合同自主トレが、
この日キャンプ地である北谷、読谷両球場で始まりました。
ナゴヤよりも10℃以上も高いという
暖かな陽気のなか、ナインの動きは快調そのもの。
北谷組、読谷組それぞれからの始動の話題を紹介します。

ドラゴンズトピックス(27日)

◇沖縄合同自主トレ・北谷組メンバー(27日)
【投 手】  金剛、清水昭信、朝倉、川井、吉見、中田、
       チェン、山内、岩田、(浅尾)、小笠原、
       佐藤亮太、赤坂、久本、高橋、長峰

【捕 手】  前田、小田、小山
【内野手】 荒木、新井、森野、岩﨑達郎、澤井、福田
【外野手】 藤井、野本、中川、小池、中村一生
(以上29選手・浅尾は28日から合流、中スポ・背番号順)


◇野本圭(ドラフト1位)
<沖縄合同自主トレ初日のこの日、
北谷球場でプロ入り初のフリー打撃を行い、
右へ左への広角打法で巧打者ぶりを発揮。
右の打撃投手からライナー性の当たりを量産。
右翼最上段へ一直線、約120メートル先の看板に
ぶち当てた1本のサク越えも。この日の打率.393。
最後は右翼への安打性の当たりで29スイングを終えて>
「サク越えは一切意識していません。
センター中心に意識しましたが、
できるだけ右、左に打てるよう心がけました」

<その後、先輩野手がフリー打撃を始めると、
まずは中堅の守備位置へ。
開幕スタメンを目指すポジションから森野の打球を見つめ感激>
「プロのフリー打撃を同じグラウンドの高さから
見せていただくのは初めてで、感激しました。
(森野さんは)打球の伸びも高さもすごかったです」

<気温の高い沖縄で調整のピッチも一気に上昇。
初々しい一面も見せて>
「気分は最高です。今日は疲れました」

<また金メダリストへの弟子入りを志願。
2月中旬から女子ソフトボールのルネサス高崎も
同地で合宿予定と聞き、北京五輪で日本を金メダルに導いた
上野由岐子投手らから世界一のメンタリティーを吸収する構え>
「僕もソフトをやってましたから興味はあります」

<実は全くの初対面ではない。
06年に野球日本代表としてドーハ・アジア大会に参加>
「球場が(ソフトボールと)一緒だったんで
ソフトの代表が応援に来てくれた。
僕のことは覚えてないと思いますけど…」

<1、2軍の振り分けはあくまで暫定。
それでも新人では岩田と2人だけが北谷スタート。自らを鼓舞して>
「光栄です。サブグラウンドも陸上競技場も
すぐ隣にあるすばらしい環境に感激しています。
今はなんとかみなさんについて行こうと必死ですが、
必ず自分をアピールする時が来る。
まずはけがをしないようにしっかりキャンプを乗り切りたい」
中スポスポーツ報知


◇中川裕貴
<1軍経験のある選手ばかりが集まった北谷組に参加。
キャンプ振り分けは31日のスタッフ会議後だが、
ハードだった昨年の秋季練習をケガなく完走し、
キャンプでも北谷スタートが濃厚。大チャンスにその目は一点。
今まで発揮できなかった能力のアピールに注ぐ>
「これまでケガばかりしていて、
今ここに(選手として)残してもらっているだけでありがたいこと。
どんどんアピールするだけです。
ゲームもあるようなので、そこで結果を出したい」
中スポ

◇福田永将
<高卒3年目が1軍北谷組に暫定抜てき。
捕手から一塁にコンバートされて2年目、
1軍出場すらないが、ウッズ、中村紀洋が相次いで退団し、
一塁のチャンス到来。抜てきは期待の表れ>
「とにかく食らい付いていくだけです。
まず自分の力を出すこと。
守備は人並み以下なので打撃でアピールしたい」
中スポ

◇赤坂和幸
<高卒2年目右腕も1軍自主トレ組に暫定抜てきされる。
新人だった昨春は右肩痛もあって1軍組の北谷には
一度も昇格することがなかった。
初の1軍キャンプを目指して入念に体を仕上げる>
「まだ北谷組と決まったわけではないと思うので、
1軍に残れるようにがんばりたい。ここまでは順調に来ています」
(中スポ)

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<新人投手で唯一、主力の北谷組に交じっての自主トレ。
投手と野手に別れてからはサブグラウンドで
投内連係を確認するノックを受けて>
「ものすごく調子よくて、キャッチボールの相手の
ミットの音にもびっくりしています」

<もっとも先輩たちが次々とブルペン入りする中、
この日は自重。手綱を締めて調整していく>
「ブルペン入りしたくなりますが、
飛ばしすぎてはけがをすると思う。
自主トレ期間中は入るかどうか分かりません」
(中スポ)


◇小笠原孝
<国内では今年初となるブルペン投球を北谷で行う。
捕手を立たせたまま約30球。
オーストラリア・ゴールドコーストでの自主トレでは、
すでにフリー打撃登板までステップを進めている。
この日のブルペンでも力強い投球を見せ、調整は順調。
ハイピッチの調整は自身の厳格な自己評価にある>
「これまでと一緒です。ゆっくり仕上げようとは思っていない。
でも、飛ばしすぎないように気を付けながらやっていきます」
(中スポ)

◇中田賢一
<今年の国内初ブルペン投球を行う。
捕手を立たせたまま56球、力強い球を投げ込み、涼しい顔。
グアムでは100球ほどの投球練習や
打者相手のフリー打撃登板も。仕上がりは順調>
「向こうで100球くらい投げているので、全然問題ないです」
(中スポ)

◇久本祐一
<昨年は左前腕を痛めていたが、ブルペンで入念なフォームチェック。
全体練習のあと、一緒にブルペン入りした清水昭信に
ひじや手の形を見てもらい、出どころの見づらいフォームを模索>
「これまでのフォームと、より(腕の振りが)小さめのフォームを試しています。
肩やひじへの負担が少なくて、球の出どころが見にくい形を工夫しています」

<復活にかけるシーズンを北谷からスタートさせ>
「1軍の感覚を取り戻すために
こっち(北谷)で過ごして、開幕から1軍に入りたい」
(中スポ)


◇荒木雅博
<これまでは痛めていた左肩に負担を与えないように
ノックは封印していたが、温暖な沖縄で計画通り、
ノックを解禁し、ゴロ捕球を開始。
沖縄では自然と体も動くが、錯覚しないよう慎重に仕上げていく>
「まだこわごわですが、徐々にやってきたいです。
やっぱり暖かいのはいいですね。
でも、(日本の季節的には)冬ですから。気を付けながらやっていきたい」
中スポ

◇森野将彦
<今季初のフリー打撃を披露し、右の打撃投手から35スイング。
序盤は外野手前の打球が多かったが、
徐々にエンジンがかかり、終盤は立て続けに右翼へ。
最前列、中段、最上段と3本のサク越えを放つ。好調な滑り出しに>
「(バットの調子は)そこそこです。
サク越え3本? 十分でしょう」
(中スポ)

◇浅尾拓也
<左目のものもらいで沖縄入りが遅れていたが
この日、恩納村内の宿舎に到着。
きょう28日からは北谷組の一員として練習に参加する。
思わぬ『出遅れ』に苦笑いを浮かべて>
「眼科に行かないといけなかったんで、
1日遅れてしまいました。もう大丈夫です」
中スポ


◆沖縄合同自主トレ・読谷組メンバー(27日)
【投 手】 佐藤充、伊藤準規、鈴木、山井、平井、高島、
       齊藤、菊地、樋口、河原、小熊、小林正人、中里

【捕 手】  清水将海、小川
【内野手】 堂上直倫、谷、岩﨑恭平、西川、柳田
【外野手】 平田、英智、中村公治、井藤真吾、堂上剛裕
       加藤(育成)、小林高也(育成)
(以上27選手、中スポ・背番号順)


◆平田良介
<昨秋キャンプでリタイアしたため、
キャンプ2軍スタートが決まっているが、元気はつらつ。
読谷球場でのフリー打撃でサク越えを連発し、
持ち前の長打力を見せつける。
逆風をまんまと跳ね返し、打球を右翼上空の防球ネットへ4発。
バックスクリーンの上部を直撃する、推定140メートル弾も
今年初のフリー打撃で37スイング中6本塁打を放ち>
「きょうはセンター返しを心がけて打ちました。
体を開かないようにすることも意識しました。
最初ですし、まずまずでしたね」

<今オフ、大阪桐蔭高の先輩である
千葉ロッテ・西岡のもとで、自主トレを積む。
西岡の勧めもあり、ウエートトレーニングで体全体を鍛え抜いて>
「僕は体が小さかったんですけど、体重が増えました。
秋に82キロだったのが86キロです。
人生で一番重いですね。筋肉か脂肪かはわかりませんけど」

<西岡には広角に打つことの重要性も説かれたという。
この日のサク越えは左が1本、中堅が1本、右が4本。
先輩の教えを見事に体現して>
「前から自分でも意識はしていましたけど、そう言われましたね」

<中堅争いは混迷を極めている。
アベレージヒッターや好守を売りにしているライバルが多い中、
長打力はアピールポイントになりそう>
「センターが空いている今年はチャンス。何とかしたいんです」
中スポ

◆岩﨑恭平(ドラフト3位)
<読谷球場でフリー打撃を行い、左右に打ち分け快音を連発。
即戦力内野手の売りは俊足と絶妙なバットコントロール。
2軍スタートが濃厚だが、結果を残してアピールしていきたい>
「今日はミートを心がけて打ちました。気持ちよかったですね」
(中スポ)

◆山井大介
<右ひじ痛からの復活を目指すが、
読谷球場のブルペンで捕手を立たせて約30球。
どうやら2軍スタートだが、焦りの色はなく今後はじっくり調整していく>
「(鳥取のスポーツジムの)ワールドウィングで
いい状態になったんで、それを意識して投げています。
これから状態をあげていきたい」
(中スポ)

◆河原純一
<1年間の浪人生活から復活を目指すが、
読谷での合同自主トレをスタート。
キャッチボールなどで汗を流すと、
2軍でじっくり調整していくことを明かして>
「ゆっくりすることもなく、急ぐこともなく調整していきたい。
肩はオフの間も投げていたからできています。
(1軍から)呼ばれた時にしっかり投げられる状態をつくりたい」

<右ひざの故障もあって、
万全の状態でキャンプを迎えるのは05年以来。
人生初の沖縄でセットアッパー候補は意欲を燃やして>
「沖縄に来たのは生まれて初めてなんですが、
こんなに暖かいとは…。ペースを上げられそう」
(中スポ)


◇岩瀬仁紀
<ナゴヤ球場で自主トレ中の守護神に思わぬ悩みが発生。
春季キャンプ中の余暇の過ごし方を尋ねられると、
困った表情を見せて、首をひねる>
「憲伸がいなくなっちゃったからね。
憲伸がいないのは寂しいよ…。
リラックス時間をどう過ごすか、ちょっと考えないとね」

<公私で仲が良かった川上がブレーブスに移籍。
昨年までの春季キャンプでは、部屋で
川上が持ち込んだDVDを一緒を鑑賞するなど
オフはともに過ごすことが多かった。
話し相手がいなくなってしまった寂しさに加えて>
「でも、見たいDVDも特にないんだよなあ。
(現在は)ハマッているDVDとかもないんだよね」

<今季に向けた新しい球種については、開幕までの習得に自信>
「沈む系か(打者から)逃げる系。
投球の幅が広がるし、野球が楽になる」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇山本昌
<岩瀬とともに名古屋に残って自主トレを続け、
この日は一緒にキャッチボールやランニングをこなす。
常に何か話しながら練習しているが、その内容は腕の振り出し方、
右足に体重をためた後の動き出し方など、投球フォームに関するもののよう。
既に極めていると思われる両者だが>
「僕も通った道だけど、岩瀬はいろいろ悩めるお年ごろなんですよ」。
(中スポ<ドラ番記者>


◇井端弘和
<自身が大会会長を務め、昨年11月に決勝が行われた
『第3回井端弘和杯学童野球大会』の表彰式に参加。
優勝の池上本町少年野球部をはじめ、学童選手たちを表彰。
この日は12月に結婚した明子夫人とともに
母校の川崎市立川中島小を訪れた後の会場入り。
憧れと緊張の表情を見せる選手たちにメッセージを贈り>
「6年生の選手たちは間もなく中学。
苦しいことや厳しいことも多くなると思うけど、
みんなで力を合わせて戦った、
この大会のことを忘れずに頑張ってほしいと思います」
(中スポ)

◆中日の捕手構想に暗雲、田中が故障(ニッカン)
ポスト谷繁の座を狙う3年目・田中
2月1日からの沖縄キャンプに参加しないことが判明。
関係者は「名古屋に残ることになるでしょう」と説明。
右肩を痛めているとみられ、キャンプ合流のメドも立っていないもよう)


◆元広島のアレックス、レッドソックスのコーチ補佐に(読売新聞)
(米大リーグのレッドソックスは27日、
昨季まで広島に所属していたアレックス・オチョア
コーチ補佐としてスタッフに加えたと発表した。
メッツやツインズなどを経て、2003年から
中日広島で外野手としてプレーした)

◆『ドアラのへや』・『つば九郎のおなか』の書店予約を開始
(PHP研究所)
◆つばくろうにはまけないよ 
ドアラ書き下ろし本第2弾 今日から予約開始
(中スポ)
ドアラと東京ヤクルトのマスコット・つば九郎
出版対決の前哨戦がきょう28日からスタート。
『ドアラのへや』『つば九郎のおなか』
(PHP研究所発行・3月2日同時発売)の予約受付が
同日から始まり、通販サイトamazon.co.jpは
特設ページで両雄の予約数を一目で分かるようにするという。
一足早く始まる直接対決。年末年始も休むことなく
イベントに出まくったドアラは疲労感を漂わせながらも、
「意地でも負けられねえ」と強気に言い放った)

◆Amazonメーター:どっちが売れてる? ドアラ vs つば九郎
◆【予約】 ドアラのへや(楽天ブックス)
◆【予約】 つば九郎のおなか(楽天ブックス)
◆ドアラのへや かくていしんこくむずかしい(セブンアンドワイ)

ドアラのへや
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PHP研究所

◆巨人戦のデーゲーム増加=セ・リーグ公式戦日程-プロ野球
(時事通信)
◆ナイター3試合で開幕 セが詳細日程を発表(共同通信社)
(プロ野球セ・リーグはこの日、
今季公式戦の試合開始時間が入った詳細日程と、
日本シリーズの出場権を争うクライマックスシリーズ(CS)の日程を発表。
開幕はパ・リーグと同じ4月3日で、中日-横浜(ナゴヤドーム)、
巨人-広島(東京ドーム)、阪神-東京ヤクルト(京セラドーム大阪)が
すべて午後6時開始で行われる。
CSは昨年同様の方式で、第1ステージ(2位-3位)は10月17日開幕、
第2ステージ(2、3位の勝者-1位)は21日開幕となった。
各チームの試合数は144試合で、リーグ戦120試合、交流戦24試合。
公式戦で巨人が主催試合のデーゲームを昨年の10から17と大幅に増やし、
神宮の東京ヤクルト戦は午後6時20分から午後6時開始に繰り上げられた。
未発表の7試合(横浜-中日1試合など)は8月下旬に発表される。

ちなみにドラゴンズの公式戦詳細日程はこちらから↓
公式サイト 一軍試合日程・結果


ちばりよー(がんばれ)!午前9時45分、
主力組の29選手が
北谷公園野球場に到着。
地元からの歓迎セレモニーなどが
行われたあと、
10時前ごろからランニング、アップなどを開始。
その後、キャッチボール、4カ所ノックなどをこなし、
午後は陸上競技場、サブグラウンド、そして屋内など
さまざな施設を利用してのトレーニング。
野手陣は、ベースランニング、フリー打撃、ティー打撃などを。
また投手陣はブルペンに入るもの、ゴロ捕、投内連係を行うもの、
さらに遠投などで肩づくりを行うものとさまざま。
まあ首脳陣もまだ沖縄入りしていないこともありますが、
体感温度20℃以上と暖かい沖縄の気候もあいまってか、
ジャージ姿の選手たちは比較的和気藹々のムード。
それでもこの日の天気のように快調なスタートが切れたようです。


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
沖縄キャンプといえば、やはりこの方!
おなじみ北谷キャンプ現地レポさん
『中日ドラゴンズ 自主トレ 2009』も本格的にスタート。
本年もお世話になりますので、よろしくお願いします。

その北谷レポさんの「1/27 自主トレ @北谷球場」に
この日の北谷組の様子がレポートされていますが、
北谷組を率いた荒木選手会長は、別メニューだったようですね。
動画でも、他のナインと離れてのダッシュなどがありましたが、
それでも遠投ありのキャッチボールのほか、
ノックをついに解禁したり、バットを軽く握ったりと
プラン通りの調整は進んでいるようです。

また森野副会長は、今年初の屋外フリー打撃
6割ほどの力ながらも、35スイングでサク越え3本
夕方の地元ニュースなどでも映っていましたが、
4番候補、まずは好調な滑り出しという感じでしょう。

さらに投手陣では、中田、小笠原、山内らがブルペン投球。
動画では捕手を座らせているかはわかりませんでしたが、
立たせての30球(小笠原)、56球(中田)だったようですね。
中田「ボールのキレと軌道を気にして投げていた」そうですが、
これも思った以上に沖縄が暖かかったからでしょうか。
それでも小笠原はオーストラリアで、中田もグアムで
すでに打撃投手としての登板などステップを踏んでいるよう。
ともにハイピッチ気味ながら、調整は順調のようです。


ところで今朝の中スポによると、
今年は自主トレの時点から1軍扱いの北谷組
2軍の読谷組と完全に振り分けているようで。
例年までなら、練習こそ2組に分かれたものの、
北谷と読谷を1日ずつ交代で使うなど格差がなかったのに対し、
今年の合同自主トレはこの組分けのまま行われるとのこと。
↑に北谷組、読谷組のメンバーをそれぞれ紹介しましたが、
これらの決定は、秋季練習の結果を踏まえた
首脳陣の判断も反映されての指示があったと推測できそうです。

確かにメンバーの組分けを見てみると、
秋季練習を故障リタイアした平田、英智、谷、柳田ら読谷組
対して中川、福田、岩﨑達郎、山内、赤坂ら
そして新人からは野本、岩田北谷組暫定抜てきされました。
まあ最終的なキャンプの1、2軍振り分けは
コーチ陣視察後の31日のスタッフ会議を経て決定しますが、
基本的には今回の振り分けがベースとなりそう。
自分的には、山内赤坂の抜てきが意外でしたが、
初の北谷スタート、必死に取り組んでほしいと願います。

その一方でこの日の読谷でサク越えを連発した平田は、
読谷スタートではありますが、体力があると認められたうえ、
昨季のようなアピールができれば、
早い時期にも昇格してくるのではないでしょうか。
またルーキー野手ではただ1人北谷組の野本
プロ入り初となったこの日の屋外フリー打撃では、
29スイング中、サク越え1本含むヒット性11本
それでも大振りせず、あえて広角に打ち分けたところは、
キャンプでも大きなアピールとなってきそう。
1、2軍の入れ替えが頻繁に行われるという今年のキャンプ。
スタート地点は違えども、これらのレギュラー争い
楽しみにしたいところです。


その他の話題からは、ナゴヤ球場では
残留組岩瀬昌さんが一緒に自主トレ。
その中でセンチメンタル気味だったのは、守護神・岩瀬
大の仲良しだった憲伸のブレーブス移籍により、
このキャンプのオフタイムは、独りぼっちになってしまうようで…。
ドラゴンズナインのみなさん、どなたか沖縄の地で、
岩瀬くんお友達になってあげてください!

また、今季3年目を迎える捕手の田中
沖縄自主トレメンバーの中にも現状入っていないのですが、
ラジオ情報、さらに今朝のニッカンによると、
1月上旬に右肩を痛めてしまい、現在リハビリ中
しかしキャンプ合流のメドも立っていないそうです。
ポスト谷繁への期待が大きいだけに、本人にとっても
『大ちゃんス』を逃すのは痛いですが、早い回復が望まれます。

2009年1月27日 (火)

荒木森野朝倉野本、竜戦士キャンプ地沖縄入り。

いよいよ沖縄キャンプまであと5日
この日、荒木、森野らをはじめとした
ドラゴンズ56選手がキャンプ地である沖縄に入りました。
今後は現地での第2次選手会合同自主トレを経て、
2月1日から北谷、読谷の両球場でキャンプイン。
第1陣として到着した竜戦士の様子を集めましたので、紹介します。

ドラゴンズトピックス(26日)

◇荒木雅博選手会長
<合同自主トレのため、他の55選手とともに
空路で春季キャンプ地の沖縄入り。
沖縄県恩納村の宿舎で花束を受け取り>
「気を引き締めてけがをしないように。
充実したキャンプを送りたい」

<左肩関節唇の損傷でリハビリに専念中だが、
完全復帰へのプランを披露。
一時は開幕出場すら危ぶまれたが、選手会長に不安はなさそう>
「実戦ですか。そうですね。
寒いところはよくないんで、ドームでと考えています。
現状では3月上旬にあるナゴヤドームの最後。
(3月)7、8(日)の日本ハム戦ですかね。
状態次第でもっと早く復帰できるかもしれないですけどね」

<沖縄での合同自主トレ初日となる
きょう27日にはノックを解禁。
2月上旬にはバットを握る予定だが、
本格的な打撃練習は第3クールが始まる17日を予定。
そこから感覚を取り戻して、3月上旬の実戦復帰へ>
「状態はいいですよ。
おそらく無理すれば、いまでも守備も打撃も何でもできる状態。
打つのも守るのも我慢しているから、いまはウズウズしている感じです。
暖かいところでペースアップしたい」

<選手宿舎には『マイ・超音波治療器』も持ち込んだ。
キャンプ序盤はグラウンドで下半身を鍛えて、自室でしっかりケア。
万全の状態を目指して過ごしていくという>
「いつでもできる方がいいからね」

<リハビリではあっても、下半身強化による
好影響という『ケガの功名』も期待できそう>
「打撃の不安? うーん、どうですかね。
下半身を鍛えて打撃にどう影響するか楽しみな面はあるんです」

<また選手会長がキャンプ見学に訪れるファンへのお願いを口に>
「ファンの方が来てくださるのはすごくうれしい。
でも練習中にサインを求められて、できるときはいいけど、
時間がなかったり疲れていると断ることがある。
みんなやろうという気持ちはあるんだけど、
その辺を理解してほしいんです」
中スポニッカン

◇森野将彦
<昨季左ふくらはぎを肉離れしたが、
昨年購入した治療器とともに沖縄入り。
グラウンドに出れば猛練習。ときにはやりたくなくても
落合監督の『地獄ノック』などハードなメニューが舞い込むが>
「ボクらにできることというのは体の手入れですから」
(中スポ)

◇藤井淳志
<合同自主トレのため、沖縄入り。
中部国際空港には出発時間の約2時間前、1番乗りするなどヤル気満々。
中堅手のレギュラー獲得に燃える意欲を見せつけて>
「まだ若い、若いと思っていたら、今年で28歳ですからね。
本当に何とかしたいんです」

<スイッチヒッターに再挑戦しているプロ4年目。
立浪兼任コーチの教えを仰いでいる。
今月中旬にグアムでの自主トレにも同行し、
腕を磨いてきた。日焼けで真っ黒な顔で>
「(黒さが)まだまだです」

<また今オフ、ナゴヤ球場の屋内練習場で
カブス・福留にも何度もアドバイスを受けた。
沖縄の宿舎にはDVDプレーヤーを持ち込み、
いつでも打撃を研究できる環境を整え、
振り込む量で一番になることにも意欲を>
「立浪さんや福留さんがせっかく僕に教えてくれたのだから、
結果を残したい。(教えられた)内容は言えませんけど。
振って振って、振りまくるしかないんです」
中スポ

◇新井良太
<ちょっぴり憂うつそうな顔を浮かべ、ドラ番記者にこう聞いてきた>
「記者の人も沖縄キャンプに行くのは嫌ですか?」

<理由ははっきりしている。とにかく練習時間が長い。
『山田前監督のときは4時くらいに終わったからね。
そのときはよかった』と昔を懐かしむ記者に対し>
「ボクはこの(練習時間が長い)キャンプしか知らない。
だからいいんでしょうね。頑張ります」
(中スポ<ドラ番記者>

◇朝倉健太
<合同自主トレのために沖縄入り。
キャンプを迎える自分に『降格』を言い渡す。
経験も実績も十分ある27歳が考える今の立場とは?>
「もう若いと言える年齢じゃなくなってきましたからね。
でも、ゆっくり仕上げてもいいという立場でもありません」

<リーダー格と言っていいだろうが、
悠然とスロー調整はできないという>
「去年や一昨年の方がゆっくりだったと思います。
早めにつくらなくても、
自分がシーズンでしっかり投げられるように仕上げることが
大事だと思っていましたから。今年は違います」

<ある程度の余裕を与えられた昨年の沖縄。
しかし今年は『特権』を返上、
若手と同格の第1陣登板メンバーとなることを自覚している>
「早めにつくっていきます。
(キャンプ序盤の)ゲームにも入ってくると思うし、
そこで結果を出して、アピールをしていかないといけない立場ですから」

<一昨年まで2年連続二ケタ勝利をマークし、投手陣の中核を担ったが、
昨季は3勝4敗。秋のCSでは復帰登板も果たしているが、強く自分を戒める>
「去年は何もやっていない」

<実績的に見ても十分に中堅のリーダー格。
それでも今の立場を若手扱いと認識して>
「まずオープン戦でしっかり結果を出してからです」
中スポ

◇小林正人
<沖縄への移動当日にも関わらず、
出発前にナゴヤ球場の屋内練習場で自主トレを行う。
ランニングやキャッチボールなどで約1時間。
異例ともいえる意欲的な調整を説明>
「きのう(25日)練習を休みましたからね。
2日連続になってしまうといけないので、動かしただけですよ」

<早い仕上がりで首脳陣にアピールを狙っている。
沖縄での合同自主トレでは>
「変化球を試していきたい」
(中スポ)


◇野本圭(ドラフト1位)
<ドラ1ルーキーは紺のスーツ、淡色のネクタイと、
昇竜館に入寮してから約2週間ぶりのスーツ姿。
少し緊張した面持ちで中部国際空港への電車に乗り込む。
初めてのキャンプに臨む表情を引き締めて>
「緊張感が高まってきた。
環境に早く慣れ、いい状態でキャンプを迎えたい」

<プロ初のキャンプで第一に心がけるのは身体のケア。
手荷物は小さめのキャリーバッグ1つ。
大半の荷物は別便で輸送済みだが、疲労をためないための秘策も打った。
駒大時代から愛飲し、疲労回復に効果がある
『水素水』(500ミリリットル)60本を
宿舎ホテルに持ち込み、キャンプでも継続使用する>
「沖縄にも送ってもらいます。
1日2本くらい水を飲んでドンドン振り込んでいきます。頑張ります」
中スポ中日新聞スポニチ名古屋

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<紺のスーツに水色のネクタイ姿。
小さめのキャリーバック1つで中部国際空港に現れた。
先輩たちの流れに乗って、
搭乗手続きを手早くすませ飛行機に乗り込む>
「沖縄は高校の修学旅行以来2度目です。
飛行機に乗るのもそれ以来かな」

<沖縄で野球漬けの1カ月を送る決意を示す。
10月日の入寮以来、練習後は毎日のように
エレキギターを手にしていたが、キャンプ中の1カ月間は封印>
「1人部屋ではないですし、さすがに沖縄には持ってこれないですよ。
沖縄には野球をしに来たわけですし、
プロの投手としての土台をしっかり作りたいと思ってます」

<12球団一ハードと言われるキャンプが待っているが、
リラックス法はすでに考えている。
休日はカラオケで気分転換するプランも披露>
「休日には体を休めて、
カラオケにでも行ってリフレッシュしようと思っています」

<キャンプは超スロー調整で臨むつもり。
高校2年秋に右ひじを故障。再発防止のためにも、
この時期は飛ばさないことを念頭に置いており、
ナゴヤ球場での自主トレでもノースロー。
沖縄でもコーチ陣に相談しながら、
徐々に体を仕上げていくことになりそう>
「キャッチボールや遠投から始めて、
第2、3クールあたりからブルペン入りしたいと思っています。
肩はすぐできるほうですし、開幕1軍よりも、
焦らず下半身を強化して、しっかり土台を作りたいです」
(中スポ、ニッカン

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<こちらは沖縄初体験。
明治大時代のキャンプ地は、春は静岡県沼津市、
夏は長野県といずれも本州。南国の気候は初めてとあって>
「初めての沖縄に不安はありますが、
暖かければ身体も動くと思います。がんばります」
(中スポ)

◇和田一浩
<若手があわただしく旅立ちの準備をしていた
この日の午前中、屋内練習場でマシン打撃の音を響かせる。
30分ほどじっくり走って体を温めた後、
マシン相手にひとしきり打ち込む。29日に沖縄入りの予定>
「これで、キャンプ前のナゴヤ球場での練習は最後です。
感触? マシンが相手だからね」
(中スポ)

◆今度のドアラの本の表紙が出来てきました! お久しぶりです。
(公式ブログ)
ドアラの本第2弾の表紙のデザインを公式ブログで発表。
著書第2弾のタイトルは『ドアラのへや かくていしんこくむずかしい』。
予定発行部数10000部、発売日3月2日、あす28日から予約開始)

◆『ドアラでWii』公式サイト(テラボックス)
◆ドアラがwiiソフトになった…中日(おおさか報知)
◆ドアラが“球界初”の快挙!今度はゲームに進出だ(スポニチ名古屋)
中日の球団マスコット・ドアラがプロデュースする
ゲームソフトがニンテンドーWiiで発売されることに。
タイトルは『ドアラでWii』(テラボックス)
税込4800円、4月2日発売予定。
ドアラの得意技、バク転を連続で決める「アクロバット」ゲームや、
打ち取るのではなく打たせる「接待ピッチング」ゲームなど、
ハチャメチャなキャラクターを前面に押し出した9種類のミニゲーム。
ゲームをやり込むほどにキモカワイイ動きが増えて
自分だけの動きも作れる「ドアラちゃんねる」など、魅力が詰まった作品。
プロ野球チームのマスコットを
ゲームのキャラクターとして売り出すのは史上初の珍事)

◆交流戦の詳細日程を発表 巨人-西武は宇都宮で開催(共同通信社)
◆ドラVSレオで開幕 交流戦日程発表(東京中日)
(日本野球機構はこの日、今季で5年目を迎える
『日本生命セ・パ交流戦』の開始時間を加えた詳細日程を発表。
5月19日に埼玉西武-中日(県営大宮)など
6試合のナイトゲームで開幕し、6月21日まで
各チーム24試合の144試合が行われ、1位チームに賞金5000万円、
1位チームから選出されるMVPに賞金200万円が
冠協賛社の日本生命から贈られる。
ちなみにドラゴンズ交流戦詳細日程はこちら↓
公式サイト 一軍試合日程・結果・5月6月


午後2時すぎに中部国際空港発の飛行機で出発し、
夕方5時ごろに春季キャンプが行われる
沖縄に移動したドラゴンズの選手たち。
ちなみにこの日、沖縄入りした選手は以下の通り↓

◇中日・沖縄入り第1陣メンバー(26日)
【投 手】 金剛、清水昭信、朝倉、佐藤充、川井、伊藤準規、
      吉見、中田、チェン、鈴木、岩田、山内、山井、平井、
      高島、齊藤、小笠原、菊地、佐藤亮太、赤坂、樋口、
      河原、久本、小熊、高橋、長峰、小林正人、中里

【捕 手】 前田、清水将海、小田、小川、小山
【内野手】 堂上直倫、荒木、新井、森野、谷、岩﨑恭平、
      西川、岩﨑達郎、澤井、柳田、福田

【外野手】 藤井、平田、英智、野本、中川、小池、
      中村一生、中村公治、井藤真吾、堂上剛裕、

       加藤(育成)、小林高也(育成)
(以上56選手、中スポ・背番号順)

◆中日・ナゴヤ他残留メンバー(26日現在)
【投 手】 岩瀬、山本昌、浅尾、パヤノ、ネルソン
【捕 手】 田中、谷繁
【内野手】 立浪、井端、ブランコ、デラロサ
【外野手】 和田、イ・ビョンギュ、井上
(以上14選手、ST調べ)


荒木選手会長、森野副会長をはじめ、
育成選手を含む総勢56選手
岩瀬、山本昌、立浪、井端、和田、谷繁など一部主力を除き、
大方の選手がこの日、沖縄入りを果たしたもよう。
現地入りしたナインは、宿舎こそ1軍が使う恩納村
2軍が使う読谷村と2つに一旦分かれましたが、
31日のスタッフ会議後、再び宿舎も振り分けられるとのこと。
今後はきょう27日から30日までの4日間、
北谷と読谷の2カ所の球場に分かれ、
第2次合同自主トレを行い、キャンプへ備えていきます。


いよいよ沖縄キャンプまであと5日
球春到来まであとわずかとなってきましたね。
今朝のスポーツ紙には、荒木選手会長のコメントをはじめ、
先発投手陣のリーダー格である朝倉
センターのレギュラー争いの有力候補・藤井
そして野本、伊藤準規ら初めてのプロのキャンプに臨む
ルーキーたちのコメントが載っていました。

その中からはまず、選手会長2年目となった荒木
やはり気になるのは、リハビリを進める左肩の状態
自主トレではランニング、キャッチボールこそ行っているものの、
守備、打撃練習などはまだまだの現状。
回復具合も含め、4.3の開幕まで果たして間に合うのか、
不安な部分があったりするのですが、
この日、荒木本人が明らかにした青写真では、
実戦復帰は、3月上旬のナゴヤドーム10連戦の後半になりそうとのこと。
きょうからの沖縄第2次合同自主トレでノックを解禁。
そしてキャンプ第3クールで打撃練習を開始。
その後は状態を見ながら、復帰を果たしていく構えです。

今年もよろしく。「打つのも守るのも我慢しているから、
いまはウズウズしている感じです」

ナゴヤ球場での自主トレでは
走り込む姿が多かった
荒木選手会長ですが、
温暖な南国の気候に触れ、
いよいよ本格的にペースアップしそう。
左肩の回復は自身が思ったよりも
順調に来ているそうで、
「おそらく無理すれば、
いまでも守備も打撃も何でもできる状態」
とのこと。
ただファンとしては、あくまで照準は開幕
くれぐれも無理しすぎない調整を心掛けてもらいたいですね。
もちろん本人もそれを承知のようで、
宿舎にはマイ治療器を持ち込んだり、
周囲と相談しながら、徐々にペースを上げていく考え。
キャンプでは、ショートへのコンバートが予定されていますが、
まずは守備の面でみっちり鍛え、それから打撃へと進んでいきそう。
鍛えたという下半身がどういう効果をもたらすかは
これからの調整次第ですが、開幕戦のトップバッター
きっちり名を連ねられるよう、沖縄での日々を過ごしてほしいと思います。


一方、こちらもマイ治療器を持ち込んだ森野副会長
なんといっても、昨春は左手の骨折によるキャンプリタイア
それがその後の『苦闘』に繋がったのではと思われますし、
それを繰り返さぬためにも最低限、
今年のキャンプは、完走してもらいたいですね。
すでにサード専念がチーム構想なだけに
昨季までのユーティリティーな練習はなくなり、
守備においては集中できる面も大きいでしょうが、
その反面、復活・恐怖の落合ノックが待っていることでしょう。
ラジオ情報によると、落合ノックのイメージもあるのか、
「やっぱり沖縄は怖いけど、来ちゃった以上は頑張りますよ」とコメント。
中軸打者としての期待も大きい今季、
主力とはいえど、実りあるキャンプとなることを期待します。

さらにエースが抜けた投手陣、
それに代わる新リーダーとしての期待がかかる朝倉
中スポではやや自分を謙遜した感のコメントがありましたが、
プロ10年目で迎える今年のキャンプを、
巻き返しへの準備としてもらいたいですね。
本人もいうように『主力調整』ができないのが、今春の沖縄。
昨秋のCSには何とか間に合いはしたものの、
まだまだベストの状態にはほど遠く、ガッカリした記憶もありました。
しかし秋の阿久比精鋭キャンプ
そしてオフのイベント出演を極力控えたうえ、
先日のオーストラリアまできっちり体を動かしてきたようですし、
復調への手応えも掴んできているはず。
キャンプでは若手同様に、仕上げていく構えを示した背番号14
まずは結果を出すなど、開幕ローテ再奪取に全力を注いでほしいです。

そして、プロ初の沖縄キャンプを体験するルーキーズ
入寮してから2週間、ナゴヤでの自主トレをこなしてきたものの、
南国の地に降り立ったことで、より気持ちも引き締まってきたのでは。
野本、岩﨑恭平、岩田らのように
即戦力の期待がかかる選手もいれば、
伊藤準規、小熊、井藤真吾らのように
体づくりをメインにしていく選手とさまざま。
まあドラゴンズのキャンプ厳しさについては、
やはり経験してみないとわからないもの。
まずは期待と不安に胸ふくらませながら、
これからの野球漬けの1カ月間に臨んでほしいところです。

2009年1月26日 (月)

岩瀬合流ナゴヤ自主トレ最終日と昌ラジコン解禁。

ドラゴンズの守護神・岩瀬仁紀がこの日最終日となった
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレに合流。
キャンプではあくまで開幕に照準を合わせた調整を進めていくそうです。
一方、200勝イヤーのオフを締めくくる
ラジコン大会に参加したのは、大ベテランの山本昌
昨季封印していたラジコン本格解禁
ラジコンとの出会いが長寿につながったことを語るとともに、
こちらについても現役続行していく考えを示しました。
その他、グアム自主トレ軍団帰国などこの日の話題を。

ドラゴンズトピックス(25日)

◇岩瀬仁紀
<ナゴヤ球場の合同自主トレに参加。
29日に沖縄入りするが、調整過程に焦りはない。
横浜との開幕戦に照準を合わせたスロー調整を宣言>
「キャンプではまずフォームをしっかり固めることです。
本番は(キャンプインの)2月1日じゃない。(開幕の)4月3日でしょう」

<鳥取での約2週間の自主トレを打ち上げ、帰名したばかり。
この日はランニングやキャッチボール、ノック、ウエートトレなどで汗を流す。
ナインの顔を久しぶりに見て気持ちが高ぶったのか、
予想以上に動きが軽かったためか
新球のマスターに成功したこともポロリ、披露。
慌てて口をふさぎ、球種については言葉を濁したが>
「ボールを1つ覚えた」

<年始は鳥取県のワールドウィングで自主トレを開始。
18日に山本昌の200勝祝賀会のため一時名古屋に帰ったが、
鳥取に舞い戻って自主トレを積んでいた。
習得中という新球はベールに包まれたまま>
「新球を覚えたいんだけど、
それが一番難しいのもよく分かっているから」

<今季のテーマに球種削減を掲げる。
用いるのは直球とスライダーの2種類。
ここ数年、多投傾向にあったシュートは見せ球にとどめる方針で、
宝刀・スライダーに磨きを掛ける考え>
「もう一度、原点に戻ろうかなと。
スライダーを生かすためのシュートだったはずが、
逆にスライダーの切れを失わせていたような気がして。
真っすぐとスライダーの2種類。今年はこれでいきます。
疲れは取れたし、今までの球が戻れば、2種類でも十分に対応できる」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋デイリー


◇山内壮馬
<ブルペンで今季初めて捕手を座らせての投球。
立てひざで10球の後、座らせて35球。仕上がり具合に満足そう>
「ずいぶん球の切れが増していると思う」

<昨年よりも調整ペースは早め。
キャンプインに向け、心の準備も万端>
「沖縄に入ってから投げ込む数を考えると、
ついて行くために今のうちからペースを上げておかないと」
(中スポ)

◇樋口賢
<2年目右腕がドラフト5位ルーキー・岩田に挑戦状。
岩田が23日、キャンプ投げ込み王を目標に掲げたが、
自身も徹底的な投げ込みを宣言。
この日は捕手を立てひざにして30球、
沖縄入りからキャンプ第1クールの間に段階的に球数を増す考え>
「順調なら(キャンプ)第2クールあたりから
連日100球を投げ込んで、岩田さんと張り合いたい」
(中スポ)

◇前田章宏
<フリー打撃のあと、屋内練習場から出たところで
すれちがったカブス・福留に質問すると、
福留は右打ちのジェスチャーをしながらフォームの改善点を指摘。
メジャーリーガーから打撃指導を受けて>
「体重移動の感覚に不安があったので、質問をぶつけてみました。
(体重を受け止める)左ひざに余裕を持てと
いいアドバイスをいただきました。
キャンプでもしっかり意識して打ち込みたいと思います」
(中スポ)

◇野本圭(ドラフト1位)
<ナゴヤ球場での合同自主トレを終え、安堵の表情。
きょう26日の沖縄入りに向け、気合を入れる>
「大きなケガなくこれたのがよかったです。
暖かいところにいけばもっと肩がつくれると思う」

<日本通運時代のキャンプ地が宮古島とあって、
沖縄の気候は把握済み。目を輝かせて>
「2月1日にいい状態にしていきたい」
(中スポ)

◇小熊凌祐(ドラフト6位)
<ルーキーは悩んでいた。きょう26日、多くの選手が沖縄入り。、
移動はスーツ姿の予定だが、ネクタイの結び方が分からないという>
「紺色のスーツは(地元の)滋賀の百貨店で家族と選んできました。
スーツなんて着るの初めてっすから…。
誰かに結んでもらって空港に現れると思います」

<『なんとか覚えて沖縄入りしようよ』と
ドラ番記者にハッパを掛けられると>
「今晩中に(伊藤)準規の部屋を訪ねて教えてもらいます」
(中スポ<ドラ番記者>

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<同期からひょんな『弟子入り』志願を受け、胸をたたく>
「そういうことなら引き受けました。しっかり教えておきます」
(中スポ<ドラ番記者>


◇小山ブルペン捕手
<WBC日本代表のスタッフとして中日から派遣されることが明らかに。
横浜高時代はレッドソックス・松坂と
バッテリーを組んだ相棒はバックアップを宣言>
「心境? ドキドキです。
いまアイツ(松坂)の球を捕れるかどうか分からないですけど、
役に立てることがあれば立ちたい」

<今年から中日のブルペン捕手。
思わぬ派遣に戸惑いと不安を感じていたが、気持ちを切り替える。
陽気な性格で旧友を含めた投手陣を支え、盛り上げていくつもり。
今後は北谷キャンプから2月15日に宮崎合宿へ合流する予定。
スタッフは12球団から派遣され、代表側の要望をもとに
東京ラウンド、米国ラウンドと人数は減っていく。
複雑な心境を告白したが、合流すれば
日本代表の一員としてサポートするだけ>
「米国まで? うーん、どうですかね。
ただでさえ(ブルペン捕手が)1年目ですから」
(中スポ)


◇浅尾拓也
<グアムで自主トレを行っていたが、
立浪、井端らとともに、この日中部国際空港へ帰国。
快調な仕上がり具合に満足しつつも、
間もなく始まる沖縄キャンプへ向けてまずは『完走』を約束>
「グアムでは思った以上に肩が動いた。
でも大切なのはこれから。
キャンプではとにかく故障だけはしません。
昨年もそう思っていたのに、やってしまったので」

<昨季はキャンプ途中右肩を痛めて出遅れた。
高い『授業料』を払ったことで、体のケアへの意識が変わり、
昨秋、約100万円で“超音波治療器”を購入。
川上(ブレーブス)らが使用しているのと同様の治療器>
「マッサージ効果があるそうです。
遠征にも持っていき、毎日使っていました」

<昨季推定年俸1700万円にとって、
100万円は安くはないが、きっぱり。
この“武器”を沖縄キャンプにも携行し、肩のケアに努める予定>
「ボクはプロ野球選手です。自分に投資しないといけません」

<グアムでの自主トレ中には、立浪、井端の両ベテランからも
『ケガだけはするな。無理をしないこともときには大切だ』と諭され
自己管理の大切さをあらためて痛感したという>
「昨年は周りが飛ばすので『自分も』と思いすぎてしまった。
今度はしっかり自分の体と相談したい」
中スポ

◇井端弘和
<グアムでの自主トレを終え、この日中部国際空港へ帰国。
自主トレの成果に満足そう。今季コンバートされる
二塁の守備を確認し、走り込みで土台を養った>
「ここまではまあ順調。
キャンプでは(昨季痛めた)足の状態を見ながらコツコツやりたい」
(中スポ)

◇立浪和義
<同じくグアムから帰国。
キャンプではコーチとしても若手育成に力を注ぐ考え。
自主トレでは藤井、岩﨑達郎らに熱くアドバイスを送ったが、
キャンプでも熱血指導が繰り広げられそう>
「レギュラーは空いているわけですからね。
力のある若手はいるので、何とか手助けをしたい」
(中スポ、おおさか報知


◇山本昌
<名古屋市港区のラジコン天国名古屋店で開催された
『山本昌投手200勝おめでとう達成記念レース』に出場。
レース参加は久々で不満な仕上がりながら、
114人がエントリーした中で9位。実力の片りんを見せて>
「イベントにばかり出ていて練習不足」

<昨年は完全復活の願掛けのため、
ラジコン断ちをしていたが、このオフは解禁。
登板日と調整日のオンオフをうまく切り替えることで、
長いシーズンを乗り切る考えを明かして>
「去年は200勝のこともあって『何かを絶ってやろう』と思い、
シーズン中はここにまったく練習に来ず、断食状態だった。
でも、ラジコンは趣味としてはいいと思うし、
野球をおろそかにするつもりもない。
(日本)シリーズにも出たいし、アジアで勝ちたい気持ちも持っている。
今年は今のところ(封印は)考えていない。
成績次第ではやらないかもしれないけど、投げない日はやってもいいと思う。
先発ローテーション投手なら登板の前日や前々日は
絶対にできないけど、時間はつくれる。
座りっぱなしで腰を痛めそうなパチンコよりは体にもいいと思うし」

<ラジコンとの出会いが長寿につながったことを語る>
「ラジコンの世界で細かく研究する姿勢を教えてもらい、
鳥取で投げる時の体の仕組みに気付かせてもらったからこそ、今の僕がある。
若いころに比べれば体力は落ちているけど、それをカバーして
何とかここまで長く、考えながらやってこられているというのは、
ラジコンとの出会いが大きかったのかなあ、と思うね。
ラジコンをやっていなかったら、もっと早く野球も終わったかもしれない」

<投球とラジコン。ジャンルの異なる両者が、
自身の歴史では深いところで結び付いている。
ヒザのケガで2軍にいた95年春、偶然ラジコンショップを
目にしたのがきっかけで、以来やみつきになったという。
速く走らせるため、情報を集め、頭を働かせる。
そんな愛好家の姿にわれを省みて>
「みんな真剣にノートをとっていた。
何をこんなに一生懸命やっているんだろう、と。
野球にもそれくらい勉強する姿勢があってもいいんじゃないか。
しかもボクらはお金をもらっているプロ。
ピッチングの研究をしたっていいんじゃないかと思った。
ラジコンの研究と野球の研究には
相通じるものがあり、投球の参考にもなるんだ」

<体だけでなく頭もフル回転させる。そう考え始めた。
さらに翌年、鳥取市のトレーニングジム
「ワールドウィング」の小山代表と出会い、科学的な思考が加わる。
そして考え、進化し、加齢の壁を越えてきた>
「96年の小山先生との出会いも大きかった」

<趣味が野球を生かした典型。
趣向や傾倒度合いは個人差があるが、視野を広げるのは間違いない。
このスタイルは若手にも手本になりそう>
「こればかりは人それぞれだからね。
(ラジコン仲間の)山﨑武司(東北楽天)なんかは
広く浅くいろんなことをやっているし、ボクはマニアックにやってるしね。
浅く広くでもいいから、何か興味を持つといいよね」

<今回の大会はラジコン業界の主催で主賓として招かれた。
大会には世界選手権優勝14回の“生きた伝説”廣坂正美氏も来訪。
さらに仲間からはドラゴンズをイメージしたボディーなど
貴重な品がいくつも贈られ、初の冠レースの喜びも噛みしめる。
ラジコン歴は15年目を迎えるが、こちらも現役続行を宣言>
「こういう方(世界王者)がいるから上を目指して頑張ろうと思う。
それは野球も一緒。一番上を目指すのが面白い。
こんな大会を用意していただいたのは初めて。
ラジコン業界にはお世話になっているので、
これからもラジコンを続け、業界の発展に貢献したい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン


ナゴヤ球場での選手会合同自主トレがこの日最終日
屋外でのランニング、キャッチボールなどの全体メニューを行った後、
各自が個別練習を行うというカタチで締めたようですが、
全体的には大きなケガ人もなく、順調に沖縄へ移動できそうですね。
荒木選手会長からの総括こそありませんでしたが、
この日グアム自主トレから帰国した立浪、井端軍団も含め、
第一段階を突破できたことはよかったのではと思われます。

そのなかではこの日合同自主トレに合流した守護神・岩瀬
鳥取・ワールドウィングでの約2週間の自主トレでは、
股関節、下半身の動きをよくする
新兵器の「長寿マシン」にはまったうえ、
新球に取り組んでいるという情報が
昌さん経由で入っていますが、
その効果もあるのか、この日の動きは。
予想以上に軽やかだったようですね。
さらに報道陣に対して「ボールを1つ覚えた」とポロリ。
球種については明らかにしなかったものの、
中スポは「新兵器搭載の予感」として、
縦系の変化球じゃないかと推測したようですが、
一方のデイリーには「スライダー一本で勝負」という発言もあり、
その真意は今の段階では定かではないようです。

守護神合流。まあ岩瀬新球挑戦については、
ある意味この時期恒例
過去にもSFFやフォーク、チェンジアップなど
いろいろチャレンジしてきた
記憶がありますが、
結局守護神の持ち球に加わったのは、シュートぐらい。
まあ他の投手と違い、あくまでも照準は開幕の4月3日ですし、
それまでは試行錯誤しながら、投げ込んでもらい、
使えるボールになったなら、使ってほしいなと。
それ以上に本人もいうように、真っすぐ宝刀・スライダー
こちらの2種類に磨きを掛けてほしいところですね。
年頭には今季のテーマとして、
「ストレートとスライダーで押していけるようにしたい」と話していた守護神
おそらく沖縄のブルペンでも新球を多投するでしょうが、
そのマスターと平行して、こちらの調整も進めてほしいです。


一方、前日TV出演、昼夜のトークショーと
イベントをはしごした昌さん
この日、約1年ぶりに「趣味」ラジコンを解禁!
ホームグラウンドの名古屋市・ラジコン天国で行われた
『山本昌投手200勝おめでとう達成記念レース』“出場”しました。
昨季は、200勝達成への願掛けもあって、
すっとラジコン断ちをしていた昌さんですが、
悲願を成就したこともあり、こちらも本格的に解禁することに。
久々のレースとあって、優勝とはなりませんでしたが、
今季は登板日と調整日のオンオフをうまく切り替え、
ラジコンにおいても「現役続行」を宣言したそうです。

よく名鑑などのプロフィールに趣味・特技として
さまざまなものを挙げる選手がいますが、
昌さんのラジコンにおいては、ある意味“本業”。
その実力たるや達人の域でもありますし、
もはや趣味ではないでしょう。
それでも昌さんのコメントにもあったように
「ラジコンの世界で細かく研究する姿勢を教えてもらった」
単に野球ばかりにのめり込むのも、大切ですが、
そういうものに出会えることができたのが、
26年間投げ続けられる上で、大きな支えとなったのでしょう。

まあシーズン中も、封印することはないでしょうが、
うまくメリハリをつけ、ラジコンで気持ちをリフレッシュ
先発登板日に備え、グラウンドでは
より円熟した投球を魅せてほしいと思います。


なお、この日自主トレを打ち上げた選手の大方は、
きょう26日にナゴヤからキャンプ地・沖縄へと移動。
27日からの現地での第2次自主トレで、準備を重ねていきます。
また岩瀬は29日に沖縄入りし、自主トレに合流する予定。
そして昌さんは今年も恒例のごとく31日、
日本人選手の『大トリ』として沖縄入りするそうです。

2009年1月25日 (日)

プリンス岩﨑目力メジャー級と井端グアム打ち上げ。

寒風吹き、も舞ったというこの日のナゴヤ球場
それでもドラゴンズの選手会合同自主トレは行われ、
選手たちはしっかりと汗を流していたもよう。
一方、毎年恒例の視力検査も行われ、
たぐいまれな動体視力を見せたのが、ドラフト3位の岩﨑恭平
竜のプリンスの瞳はメジャー級の「目力」があるそうです。
その他井端30盗塁宣言、イベントはしごなどの話題を。

ドラゴンズトピックス(24日)

◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<約40人の選手とともにナゴヤ球場で受けた視力検査で、
驚異的な動体視力であることが明らかに。
目を素早く動かすテストは新人ではただ1人で全問クリア。
この日検査を受けた全選手でも平田らわずか。高評価を喜び>
「こういう検査は初めて。
特に訓練をしたことはないんですけど
(動体視力がいい)数少ない全問正解者の中に入れて
うれしく思います」

<優れた動体視力を養ってきた秘密は普段の生活にあった。
電車やバスでの移動中、車窓を見ていることが多いという。
移動のたびに目の一連の筋肉を強化していたことになる>
「とりわけ景色を見るのが好きというわけではありませんが、
遠くから近づいてくるものが猛スピードで
目の前を通り過ぎるまで、目で追うことがよくあります」

<一方で、イケメンならではの悩みも発覚。
澄んだ瞳で大学時代にはプリンスと呼ばれていたが、
虹彩(こうさい)の色がほかの選手よりも薄いことが判明。
デーゲームではまぶしさを回避するために
サングラスやカラーコンタクトなどの使用を勧められる>
大学時代にも試合ではサングラスを
着用していたと苦笑いを浮かべて告白>
「大学時代から太陽の光に弱いことは分かっていました。
(視力について)現状で見え方に違和感はありません。
コンタクトでは視力が落ちないか不安があります」

<まぶしさは自身も感じていたようで、
内野手では珍しいサングラス姿で守備に就くプランを明かす>
「守備でサングラスをかけることも考えています。
沖縄にも1つ持っていきます。
1年目なので難しいですが、状況に応じてサングラスも使っていきたい」
中スポおおさか報知ニッカン

◆加藤スーパーバイザー(キクチメガネ)
<中日選手を相手に7年間、この検査を担当してきた担当者は
岩﨑恭平の動体視力に太鼓判を押して>
「目の潜在能力は福留選手(カブス)や荒木選手と同じレベル。
視力が矯正できれば、福留選手級の目の能力を発揮できるはずです。
運動的な部分が優れているので、将来は素晴らしい選手になるでしょう」

<1メートル四方の枠内でランダムな場所に
映し出される小さな記号を目で追うテストで
自信を持って3回とも正解したことには>
「記号を目だけで追って頭を微動だにしていないのがすばらしい。
眼球を操る筋肉が発達している証拠です」

<その一方、距離感など他のテストの結果は平凡>
「静止視力は右0.8に対し、左0.5。
左右のバランスが原因だと思います。
距離の感覚などにも影響しているはず。
それに黒目の色が薄いので、まぶしくて見えづらいことがあるかも」

<検査を終えた岩﨑恭平にアドバイスを送る>
「目の虹彩が薄いんで光に弱い。
昼間は特にサングラスを着用しなさい」

<この日の8項目の検査すべてに優れていたのが、
堂上直倫、平田の2選手だった>
「入団時に比べても数値はアップしています。
5段階評価にするとオール5に近い数字ですね」

<特に動体視力が優れていた堂上直倫の結果には驚く。
静止視力1.5に対し、動体視力1.4。
静止視力の値が高いうえに、動体視力はこの日トップタイの値だという>
「静止視力の93%なので、すごいとしか言いようがない。
野球選手なら80%あれば十分ですから」
中スポおおさか報知ニッカン

◆伊藤教授(キクチ眼鏡専門学校)
<素早く眼球を動かす力を測る
『衝動性眼球運動』について説明>
「目の前で急に動く物への対応力が分かります。
野手ではイレギュラーへの対応力、
打者では、手元で速球や変化球の軌跡を追う力に関連します。
優れていればどのコースも鋭く打てるはずです」

<止まっている物を見る力(静止視力)と
動いている物を見る力(動体視力)が
両眼で同じ0.9と同じ値を示した岩﨑恭平について>
「動体視力は一般人で静止視力の7割くらい。
野球選手でも8割くらいが多い。
両者がほとんど同じなのはすばらしい」
中スポ


◇高橋聡文
<今年初のブルペン入り。
屋内練習場で捕手を立たせたまま約30球。
今後は微調整をし、キャンプインに備える>
「不安なく投げられました。
それほど力を入れて投げてはいないけど、指のかかりはいまひとつ。
2月1日には例年通り、普通にブルペンに入りたいと思います」
(中スポ)

◇金剛弘樹
<2日連続のブルペン入り。
小田を相手に立ち投げで約50球。
連日のブルペンで熱のこもった投球を見せている>
「ポジションは中継ぎになってくると思うので、
連投を意識しながらキャンプでもやっていこうと思います」
(中スポ)

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<400メートル5周の2キロ走でまたもぶっちぎりの1位。
合同自主トレが始まってから土つかずのV5。
3周目残り50メートルで先頭・澤井をとらえて独走状態。
最後はドラフト7位の井藤真吾の追撃を30メートル振り切り>
「スタミナは自分のセールスポイント。
いいアピールになればと思います」
(中スポ)

◇久本祐一
<屋内練習場で投球練習を行う。
今月7日から2週間、静岡県沼津市の自主トレでは、
左ひじ痛からの復活を目指して練習する自身の元に
名古屋や東京で世話になっている治療院から
治療や体のケアの専門家数人が足を運んだという>
「それまでまったく面識のなかった方たちが、
一緒になって話し合ってくれたんです。こんなことがあるんだな、と…」

<感激し、完全復活を遂げての恩返しを誓う>
「がんばってお返しがしたい。
今年は絶対に結果を出さないといけない」

<道もはっきり見えてきた。議論の末、再発を防ぐ方法は掴めた>
「原因はこれじゃないか、ということは見えてきた。
今まで自分にはヒジ一カ所しか見えていなかった。
でも一カ所ではなかった。
いくつかの場所をていねいにほぐすことによって防げると思う」

<2月のキャンプも手探りになるが、
復活への自信は胸に秘めている>
「球数がどこまでいけるのか、連投ができるのか、それも分からない」
(中スポ)


◇井端弘和
<自主トレ先のグアムで“韋駄天”宣言。
今季の目標として自己最多となる『30盗塁』を掲げる。
大砲の流出で噴出する得点力不足の懸念に対し、
自らの「足」を答えの一つとして用意>
「確かに広いナゴヤドームでホームランを30本打てる打者はそういない。
でも、その分は機動力、足を使ってカバーできる。
今年のボクは20盗塁、いや、30盗塁はしなきゃいけないでしょうね」

<プロ11年間で記録した盗塁は計126個。
過去最多は07年の23個。30盗塁は高いハードルと言えるが>
「ケガさえ治れば走れるということはわかっている。
年齢を重ねて衰えはあるのかもしれないけど、
盗塁は思い切り。まだまだいける」

<昨季は6月と8月に相次いで両ひざを痛めた影響で
わずか8盗塁。言葉に力を込めて>
「昨年の分まで走りたい。だから『30』くらいはやらないと…」

<気掛かりは故障した足の状態だが、
グアムでは全力でのダッシュを繰り返し、
ノックでは左右への打球に鋭く反応している。
100%にはもう少し時間がかかるだろうが、
キャンプ、オープン戦を通じて仕上げてくれるはず>
「筋力はまだ完全に戻っていない」

<今季コンバートされる予定の二塁手の守備に意欲的に挑戦。
内野ノックでは志願して二塁につき、難しいゴロを軽快に捕球。
しかし当の本人は慎重、課題を口にして>
「まだ捕っているだけ。あれぐらいはプロならできる。
一番の問題はダブルプレーのときのベースカバーになるでしょう。
二塁はまだまだ不安がある。コツコツやっていきたい」
中スポ

◇立浪和義兼任コーチ
<井端の華麗な二塁守備を見守り、うなる>
「二塁もうまいな。あとは実戦を積むだけだ」
(中スポ)

◇浅尾拓也
<グアムでの自主トレはこの日で終わり、25日に帰国する予定。
現地では打撃投手として約100球投げた日もあるなど、
充実の調整ぶり。笑顔を見せて>
「暖かくて思った以上に肩が回った。いい5日間になりました」

<キャッチボールなどでは常に指のかかりを意識>
「スピンの利いた切れのあるボールを投げたい。
昨年は真っすぐでなかなか空振りを取れなかったので、そこを改善したい」
(中スポ)


◇荒木雅博
<ナゴヤ球場での練習後、
イオンナゴヤドーム前ショッピングセンター内で行われた
トークショー『荒木選手2(に)…』に出演。
イベントでは詰めかけた約200人のファンを盛り上げ、
約1時間のトークショーでは客席の真ん中に作った
『花道』でふれあうシーンも>
「少しでも喜んでもらえれば」

<終了後、今年のファンサービスについて
井上とタッグを組むことを宣言>
「選手としてもドラゴンズのファンを
増やしていかないといけないですからね。
ファンサービス? いろいろ考えながらやっていきたい。
一樹(井上)さんとも相談したいですね」

<2年目を迎えた選手会長は、ファン開拓へ向け、
アイデアマンの井上前会長とファンサービスに務める。
具体的なプランは現時点では未定だが、
九州男児コンビで楽しませてくれそう。
トークショーでもしっかり『営業活動』を行い>
「今年の(年間)チケットが売れていないというのを聞いています。
皆さん、よろしくお願いします」
公式サイト、中スポ)

◇山本昌
<午前中に東海テレビ『ドラHOT』に出演し
午後になると愛知県日進市の愛知トヨタ自動車ツインカム営業所で
『ドラゴンズ・クラウン賞&200勝記念・スペシャルトークショー』に出演。
トークショーでは自身2度目の受賞となった
『ドラゴンズ・クラウン賞』についても言及。
“世界のトヨタ”の乗り心地がいたくお気に入りのよう>
「来年ももらえるように頑張ります」

<さらに入団時に身長と体重でサバを読み、
それを25年間も押し通してきたことを明かして>
「入団からずっと同じ数字。
本当は1メートル85の78キロだったけど、
細く見られるのも何なので1センチ、体重で8キロを上乗せしたんですよ」

<途中でなぜか申告より1キロ増の87キロになったが、
験担ぎで知られるだけに、今後も訂正する考えがないと激白。
ちなみに、小声で告白した現在の正式なサイズは
1メートル88で、体重は98キロとか。大マジメに話して>
「最初は大きく見せようとして、
サバを読んでいたんだけど、今は逆になった。
ここで変えて勝てなくなってもいけないからね。
山本昌の登録名と一緒。
変えて成績が悪くなったらイヤだし、引退まで変えません」

<今季、杉下茂氏が持つ中日球団記録の
211勝を球宴までに超えるとの目標を掲げる>
「この年になると、調整は分かっているからね。
今までと同じです。ケガをしないことを意識していきたい。
(杉下超えは)意識しています。
(7月の)オールスターまでに超えたいですね」

<調整法は昨年のまま。
キャンプは例年通り2軍の読谷スタートが決定。
キャンプ直前の沖縄での合同自主トレには参加せず、
ナゴヤ球場や鳥取・ワールドウィングで汗を流し、
今月21日にキャンプ地入りするプランも例年同様>
「キャンプでは若手と一緒に動き、
(2月)20日すぎにフリー打撃で投げ、紅白戦。
3月の頭にオープン戦と考えています。
(シーズンでは)全部、勝つつもりで投げます。
杉下さんの記録はできるだけ早く達成したい。
憲伸(ブレーブスに移籍した川上)の穴は
簡単に埋まらないけど、みんなで埋めないと」

<夜は岐阜市の岐阜都ホテルでの
フリーアナウンサー梅田淳のトークショー
『梅田淳のでらうまトークライブ2』に英智とともに出演。
ファンら約200人の前でレミオロメンの『粉雪』などを熱唱。
このトークショーは昨年に続いて2回目。
200勝達成について、まずはほっとした気持ちだったことを明かし>
「本当によかった」

<これまでの野球人生を振り返ってエピソードも披露>
「小学3年生から野球を始めて、
ほとんどレギュラーになったことはなく、野球がうまいわけではなかった。
でも、遠征先に常にダンベルを持ち歩いて
トレーニングするなどの努力は続けた」

<また、球宴での先発を目標に掲げ、
05年に工藤(横浜・当時巨人)が記録した
42歳2カ月の最年長登板記録の更新も誓う>
「オールスターまでに8勝を挙げて、
杉下さんの記録を超えれば球宴にも出られると思うし、
史上最年長で先発がしたい。頑張りたいですね」

<今シーズンの意気込みを話すと、会場からは大きな拍手が>
「今年も勝ち星を積み重ねたい」
公式サイト中スポ中日新聞おおさか報知スポニチ名古屋

◇英智
<地元県岐阜商高出身も『でらうまトークライブ2』に登場。
山本昌200勝達成当時の緊張感がかなり高かったことに触れて>
「200勝を達成する前は、
いつもと雰囲気が違うのが外野で守っていても分かった」
中日新聞


この日は全国各地で雪が舞っていたそうですが、
ナゴヤ球場もご多分に漏れず、グラウンドがうっすら白に。
中スポやカメラブログでのフォトでも
雪が舞うなか、ダッシュを行う選手が写っていましたが、
寒い中、ほんとにご苦労様という感じ。
それでもアップ、キャッチボール、階段上りなどは
行っていたようですが、内野ノックなどはなかったようです。
ナゴヤ球場での話題の中では、ヒジの故障から復活を期す久本
まだまだ手探りが続きそうですが、頑張ってほしいです。

一方、今朝の東京中日裏1面では、
プリンス・岩﨑恭平動体視力がスゴイとのこと。
この日の合同自主トレ終了後、毎年恒例となっている
キクチメガネによる視力検査が行われ、
新人9選手を含め、自主トレ参加の約40選手が受診。
止まっているものを見る静止視力、動いているものを見る動体視力
さらに眼球運動、深視力など8項目を計測したそうですが、
そのなかでプリンスは、たぐいまれな『目力』をマーク。
ボードに映し出された記号の数を当てる
眼球運動テストでは、3回連続正解したのを始め、
静止視力と動体視力の数値を比べると、
両方が0.9と、2つの数値がほぼ同じとのこと。
通常の人は動体視力の数値が静止時の7割程度、
野球選手でも8割程度だそうですが、それ以上の高数値
検査担当者によるとこの数値は、動体視力が優れていることで
有名だった福留(現・カブス)並みとのこと。
俊足巧打が売りであるルーキー
たぐいまれな潜在能力を持つことがこの日、明らかになりました。

しかしこの検査で、意外なウィークポイントも発覚。
岩崎恭平の瞳は他の人に比べ、黒目の色が薄いとのこと。
俗に言う青い瞳ですが、虹彩の色が薄いことにより、
太陽などの光に弱く、時にはまぶしくて見えづらいことも。
検査を終えると、検査担当者から
「昼間は特にサングラスを着用しなさい」とのアドバイスが。
メジャー級の動体視力をマークしたものの、
思わぬ弱点も同時に明らかになってしまいました。


プリンスの黒い瞳。やはり野球選手にとって、
は大事なもののひとつ。
特に動体視力の良さは
打者にとっては
必要不可欠な条件ですが、
これまでは俊足がアピールポイントだったプリンス
新たな能力の高さをアピールしたようで。
その数値は、福留(カブス)、イチロー(マリナーズ)並みと
いうことですから、これは誇れるものでしょうね。
動体視力が良ければ良いほど、
投手の投げたボールや、守備時での打球の動きに
対応することができると言われていますし、
ぜひともこの数値はキープしてほしいところ。

ただ岩崎恭平「目力」は完ぺきではなく、
視力の左右バランスなど、多少の課題もある様子。
実は自分も目の虹彩の色が薄いので、
時にまぶしいと目をつぶってしまうことが多々。
だから岩﨑恭平のコメントを読んで、
思わず「そうそう」と納得してしまいました。
まあ1軍に上がると、デーゲームは少ないですが、
ファームのゲームではサングラス着用プリンスとなるかも。
ただ「カッコつけている」のではなく
こういう事情があるのだと、事前にファンは知っておきましょう。
メジャーリーガーに匹敵する潜在能力を秘めたルーキー
その能力にさらに磨きをかけ、
打撃力アップに役立ててもらいたいです。

なおこの岩﨑恭平以外で
高数値をマークしたのが、堂上直倫、平田の2選手。
この2人、実はルーキー時代に
ともに「目力がスゴイ」という記事があった記憶も。
その後2、3年経つわけですが、それをキープできているようですね。
特に堂上直倫は、静止視力1.5に、動体視力1.4。
標準が1.0ですから、いかに優れているかがわかります。
これからも目を大事にしてもらうと同時に、
それをプレーにしっかり生かしてほしいと思います。


その他の話題では、
グアムでの井端軍団の自主トレはこの日で打ち上げ
参加選手は、きょう25日に帰国する予定とのこと。
中スポでは井端『30盗塁』をぶち上げましたが、
2番に座ることになるのなら、30はなくとも20近くは走ってほしい。
そのためには、足の状態をきっちりと上げることがカギでしょうね。

またこの日は、午前、午後、そして夜と、
イベントのはしごをこなした昌さん
岐阜での『でらうまトークライブ2』では、
昨年の「HOWEVER(GLAY)」に続いて、
今年は「粉雪(レミオロメン)」などを熱唱したとのこと。
例年以上に、忙しかったであろう200勝イヤー
ようやくきょう25日のラジコン仲間との記念レースで、
終止符を打つことになりそうです。

2009年1月24日 (土)

ドラ5岩田投げ込み王宣言、自主トレ最終クール。

ドラゴンズの選手会合同自主トレはいよいよ最終クール
この日から朝倉、小笠原、山井らも合流した
投手陣はブルペン入りする選手が続々。
新人の岩田はキャンプでの投げ込み王を狙う意欲を示しました。
一方、野手陣は屋内練習場でフリー打撃を開始。
4番候補である森野初打ちを行い、感触を確かめたもよう。
その他高島iPod、立浪新相棒などこの日の話題を。

ドラゴンズトピックス(23日)

◇朝倉健太
<自主トレ先のオーストラリアから前日に帰国したばかり。
この日小笠原、山井とともに合同自主トレに合流し、
今年初めてナゴヤ球場で汗を流す。
現地ではランニングやキャッチボールなどフルメニューを消化。
昨年7月に患った右手血行障害も回復。
キャッチボールでも力を入れて投げており、不安はなさそう>
「(暖かい場所で)すべてのことをやった。
自分なりにやることはやってきた。
全力でも(昨年、血行障害を起こした右腕は)痛まない」

<ブルペン入りの時期はまだ決めていないが>
「(キャンプ初日にブルペンに)入れ、と言われれば入れます」
中スポスポニチ名古屋

◇山内壮馬
<今年初めて、打席に打者を立たせて投げ込む。
屋内練習場のブルペンで、ノーワインドアップで直球を22球。
左打席の堂上剛裕が時折、びっくりして目を見開くほど球に力が。
ブルペンでの投球練習は今年2度目。
昨年途中からボールの指の掛かりを意識するようになったという>
「指の掛かりを気にしながら投げました。いい感触でした。
秋ごろから調子はいいんで、このままの状態でキャンプインしたい」
(中スポ、ニッカン

◇小山ブルペン捕手
<立てひざで構えて受けた山内のボールに>
「いい回転をしていました」
(中スポ)

◇小林正人
<この日、2度ブルペンに入る。
1度目はスパイクを履いて捕手を立たせたまま45球。
2度目は運動靴のまま、ネット相手に軽く60球を投げる。
2度目では意識的にホームベースを狙うワンバウンド投球と
練習方法にひと工夫を加えて>
「極端に低めを意識しました。捕手がいるとできないので」
(中スポ)

◇中里篤史
<合同自主トレで初のブルペン入り。
捕手を立たせたまま、ワインドアップで30球。
完全復活へ向け、調整は順調に進んでいるよう>
「投げるのは秋のキャンプ以来です。
バランスに気をつけました。いい時の感触に近づいてきています」
(中スポ)

◇ルイスブルペン捕手
<中里のブルペン投球をこう評価>
「そんなに力は入れてなかったけど、いい感じでしたよ」
(中スポ)


◇岩田慎司(ドラフト5位)
<屋内練習場でブルペンで熱のこもったピッチングを披露。
立ち投げを30球。ブルペンでの投球は
東京六大学の秋季リーグ最終戦の昨年10月27日以来だったというが>
「感触はよかった。あしたから毎日投げます」

<ルーキーはキャンプの投げ込み王を目標に掲げる。
自主トレ中も含め、この日から休日以外の毎日、
ブルペン入りするという。力強く話して>
「50球以上は毎日投げます。
投げ込みの日は150球から200球くらい。
3日に1回投げ込みます。投げ込み王になれるように頑張ります」

<投げ込みにこだわるのには理由がある。
一つ目はフォームのチェック。
東邦高、そして明治大でも毎日ブルペン入りしたという>
「投げないと逆に変な感じがします。
毎日入ったほうがチェックしやすいですね」

<もう一つの理由は、アピール。
キャンプは1軍の北谷スタートが濃厚。
首脳陣の前で投げまくれば、イヤでも目立つ>
「アピールをしたい」
中スポ

◇前田章宏
<岩田のブルペン投球で捕手を務めて>
「どのぐらい力を入れているかはわからないけど、
きれいな回転で力強い球を投げていました」
(中スポ)

◇豊田昇竜館館長
<ゴロ捕球練習に取り組む新人選手を見ながらつぶやく>
「野口のニオイがするなぁ」

<ドラフト6位・小熊の動きに苦笑いしながら、楽しそうに話す>
同館長がコーチ時代の93年、愛媛・丹原高から
ドラフト3位で入団してきたのが野口(茂樹・前巨人)。
何をやっても不器用そうに見えたというが>
「走ってもゴロ捕でも、ちょっと鈍くて、決してスマートじゃなかった。
でも、投げ始めたらすごいボールがきてた」
(中スポ<ドラ番記者>

◇高島祥平(ドラフト4位)
<フォーム固めに最新鋭の電子機器を投入するプランを明かす。
動画が再生可能なデジタル携帯音楽プレーヤー
『iPod touch』を駆使して、自分自身はもちろん、
球界の一流投手のフォームの動画を取り込み、常に研究。
キャンプにも持参し、四六時中、画面を見つめて
自身のスタイルを模索する。笑顔でプランを切り出して>
「最近、このiPodを買ったんです。
音楽や映画はもちろんですが、
投球フォームを取り込んで、色々勉強しますよ」

<帝京高時代から150キロを超える速球で
注目を浴びたが、昨夏はチーム事情で外野手としてプレー。
今後はレッドソックス・松坂、北海道日本ハム・ダルビッシュら
剛腕投手のフォームも参考にするつもり>
「最後もピッチングはあまりしてませんでしたし、
まだしっくりくるフォームがないんですよ」

<すでにブルペンでは投球練習を開始しており、
2月のキャンプで本格的な投げ込みを始める>
「まだ上体で投げているんで、下半身をしっかり使えるようにしたい」
おおさか報知


◇森野将彦
<中日屋内練習場で今年初となるフリー打撃を行う。
山田打撃投手を相手に『初打ち』は約10分、
約50スイングの軽めとはいえ、感触はバッチリ。
昨年10月25日のCS第2ステージ第4戦以来、
ジャスト90日ぶりの打撃練習に>
「イメージ通りでしたね。違和感もなかった。
(直前まで打たないのは)早く打つといろいろ考えますからね。
これでいい。あとは振り込んでヘッドスピードを速くしたい」

<キャンプに向けては朝から晩まで故障防止に努めることを明かす。
朝、部屋の風呂に漬かって体をほぐすと
本隊より先に球場へ向かい、早出で入念なストレッチ。
そして練習後は宿舎のトレーナー室に直行し、古傷を含めたマッサージ。
一日のほぼすべての時間をトレーニングとケアに費やす考え>
「ケガをしないことが大前提です。
とにかくケガをしないようにキャンプを送りたい。
しっかりケアしていきます」

<現時点で痛い個所はない。
落合ノックに対するアンサーもニヤリと笑って>
「受けると思いますよ」
中スポ

◇新井良太
<合同自主トレで打撃投手のボールを打つフリー打撃を開始。
平田、堂上剛裕、堂上直倫らと屋内練習場で打ち込む。
7分間の打撃を3セットこなして、気持ちよさそう。
フリー打撃後は左手だけでスタンドティー打撃をこなすと
平田、堂上直倫と交互に投げ手を務めながら、ロングティーも行い>
「例年この時期はマシン打撃やティー打撃しかしていなかったので、
生きたボールを見られてよかった」

<今キャンプでは初日から実戦形式の練習も予想される。
ウッズの退団で空いた一塁の定位置を福田らと争うことになるが>
「そうなったときにアピールできるように
準備しておかなければならないと思っています」
中スポ

◇立浪和義兼任コーチ
<若手選手を引き連れてのグアムでの自主トレ。
今回『強化指定選手』にしているのが、
今季スイッチヒッター再転向の藤井。
両手の使い方やタイミングの取り方を細かくアドバイス。
藤井が練習の手を休めると厳しい一言>
「誰がやめていいと言った」

<一方で右打席で快音を連発するとほめて>
「右はだいぶ良くなっている」

<また猛暑の中の若手と同じように
ダッシュを繰り返し、練習を締めくくる。
今季限りでの引退を表明しているが、
『一打入魂』でラストイヤーに臨む姿勢を示す。
あと41本に迫っている2500安打の大記録はあえて度外視すると宣言。
一打席一打席に全神経を集中し、最後の花道を飾る考え>
「あと41本だと、代打(だけ)ではちょっと現実的じゃない。
そんなことより、目の前の打席に集中して1本でも多くヒットを打ちたい。
応援してくれる方々の期待に応えるためにも、
あくまで結果にこだわりたい。楽しんでいる余裕はない」

<意気込みの表れが、早めの実戦解禁。
例年はオープン戦後半にかけピッチを上げていくが、
今年は早ければ沖縄キャンプ中の練習試合などで打席に立つ意向>
「監督とも相談の上だけど、早く出たい。2月? そうだね」

<昨季は開幕から19打席連続でヒットが出なかった。
あの悔しさは今でも頭にある>
「今度は同じことは繰り返さない。今年は乗った状態で開幕を迎えたい」
中スポ

◇中日・立浪“相棒”を福留仕様のマスコットバットへ(スポニチ名古屋)
立浪が、マスコットバットを変更することが判明。
ここ5年間は34インチ、930グラムと950グラムの2種類を使用していたが、
新相棒はカブス・福留が使用しているのと同じ35インチ、1000グラム
長さも重さも増すため、より負荷が掛かり
スイングやヘッドスピードが速くなる効果は大きい。
素材は福留のメープルではなくアオダモを選択。
春季キャンプに合わせてSSK社に発注している)

◇藤井淳志
<立浪に『強化選手』に指定され、神妙な面持ち>
「聞いたことは全部ノートにメモしています」
(中スポ)


最終クールに入ったドラゴンズの選手会合同自主トレ。
この日のナゴヤ球場は暖かかったようですね。
午前中の全体練習では半袖で取り組む選手が多かったようです。

主力選手では、オーストラリアで自主トレを行っていた
朝倉、小笠原、山井がこの日から合流。
同行していた前田、長峰がすでに合流していますが、
朝倉たちは帰国時期を多少ずらしていたんですね。
それでも現地で「やることはすべてやってきた」ということもあり、
心配される右腕の血行障害についても問題はなく、
ブルペン入りはまだ未定ながらも、
キャンプ初日でのブルペンで投げる姿は見られそう。
エースが抜けた先発投手陣を引っ張る
新たなリーダーとして、復活を大いに楽しみにしています。

またこの日も多くの投手がブルペン入り
上のコメントでは、回転のいいボールを放った山内をはじめ、
小林正人、中里に、ルーキーの岩田など。
さらにラジオ情報によると、高卒2年目の樋口賢も、
ブルペンに入り、立ち投げで20球。
このオフ中耳炎の手術をしたという樋口ですが、回復は順調。
キャンプでは「メリハリのある調整をしていきたい」そうです。

その中でルーキー・岩田がキャンプでの『投げ込み王』を宣言。
3カ月ぶりの投球となったこの日のブルペン入りを手始めに、
これから先、休日以外は毎日50球以上を投げることを示唆。
フォームチェックと首脳陣へのアピールがその理由のようですが、
3日に1回予定しているという、150~200球の投げ込みも含めると、
単純計算しても、約2000球に到達するとのこと。
かつてのドラゴンズのキャンプ投げ込み王といえば、
やはり99年リーグMVPの野口茂樹
98、99年に2000球、00年2500球、03年2300球と名物でしたが、
ここ数年は、一昨年は1884球の佐藤亮太
昨年は2071球の小笠原が最多なのだそうです。
およそ2000球の投げ込みが達成できれば、
今季の『投げ込み王』当確はまず間違いないでしょう。

めざせ投げ込み王!高校・大学時代も
ブルペン入りが日課
投げ込んで
肩をつくるタイプだったという岩田
まあ伊藤準規、小熊ら
高校生ルーキーと比べると
体力もあるでしょうが、
あまりにハリキリすぎての
オーバーワーク
さらにケガだけは、
くれぐれも要注意ですね。
おそらく首脳陣からメリハリをつけろという指示も出るとは思いますが、
即戦力の期待も大きいだけに楽しみな存在の背番号28
沖縄で投げて投げて投げまくることで、
1軍への活路を見いだすのも、1つの手となるでしょう。


一方、野手陣では、打撃投手のボールを打つフリー打撃がスタート。
初日となったこの日は、新井、平田、堂上兄弟が打ち込みを開始。
さらに森野も、約10分の『初打ち』を行ったもよう。
山田打撃投手を相手に約50スイング。比較的軽めではあったものの、
90日ぶりの投手のボールに「違和感もなかった」そうです。
今季はクリーンアップを打つことが確実な森野ですが、
再三再四言われているのが、故障しない体づくり
しかし今朝の中スポなどによると、キャンプ期間は、
朝風呂に、早出ストレッチ、さらに練習後のマッサージと、
一日のほぼすべての時間をトレーニングとケアに費やす構えとのこと。

落合ノックなどの超ハードな個別メニューも
待っているであろう今春の沖縄キャンプの背番号31
しかしそれらも含め、しっかり練習に打ち込み、
キャンプを完走することが、今季託された一種の義務といえるでしょう。
今後も1年間戦える体づくりに、全力を注いでほしいと願います。

2009年1月23日 (金)

合同自主トレ最後の休日と沖縄キャンプが変わる。

ドラゴンズの選手会合同自主トレは、最後の休日
しかし中には休日返上で汗を流していた選手もいたようです。
一方、いよいよ沖縄キャンプまであと9日
いよいよカウントダウンに入りましたが、
今朝のスポーツ紙は、キャンプのいくつかの変革ポイントを。
『変革の年』となる今春の沖縄キャンプは
例年以上に熱く、濃密な内容となってきそうな予感です。

ドラゴンズトピックス(22日)

◇山本昌
<ナゴヤ球場屋内練習場で自主トレを行い、
ランニングとキャッチボールで1時間、黙々と汗を流す。
休日返上ではなく、選手会合同自主トレを
前日欠席したため、休日の振り替えと説明>
「特別なことはしていない。自分のペースでやっているだけ。
昨日、動いていなかったからね」

<前日の欠席理由は、埼玉県所沢市の早稲田大・所沢キャンパスで
『アイク生原&ピーター・オマリー記念スポーツマネジメント講座』の
銘板除幕式に出席したため。初体験の大学キャンパスに>
「都の西北だよ。オレも大学に行こうかな」

<記念講演した福岡ソフトバンク・王会長の話に
耳を傾ける750人の学生の熱気に触れ、刺激を受けた様子>
「大学のようなところに行くのはそうそうない。学ぶ意欲がわいてきた」

<自身のホームページでは10年以上、
近況報告などを更新し続けているが、ITのスキルアップに興味を示して>
「通信教育を受けて、パソコンの技術を磨こうかな」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン

◇佐藤充
<合同自主トレの休日を返上し、ナゴヤ球場の
屋内練習場でネット投球などで汗を流す。充実の表情で>
「きのう(21日)福留さんから教わったヒザの使い方を確認しました」

<現状でのブルペン封印を宣言。
キャンプでは様子を見てブルペン入りするという>
「捕手にいい球を投げようとして
バランスが崩れてもいけないので、今はブルペンを控えています。
今のうちにいろいろ確認しておきたい」
(中スポ)

◇川井雄太
<休日返上、屋内練習場で午前中の1時間汗を流す>
「自分には休みなんかないですから」

<アップ、キャッチボールの後、
ネットに向かってフォーク主体に29球。
フォームをチェックしながら15分かけてじっくり投げ込む。
今オフにフォークを習得中だが、ニヤリと笑って>
「フォークの仕上がり具合は秘密です」
(中スポ)

◇北野2軍マネジャー
<ナゴヤ球場での合同自主トレが休日だったが、
一番乗りでランニングをこなしていた。理由を尋ねると冗談交じりに>
「いきなり動いて、ケガをするといけないから。
家にいると電気代がもったいないしね」

<マネジャーとしての仕事をしながらも、
ときおり、選手から練習の相手役を頼まれることも。
いつでも引き受けられるように、自主トレをしている。
この日は『休日出勤』してきた山本昌の
キャッチボールの相手も務めると、
その後は球場内のロッカールームへと直行。
マネジャーとしての仕事を始めた>
「準備をするんだよ。もうすぐ沖縄に出発だから、
(荷物の出し方など)選手に何を聞かれてもいいようにね」
(中スポ<ドラ番記者>


◇岩﨑達郎
<グアムでの自主トレで右打ちの『極意』を会得中。
右打ちの達人・井端からアドバイスを受け、
この日の打撃練習でも徹底した右打ちを披露。
井端のちょっとしたヒントにうれしそうに語る>
「イメージはできてきた。
井端さんの言っていることを何とかものにしたいです」

<自身にとって井端とは、単にレギュラーとして
立ちふさがる『目の上のこぶ』存在ではない。
偉大な先輩からすべてを吸収する。それがグアムへ来た最大の理由>
「走攻守、すべてで見習うべき人です。
ライバル? 自分はまだそこまでいっていない」

<右打ちも盗むべき技の一つ。
小技に磨きをかけ、『ポスト井端”の座を不動にする>
「自分はそういう打撃ができないとダメなタイプです。
例えば1死一塁でどういう打撃をするか。
相手の嫌がられることをしないと」

<昨季は2軍戦でも意識的に右打ちを試みてきたというが、
成功率はいまひとつのよう。目標を高く置いて>
「100%を目指します」

<プロ3年目。まずは『スーパーサブ』の座を狙う>
「井端さんに何かあったときに試合に出られるようにしたい」

<貴重な財産になっているのが『ベンチ裏』。
一昨年は日本シリーズ、昨年はCSと
2年連続ポストシーズンで1軍に同行。最高の緊張感を体感した>
「いるだけでもいい経験になります。
ボクだったらどうするか、そんなことを考えながら
(ベンチ裏の)モニターを見ていました」

<ナゴヤ球場での自主トレ初日、開口一番こう語って>
「レベルアップを年々実感できています。
今年はやれるような気がします」
中スポ

◇井端弘和
<グアムでの自主トレ初日、フリー打撃中の岩﨑達郎の
何げないフォームのゆがみを見逃さず、こう声をかける>
「右打ちのときに頭がぶれているぞ。それじゃダメだ。
頭は動かさず、バットを内側から出すことを意識しろ」
中スポ


◇豊田館長(合宿所『昇竜館』)
<キャンプ後に寮生の個別面談を行うことがこの日明らかに。
17日に立浪兼任コーチが寮生17人に講演を行ったことを受け、
この日までに全員がリポートを提出。それを基に面談する。
リポートはA4判の紙1枚で、今季の目標と講演の感想を
書く欄が設けられていたそうだが、その狙いを説明>
「その場で聞いて終わりではなく、後から思い出すことも大切。
書くことも大事だから、感想文という形で出させました」

<個人面接は選手の心のケアとともに、
自発性も促す意図を持っている>
「ケガしている選手から順番に行う予定です。
彼らから話を聞いていきたい。
(面接では)できるだけ、選手から話をさせるようにしていきたい」

<この日あいさつに訪れた東北楽天・山﨑武司のアドバイスを大歓迎。
山﨑の中日時代にはコーチを務めたこともあり>
「刺激になると思うし、どんどん来てほしい」
中スポスポニチスポニチ名古屋

◆山﨑武司(東北楽天)
<昨年末に就任した豊田館長へのあいさつのため、
昇竜館を訪れ、報道陣にこうコメント。
中日OBが若竜にありがたーいアドバイスを送る>
「この球団(中日)は(練習が)いろいろ大変だから、
休みの時は休めばいいんじゃない」

<昇竜館では新人の井藤真吾や2年目の赤坂らからあいさつ。
メリハリをつけることを後輩に伝えたいOBの金言。
他球団の選手がアドバイスするのは異例だが>
「(87年から02年まで)お世話になったし、やっぱり気になるよね」
(中スポ)


◆北谷町役場関係者
<1軍キャンプ地の北谷公園野球場のブルペンに
開閉式の屋根が設置されることを明かして>
「完全室内だと暗くなるので、
開閉式の屋根をつけようと思っているんです。
雨の日でも安心して練習してもらえるようにしたい」

<早ければ今キャンプ中に使用可能だが、
工期が遅れれば、来年から本格稼働となりそう>
「4年ぶりに内野のネットも張り替えましたし、
選手には野球に没頭してもらいたい」
おおさか報知

◇石黒球団広報
<北谷公園野球場に人気マスコット・ドアラの
『等身大看板』が設置されることについて>
「キャンプを訪れたファンの方に
記念の写真を撮っていただければと思いまして。
いまは制作している段階です」

<ちなみにホンモノのドアラが北谷入りするのは2月末。
オープン戦初戦の東京ヤクルト戦となるが、
それまでは週末は営業活動、平日は第2弾著書の執筆活動に励むとか。
キャンプインの2月1日は名古屋市内の八事山興正寺で
松原名古屋市長らと豆まきイベントに参加予定>
「キャンプ中は球団の広報活動に専念します」
中スポ

◇伊藤球団代表
<かつては球場正面に記念撮影用の看板があったが、
劣化などの理由で数年前に撤去。
昨年まで特別な看板はなかったが、ドアラの写真の設置を提案>
「ファンの方に喜んでもらえれば」
中スポ


◇落合監督
<沖縄キャンプで『愛の地獄ノック』復活を宣言。
昨年のキャンプでは初日にノックを封印したが、
今年は積極的にノックを打つ意志を示す。
しかも対象を限った条件付きのノックだという>
「今年は打つぞ! 
まあ期待しているやつにしか打たないけどな。ハハハハッ」
中スポニッカン


選手会合同自主トレは、最後の休日
きょう23日からの最終クールを終えると、
26日には多くの選手がキャンプ地・沖縄へ移動。
そうなると、休みらしい休みこの日が最後となるのかも。
しかし中には、休日返上の選手もいて、
ナゴヤ球場の屋内には、午前中は佐藤充、川井が姿を見せ、
さらに午後には前夜のとんねるずの番組で、
見事なラジコン技を披露していた昌さんも、黙々と汗を流していたようです。
また昇竜館には、中日OBの山﨑武司が来訪。
新たに就任した豊田館長にあいさつなどをしたそうですが、
相変わらずの中日ファンぶりにニヤリとしてしまいました。

それはさておき、沖縄キャンプまであと9日
いよいよカウントダウンに入りましたが、
今朝の中スポなどスポーツ各紙では、
『ドラゴンズのキャンプも“チェンジ”だ。』など
今春の沖縄キャンプの変更ポイントが話題になっていましたね。
すでに19日には、落合監督、コーチ陣らが参加して
3年ぶりに事前のスタッフ会議が行われましたが、
第1クール8勤で、休みが3日となる他にも様々なプランがあるそうです。
この日出ていたいくつかのプランを箇条書きに記してみると、

(1)選手参加 夜のミーティング
(2)2.1キャンプ初日のゲームの復活
(3)1、2軍の頻繁な入れ替え
(4)落合監督『オレ流ノック』の復活
(5)北谷球場ブルペンに開閉式の屋根設置
(6)北谷球場にドアラの『等身大看板』設置



ボクがお待ちしています! まあ(6)は直接ナインには
関係がないことですが、
タテ180センチ、ヨコ90センチで、
ほぼ等身大のサイズの看板。
設置場所は
北谷球場の正面
予定しているとのこと。
ぜひとも来場された方は
記念にどうぞということで…。
ただそれを抜きとしても、
やはり『変革キャンプ』となってきそうです。

その中でまず目を引いたのが、(1)の夜のミーティング
よその球団では練習後に、宿舎でミーティングや
夜間練習を行っていることを耳にしていましたが、
落合政権下では、初めてとのこと。
確かに夜の7時頃まで居残り練習することが多い
ドラゴンズではありますが、あくまでそれは球場内でのこと。
宿舎に帰ったら、バタンキューという感じであったのが、
今季はさらに頭の面でも特訓となるのでしょうか。
コーチ陣が連日、1、2軍の選手入れ替えなどを
話し合うとのことですが、それに選手も加わってということになるのか。
年々よりも「対話路線」を強調する構えの落合監督ですが、
もしかしたら戦術面での指導などがあるのかもしれません。

続いては、(2)のキャンプ初日紅白戦
前日の記事で清水昭信
「仮に初日から紅白戦でも行けるつもりで」という感じで
予想していましたが、紅白戦という形ではなくとも、
実戦形式の練習が行われるようなムードですね。
中スポによると、投手の実戦配備は難しいため、
ゲームを行うのは野手のみ
打撃投手が投げる案が浮上しているとのことですが、
すでに登板しそうな一部の打撃投手には
落合監督から体の準備の指令が伝えられているそうで。
奇しくも2月1日は、日曜日。
5年ぶりの初日実戦ならスタンドも盛り上がることと思われます。

さらに、(4)の落合ノック復活
ファンとしては、これはとてもうれしいことですね。
昨春は「バットは振りません」と早々とノックを封印
その意志は思った以上に固く、
キャンプ中はノックバットこそ持って、動きはしていたものの、
ボールを打ったのは、和田への個別指導ぐらいだった記憶が。
しかし今季はすでに「今年は打つぞ!」と宣言していますし、
秋季キャンプでは内野だけではなく、外野手バージョンも。
さらに今年はその相手も、かなりの限定となってきそう。
サード固定を明言し「あいつはオレが直接鍛える」と話す森野は確実。
またシャッフルコンバートが行われる荒木、井端のアライバコンビ。
その辺りを中心にかなり濃い内容のノックが披露されそう。
右に、左に。捕れそうで捕れないコースに
絶妙の強さで繰り出される、恐怖の『落合ノック』。
しかし逆から見れば、その餌食となった選手が
今季、期待されている選手という見方もできそう。
どんな選手が受けることになっていくのかにも注目です。


世代交代、若手を中心とする戦力の底上げなど
『変革の年』と位置づけられている今季のドラゴンズ
新しく生まれ変わるチームづくり。
それに着手するための方法は、
これまでの5年間とは、また違うものとなってくるでしょう。
競争がテーマとなるキャンプですが、
その厳しさも例年以上のものになると思われます。
いよいよあと9日となりましたが、ファンとしては、
まずはキャンプの変革ぶりに注目するとともに
朝早くから夜遅くまで野球漬けとなる
竜戦士たちの奮闘を見守っていきたいなと思います。

2009年1月22日 (木)

福留塾に充納得野本感激とグアム井上虎視眈々。

ドラゴンズの選手会合同自主トレは第2クール最終日
ナゴヤ球場に練習に訪れていたカブス・福留から
佐藤充、ルーキー・野本へアドバイスが。
メジャーリーガーからの金言に感謝感激だったようです。
またグアムでの自主トレにベテラン・井上が合流。
竜の兄貴分はさっそく陣頭指揮、初打ちも披露したそうです。
その他平田20発宣言、ゲンさんブルペン入りなどの話題を。

ドラゴンズトピックス(21日)

◇平田良介
<選手会長の荒木とともに、
名古屋市瑞穂区の名古屋市立大病院を慰問。
3年連続となる訪問、トークショーで子どもたちを前に宣言>
「まずは20本塁打を打てることを今季の目標にしています」

<20発に照準を合わせたのにはワケがある。
達成した場合、一緒に自主トレを行った千葉ロッテ・西岡が
はめていた高級時計を譲ってもらう約束をしたという>
「ブランドとかはよくわからないんですけど、すごいかっこいいんです」

<もちろん時計のためだけに頑張るわけではないが、
強いモチベーションになるのは間違いない。
大阪桐蔭高同窓生ユニット『好奇心』を提唱した西岡のイキな計らいに>
「昨年は結果を残すことができませんでしたが、
今年は1軍にいることを頭に入れ、
開幕スタメンで出ることを目標にしています。
キャンプで144試合出られる体をしっかりつくって、
オープン戦からどんどんアピールしていきたいですね」
中スポ

◇荒木雅博
<名古屋市瑞穂区の名古屋市立大学病院を慰問して、
車いすなどの医療器具を購入するための寄付金、
サイン入りグッズなどを贈呈。
平田とともに出演したトークショーで
子どもたちを盛り上げ、その後、病棟を慰問>
「僕たちにはこれくらいしかできませんから。
みんなが喜んでくれてよかった。
逆にこちらが元気をもらう部分もある」
中スポニッカン


◇佐藤充
<ナゴヤ球場に居合わせたカブス・福留に『入門』。
福留が振る姿をまねて、バットを振るように腰をひねる。
はたから見れば打撃指導だが、珍しい『異種交流』。
その意味を説明して>
「体重移動は投手も打者も同じところがあると思います。
体が完全に前に行ってしまうと、
投手は手投げ、打者は手打ちになりますから。
しっかり重心を残して投げる、打つというのは同じだと思います」

<今月上旬、福留らとともにハワイで自主トレを行ったが、
そこで打者の技術や心理など、たっぷり話を聞いた。
中でも心に残ったのが『ひざの使い方』の話だったという>
「向こうで福留さん、山﨑武司さん(東北楽天)と
ひざの使い方の話をさせてもらったんですけど、
今まで自分がやみくもに信じていたことが間違っていると気付きました」

<投打に共通するひざの使い方について、
目からうろこが落ちるような理論が、
2人の一流打者により展開されたという。
実際に福留が打ち、ひざを使う様子を生で見ながら教えを受けて>
「向こう(ハワイ)では福留さんが打っていなかった。
今日はちょうど(ティー打撃を)打っていらっしゃったので
話を聞きに行ったんです。
きょう話を聞いたからすぐに投球で使えるとは
限らないですけど、すごくいい話が聞けたと思います」

<一級品の理論を実践できる体にもなった。
昨秋手術した右ひざは辛抱強くリハビリを続け、順調に回復。
2月1日のキャンプインにはほぼ万全で臨めそうだという>
「今まではやりたくてもひざが痛くてできないところがあった。
今は痛みも全くないですから。
沖縄に入ったら徐々にペースを上げていきたいと思っています」
中スポ

◇野本圭(ドラフト1位)
<合同自主トレの全体練習終了後、
屋内練習場で居残り打撃練習を行っている際に
メジャーリーガーから『金言』をゲット。
カブス・福留から初めて声をかけられ>
「言葉をかけてもらいました。
『左手を意識しすぎると、バランスが崩れるぞ』と言われました。
感激してしまいまして『ありがとうございます』としか言えませんでした。
ありがたいです。ボクみたいな選手に
声をかけてくださって、本当にうれしいです」

<オーラに圧倒され自分の頭にあった質問は
1つもできなかったが、たった一言とはいえ、
同じ左の大打者の言葉が胸に響かないわけがない。
助言をもらった後、岩﨑恭平らとともに
さっそく居残りのティー打撃で指摘された
ポイントの修正に取り組み、マシン打撃に汗を流す。
沖縄キャンプ出発までの残り4日間、
存分にメジャーエキスを吸収して備える>
「質問はいろいろあるんですが、
恐縮してこちらからは聞けませんでした。次元の違う人ですから…。
また機会があれば、いろいろお聞きしたい。
見るだけでも勉強になる。見ることで勉強したい」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◆福留孝介(カブス)
<自身のマシン打撃をじっくり観察していた野本にアドバイス。
野本の『入門』を歓迎、報道陣を通じ質問を受けつける姿勢を示し>
「勉強になることは言っていないよ。
でも聞きたいことがあればいつでも答えてあげる。
僕のやり方が合うと思えば取り入れればいいことだから」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン


◇清水昭信
<ナゴヤ球場の屋内練習場でブルペン入り。
鳥取のワールドウィングで年始から投げ込んでおり、
立ち投げで約55球。早々の仕上がりをアピール。
それまで軽めに投げていたが、目の色が変わったのは34球目。
中川がバットを手に打席で構えたとき>
「やっぱり打者が立つと気持ちに火が付きました」

<中川は1球で離れたが、一度上がったピッチは簡単には下がらない。
キャンプ即実戦OKともいえるボールに>
「思っていたより球が行きました。
鳥取で、リリースの瞬間に力を集中できる
腕の引き方を教わりました。その効果があったのかな。
キャンプのメニューはまったく聞いていませんが、
仮に初日から紅白戦でも行けるつもりでつくります」
(中スポ)

◇中川裕貴
<清水昭信のブルペン投球に驚く>
「早めに投手の球を見ておきたい(ので打席に入った)。
思っていたより速く見えました」
(中スポ)

◇ルイスブルペン捕手
<清水昭信のボールを手放しでほめ>
「昨年より球質が重くなった。キレも回転もすごくいい」
(中スポ)

◇小林正人
<合同自主トレ合流後、初のブルペン入り。
捕手を立たせて30球、フォームを確認しながら投げ込む>
「コントロールをつけるためには
しっかりと下半身を使って投げないといけないですから。
下半身を意識して投げていきたいです」
(中スポ)

◇齊藤信介
<今年はじめてブルペン入り。
捕手を立たせ、感触を確かめるように約20球を投げる。
昨年終盤、左ひざを痛めていたが、それもすでに完治。
万全の状態でキャンプ入りを目指す>
「傾斜のあるところで投げるとやっぱり力が入ります。
痛いところもなく投げられているので、
良かったんじゃないかと思います」
(中スポ)

◇中里篤史
<バドミントンのラケットを使った練習で投球フォームをチェック。
ネットに向かって約10球投げた後、ラケットを持って素振り。
約20分間、これを黙々と繰り返す。練習の意図を説明して>
「ラケットにテープが巻いてあるし、重みや(空気の)抵抗もあるので、
腕の振りを確認するのにちょうどいい」

<腕の振りが横振りになると、ラケットが左右に流れてしまうため、
投球フォームはいいかどうか、見極める効果もあるという。
ブルペン入りは23日からの最終クール。
本格的な投球練習は沖縄入り後を予定>
「悪いところは直して
(プロ入り)1年目のいいときのフォームを取り戻したい」
(中スポ)

◇菊地正法
<静岡県沼津市で20日まで自主トレをしていたが、
この日、選手会合同自主トレに合流。
沼津では久本と体育館で体幹などを強化し、
ブルペンでの投球も中2日の間隔でやってきたという。気合を入れ直して>
「今年は上(1軍)で結果を残すしかない。
キャンプに向けてしっかり練習していきたい」
(中スポ)

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<4キロの持久走で2位の鈴木に100メートルの差をつけて圧勝。
残り1周まで5番手につけ、最後の400メートルだけで
先輩たちをぶっちぎる。これで持久走は4勝目>
「走るのは得意なんです」

<それでも気を引き締めて>
「走れれば試合に勝てるというわけではないですから。
キャンプでも頑張りたいです」
(中スポ)

◇住田コンディショニングコーチ
<昨年の秋から選手とともにドミニカウインターリーグに
派遣されたが、何とその後も『プチ留学』。
選手が帰国した12月中旬に自費でキューバへ。
アポなしで関係者と接触し約1週間、トレーニング方法などを教わったという。
さらに一時帰国した後、友人が現地の球団で働いているベネズエラへ。
ここでもトレーニング方法を勉強して新年を迎えた。
ちなみに帰国したのは1月9日。
休みなし、費用もウン十万円かかっているが>
「先行投資ですから。オフが大事なんで」
(中スポ<ドラ番記者>


◇井上一樹
<グアムでの自主トレ2日目、他の誰よりも球場に響き渡る声。
自らノックバットを握って、若手を前後左右に揺さぶり、冗談を交えて鼓舞>
「晩飯のためにカロリーを使い切れ」

<フリー打撃中の藤井にはこう指導>
「バットをしならせるという意識を持て」

<リーダーにして盛り上げ役。まさに一人二役の奮闘ぶり。
ちなみにドラ番記者にも飲み物を差し入れて>
「若い連中の面倒を見るのもオレの役目だと思うんだ。
長年やってきた身として、兄貴分にならないと」

<自らも最高気温31度。
太陽が容赦なく照りつける中で悠々と『初打ち』を敢行。
合流初日に約3時間汗を流したベテランは、
6年目になる自主トレ先のグアムで
レギュラー再奪取へ並々ならぬ意気込みを示して>
「誰だってレギュラーでいきたいはず。
オレだって3打席、4打席立ちたい。
『やらなきゃ』という気持ちは十二分にある」

<昨季スタメン出場は31試合にとどまる。
今季、外野の定位置争いはより激烈になり、
取り巻く状況は相変わらず厳しい。
『世代交代』の波について、冷静に語る>
「チームは変革の年といわれているし、
オレにとってはアゲンストだと分かっている」

<それでも昨年の沖縄キャンプでは、
若手に交じって連日のように早出特打を行った。
37歳になった今も、体力で若手に見劣りはしない。
オープン戦で『井上健在』をアピールするためにも、
キャンプでは徹底的に汗を流す心積もりだ>
「もともと練習は嫌いじゃない。
今年も自分で必要と感じればどんどん振りたい」

<最近2年間の打率は.291、.292。
まだまだ打撃技術だってさび付いてはいない。さて今季の目標は>
「最低限、300(打率3割)は打たないと。
その自信は? あるよ。
調子に乗ればグングン打てるのがオレだから。
ここ一番という場面で、監督が
『一樹を使おうか』という気持ちになればいいね。
今の気持ちはギラギラというより、虎視眈々」
中スポ

◇藤井淳志
<スイッチヒッター再転向のカギを握る左打席での打撃に力を注ぐ。
グアムでの合同自主トレで、初めて左打席でフリー打撃を行い、
同じ左打者の井上にもアドバイスを仰ぎ、さらにスイングを重ねる。
柵越えを放つなど、鋭い打球を連発しているが慎重な姿勢を崩さず>
「まだまだ。いいも悪いもありません。これからです」

<好材料は、昨季違和感があったという右肩の状態。
遠投もキャッチボールもできている>
「暖かいグアムでだいぶ不安なく投げられている」

<レギュラー争いの火ぶたが切って落とされる
キャンプ地・沖縄に上々のコンディションで乗り込めそう>
「自分の力でチャンスをつかみ取りたい」
(中スポ)


今朝の中スポ及び東京中日早刷りの1面は、
上半身ハダカ井上のスイング姿!
グアム自主トレに合流し、さっそく若手を陣頭指揮
さらに暑い中、初打ちも敢行するなど、
約3時間、精力的に汗を流したそうですが、
坊主頭で上半身ハダカのおっさんのデカデカとしたフォト。
先日の藤井1面ではないですが、
果たして、東京でこれで売れるのか??
さすがに東京中日の駅売り版は、
TK被告の1面に差し変わっていたようです。

野性味溢れるぜ!それはさておき、
今季37歳を迎えるベテランですが、
外野競争が一層きびしくなるなか、
レギュラー獲りへ意気込みを。
ただ世代交代という
逆風のなか、活路を見いだすには、
やはり左の代打としてでしょうね。
ドラゴンズの「左の代打」というと、まず第一に
今季現役ラストイヤーを宣言した立浪の名が挙がりますが、
その立浪を蹴落とし、切り札として代わることが、
井上において、今後の生きる道なのではないかと。
体力的にはまだまだ若手には負けないであろうとは思われますが、
チームの指針的には、その出番は限られるものとなるでしょう。
そんな逆風ではあるものの、井上本人もいうように
「調子に乗ればグングン打てる」というのも、明らか。
その波に乗れるよう、チャンスを見定め生かしてほしいなと。
それによりチームが活性化するのなら、言うことなしですし。
今季も勝負強く、また味のある打撃
数多く魅せてくれるよう、背番号9には期待したいと思います。


一方、ナゴヤ球場での選手会合同自主トレは、
この日は、第2クールの最終日
午前中は屋外で動き、午後からは屋内でという選手が多かったよう。
またこの日もブルペンでの立ち投げをする投手が多く、
4、5人が並んで投げていたとのこと。
球質が重く、キレが良いなど上々の仕上がり清水昭信をはじめ、
小林正人、齊藤、そして川井雄太などもプルペン入りしました。
そのなかで、この日の清水昭信のコメントに、
「仮に初日から紅白戦でも行けるつもりで」というのがありましたが、
原点回帰と言われる今年の沖縄キャンプ。
04年の落合監督就任初のキャンプではいきなりの紅白戦
周囲を驚かせましたが、今年もその再現となるのでしょうか?
そうなればとても興味深いなと期待しつつも、
他の投手の仕上げ方では、おそらくなさそうに思えますが…。
まあゲンさんの予想が当たるか否か、2月1日の動きにも注目です。

さらにこの日は、メジャーリーガー
後輩たちにさまざまな助言、金言を授けていたようで。
自主トレに訪れていたカブス・福留が、
佐藤充に、投球の際の下半身の使い方を指導。
投手と野手は異業種ながら、互いに身ぶりを交え、
投球フォームを何度となく繰り返すという場面が繰り広げられたもよう。
さらにルーキー・野本にも、左手の動きについてアドバイス。
ハワイで一緒に自主トレを行っていた佐藤充はまだしも、
これまで「見ていただけ」だった野本は、
あの福留に初めて声をかけられ、感激
オーラにも圧倒されたか、またも頭と体が
「気をつけ状態」になってしまったようです。

野本くん、まさに感謝感激のシーンだったでしょうが、
一級品の技術を持つメジャーリーガーから
直接声をかけてもらい、学べるというのは、
そうなかなかないことですし、とても大きいのではと思いますね。
今後も福留の技術を『盗む』ことで
自らの成長へのヒントとしていく構えという背番号30
最終クールもしっかり振り込み、沖縄入りに備えてほしいところです。

2009年1月21日 (水)

若竜続々ブルペン入りと09年オープン戦詳細日程。

ナゴヤ球場でのドラゴンズ選手会合同自主トレ
この日は、若竜たちブルペンでの投球を開始。
また左肩リハビリ中の荒木選手会長
屋外でのキャッチボールを解禁しました。
さらにグアムではエース候補の中田がいきなりの打撃投手。
その他すし慰問に、オープン戦詳細日程などの話題を。

ドラゴンズトピックス(20日)

◇高島祥平(ドラフト4位)
<新人では初めてナゴヤ球場屋内練習場のブルペン入り。
MAX152キロの速球が売り物の右腕が、早速快速ぶりをアピール。
先輩3人の投球が、速さが身上のルーキーにショックを与える。
一緒にブルペンに入ったのは長峰、山内、赤坂の3人>
「みなさん軽めなのに速いので圧倒されました。
自分のアピールポイントはやっぱりスピード。そう思うと少し焦って…」

<10球ほどの軽めの投球の後、力を7割くらいに抑えたというが、
飛ばし気味にスピードを上げたところを、
視察に訪れた中田スカウト部長にペースダウンを指示され>
「メディカルチェックでできなかったけど
本当は19日に入りたかった。
1カ月投げてなくて、ずっと我慢してました」

<26日から沖縄入り。12球団で1番厳しいといわれるキャンプ。
とことん投げ込む覚悟はできている>
「長いイニングが投げられる投手になれるよう、
下半身もしっかり鍛えたい。
新品のスパイク? 投げ込んでどんどん汚さなきゃいけませんね」
中スポ

◇稲葉投手コーチ
<視察に訪れ、若手投手陣に厳しい視線を投げかける。
高島の投球を評価し、注文をつける>
「上体に力がある。
手投げになってしまわないように、しっかり下半身をつくらないと」
中スポ


◇山内壮馬
<今年初のブルペン入り。
捕手を立たせて23球。指先には確かな感触が残り>
「意識したのは(ボールへの)指のかかりと
(投球フォームの)バランスです。
思ったよりもいい感じで投げられました」

<順調な滑り出しはブレーブス入りした川上の教えがあるから。
プロ2年目の今季は調整を少し早め、キャンプでのサバイバルに備える>
「左足を踏み出すとき、以前は左ひざが突っ張っていた。
左ひざを少し曲げて、グッと重心が乗るように意識しているんですけど、
それだけでバランスが良くなったのを感じます」
(中スポ)

◇赤坂和幸
<同じく2年目右腕が今年初のブルペン入り。
20球のアップの後、捕手を立たせたまま力を入れて20球を投げ込む>
「年末年始も休まずキャッチボールしていたのがよかったのか、
全部ミットの位置に投げ込めました。
今年はコントロールがアップした姿を見せられそうです」
(中スポ)

◇長峰昌司
<オーストラリアから帰国後初のブルペン投球。
捕手を立たせて約20球を投げ、その後に座らせて3球。
現地では投球練習を行ってきたが、寒い日本に戻っては初。
先発ローテ入りを目指す今季は順調に仕込みができている>
「ここまでは順調です。
向こう(豪州)ではキャッチボールの相手をしてもらった
朝倉さんにフォームのチェックをしてもらっていました」
(中スポ)

◇川井雄太
<28歳の同級生とブルペンで初コンビを組む。
今年初のブルペンで約30球を受けたのが、
北海道日本ハムから移籍した小山>
「ボクも投げようと思っていて、
小山も投手の球を受けたいということだったので、
今日ブルペンに入りました。
まだ全力で投げられる状態ではないけど、
これからどんどんペースを上げていきたい」
(中スポ)


◇荒木雅博
<左肩関節唇の損傷でリハビリ中。
この日、ナゴヤ球場で屋内では初となるキャッチボールを再開。
約20メートルの距離を慎重に投げたが、違和感はなし。
痛めているのは左肩とはいえ、今オフは安静にするため禁止されていた。
すでに屋内では再開していたが、この日でさらに前進>
「ずっと下半身をつくってきたので、(右肩は)大事にしていきたい。
感触? まずまずです。順調ですね。左肩の違和感もなかった。
キャンプでは完ぺきに投げられるようになると思う」

<今後は距離を伸ばして2月1日までに
打撃以外を普通にこなせる状態を目指す、打撃再開は2月中旬を予定>
「しっかり下半身をつくってキャンプに向かいたい。
打つ方は下半身がしっかりしていれば、問題はないと思う」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇和田一浩
<屋内練習場で今年初のマシン打撃で汗を流す。
ティー打撃、マシン打撃で約30分、感覚を確かめるように打ち込んで>
「マシンを打つのは初めてですね。いい状態だと思います。
まあ、いまは自分のペースでやっていますから」
(中スポ)

◇野本圭(ドラフト1位)
<前日打撃練習したカブス・福留を観察して、
『左手の使い方』にヒントを得たが、この日早速アイディアを実践。
左手1本でのティー打撃を試す。プロの技をどん欲に盗み>
「いいものは取り入れていきたいので。
福留さんのスイングは本当にすごいです」
(中スポ)


◇吉見一起
<社会人野球のトヨタ自動車時代の先輩である
オリックス・金子から新型フォークを伝授される。
愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターでのキャッチボール中、
身ぶりや手ぶりを交えながら、握りや投げ方を教わって>
「金子さんに迷惑がかかるといけないので、詳しくは言えませんけど、
僕が今まで投げていたフォークと一番違うところは、手首の使い方ですね」

<金子は昨秋のキャンプで、臨時コーチを務めた
野茂英雄氏からフォークを学んだ経験がある。
野茂氏への義理もあり、さすがに教えをそのまま
レクチャーしてくれることはなかったが、
金子の投法とミックスさせたものを伝授。
さっそくキャッチボールで試したところ、
捕手役を務めた選手が一瞬、驚いてよけるほどの切れ味に>
「教わったものをキャンプとかで試してみて、感触が良ければ試合で投げます」

<フォークの精度アップを今季の課題にしているが、
貴重なヒントになりそう。すでに使いどころもイメージしている>
「困ったときにフォークを投げられるくらい
精度を上げれば、すごい武器になると思います。
今まではフォークの握りで落ちたり落ちなかったりしていましたけど、
ストライクを取るフォークと、空振りを狙うフォークを
使い分けるのが理想ですね」

<開幕投手候補でもあるが、挑戦者の立場も強調>
「開幕に合わせるのでは、僕の立場では遅すぎます。
オープン戦からどんどんアピールしないと。
(キャンプ初日の)2月1日のブルペンで
捕手を座らせるつもりで、仕上げていきます」

<社会人野球時代、さんざん汗を流したトヨタスポーツセンター。
約1年ぶりに訪れ、しみじみとした表情でつぶやく>
「本当にここにはお世話になったんです。
立派な施設ですし、ありがたかったですね」

<今、トヨタ自動車は世界的な不況と円高で苦しんでいる。
同社への恩返しも、今季のモチベーションになっている>
「トヨタ自動車出身の選手は多いんです。
(広島からFAの)高橋建さんとか(阪神の)安藤さんとか。
ライバルのチームの人でも、やっぱり結果が気になってしまいますね。
僕は年下ですし、こんなこと言ったら失礼かもしれませんけど、
トヨタ自動車のみんなで活躍して、少しでも盛り上げていけたらいいですね」
中スポ<ドラ番記者>

◇森野将彦
<小林正人、中村一生、谷、福田、阪神・高橋光信とともに
名古屋市南区の児童養護施設『名古屋養育院』を訪問。
両親と暮らすことのできない子どもたちと寿司パーティーで交流。
今年で30年目を迎える恒例行事。
『日本一ドラゴン寿司』とかかれたのれんを掲げ、
ユニホーム姿でがシャリを握って、振る舞う。
子どもから今年の目標を聞かれ、開幕から打ちまくることを宣言>
「1日で終わっちゃうかもしれませんが、10割打つこと」

<今季の活躍を誓って>
「来年も胸を張ってここに来られるよう立派な成績を残します」
(中スポ)

◇谷哲也
<すし慰問に今年初参加。
2年目の逆襲に向け、逆に励まされた様子>
「直接ふれあって、この子たちのためにも
活躍するぞと力がわいてきました」
(中スポ)


◇中田賢一
<グアム・レオパレスリゾートでの自主トレ初日。
打者を相手にした『ピッチング』を解禁。
岩﨑達郎、藤井、東京ヤクルト・森岡の3人に対して
6割程度の力とはいえ、キレのあるボールで詰まらせる場面も。
上々の感触に、思わず笑みもこぼれ>
「指のかかりを意識しました。やっぱりこっちは肩がよく動きます」

<早くも打撃投手を買って出るほど調整は順調。
今季第一の照準を『オープン戦』に合わせる考えを明らかに。
「キャンプではいつものように投げ込みたい。
そして今年のオープン戦では結果を出す。
昨年はオープン戦から悪かっただけに、
いい状態をキープして開幕を迎えたい」

<今季最大の目標には
『規定投球回数144イニングのクリア』を掲げて>
「シーズンを通して投げたい。
プロ入り後4年間でそれができたのは
一度だけ(07年・170イニング1/3)ですから。
いろいろな数字はその後についてくると思うんです。
1年間先発として投げるなら、最低限のノルマになる」

<グアムでの自主トレ中、汗でぬれたシャツを
取り替えながら、うれしそうに語る>
「このオフでも2、3キロ増えました。
今は81、82キロくらいはありますよ。
長く活躍している投手はだいたい体が大きい。
自分もあろ4、5キロは増やしたいと思っています」
中スポ

◇井端弘和
<中田、浅尾、岩﨑達郎、藤井、森岡とともに
グアムでの自主トレを開始したが、初日からハードメニュー。
ノックでは自らがバットを握って、若手5人を左右へ振り回す。
また中田にはキャッチボール後こうアドバイス>
「体が突っ込んでいるぞ」

<最後は先頭に立ってダッシュを繰り返し、
約2時間半の練習を締めくくる。初日を振り返って>
「一人でノックするときついね。でもいい練習ができた」
(中スポ)

◇立浪和義
<この日、中部国際空港発のコンチネンタル機で
井上とともに自主トレ地のグアムへ出発。
グアム行きを前に明かした開幕に向けての調整プランは、
これまでとは違っていた。迷いなく言い切って>
「この年までくると、技術的に、
もうそれほど伸びることはないでしょう。
技術の向上どうこうではなく、あとは実戦での慣れだと思う。
できるだけ早いうちから実戦に出て、体をゲームに慣れさせたい。
時期は早ければ早いほうがいいし、
もし状態がよければ2月からでも実戦で打っていきたい」

<打撃コーチ兼任1年目の昨年は、若手への指導もあって、
早めに仕上げ過ぎた反省もあるが、実戦重視の思いは変わらない。
早めに感覚を取り戻すことで、現役ラストの開幕に備える>
「今年はあまり焦らず、ゆっくりじっくり開幕までに仕上げたい」

<今季のオープン戦初戦は2月28日の対東京ヤクルト戦(北谷)。
若手主体のメンバーが予想されるが、志願参加を表明。
異例の早さとも言える出場も視野に南国の地でバットを振り続ける>
「オープン戦ではある程度結果を残さないといけないので、
キャンプでは打つことだけを考えて、
バットをしっかり振り込んでいきたい」

<『焦らず、じっくり。ケガをしない体づくり』が
今自主トレのテーマ。30日の沖縄入りに備える>
「とにかくケガをしない体をつくることが一番大事。
暖かいところでゆっくり体を動かして、
普通にキャンプに入れるような感じにして帰ってきたい。
グラウンドも借りているし、基礎体力作りと、バットを振ったりしてね。
先にグアム入りしている若い選手が何人もいる。
一緒に、しっかりとバットを振ってきたい」

<グアムに到着。現役最後のシーズンへ自主トレ総仕上げに入る>
「キャンプへ向けてここでペースを上げたい。打撃もする」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇井上一樹
<立浪とともに、1日遅れでグアムに到着。
きょう21日から井端らの自主トレに合流する予定>
「グアムで体を絞る」
(中スポ)

◆WBC:1次登録発表…岡島、西岡ら9選手が新たに加入(毎日jp)
(3月に開かれる第2回WBCに参加する16カ国・地域の
1次登録45選手(最大)が19日(日本時間20日)発表された。
日本は42選手を登録。日本のプロ球界でプレーする
外国人選手など14選手が7チームで名を連ね、
韓国はイ・ビョンギュ(中日)がメンバー入りした)

◇中日主催14戦すべてデーゲーム(中スポ)
(プロ野球セ、パ両リーグはこの日、開始時間を加えた
オープン戦の詳細日程を発表した。
2月28日から3月29日まで121試合を予定し、
ナイトゲームは昨年より5試合多い17試合が組まれた。
ナゴヤドームなど中日主催の14試合はすべてデーゲームで行われる)


ナゴヤ、トヨタ、セントレア、グアムと
様々な場所からのドラゴンズの動きを集めましたが、
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレでは、
この日、『投げ初め』が多かったようで。
立ち投げながら、長峰、山内、赤坂、川井ブルペン入り
それを見ていたルーキー・高島
意識してしまったか、投球に力が入ってしまい、
またも中田スカウト部長ブレーキをかけられたそうです。

直球戦闘機 coming soon新人ブルペン1号となった高島
まあはやる気持ち
わからないでもないですが、
本来のベールは
沖縄に入って、
じっくりと魅せてもらえれば。
昨年時の赤坂樋口と違い、
戦力的な要素もある投手。
MAX152キロの速球という
直球戦闘機ぶり
自分的にも早く見たいものだと
期待していますが、
まずはしっかりと下半身を中心とした体づくりを。
そして2月の声とともに、思う存分投げてくれればと思います。

さらに荒木選手会長
屋外でのキャッチボールを解禁。
感触は「まずまず」ということですが、
遊撃コンバートが控えるキャンプ、そして開幕へ向け、
きっちりとステップアップをしてきているようです。

また古巣・トヨタ自動車で自主トレを行う吉見は、
尊敬する先輩の金子(オリックス)から
『野茂フォーク』を伝授されたもよう。
昨季2ケタを上げた背番号19新たな武器になれば、鬼に金棒。
勝負どころで使えるよう、より精度を上げていってほしいと願います。

さらにこの時期恒例となっている『すし慰問』。
昨季のメンバーに加え、今年はも加わったようですね。
もちろんその『大将』といえば、
元・中日現・阪神の右の代打の切り札の高橋光信
この日はひとり青の職人装束での登場でしたが、
小笠原が完全にカモにされるなど、昨季はけっこうやられたイメージ。
光ちゃんには申し訳ないですが、
今季はしっかり抑えさせてもらいますから。

それから中スポが記者を派遣したグアムからは、
エース候補・中田『初投げ』が。
6分ぐらいの力ながら、岩﨑達郎、藤井らを詰まらせたそうですね。
例年ならまずはしないであろうBP登板
しかしグアムの暖かさと、
雪辱を期す今季への決意がそうさせたのかも。
その中田が目指すのは、オープン戦で結果を出して
先発ローテに返り咲き、07年以来の規定投球イニング突破
規定投球イニングである144イニングをクリアする投手が
1人もいなかったという昨季、ある意味異例の状況は、
いかに先発陣固定されなかったかということでしょう。
エースが抜けて、ライバルとはほぼ一線
競争となるであろう今季、当然ゆったり調整は許されません。
憲伸の穴を埋める最右翼である背番号20
そのためにも理想のフォームを築き、調子を上げ、
万全な状態でオープン戦を迎えてほしいです。

そのオープン戦ですが、
この日、試合開始時間が入った、
2009年度の詳細日程が発表されました。
ちなみに、ドラゴンズの日程は、以下の通り↓

★2009年度 中日ドラゴンズ
春季非公式試合(オープン戦)日程
公式サイトより)

2/28(土)対東京ヤクルト (13:00・北谷公園野球場)
3/1(日) 対北海道日本ハム (13:00・名護市営球場)
 3(火) 対千葉ロッテ (13:30・ナゴヤドーム)
 4(水) 対千葉ロッテ (13:30・ナゴヤドーム)
 5(木) 対巨人   (13:30・ナゴヤドーム)
 6(金) 対巨人   (13:30・ナゴヤドーム)
 7(土) 対北海道日本ハム (13:30・ナゴヤドーム)
 8(日) 対北海道日本ハム (13:30・ナゴヤドーム)
 9(月) 対埼玉西武 (13:00・浜松球場
10(火) 対埼玉西武 (13:00・刈谷球場
11(水) 対埼玉西武 (13:00・小牧市民球場
12(木) 対広島 (13:00・岐阜メモリアルセンター長良川球場
14(土) 対北海道日本ハム (13:00・札幌ドーム)
15(日) 対北海道日本ハム (13:00・札幌ドーム)
20(金・祝) 対福岡ソフトバンク (18:00・ヤフードーム)
21(土) 対福岡ソフトバンク (14:00・ヤフードーム)
22(日) 対福岡ソフトバンク (13:00・ヤフードーム)
24(火) 対横浜   (13:00・横浜スタジアム)
25(水) 対巨人   (18:00・東京ドーム)
26(木) 対千葉ロッテ (14:00・千葉マリンスタジアム)
27(金) 対オリックス (13:30・ナゴヤドーム)
28(土) 対東北楽天 (13:30・ナゴヤドーム)
29(日) 対東北楽天 (13:30・ナゴヤドーム)
(地方球場のリンクは開催要項、公式サイトより)


3月3日のナゴヤドーム初見参
昨年はナイトゲームでしたが、
今年は13時30分開始のデーゲームとなりました。
ただ先発は、守護神・岩瀬の可能性が高いのでは。
またナイトゲームは、20日の福岡ソフトバンク戦と、
25日の東京ドーム・巨人戦の2試合
平日なので、おそらく自分は参戦できませんが、
できればスカパー!で中継してくれないかと期待します。
また「現役ラストイヤー」を迎える立浪兼任コーチ
早めの調整をしていくそうですが、くれぐれも調整は慎重に。
それでも北谷での初戦での登場があるのか、楽しみではあります。

2009年1月20日 (火)

井端今季へ不安なしと合同自主トレ第2クール。

井端立浪らとともに恒例の病院慰問
その後、自主トレ先のグアムへと出発しましたが、
昨年痛めた右ひざの回復具合について、
二塁手へのコンバートとともに、不安なしを強調しました。
また選手会合同自主トレは、この日から第2クール
赤坂ハイペース調整、鈴木手術後初のブルペン入り。
その他、3年ぶりに開かれたスタッフ会議などこの日の話題を。

ドラゴンズトピックス(19日)

◇井端弘和
<名古屋市中村区の名古屋第一赤十字病院を
立浪、井上、荒木、浅尾とともに慰問。
講堂で入院患者ら200人を集めたトークショーで
右ひざの靱帯を痛めた昨年8月から、
約1カ月でスタメン復帰した驚異的回復力の秘訣を聞かれ>
「満員のドームでプレーする気持ちを持ち続けた。
今季も開幕からいく。全試合出られるようにしたい」

<昨年暮れにテレビ朝日アナウンサーの河野明子さんと結婚。
理想の家庭像を問われると、家庭重視の姿勢を表明>
「プロに入って12年間、ずっと家庭でご飯を食べていなかったので、
とりあえず1年くらいはちゃんと家に帰ろうと思っています」

<さらに司会者からは、明子さんを射止めた
決め手にも質問が。ジョーク交じりで話して>
「けがのおかげだと思う。けがをして会う時間が多かったから」

<2009年シーズンのスタートにあたって
不安要素がほとんどないことを強調して>
「早く二塁でプレーしたい。
(昨年8月のひざの)けがも不安はない」

<全力疾走こそしていないものの、徐々にランニングを始めている。
病院慰問後、自主トレのため中部国際空港からグアムへ出発したが、
25日の帰国まで一週間、みっちり走り込む計画>
「動き始めの痛みなどもありません。
暖かいところ(グアム)でのスタート。
グアムではうまくいけば全力疾走できるかも。
それが無理でも7、8割くらいの力で走れれば大成功。
(自主トレは)走って走って走りまくる。
全力疾走できるまでにもっていきたいと思います」

<二塁手へのコンバートも、むしろ期待感がいっぱい>
「ずっと慣れ親しんだところから移るのは、楽しみが多い」

<8年ぶりに入る位置だが、すでに二塁手用グラブは2つが届いた。
キャンプ中に二塁手用がさらに1つと遊撃手用も1つが届く予定。
二塁手用は遊撃手用より少し短いが、とまどいはない。
オープン戦までに4つをそれぞれ試し、開幕までに1つを選ぶ>
「軽くなったが、感覚自体はあまり変わらない。
使いながらでないとわからないが、
二塁用が結局使えなかったら遊撃手用を使います」

<グアムには中田、浅尾、岩﨑達郎、藤井、東京ヤクルト・森岡が同行。
20日には立浪、井上も合流するが、自身は若手を指導する立場。
マイペースの調整を強調して>
「(若手の)バッティングピッチャーでもしようかな。
キャンプでも全体練習以外は自分ですべて決めてやろうと思います」

<また春季キャンプでのマイペース調整容認を求める。
故障の再発防止とともに万全の状態で開幕を迎えるために、
今後は落合監督とも話し合う構え>
「全体練習以外は自分で決めさせて欲しい。じゃないと壊れてしまう」

<今季の目標に首位打者奪取を掲げる。
新婚生活も活躍には大きなプラス要因に>
「野球に対する取り組み方は変わらないけど、
結婚して成績が悪かったら、奥さんのせいにされちゃいますからね。
いい意味のプレッシャーを感じながら、今年こそタイトルを獲りたいです。
自分が狙えるのは首位打者。それ一本に絞っていきます。
毎年、あまり出足が良くないので、頭からスタートを決めたいですね」
中スポ中日新聞おおさか報知スポニチ名古屋ニッカンデイリー


◇立浪和義
<竜戦士による慰問は今年で24年目を迎える1月の恒例行事。
トークショーでは、子どもたちの質問に答える形で>
「自分の決めた目標に向かってコツコツ努力することが大事」
中日新聞

◇井上一樹
<色紙にお得意の書をしたため、その理由を説明>
「人は絆(きずな) 絆は宝。
(理由は)人に助けられてきたから」
中日新聞

◇浅尾拓也
<慰問に訪れた5人の中でただ1人、ビジターのユニホームで登場>
「ホーム用ユニホームはキャンプの荷物に入れて、
(沖縄へ)送ってしまいました」

<それで目立ったのか、会場からは質問が集中。
今年の目標を聞かれ、意気込みを語る>
「中継ぎか先発かわかりませんが、もし先発だったら、2ケタは勝ちたい」
(中スポ、中日新聞

◇中田賢一
<この日、井端、浅尾、藤井、岩﨑達郎らとともに
中部国際空港からグアム自主トレに出発>
「遠投もできるし、長い距離を投げてしっかりと肩をつくって準備したい」
ニッカン


◇赤坂和幸
<高校出の2年目右腕が、フリー打撃登板一番乗り。
そこで居残り練習をしていた堂上兄弟に声をかけると
屋内練習場のマウンドにスパイクを履いて登板。
直球オンリーで約50球を投げ込んだが、
何と兄弟のいずれのバットも真っ二つにへし折る>
「打者との感覚を大事にしているんで、
お願いして打ってもらいました。
そんなに思い切り投げてはないですけど、いい感覚で投げられました」

<昨年の反省を踏まえたハイペース調整。
1年目の昨年はキャンプ中盤に右肩を痛めてリタイア。
その後、復帰して1軍登板も果たしたが、悔いは残った>
「去年はゆっくりやって右肩を痛めたんです。
だから今年は反省を生かさないと。
しっかり肩をつくってキャンプに向かいたい。
きょうの感覚がよかったんで、
あした(20日)にはブルペンに入りたいと思っています。
目標は開幕1軍? もちろんです」

<前日に行われた山本昌の200勝祝賀会。会場にいたが>
「泣きそうになりました。
マサさんの人間的な魅力があってこそ、
あれだけの人(約1300人)が集まって
200勝を祝ったのだと実感しました。
自分もいつかはあのような選手になりたいと思いました」
中スポ<ドラ番記者>

◇堂上直倫
<フリー打撃で赤坂にバットをへし折られて苦笑い。
打者にとってもこの時期に生きた球を打てるのは好都合。
投手の球を打ったのは今年初めてということには感謝>
「ありがたいですね。
きょうはタイミングが全然合わなかったけど、
いい練習になりました。これからです」
(中スポ)

◇鈴木義広
<昨年9月の右ひじ手術後初めてブルペンでの投球を行う。
捕手を立たせたまま、感触を確かめるように15球。
感触は上々だが、はやる気持ちにブレーキをかける。
今後は沖縄に入った26日以後、徐々にペースをあげる予定>
「自分の予測したイメージ以上のボールがいっていた。
下半身を鍛えてきた効果かもしれないけど、
飛ばし過ぎにならないよう、気をつけていかないといけない」
(中スポ)

◇小林2軍投手コーチ
<自主トレを視察。力強い鈴木の腕の振りに目を細める>
「あれだけ意識的に腕を振りぬけるのだから、いいでしょう。
この時期、この寒さにしては。
何より本人のひじの不安がないのがいい」
(中スポ)

◇佐藤充
<ハワイでカブス・福留、東北楽天・山﨑武司と
自主トレをしていたが、この日選手会合同自主トレに合流。
内野ノックでは手術した右ひざに問題がないことを強調。
今後の状態次第ではキャンプは通常メニューをこなせるという>
「ハワイでは思った以上に走り込めた。
ダッシュもできるようになりました。
きょうのノックでも違和感はなかった」
(中スポ)

◇小林正人
<東海大での自主トレを終え、合同自主トレに合流。
母校では後輩の千葉ロッテ・大松とともに
陸上部との合同練習で下半身を強化。キャンプに向け準備万端>
「順調です。下半身がパンパンですけどね。
これからこっちでしっかり練習していきたい」
(中スポ)

◇山本昌
<前夜に盛大な200勝記念パーティを開いたが
この日も合同自主トレに参加。
たくさんの恩人や同僚に祝福されたひとときから、わずか数時間。
少し眠そうな顔ながら、しっかり若手と同じメニューをこなす>
「睡眠? 3時間。眠いけど、大丈夫だよ。
ジッとしているよりも練習していた方がいいからね」
(中スポ)

◇野本圭(ドラフト1位)
<ルーキーが極上のテクニックを見て盗む。
合同自主トレを行っているナゴヤ球場でOBのカブス・福留が練習。
約15分間、打撃練習を直立不動で食い入るように見つめる>
「同じ左打ちの方ですし、
すごいアベレージを残されている方ですから。
初めて生で見させていただいて、想像以上というか、
見入ってしまったという感じです」

<自身のティー打撃を終え、休憩する福留の方をチラチラ。
福留がマシン打撃を始めると、1人でスーッとその後方で約10分間、凝視。
同じく新人の岩﨑恭平、育成の加藤、小林高也らもチラチラ。
中でも1人だけ、じーっと目を離さず。思いがけない収穫に>
「考えながら練習されているなと思いました。
1本1本、大事に打たれている。
しっかりと自分のチェックポイントを持たれているんだろうなと思いました」

<福留の姿勢を見て学び、そして自分に応用できそうな技も。
『左手の使い方』に自らの打撃向上のヒントを得る>
「左手の動きが速くて、しっかりインサイドアウトができている。
インコースもしっかり速く打てるし、
その分、外にも手が伸びる。素人の考えですけど…」
中スポ


◇西川球団社長
<06年以来、3年ぶりに開かれたスタッフ会議に出席。
名古屋市内のホテルで落合監督、コーチ、
トレーナーらと約1時間半の話し合いを行う。
キャンプの選手振り分けなどが議題に上ったが、大幅『チェンジ』を示唆>
「オバマ(米大統領)じゃないけど変革の年だから。
効率のよいキャンプを考え、シーズンに生かしてもらいたい」

<今年もハードな内容になることを示唆。
会議での落合監督の話を紹介>
「毎年のことだけど、ケガ人を出さないように注意してくれ、
ハードなキャンプになるから、
(ケガする)兆候が出ていたら言ってほしい、と
トレーニングコーチとトレーナーに要望していた」
(中スポ、スポニチ名古屋

◇森バッテリーチーフコーチ
<スタッフ会議で、投手陣育成法を確認。
先発候補は20人近くに及ぶことを明言>
「リリーフで決まっているのは岩瀬、高橋、河原、平井ぐらい。
あとはみんな、先発のつもりで練習させる」

<また3月3日の千葉ロッテ戦から、
オープン戦では異例の本拠地6連戦が組まれているが、
天候に左右されない日程を最大限に生かし、
先発陣のテコ入れに向け『共通試験』の実施も示唆>
「雨天中止のないドームで6試合できるのは大きい。
そこで長いイニングを投げる投手が出てくるだろう」
おおさか報知

◇落合監督
<名古屋市内のホテルでスタッフ会議に出席。
約1時間半に及ぶミーティングを終え、会議室を出るとはっきりと言う>
キャンプの1、2軍振り分けについては、結論を先送り。
決まったのは、1、2軍コーチがそろって28日に沖縄に入るということ>
「まだ何も決まってないし、決める時期ではない。
新年の顔合わせみたいなものだ。そういう風に受け止めて」

<キャンプの方針については>
「例年通り。(キャンプで)やることは同じ」
中スポおおさか報知共同通信社スポニチ名古屋

◇沖縄春季キャンプ日程のお知らせ(公式サイト)
◇中日キャンプ日程(中スポ)
(休日は9、16、23日の3日。3月2日に帰名予定)


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
まずは1月恒例の『中村日赤』への病院慰問。
今年は立浪、井上、井端、荒木、そして浅尾の5選手が参加。
トークショーを行ったり、病棟を慰問して
「早く元気になってね」と激励をしたそうです。
そのなかで浅尾だけは、なぜかビジユニでの登場。
前日の北なごやマラソンでも、ビジユニでしたが、
ホームユニはすでに沖縄行きの荷物に詰めてしまったそうで…。
思わぬ「うっかりぶり」を感じる一幕となりました。

元気になってね。今朝の中スポの1面では、
井端の話題が。
昨年末の河野アナとの結婚
実に衝撃的でしたが、
その「新婚パワー」もあって、
今季はフル出場を期待したいところ。
しかしその準備は着々と進んでいるようで、
右ひざのけがについても、周囲の不安を一蹴
また今季コンバートが確実視される二塁についても、
「逆に楽しみが多い」と期待感いっぱいとのこと。
先日のディナーショーでの落合発言では、
主力では、荒木谷繁がもしかしたら
開幕に間に合わないというのがあったそうですが、
『竜の鉄人』においては、今のところは大丈夫そう。
ただこの背番号6沖縄に行くと、
じんましんや虫さされなど、さまざなな体調不良も。
まあまずはすでに到着しているであろうグアムで、
若手とともにしっかり走り込んで、キャンプに備えてほしいです。


一方、選手会合同自主トレ第2クールに突入。
立浪、井端軍団グアムへ調整の地を移すものの、
逆にオーストラリアからは前田が、ハワイから佐藤充が、
また神奈川の小林正人なども合流してきているもよう。
高卒2年目の赤坂がフリー打撃登板一番乗りを果たし、
堂上兄弟のバットをへし折るなど、順調な気配。
さらにラジオ情報によると、中村公治丸坊主とのこと。
今季にかける意気込みをひしひしと感じますが、
この日は1人黙々とマシン相手に打ち込んでいたそうです。

そのなかからは、昨年9月の右ひじ手術後
初めてブルペン投球を始めた鈴木を取り上げたいなと。
これまでは、ネット投球などは行っていたものの、
傾斜のあるブルペンで投球するのは、初とのこと。
キャッチャーを立たせての約15球でしたが、
視察した小林コーチ「いいでしょう」と目を細めていた様子。
ヒジについてはもはや不安はないそうですが、
好調にはやる気持ちを抑え、徐々にペースを上げていくそうです。

この日3年ぶりにキャンプ前のスタッフ会議があったそうですが、
投手部門のドン・森コーチによると、
「リリーフで決まっているのは岩瀬、高橋、河原、平井ぐらい。
あとはみんな、先発のつもりで練習させる」
とのこと。
鈴木の名前は出てきていませんが、
この右腕が復活するかどうかで、先発、中継ぎスタッフの再編がありそう。
平井、河原らベテランにも奮起してもらわないといけませんが、
鈴木が中継ぎ陣にに加わり、セットアッパーとして、
存在感を示してくれれば、チームとって実に心強い限り
キャンプスタートはおそらく読谷ではと思われますが、
今後も飛ばしすぎに気をつけ、
次第に名乗りを上げてくれればと思います。


その他、スタッフ会議からの話題としては、
休日は既報の通り、9、16、23日の3日間(いずれも月曜日)。
ナインは26日から続々と沖縄入りし、合同自主トレを行いますが、
今年は、コーチ全員で29、30日と2日間にわたって
選手の動きをチェックし、仕上がり具合を的確に把握。
1、2軍の振り分けを、その後に正式決定するとのこと。
またコーチ陣に限り、1、2軍とも
1軍宿舎のルネッサンスリゾートに寝泊まりすることも決定。
毎日でも入れ替えがあると言われていますが、
双方のスタッフが情報交換を密にして、それを可能にしていくようです。
今年もハードになるであろう沖縄キャンプまで、あと11日です。

2009年1月19日 (月)

投げ続ける事が恩返し、山本昌200勝達成祝賀会。

昨年8月に史上最年長でプロ通算200勝に到達した
山本昌の快挙を祝う『200勝達成祝賀会』
この日、名古屋市内のホテルで開かれ、
各界の著名人やプロ野球関係者約1300人が集まったもよう。
その人柄が物語るたくさんの人たちに祝福された
43歳左腕は、締めくくりのあいさつで
「この恩返しは、野球を長く続けることで」と決意を。
数々の来賓の祝辞とともに、この日の話題を紹介します。

ドラゴンズトピックス(18日)

◇山本昌
<名古屋市内のホテルで行われた『200勝達成祝賀会』に出席。
会場を埋め尽くした約1300人から祝福される。
後回しにした自らのあいさつで、来場者に決意を語る。
涙はなく、時折笑顔を浮かべながら>
「調子のいいシーズンも、悪いシーズンも
いろいろな方にお世話になりました。
私は幸せです。来年44歳になりますが、
きょうみなさんにお祝いしていただいた
恩返しは、野球を長く続けること。
この感激をいつまでも感じながら
最後本当にボールが投げられなくなるまで
野球が出来たらいいなと思います。
最後の矢がなくなるまで頑張っていきたい」

<アイク生原ドジャース会長補佐、高木時夫スカウト。
天国から見守ってくれている
2人の恩人の大きな写真を両脇に飾ったステージ。
会の最初に2人への黙とうを選んだのもらしい選択。
球界の大先輩の祝辞には時折涙を浮かべ、
昭和40年会の仲間の発言には顔を真っ赤にして>
「歴代監督やスタッフの方々、
素晴らしいチームメートに恵まれて、
ここ(壇上)で話ができるところまでになった。

昭和58年に高木(時夫スカウト)さんに誘われて
プロ野球選手になり、当時は1軍に上がることが夢でした。
4年目のアメリカ留学で基礎をつくり、
それから徐々に一人前になってきた。
多くの人に助けられ、長く野球をやってこられた。
幸いにも、今年は44歳になるが
選手を続けさせてもらえることになりました。

40年会の仲間にはぼくよりずっと能力があって、
早くから活躍した選手がいっぱいいた。
でもけがをして志なかばで引退しなければならなかった。
そんなみんなが言うんですよ。
『おまえはできる限り長くやってくれ』って」

<この日は選手会合同自主トレが休日だったが、
午前中に、ナゴヤ球場へ足を運んで練習。
主賓であるにも関わらず、ランニング、キャッチボールで汗を流す>
「主賓なんて、やることないもん。
家にいてもダラダラするだけだからね。
部屋でジッとしているより、こうして練習している方が気楽だし。
工藤さん(横浜)も同じことを言うけど、
この年齢になったら、動きだしたら休めない」
山本昌公式HP・路傍の一球「第160話ハマっちゃいそう!?」、
中スポスポーツ報知共同通信社スポニチ名古屋ニッカンデイリー


◆ピーター・オマリー (ドジャース元会長)
<山本昌の大恩人、故・アイク生原氏を
ドジャースのフロント幹部会長補佐(国際担当)に抜てき。
この日、遠くロサンゼルスから太平洋を越え、祝賀会に駆けつける。
来賓として中日の白井オーナーに続き2番目に壇上に上がり、
生原氏に代わって山本昌の200勝の偉業を祝福>
「アイクはマサを喜んでサポートしていた。一生懸命励ましていたよ。
アイクも喜んで天国からこの会を見ているはず」
中スポスポニチ名古屋

◆生原貴美子さん(故・アイク生原氏の夫人)
<恩師の夫人が登壇、山本昌と有美子夫人が花束を贈る。
今月初めにロサンゼルスで山本昌と一緒にアイク氏の墓参りを>
「感謝というものがどれだけ大切かをあらためて感じさせていただいた」
(中スポ)

◆高木美津子さん(故・高木時夫スカウトの夫人)
<担当スカウトの妻として、名古屋での母親代わり。
同じくステージに上がり、あいさつ>
「主人も千の風になってどこで見ていると思います」
(中スポ)

◆吉原武士さん
<祝賀会には日大藤沢高や中学時代の同級生約30人も出席。
高校時代にバッテリーを組んでいたが、旧友の偉業を祝福>
「高校時代から真っすぐは遅かった。
200勝できるとは思っていなかった」
(中スポ)

◆井上一之さん
<中学時代の野球部主将。山本昌にエールを送り>
「性格がとてもいい。それで200勝を達成できたのだと思う。
一日でも長く投げて、同級生に勇気を与えてほしい」
(中スポ)

◇山本有美子さん(山本昌夫人)
<夫人もマイクの前に立ち、ほおを紅潮させて>
「まさか200勝できるとは思っていなかったので夢のようです」
(中スポ)


◆杉下茂 (元中日監督)
<祝賀会の冒頭、中日球団最211勝を誇るOBから
『300勝&50歳現役』のW指令を受ける>
「私の球団記録を抜いて中日の看板になってくれ。
やっと(名球会の)後輩ができた。立派です。
この体なら50歳まで楽にいける。
250勝、300勝を目指して頑張って欲しい」
おおさか報知ニッカン

◆渡辺久信(埼玉西武監督)
<ライバルとしてしのぎを削った『プロ野球昭和40年会』の一員。
山本昌の祝賀会に駆けつけて、あいさつ>
「今年は中日と日本シリーズで対戦したい。
そのときにはマサに先発としてマウンドに立っていてほしい」
(中スポ)

◆星野伸之(阪神コーチ)
<同じく『プロ野球昭和40年会』の一員>
「昔はボクの方が40歳までやると言っていたのに」
(中スポ)

◆武田一浩 (野球解説者)
<『プロ野球昭和40年会』の一員。中日で同僚だった>
「マサは僕らの誇りです」
(中スポ)


◇立浪和義
<投打の両輪として山本昌とともにチームを支えてきたが、
200勝という数字の偉大さをこう表現>
「野手で言えば2500安打くらいの価値がある。
ボクはまだ2500本打っていないから名球会ではありません」
(中スポ)

◇白井オーナー
<来場者を前に、山本昌の快挙をたたえて>
「山本昌は野心だけでなくて、
その都度、感謝の気持ちを重ねてここまできた。
こんなに集まったのはその人柄があってこそ。
いっそナゴヤドームで祝賀会をすればよかったか」

<10年以上更新を続ける山本昌のHPで、
鳥取のワールドウィングでの始動を
報告していたことに触れ、さらなる活躍を期待>
「200勝は通過点、もっとがんばってもらいたい」
(中スポ)

◆金田正一 (名球会会長)
<1300人で埋め尽くされた会場に金やん節が炸裂。
名古屋弁で第一声を発し、大爆笑を誘う>
「おそぎゃあでかんわ(怖い)」

<400勝投手は、山本昌にこう問いかけ
『金田さんの34がつけたかった』と言わせる>
「感動したのは34という背番号。
金田の34番をつけたかったわけではないんだよね」

<名球会の投手で背番号『34』だったのは、
自分と山本昌の2人だけ。立派な後輩の誕生に笑顔>
「こんなうれしい気持ちは初めて」

<絶叫で再び会場を沸かせて>
「200勝は通過点。まだまだできる。400勝、どうだ?」
(中スポ、共同通信社スポニチ名古屋

◆星野仙一 (阪神オーナー付シニアディレクター)
<監督だった88年に山本昌を米国留学に派遣して開花させ、
挙げた数多くの白星をベンチで見守っていたかつての指揮官。
祝賀会に駆けつけ、壇上では遠い昔を思い浮かべる。
マイクを握ると、山本昌との出会いから振り返って>
「こんなに良いピッチャーになるとは思わなかった。
期待していなかったんだから」

<監督に就任した86年秋、
山本昌がブルペンで投げるタマを見てがくぜんとしたという>
「いつまでたっても速いボールを投げない。
『これが全力です』という言葉にショックを受けた」

<88年春のベロビーチキャンプで『運命』の決断。
ドジャースに頼み込み、キャンプ後もアメリカで武者修行させた>
「この手足の長い男をどうやって教えていいのか。
アメリカしかないと思った。
本当は見捨てたんです。残されたマサは大泣きしていましたよ」

<シーズンが始まり、アメリカから山本昌の活躍ぶりを知らせる
FAXが届くようになっても、半信半疑。
夏に大リーグ・ホワイトソックスからオファーが届くと、
『行かせましょう』と球団に進言したという>
「ウソだと思った」

<結局、山本昌はチームに呼び戻されたが>
「あのとき本当に行かせていたら、
野茂(英雄)より先にメジャーで活躍していたよ」

<日本へ帰ってきた山本昌は別人。1カ月余りの間に5勝を稼いだ>
「帰ってきてからは、『ウソだろ』と思うほどのボールを投げていた。
88年の優勝は彼によって決定付けられたんです」

<2度にわたって中日の監督を務めたが、
山本昌を計11年間ローテーションの中心として起用し続けた>
「マサはピッチングセンスはなかったけれど、
努力と体を鍛えるセンスはあった。
マサは努力の人。いつも体を鍛えている。
そういうセンスがあって、今があるんだと思います」

<通算200勝達成直後に携帯電話に
連絡があったことを明かし、熱いエールを送る>
「電話の向こうで涙を流した。
これからも中日、球界を背負って活躍してほしい」
中スポおおさか報知共同通信社スポニチ名古屋デイリー

◆山本昌『200勝達成祝賀会』主な出席者(中スポ他)
星野仙一(阪神オーナー付SD)、杉下茂(元中日監督)、
田淵幸一(元福岡ダイエー監督)、金田正一(名球会会長)、
ピーター・オマリー(元ドジャース会長)、
古田敦也(前東京ヤクルト監督)、渡辺久信(埼玉西武監督)、
星野伸之(阪神コーチ)、水野雄仁(元巨人)、平塚克洋(元阪神)、
山﨑武司(東北楽天)、矢野輝弘(阪神)、中村紀洋(東北楽天)、
板東英二(元中日)、武田一浩(元中日)、与田剛(元中日)、
福留孝介(カブス)、川上憲伸(ブレーブス)、
武豊(JRA騎手)、石橋守(JRA騎手)、藤田俊哉(Jリーグ前名古屋)、
棚橋弘至(新日本プロレス)、後藤洋央紀(新日本プロレス)、
中嶋悟(元F1レーサー)、高山樹里(ソフトボール)、
竹下景子(女優)、中条きよし(俳優)
(順不同、敬称略。中日球団に現在在籍するフロント、首脳陣、選手を除く)


◇浅尾拓也
<愛知県北名古屋市での
『第25回・北なごや新春チャレンジマラソン』に参加。
児童や女性ファンに交じって2.5キロをジョギング。
歓声の中、笑顔を振りまきながら市内を走り、
追い抜きざまに次々差し出される子どもたちの手に握手。
それでも最後は『マジ顔』でゴールに入って>
「子どもたちが速かったです。
少年時代の自分だったらあんなに走れなかっただろうな」

<15日から始まった選手会合同自主トレも、この日は休み。
イベント参加はトレーニングの一環として位置づけていたから>
「16、17日と(選手会自主トレで)4キロ、3キロを走ってますから、
今日は休みでもいい練習になりました」

<走るイベントはありがたかった。
今オフ、スタミナづくりを重視しているから>
「(今季の構想で)自分が先発なのか
中継ぎなのかは、まったく聞いていません。
中継ぎでも球数をたくさん投げられるようにしておきたい」

<1年通して1軍で活躍することを
今季、なにより大切だと思っている。
だから昨年より調整のペースを落としているという>
「1年前はもう遠投を始めていた。
それで(右肩を)痛めた。もう同じ失敗をしない」

<昨季の反省で今季はじっくりの調整を心がける。
キャンプインまでブルペン入りをできる限り自重する>
「びっくりするほど絶好調だったらわからないですが、
1月中は我慢してやめておこうかと思います。
周りを見ずに自分ができると思ったら入ります」
中スポ

◇北野2軍マネジャー
<沖縄での年に一度の勝負を楽しみにしている。
相手にするのは2軍のキャンプ地・読谷の中学生チーム。
引退してもう10年になるが、現在でも当時と同じ左のサイドハンドから
切れのある球を投げ、名古屋市内で早朝野球にも加わる『現役』は>
「(中学生相手に)手抜きはしない。
なかなか打てないけど、上のレベルを目指すなら
こういうボールを打てないとだめ、という意味を込めている」
(中スポ<ドラ番記者>

◇前田章宏
<年明けからオーストラリア・ゴールドコーストで
自主トレを行っていたが、17日に帰国。
一夜明けたこの日、ナゴヤ球場で早速練習を再開。
選手会合同自主トレが休日で静まりかえった屋内練習場で
2時間近くも黙々とバットを振り続ける>
「帰国したばかりですが体は大丈夫。
きょうは休日? 『自主』トレですからそれは関係ありません」

<11日間に及んだゴールドコーストでの練習で
朝倉、小笠原、山井、長峰、川岸(東北楽天)など
同行の投手陣を『独り占め』にして打撃練習を続けてきたという>
「毎日2~300球は打ちました。
この時期に投手の投げるタマを打てたことは大きい。
マシンとは違って、タイミングの取り方も実戦的になる」

<相手にしたのは主力クラスの投手ばかり。
まだ調整段階とはいえ、ボールの軌道やタイミングを
確認するだけでも収穫になる。
昨秋のドミニカ武者修行でも打撃のヒントを掴んだ。
加熱必至の捕手陣の生き残り競争を、自慢の強打で勝ち抜く決意>
「以前より打撃が飛躍的に良くなっているという感触はあります」
(中スポ)


この日のドラゴンズの話題は、ほぼこれ一色
昨年8月4日に42歳11カ月の史上最年長で、
史上24人目のプロ通算200勝を達成した山本昌
その偉業を祝う『200勝達成祝賀会』
この日名古屋市内のホテルで開かれました。

ピーター・オマリー元ドジャース会長をはじめ、
星野阪神SD、金田名球会会長、杉下茂氏、
古田敦也、渡辺久信ら昭和40年会のメンバーに加え、
各種スポーツ界、芸能界からも著名人が来場。
さらにアメリカ時代の恩師である故アイク生原氏
入団時の担当スカウト・高木時夫氏の親族や
高校、中学の同級生、そして地元の後援者、
もちろんドラゴンズからもフロントや、ナインなど
総勢約1300人が、200勝左腕の偉業を祝福。
来賓者から、数々の祝辞を受け、
時には目には光るものがあったという昌さんですが、
新たなエネルギーを得た43歳は、最後に決意を。
「恩返しは長く野球を続けること。
ボールが投げられなくなるまで、
最後の矢がなくなるまで頑張っていきたい」

生涯現役として、完全燃焼していくことを誓ったそうです。


200勝おめでとう!このオフ、たくさんのイベントが
あった昌さんですが、
今回の祝賀会は、
その最大級の規模でしょうね。
出席者の数、およそ1300人。
昌さんの類い希なる
人柄あってこその数ですが、
人との『出逢い』
積み重ねてきた200勝なだけに、
感謝の気持ちを表すには、やはりそれ相当の人数になるのでしょう。
それでもこれを終えたことで、昌さん自身
ようやく『200勝イヤー』を締めくくることができたのではと思いました。

今朝の東京中日の1面などで、
その祝賀会のフォトを見ましたが、
あのピーター・オマリー氏が来場していたのには、驚き。
「星野つながり」というのもあったでしょうが、
ドジャースとの交流があったからこその200勝でもありますし、
「アイクも喜んで天国からこの会を見ているはず」
祝福してくれたのは、昌さんにとってもうれしかったことでしょう。

多くの人々に祝福、激励を受け、
200勝達成に区切りを付けたであろう昌さんですが、
やはり気になってくるのは、これからのこと。
44歳となるプロ26年目の今シーズン。
どんな投球を魅せてくれるのかに注目したいですね。
このオフ、2年契約を結びましたが、
これにホッとしていては、07年の二の舞になってしまう。
もちろん昌さん自身もそれがわかっているからこそ、
多忙なオフの合間を縫って、鳥取を訪れるなど、
トレーニングをしていると思われますし、
そういう心配は、皆無だろうと考えたいものですね。
エースだった川上が抜ける今季のドラゴンズの先発陣
しかしこの昌さんが矢面ばかりに立つのではなく、
できればローテの4、5番手ぐらいで投げさせるのが、
昌さん本人にとっても、チームにとってもベストなこと。
それでもなんだかんだ言っても、
結局は頼りにしてしまいそうな気がしますが…。

まずは今季も先発ローテをしっかり守り、
7勝で追いつく球団最多勝211勝に到達してほしい。
そしてさらに2年後も現役を続け、他の昌ファン同様に
「長く投げ続けてほしい」と願いたいなと。
それが結果として、48歳10カ月という
史上最年長勝利の更新となれば、より最高といえるでしょう。
まだまだ『夢の途中』であるという昌さん
これからもベテランならではの味のある投球で魅了してほしい。
そして努力と体を鍛えるセンスを存分に発揮し、
『最後の矢』が尽きるまで、投げ続けてほしいと期待します。

2009年1月18日 (日)

立浪若竜にプロの心得伝授と和田まずは左翼。

今季プロ22年目を迎えるミスタードラゴンズ・立浪が、
合宿所『昇竜館』で新人ら17選手に向けて、講演を行い、
目標設定や体の手入れの大切さなど、
プロで成功するための『心得』を伝授しました。
またナゴヤ球場での選手会合同自主トレは、3日目。
この日から合流した和田が、自身のポジションについて、
まずはレフトでやっていきたい考えを示しました。
その他、センター候補の大穴などこの日の話題をどうぞ。

ドラゴンズトピックス(17日)

◇立浪和義兼任コーチ
<名古屋市内の合宿所『昇竜館』で
寮生17人に対し約1時間にわたって特別講演。
プロとして長く活躍するための秘訣を若手に伝授。
長年にわたるプロ生活から学び取った『知恵』の数々を、
プロ1~4年目の若手選手にじっくりと教え諭す。
満足そうに約1時間の講演を振り返って>
「ボクが長くやってこれたのは、人と違うことをやってきたから。
レギュラーを取るには他人と違うことをやらないといけない。
経験した人じゃないと話せないこともある。
自画自賛するわけじゃないけど、きょうはいい話ができたと思う」

<最初に説いたのは『目標を持つ』こと。
目標をしっかり持つことで強い向上心が生まれる>
「自分がどういう選手になりたいのか、
目標をしっかり設定することが大切だ。
周りのいい選手を見て、その選手がどう取り組んでいるのかを盗め」

<ルーキーでいきなりレギュラーに抜てきされた自身も
現監督の落合、宇野、彦野など先輩選手を見て学んできた>
「自分で『この人』と思ったら、常に観察していたね」

<次にポイントに挙げたのが『体のケア』。
“長寿”の裏付けは肉体への細かい気配りだと語って>
「この(小さな)体で21年もやってきた。
練習前に風呂に入って体を温めるとか、
不安がある部分をしっかり伸ばすとケガ防止になるとか、
心がけが大事なんだ」

<社会人としての礼儀を強調することも忘れず、厳しく諭して>
「裏方さんを大切にすること。
最近は先輩との上下関係が緩くなってきているけど、甘えないでほしい」


<選手としての調整も怠りはない。
プロ22年目の今季で現役を退く意向を固めているが、
講演前は今年初めてとなるナゴヤ球場での自主トレ。
キャッチボールやティー打撃に汗を流して>
「ずっと動いている。
けがしたらおしまいだし、自分で考えながら練習している」

<20日にはグアムに渡って自主トレを本格化させる。強い決意を口に>
「今年が最後なので、いい意味で開き直ってやろうと思う。
最後だから結果にこだわっていく。
『楽しめる』なんて思っていない。思い切ってやります」
中スポ共同通信社スポニチ名古屋


◇野本圭(ドラフト1位)
<立浪からプロ野球人の心得を伝授され、神妙な面持ち。
プロとしての姿勢から一社会人としての基本まで
ノートにびっしりとメモを書き記して>
「心構えを頂きました。言葉に重みがあります。
ボクのお手本は立浪さん。
この1年でスイングやタイミングの取り方、すべてを盗みたい」

<この日終了した合同自主トレ第1クールを振り返って>
「一線で活躍している方々と一緒で、
いい緊張感の中で練習できました。まだいっぱいいっぱいです」

<選手会合同自主トレでは、柔軟体操や持久走の後、
岩﨑恭平とともに屋外で主力組に交じってノックを受けたが、
この日は岩﨑恭平が大学の卒論発表会で欠席したため、
新人ではひとり屋外ノックに参加。どん欲な姿勢を見せて>
「徐々に雰囲気に慣れてきました。
見て学べるところは、どんどん盗んでいきたいと思います」

<目を見張ったのは選手のオン、オフの切り替え。
笑顔で談笑していた次の瞬間、勝負師の顔でボールに向かう。
見習うべき相手にあえて同い年の2人を挙げ、
プロの世界の厳しさを自分に言い聞かせる>
「(同年代の)西川も、岩崎達郎も
切り替えの瞬間がはっきりしていました。
先にプロの世界に入っていることの違いを感じました」

<ティー打撃で練習を切り上げた大型ルーキー。
即戦力としての期待を受け止める覚悟>
「2月1日までに肩も打つ方も上げていかないと」
中スポ12スポニチ名古屋

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<立浪の『講義』に、新人たちは感激の表情。
高校で右ひじ痛に苦しんだこともあり、ケアの大切さを痛感して>
「自分でも痛い思いをしたからわかっている。
立浪さんの言葉で思いを強くしました。
いい話ばかり。ボクは中日の軸を目指しているので、
目標に向かって頑張っていきたい」
中スポスポニチ名古屋


◇和田一浩
<ナゴヤ球場での合同自主トレに初参加し、
キャッチボールや軽めノックなど精力的に動き回る。
約4時間汗を流した後、自らの守備位置について、
今季も左翼手に専念する意向を示す。
ウッズが退団したチーム事情から、
一塁手にコンバートされるプランもあったが、
まずは自分の守備位置に専念するつもり>
「まだ何も聞いてないので、(一塁手用の)ミットは用意していません」

<慣れ親しんだ守備位置で、持ち味の打撃に集中する。
今月6日から15日まで、佐賀県の武雄温泉で自主トレをしてきたが、
昨年末からは打撃フォームの改造にも挑んでいる。意欲的に語って>
「例年通りのペースでやってます。もうちょこちょこ打っています。
調整法は変わらないけど、キャンプ初日からしっかり打てるように、
(自主トレ期間中に)打って調整していきたい」

<コンバートをかたくなに拒否するつもりはないし、
チーム事情で今後、求められれば、応じる用意はしている。
一塁手用のミットは注文していないが、
過去には外野手用グラブで一塁を守った経験もある。
打線のキーマンは移籍2年目の今季に強い意気込みを見せて>
「(西武からFA移籍した)去年は東京からの引っ越しで
バタバタしてたけど、今年はずっと名古屋でできる」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋

◇中村一生
<屋内練習場で打撃マシン相手に
黙々とバットを振り、鋭い打球を打ち返す。
仕上がりが早く、明らかに一歩先をリードしている印象>
「今年は自分にどんどんプレッシャーをかけていこうと思っています」

<年末年始はほとんど休まずトレーニング。
今回の合同自主トレも初日の15日から当然のようにフル参加。
自分で背中を押す理由は2つ。
一つは、目の前に大きな獲物がぶら下がっているから>
「チャンスという気持ちが強いです。
(レギュラー不在の)ポジションがあるワケですから」

<もう一つの理由は人生の節目を迎えたこと。
昨年12月4日にハワイで挙式。
プロ5年目を迎えた大器。今年が転機になりそう>
「もう自分1人じゃない、という気持ちが強くなりました。
毎年言っていることですが、今年は勝負という気持ちが強い」
中スポ

◇山本昌
<若手が内野で守備練習していると、
突然バットを握り、62球のノックを行う。
堂上直倫らが捕り損ねると、笑顔でヤジを飛ばす場面も>
「おい!おまえたち!」

<最後に3球、飛球を打ち上げてから引き上げると、
スタンドから温かい拍手が。昔を懐かしみながら>
「(ファンが)喜んで拍手してくれてよかったね。
昔は裏方さんも少なかったから、
自分たちでノックするのは普通だったけどね」
(中スポ)

◆小林信介さん
<育成ドラフト2位・小林高也の父。
合同自主トレを見に来たファンが埋めるスタンドに、
ひときわ目立つ黄色い眼鏡。
入寮の10日以降ほとんど毎日、球場で愛息を見守っている>
「(軽装で歩き回っているが)
(地元の)新潟に比べればずいぶん暖かいですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

◇小林高也(育成ドラフト2位)
<親の期待は重いもの。息子を直撃すると>
「正直なところ、いやだと思うところもありますよ」

<でも、続く言葉に感心>
「おやじはものすごく野球が好きなんで、うれしいのも分かるんです。
社会人チームをやめた時がっかりさせた分、親孝行しなきゃなりませんから」
(中スポ<ドラ番記者>
SPORTS COMMUNICATIONS 中日育成2巡目・小林高也「3年越しの夢」)

◇平田良介
<自主トレ終了後、即席のサイン会を催す。
ファンのもとへ自ら歩み寄り、
寒空の中で約1時間、200人以上にサインを書き続ける>
「ファンサービスは大切ですし、ボクは好きです」
(中スポ)

◇荒木雅博選手会長
<伊藤球団代表ら球団フロント幹部とともに、
この日、愛知県犬山市内の犬山成田山で新年の参拝を行う。
選手代表でリーグV奪回などを祈願して>
「日本一の前に、セ・リーグで2年間優勝していないので、
まずはセ・リーグで優勝してからですね。
まずはセ・リーグで3年ぶりの優勝をして、日本一を取りたい。
個人としてもケガなくシーズンを過ごせるようにしたい」

<選手会長も練習後、即席サイン会を行う。
チーム屈指の人気者だけに、球場の外まで
約300人もの長蛇の列ができたが、
1時間ほどかけて全員にペンを走らせると、うれしそうに>
「完走だね。こんな寒い中、みんな来てくれたんだから」
カメラブログ、中スポ、ニッカン

◇中田賢一
<選手会で会計を務めているが、必勝祈願に参加>
「代表で来ているので、全員ケガなく1年間野球に集中できる体で
シーズンを迎えられるように祈りました。
祈願がうまく試合の成績につながってくれれば」
(中スポ、ニッカン

◇落合監督
<総動員態勢で今季に臨む方針を打ち出す。
ウッズ、中村紀洋、川上と主力が抜けた今季は、
史上最多となる58人を1軍起用した04年を上回ると予告>
「今季は04年よりも多くの人数が、1軍で出るんじゃないか」

<若手を積極的に登用する激しいサバイバルに期待を寄せて>
「キャンプでも1、2軍の入れ替えは毎日でもやる」
スポーツ報知


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
今朝の東京中日の1面は、
昇竜館でついに実現した『立浪講演会』。
豊田新館長のたっての願いに、立浪が快諾。
兼任コーチとはいえ、現役選手が
寮生へ向けての講演というのは、異例とはいうものの、
これ以上の適任者もなかなかいない。
自らの経験をまじえ、約1時間に渡り熱弁を振るったもよう。

立浪本人「いい話ができたと思う」と振り返った
17人の若竜たちに向けての
『プロ野球人としての心得』は、以下の6つ。

(1)明確な目標設定(2)あいさつ・上下関係
(3)感謝の気持ち(4)グラウンドでは強気
(5)常に観察・他選手の技を盗め(6)体のケア

ばく然とした話だけではなく、
具体例を挙げながら解説するなど、
22年目を迎えるミスタードラゴンズからの教えに、
生徒となった新竜たちの目も輝いていたそうで、
特に入団時から立浪を目標に掲げている野本は、
その言葉をしっかりとノートにメモっていたそうです。


立浪講師に訊け。なかなか聞くことが
できないであろう
立浪からの「プロの心得」。
これから野球を『生業』としていく
プロの卵たちにとって、
実に大きな財産となったのでは。
その立浪からの教えのなかの1つに
「周りのいい選手を見て、その選手がどう取り組んでいるのかを盗め」。
というのがありましたが、それができるかどうかで
プロとしての成長は決まってくると思われます。
特に教材となるであろう、選手としての立浪の背中は、
ラストイヤーであるこの1年間しか見られません。
グラウンドでの行動をしっかりと目に焼き付けるためにも、
野本には早い時期に1軍に上がってきてほしいもの。
それ以外でも、そういう心得を実践できる選手が
これからのドラゴンズに増えていくこと。
それを立浪自身も願っていることでしょう。


その他の話題としては、
ナゴヤ球場の選手会合同自主トレは、第1クール3日目
日差しがあったことで、いくぶん暖かかったようですが、
練習後約1時間、即席サイン会を行ったという
平田は、なんと赤のTシャツ姿
いくらファンサービスは大切とはいえ、
風邪引かないようにしてくれよと思ってしまいましたね。
また前日から参加の昌さんは、若手に対して異例のノック
シーズン中にもありましたが、昌さんはノックするときは、
本来の左打ちの他に、でも打つそうで。
この日も最後の数球、右でフライを打ち上げていました。

そんな自主トレの話題からは、この日合流した和田を。
例年通り、佐賀県の武雄温泉での自主トレを打ち上げ、
チームに合流となりましたが、意外と早めの登場でしたね。
それでも調整の方は順調のようで、その動きは軽やか。
移籍2年目への強い意気込みを感じます。
その和田ですが、注目される今季の守備位置について、
とりあえずはレフトに専念したい考えを示唆。
落合監督からは一塁守備について、まだ言われていないそうで、
キャンプ先の沖縄へは、外野手用のグラブのみを持って行くそうです。

今季空いた「4番打者」の有力候補である和田
一塁コンバートを強行するよりも、慣れ親しんだ守備位置で、
持ち味の打撃に集中させる方が、良いのではとも思いますが。
沖縄では現状取り組んでいるフォーム固め
重視を置いてほしいですし、コンバートはできれば避けたいところ
まあ一塁の有力候補と言われる新井、福田らが、
首脳陣の期待に応えられるぐらい、
キャンプなどで伸びてくれれば問題ないのですが、
まあ今後のスタッフ会議などでの首脳陣の判断にかかってくるでしょう。
「キャンプ初日からしっかり打てるように、調整していきたい」
そう話す背番号5森野と並ぶ打線のキーマンだけに、
今後もナゴヤに腰を据えて、コンディションを整えてほしいです。


また中スポによると、
「仕上がりが早く、明らかに一歩先をリード」というのが
プロ5年目の外野手・中村一生
昨季のプロ初安打は印象に強く残りましたが、
1軍定着のためにも、強めのアピールを意識している様子。
センターのポジション争いが注目される今季。
前日の藤井、この日の平田などの名前はよく挙がるのですが、
一生については、あまり名前が出てこないのも事実。
まあ一芸においては、ライバルの方が秀でているのですが、
総合力、また潜在能力においては、評価が高いですし、
けっこう大穴となってきそうな気も。
センターだけでなく、イ・ビョンギュがこの先、
一塁コンバートとなれば、ライトも空くことになります。
結婚したことも発奮剤となっているという背番号51
しっかり仕上げて、争いに飛び込んでもらいたいです。

2009年1月17日 (土)

藤井山本昌合流、竜選手会合同自主トレ2日目。

ナゴヤ球場での選手会合同自主トレ2日目
この日から藤井、中田、そしてプロ26年目を迎える
ドラゴンズの大ベテラン・山本昌が合流しました。
開始2日目ながら早くもブルペン1号、フリー打撃1号も登場。
さらにブレーブス・川上中日卒業などこの日の話題を。

ドラゴンズトピックス(16日)

◇藤井淳志
<ナゴヤ球場での選手会合同自主トレに合流。
今年から06年以来となるスイッチヒッターに挑戦するが
再び取り組む左打席の極意を先輩2人から授かっていた。
昨年12月、ナゴヤ球場での自主トレでのマシン打撃中、
立浪兼任コーチに加え、カブス・福留からも指導を受ける。
濃密かつ感激の『授業』に目からウロコが落ちる思い>
「内容? それは言えません。秘密です。
他の人に知られたくない。それくらい、いい勉強になりました。
まあ、バットの軌道に関する話です。
立浪さんからも『こうすれば』というのを教わりました。
いまはそれをイメージしながら、左打席で練習しています。
昔にやっていたころの左打席とは全然、違うと思います。
昔は基本が分からないまま、やっていたような気がする」

<今年は6日から京都府内のNTT西日本グラウンドで
オリックスの岸田、平野の両投手とともに合同トレ。
相手が投手ということもあり、かなり走り込んで
下半身を鍛えた後は屋内でマシン打撃に専念。
やや左打席を多めにして、打ち込んできたという。
19日から井端、中田らとともにグアムで自主トレの予定。
『立浪&福留打法』を習得して、中堅手のレギュラー奪取に挑む>
「今年を楽しみにしていてください」
中スポ

◇澤井道久
<合同自主トレ2日目、フリー打撃一番乗りを果たす。
屋内練習場で小山ブルペン捕手を投手役に、20分余り打ち込む。
年末年始もほぼ無休でトレーニングを積んできた効果で、
コンディションはシーズンさながら。
フリー打撃を終えると、今度はマシン打撃を1時間。
勝負の5年目へ、強い決意を行動で示す>
「ボクは(休んで)落としてないですから。
この時期は打ち込みたいと思っていました」
(中スポ)

◇平田良介
<昨年以上の状態に手応え十分。
9日からの大阪桐蔭高OBの合同自主トレで肉体改造に成功。
前日から選手会合同自主トレに参加も、自信をみなぎらせて>
「ウエートトレをしっかりしましたからね。状態は去年以上です」
(中スポ)

◇堂上剛裕
<全体練習終了後、初日に続いてティー打撃に取り組む。
前日は疲れ気味だったが、2日目のこの日は快音を響かせて>
「15日(の合同自主トレ)からはたくさん走ると思っていたので、
志摩(14日まで堂上直倫、福田と自主トレ)では、
技術系を多めにやっていました。
(初日の全体メニューで)こんなに走るとは思いませんでした」
(中スポ)

◇堂上直倫
<前日の初日に続く、2日連続の打ち込み。
約30分間、打撃マシンを打ち込み、
キャンプインへ向けて打撃フォームを熱心に模索している>
「高校(愛工大名電高)の時の打ち方をイメージしています」
(中スポ)

◇小林高也(育成ドラフト2位)
<育成選手から支配下登録を目指すが、早くも全開モード。
全体練習が終わった後は、屋内練習場で1時間以上もマシン打撃。
手にしていたのは、プロ入り後に試しているという
940キログラムの重めのバット>
「このバットで長打力をアピールしたい。いまのところは感触がいいです」
(中スポ)


◇佐藤亮太
<選手会合同自主トレ2日目。
屋内練習場のブルペン一番乗りで投球練習を行う。
全体練習が終わると、真っ先にブルペンへ向かい、
約20球、捕手を立たせて投げた後、
三輪ブルペン捕手にこう伝えてから、気持ちよさそうに左腕を振る>
「ここから数えてもらえますか」

<さらに33球、屋内練習場に乾いた捕球音を響かせて>
「体のどこにも負担の掛からないように。
どこにもロスがないように、と意識して投げました」

<調整を早めているのは明確な目標があるから。
キャンプ初日からブルペンに入り、首脳陣にアピールすること>
「僕のような立場はヨーイドンでいかないと。
間違いなく初日から(ブルペンに)入ります。そのためにやっています」

<昨秋はドミニカウインターリーグに参戦。
出場4試合で防御率8.03と満足のいく成績は残せなかったが>
「数字以上に得るものがあった。
貴重な経験をさせてもらったので、生かさないといけない」

<年末年始は実家のある長野で自主トレ。
年明けは大学の先輩である千葉ロッテ・渡辺俊介らと
種子島で自主トレを行う予定だったが、投げ込みを重視するために残留。
7~14日までは母校・國學院大の野球部に交じって練習してきた。
母校での最終日には捕手を座らせてブルペン入りするなど
オフの間はここまで肩を休めず、順調に調整を進めている>
「これまでにないくらい、いい感じなんで継続していきたい。
ただ投げるだけじゃなくて、質のいいボールを投げていきたい」
中スポ

◇山本昌
<今年初めてナゴヤ球場を見せ、選手会合同トレに見参。
内野ノックやランニングを行い、新人9選手とも初対面。
新年のあいさつに後輩たちが列をつくるのは、例年見慣れた光景。
またノックでは捕球ミスをやり玉に挙げられ、周囲を明るいムードに>
「いつもと変わらない光景ですけどね。
みんなあいさつに来てくれたし、いよいよだなという気持ちになりました」

<200勝イヤーのオフは多忙を極めたが、
タイトなスケジュールを縫って、
年明け8日から鳥取市内の『ワールドウィング』で本格始動。
9日の初投げでは順調な左腕の動きを確認。
その後、傾斜のある屋内ブルペンでも投球を行ったという>
「向こう(鳥取)ではボールも問題なく投げられたし、
ブルペンにも入れたのでよかったです。
(初投げも)気持ちよく投げられた。
こうやって投げていて痛みがないというのが、
うれしいよね。野球をやる体になったよ」

<プロ26年目を迎えるベテラン左腕は、
今年も2軍の読谷キャンプスタート。
昨年同様、新人を連れ出しての『カラオケ大会』で
親ぼくを深める予定。違った側面を知りながら
コミュニケーションを深め、距離を縮めていくつもり>
「(キャンプ期間中に)カラオケにでも行って
交流を深めようかと思います。
最近の若い子の考えを知りたいというのもあるしね。
今の子たちは、みんな(歌が)うまいね」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<合同自主トレの約4キロの持久走で、
脚力自慢の澤井と並んでトップでゴール。
新人合同自主トレに続き、たぐいまれな『身体能力』を見せつける。
新人らしく謙虚に先輩を持ち上げてはいたが、表情には余裕があった>
「ずっと最後にスパートしようと考えながら走りました。
でも澤井さんは最初からずっとトップなので、すごいですよ。
長距離には自信がありました。
でも練習のメニューが変わったら、
1番になれるかどうかはわかりませんから」

<この日、あこがれの存在である山本昌と初対面。
ほかのルーキーとともに、さっそくあいさつに出向くと>
「大きくて、すごくオーラがありました。
昌さんは球離れが遅くて(ボールを離す)直前まで球が見えない。
もしチャンスがあれば、投球技術や、
あれだけ長くプレーできる秘訣を聞いてみたいですね」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◇高島祥平(ドラフト4位)
<この日、近くブルペン入りする考えを示す。
将来性豊かなMAX150キロ右腕が、
まずは仕上がりの早さでアピールしそう>
「来週月曜日くらいには立ち投げしたいと思っています。
もう遠投ではどんどん投げていますし、肩はけっこう仕上がっています」
(中スポ)

◇鈴木義広
<ブルペンの傾斜を使ってネット投げ。
約30球、下半身の動きを確認しながら一球一球丁寧に投げる。
今後は1日おきのペースでネット投げをして、
沖縄入りする前に捕手を立たせてブルペン投球を行う予定>
「体の方はできているので、
これからは徐々に投げる方を重点にやっていきたい」
(中スポ)

◇河原純一
<1年間の野球浪人を経てテスト入団した苦労人。
名古屋での再出発に際して、愛車を手放し、
今季の通勤手段をトレーニングを兼ねた自転車に決める>
「名古屋を知るためにもいいし、練習にもなる。
車を処分したっていうのもあるけど、晴れの日は自転車で通います」

<名古屋市千種区の自宅から、ナゴヤ球場まで30分。
自主トレ期間中も、シーズン中も、サイクリングがアップ代わりになる。
ブランクを埋め、戦力になってみせる>
「信頼を勝ち取ります。キャンプ初日からアピールです」
デイリー

◇川井雄太
<登録名を「進」から『雄大(ゆうだい)』に変更することを前日発表。
ファンからはサインを求められたが、申し訳なさそうに断る>
「まだ新しいサインを書けないんですよ」

<改名したのではなく、登録名の変更。
地元・長野の知人と相談して決めたという>
「特に大きな意味はないんですが、
心機一転、頑張ろうということです。
進のときは気持ちが弱いというか、勝負弱かった。
名前だけで変わるわけじゃないけど、雄太で自信をもってやります」

<昨季はプロ初勝利を挙げたものの、
その1勝どまり。力を込めて>
「今年が最後の気持ちで頑張ろうという決意です」
(中スポ、おおさか報知


◆川上憲伸(ブレーブス)
<米大リーグ・ブレーブスと契約を結んだが、
この日、名古屋市内の中日新聞社に白井オーナーを訪ね、
退団と大リーグ入りを報告。オーナーの話に何度も深くうなずく。
『食事は大丈夫なのか』と問われて>
「何度かアメリカに行っていますが
(米国の食べ物が)特別だめと思ったことはありません」

<行動の基準も食べ物も、米国流で通すつもり>
「アトランタに日本食料理店があるかどうかはまだわからない。
日本食でなければ、いうこともない」

<オーナーへのあいさつを終えた足で、
中日の球団事務所に移籍のあいさつに訪れる。
西川球団社長からは激励を受け、
職員からは花束を手渡されると笑みを浮かべる。
まさに卒業式ムード、報道陣に後輩への言葉を求められると>
「区切りというか、卒業と言いますかね…。
(西川球団社長には)体に気をつけて頑張ってこい、と言われました。
後輩たちへの伝言は特別どうこうはないですけど、
向こうでもテレビは見るし、寂しくなったら電話するかもしれない」

<今後は、自主トレのためオーストラリア入りして、
現地へ先乗りしている小笠原ら中日勢と合流する予定。
キャンプ集合は2月15日だが、新居探しもこれから。
再渡米プランも明かして>
「キャンプが終わって(アトランタに)慣れるのではなく、
少しでも早くいきたい。2月に入るか入らないか」

<新天地での活躍を誓って>
「(中日での)11年間で得たものを最大限に出せるようにしたい」
(中スポ、サンスポおおさか報知時事通信朝日新聞
毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇白井オーナー
<ブレーブス入団の報告に訪れた川上を激励。
米国の習慣に従い、自分から目立つように行動することが
成功へのカギを握ると話す>
「遠慮せずに自己主張を。
技は二の次。心の強さが大事。
あちらではそのうち認めてくれると思っても無視されてしまう」
(中スポ)

◇西川球団社長
<球団事務所に移籍のあいさつに訪れた川上にエールを送る>
「チームに残ってほしかったが、あなたの夢だからね。
体にだけは十分注意して頑張ってくれ」

<渡米まではナゴヤ球場や屋内練習場の使用を許可。
さらに来年以降、オフに球団施設を
使用できるよう、最大限サポートする意向>
「来オフにはまた顔を出してくれと言った。
オフに球場を使いたいというならば、練習場の便宜を図ります」

<戦力的には福留(カブス)に続く
生え抜き選手の2年連続大リーグ挑戦は痛手だが>
「彼(川上)の長年の夢だから仕方がない」
(中スポ、サンスポおおさか報知
時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


ナゴヤ球場での選手会合同自主トレ2日目。
この日から中田、藤井、そして御大・昌さんが合流。

永遠の若手今年も健在。多忙なオフを過ごしながらも、
8日に鳥取・ワールドウィングで
始動した26年目ですが、
この日のノックでは、
いきなりやり玉にされるなど
『永遠の若手』ぶりは健在のようで…。
それでも動きの方は疲労も少なく、
順調というのは何よりというところ。
現状では「エース」という存在になっている背番号34
「いよいよ」と気持ちが引き締まってきているようですし、
この先もうまくコンディションを整え、キャンプを迎えてほしいです。

ところで、今朝の東京中日の1面は、
スイッチヒッター再転向の藤井
中スポはともかく、東京藤井を1面にというのは、
ずいぶん思い切ったことをするなあとも思いましたが、
1日遅れの合同自主トレ合流ながら、
トレーニングは怠っていないようですね。
さらにこのオフ、左打席向上のために、
ドラゴンズ歴代の名左打者でもある立浪福留
濃密な『極意』を教わったようで。
主にバットの軌道に関する話だったようですが、
センターのレギュラー奪取のためには、
昨季打率.171、2本塁打だった打撃の向上が必須なのは明らか。
「今年を楽しみにしていてください」
ポジティブな姿勢は、しっかりと維持している背番号4
うまくその極意を習得し、キャンプでのアピールを期待します。

一方、投手陣では佐藤亮太プルペン投球一番乗り
昨季はあとわずかというところでプロ初勝利を逃した4年目
今季は昌さん、チェン、小笠原、長峰、そして川井雄太らと
左の先発ローテの座を争うカタチとなるでしょうが、
ある程度1軍で結果を出しているライバルと比べると、
佐藤亮太においては、早めのアピールが必要になってくるでしょう。
その自覚もあってのブルペン1号でもありますし、
「これまでにないくらい、いい感じ」を維持していきたいもの。
昨秋のドミニカで武者修行を積んで得たものを生かし、
今後もしっかりと、質のいいボールを投げ続けること。
そして目標の1軍定着に向けて、積極的に目立ってほしいところです。

さらにルーキーからの話題は、
またも持久走でトップとなって、『身体能力』を魅せた伊藤準規
先輩たちの中に入っても、その速さは天下一品。
中田、吉見というドラゴンズの誇る長距離王との
初対戦となり、どうなることかと思ってましたが、
今回に関しては、大きく離していたそうで。
やはりこれはいよいよ「王者襲名」となってくるのでしょうか。
ただ足の方はよくとも、キャッチボールの際は別メニュー
右肩の状態もあり、投げる方ではまだアピール出来ない様子。
高校生ルーキーの中での仕上がりの良さとしては、
ドラフト4位の高島が、ややリードという形ですが、
今は体づくりが大事な時期で、焦ったり、無理する必要は皆無。
おそらく読谷のキャンプでは、憧れである昌さん
カラオケに連れていかれるだろう可能性が高い背番号18
将来のエースとしての期待も大きい好素材。
できるトレーニングをしっかりと積んで、
そのたぐいまれな能力に磨きをかけてくれればと思います。

2009年1月16日 (金)

前年比2倍、ドラゴンズ選手会合同自主トレ開始。

ドラゴンズ選手会主催の合同自主トレ
この日、ナゴヤ球場で始まりました。
荒木選手会長、森野副会長を中心に、
英智、小田、吉見、チェン、平田、堂上兄弟らの中堅、若手、
さらに野本、岩﨑恭平、岩田などの新人選手も含め、
昨年の約2倍となる参加人数という43選手が集結。
ランニングやキャッチボール、ノックなどで
精力的に汗を流し、活気あふれる初日となったもよう。
その他視察に訪れた森語録「川井雄太」などこの日の話題を。

ドラゴンズトピックス(15日)

◇荒木雅博選手会長
<選手会主催の合同自主トレがこの日、ナゴヤ球場でスタート。
昨年は参加者が23人しかいない寂しい初日だったが、
この日はほぼ倍の43人がグラウンドに勢ぞろい。
寒風の中、ランニングやノックなど精力的に体を動かす
若手らの活気あふれる姿を見て、手応えを感じ取る>
「ここで練習するのはきついけれど、
選手はお互いの顔を見てやりたかったんじゃないですか。
まあ、初日としてはこんなものでしょう。
みんなの顔が引き締まっている。
あくまで自主トレなのでケガをしないように。
万全な状態でキャンプに入っていってほしい」

<自身は昨季痛めた左肩を治療中のため、
ボールを使った練習は行わなかった。
この日も表だって『訓示』をすることはなかったが、
練習が始まれば一人黙々と外野フェンス際を走り続ける>
「まだ治りきっていないので別メニューにした。
(川上、ウッズら)いろんな選手が抜けたので、
個々に自覚を持ってやっていかないといけない。
自分としてもやらなきゃいけないという思いは強い」

<昨シーズン終了後から、痛めていた左肩の回復に
重点を置いているが開幕へ向けたプロセスも順調のよう
すでにキャッチボールを再開しており、
2月中旬には打撃練習を始められる見通しだという>
「とにかく我慢ですね。どこまで自分を抑えられるか。
練習したい気持ちを制御しないと。
もう一度、ゼロから始めるチャンスだと受け止めてます。
無理しないように我慢して練習したい」
カメラブログ中スポ共同通信社時事通信スポニチ名古屋デイリー

◇森野将彦選手会副会長
<選手会合同自主トレの盛況をプラスにとらえる>
「初日は顔合わせの意味もあるから人数は多い方がいい。
まず初日に集まって、そこから(他の場所に自主トレを移して)
減っていくのは仕方がない。
今年はみんなチャンスだし、いいことだと思いますよ」
(中スポ)


◇野本圭(ドラフト1位)
<これまで新人だけで自主トレを積んできたが、
この日、選手会合同自主トレに参加して>
「プロ野球選手になったんだなと実感しました」

<初めて先輩たちと一緒に汗を流した感動をこう表現。
視察に訪れていた岡山南高の先輩・川相コーチにもあいさつ>
「挙動不審というか、いろんな方を目で追っていた。
ずっとテレビで見ていた方と同じ場所にいる」
(中スポ)

◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<選手たちが一堂に顔をそろえる合同自主トレの初日。
東海大相模高の大先輩・森野と初めて顔を合わせる。
練習前、緊張しながら頭を下げて>
「よろしくお願いします」

<森野からは『厳しくするぞ』と右手を差し出された。
少年のような笑顔で振り返って>
「緊張しっぱなしで、何を言っていいのかわかりませんでした」

<8学年も上の先輩・森野は高校時代、まさしく『雲の上』の存在。
直接会う機会はなかったものの、その話はたびたび聞かされていた。
同じ中日のユニホームに袖を通した今も、あこがれの思いは変わらない>
「日本を代表する打者だと思っています。
まずは見て勉強したい。その上で機会があれば話を聞いてみたいです」
中スポ

◇堂上直倫
<昨年は三重県内で自主トレを行い、合同自主トレ合流が遅れたが、
今年はきっちり初日に間に合わせた。笑顔を見せて>
「ここでやるとランニングなどのメニューがしっかりしている。
気持ちも引き締まります」
中スポ

◇清水昭信
<自主トレの場所を鳥取からナゴヤ球場へと移す。
前日まで山本昌、岩瀬とともに練習してきたが、
一緒に練習する人数が一気に増えたため>
「気が引き締まりました」
(中スポ)


◇森バッテリーチーフコーチ
<この日、ナゴヤ球場での合同自主トレを視察に訪れる。
新人の岩田を春季キャンプで1軍北谷組に抜てきすることを示唆>
「新人は頭に入れていない。
でも岩田は大学出身だし、体力に問題なければ、(北谷が)あるかな。
トレーニングコーチには、そういう目で見てほしいと頼んである」

<期待は大きいが、それだけで1軍の登板機会を
得られるほど、プロの世界は甘くない。
チャンスを与えながらも、実力はきっちり見極めるつもり>
「まず北谷に入れて、力の差を感じさせたら、読谷でという手もある。
(実力が伸びれば)その後、オープン戦で呼べばいいんだし」

<川上が抜けた今季、中長期ビジョンを持ったチーム作りを明言。
守護神・岩瀬と平井、高橋、河原の中継ぎは決定しているが、
その他は全員先発候補>
「2、3年先を見据えた起用をしていかないといけない。
岩瀬につなぐポジションが大事。
(河原は)1イニングを任せるつもりで取った。
若い投手はみんな先発をさせるつもりで鍛えていく」

<中でもその一番手が3年目右腕の浅尾。
今季から先発転向予定の右腕に大きな期待を寄せて>
「アイツ(浅尾)の体力なら1年間やれると思う。
もし肩が痛いとかになっても1、2回間隔を空ければ投げられることもある」

<2月の沖縄・北谷キャンプから
投手陣にプールトレーニングを本格導入。
肩回りのケアや下半身の強化を狙う。
球場での全体メニュー終了後、1軍宿舎のプールを利用予定。
雨天となれば、1日中、水につかる可能性もある>
「投げ込みや走り込みの後、プールで体をほぐせば疲れも取れる」

<さらに今季オープン戦では10連戦が組まれており、
開幕1軍へ若手投手陣を『ふるい』にかける考え>
「その時期に、ある程度のメンバーを考える」

<また昨季不振だった中田、朝倉に関しても
自主性に任せた調整には否定的な見解を示して>
「去年のような扱いはしない」
中スポ12おおさか報知スポニチ名古屋12

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<森コーチが1軍キャンプ抜てきを示唆。
チャンスをモノにするために全力を尽くす考え。
この日の合同自主トレでは頼もしく語って>
「先輩と一緒で緊張したけど、練習としてはつらくなかった」

<全体練習後、ドラフト4位の高島を相手に
変化球を交え、約40メートルのキャッチボールをする場面も>
「2月1日にブルペンに入れるように準備はします」
中スポ

◇浅尾拓也
<森コーチが、先発転向へ期待大>
「まだ先発かは分からないけど頑張りたい。
オープン戦に合わせる形でキャンプを過ごしたい」
スポニチ名古屋

◇河原純一
<ナゴヤ球場での合同自主トレに参加。
春季キャンプ初日にブルペン入りする考えを示す。
意欲的な調整で開幕1軍へ猛アピールするつもり>
「初日からでも入ろうと思っています」

<年末年始も休まず、主に母校の駒大で
走り込みなどで下半身を鍛えてきた。
この日の練習も若手に交じり、全メニューをこなし>
「(キャンプまでに)一通りはできるようにしておきます」
中スポ


◇山本昌
<技術があっても、高校生には原則教えられない。
今もそびえているプロアマの壁に嘆いて>
「WBCでは野球界が一丸になってがんばろうとやっているのに、
プロが高校生に教えちゃいけない、なんておかしいよね…」

<球界もJクラブにならい、
プロを頂点にした下部組織をつくる。そんな提言を>
「Jリーグがやっているんだから、野球もやるべきだよ。
全体のレベルアップのために」
(中スポ<ドラ番記者>

◇登録名変更のお知らせ(公式サイト)
◇中日・川井が登録名「川井雄太」に変更(サンスポ)
中日はこの日、川井進の登録名を
『川井雄太(ゆうだい)』に変更すると発表した)

◇デラロサは+1歳、中日が年齢訂正(読売新聞)
中日はこの日、デラロサの生年月日を
1977年1月28日に訂正すると発表。
昨季の入団時、1978年同日生まれと発表していた)

◇沖縄キャンプ情報(1)(公式サイト)


◆川上憲伸(ブレーブス)
<米大リーグのブレーブスと3年契約を結んだが、
アトランタでの入団会見を終えて、この日帰国。
成田空港で取材に応じて。アトランタに滞在した印象は>
「慌ただしい2日間だったが、いろんなところにも、
球場とかにも行けて、充実した2日間だった。
(現地の)ホテルを出発する時、フロントで
アメリカの新聞を見て、けっこう(自分が)大きく
取り上げられていたのが、すごく印象に残った」

<背番号は中日時代と同じ『11』。
ブレーブスでこの背番号をつけた投手は
活躍できていない、という質問には>
「希望する前にブレーブスの方から用意してくれたので、
せっかくですから。そこまで背番号の運の
『ある』『ない』を意識したことはない。
それより、しっかりした成績を自分で残すことの方が最優先。
期待されていることはローテを守ることだと思うので」

<上原(オリオールズ)の契約は聞いたか>
「きのうというのはちょっと分からなかったが、
(自分の)次の日に契約するといううわさは聞いていた」

<普段からメールをやりとりする仲というが>
「普段メールしたりとか連絡を取り合ったりするので、
アメリカに行ってからも引き続き連絡を取り合えたらなあと思う」

<上原の契約状況が気になったか>
「いや、自分のことでいっぱいいっぱいだったので」

<英会話は>
「一応大学のときに多少英語をやってたから、
でも、全然しゃべってないですね」

<向こうに行く前に勉強も?>
「けっこうやろうかな、と思ってたが、実際やらなかったんで、
ちょこちょここれからやっていきたいなと思う」

<向こうで1月にブレーブスの合同自主トレがあると聞いたが>
「そうですね、結局は、ビザの関係でできないところがあるので、
本当にビザがすぐに取れたら行きたい」

<球団から練習プログラムを手渡されたか>
「いや、そこまではまだないが、
入団会見の前にブレーブスのマクドウェルコーチと
少しお話しさせていただいて、大体のところは分かっている」

<将来中日に復帰する可能性について>
「戻り方もいろいろあると思いますけど、
そういうチャンスやタイミングがあれば、考えています」

<11シーズンを過ごした中日のファンに向けて>
「ドラゴンズ一筋でここまでやってきて、
ドラゴンズファンにすごく支えられてきた部分が大きいので、少し寂しい。
恩返しというわけではないが、
アメリカの方でもしっかりしたピッチングを
応援してくれた人たちのためにもしたいなと思う」

<これからも名古屋で自主トレか>
「名古屋だったり、それ(ほかの場所)も探していきたい。
とりあえずまだしばらく日本にいますし、
自主トレが少し遅れているので、早く急ピッチを上げてやっていきたい」
憲伸の声「アトランタブレーブス入団」、中スポ12中日新聞
サンスポ12共同通信社時事通信毎日jpスポニチニッカン

◆上原と川上、キャンプインは2月15日=米大リーグ(時事通信)


◇合同自主トレ初日 参加選手(15日)
【投 手】 金剛、清水昭信、川井、伊藤準規、吉見、チェン、
      鈴木、山内、岩田、高島、浅尾、佐藤亮太、
      赤坂、樋口、河原、小熊、高橋、中里

【捕 手】 田中、小田、小川、小山
【内野手】 堂上直倫、荒木、新井、森野、谷、岩﨑恭平、
      西川、岩﨑達郎、澤井、柳田、福田

【外野手】 平田、英智、野本、中川、中村一生、中村公治、
      井藤真吾、堂上剛裕、加藤、小林高也

(背番号順、東京中日より)

◆合同自主トレ初日 不参加選手(15日現在)
【鳥取】 岩瀬、山本昌
【佐賀武雄】 和田 【神奈川】 小林正人
【伊豆修善寺】 平井、清水将海 【静岡沼津】 菊地、久本 
【ハワイ】 佐藤充
【韓国】 イ・ビョンギュ
【ドミニカ】 ブランコ、パヤノ、ネルソン、デラロサ
【オーストラリア・ゴールドコースト】 前田、朝倉、山井、小笠原、長峰
【不明】 立浪、藤井、井端、井上、中田、谷繁、齊藤
(以上背番号順、ST調べ)


午前10時、ライトの位置付近に全選手が集合
ドラフト1位の野本をはじめとした
新人選手の紹介やあいさつを終えると、
選手そろってのランニングで練習がスタートされ、
アップ、キャッチボール、ゴロ捕、外野ランニングなど。
自主トレ初日ということで、軽めのメニューではあるものの、
一部ボールを使った練習も披露。
森、川相ら各部門のコーチなどが視察に訪れるなか、
荒木選手会長、森野副会長を中心に、43選手
精力的に汗を流し、まずまずの初日だった様子。
例年以上に、各自の顔が引き締まっているのは、
「競争」がテーマである今季への意識でしょうか。
リーグ優勝、そして日本一奪回に向けての
2009年のドラゴンズが本格的に動き出しました。


竜43選手、始動!ついこの間、
オフシーズンに突入
いう感じでしたが、
年末年始を経て、
1月もいよいよ中旬に。
この選手会主催の
合同自主トレ
が始まると、
いよいよキャンプインまであとわずか。
この日のナゴヤ球場には、たくさんのファンが詰めかけたようですが、
選手同様に、こちらもウキウキしはじめますね。
この日の話題を見ると、森語録が多かったように感じましたが、
まずは多くの選手が集まったことに、ホッとしました。

ある意味「顔合わせ」の意味合いもある合同自主トレの初日
しかし昨年はその参加人数が半減
選手会長に就任したての荒木
かなりガックリしていたという記憶がありますが、
今季はそれに相反し、例年通りの43選手が参加。
昨年のこの時期、グアムでの大所帯になっていた
立浪、井端軍団出発をズラしたということもあるでしょうが、
やはり活気がある方が、選手にとってもやりがいがあるのでは。
皆笑顔で、軽快に練習をこなしている姿を
フォトなどで見ながら、そのようなことを感じました。

今季はとにかく『チャンス』が多いシーズン。
昨季のように8人のレギュラーが固まることはなく、
この時期、しっかりした動きをアピールさえすれば、
キャンプ前に首脳陣などへ好印象を与えることもできます。
さらにルーキーたちにとっては、
先輩たち、スタッフに早くを覚えてもらわないといけない。
この日は特に、「新人の○○です。よろしくお願いします」という
あいさつ廻りで忙しかったでしょうが、練習面ともども
より一層気を引き締めて、取り組んでもらいたいものですね。

さらにこの自主トレ、やはりケガだけは厳禁
それイコール、チャンスを放り出すことにも繋がりますし、
笑顔の中にも、集中して取り組んでもらいたいなと。
エースと4番と主砲と、これまでの主力選手が抜ける今季、
それぞれが「やらなくては」という強い意識を持って、
トレーニングをこなしてほしいと期待します。

ちなみにこのナゴヤ球場での合同自主トレは、
3勤1休の日程(休日は、18日(日)、22日(木))で
25日まで行われ、選手の大半は翌26日に沖縄入り。
そして2月1日から始まる春季キャンプに備える予定。
例年以上に厳しくなるであろうキャンプに耐えうるため、
しっかりとナゴヤの地体づくりをしていってもらいたいです。

2009年1月15日 (木)

中田始動復活へのテーマと和田竜2年目の目標。

川上憲伸ブレーブスと正式契約したこの日、
ポスト憲伸の1人でもある中田賢一が、
今年初めてナゴヤ球場で練習。
昨季は7勝に終わってしまい、雪辱を期す今季、
持ち味のストレートを磨き、『暴れ馬』復活へ意欲を示しました。
また佐賀で自主トレを行う和田が、移籍2年目の目標を設定。
主軸を担うことになりますが、そのノルマとして
「100打点、得点圏打率4割」を掲げました。
その他新人選手初の休日など、この日のドラゴンズの話題を。

ドラゴンズトピックス(14日)

◇中田賢一
<今年初めてナゴヤ球場に姿を現し
ウエートトレなどで精力的な汗を流す>
「すごく責任感を感じてます。
去年の悔しさもあるし、今年はしっかりやらなきゃいけない」

<この日、エースだった川上がブレーブスと正式契約。
助言をくれて、教材としても最高だった先輩。
投球はもちろん、ブルペンや練習の姿勢から多くを見て学んだという>
「憲伸さん(川上)は見てるだけで学べるピッチャーだった。
自分が知ってる限りの右投手では一番いい投手だと思っています。
歩き方から教えてもらいましたから。
がにまたで歩いていると、フォームに出るぞ、
そういうフォームになるぞと言われました。
憲伸さんは理にかなった、きれいな投げ方をしている。
構えているところにボールがいくのも投げ方がいいから。
ゲームに入る集中力のかけ方が一番勉強になった。
『あまり考えすぎるな』とか、いろんなアドバイスをもらった。
入り方や集中力など見ているだけで勉強になる投手はなかなかいない。
歩き方とか細かい点まで気を配っている。(自分も)そうなりたい」

<川上の正式契約はさびしいニュースとなったが>
「自分のやることは一緒なので、
そんなに気持ちが変わることはない。
自分の成績をしっかりと残したい。それしか考えてないですから」

<エースの抜けた穴は
ドラゴンズのエースナンバー『20番』が埋める。
巨人、阪神というライバル球団を中心に投げてきた川上の
後継の仕事を請け負う覚悟を語って>
「去年も巨人と阪神に多く投げさせてもらいました。
今年はどうなるかまったく分からないですし、
まず自分がしっかりやることを考えます。
ただ、(巨人と阪神を中心に)投げるつもりでやっていきたい」

<結果とともに、エースに求められるのは内容。
力でねじ伏せ、打者を精神的に屈服させる速球が、
最大の武器だが、その威力が昨季は落ちた。
その結果、一昨年の14勝8敗から昨季は7勝9敗と成績が後退>
「去年は四球は減った(1試合平均2.9個 → 2個)
安打の割合が一昨年より格段に増えた
(1試合平均5.64本 → 6.43本)。
球がいってない、という証しだと思います。
いいコースにいった、と思ってもはじき返された。
球の勢いが大事だと、思い知らされました」

<どの投手にも当てはまることではないが、
自身にとっては制球より、球の勢い、という数字が出た。
ここでもう一度、速球を磨き直す構え>
「しっかり腕を振っているつもりでも
ボールに力が伝わっていなかった。
うまく力が伝わる投げ方をつかみたい。
つかめれば、球の伸びもスピードも出ると思う」

<復活させるのは『暴れ馬』と称された荒々しさ。
力でねじ伏せ、結果を出す。それがエースへの近道>
「ある程度荒れていても、
抑えられればボールがいってるということなので」

<リーダーとしての自覚も芽生えた。
また他の投手陣にアドバイスを送っていた川上のように>
「若手投手が多いので、ちょっとでも手助けになれればいい。
自分も後輩たちにアドバイスしていきたい」

<練習熱心な男がこの1カ月間、
一度もナゴヤ球場に姿を見せなかったが、
珍しい行動にはワケがあった。
それは実家のある福岡県北九州市に腰を据え、体の手入れを行うため。
イベント依頼も辞退し、北九州市立大時代から
世話になっている治療院に通いながら、
なじみのジムで筋力トレーニングをみっちり。
ほぼ休まず、体を根本から矯正してきた>
「体をクリーンな状態にして(キャンプを)迎えたかった。
治療を含めて、トレーニングもしっかりやっておきたかった」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋デイリー

◇吉見一起
<川上のメジャー移籍決定を受け、
次代のエース候補としての覚悟を示す>
「川上さんの退団は残念ですが、チャンスと言えばチャンスです」

<厳しいプロの世界では『師匠』の退団さえ、
発奮材料に変えなければならない。川上は尊敬できる先輩だった。
昨夏に故障で2軍落ちしたとき、
『キャンプのときとフォームが違っているぞ』とアドバイスを受け、
それが立ち直りへの一つのきっかけになったという>
「大事な試合は必ずといっていいほど投げていた。
打者に対する観察力はすごい。
サイン通りに投げるだけのボクとは全然違った」

<昨季は川上を上回る10勝を挙げたとはいえ、
グラウンド外でも存在感を発揮したエースの穴を埋めるのは簡単ではない>
「ボクがというより、みんなで穴をカバーしたい」
中スポ

◇川井進
<ローテーションの一角を狙う左腕が順調な調整ぶり。
ナゴヤ球場での自主トレでは時折笑顔を見せながらキャッチボールを。
年末年始は地元。長野で走り込んできたとあって、体は軽そう。
今季は開幕からスタートダッシュを狙っている>
「今年はやります。キャンプ初日には投げられるようにしたい」
(中スポ)


◇伊藤準規(ドラフト2位)
<合同自主トレが休日となったこの日、
他の新人8選手とともに名古屋市中川区役所を訪れ、
転入届などの手続きを行う。
ルーキーは今季でプロ26年目を迎える
山本昌への弟子入りを志願。目を輝かせて>
「自分はまだまだ未熟。
先輩たちの練習をじっくりと見て、勉強したいです。
山本昌さんにいろいろ聞けたらうれしいです。
長く現役でプレーしたい。
山本昌さんにトレーニングの方法を聞きたいです」

<きょう15日からはナゴヤ球場で
選手会主催の合同自主トレが行われる。
前日に右肩の張りを訴え、別メニューとなったが、
前向きな姿勢を見せて>
「状態しだいですが、あした(15日)は大丈夫と思います」

<山本昌の合同自主トレへの参加は未定だが、
春季キャンプでは読谷スタートが決まっており、
自身も読谷が濃厚。聞く時間はたくさんある。淡い期待も抱いて>
「山本昌さんと同じ部屋になればいいですね」

<謙虚に今季の目標を語った背番号『18』>
「もちろん1年目から活躍したいという気持ちはありますが、
まずは体づくりを一生懸命に頑張りたい。体を大きくしたい」
中スポ

◇野本圭(ドラフト1位)
<この日、名古屋市中川区役所で転入届などの手続きを行い>
「10日に入寮はしていましたけど、
これで愛知県民になったという気持ちですね。少しホッとしています」
中スポ

◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<新しい地元に貢献したい気持ちを新たにして>
「役所で転入届を出すのは初めてなんです。
名古屋に来たことを実感しました」
中スポ

◇高島祥平(ドラフト4位)
<新人自主トレが休みだったこの日、
同じ新人の小林高也と出掛けたのは、名古屋一の繁華街『栄』。
意気揚々と街へ繰り出して>
「全然着る服がなくて。何か買おうと思いまして」

<数時間後、合宿所へ戻ってきた際『初名古屋』の印象を尋ねると>
「思ったより店があまりありませんでしたね」
(中スポ<ドラ番記者>

◇小林高也(育成ドラフト2位)
<東京暮らしの『初名古屋』への正直な感想は>
「これまでは原宿とかで買い物してましたから。そこに比べれば…」
(中スポ<ドラ番記者>


◇上田外野守備走塁コーチ
<中日屋内練習場で約40メートル先の壁に向かって黙々と打ち込む。
といっても持っていたのはノックバット。
キャンプに備えての『自主トレ』だった。
昨季限りで現役引退した新米コーチは、ノックの名手になるべく技術を磨く>
「いまのうちに練習しておかないと。
選手から『オイオイ』って言われるからね」
(中スポ)


◇和田一浩
<今月6日から佐賀県武雄市の武雄温泉で
埼玉西武・後藤、オリックス・高波ら5人と
自主トレを行っているが、順調な調整ぶり。
今年は昨年以上の期待がかかるなか
移籍2年目のノルマとして100打点、得点圏打率4割を掲げる>
「打点を増やしたい。期待に応えられるような打者になりたい。
ノルマ? こだわりたいのは打点と得点圏打率。
100打点? そうですね。100打点はいってみたい。
得点圏打率も4割に何とかしていきたい。
いつもチャンスじゃないところで打っている、じゃなくて、
チャンスで何とかしてくれる、と思われたいんです」

<逆襲への準備は整えている。
入団2年目から開始した武雄温泉での自主トレは今年で12年目。
下半身強化に専念しているが、10日からはフリー打撃を開始。
昨年末に宣言した打撃フォームの改造に関しては、
現時点では新フォームのスクエアスタンス。
『打撃の求道者』はキャンプで試行錯誤していくという>
「いまのままではダメだという思いがあるから、変わっていかないと。
キャンプでいろいろトライしていきます」
中スポ


◆川上憲伸(ブレーブス)
<入団記者会見から一夜明けた14日、
アトランタ国際空港から帰国の途についた。
アトランタ滞在は4日間と短かったが、住居探しも進んだよう。
1月下旬に再渡米し、チームの練習プログラムに参加する予定>
「素晴らしかった。独り身には立派すぎるくらいだった」
サンスポ


新人合同自主トレ
選手会合同自主トレの狭間となったこの日、
中スポ的には、憲伸のブレーブス入団発表は
ちょうどその狭間に入り、良いクッションになったかもしれませんね。
ざっとこの日のドラゴンズの話題を集めましたが、
中スポの1面は、ポスト憲伸の1人である中田賢一でした。

今年初めてナゴヤ球場を訪れ、
ウエートトレを中心に汗を流したそうですが、
折しもこの日「憲伸移籍」が決まったこともあり、その話題も。
今季、背番号20にはその穴を埋めるべく、
大きな期待がかかってくることになりそうですが、
巨人、阪神というライバルとの直接対決で投げていきたいと、
エースの後釜を担う意気込みを語ってくれました。

昨季期待を大いに裏切り、わずかに7勝(9敗)。
その悔しさもあって、このオフはイベント出演を辞退し、
秋季練習終了後、約1カ月間『雲隠れ』をしていたようで。
すっかり音沙汰がないなとは思っていましたが、
地元の北九州市に帰って、治療およびトレーニングと
故障防止のための準備を入念に施していたもよう。
筋トレをみっちり行い、ランニング、キャッチボールと
ほぼ休まず、体を動かしていたようですし、
体のコンディションに関しては、問題はないと思われます。

そんな中田が今季取り組むのが『球の勢い』の復活
『暴れ馬』を払拭し、制球を良くしようと
昨季はフォーム改造などにも取り組みましたが、
結果的には荒々しさとともに、ボールの勢いもなくなってしまい、
大事な場面で痛打されることも多々。
「球の勢いが大事だ」と痛感させられた一年となっただけに、
同じテツは踏まずと、今季は自らの原点である
ストレートに磨きをかけることを主眼におき、
ボールにうまく力が伝わる投げ方をつかむべく、
バランスやフォームを修正していく考えを示しました。


吉見にも期待してます!やはり中田といえば、
力でねじ伏せるストレート
わかっていても打てない、
そういう球威が魅力ですよね。
ある意味、昨季『カベに当たった』ことで
悔しさを味わい、
本人もやってやるという気持ちが
強くなっているはず。
長年、ドラゴンズのエース
張ってきた憲伸の穴はそう簡単には埋まることはないでしょう。
それでも今季、中田が全部ではなくとも、
少しでもその穴を埋め、エースの座に近づくことを望みたいなと。

朝倉をはじめ、吉見、チェンなど候補はいます。
それでもファンの期待は、チームのエースナンバーを背負う
『背番号20』により多くかかってくるはず。
勝ち星を2ケタに乗せることも必須ですが、
結果とともに求められてくるのは、内容
大事なゲームに集中し、そこを落とさず取っていくこと
チームでの存在感を示し、エースへの道へ進む証となるでしょう。
19日からは、昨年に続いて立浪、井端ら
グアムでの自主トレでキャンプに備える中田
昨年の屈辱をバネにして、『暴れ馬』復活へ力を注いでほしいです。


その他の話題では、中スポが
佐賀・武雄で自主トレ中の和田への取材を。
おそらく訪れるのは、憲伸の去就が決まる
このタイミングと思っていましたが、ドンピシャでしたね。
佐賀はこの日も雪が降り、とても寒そうでしたが、
背番号5の調整は、順調に進んでいるようです。

その和田の今季の目標は『100打点&得点圏打率4割』。
ここまでのシーズン最高打点は、06年の95。
チームの主砲を任される今季は、やはり100を達成してほしいなと。
さらに得点圏打率.275も、もうちょっと上げてほしい。
ウッズが退団となった理由の1つには、
.227という得点圏打率の低さもありました。
4番を任されるならば、せめて3割台中盤には乗せてほしいですね。
そのカギを握るのは、この春取り組む新フォーム
13年目の『変革』の成果がどう出るかで、
和田の、そしてチームの命運が変わってくることになるでしょう。
今季も大いに期待していますし、ぜひ頑張ってほしいです。


また新人合同自主トレが休みだったこの日、
ルーキーたちは、名古屋市の中川区役所を訪れ、
住民票など各種手続きをしていたもよう。
さらにナゴヤ巡りに繰り出した選手もいたそうで。
まあうまくリフレッシュできたと思われますので、
きょうからの選手会合同自主トレも、全力で取り組んでほしいと思います。

2009年1月14日 (水)

魂を込めて投げる、ブレーブス・川上憲伸誕生。

ついに『この日』がやってきました。
ドラゴンズからFAとなり、アメリカ・メジャーリーグの
アトランタ・ブレーブスと3年契約で正式合意した
川上憲伸が新本拠地ターナー・フィールドで入団会見に臨みました。
憧れだったメジャーについに挑戦することになった
『ブレーブス・憲伸』の第一声を紹介したいと思います。


◆ブレーブス・川上が入団会見=背番号11、「魂込めて投げる」
中日からFAとなり、米大リーグの
アトランタ・ブレーブス入団が決まった川上憲伸
13日、当地にある本拠地球場ターナー・フィールドで
記者会見に臨み、意気込みを語った。
3年契約で、地元紙によると2300万ドル(約20億5000万円)の契約内容。
背番号は中日時代と同じ『11』で、
ブレーブスとメジャー契約を結ぶ初めての日本人選手となった。
3年連続でプレーオフ進出を逃している同チームは
投手陣の整備を進めており、川上には先発として期待が掛かる)


◆川上憲伸
<アトランタ・ブレーブスへの入団が決定し、
本拠地球場ターナー・フィールドで記者会見。
冒頭でははにかみながら、英語で自己紹介>
「Hello! My name is Kenshin Kawakami.
Y'll call me 『KENSHIN』.
(私の名前は川上憲伸です。『ケンシン』と呼んでください)

わたしのピッチングは、魂を込めて1球1球投げることです。
それをこのアメリカの地でも実行できるように頑張りたいと思います。
その気持ちを一筆で書いて表してきました」

<力強い字で『魂』と書いた色紙を取り出し、意気込みを語る>
「僕は日本でプロ野球(生活)を始めてから、
さらに高いレベルで野球をしたいと思い、
そしてこのメジャーというレベルを目指して今まで頑張ってきました」

<入団の決め手は>
「(ブレーブスは)数年前から自分を見てくれていたし、
FA宣言して最初から最後まで一番熱心に、愛情を込めてアタックしてくれた。
その気持ちが親身なものだと思って、この球団に決めた」

<かつて『精密機械』の異名をとり、
このオフに引退を表明したグレグ・マダックスが目標だった>
「ブレーブスといえばマダックス。
(遊撃手から)投手に転向した高校(徳島商高)2年の時、
マダックスを見て、あれだけ制球がいいと、
あれほど楽な投げ方でいい投球ができるのだと分かり、
すごく彼にあこがれるようになった」

<アトランタの印象は>
「日本と同じような気候だし、人々がすごく温かい。
(球場は)マウンドは見ていないが、素晴らしいの一言。
ナゴヤドームが人工芝だったので、天然芝で素晴らしい雰囲気でした」

<スモルツ(レッドソックスへ移籍)が抜けた穴を埋められるか>
「スモルツ選手は偉大すぎますし、
僕が穴を埋めるというのは自信を持って言えませんが、
とにかく自分の最大限の力を出して、チームの力になっていきたいと思う」

<松坂(レッドソックス)が投げるというジャイロボールを投げられるか>
「僕にはジャイロボールがカットボールに見えるが、
カットボールなら僕も投げる」

<武器は>
「遅いカーブとカットボールが僕の中心の球になる。
まだアメリカで投げたことがないので、何とも分かりませんけど、
とにかくアメリカも、日本も逃げたら負けてしまうと思いますので、
逃げない気持ちで頑張りたいと思います」

<具体的な数字の目標は>
「数字を言うと、自分の中で変なプレッシャーになる。
(具体的な)数字よりも、1年間しっかり先発ローテーションを守りたい」

<中4日への不安は>
「慣れたらという問題ではない。
球数が制限されれば、安定してくるんじゃないかと思います」

<マダックスは打撃も得意です>
「僕も得意とまでは言いませんけど、
セ・リーグでやってきた環境をそのまま移せるかなというのはあります」

<同じナ・リーグのカブスに中日の同僚だった福留がいるが>
「(オフに)名古屋で何回かゴルフをしたが、
アメリカがどうこうという話はあまりしなかった。
同じリーグにいるのは少しは気が楽ですね。
(対戦の)チャンスがあれば頑張りたい。負けないように」

<アトランタで有名なファストフード店『Versity』では何を食べた>
「チーズバーガーとホットドッグです」


<会見を終えた心境は>
「会見が終わったので、ようやく決まったのかな、という気持ち」

<新しい環境への不安は>
「これだけ温かい、愛情のこもったコックス監督らに
見守られていると、何の心配もないと思う」

<コックス監督も会見に同席したが>
「コックス監督は(抗議などで)審判に退場を宣告された回数が
一番多いという印象があったんですけど、
全然優しい方で、すごく気軽に声もかけてくださいました。
身近に感じるし、優しい感じ」

<入団会見を終えて、正式契約を交わすと
球場内にあるクラブ『サントラスト』に駆けつける。
日本領事館主催で、100人以上の邦人に大きな拍手で迎えられ>
「こちらに来てから(日本語だけで話せるのは)初めて。ホッとしますね」

<記念撮影に応じ、次々と差し出されるブレーブスの帽子などにサイン。
スピーチであいさつし、再び大きな拍手を受ける>
「アトランタに来られて幸せです。
でも、これからは試合でいい結果を残していかなければなりません。
その時に皆さんの力がぜひ必要です。サポートをお願いします」
中スポサンスポ12時事通信123スポニチ12ニッカン123

<川上投手記者会見 動画>
◆Kenshin Kawakami is introduced in Atlanta - Video
(braves.com: Multimedia)


◆ダン・エバンス氏(川上の代理人)
<3年総額2300万ドル(約20億7000万円)の大型契約となったが>
「最初は入団候補が14球団あり、その後に4球団に絞った。
金額でいえばブレーブスの条件は最高額ではなかったが、
フィールド内外についての条件を考えると
アトランタがベストだった。住居は今後決める」
(東京中日、サンスポニッカン

◆花谷卓治氏(アトランタ総領事)
<川上のブレーブス入団会見に同席し、喜ぶ。
昨年9月に同職に就き、レンGMから相談を受けた際も、
日本のコミュニティーの充実度を説明>
「これまでの総領事がブレーブスに対して行ってきた努力、協力が、
たまたま自分の時に結実したのは幸運だと思う」

<会見後、球場内にあるクラブ『サントラスト』で
日本領事館が「ウエルカムパーティー」を主催。
アトランタの都市圏には約5000人の在留邦人、
約350の日本企業があるというが>
「(パーティー開催は)ブレーブスから直前に通知されたため、
アトランタ在留の皆さまに伝えたのはきのうだった。
出席したい人はもっと多くいたのですが…」
(東京中日、時事通信

◆オブライエン記者
(地元紙・アトランタジャーナル・コンスティチューション)
<通訳が『魂』を『soul』と訳すと、米国の記者たちはうなずいて感心。
さっそくハートをつかまれて>
「ナイスガイだ。何よりも個性がある」
中スポ

◇西川球団社長(中日ドラゴンズ)
<長年エースを張ってきた川上の門出を祝う。
所用のため不在だったが、広報を通じてコメント。
「数年前からメジャーへの憧れや夢を語っていた。
本人にとって非常に喜ばしいこと。
メジャーに活躍の場を移すことになるが、
中日ファンや野球ファンのためにも頑張ってほしい。健闘を祈ります」
スポニチ名古屋


◆フランク・レンGM(ブレーブス)
<入団が決まった川上についてコメント。
会見で『ユー(You)』を南部流フランクな言い方の
『ヤー(Y'all=You allの略)』にした川上の機転にうなる>
「チームに初めての日本選手を迎えられてうれしい。
(前夜)夕食をともにした。
きのう一緒に食事した時から、英語も予想以上にできると思った。
好印象ばかりだ。すぐ順応できると思う」

<川上の活躍なくしてチーム再建は達成できないと考えている。
日本人投手の1年目では07年松坂(レッドソックス)しか
到達していない『ノルマ「』“を課して>
「川上は06年に215イニング投げた。当然200イニング投げてもらいたい」
中スポスポニチニッカン

◆大屋国際スカウト(ブレーブス)
<川上獲得で尽力、入団決定の喜びに浸る>
「このチームで10年間働いてきて、やっと夢がかなったかなと思う」

<ブレーブスが日本人選手とメジャー契約を結ぶのは今回が初めて。
一昨年に就任したレンGMが日本人選手の技術の高さを
重視する姿勢のため、チームの方針が変わったという>
「若い選手の発掘にこだわってきたけど、こういう結果になって驚いている」
(東京中日、時事通信

◆チッパー・ジョーンズ(ブレーブス)
<ブレーブスの主砲も川上の入団を歓迎。高い期待を寄せて>
「川上が先発ローテの真ん中にいて、
登板ごとに7回をきっちり投げて試合をつくってくれれば、
ブレーブスの人気者になること間違いない。
心配なのは、中4日の登板にどう順応していくかということだけ。
これまでに野茂、伊良部や松坂など、とてもいい投手と対戦してきた。
斎藤隆や佐々木もいい結果を残しているから、
日本人投手がメジャーでも活躍できることは、すでに証明済みだ」
(東京中日)

◆ボビー・コックス監督(ブレーブス)
<入団会見に同席し、川上についてコメント。
投球の映像を事前に見た上で言い切る>
「チームは先発投手の補強が急務。川上が来てくれてうれしい。
映像を見たが、投げ方がスムーズで制球が素晴らしい。
投手は制球と緩急の使い方に尽きる。球速は問題ではない。
川上はあのカーブが魅力的。早く(実際に)ピッチングを生で見たい。
先発の何番手で起用するかは、キャンプで見極めてから決めたいと思う。
とにかく1年間、ローテーションを守ってほしい。
それができれば2ケタは勝てる投手だ。
(元ブレーブスの)マダックスは制球力と緩急があるが、
川上もたくさんの球種をうまく制球できるし、スピードも変えられる。
マダックスのようになれるし、2ケタは勝てる」
時事通信12スポニチニッカン


◆Braves introduce Kawakami to Atlanta
Japanese right-hander signed to three-year contract

(braves.com: News)
◆Braves land Japanese ace Kawakami
Acquisition of 33-year-old right-hander could help pursuit of Lowe

(ajc.com=The Atlanta Journal-Constitution)

◆川上の入団を発表 ブレーブス、背番号「11」(共同通信社)
◆川上、上原超える3年2400万ドルで契約(ニッカン)
◆「魂」で戦うメジャーの舞台=
決め手はブレーブスの熱意-川上・米大リーグ
(時事通信)
◆川上、マダックスにあこがれて(時事通信)
◆憲伸、鬼門の背番号選んだ 「11」に決定、きょう入団会見(中スポ)
◆憲伸がブレーブスと3年契約で合意 背番号は「11」(スポニチ名古屋)
◆ブレーブスが川上の入団発表 3年20億円契約(毎日jp)
◆大リーグ:川上、野外球場への順応が課題に(毎日jp)
◆ブレーブス球団小史=米大リーグ(時事通信)


川上憲伸アトランタ・ブレーブスと3年契約を結び、記者会見。
新たな本拠地となるターナー・フィールド決意表明をしましたね。

「CALL ME KENSHIN」ちょうどNHKの昼のニュースで
憲伸の入団会見の様子を
見ていましたが、
レンGMコックス監督にはさまれ、
真ん中に立つと、
GMの手には、
アトランタの帽子とともに、
慣れ親しみ、そして新天地でも着ける背番号『11』のユニホームが。
プレス撮影のために目の前に出されると、満面の笑顔
そして「ハロー、マイネーム・イズ・ケンシン・カワカーミ」から始まって、
『Y'all call me KENSHIN(ケンシンと呼んで)』といった、
英語でのスピーチもなかなか決まっていましたね。

さらに日本語で語った、
「わたしのピッチングは、魂を込めて1球1球投げることです。
それをこのアメリカの地でも実行できるように頑張りたい」


僕ではなく「わたし」と言ったのも印象に残りましたが、
『魂を込めて投げる』 
その言葉に、憲伸らしさ強い意気込みを感じましたね。
また自らを「地味」と評していながらも、
『魂』と書した色紙という、アイテムを持ってくる辺りとは、
なかなかやるじゃないかと。
またその他の記者会見からのコメントでも、
「アメリカも、日本も逃げたら負けてしまうと思いますので、
逃げない気持ちで頑張りたい」

この辺は、気持ちで投げてきたエースの信条そのもの。
「頑張ってくれよ!」と、画面に向かってゲキってしまいました。

契約内容なども、奇しくも同じ日の発表になった
上原浩治(巨人-オリオールズ)の条件をかなり上回り、
代理人の仕事ぶりと、周囲の期待の大きさを感じますが、
まずは自身の力を信じて、自ら望んだ世界へ向かっていってほしいなと。
投手王国再建に向けて、最大限のベストを尽くして、
アトランタの、そして日本の憲伸ファンを沸かせてほしいと願います。
頑張れ、アトランタ・ブレーブス 川上憲伸!

森野フル出場へ変革トレ、体づくりにひと工夫。

今季の4番候補の1人である森野がナゴヤ球場で初練習。
これまで神奈川県人会での自主トレから、ひと工夫
年明けから単身グアムに飛び、走り込んでいたそうで、
今後も引き続き、1年間フル出場できる体づくりをしていく考えを示しました。
その他、新人合同自主トレ第1クール終了など
この日のドラゴンズの話題を紹介します。

ドラゴンズトピックス(13日)

◇森野将彦
<今年初めてナゴヤ球場に姿を見せ、自主トレを行う。
軽い動きでランニング、キャッチボールなどのメニューを消化したが、
4日から11日までの8日間は、グアムに単身走りこんだことを明かす。
海外での自主トレはプロ13年目で初めての試み。
理由を尋ねられると、はっきりとした口調で説明>
「1年間、ずっとプレーできるように、グアムでやってみました。
(現役選手は)1人だけでやりましたよ。
走り込みとかランニングとかで下半身を鍛えました。
めいっぱい追い込んだ。体幹も鍛えましたね」

<例年行っている神奈川県内での自主トレをとりやめ、グアムを選択。
自身の渡航費用はもちろん、練習相手の費用も負担した>
「30歳になったので、僕も変わらないといけないですからね。
今までと違うことをしようかなと思って。
難しいことだと思いますが、万全の状態で1年間やりたい。
ケガなく過ごせれば成功だと言える。
そのためにひと工夫してみようかなと思った」

<今後の練習メニューにも工夫をこらす。
15日からナゴヤ球場で行われる合同自主トレには参加するが、
極力、バットは握らないという。26日から始まる
沖縄での合同自主トレの直前にバットを握る予定といい、
まずは体づくりに主眼を置く構え>
「まだバットは握っていません。
バットを早く握ったら打てるというものでもありませんし」

<この日のナゴヤ球場での練習も、
ほとんどの時間を体づくりに費やす。
30歳にして、自己投資で貪欲に進化を狙う>
「これで今年1年間プレーできたら、
(グアムでの練習が)正解だったということになるんだろうけどね」

<ウッズ、中村紀洋が抜け、今季は打線の中心として
期待がかかるが、シーズンをにらんで>
「毎年この時期は(今年は)どうなるんだろうと不安だが、
いい結果を残せたらいい」

<またこの日行なわれていた新人合同自主トレについては>
「何人かとは会ってあいさつしました」

<しかし東海大相模高の後輩の岩﨑恭平に対しては>
「会わないようにわざと避けていました」

<その理由は後輩を自主トレに集中させるための配慮だった>
「気を使わせてもいけないから」
中スポサンスポスポニチ名古屋ニッカン


◇野本圭(ドラフト1位)
<新人選手合同自主トレ第1クールの3日間を終了。
メニューが抑え気味だったこともあり、自信を持って振り返り>
「体は張っていますが、練習をすればこれぐらいは、って感じですね。
けがをせず、緊張感のあるいい練習ができた」

<初日は社会人時代にあまり経験がなく、
球の出るタイミングが合わず悪戦苦闘したプロ仕様のマシン打撃にも>
「だいぶ、合うようになりました」

<この日も岩﨑恭平と交代で30分打った後、
1人でさらに30分。じっくり打ち込んで>
「まずは反対方向を中心に」

<さらにマシン打撃の合間に視線を送った先には、
ティー打撃に取り組む駒大の1年先輩、新井の姿。
3年ぶりに間近にした先輩は、大学時代からは
想像できないほど体が大きくなっていた>
「体が大きくなっていたのにビックリ」

<トレーニングルームで顔を合わせたときも、
思わずあいさつ代わりにこう声をかけたというが、
自分も、同じように大きくならなければならないと痛感>
「体が大きくなりましたね」

<15日からはさらに多くの先輩に交じって練習することになるが>
「いままでテレビや新聞でしか見たことのない方々。
だれということなく、そのオーラを感じたいと思います」
中スポ

◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<新人選手合同自主トレ3日間の練習を振り返って>
「結構、足腰にきてます」

<12日の4キロ走、この日の2キロ走では
ともに伊藤準規と同着トップになったが、4歳年下との競り合いに苦笑い>
「いっぱいいっぱいでした」

<選手会合同自主トレでは>
「荒木さんの走塁、井端さんの守備、森野さんのバッティングを見てみたい」

<特に森野は、東海大相模高の8年先輩に当たる。
この日は対面のチャンスがなかったが、そのときを心待ちに>
「あの柔らかいバッティングにあこがれています」
(中スポ)

◇三木トレーニングコーチ
<野本と岩﨑恭平の基礎体力に太鼓判を押して>
「野本と岩崎恭は(選手会の合同自主トレの)
全メニューに交ぜても大丈夫だと思う」
中スポ


◇伊藤準規(ドラフト2位)
<右肩に軽い張りがあったため、一部別メニュー調整。
大事をとって、キャッチボールは行なわなかったが、
それ以外のメニューはフルでこなす。気を引き締めて>
「走る方は結構やってきたので大丈夫でしたけど、
キャンプでは今の3倍は走ると言われているのでしっかりやりたい」
(中スポ)

◇加藤聡(育成ドラフト1位)
<新人野手5人の中で最後までマシン打撃を行い、約1時間半打ち込む。
前日には初の夜間トレで打撃練習を敢行。精力的に取り組んで>
「打てるときに打っておかないといけないですから。
(15日からの合同自主トレで)アピールできるように感張ります」
(中スポ)


◇小山桂司
<昨年オフにトライアウトを経て入団。
ナゴヤ球場で初練習を行い、ランニング、マシン打撃などで汗を流す。
年末年始は実家のある仙台市内、自宅のある千葉市で
トレーニングを積んできた。さらに名古屋入りする前には
北海道日本ハム・坪井から誘いを受け、東京都内の
格闘家ニコラス・ペタスの道場で約1時間半、格闘技トレも行い>
「軸回転を使うので野球にも通じるところがあると思う。
ぶっ通しで結構きつかったけど、鍛えなければいけないところもわかった」

<12日には名古屋に引っ越しも済ませ、新生活をスタート。
合同自主トレ、春季キャンプに向けて>
「秋より春のキャンプの方がきついと聞いているので、
死ぬぐらいの気持ちでやりたい」
(中スポ)

◇河原純一
<元西武で、昨秋のキャンプでテストを受けて入団。
この日、ナゴヤ球場で自主トレを行う。
東京から名古屋への引っ越しを終えたばかりというが、
新天地での復活に意気込みを見せて>
「ようやく引っ越しが終わったので、体を動かそうと思って来ました」
ニッカン

◇小林正人
<神奈川県平塚市の東海大湘南キャンパスで自主トレを公開。
昨年に引き続き、千葉ロッテの大松と2人で
バルセロナ五輪400メートルファイナリストの高野進氏に弟子入り。
昨年初めて指導を受けたが、シーズンでは主に中継ぎとして
チーム3番目に多い46試合に登板。高野氏に感謝して>
「足も速くなったし、昨季はプロ生活で一番の成績が残せた」

<末続慎吾らが実践し、高野氏の指導の代名詞ともなった
『ナンバ走り』の極意を習得している。
ナンバ走りを理論的に支えるのは「受動筋力」の考え方。
歩いたり走ったりするとき、筋肉は特段意識することなく
最低限の力で働くが、野球につなげて理解している>
「力でなくタイミングで投げろということ。制球も良くなるはず」

<この日はトラックでハードルをまたいだり、
歩幅を意識してダッシュを繰り返す。2回目の今年は勝手も分かる>
「去年はついていくのが精いっぱいだった。
湘南の砂浜や坂道を走るメニューはきついけれど、去年より余裕もある。
昨年は高野さんの教えを忘れていたのか5月が不調だった。
今年はシーズン通して教えを忘れず、前進したい」
中スポ

◇英智
<ナゴヤ球場で新ドラ番記者に自己紹介され、
名刺を差し出されたが、笑顔でやんわり断る>
「名刺はいいですよ」

<その理由は、記憶力。普段からビデオやDVDで
何人もの相手投手を研究しているだけあって、
記憶力は自然と身についたよう>
「相手の顔はすぐに覚えられるんですよ。
名前はすぐというわけにはいきませんけどね」
(中スポ<ドラ番記者>


◇中田スカウト部長
<ナゴヤ球場で今年初めてのスカウト会議を行う。
高校生約200人、大学・社会人約100人をリストアップ。
そのうち高校生約15人、大学・社会人約30人を
有力選手としてピックアップした。具体的な選手名は挙げずに>
「今年は目玉というのはいない。
45人はまだ横一線。いい左投手がいればと思っています」
(中スポ、共同通信社

◇西川球団社長
<野球殿堂・プレーヤー表彰部門で
昨年に続いて落選となった落合監督について、首をひねり>
「三冠王を何度もとった人はそういないのに、おかしいね」

<昨年に続いての落選に不服そう>
「もっと早く入ってもおかしくない。
まあ選んだ人もいろいろあるんだろうが…」
スポーツ報知共同通信社

◇落合監督
<野球殿堂・プレーヤー表彰部門で227票を獲得したが、
当選必要数(有効投票304の75%)にわずか1票届かず、
昨年に続いてに落選。涙をのんだことについて都内で語り>
「オレが決められる話じゃないからな」
スポーツ報知


この日も凍てつくような寒さだったというナゴヤ球場
しかしその中に真っ黒に日焼けをした選手が。
その選手とは、4番候補の1人である森野
今年初めてナゴヤ球場に登場し、軽い動きでランニング、
キャッチボール、ウエートなどのメニューをこなしていたもよう。

例年の森野ならこの時期、地元である神奈川にいるはず。
しかし昨年までの「神奈川県人会」消滅にともない、方向転換。
今年に入って、4日から11日までの8日間は、
なんとグアムに単身乗り込み、自主トレを行っていたとのこと。
自身初の海外自主トレとなったそうですが、
それは「今までと違うことをしよう」という意識から。
やはり沖縄春季キャンプで左手中指骨折、
さらに5月には左ふくらはぎ肉離れと
故障に泣いた昨季の二の舞だけは、避けなくてはいけない。
「1年間ケガなくやれるように」するためには、
調整の仕方もこれまでと『ひと工夫』しないと。
その上で出した結論が、温暖なグアムでの始動
現地ではランニング中心のメニューで
下半身をじっくりいじめ抜いたそうで、ここまでは順調の様子。
さらに今後のナゴヤでもすぐにバットを持つことなく、
体づくりに主眼を置いていく構えを示した背番号31
主力選手としての自覚意気込みを感じさせる『変革トレ』。
今季は例年と違ったタフな森野が見られることになりそうです。


グアム帰りです。東京中日のフォトを見ましたが、
日焼けして精かん
まさかグアムに乗り込んでいるとは
思いませんでしたが、
やはり「NO MORE故障」というのが、
森野にとっては、
重要になってきますからね。
レギュラーとして認められてきた
05年以降の出場試合数は、
06年が110試合、07年が142試合、昨季は96試合と、
ここまで全試合出場というのがなく、
どこかしらで「離脱している」という印象。
しかしこれからはチームの中心として、
引っ張って行かなくてはいけない立場でありますし、
さらに今季に関しては、ウッズ、中村紀洋が退団したことで、
主砲としての期待も大きい背番号31
そんな選手がケガして抜けてしまっては、
チームとしても大きな痛手となるのは明らかでしょう。
万全な状態で1年間フルに出場さえできれば、
それ相当の数字を残せる力を持っていだけに
あとは、ケガに負けないタフなボディーを作れるかがカギ。
和田とともに、今季の4番を任される可能性大の森野
まずはこれからの合同自主トレでしっかりと準備をして、
落合監督自らが鍛え直すと言われている、地獄の沖縄に向かってほしい。
そしてキャンプを完走して、さらに完ぺきな状態に仕上げてくれれば。
30歳での森野『変革』、今後も期待しながらみていこうと思います。


その他では新人合同自主トレは、第1クールが終了
この日もナゴヤ球場でのランニングをはじめ、
屋内練習場で各種練習などを行っていたようですが、
そのなかでは、野本岩﨑恭平の基礎体力が抜けているとのこと。
1日の休みを経て、あす15日からは
選手会主催の合同自主トレが始まりますが、
この2人においては、先輩たちと同じメニュー
フルに加わることとなりそうです。
そんな野本ですが、この日ナゴヤ球場で
自主トレをしていた駒大の1つ先輩・新井と初対面。
しかしビルドアップされた新井の体に驚いた様子。
プロのトレーニングの成果を実感するとともに、
自分も同じように大きくならなければならないと痛感していたようです。

2009年1月13日 (火)

伊藤スタミナアピールと荒木今季の打席登場曲。

底冷えの一日となった成人の日のナゴヤ球場。
新人選手合同自主トレ2日目、ドラフト2位の伊藤準規
長距離走で即戦力級のスタミナをアピールしました。
また今季一塁の定位置を狙う新井良太がナゴヤで初練習。
さらに荒木選手会長登場曲変更など、この日の話題を。

ドラゴンズトピックス(12日)

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<新人合同自主トレ2日目、
4キロ走で4歳上の岩﨑恭平とともに上位でゴール。
ゴール前でまくられたため、2位となったが、
タイム計時こそなかったものの、高校生ながら
スタミナは『即戦力級』であることをトレーニングコーチらの前でアピール。
愛知・明治中時代は1500メートル走を4分45秒で走り、
岐阜県の陸上大会に出場した経験もあるという>
「直線に入ったら岩﨑(恭平)さんには勝てない。
1位になろうとは考えてなかった。
ただ前に行かないといけないと思い必死でした」

<そう言いつつも、余裕の表情で>
「力は残っていた。走るのには自信があります。
でも、それだけで力を使い果たす訳にいかないので」

<自身も自覚を持って走り込んできたよう。
最速147キロのストレートの源は、この下半身の強さにある>
「球のスピード、キレを出すためには、
下半身がしっかりとしていないとダメですから。土台が大事です」

<中田、吉見ら中日で実績のある投手は持久走でもチームトップ級。
15日から選手会の合同自主トレが始まるが、
下半身のパワーがプロでどのレベルか、そこで分かるかもしれない。
自信あり、という口ぶりで>
「挑戦できれば挑戦したい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋

◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<伊藤準規と並んで4キロ走をトップでゴール。
俊足が武器の即戦力ルーキーだが、持久力もあった>
「長距離走? 得意ではないんですけどね。
一生懸命走りました。でも準規(伊藤)の方が余裕がありましたね」
(中スポ)

◇塚本トレーニングコーチ
<選手に交じって途中まで走ったが、新人をこう評価>
「伊藤(準規)と岩﨑(恭平)の2人はまだ余裕があるなと思いました。
(伊藤は)よく練習をしてきているとも感じた。
トレーニングルームでの姿を見ていてもそれは感じますね」
中スポ


◇新井良太
<故郷・広島での練習を打ち上げ、ナゴヤ球場で初練習。
4年目を迎えた今季のテーマには、
実兄の阪神・貴浩と金本からの卒業を掲げ、
精神面での甘えを排除することで、悲願のレギュラー奪取に挑む>
「今年は自分の信じる道を突き進んでいこうかと。
ずっと頼ってはいけない。
これまでは兄貴にもカネさん(金本)にも甘えてばかりきたけど、
今年からは甘えを排除して、自分の考えを貫いていきます」

<年末年始は地元・広島のスポーツジムで
トレーニングしてきたが、故意に時間をずらして汗を流すなど、
元日から『アニキ断ち』を敢行し続けている。
1人で黙々と練習してきたが、肉体改造に成功。
体脂肪率10%のまま96キロから1キロ増量したのは
自己流が間違いではなかったことの証明でもあった>
「体脂肪率はそのままで体重が増えたんで、
体自体は大きくなったと思います。
体は鍛えられたんで、これからは実技。しっかり練習したい」

<ウッズ&中村紀が去り、一塁のポジションは空いている。
この日はランニング、キャッチボールなどで
汗を流したが、レギュラー獲りへ猛アピールしていく>
「チャンスなのは十分に分かっているんで。
プレッシャーに感じずに、
今までやってきたことの積み重ねを結果につなげていけたら。
ボクには失うものはない。必死でやります」
中スポデイリー

◇高橋聡文
<ファンサービスと練習にフル回転。
愛知県蟹江町の蟹江町立学戸小学校で
野球教室の講師役を務めた後、ナゴヤ球場に戻って、
約2時間、トレーニングをこなす。
まずは野球教室。小雪のパラつくなか約3時間、
蟹江町の小学生約150人に身ぶり手ぶりを交えて指導。
子どもたちにこう話して>
「練習は週に1、2回ではなくて、毎日やることが大切」

<そしてそのまま愛車でナゴヤ球場に向かい、
キャッチボールやウエートで汗を流す>
「(野球教室で)僕が逆に元気をもらいました」
(中スポ)

◇堂上直倫
<愛知県春日井市主催の成人式に出席。
中学時代のクラスメートらと新成人の第一歩を踏み出す。
名実ともに大人の仲間入りするこの場で、
プロ入り3年目の若きスラッガーは、新成人としての誓いを立てる>
「プロ野球選手として、子どもたちに夢を与えられる大人になる。
自分はプロ野球選手。子どもに夢を与える仕事です。
だから野球が好きな子どもたちの心に残る
プレーをしなければならないと思います」

<まぶたの裏に焼き付いている試合がある。
1999年9月26日、ナゴヤドームの阪神戦。
2点を追う9回ウラ、山﨑武司の逆転サヨナラ3ラン。
語り草になるほどのドラマを演出できるのが一流のプロ>
「山﨑さんのあのガッツポーズは、
10年たった今でも、誰もが覚えているはず。
子どもたちの脳裏にいつまでも焼き付くプレーをするのが
プロの仕事だと思います」

<自分がそうなるためには
年頭に掲げた目標『1軍定着』が最低限の条件。
三重県志摩市での自主トレからは11日に帰還。
15日からの選手会合同自主トレまでナゴヤ球場で自主トレを積み、
26日にはキャンプを前にした沖縄合同自主トレに参加する>
「自分のアピールポイントは打撃。
キャンプでは徹底的に振り込んで、上(1軍)で活躍できるようになります」
中スポ


◇荒木雅博
<名古屋市熱田区の神宮東中日ハウジングセンターで
トークショーを行い、約2400人のファンを盛り上げる>
「(現役の)最後までいさせてもらえるのなら、(中日に)いさせてもらいたい」

<他球団で気になる選手はと質問されるときっぱり>
「僕が狙えるタイトルは盗塁王。
そういう意味でも赤星さん(阪神)とかは気になります」

<今季遊撃へのコンバートが予定されているが明るい見通しを語る>
「これまでもショートの練習はしていた。新しい気持ちでやっていける」

<また左肩の状態については
マッサージ治療などで対処した効果を口に>
「痛みは和らいでいる。3カ所くらい分散して痛かったのが、
1カ所になって、今は取れてきている。下半身から鍛えていきます」

<選手会長は日本一を宣言>
「選手がたくさん抜けて心配されているファンの方も多いと思いますが、
日本一へ向けてチーム一丸となってやっていきたい」

<トークショーを行った後
今季から打席に入る際の登場曲を変更することを明かす。
友人でDJ、タレントの黒岩唯一さんの『RUN&RUN』。
走る姿をイメージさせるスピード感が売り。
本人も満足げで、すでに愛車の中などで聞いているという>
「今年は登場曲を変えます。
オリジナルの曲は初めてですが、僕にぴったりだと思う。
初めて聞いた時にイメージに合っているな、と思った。
今年、僕が盗塁数にこだわっていることを表していると思いますし」

<すでに豊田市内で始動している。
昨季痛めた左肩も徐々に回復し、ランニングも解禁>
「下半身をしっかりつくっていく。
無理してでも開幕には間に合わせたい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン12

◆黒岩唯一さん
<主に東海地方で活躍するタレント、ラジオパーソナリティー。
『RUN&RUN』の構想が持ち上がったのは、
FM愛知の番組に荒木がゲスト出演した07年12月。
オリジナル曲を書けば荒木が登場曲に使うと約束。
約8カ月間の製作期間を経て、昨年9月にCDを発売。真剣な表情で>
「荒木選手が夢に向かって戦う姿勢を表現しました」
黒岩唯一ブログ「荒木雅博選手」、中スポ、ニッカン

◆RUN & RUN / 黒岩唯一 PV ver.1(YouTube)
◆RUN & RUN / 黒岩唯一 PV ver.2(YouTube)


◆憲伸は「今オフ最高の補強」 ブレーブス地元が熱烈歓迎(中スポ)
ブレーブスと基本合意した川上憲伸
11日(日本時間12日)、本拠地があるジョージア州アトランタに到着し、
12日(同13日)の身体検査などに備えた。街は歓迎ムードに包まれ、
地元紙『アトランタジャーナル・コンスティチューション』は、
さっそく川上にちなんだアンケート調査もファンに実施。
今オフのブレーブスの収穫は?の問いに『川上の獲得』が35.85%でトップ。
今季の先発ローテ予想でも、『3番手』(58.47%)、
『2番手』(21.28%)、『1番手』(10.2%)の順に)

◆川上 スモルツ代役無理?60%が「ノー」(スポーツ報知)
◆ファンはYouTubeで絶賛 カワカミの投球はグレート(中スポ)
◆川上の背番号、思い入れある「11」浮上(ニッカン)
ブ軍川上背番号「11」を提示する可能性が高くなった。
現在空き番で、川上が中日時代の11年間慣れ親しんだ番号。
ただカブスと並んでメジャー最古の134年の歴史を誇るブ軍で、
投手の11は『鬼門』。14季連続Vと投手王国を誇った
90年代さえも敬遠され、野手限定で封印され続けた。
川上が11を付ければ、投手では56年のペイン以来となる)

◆川上、身体検査受ける 14日にもブ軍入団発表(共同通信社)


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
今年のドラゴンズ新成人は、堂上直倫福田
両選手、ご成人おめでとうございます!
高卒3年目となる今季、
特に福田はキャンプでアピールできれば、
チャンスを掴める可能性も大きいと思われますし、
そのためにも一塁守備を中心にしっかり精進してほしいところ。
一方の堂上直倫は、今季サードに森野が固定されるため、
即1軍というわけにはいかないでしょうが、
ファームで実績を上げることが、昇格へのカギとなると思います。

そんな成人の日の話題としては、
まずは、ナゴヤ球場での新人合同自主トレ2日目
この日の愛知は小雪も舞っていたらしいですし、
かなりの底冷えだったそうですね。
そういう気温も関係したか、ドラフト7位の井藤真吾
一部別メニューだったそうです。

その中でこの日、目立っていたのが、ドラフト2位の伊藤準規
長距離走岩﨑恭平とともに上位でゴールし、スタミナをアピール。
前日の腹筋ではヒーヒーたっだ伊藤ですが、
走り込みは投手の必修科目ですし、その辺の強さが出たのでしょう。
まだまだ余裕もあったとのことですが、
中田-吉見と続いているドラゴンズの「長距離王」の座を
もしかしたら今季、この伊藤が襲名するかもしれませんね。

またCBCドラワルからの情報によると、
ドラフト4位の高島がキャッチボールで
重いボールを投げていたそうですが、安定せず、
中田スカウト部長からセーブしろと言われるシーンも。
まあ、この新人自主トレの目的は『体力づくり』。
本格的なことは、あくまでも沖縄でのキャンプから。
そのための準備という位置づけで取り組んでほしいものです。


その他の話題としては、新井がナゴヤ球場で初練習。
正月は、地元・広島でトレーニングを続けていたそうですが、
例年の『アニキトレ』とは一線を画して、
時間が合わないようにずらしてやっていたとのこと。
それでも体脂肪率10%を維持しつつ、
97キロまでビルドアップに成功したという背番号25
昨季までの公式プロフィールでは、187センチ、89キロでしたが、
今季は肉体改造し、パワフルとなった良太が見られそうで楽しみです。

さらに名古屋市熱田区では荒木のトークショーが。
寒空のなか約2400人も詰めかけ、大盛況だったようですね。
その荒木が、今季打席登場テーマ曲を変更。
昨年までのおなじみ“トップガン”、
ケニー・ロギンスの「Danger Zone」を取り止め、
今季は、FM愛知でDJを務める黒岩唯一さんの
オリジナル曲『RUN&RUN』を採用するそうです。

決めた!YouTubeにその『RUN&RUN』
プロモがUPされてしましたが、
走る姿をイメージさせる
スピード感が売りという曲。
プロモ自体は、主にレースの画が
多かった印象ですが、
荒木本人も満足げとのこの曲、いかがなものでしょうか??
まあナゴド限定の出囃子ではありますが、
この曲が良いチャンスの前に流れることが多くなれば、
きっと浸透してくるのではとも思います。
ちなみに今年も愛知県豊田市内で始動している荒木
選手会長として、15日からはナゴヤ球場で、
さらに26日からは北谷、読谷での選手会合同自主トレを指揮。
それとともに調整のピッチを上げていくこととなります。

2009年1月12日 (月)

09年新竜合同自主トレ開始と憲伸アトランタ到着。

ドラゴンズの新入団選手による合同自主トレ
この日の午前から、ナゴヤ球場でスタート。
育成選手を含む9人が、約5時間のメニューで、
プロ入り初の汗を流しました。
またブレーブスとの最終の入団交渉を行うため
川上憲伸がこの日、アトランタに向けて出発。
交渉が順調に進めば、近日中にも
正式に入団が発表されることになりますが、
成田空港で慎重に言葉を選びながらも笑顔で会見。
その一問一答も交え、この日の話題をどうぞ。

ドラゴンズトピックス(11日)

◇野本圭(ドラフト1位)
<ナゴヤ球場で始まった新入団選手による合同自主トレに参加。
初日を終えて、プロ生活の第一歩を踏み出したが>
「プロ野球選手としてスタートを切った感じ。
いい緊張感があったし、すごい充実した練習ができた。
まずはけがをせずに、キャンプに万全の状態で臨みたい」

<ランニングやノックで評判通りのしなやかな動きを披露。
徹底した自己管理を肝に銘じているというが、
この日も練習後、ウエートルームに最後まで残っていた>
「アップ、ストレッチ、ダウンを入念に怠りなく取り組むようにしています」

<一方で早速『プロの洗礼』を受ける。
屋内でのノック、ティー打撃の後、マシン打撃へ。
他の新人とともにマシンのボールを打ち返したが、
プロ仕様のマシンにタイミングが合わないことがしばしば。
割り当てられた時間では足りず、居残りで30分間バットを振り続ける>
「これまで大学、社会人と基本的に
マシンを使った練習をあまりしたことがなくて、タイミングがとれなかった。
なんとか合わせようとしていたら、ずいぶん長くなってしまいました。
芯で合わせづらかったけど、自分のスイングをできるようにしたい。
これからどんどんピッチを上げていかなければならないと思います。
きょうはなんとか当たってよかった。
キャンプではとにかくバットを振ると聞いているので、
それまでに振り込んでおきたい」

<9人の中では唯一の社会人からの入団。
野球でも社会人としても経験値が高い。
外野でのランニングでは先頭を走り、ノックでも先陣を切るなど、
リーダーシップを発揮する意欲もみせて>
「大学や高校出身が多い中で、
自分が同期を引っ張っていかなければならないと思います」

<走攻守、三拍子そろった即戦力として
落合監督からは開幕中堅候補として期待されている。
キャンプ1軍スタートが内定している即戦力外野手は、
過酷な守備位置争いに向け早くも臨戦態勢に入って>
「監督に評価してもらったのはうれしい。期待にこたえたい。
今日は365日で1番楽な日と聞いています。
キャンプは何とかついていきたい。
開幕1軍もレギュラーも簡単ではない。一生懸命努力して勝ち取りたい」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信スポニチ名古屋ニッカン

◇三木トレーニングコーチ
<動きのしなやかさがひときわ目立っていた野本を評価。
現役メジャーリーガーに例えて、太鼓判を押す>
「ひっかかったり、ぎくしゃくしたりするところがなく、
動きがスムーズでよどみない。
体のバランスがいいし、福留(カブス)にタイプが似ている。
けがをしにくい体、動きといえる。
1軍で1年間やっていける要素を持っている」
中スポ

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<プロのトレーニングに戦々恐々。
初日ということで『サービス』という
手心が加えられたが、腹筋を中心にくたくた>
「腹筋がしんどいです。
きょうのメニューは『サービス』だったそうですけど、
それでもこの状態なのでダメですね。
この先、先輩方にもついていかないといけない。
ちょっとヤバイんじゃないかと思いました。
筋力、体力を向上させていかないといけないです」
中スポ

◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<2種類のバットでプロの世界にチャレンジする。
大学時代にはグリップエンドにかけて
なだらかな曲線を描くタイプを使っていたが、
新たに用意したのは、グリップがほぼ真っすぐになっているタイプ。
バットコントロールは従来型のほうが容易だが>
「前から、試したいと思っていた」

<既に大学時代から使用している用具メーカーに発注。
グリップエンドに『D37』と刻印の入った
2種類のバットが6本ずつ、10日までに届いていた。
この日は、マシン相手に5分ほど、従来型だけを使って『プロ初打ち』。
商売道具を大事そうになでてみせて>
「丁寧に使っていきたいと思います」

<そのほかの練習は苦もなくこなす。
キャッチボールでは、コンビを組んだ野本が
どんどん距離を伸ばしたが、問題なくついていき>
「大学などでこの日に合わせて練習してきたので」

<売り物である足を隠すつもりもない。
それに加えてバットでも生きる道を探す>
「走塁練習などでは前の方に出てアピールしたい」

<10日に行われた東海大野球部OB会に出席してから名古屋入り。
OB会ではチームの先輩となる小林正人とも対面>
「あいさつをしっかりしないといけない、とアドバイスをもらいました」
中スポ

◇高島祥平(ドラフト4位)
<自主トレ初日にあらためてプロの厳しさを実感>
「コーチの方から『きょうが一番(練習が)楽だぞ』って
言われたけど、正直きつかったです。
高校時代とはやり方も全然違うし、それだけでプロだなと思った。
これからだんだんきつくなると思うけど、雰囲気に早く慣れて、
一生懸命ついていけるように頑張りたいです」
(中スポ)

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<昨秋の東京六大学リーグの後は自主トレばかり。
久しぶりの『公式練習』で背筋が伸びたという。
心地よい緊張感とプロの濃厚な練習メニューに気を引き締めて>
「緊張感がけっこうあったので、いい練習ができました。
きょうは軽めだったそうですけど、けっこうきつかったです」
中スポ

◇小熊凌祐(ドラフト6位)
<昨秋に右ひじを手術したため、
ウオーミングアップと外野ランニングの後、ほかの8人とは完全別メニュー。
柔軟体操を中心にウエートトレーニングなどでプロ生活をスタート。
ひじにメスを入れてからまだ3カ月。
1年目は焦らずじっくり治すのが最優先なのは分かっているが、
それでも正直な気持ちを明かして>
「同期がキャッチボールをしているのを見ると、投げたくなってきました」
中スポ

◇井藤真吾(ドラフト7位)
<初練習でヘトヘトに。
年末年始もランニング、筋トレなどは続けてきたが、
プロのメニューは想像以上に筋肉をいじめたよう>
「えらい(しんどい)です。
特に腹筋ですけど、ランニングも全部えらいです」
(中スポ)

◇加藤聡(育成ドラフト1位)
<新人合同自主トレ初日を終えて>
「(コーチ陣に)監視されて練習するのが、久しぶりだったので疲れました。
今まで自分のペースでできていたので、きょうはキツかったです」
(中スポ)

◇小林高也(育成ドラフト2位)
<新人合同自主トレ初日を終えて>
「アップから専門的なことばかりだったので、
プロに入ったんだなということを実感しました」
(中スポ)


この日から開始となる自主トレに参加したのは、
ドラフト指名の7選手に、育成ドラフトの2選手の合わせて9選手
昨季の倍となり、かなりにぎやかとなりましたね。
新人自主トレではおなじみの名前と背番号が入ったビブスを着けて、
ナゴヤ球場のグラウンドを横に並んで、
ランニングする姿は、まさに壮観でした。

午前10時に開始した初日のメニューは、
昇竜館から屋内練習場のウエートルームへ移動し、
体の採寸や機器の使い方の注意事項を聞くと、
ナゴヤ球場へ移動し、三塁側ベンチからドラフトの指名順に入場
塚本トレーニングコーチの指示で外野フェンス沿いをランニング
さらに柔軟体操に、30メートルほどのダッシュを数本。
昨秋にヒジを手術した小熊はここで別メニューとなりましたが、
残りの選手は、キャッチボール、ペッパー、外野ランニング、
さらに腹筋に、ボールを使った筋力トレーニング。
45分間の昼食休憩を挟んだ午後は、
屋内練習場へ移動し、ノック、ティー打撃、マシン打撃など。
そして野本が居残りでのマシン打撃を終えたのが、午後3時。
合計約5時間の初日となりましたが、
それぞれに『プロの洗礼』を浴びたようです。

プロ・野本圭スタート!その中でそつなく
こなしていた感があったのが、野本
ランニングやノックで評判通りの
しなやかな動きを披露。
さすがは即戦力という動きを
魅せていたようですが、
マシン打撃では、やや戸惑いもあったようで。
実は駒大、日本通運時代は
主に打撃投手を相手にしていたという野本
タイミングが合わずに一苦労。
それでもプロ仕様のマシン打撃に
慣れておきたい気持ちも強かったようで、
早くも初日から居残りで30分打ち続けていたそうです。

また前日の入寮式には参加できなかった岩﨑恭平
こちらも野本に負けじと、苦もなくこなしていたもよう。
俊足が売りのプリンスですが、基礎体力もありそうです。

一方、高校生ルーキー
伊藤準規、高島、井藤真吾らは、
体力作りの基礎的メニューがきつかったようで。
特に揃って口にしていたのが「腹筋」。
いくら年末年始に体を動かして、備えてきたとはいえ、
やはりその内容の濃さではひと味違うプロの練習
きょうのメニューは『サービス』だったようですが、
緊張などもあってか、やはりハードに感じたのでは。
これからも筋肉をいじめていくことには変わりありませんが、
必死に付いていき、「体作り」へと繋げてほしいです。

なおこの新竜たちですが、今週15日からは
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレ先輩たちと合流予定。
その後もトレーニングを続け、12球団一の練習量を誇る、
地獄の春季キャンプに向けての準備を進めることになります。


◇川上憲伸
<この日、アトランタ・ブレーブスと契約合意に達し、
正式契約のため、成田空港発のデルタ航空機で緊急渡米。
成田空港に姿を見せると、約5分間。
慎重に言葉を選びながらも、終始、笑顔で会見。
投手王国再建を目指すチームの一員としての決意を語る。
以下一問一答。渡米の目的は>
「エージェント(代理人のエバンス氏)の方から来てくれ、ということです」

<渡米する心境は>
「まだ(入団が)正式に決定しているわけではないので、
気持ち的には落ち着いているというか、普通ですね。
気持ちの高ぶりはそんなにない。
待っていた部分はあるので、
アメリカへ行くという高ぶりとかは、ありますけど」

<現地での予定は>
「エージェントとの最終的な話し合いがメーンです」

<現地でブレーブスと正式契約するのか>
「最終的にはエージェントとの話し合いが大事になる。
メディカルチェック? (移籍)交渉がまとまり次第、
(メディカルチェックや正式契約と)そういう段階になると思う。
いい交渉、いい契約ができたらいい」

<現地でチェックしておきたいことは>
「旅行や野球を含め、アメリカは何度か行っている土地。
僕のなかでいい印象があるので、もう一度そういうのを味わえれば」

<ブレーブスについて>
「投手王国だったというか、誰もが知っている投手が結構いた感じ。
堅い野球というか、例年、上位に入っているという印象がある。。
僕も派手なプレーヤーではなく、
どちらかと言えば地味(手堅い)だと思うので。
気持ちを出してそれに見合ったプレーをしたい」

<対戦したい打者は>
「メジャーリーガーになってから、対戦したい打者を見つけたいと思う。
そういう意味でもいい契約というか、いい交渉ができればいいと思う」

<今季は何勝したいか>
「日本では10年以上やっているが、今までも、
何勝するとかを決めるとプレッシャーになるので、
数字は挙げないようにしている」

<先発以外で任される可能性は>
「今まで先発しかしていないんで…。
今日に至るまで、どこに行くという問題ではなく、
どこに行ってもしっかり野球ができる体作りをしてきた。
(球団が)どこに決まったとしても
素晴らしいパフォーマンスを見せられるようにしたい。
先発ローテーション(を守る)というのを、
最低限、期待されていると思うので、そこをクリアにしたい」

<結果的に越年での契約となるが、ここまでの道のりは長かったか>
「交渉はエージェント任せで、
僕は普通に野球の練習しかしていなかったので、
そんなに長いとは感じていなかった。
でも、年を越してしまったので、
去年の(大リーグ入り)選手と比べれば、長かったかなというのはある」
中スポサンスポ12スポーツ報知12
共同通信社スポニチデイリー

<11日(日本時間12日)、
ブレーブスが本拠地を置くジョージア州アトランタに到着。
代理人のダン・エバンズ氏らの出迎えを受けると笑顔になり、
日本から約12時間の長旅にも、すっきりとした表情。
カメラを向けられて、帽子をかぶるなど余裕たっぷり>
「あっ、髪形が(崩れているから)。
機内ではほとんど寝ていたが、(入国審査などに)多少疲れた。
あらためて代理人とミーティングをして(今後について)決めます」

<ただ、入国審査などに時間がかかった様子で>
「空港内だけど、日本とアメリカの違いを実感する」

<メジャー入団を目前にした渡米については>
「気持ちは高ぶることはないが、しっかりとしてきたという感じ」
中スポサンスポ12スポーツ報知時事通信毎日jpスポニチ

◆ダン・エバンス
<代理人はアトランタで川上を出迎え>
「(きょうは)しっかり休ませたい。
今の段階でわたしから話せることは何もない」
サンスポスポーツ報知

◆フランク・レンGM(アトランタ・ブレーブス)
<ブレーブス側も、待ちかねた『恋人』の到着を喜ぶ。
相変わらず慎重な姿勢ながら、
『憲伸がいよいよ来た』と振られると、思わず笑みがこぼれて>
「まだ正式契約を交わしていないから、何も話すことはできない」
中スポ

◆ボビー・コックス監督(アトランタ・ブレーブス)
<94年からブレーブスを率いて、
歴代4位の通算2327勝を挙げている名将は、
川上との契約を未確定としながらも、チームの高い評価を明らかに>
「ここ何年か、私たちは日本人選手をマークしてきたが、
誰もが彼を気に入っている」

<すでに川上のビデオ映像を見たようで印象を語る>
「3、4種類の球種を狙ったところに投げることができ、すごくいい投手」

<先発陣の再建を目指し、ドジャースからFAとなった
35歳のベテラン右腕ロー(昨季14勝11敗)の獲得も狙っている>
「間違いなく、もう何人か(先発投手が)必要だ」
(中スポ、スポーツ報知ニッカンデイリー

◆念願かないメジャーの舞台へ=川上、先発での働きに期待(時事通信)
◆川上憲伸:ブレーブスと3年契約で基本合意…米メディア(毎日jp)
◆川上、ブレーブス入り合意 中4日・屋外の対応カギ(朝日新聞)


その他の話題としては、いよいよ契約間近となった憲伸
代理人のダン・エバンス氏からようやく呼ばれ、
この日、成田から機上の人となりましたが、
渡米の目的を最後まではぐらかしつつも、
さりげなくブレーブスカラー赤いマフラーがチラリ。
ずっと抱き続けてきた願いがようやく結実することもあり、
高ぶりはないといいながらも、明るい表情だったようですね。
日本時間の今朝、アトランタ入りしたそうですが、
今後は代理人のエバンス氏と合流して、詰めの交渉を行い、
順調に進めば、メディカルチェックなどを経て
早ければ日本時間の13日にも正式契約する見込みとのこと。

会見でも慎重に言葉を選んではいたものの、
すでに憲伸の心は、アトランタ?
おそらく何も無しでは帰ってくることはないでしょう。
自らを「地味」と評したのは意外でしたが、
「素晴らしいパフォーマンスを見せられるようにしたい」
投手王国再建へ向け、フル回転を誓った憲伸
ブレーブス初の日本人メジャーリーガーとなるのは、
まあ、ほぼ間違いないでしょうね。

2009年1月11日 (日)

野本水素水にギタリスト伊藤、昇竜館入寮完了。

ドラゴンズ新人選手9人(育成含む)が
この日、名古屋市の合宿所『昇竜館』に入寮しました。
母校・東海大のOB会に出席した岩﨑恭平
前日に荷物を運び入れていた岩田を除く7人が引っ越しを完了
プロの世界で第一歩を踏み出し、きょう11日から
ナゴヤ球場で始まる新人合同自主トレに備えたもよう。
入寮恒例の持ち込み品チェックも含めて、紹介します。

ドラゴンズトピックス(10日)

◇野本圭(ドラフト1位)
<ナゴヤ球場に隣接する選手寮『昇竜館』に入寮。
埼玉県の合宿所から単身で名古屋に来たが、
所属していた日本通運の『単身パック』を利用して、
段ボール6個、ハンガーボックス3個などを運び込む。
駒大卒業後、2年間お世話になった会社にしっかりと恩返し>
「日本通運を使わないといけないことはない」

<運び込んだ荷物の中でひときわ異彩を放っていたのが
銀の箱に入った水だったが>
「あれは水素水です。二酸化炭素プラス水素は酸素ですからね」

<1本約500円の『水素水』を30本。
水素には体内の活性酸素と結合し、
不必要な老廃物や余分なものを身体の外へ出す働きがあるが、
疲労がたまりにくく、健康にいいとされる「水素水」を
駒大から日通に入社後、愛飲しているという>
「飲むと疲れが取れやすいんです」

<『秘密兵器』はプロとしての意識の現れ。
先月は大学・社会人の先輩、北海道日本ハム・武田久と
自主トレを行ったが、こう教えられたという>
「プロは野球が仕事。体が資本。体にお金をかけるべきだ、と。
(武田久には)プロとしての心構えを教えてもらった」

<それについて本人も納得顔。
また昨年12月の入団発表で落合監督から受けた訓示通り、
体の手入れにもこれまで以上に気を配る決意>
「落合監督も同じことをおっしゃっていましたが、
自分の体に投資するということが大事だと思います」

<コンディションづくりも順調。
ほぼ無休で練習を続けてきた成果もあり>
「昨年の今ごろよりは体が動いている」

<すでにキャンプ1軍スタートが内定している期待のルーキー。
窓からナゴヤ球場が見える部屋でプロ生活への決意を見せて>
「朝から晩まで野球ができる環境。
母校の駒大などで練習し、投げる方も打つ方もある程度仕上がっている。
合同自主トレではしっかり走り込みたい」
カメラブログ、中スポ、中日新聞スポニチ名古屋ニッカン

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<選手寮『昇竜館』に一番乗り。
午前10時に両親を伴って到着するとテレビなどを運び込んだが、
国内メーカーの受注販売もので新品なら20万円以上する
『ムーン』のエレキギターを持参。
昨秋、同級生から格安で譲り受けたという>
「中学時代は同級生と組んだバンドでボーカルをしていました。
好きなのは日本のロック。
ギターは趣味程度にしか弾けませんが、大切なリラックスアイテムです」

<中学時代に文化祭ではボーカルを務めた美声の持ち主。
現在も邦楽を中心に、レパートリー増強に精を出す日々。
185センチの長身に甘いマスク。
イケメン投手としても人気を集めそうだが
ファンの前で弾くことはありそう?と聞かれて>
「ギターを弾いてる時が、一番気持ちが落ち着く瞬間なんです。
今は皆さんに聞かせる技術はないですけど、
うまく弾けるようになったら、そういうこともあるかも」

<もっとも厳しい練習を想定しているからこそ忍ばせたギター。
枕元には猫とディズニーキャラクターのぬいぐるみ。
自らアレンジしたお気に入りの空間で
音楽を奏で、身も心もリフレッシュする>
「野球と体を休める時間の切り替えをしっかりしたいです。
野球で限界まで頑張るために、自分の時間はしっかりリラックスしたい」

<きょう11日からの新人合同自主トレに向け、体の準備も怠りない。
年末年始も岐阜城北高グラウンドなどで走り込んだ。
大幅な体力アップを狙って、ウエートトレに多くの時間を割き
プロの厳しさに耐える覚悟はできている。
寮の自室から隣接するナゴヤ球場を見て>
「昇竜館に足を踏み入れ、窓から球場が見える部屋に来て、
あらためてやってやろうという気持ちがわいてきました。
早く1軍にあがるため、新人合同自主トレも、
気持ちを引き締めて参加したい。
みんなに負けないように頑張ります」
カメラブログ中スポ中日新聞ニッカンデイリー

◇高島祥平(ドラフト4位)
<お気に入りの音楽CDとDVDを持参して入寮。
CDのほとんどは『中学2年からの大ファン』というEXILE。
昨年12月の東京ドームでのコンサートにも足を運んだという。
あらためてプロでの意気込みを示して>
「同期の先陣を切るような活躍がしたい。
休み時間にEXILEの音楽で心を落ちつかせて、
厳しいプロの世界を乗り切りたい。目標は開幕1軍、新人王」
カメラブログ、中スポ)

◇小熊凌祐(ドラフト6位)
<中学時代に所属した硬式のボーイズリーグ、
大津瀬田レイカーズの同期生15人から贈られた
寄せ書き入りの黒いバットを持参。
『湖国の怪腕』『1軍登板』など所狭しと書き込まれたバットを手に笑顔で>
「毎日野球ができる環境に来られたことがうれしい」

<日本学生野球協会の08年度表彰選手に
高校・滋賀県代表として選出されたアマの優等生。
昨年11月に右ひじを手術したが、術後にあった違和感はもうない。
プロ1年目に臨む抱負を語り>
「周りがどんどん投げていても焦らず、
ひじをしっかり治して体をつくり上げる」
カメラブログ、中スポ)

◇井藤真吾(ドラフト7位)
<入寮初日にして、早くも『危機感』を口にして闘志を燃やす>
「ここに来たからには一日一日が勝負です。
危機感を感じます。気合が入ってきましたよ」

<合宿所の印象をこう表現した初々しい高校生だが、
心の内はすっかり『勝負師』になっているよう>
「きれい。マンションみたい」
カメラブログ、中スポ)

◇加藤聡(育成ドラフト1位)
<育成枠で入団したが、寮生活の不安に『朝』を挙げる>
「これまで一人暮らしをしたことがない。
ちゃんと朝起きられるのか、心配です」

<入寮に当たって、早速ホームセンターで
目覚まし時計を買い込む。苦笑いしながら>
「ホームセンターで大音量のものを選びました」
カメラブログ、中スポ)

◇小林高也(育成ドラフト2位)
<クラブチームから育成選手で
プロ入りを果たした24歳は、恵まれた環境に目を輝かせて>
「幸せな気分です。野球をするのが本当に楽しみです」

<これまでは友人らと3人で共同生活を送り、
練習もままならない環境だったが、
これからは思う存分野球に打ち込める。やる気をみなぎらせて>
「一日も早く支配下選手登録されたい」
カメラブログ、中スポ)


◇高橋聡文
<今年初めてナゴヤ球場で練習。
キャッチボールとウエートトレを合わせて3時間汗を流す。
元日から自宅周辺を走るなど、休まず体を動かしていたという。
昨年はチーム最多の54試合に登板したが、今年もフル回転を誓い>
「今年もシーズン通じて1軍で投げるのが目標。
そうすれば同じくらいの数字がついてくるはず」
(中スポ)

◇小川将俊
<レギュラーの谷繁に続く捕手として、1軍定着を目指すが、
日本通運の後輩にあたる新人・野本の加入に刺激を受ける>
「後輩が入ってくるし、自分も頑張らないといけない」

<数日前に電話であいさつを受けこう答えたという>
「分からないことがあったら何でも聞いてくれ」

<この日はナゴヤ球場では
年明け初めてとなる練習を行う。目の色を変えて>
「キャンプが一番大事になる。アピールしたい」
(中スポ)

◇山内壮馬
<出身地である愛知県豊田市の
『宣伝マン』を買って出ることを明かす。
2年目の今季、プロ初勝利を収めた場合、試合後に豊田市、
そして同市を代表する企業であるトヨタ自動車をPRするという。
この日は豊田市内で約100人の小学生を対象に開かれた
野球教室で講師役を務め、故郷への恩返しの気持ちを強くした>
「僕なんかの力では、大したことはないかもしれませんが、
育ててくれた豊田市に少しでも恩返しがしたいです。
初勝利の時に何かできれば。
豊田市代表のつもりで、全力を尽くしたいです」

<具体的な方法については『まだ決めてません』というが、
この日もちゃっかり!?故郷をPR。
今オフにトヨタ自動車のクラウンを購入したことを明かし笑う>
「とても乗り心地がいいです」

<イキな恩返しプランだが、実は、自らを発奮させる狙いもある>
「豊田市をアピールするためにも、期待を裏切らないようにしたい。
今年は本当に頑張りたいですね」
中スポ

◇中村公治
<初詣では郷里である神戸市中央区の湊川神社へ。
南北朝時代の名将・楠木正成ゆかりの神社だけに
いかにも野球選手らしい>
「勝負の神様として有名ですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

◇中村一生
<初詣でに訪れたのは、柴又帝釈天。
映画『男はつらいよ』シリーズでも有名な寺だが>
「子どものころから初詣ではあそこと決まっているんです」
(中スポ<ドラ番記者>


◇佐藤充
<東北楽天・山﨑武司、カブス・福留とともに、
ハワイ島・コナで行われてる自主トレに参加中。
7キロランニングでは先輩2人を引き連れ、黙々と走っている。
コンドミニアムに住み、食事は自炊。
一番若いため先輩の『パシリ役』だがニコリと笑って>
「(トレーニングは)楽しい。
夜は、両先輩から打者の心理を教えてもらっています。
右打者の山﨑さんと、左打者の福留さんの意見が
微妙に違っていて勉強になります」
中スポ

◇岩瀬仁紀
<鳥取市内のトレーニングジム「ワールドウィング」で、
年明け後の『初投げ』を行う。
山本昌とキャッチボールし、左腕の感触を確かめたのだが、
動きは悪かった。初投げの感想をこう話し>
「去年の方が(体が)動いたね。今年は動かない」

<34歳で迎える今シーズン、体が動かなくなった。
一般的には衰えと受け止められるが、鉄腕には当てはまらない。
動かなくなったこと。それが若返りの兆し>
「こんなもんだよ。これでいいと思う。
今年は以前の感じに近い。
オフには疲れがドッと出た。
シーズンが終わって1カ月くらいしてからですね。
筋肉が落ちてきて、体が抵抗できなくなったときに出る。
体の自由が利かなくなる」

<この日の初投げで数年前と同じ感覚を確かめ、
そして今シーズンへの手応えと進化計画を語る>
「自分のイメージのなかにある
(過去の)いいかたちの、さらに上を目指したい。
ストレートとスライダーで押していけるようにしたい。
去年はかわしすぎた。かわすばかりでは厳しい。
やっぱり押すところは押していかないと…。
実際は難しいけどね。でも、何とか踏ん張っていけたらいいと思う」
中スポ

◆小山代表(ワールドウィング)
<山本昌と岩瀬の助言を聞き、
このオフ、ジムに「若返り」を助ける
新たにトレーニング機器に導入。
昨年11月にも岩瀬は同ジムを訪れ、新マシンを使っているが、
成果は既に現れているという。
中日入団直前から10年来の付き合いの岩瀬について>
「入団前よりもすごい下半身の動きになっています」
中スポ


◆Braves, Kawakami reach agreement
Japanese right-hander scheduled to undergo physical Monday

(braves.com: News)
◆川上がブレーブスと合意 早ければ12日にも正式発表(共同通信社)
◆川上、ブレーブスと合意=先発で起用か-米メディア(時事通信)
◆川上、13日もに身体検査 ブレーブス入団へカウントダウン(中スポ)
◆川上、ブレーブス最有力 あすにも渡米か(中日新聞)
◆川上「合意間近」ブレーブス移籍が決定的(サンスポ)
◆中日・川上はブレーブス 基本合意成立(朝日新聞)
◆中日・憲伸「ブレーブスと合意間近」好条件3年21億(スポニチ名古屋)

◆川上、ブレーブス入りへ、12日身体検査か(ニッカン)
(米大リーグ、ブレーブスの公式HPは、
10日、中日からFAになっていた川上憲伸
同球団と契約合意に達したと伝えた。
同HPは、球団の公式見解を伝えるものではないが、
複数の大リーグ関係者が認めたという。
川上は11日にアトランタ入りし、12日に身体検査を受ける予定で、
問題がなければ12日にも入団が正式発表される。
手薄になった先発投手の補強を進めていたブレーブス川上を高く評価。
先発の3、4番手を任せると予想されている)

◇川上憲伸
<この日、ブレーブスを最終候補の1つにして
決断するなどと報じられていることについて>
「基本的に僕の口からは何も言えない。
最終的に決めるのは自分だが、交渉している人の邪魔をしたくない」

<渡米の日時も明らかにしなかったが>
「10、11日ということはない」
中日新聞スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン


以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
ついに憲伸ブレーブスと契約合意に達したもよう。
スポーツ紙のWEBでは、ニッカンが
川上がブレーブス入りで合意』との見出しで一番早かったですね。
憲伸自身もきょう11日に渡米し、
12日にアトランタ入りして、メディカルチェックを行う見込み。
その後の交渉が順調に進んでいけば、
いよいよ「メジャーリーガー・川上憲伸」が誕生することになりそうです。

それはさておき、
この日のメインは、新人選手の入寮
きょう11日からの新人合同自主トレ開始を前に、
ナゴヤ球場に隣接する合宿所『昇竜館』
正式に入寮することになっていますが、
この日、育成選手を含む7人が一気に入寮。
プロの世界での第一歩を踏み出しましたね。
中スポなどでもその話題が触れられていましたが、
一番フォトが多く、わかりやすかったのが、
公式カメラブログの『新人入寮』。
この日、東海大野球部のOB会に出席するため、
すでに荷物を運び入れていた岩﨑恭平を除く
8選手の入寮の様子を伝えていました。

この日の一番乗りは、
午前10時すぎに両親を伴って到着した伊藤準規でしたが、
その伊藤も含め新人選手たち、
今年も様々なものを運び入れたようで。

毎年恒例の話題にもなってきたりもしますが、
ドラゴンズの歴代の新人選手も、
05年中田(加湿器)、鈴木(木刀)を始めとして、
06年は、吉見(サプリメントとバランスボールなど)、
平田(ドカベンシリーズ約100冊など漫画本)、
新井(尊敬する金本らとのフォト)など。
07年堂上直倫(イチロー、兄との寄せ書きサイン)、
福田(高校時代からの丸秘野球ノート)、
浅尾(初めてのオーダーメードのグラブ)、
岩﨑達郎(93年から06年までのプロ野球名鑑14冊)
西川(金色の招き猫型貯金箱)、
そして昨年は山内(立浪の通算1000打点達成バット)
(アニメ『ドラゴンボールZ』のDVD約45巻)と
さまざまなモノを昇竜館に運び込んでいましたが、
今年の選手も思いも寄らぬ品を見せてくれました!
とりあえずドラフト1位から順にまとめておくと、

野本(水素水30本、駒大野球部の恩師、
太田前監督からの色紙「本当の出逢いに別れはこない」)
伊藤準規(高級エレキギター)
岩﨑恭平(ニトリのふとんとクッション)
高島(EXILEなどのCD・DVD30枚、『直球戦闘機』刺繍のグラブ)
岩田(真新しい「Dragons」の刺繍入りなど5つのグラブ)
小熊(中学時代のチームメートからの寄せ書き入りのバット)
井藤真吾(『危機感』)
加藤(朝が不安なため「目覚まし時計」)
小林高也(3本の黒いバット)


投げるギタリスト。その中でもっとも
大きな扱いだったのは、
伊藤準規エレキギター
かつて佐藤亮太
『投げるDJ』として、
話題になった記憶がありますが、
こちらはそれ以上の『投げるギタリスト』。
中学時代にバンドでボーカルもしていたそうで、
それ以来のリラックスアイテムとのこと。
顔がイケメンなうえ、野球ができて、ギターも弾ける。
まさにモテモテ男の極みじゃないかと、
ある意味とてもうらやましくもなりますが、
いずれはファンの前でギターを披露してくれればいいですね。
ただ今日からの本業はあくまでも『プロ野球選手』。
オンとオフを切り替えるためのギターだそうですが、
しっかりとオンのスイッチを入れ、練習に励んでほしいと願います。

一方、ドラフト1位の野本は、さすがは社会人
それも出身である日通の単身パック
荷物を運び込んだそうですね。
しっかりと恩返しするあたりは、抜け目がないなと。
さらに目を引いたのが、『水素水』
疲労がたまりにくいとされる水素水を、
日通時代から愛飲しているそうですが、
そこに自分の体に投資するというプロの心構えが見えました。
落合語録でも「プロで長くやりたければ
自分の体に金をかけろ」
というのがありましたが、
早くもそれを実践しているのは、ヨシでしょう。

またドラフト6位・小熊寄せ書きバット
黒のバットに様々な色で激励のことばが書かれていますが
こういうのが、けっこう元気付けられますよね。
昨年11月にヒジの手術を受けたため、
マイナスからのスタートとなる右腕ですが、
焦らずにじっくり調整していってほしいものです。

その他の選手もそれぞれ入寮を果たし、夜には入寮式
そしてきょう11日からナゴヤ球場で
新人合同自主トレが始まります。
しばらくは『野球漬け』の日々が続くことになるでしょう。
部屋に戻っても、ヘトヘトでいることが多いでしょうか、
それでも『竜の門』を叩いたこの日の初心を忘れないでほしいなと。
誰が将来の竜の主力として、飛び出してくるかは、
まだまだわかりませんが、同じスタートラインに立った9選手
しっかり気を引き締めて、頑張ってもらいたいなと思います。

2009年1月10日 (土)

岩瀬始動攻めの投球取り戻すとチェンWBC辞退。

ドラゴンズの守護神・岩瀬仁紀
この日、毎年恒例となっている
鳥取市内のジム『ワールドウイング』で始動。
到着後さっそくトレーニングを行い、充実した表情。
11年目となる今季は、攻めの投球を取り戻す構え。
直球とスライダーを磨き、真っ向勝負を宣言しました。
その他、鳥取トリオである山本昌、清水昭信
さらにチェンWBC辞退の意向など、1月9日のドラゴンズの話題を。

ドラゴンズトピックス(9日)

◇岩瀬仁紀
<毎年恒例となっている
鳥取県鳥取市内のジム「ワールドウイング」で始動。
この日夕方に鳥取に到着すると、そのまま約1時間、
軽めのトレーニングで体を動かし、充実した表情>
「ここに来ると始まるなという気持ちにさせられますね」

<昨季は日本代表として北京五輪に出場しながら、
史上初の10年連続50試合登板を達成。
シーズン終了後は『疲れがどっと出た』そうだが、
ゆっくりと体を休め、疲労も解消。
疲弊し切っていた昨年より、はるかに手応えを感じている様子>
「憂うつなときもあるけど、今年は全然違う。
しっかりやらないといけない気持ちになっていますけど、
気持ちの中では去年よりもいい。
去年はキャンプも空元気だったけど、
自分の自身の中で、今年の方ができるんじゃないかと、
いう気持ちはあるんじゃないですかね。
(去年は)疲れがたまって、動いているように見えても
中身が伴っていなかった」

<マウンドでは、攻めのピッチングを取り戻すつもり。
昨年は右打者の外角低めに『逃げる』投球を試みた時もあったが、
オフの休養を糧に今季は真っ向勝負を宣言>
「右打者の内をしっかりつけないと始まらない。
真っすぐとスライダーをきちっとやりたい。
かわすのはいつでもできる。
ことしはなるべくかわさないピッチングでいきたい」

<そのうえで目標に自身の持つプロ野球記録更新を掲げる。
11年連続50試合登板と5年連続30セーブをを口にして>
「最低限の目標だし、どうなるかは分からないけど、
それができればいいかなと思う」

<きょう10日からは投球を含め、本格的な練習を始めるが、
球界を代表する守護神が、いよいよ戦闘モードに入る>
「あとはどれだけ(体調が)戻っていくか。
相当な覚悟もいるし、気持ちも体もしっかりとやりたい」
(中スポ、共同通信社スポニチ名古屋ニッカン


◇山本昌
<前日から「ワールドウイング」で自主トレを開始し、
この日はキャッチボールで今年の初投げを行う。
鳥取市営美保球場での大ベテランの『投げ初め』は、好感触。
左腕の感触を確かめると、自然と笑顔に。
昨年末も軽く投げたことはあったものの、
本格的に投げたのは約1カ月ぶりだったが>
「きょうは気持ち良く投げられた。ホント、よかったよ」
山本昌公式HPエッセイ・路傍の一球
「第159話今年も記録更新!?」、中スポ)

◇清水昭信
<5日から「ワールドウィング」で自主トレを行っているが
この日新しい“魔球”習得に取り組んでいることを明かす。
その名は『ワールドウィング13号&17号』。
考案した同ジムの小山代表に握りとコツを教えてもらい、
習得にはほど遠いが、しっかりと頭にたたき込んだ>
「まだ1日しか試していないので、
どうなるか分かりません。まだまだです」

<2種類の新球については>
「(17号が)タテに落ちるような感じ。(13号は)少し戻るイメージ」

<手応えがあるのは落ちる方のよう。
実は出世の足掛かりになったのも魔球だった。
その名は『ワールドウィング8号』。
普段は「スプリット(SFF)」と呼んでいる微妙に沈む球だが、
同ジムで伝授され完ぺきにマスター。
とんとん拍子に階段を上がった。この『8号』も改良していく>
「ちょっと試行錯誤して変えたい」

<「ワールドウィング」門下には
山本昌、岩瀬という中日の大先輩2人がいるが、
自身は名城大時代にインターネットで調べ、
単身入門。それからもう5年になる>
「ワンポイントだけでも、『ここを忘れてるぞ』とか、
体のズレ的なことを教えてもらうだけで、それだけでも違う。
いい感じに進んできていると思います」

<今年は背番号が「64」から『12』になるなど、
背中も、周囲の期待度も大きくなった>
「先発でもリリーフでも、チームに貢献する」
中スポ


◇平田良介
<東京都内の東京ガスグラウンドで
大阪桐蔭高の先輩である千葉ロッテ・西岡、
後輩の北海道日本ハム・中田らと合同自主トレをスタート。
西岡、中田との共同インタビューでリクエストされた
今年の目標は『全試合出場』。
いつも通りの笑顔ではあったが、
色紙に書き込んだ目標に強い意志が込められていた>
「これくらいしないとダメでしょ。今年は。
1軍の移動とか試合とか、去年で分かった。
今年はスタメンで出られるように頑張ります」

<昨年はプロ初本塁打を含めて、
59試合で打率.268と結果を残したが、
レギュラーを獲得して全試合出場できるだけの実力はまだない。
昨年は母校で行った『大阪桐蔭組』の自主トレだったが、
今年は中田に加えて、第一線でバリバリ活躍する先輩、
西岡の背中を見ながら都内で鍛えることになる>
「先輩や後輩から学ぶことはすごく多いと思う。
西岡さんからはすべて吸収したいですね」

<そして選んだもう1人の師匠が福岡ソフトバンクの城所。
学年で2つ上の外野手は全国的には無名だが、安定した守備力。
今回宿泊するホテルの部屋は隣で、積極的に教えを請うという>
「外野の守備がすごくうまいんです。
ボクのステップはぎこちない。いろいろ吸収したい」

<この日はアップ、キャッチボール、ノックなどで汗を流す。
昨年の秋季練習で右太もも肉離れで途中リタイア。
キャンプは2軍スタートが決定しているが、前向きにとらえている>
「(右太ももは)もう大丈夫です。問題はない。
去年も読谷スタートでしたから。
しっかり力を蓄えて、実戦で結果を残したい」
中スポサンスポ共同通信社

◇英智
<ナゴヤ球場で始動。室内練習場を走り、
ウエートトレーニングと合わせて90分汗を流す。
岐阜県羽島市の実家には2日に帰省し、
初詣で同県揖斐川町の谷汲山華厳寺へ出かけたという。
年始の抱負を聞かれると、平常心で過ごすシーズンを強調>
「例年と特に変わらず、いつも通りに」
(東京中日)

◇柳田殖生
<1年定着を狙う4年目が、
ナゴヤ球場では年明け初めてとなる練習を行う。
年末年始は母校の京都・福知山商高で
体を動かしていたとあって、コンディションは上々のよう。
いきなりノックやマシン打撃に取り組み>
「これまでになくいいオフを過ごせている。今年こそ勝負をかけたい」
(東京中日)

◇チェン・ウェイン
<3月の第2回WBCの台湾代表候補に選ばれていたが、
この日中華民国棒球協会に、出場を辞退する意向を伝える。
球団も週明けに文書で出場辞退を伝える予定。
当初は出場に意欲を見せていたが、理由を説明>
「選ばれたのはうれしいですけど、
WBC出場には肩やひじの状態が思わしくないので難しいと思います。
3月はまだ寒いし、シーズンのほうが大事」

<名古屋の冬の寒さが、その心を決めさせた。
この日の名古屋は3月下旬並みの最低気温5度。
室内練習場で鈴木をパートナーに
キャッチボールやダッシュで体を温めたが、
台湾より5度も低く、不安を口に>
「寒いところで動いて体の悪いところがよく分かりました。
(06年秋に手術した)ひじの状態が少し怖くなりました」

<痛みも、違和感もないが、
それでもどちらかを選ばなければならないなら、ペナントをとる。
今年は先発ローテ定着を目標に掲げて>
「WBC出場とペナントの両立は難しい。
WBCで故障して帰ってくるのだけは避けなければ…。
今年一番大切なのは1年間先発で活躍すること」

<もちろん故郷を裏切るわけではない。
調整の不安を完全になくしてマウンドに立ちたいというのが結論。
この日、ナゴヤ球場の屋内練習場で自主トレを再開し、
ランニングやキャッチボールなど約3時間のメニューを消化。
8日に来日するまで、母国でも走り込みなどを行っていたという>
「WBCに出たい気持ちも強かった。
でもWBCは3月。こっち(ペナント)は開幕まで時間もある。
下半身の使い方を磨いて、
コントロールを磨くことに重点を置きたい。
今年は先発で10勝以上することが目標です」
中スポスポーツ報知共同通信社ニッカンデイリー

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<入寮日のきょう10日を前に、
この日名古屋市内の合宿所『昇竜館』を訪れ、
荷物を運び入れるなどして、プロ生活の準備を進める。
住まいとなるのは昨年までチェンが住んでいた『409』号室。
『ゲンのいい』門出にその顔がほころんで>
「そうなんですか。うれしいですね。出世部屋にしたい」

<真新しい「Dragons」の刺繍入りグラブを
合計5つのグラブを持参したが、早速サプライズも。
ナゴヤ球場で練習を終えたチェン本人と合宿所でばったり。
『頑張れよ』と激励されて、感謝しきり。
1年上の左腕にあやかるべく、野球漬けの日々が始まる>
「思っていた以上に体が大きいですね」
カメラブログ、中スポ)


◆高橋氏が韓国LGコーチに(中スポ)
(昨季まで中日コーチを務めた高橋三千丈氏が、この日、
韓国プロ野球のLGツインズと契約し、1軍投手コーチに就任した。
高橋氏中日を退団後、韓国で行われていたLGの秋季キャンプに参加。
同キャンプ終了後に内定を受けていた)

◆憲伸はブレーブス!! 大筋合意で週明けにも渡米へ(中スポ)
(FA宣言し、大リーグ球団と入団交渉を続けていた川上
8日(日本時間9日)、アトランタ・ブレーブスと大筋で合意に達した。
川上に近い関係者が明らかにした。週明けにも渡米し、
身体検査後にアトランタで正式契約、入団会見を行う見込み。
日本選手がブレーブスとメジャー契約を結ぶのは初めてで、
先発の2、3番手として期待されている。
川上の契約額は現時点で不明だが、メジャー1年目の昨季に
9勝10敗、防御率3.73の成績を残したドジャースの黒田博樹
3年総額3530万ドル(約32億円)に匹敵する額を求めているとされ、
現在は最後の詰めとなる交渉を継続している)


今朝の東京中日の見出しが『さらば!!憲伸』。
いまさら「さらば」もないだろうとも思いましたが、
いよいよ新天地と合意間近となったようですね。
そのチームとは、アトランタ・ブレーブス
中スポでも「大筋で合意に達した」と伝え、
憲伸自身も週明けにも渡米するようです。
年明けに一気に移籍先の候補として、
浮上してきた感のあったブレーブスですが、
得てして本命というのは、後々から出てくることもありますし。
獲得したいという熱意と、先発ローテの確約、
そして打席にも立てるというのが、決め手となったのかも。
まだ正式に絞ったわけではないそうですが、おそらく決まりと思われます。


一方、日本のドラゴンズの話題からは、
大阪桐蔭トリオの『好奇心』ではなく、
鳥取のワールドウィングトリオの方に触れたいなと。
5日から現地でトレーニングを行っている清水昭信に、
前日8日にやってきたベテランの昌さん
そしてこの日鳥取入りして、即始動となった守護神・岩瀬
元・中日の正津(埼玉西武)もいるそうで、
これで昌さん曰く「オールキャストが勢揃い」となったもよう。

そのなかでこの日が始動となった岩瀬ですが、
昨季の疲れもだいぶ取れたようですね。
始動としては、昨年よりも動けていないようですが、
その「動けなさ」が逆に手応えに繋がっているそうで。
その守護神が今季のモットーとして挙げたのが「攻めの投球」。
真っすぐ宝刀・スライダーのキレを本来のものに戻し、
押す投球をしていきたいと、意気込みました。


今年もここから。史上初の
10年連続50試合登板
達成した守護神
11年目となる今季、
まさに原点回帰
持ち味であるストレート
スライダーのコンビネーション。
そのキレを取り戻していくというのは、良い姿勢だなと。
まだまだ34歳、かわしてばかりでは厳しいですし、
やはり攻めの投球こそが、ストッパーとしての成功の秘訣
疲れも取れつつある今季、鉄腕において、
さらなる進化が見られることになるかもしれませんね。
ただそのためには、この鳥取でいかに調整して、
コンディションを上げていくことができるか。
やはり勤続疲労という部分が心配ではありますが、
まあ岩瀬に関しては、故障さえしなければ、
開幕にきっちり合わせてさえくれるものと信じています。
『鉄腕製造工場』ともいえるワールドウィングで、
動き出した背番号13を今季も見守っていきたいと思います。


その他の話題としては、
ナゴヤ球場で自主トレを行ったチェンですが、
悩んでいたWBC台湾代表候補について、
辞退する意向を示したようですね。
「WBC出場には肩やひじの状態が思わしくない」そうで、
今月半ばにも名古屋市内の病院で検査を受ける予定。
検査結果を待って、正式に辞退を申し入れる方向となりました。

これでドラゴンズは、日本代表候補に挙がった5選手が辞退
さらに台湾代表のチェンが今回辞退したことで、
再び「なお、WBCについては候補に挙がった中日の選手が…」
となってしまいましたが、ただそれよりも
「肩やひじの状態が思わしくない」という部分が心配ですね。
自主トレも行っていますし、それほどではないと思われますが、
キャンプまでに不安な部分をケアしてほしいなと。
昨季7勝を挙げ、今季は2ケタ勝利を目標に掲げるチェン
チームとしての期待も大きいと思われます。
迷いを吹っ切ったことで、キャンプに専念
しっかりと開幕までに状態を上げてくれることを願います。

2009年1月 9日 (金)

谷繁大トリ更改4度目FAへ意欲と竜投にゲキ。

ただ1人の『越年』となっていた谷繁元信がこの日、契約を更改。
これでドラゴンズは、全選手との契約更改が終了しました。
更改後の会見で、谷繁は順調にいけば来季中に取得する
4度目のFA権取得に向け、意欲を示すとともに、
正捕手として、若手投手陣に向けてメッセージ。
FA移籍が濃厚な川上に代わる新エースの台頭を期待しました。
小池、山本昌らの始動の話題とともに紹介します。

ドラゴンズトピックス(8日)

◇谷繁元信
<名古屋市内で球団との契約更改交渉に臨み、
2500万ダウンの1億7500万円プラス出来高で更改。
契約交渉はわずか30分で妥結。
昨季は左わき腹などの故障で113試合の出場にとどまったが
前回、FA権を行使し4年契約を結んでいたことを明かしたうえで、
契約最終年に向けての意欲を語る>
「去年はケガをしたし、チームも3位で終わったし、
クライマックスも負けた。つまり最悪の1年だった。
今年頑張れば、4度目のFAも取れるし、
もう1回フル出場できるような体をつくろうと思ってやっている。
シーズン終わって、心も体もリセットできてるんで。
21年目に向けて、ゼロからのスタートという気持ちでオフを過ごしている」

<迎えるプロ21年目に、前人未到の『大記録』がかかっている。
すでにFA権を3度権利を取得し、その都度行使してきたが、
今季145日以上出場選手登録されれば
日本球界では初めての4度目の権利を手に入れる>
「FA権は取りたい。それが目標じゃないけど、励みにはなるね。
1年間しっかりとやって、その積み重ねとして取得できる。
3回ともそんな感じでした。
野球が好きでやってきた結果でもありますから。
移籍どうこうではなく、(FA権を)使ってみたい。
(権利行使という)気持ちはあります。まだまだやれると思っています」

<また移籍秒読みの川上に代わる新エースに言及。
若手での争奪戦を期待して、メッセージを送る>
「川上? もしも契約するところがなかったら、帰ってきたらいいんです。
(仮に移籍が決定したら)まあ、個人、個人が自覚を持つことでしょうね。
『オレが、オレが』でいいと思います。
1人、2人と(新戦力が)出てきた結果、
エースと呼ばれる人が現れてくれればいいですね。
戦う集団づくりに向けて、ボクが声を掛けていきますよ」

<入団以来1年のロスもなく、早熟かつ屈強な選手を象徴する勲章。
もちろん1軍にいるだけでよしとされる立場ではない>
「今年はとにかく優勝です。
そのためには1人じゃなく、集団で1年やっていけるように…。
若手を引っ張りながら、そして引っ張られながらやっていきたいです」
中スポサンスポおおさか報知共同通信社時事通信
毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

△ドラゴンズ・契約更改▼
1月8日(金額は推定・単位は万円)
谷繁 17500(▼ 2500・13%)
(全選手契約更改を終了)


◇ドラ全選手更改
(中スポ)
中日谷繁を最後に支配下選手68人プラス
育成選手2人すべての契約を更改
推定総額は29億3720万円。
前年(66選手)と比べて9億3400万円の減額となった。
ウッズ(6億)、川上(3億4000万)の高額年俸選手が
退団、FA宣言した一方で、大型補強を控えたことが大きかった)

◇小池正晃
<昨年に続き行っている横浜・仁志との
横浜市内のフットサル場での合同自主トレを公開。
レギュラー獲りにかける覚悟を見せて>
「空いているのはセンター。何とか割って入れるようにしたい」

<練習はJリーガーらとのコラボで
下半身をいじめ抜くのが最大の特徴。越境参加の意図を語り>
「下の力を徹底的に鍛えられる。
ほかのスポーツの選手の動きも刺激になるし、
課題のバッティングにも生きると思う」

<昨年12月には『松坂世代』の親善試合に参加。
横浜高時代のチームメートのレッドソックス・松坂からは
『試合に出て活躍していないと張り合いがない』と冷やかされ>
「少しでも追いつかないと」

<それでも小山(現・中日ブルペン捕手)ら
高校時代の仲間とプレーしたことで、野球をやる喜びも再確認>
「プロに入ってからは守るものができたというのもあるし、
必死さだけが前に出て、空回りしていた。
もう一度楽しみの中に勝つ喜びがあるというのを思い出した」

<3月末には家族を名古屋に呼び寄せる予定。
平田や英智、新人の野本らライバルは多いが、
『守るもの』のためにも11年目に勝負をかける>
「苦しい状況こそ楽しめるはず」

<中スポに自慢の肉体美を披露。右利きなのだが>
「力こぶは左の方が自信があります」
小池ブログ「2009年☆」、中スポサンスポ

◇西川明
<ナゴヤ球場のスタンドを駆け上がり、09年をスタート。
年末は28日に三重県明和町の実家に帰省しゆっくり過ごしたが、
元旦には三重中京大でキャッチボールやノックで始動したという。
この日は岩﨑達郎とともに約20分のフリー打撃。
その後、自身の提案で2人揃って
一塁側スタンドの階段71段を5回駆け上がった>
「正月明けの体に、大きめの刺激がほしかったから。
(今年は)去年よりたくさん1軍出場して、けがなくシーズンを乗り切りたい」
(東京中日)

◇中村公治
<6年目のシーズンに勝負をかけるが、
打撃開眼のきっかけを掴もうと必死。
ナゴヤ球場の自主トレは1人黙々と40分以上も打ち込む。
昨秋から落合監督の助言で取り組んでいる
『ブーマー打法』も板についてきたようで、手応えを>
「最短距離でバットを出す動きが染み付いてきました」
(中スポ)

◇小田幸平
<自主トレ先のグアムへ中部国際空港から出発。
昨年と同じく巨人の阿部や坂本とともに練習する予定。
ナゴヤ球場での合同自主トレが始まる15日までに、
肩の状態を100%にすることが目標という。13日に帰国予定>
「暖かいところでさらに調子を上げていきたい。
ウエートトレーニングやキャッチボールなどで肩をつくっていきます。
下半身が弱いので、走り込みもします。バッティングも鍛えます」
(中スポ)

◇チェン・ウェイン
<この日、中部国際空港着の航空機で来日。
3月に行われる第2回WBC台湾代表候補に選ばれているが、
出否を迷っている気持ちを明かして>
「(代表選出は)うれしいです。
故郷に貢献したい気持ちもあるし、チームに貢献したい気持ちもある。
体を半分にできたらいいのに」

<台湾代表に名を連ねたが、
すぐさま出場に手を挙げることはできなかった。
そこには明確な目標があるから>
「今年は先発でずっと投げたい。10勝を目指したい」

<3月のWBCに出場すれば、
4月3日に開幕するシーズンの調整は難しくなる。
昨年の北京五輪では、台湾代表として出場したが、
その後に調子を崩してしまったこともあり>
「北京の時のこともありますし、WBCには不安もあります」

<悩んではいるが、どちらを選んでも結果を残す準備はできている。
帰省中も無休で練習し、ウエートや走り込みなどで下半身を鍛えてきた。
今後は9日からはナゴヤ球場で自主トレを行い、
15日から始まるナゴヤ球場での合同自主トレにも参加する予定。
最終メンバーが発表されるのは2月21日。悩み抜き、結論を出す>
「球団の方たちと相談して決めたいです」
中スポ

◇山井大介
<今オフから『ワールドウイング』で自主トレを始めたが、
同ジムでの自主トレをこの日までで打ち上げ。
小山代表の指導のもと、関節を柔らかく使うトレーニングと
投球フォーム改造に取り組み、好感触。
『魔球・ワールドウイング10号』という新球種にも挑戦。
今後は温暖な場所で自主トレを行う予定>
「現段階では立ち投げだけですけど、すごく楽に投げられている。
捕手を座らせたり、打者との勝負でしっかりできるか、と
分からない部分もあるけど、今年が楽しみ。わくわくしている。
今まではうまい投げ方ができていなかった。
手首を使ったりして負担が大きかったから
故障にもつながったのかな、と思う。
去年のフェニックス・リーグやクライマックスシリーズで
投げたときとは違う感覚がある」
(中スポ、スポニチ名古屋


◇山本昌
<鳥取市内のトレーニングジム『ワールドウイング』で
毎年恒例となった同ジムでの自主トレを開始。
昨季は大目標だった通算200勝を達成。
今オフは取材、イベント出演で多忙を極めたがようやく終了。
感謝しつつも、気持ちは既に切り替えて>
「ここに来ると何かうれしいような、
始まっちゃたな…というような気持ちになるね。
すごく長いオフだったような、短かったような。
ありがたいことを、たくさんしてもらった」

<年明けも4日からロサンゼルスへ飛び
恩師・アイク生原氏の墓前に快挙を報告。
現地滞在『26時間くらい』で6日に帰国したばかり。
それでも例年とほぼ同時期の始動。疲れているハズだが
独特のトレーニング機器を使い、ウエートトレ中心で
約1時間体を動かし、笑顔で感想を口に>
「スタートラインに立って、身が引き締まる思い。
去年ほど(トレーニングを)やっていない割には、
体もすっきりしているし、あとはキャンプでケガをしないように準備したい。
よくホッとしたんじゃないかと言われるんだけど、
もう(2勝10敗の)一昨年のような思いはしたくないし、
例年通りの気持ちで頑張っていきたい。
(今季の目標は)シーズンを通じて先発ローテを守り、
規定投球回を投げて2ケタの10勝以上勝利を挙げること。
日本シリーズで勝つために投げる」

<開幕投手争いについても意欲をのぞかせて>
「自分が決められることじゃないけど、指名してもらえるように頑張る」

<今季44歳。人間は加齢とともに
回復力が落ちると言われるが、登板間隔を広げるどころか、
中4日、中5日の超ハード起用に自ら手を挙げる>
「今年も去年のようにチームが大変なときは、
中4日でも5日でもやりますよ。
44歳になるけど、ここ10年は変わったという意識はない」

<若い投手でも難しい中5日を昨年、4連続でやってのけた。
昨年のハード体験をジョークにして笑ったが、
登板間隔を詰めて起用をされるのはチームの柱、エース格のあかし>
「中5が続いたときはさすがにしんどかった。
(中5日登板の連続も)4回までなら大丈夫だよ、ハハハ」

<さらに難敵も望むところ。
念頭にあるのは巨人、阪神のライバル2球団。
打倒『GT』への決意をみなぎらせる>
「勝ち星も大事。だけど、そこ(GT戦)で使ってもらえるのは
しっかり投げられている証拠だし、そこを外されているようじゃダメだからね。
どんどん矢面に立って、上位チームに投げさせてもらえるようにしたい」

<本来はGTキラー。巨人戦通算40勝は現役最多で歴代3位。
43敗、借金3というトータルもひっくり返したい。
阪神には歴代4位の44勝。負けは24。
貯金20と圧倒しているが、昨年は1勝2敗。キラー復活を目指す>
「巨人はそっち(借金3)の数字も考えているけど、
向こうも研究してくるだろうし、負けないようにしたいですね。
去年は阪神戦での登板が少なかった。
阪神にも元キラーの意地を出しながらやっていきたい。
10月、11月まで頑張って投げないとね」

<特に今季は昨年までGT戦登板の中心だった川上が抜けるのは確実。
プロ26年目のベテラン左腕への期待はより大きくなるが
首脳陣やファンの思いを真っ向から受け止めるつもり。
縁の下の力持ちが理想だが、エース起用の覚悟はできている>
「昔から若い選手には、オレが5、6番手でいるときは
チームは強いよ、と言っている。
野球が好きだから、少しでも長くやりたい。
そのためにも成績を残さないと。まずはいい形でキャンプに入りたいね」

<次々と『史上最年長』記録を打ち立てているが、
水面下ではライバルとのバトルが続いているという>
「工藤さん(横浜)が『オレが全部抜く!』って。
だから『そうして下さい』って言ったんだけどね。
シモ(阪神・下柳)からは
『あんまり更新しないでくださいよ』って言われたよ。
でもオレ(の記録)を抜いてから引退するって言ってた」

<40代左腕たちの競り合い。自身も刺激にしている>
「年取ったサウスポーが
そんなこと言い合うのはいいことだと思うよ」
中スポおおさか報知共同通信社スポニチ名古屋ニッカンデイリー


◆憲伸 ブレーブスとの交渉大詰め(中スポ)
川上の争奪戦で、ブレーブスが大逆襲に転じた。
オリオールズ、カージナルス、ツインズの3球団に絞ったかと思われたが、
早い段階から獲得に名乗りを上げていたブレーブスがあきらめず、
交渉は最終段階に突入したもようだ。
この日は大リーグ公式サイトも
「ブレーブスは川上に接触を続けている」と報道。
交渉に近い関係者の話として、球団と(本拠地)アトランタを売り込む
ブレーブスの熱心さに川上も心を動かされていると伝えた)

◆憲伸ブレーブス有力 先発枠1つ空いた(スポニチ)
◆FAの川上、ブレーブス移籍が有力(サンスポ)
◆Braves keeping tabs on Kawakami(braves.com: News)


ただ1人の『越年』となっていた谷繁がこの日、契約を更改。
2500万ダウンの年俸1億7500万+出来高でサインとなりましたが、
やはり昨季に関しては、左わき腹痛での離脱が影響しましたね。
113試合の出場にとどまり、打率.234、2本塁打、27打点。
打率はここ数年並みとはいえど、
規定打席に到達しませんでしたからね。
本人も言っていましたが、まさに「最悪の一年」。
4年契約の最終年(年俸は変動制)になることが、
この日明らかになりましたが、ラストイヤーとなる今季、
しっかりと巻き返してほしいなと思います。

笑う谷繁に福来たる。その谷繁についての
話題で驚いたのが、
今季順調にいけば、
プロ野球史上初となる
4度目のFA権を取得するということ。
これまで3度FAを取得したというのは、
伊東勤(93、97、01)、
工藤公康(横浜=93、99、04)、
そして現在ドラゴンズ
コーチである川相昌弘(94、97、05)と
3選手がいますが、
谷繁は97、01、05年に続いての取得へ。
横浜大洋(89~92)-横浜(93~01)-中日(02~)で今季21年目。
『無事これ名馬』の証明でもありますが、そのFA権については
「移籍どうこうではなく、使ってみたい」とコメント。
せっかく主力選手がぞくぞくと残留し、
FAに関してはホッとしていたのに、またかよとも思いましたが、
「獲ったFAを来年使えるぐらいの活躍をしておきたい」という意味のようで。
まあ自宅が横浜にある谷繁だけに、どうなるかはわかりませんが、
この1年でしっかりと後継者を育てておくことが重要でしょう。

また会見ではいくつかメッセージを発したようですね。
川上についての「行く所が無いのなら戻ってくればいい」の方が
先にY!のトピックスになってしまうなど、インパクトがあったようですが、
チームとしては、戻ってこなかったときの方へ比重を。
『オレが、オレが』という投手の台頭を期待していましたが、
ポスト憲伸、ポストエースというものを育てていくことも
正捕手・谷繁においての今後の任務となってくることでしょう。

落合中日のチームカラーでもありますが、
選手自体がやや大人しく
『オレが、オレが』という投手がなかなかいないというのも、現状。
一番威勢が良いのが、この日から始動し、
「上位チームに投げる」、「中4日、5日でも投げる」
意欲を見せた43歳の昌さんですからね。
まあそこまでの実績を挙げていない、
さらに何年間も連続で働いていない。
結果を残してこそ言えることではありますが、
投手たるもの、自分を出すというのは、
決して悪いことではないと思います。
朝倉をはじめ、中田、吉見、チェンなどエース候補はいますが、
今回の谷繁のメッセージをどう捉えるか。
そう言う意味での『荒武者』の出現も注目したいと思いました。

また谷繁自身においては、今季はぜひとも全試合出場し、
その候補たちを叱咤激励しながら、引っ張ってもらいたいものですね。
さらに盗塁阻止率の上昇、そして打率はともかく、
勝負強い打撃を魅せてほしいなと。
「心も体もリセットできている」と話す背番号27
チームを支える扇の要の復調を楽しみにしたいところです。

なおこれでドラゴンズは、
FA権を行使した川上を除く全選手との契約更改が終了。
(全選手の新年俸は、こちら=スポニチ)
ウッズ、川上、中村紀洋らの高額年俸選手が退団したことや、
チーム成績による減俸も多かったことで、
前年と比べて、推定総額9億3400万円減となりましたが、
その分のチーム力低下がやや心配かなと。
さらに日本人選手の年俸チームベスト10は、以下の通り。

岩瀬(□ 4億3000万)、和田(□ 2億8000万)、井端(▼ 2億5000万)、
谷繁(▼ 1億7500万)、山本昌(□ 1億5000万)、
荒木(△ 1億5000万)、森野(▼ 1億2000万)、
朝倉(▼ 9000万)、立浪(▼ 8000万)、井上(▼ 7500万)

挙がった選手のみなさんには、年俸並みの活躍を期待しています。


その他の話題では、今朝の中スポ
鍛えぬいた筋肉を見せていた小池
まさに「カッチカチやぞ!カッチカチやぞ!」の力こぶですが、
寒さもあるのか?若干鳥肌が立っているような…。
まあそれは抜きにしても、充実したオフを過ごせているようですね。
この日更新されたブログによると、
元旦から父親と奥さんと子供達を連れて、初打ちをしたとのこと。
「親父に投げてもらって打つのは何年ぶりですかねー(笑)
小さい頃を思い出しましたね(*^.^*)」

という節がとてもよかったです。
中スポには「3月末には家族を名古屋に呼び寄せる予定」と
出ていましたが、ぜひとも守るもののためにも頑張ってほしいなと。
センターのレギュラーというチャンスをゲットし、
新たな背番号『44』をファンにアピールしてほしいと思います。

2009年1月 8日 (木)

吉見堂上兄弟福田に荒木、竜戦士ぞくぞく始動。

各地さまざまなところで動きが活発となる季節。
ドラゴンズの選手たちも続々と『始動』していますね。
昨季ブレークした吉見が、ナゴヤ球場で自主トレを開始。
今季の目標として「1年間1軍」を挙げるとともに、
その達成のために、2つのポイントを掲げたそうです。
また堂上兄弟福田は三重・志摩で恒例の名電トレを開始。
さらに荒木選手会長74日ぶりに躍動など、この日の話題を。

ドラゴンズトピックス(7日)

◇吉見一起
<今年初めてナゴヤ球場で自主トレを行い、
ランニング、キャッチボールなどで本格始動。
今季のテーマを『落』に決める。
2つの『落』を成し遂げ、目標の1軍定着をつかみ取る考え>
「去年は去年。またイチからやり直したい。
中継ぎでも先発でもどちらでもこだわりませんが、
目標を強いてあげるとすれば1年間、1軍にいることです」

<1つ目の『落』は、フォークボールの精度アップ。
その成功例は、昨年の10月20日、CS第1ステージの阪神戦。
フォークをうまく使い、8イニングを無失点に抑えた>
「フォークボールの精度を上げたい
谷繁さんには、楽にストライクを取れる変化球があればいい。
あの日の投球を覚えておけと言われました。
昨年は困った時はストレートかスライダーを投げていたんですが、
フォークが使えれば、投球の幅が広がると思います。
精度はまだまだですが、カウントを取る球と勝負球を投げ分けたい。
キャンプから投げ込みます」

<もう1つの『落』は体重。
太りやすい体質で、一時は90キロ台に。
年末年始も元日以外は大阪で休まずに
トレーニングを続け、現在は89キロ。
禁酒も行い、お雑煮などのモチを食べるのも極力控えたという。
キャンプまでに、ベスト体重の87キロを目指す>
「オフになって、おなかがたるんできてしまったので、
見た目を重視して絞っていきたい。
体重を減らしてキレを出すという意味もあります」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン


◇鈴木義広
<連日のナゴヤ球場トレ。
この日は吉見のキャッチボールの相手を務める。
右ひじ自体は2日間の『連投』も気にならないという>
「神経質になる状態は過ぎた」

<むしろ気になるのは、昨季中盤から遠ざかっている実戦登板。
勝負勘を取り戻すための方法を考えているようで>
「キャンプではブルペンよりも
フリー打撃で打者に投げることを増やしたい」

<また自分の役割を中継ぎと心得て>
「1クールに普通は1度のシート打撃登板を
2度にするなどして(シーズン中の)連投に備えたい」
(中スポ、<ドラ番記者>

◇岩﨑達郎
<年明け後初めてナゴヤ球場で練習。
年末年始も母校・横浜商大高のグラウンドで体を動かしていたとあって、
ランニングやマシン打撃で精力的な動きを披露。
プロ3年目の今季はさらなる飛躍を目指し、
まずは『スーパーサブ』としての地固めをする決意>
「すぐにレギュラーとはいかなくても、必要とされる選手でありたい。
何かあったときに一番に使ってもらえるようになりたい」

<19日からは立浪、井端らとともにグアムで自主トレを行う>
「打撃でも守備でも井端さんの技を吸収したい」
(中スポ)

◇中村一生
<この日からナゴヤ球場でトレーニングを開始。
いち早く屋内練習場に姿を見せると、約1時間のマシン打撃。
年をまたいでも続く体調面での効果に驚いて>
「(昨秋の落合ノックの)おかげで感じがいい」
(東京中日)


◇堂上直倫
<堂上剛裕、福田とともに三重県志摩市内で自主トレを開始。
トレーニングに先立ち、市役所の大口市長を表敬訪問。抱負を語り>
「今年は一軍に定着できるよう頑張りたい」

<愛工大名電高OB会が中心になって運営する恒例の合同自主トレ。
奥村会長の『かかと一歩目理論』について>
「なるほどと納得しました。
日馬富士の立ち会いの1歩に注意して初場所を見てみたい」

<またトレーニング後は恒例行事の書き初めに挑戦。
太く勢いのある字で『大木』。そのこころは>
「自分は気持ちに弱いところがある。
何があっても折れない、太いこころを身につけたい」
中スポ中日新聞

◇堂上剛裕
<日馬富士(はるまふじ)の立ち会いに学び、
グラウンドで行った約20分の初ノックでも、
両足のかかとで体重を受け止めて構え、
左右どちらへも体の反応を早くする身のこなしを練習。
ノック後は、室内で今年初のフリー打撃とティー打撃を計2時間。
そして仕上げは宿舎までの約4キロ走。
またトレーニング後は恒例行事の書き初めに挑戦。
『命がけ』と、今季の決意を書す>
「強い人は理にかなった体の使い方をしているんだと感心した」
中スポ

◇福田永将
<志摩での自主トレが09年の初練習に。
書き初めでも『勝負』としたため、
一塁のレギュラー奪取を力強く宣言>
「(捕手からの)コンバートしたばかりの昨年とは違う。
開幕のスタメンを取りにいくつもりでキャンプに臨みます」

<最大のライバルは新井となりそうだが、
期待されてきた打撃をアピールポイントに勝ち抜く決意を表明>
「すべての面で自分の技術を底上げする。
特にもっと打てるようになって新井さんに勝ちたい」
(中スポ)

◆奥村会長(愛工大名電高OB会)
<堂上兄弟、福田の自主トレのアップ前に
『大相撲の日馬富士を見習え』と訓示>
「(走り出しの)1歩目はかかとから踏み出せ。
つま先に体重が乗ってからでは、
(塁に)戻れないしつま先がブレーキになる。
日馬富士の立ち会いの1歩がまさにかかとからだ。
千代の富士も、貴乃花もそうだった。
かかとから踏み出すから相手の押す力を受け止められる」
中スポ

◇岩田慎司(ドラフト5位)
<岐阜市出身、この日岐阜県庁などを訪れ、横井副知事に抱負を語る>
「早く一軍の試合で投げられるようがんばりたい。
(中日戦がある)岐阜メモリアルセンターでも投げたい」
中日新聞

◆川上はブレーブス有力!エース奪われ獲得へ本腰(サンスポ)
◆どうする?川上も最終局面…候補は4球団(スポニチ)
◆川上ブレーブスと最終交渉段階、渡米準備(ニッカン)
川上が、米大リーグのアトランタ・ブレーブス
最終交渉に入っていることがこの日、明らかに。
代理人のエバンス氏は今年に入り、最終候補として
ブレーブス、カージナルス、オリオールズなどと交渉した上で
再度、ブ軍と詰めの交渉を行っているという。
早ければきょう8日にも川上の元へ同氏からのリポートが届く予定。
川上サイドは合意に達した場合に備えて渡米の準備を進めている)


◇荒木雅博
<左肩関節唇の損傷でランニングも禁止されていたが
この日、愛知県豊田市内で自主トレを開始。
午後3時前、約5キロの山登りを手始めに、
ランニングやストレッチで2時間半、じっくりと汗を流す。
体を動かすのは、昨年10月25日のCS第2ステージの巨人戦以来。
冗談交じりに笑いながらも、74日ぶりの練習をうれしそうに振り返って>
「ずっと休んでたから、体が動かなかったよ。
こんなに長く走らなかったのは、人生で初めてじゃないかな」

<昨季の全日程終了後、左肩関節唇の損傷と診断され、
その後は我慢の日々、懸命に静養に努めた。
昨年末に再度病院で検査を受けたところ、順調に回復していることが判明。
走ることが解禁となり、この日の始動へ。
一時は危ぶまれた開幕戦出場にも、これで光が差してきた>
「開幕に出るつもりで、逆算して練習していきます」

<まずは15日から始まる合同自主トレを目標にする>
「ダッシュができるくらいには、状態を上げていきたい」

<2月1日からのキャンプでは、ノックが受けられる状態を目指す。
もちろん今後の練習の強度は、左肩の具合を見ながらになるが>
「開幕戦に出るためには、
オープン戦の途中には出ないとダメだなとか、
キャンプの終盤でこのくらいのプレーができないと
ダメだなとか、計算して考えてはいます。
もしかしたら、痛いままでも、できるのかもしれない。
でも、ここで無理をしたら、今まで休んだ意味がないですから」

<今回の自主トレに遊撃用の新調グラブを2個用意。
この日は『走』だけだったが、近日中には『投』も解禁となりそう>
「(医師からも)右肩は大丈夫だと言われているので、
こちらにいる間に軽く投げるつもりです」
中スポ

◇スタンド解放(中スポ、公式サイト
中日はこの日、選手会の合同自主トレ(15日~25日)が行われる
ナゴヤ球場のスタンドをファンに開放することを発表。
時間は午前10時から午後3時ごろまで。
18日(日)、22日(木)は練習休みの予定。
日程、練習時間等は変更になる場合もある)


ざっとこの日のドラゴンズの話題を集めましたが、
ぞくぞくと選手たちが各地で動き出していますね。
この日のナゴヤ球場には、↑の選手の他にも
小笠原、平井、中川などもトレーニングを行っていたようです。

その中からは、昨季10勝を挙げブレークした吉見を。
年末年始も実家のなる大阪で自主トレを行っていたようですが、
やや見た目でふっくら感が否めない様子。
現在の体重は89キロだそうですが、
一時は90キロをオーバーしていたそうで、おなかのほうもややメタボ?
それでも正月の期間、おもちや甘いもの、
さらにお酒も控えめにしたそうで、多少の減量に成功。
この日はやや身軽?になった体でキャッチボール、
ランニングなどを行っていたそうです。
今後はトレーニングなどでより体をしぼり、「見た目を良くしたい」とのこと。
キャンプ前までには、ベストの87キロ前後に持って行く構えです。


目指せスタイリッシュ。 たしかにフォトなどをみると
若干膨らんでいるようにも
見えますよね。
ドラゴンズの若手のなかでは、
高橋、長峰などとともに
『ポニョ系』に入る吉見
ウエートトレなどを行って
筋肉質が多い野手陣と比べると、
投手は若干ぽっちゃり
いう選手が多いですが、
まだ24歳ですし、メタボ体型
なってしまうのはいかがなものかと。
それでもついついなりがちな正月太りには
歯止めをかけられていますし、
これからの古巣・トヨタ自動車での自主トレ、
さらに地獄のキャンプを過ごすうちに
自然と体も絞れてくるのではないかと思われますから、
とりあえずは大丈夫じゃないかと…。

その吉見の野球においての目標は、1年間1軍にいること
さらに技術面では、フォークボールの精度アップを挙げています。
これまでの決め球はスライダーのイメージが強い吉見ですが、
好投時にはフォークが効果的に決まっていたようですね。
昨春はシュートで投球の幅を広げましたが、今季はフォーク。
ぜひとも朝倉、中田らとともに先発陣を支え、
2年連続の2ケタ勝利をという期待も大きいことと思います。
スタイルを気にするのと同時に、結果もしっかり出して、
すべての意味で『かっこいい投手』になってほしいところ。
実質2年目というジンクスも少々気にもなったりしますが、
スリムアップフォーク習得という、
2つの『落ちる』目標をしっかり成し遂げ、
4年目のシーズンもチームに大いに貢献してほしいと願います。


その他の話題としては、まずナゴヤの岩崎達郎
年末年始も地元・横浜でトレーニングしていたそうですが、
ナゴヤ球場での練習は今季初。
それでも「思ったより動けた」とまずまずの始動となった様子。
この日のマシン打撃でも入念にバント練習をしていたそうですが、
いかにチャンスをモノにして、1軍枠のすき間に入れるかでしょうね。
ライバルとしては、同じ俊足のプリンス岩﨑恭平も挙がりますが、
デラロサ辺りと競り合うようになってくれればいいなと。
今後はもう少しナゴヤで練習してから、
立浪・井端軍団の一員として、グアムへ飛ぶ背番号46
ポストアライバの有力候補としても、さらなる飛躍を期待します。

さらに堂上兄弟福田は、
愛工大名電高OB恒例の志摩での自主トレ。
相変わらずトレーニング後に書道なども行っているんですね。
直倫の書き初めは『大木』。
思わず「おおき」と読んでしまいましたが、
もちろんそうであるわけはなく、「たいぼく」ですね。
『何があっても折れない、太いこころを身につけたい』という
意味からだそうですが、やや優しい面も見受けられる直倫だけに、
今季は太いこころで、1軍枠にガツガツ食い込んでもらいたいところ。
『命がけ』との書の兄リンともども、強い選手になってほしいですね。
ちなみに同所での自主トレは、15日まで行う予定です。

そして最後は、やはり愛知・豊田市の荒木選手会長
一時は開幕出場も危ぶまれた左肩のケガですが、
順調に回復して、ついにランニングを開始したもよう。
74日ぶりだそうですが、ようやく動けてうれしかったでしょうね。
まあ実績ある主力なだけに、心配はほとんどないですが、
今後も『開幕』を意識して、逆算しながら練習していくとのこと。
注目のショートコンバートもありますし、
例年とは違うキャンプとなってきそうな背番号2
しっかり状態を見極めつつ、着実に仕上げていってほしいです。

2009年1月 7日 (水)

佐藤充飛躍へ弟子入りとプリンス岩﨑俊足入寮。

佐藤充が初の海外自主トレとなるハワイへと出発。
山﨑武司、福留という一流打者との合同トレで
打者心理を学び、飛躍に繋げる姿勢を示しました。
また今週末の新人選手の昇竜館入寮に先駆けて、
ドラフト3位の岩﨑恭平が一番乗りで荷物を運び入れ。
特別処置による4日も早い入寮ではあるものの、
プリンスプロへの第一歩に、表情を引き締めていたようです。
その他、ナゴヤ球場での始動の話題とともにどうぞ。

ドラゴンズトピックス(6日)

◇佐藤充
<東北楽天・山﨑武司、カブス・福留とともに
中部国際空港発の航空機で自主トレ先のハワイに出発。
初の海外自主トレは中日OBとの合同トレ。そこに今回の思惑があった>
「いままでは投手の目線でしか考えていなかったんです。
でも一流打者の考え方を知ることによって、違った面が出ると思うんです。
どういう投手を嫌がるのか、とかを聞きたい。
それに取り組む姿勢も参考になると思います」

<1年越しで実現したハワイ自主トレに笑顔。
福留は中日の先輩であり、社会人野球・日本生命の先輩。
昨年も同行を願い出たが、日程が合わず不参加。
そして昨年末、一緒に食事した時に志願するとOKが出た。
今回は6日に出発して、17日に帰国予定。
投手は不在だが、『福留エキス』吸収を誓って>
「やれるチャンスはそうない」

<昼夜一緒に行動して、
野球の勉強をするつもりだが、トレーニングも怠らない。
昨年10月に右ひざを手術してリハビリ中だが、回復は順調。
ハワイではリハビリだけではなく、徹底的に鍛えていくという>
「福留さんのメニューについていくつもりです。
ハワイは暖かいからちょうどいい。
リハビリの延長という意味もありますね。
昨年に右ひざの手術をしたので、
キャンプの前に走れる状態かどうか確かめたい」

<キャッチボール、走り込みでペースを上げて、
2月1日のキャンプインでブルペン入りを予定。
先発ローテーション入りを目指す右腕は、
一流打者とのトレーニングから飛躍を狙う>
「今年はシーズンを通して1軍で投げたい。
規定(投球回)を投げることが目標です」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◆福留孝介(カブス)
<1歳年上の先輩は佐藤充のバックアップを約束>
「聞いてくれれば何でも答えるよ。
(佐藤)充の場合はひざのリハビリが大事。
その辺を注意しながらやってほしい」
(中スポ)


◇山内壮馬
<今年初めてナゴヤ球場で自主トレを行う。
前夜、電話で頼み込んだという先輩の浅尾とともに
約4時間、キャッチボールなどで汗を流した後、
高校時代からの親友の東北楽天・長谷部との『決別』を宣言。
決意をこめるようにキッパリと言って>
「今年はナゴヤ球場で練習するつもりです。
絶対にアイツ(長谷部)に負けるわけにはいきません。
先発で先に1勝します」

<昨オフは母校・杜若高で2人で自主トレをしたが、今年は行わず、
岐阜で自主トレの長谷部とは顔も合わせず、携帯電話で1度連絡しただけ。
年末年始は地元の豊田で走り込んだ。今後はナゴヤ球場などで
自分のペースで練習し、地道に体づくりに励む考え>
「上半身を中心に鍛えたいです」

<すでに練習方法も学んでいる。
メジャー移籍が決定的な川上からアドバイスをもらい
片足でのスクワットやバランスボールを使った
トレーニングをこなし、バランス感覚を磨いている>
「今年は本当に調子がいいんです。
先発ローテーションに入れるように頑張ります」
中スポ

◇鈴木義広
<昨秋右ひじを手術したが、この日ナゴヤ球場で始動。
外野フェンス沿いを約1時間走り込む。
香川の実家で過ごした年末年始はボールこそ握らなかったものの、
まめに体は動かしていた。この日の感触にも上機嫌>
「ひじの違和感も全くない。順調」

<昨年は4月に出場選手登録を抹消され、
わずか8試合の登板に終わったが、09年の抱負を語って>
「今年は手術明けの年。
焦らずにシーズン終了時に立派な結果が残っていたらいい」
(中スポ)

◇平井正史
<ベテランが今年初めてナゴヤ球場で練習。
ランニングやウエートトレーニングを約4時間。
年末年始も練習を休まず、地元の愛媛で走り込むなどしたという。
今オフは右肩や右ひじの治療に全力を尽くし、
シーズンのフル回転につなげるつもり>
「まずは痛めたところをしっかりケアして、優勝に貢献したいですね」
(中スポ)

◇小田幸平
<ナゴヤ球場で自主トレを開始し、
正捕手のレギュラー奪取を今季の目標に掲げる。
昨年限りで現役を引退した元オリックス・清原和博氏からの
『遺言』をパワーの源にし、打倒・谷繁に向けた旅に出る。
8日からは巨人・阿部、坂本らとグアム自主トレに飛び、
常夏の島で定位置奪取の礎を築く予定>
「キヨさん(清原氏)には本当に良くしてもらったし、面倒も見てもらった。
これまでに学んだり、教えてもらったことを生かして、
谷繁さんが現役の間にレギュラーを獲ります」
デイリー

◇川相内野守備走塁コーチ
<名古屋市中村区の中村文化小劇場で開かれた
人権啓発イベントに出席し、けん玉に挑戦。
剣先に玉を突き刺す技に成功し、親子連れ350人を沸かせた。
出演直前、同じゲストのけん玉名人から
持ち方など基本を教わり10分ほど練習。
5回試技し、4回目に放り上げた玉を剣先にはめ込んだ。
やりがいの年をゲンよくスタートさせて、納得の表情>
「結果が出たのも直前に教わった基本がしっかりしていたから。
野球にも通じるね」

<器用さは天下一品。目を丸くするドラ番記者に
自身の器用さの『原点』を明かす。
小学5年の3学期、立て続けに2度も右鎖骨を骨折。
半年以上、右手が固定されたままだったという>
「野球ができなくなるかと思って、本気で左投げに挑戦した。
無事に治ったけど、おかげで今も左手ではしが使えるんだ」

<イベントではいじめなどに苦しむ若者にメッセージを送って>
「強い気持ちでひとつのことに打ち込んで逆境を乗り越えて」
中スポ<ドラ番記者>

◇西川球団社長
<2軍が本拠地を置くナゴヤ球場が今オフにも改修されることに。
開場から60年を過ぎ、観客席などを中心に老朽化が進んでおり、
補修が急務。内野席やロッカールームなども、工事の対象となる予定>
「耐震の問題もあるから、今年中にも手をつけようかという話は出ています。
早めに何かしないといけないですね」

<球場は株式会社・ナゴヤドームが所有しており、
今後は球団側と話し合いで、改修計画を立てる。
また、オフも秋季練習、自主トレで使用されるため、
ナインの練習に支障がないように工期を決める>
「ドーム側の意向もしっかり聞いて決めていきたいと思っている」
おおさか報知

◇野本圭(ドラフト1位)
<ドラフト1位のキャンプ1軍スタートが内定。
振り分けは19日に行われるスタッフ会議で正式決定するが>
「何も知りませんが、
どちらでもしっかりついていけるように頑張るだけです」
ニッカン


◇岩﨑恭平(ドラフト3位)
<ほかの新人選手に先駆け、
合宿所『昇竜館』に荷物を運び入れる。
神奈川県厚木市の実家からワゴン車で名古屋へ。
車には真新しい布団、クッションなど最小限必要な荷物のみ。
付き添った両親の助けもあり、わずか5分足らずで引っ越しは終了>
「(運んできたのは)必要なものぐらい」

<テレビとブルーレイレコーダーなど電化製品も購入したが>
「見るかどうか」

<正式な新人入寮日となる10日は、
母校・東海大野球部のOB会に出席予定で、
そのための特別措置となったが>
「ドラフト指名報告などを先輩方の前でしないといけないので」

<実際にはOB会を終えた10日夜に名古屋入りし、
11日の新人合同自主トレからプロ生活が始まるが、
これからの拠点を目の当たりにして、
新しい世界へ足を踏み入れたことを実感>
「これからが大変」

<ドラフト指名後、地元の友人らから激励されたり、
シニアリーグ時代のチームが祝賀会を開いてくれたという>
「パーティーなどをしてもらい、
期待されているな、という思いが日に日に大きくなった」

<もちろん、それに応えるためには努力が必要だと分かっている。
年明け3日からランニングなどトレーニングを開始。
7日からは大学の練習に加わって、新人合同自主トレに備える。
寮生活に不安はなく、野球漬けになる覚悟もできている>
「高校(東海大相模高)、大学ともに寮でしたから。
設備は全然違います。
グラウンドも隣で、野球に集中できる環境ですし、
練習せずダラダラすることのないように頑張りたい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋


巨人からFAとなっていた上原浩治
オリオールズと2年契約で基本合意に達したと
時事通信など、今朝のWEBで報じられていましたが、
こうなってくると、いよいよ同じくFAの
川上憲伸の進路先も決まってきそうですね。
果たしてオリオールズが両獲りとなってくるのか、
それともエンゼルス、カージナルス、ツインズ、さらにブレーブスなど
ウワサに上がっている球団が射止めるのか。
今後の注目となってきそうです。

それはさておき、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
今朝の中スポ1面は、佐藤充でしたね。
東京中日はウラ1面での扱いでしたが、
メガネをかけたうえに、私服だとほとんど誰だかわからないなと。
ただ身長が高い分、空港でも目立っていたかもしれません。

ハワイ3人旅で学べ!その佐藤充、今回が
初の海外自主トレとなるそうですが、
この期間中に「打者心理」
学ぶ構えのようですね。
同行するのが、偉大なる中日OB・
山﨑武司(東北楽天)に
日本生命時代からの
先輩でもあるカブス・福留
実は中スポを見て今ごろ知ったのですが、
佐藤充福留というのは、わずか1つ違いだったんですね。
1977年4月26日生まれの福留に対し、佐藤充は1978年4月29日生まれ。
大学-社会人と経ている佐藤充のプロ入りが遅かったこともあり、
けっこう年が離れているものと勘違いしていましたが、
実際はわずかに1歳差。
ただ福留の方がすごく貫禄があったりもしますが…。

そんな先輩たちとの自主トレは、
2年越しでの実現となったようですが、
ぜひともそのお力を借りて、飛躍への糧としてほしいなと。
昨オフ手術した右ひざのリハビリなども考えて、
温暖なハワイを選択したこともあるでしょうが、
そうはないチャンスを活かして、
体、そして頭の面でも実りのある自主トレとなってくれれば。
昨夏、松山で2年ぶりに白星を挙げた背番号16ですが、
その潜在能力というものは、こんなものではないでしょうし、
本来の力さえ出せれば、もっともっと勝てると思います。
打者心理を学ぶことで、投球術においての
新たな引き出しを増やすことができれば、
先発ローテ奪取を掴むにおいても繋がってくるかもしれません。
06年の交流戦でブレークしたカバちゃんも、はや30歳。
もう一皮むけるためにも、しっかりハワイの地で、
リハビリに、脳トレに、全力を尽くしてほしいと願います。

なお今回のハワイ自主トレ、
これまで2年連続で同行していた澤井は、不参加とのこと。
今季三十路を迎える勝負の5年目内野手は、
ずっとナゴヤ球場で練習する予定だそうです。


その他の話題としては、ナゴヤ球場では、
平井、鈴木といった中継ぎ陣が始動したようですね。
契約更改後の会見で、オフの過ごし方を聞かれ、
「お酒を飲みすぎないこと」と笑顔で答えていた平井でしたが、
帰省先の愛媛でも走り込んでいたこともあり、
「足腰も肝臓も、絶好調です」とのこと。
9日からは昨年のこの時期、『衝撃の通告』を受けた
岡本真也(埼玉西武)と、伊豆での合同自主トレを行うそうです。

また昨季故障してしまい、わずか8試合の登板に終わった鈴木
始動となったこの日は、外野フェンス沿いを走り込んでいたそうですが、
「ひじの違和感も全くない」というコメントがうれしいですね。
『野球ができる喜びを感じながら一年間プレーをしていく』ことを
今年のテーマとしている背番号23
しっかりと調整し、春先には1軍スタッフに名を連ねてほしいです。

さらに今週末、いよいよ新人選手が入寮してきますが、
その一番乗りとなったのが、ドラフト3位の岩﨑恭平
「お値段以上」ニトリで買ったふとんなど
必要最低限の荷物をこの日、運び込んだプリンスですが、
そういう話が伝わりはじめると、
いよいよ新シーズンが始まるんだなあという感じになってきますね。
ご多分に漏れず、地元で激励会などもあったそうですが、
11日にはプロとして、新たな第一歩を踏み出すこととなります。
俊足を生かし、「若き荒武者」となれるよう、
しっかり野球漬けになってほしいと期待しています。

2009年1月 6日 (火)

出でよ若き荒武者、ドラゴンズ09年球団年賀式。

一般の企業同様に、プロ野球界もこの日が仕事始め
中日球団年賀式が行われ、白井オーナーが年頭のあいさつを。
新しく生まれ変わらなければならない今季のドラゴンズが、
優勝するための条件として、『若き荒武者』の台頭を期待。
24時間野球漬けの猛練習を厳命するなど、ゲキを飛ばしました。
その他、落合監督新年第一声、勝負の年の中川立浪講演会、
そして昌さん200勝報告ついに実現など、この日の話題を。

ドラゴンズトピックス(5日)

◇白井オーナー
<中日球団の年賀式がこの日、名古屋市内で行われ、
球団関係者、コーチ陣などを前に、年頭のあいさつ。
優勝の条件として『若い荒武者』の出現を掲げる>
「ドラゴンズがトップを狙うには、
若い荒武者が出てこなければ見込みはない」

<落合監督と何度も会話を重ねてきたオーナーが、
今年のチームが直面する現実を示して>
「今のドラゴンズは新しく生まれ変わろうとしています。
落合監督に言わせると、2004年(就任初年度)よりも実力は上だそうである。
動ける分、2008年よりはゲームの上ではしやすいのではないか、と言っていた」

<具体名こそ出さなかったものの今年、戦力は様変わりする。
エースと4番が去り、大型補強もない。直視すればシビアな現実が見える>
「多くの人は今までで一番弱いのではないかと考えております。
ペナントレースは6球団が争って
トップを狙っとるわけですから、6球団に優勝のチャンスがある。
ドラゴンズはいかに陣容が変わってもトップに立てる可能性はある。
しかしながら6球団すべてがトップを狙っている。この争いは並大抵ではない」

<そのキーポイントにあげたのが若手の台頭>
「若い荒武者は出てくるのか。
落合監督は、出てくる気配はある、と言っていた。
荒武者というのは人並みのことをやっていても出てこない。
人並みのことをしていてはダメ。人の2倍、3倍、
人の見ていないところで苦労しているものでないと、資格はない。
その見本は落合監督です。
若いころはいろいろと言われていたが、
人の3倍、4倍も過酷な練習をやっていた。
それは長嶋さんにも王さんにもいえた。24時間野球に打ち込んでほしい」

<示した道は一流選手がくぐり抜けてきた道。
道のりは険しいが、若手の尻をたたいて>
「こういった選手が1人でも2人でも出てくることを期待しています。
出てこないことには優勝は望めない。
荒武者が勝利を呼び、優勝を導く。そうすれば経済は必ず元気になる」

<また球団のファンサービスについても言及。
『第2のドアラ』の出現にも期待して>
「去年、(人気で)日本一を取ったのはドアラになると思う。
ドアラに頼ることなく、もっともっとファンサービスに努めていただきたい。
新しいドアラの出現を楽しみにしたい」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇西川球団社長
<年賀式で乾杯の音頭をとる。
苦戦を乗り越え12球団ジュニアトーナメントで優勝した
中日ジュニアを例に出して>
「今年に向けての非常にいい印。この姿勢がドラゴンズにも乗り移る」

<また若返るチームをこう評価して>
「不安要素はあるけれど、逆に飛躍する要素も秘めている。
我々フロントも一生懸命バックアップします」
(東京中日)


◇中川裕貴
<帰省先の滋賀県からナゴヤ球場に戻ってきたが、
始動初日からアクセル全開。
ランニング、マシン打撃、筋力トレーニングと
メニューをこなすと、充実の表情で汗をぬぐう。
03年のドラフト1位で入団したが、これまでは期待に応えきれていない。
故障も癒え言い訳ができない今年の決意を口にして>
「最後の年というくらいの気持ちです。
開幕1軍をつかんで結果を残す。それだけです」

<今季へかける秘策が『万能プレーヤー』への進化。
昨季終盤に打力を生かすために外野へコンバートされたが、
沖縄キャンプには内野用のグラブも持参。
『勝負の年』へ向け、内外野両方できる器用さをウリにする>
「どこでも守れるだけの用意はしておくつもりです」

<正月に地元の神社へ初詣でに出掛けた際は、
例年とは違ってあえておみくじを引かなかった>
「そういうのに頼るのはもうやめようと思いました」
中スポ

◇中里篤史
<同じくナゴヤ球場で始動。
右肩をけがしていた時代と同じ背番号70で臨む9年目は、
早めの調整でキャンプで首脳陣に猛アピールすると宣言。
背水の陣で迎える09年の決意をにじませ>
「けがなくキャンプを迎えるために、体をしっかり準備したい」

<この日は昼ごろから外野で1時間以上じっくり走り込み、
屋内練習場ではひとりネットに向かって初投げの後、
入念なウエートトレで体を温めた>
「年末年始は埼玉の実家で家族とゆっくりしました。
だから2週間ぐらい動いていません」

<昨季はセットアッパーに期待されながら登板はわずか13試合。
復活に向け、焦らず、じっくり体をつくり上げていく>
「1月中にはブルペン入りしたい。
2月のキャンプから、100%の力が出せるようにしっかり準備して、
開幕には(一軍登録の)28人にしっかり入りたい」
中スポ

◇長峰昌司
<カブス・福留と合同自主トレ。
偶然、ナゴヤ球場で顔を合わせると、屋内練習場でキャッチボール。
充実したトレーニングとなったが、
その後、愛車のボンネットにぬいぐるみを置かれるなど、
福留にイタズラをされてしまう一幕も>
「(福留さんは)すごい球を投げますね」
(中スポ)

◇鈴木ブログ『あけましておめでとうございます!』
鈴木が自身のブログを更新。
「今年のテーマは野球ができる喜びを感じながら
一年間プレーをしていこうと思います!」
と意欲を綴った)

◇豊田誠佑館長
<昨年末、合宿所『昇竜館』の館長に就任。
合宿所住まいの選手を前に立浪兼任コーチの講演会を発案。
17日の合同自主トレ後に行われることに。
新館長の提案に、大ベテランは目を輝かせたという。
若い寮生、とりわけプロの世界に飛び込んだばかりの
ルーキーにとっては、これ以上ない教材になりそう>
「タツ(立浪)が『それはいいですね。ぜひやりましょう』って言ってくれたんだよ」

<きっかけは館長自身の体験。
1979年に明治大からドラフト外で中日に入団。
当時の合宿所で、コーチによる『プロの心得の訓辞』があった。
「寮長が坪内さん(道則元監督=故人)で、
講師は稲尾さん(和久投手コーチ=故人)に広野さん(功打撃コーチ)。
厳しい世界に入ったと思ったのと同時に、感激した」

<同じことを考えると、今回の発案へ。
選手でであるとともにコーチでもある立浪はまさに最適。
ミスタードラゴンズの経験や知識に触れるのは、
望んでもなかなかかなえられない機会のはず>
「ドラゴンズのスーパースターだから。
言葉の重みは並大抵じゃないと思うよ。
あいさつや礼儀から、しっかり話してくれると思う。
ぼくも今から楽しみにしているよ」
中スポ

◆WBC台湾候補にチェン、林威助ら(スポニチ)
中華台北棒球協会はこの日、
第2回WBCの台湾代表候補48人を発表。
日本のプロでは投手ではチェンをはじめ、
蕭一傑(阪神)、ウー・スヨ(千葉ロッテ)、
野手ではヨウ・チョンソ(北海道日本ハム)、リー・トゥーシェン
(福岡ソフトバンク)、リン・ウェイツゥ(阪神)が選ばれた。
オーストラリア合宿などで絞り込み、2月21日に最終28人を選出する)

◇川上憲伸
<2日連続でナゴヤ球場に顔を出す。
前日はトレーニング、この日は所用で訪れたが、
注目の進路について、交渉が最終段階であることを明言。
今週中にも移籍先が決まることを明かす。
有力候補はカージナルス、ツインズ、オリオールズなど。
10日前後に渡米し、入団発表を行う見通し。穏やかな表情で>
「もうそろそろ決めないといけないですからね。決まりつつはある。
今週中? そうなりますかね。もうすぐ、そのうち決まると思います」

<この日は約1時間、室内練習場と昇竜館に滞在。
また、今オフのトレーニングについては余裕の表情。
年末年始は生まれ故郷の徳島で過ごしたが、
合間を縫って練習も積んでいる>
「今日は練習はしていませんよ。ちょっと物を取りに来ただけです。
トレーニングも三重などで始めていますよ。
例年通りです。適当にやっていますよ」
中スポスポーツ報知ニッカン


◇山本昌
<現地時間4日、ロサンゼルス郊外のホーリークロス墓地にある
故・アイク生原さんの墓前で200勝達成を報告。
墓参りは沢村賞を受賞した94年オフ、
優勝旅行途中に立ち寄った99年オフ以来だが>
「なかなか来られませんけど、いつも来ているような感じがするんです」

<墓に手を合わせ、こうつぶやく>
「ありがとうございます。頑張りましたよ」

<記念のウイニングボールを、眠っているアイクさんに見せる。
さすがに自身にとっても大事な勲章。
持ち帰って、また自宅の写真の前に飾ることにしたが、
代わりにアイクさんの好きだったビール「ミラーライト」で乾杯。
1本は自らがボトルから直接飲み干し、もう1本はアイクさんの墓にかける>
「(自分は)アイクさんがつくった投手だから、
(ウイニングボールを)こっちに置いて帰ろうかとも思ったんですけど」

<約1時間の墓参りを終えつぶやく、目にうっすら涙をためて>
「名残惜しくて帰れんなあ。
カメラさん(報道陣)がいなかったら号泣してた。
今度来るときは引退の報告かな」
中スポ

◇落合監督
<年末年始を『落合博満野球記念館』がある
和歌山県東牟婁郡太地町で過ごし、この日、名古屋市内の自宅に戻る。
新年第一声で今季構想を語った。ウッズの退団で空いた4番打者について、
候補に和田、森野、若手野手ら日本人選手をあげる>
「(新外国人)ブランコの4番? それはない。
あとはみんなで競争すればいいじゃない」

<日本人選手が開幕4番となれば、
落合監督自身が務めた93年以降は04年の福留以来2人目となるが、
その裏には4番に頼らない今季の野球スタイルが見える>
「4番じゃなくて、4番目でいいんじゃないかな。
今年はおもしろいよ。オレが動かなきゃどうしようもないんだからな」

<5年ぶりの『和製4番』は落合野球にとっての原点回帰を意味している>
「5年かけて最高傑作をつくったんだ。
それが木っ端みじんに空中分解した。
だったら、またイチから作り上げればいいじゃないか」
ニッカン


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
その中からは、やはり球団年賀式の白井オーナーを。
エースと4番が抜けるなど、チーム状況が様変わりし、
厳しい戦いが強いられるであろう今シーズン。
さすがに日本一奪回だ、完全制覇だなどという
威勢の良い声が、その口から出はしなかったものの、
それでも6球団すべてに優勝の可能性があると、あくまで前向き。
落合監督と契約更新を行い、過渡期と捉える今後の3年間。
そういう状況のなかで、勝ち抜くための条件として、
オーナーが挙げたのが、『若い荒武者』の台頭
若い選手を使うことなら、どこでもできる。
ただそうではなく、荒武者となりうる条件は、
しっかりと24時間野球に打ち込み、人の何倍も努力をするなど、
過酷な鍛錬を積んだうえで、競争を勝ち抜いてきた者。
そんな選手が1人でも2人でも多く台頭してくれれば、
厳しいペナントレースのなかでを巻き起こし、
チームを勝利へと導くことができる。
新しく生まれ変わらなければならないドラゴンズ
そのための原動力となるべく荒武者球団は切望。
チームの総帥による熱いゲキは、主力選手だけでなく、
これからのチームを背負う若竜に向けて、飛ばされたようです。


やはり年頭のごあいさつだけに
さすがに「3年間に1度ぐらいは…」ということはなく、
熱を帯びた演説となったようですね。
そのあいさつの主旨となったのは、『若き荒武者』の台頭
期待の若手は多くいれど、『荒武者』というと
当てはまる選手というのが、なかなかいないのが現状。
しかしエース4番が抜け、チーム力低下がささやかれるなか、
いかにその穴を埋める新たな選手が出てくるか。
変革期となりそうな今後3年間ですが、
その初年を戦ううえでのカギとなってくることでしょう。
特に求められるのは、やはり野手のなかでの台頭。
捕手では、田中、前田、小川
内野手では新井、福田、堂上直倫に、ダブル岩﨑
さらに激戦区と言われる外野手では、
藤井、平田、堂上剛裕、中川、ダブル中村、小池に、野本
まだまだ名を挙げればキリはないですが、
台頭するためには、より一層の努力が必要ですし、
いかに野球にのめり込み、汗を流し、タフな選手に成長。
そして首脳陣に動きをアピールできるかにかかるでしょう。
そのための見極めとなるのが、これからの春の季節
オーナーのゲキが届き、期待に応える若竜が飛び出してくるのか。
希望に胸をときめかせつつ、今後のサバイバル
まずは注目したいところです。


荒馬ダークホース!その他の話題では、
ナゴヤ球場で選手が続々と始動。
この日は佐藤充、小笠原、
長峰、中川、中里ら

トレーニングをしていたようですね。
そんななかでは、右肩のケガが癒えた今季、
内外野のユーティリティー選手を目指す中川に注目。
ドラ1で入団したものの、なかなか開花に至らない背番号32ですが、
チーム間では、意外と評価が高い選手でもあります。
こういう昨季実績のない無印系の選手
それこそ今季成長して、『荒武者』となってくれれば
面白いなと思いますが、果たしてチャンスを掴むことができるのか。
おそらくキャンプでは外野に重きを置きそうですが、
ぜひとも鍛錬して6年目の今季、1軍に上がってきてほしいものです。

また立浪兼任コーチが、寮生そしてルーキーに向け、
講演会を行うことが明らかになりましたが、
豊田新寮長になり、昇竜館もいろんな面で変革していく一環なのでしょうか。
ただそういう意味合いを除いても、プロで20年以上メシを食っている
ミスタードラゴンズの話は、社会人としても勉強になること確実。
ひよっ子といえる新竜たちへの良き指針となってほしいです。

2009年1月 5日 (月)

朝倉逆襲10年目の目標と昌200勝報告へ出発。

三が日も終わって、そろそろ動き出しの時期。
若竜たちも徐々にナゴヤに戻ってきて、
トレーニングを始めたようですね。
また各地で選手たちの新春のイベントが花盛り。
さらにようやく恩師への200勝の報告へと旅立った昌さんなど
この日のドラゴンズの話題を集めましたので、どうぞ。

ドラゴンズトピックス(4日)

◇朝倉健太
<岐阜県大垣市の大垣中日ハウジングセンターで
行われたトークショーに参加。
約400人が詰めかけたトークショーは大盛況。
ファンからの『バレンタインデーは
チョコとお酒のどっちがいいですか』という質問に>
「ボクは甘いものが好きではないんですよ。
でも、気持ちがあれば何でも」

<『開幕投手を狙いますか』という質問にはこう返答>
「(川上)憲伸さんがいれば憲伸さんでしょうけど…。
(開幕投手は)狙っていません」

<ファンの前で巻き返しを約束。開幕ローテ奪回を宣言>
「昨年ほど情けないと思ったシーズンはない。
目標? 数字はないですけど、
ローテに入って、1年間投げられるようにしたい。
1年間先発ローテーションを守れば結果はついてくる。
とにかく結果を残して先発ローテを奪い返さないといけない。
故障が治ったからといって簡単にローテに入れるような
ピッチングスタッフじゃないですから」

<昨年は右腕の血行障害などもあって3勝止まり。
とはいえ川上がFA移籍した場合、通算勝ち星の48勝はチーム3番目。
さらに山本昌から開幕投手争いのライバルに指名されるほど、
実績もあれば周囲の期待も高いが、節目の10年目に向けての心境は>
「初心に帰ること。
(開幕投手についても)1度はやりたいという気持ちはあります。
でも(今年は)狙ってはいません。そんな立場じゃない」

<例年オフは引っ張りだが、
年末のイベント出演などもできるだけ断り、
秋季練習終了後もナゴヤ球場で地道にトレーニング。
上半身中心のトレーニングに没頭。肩も休ませることなく鍛えてきた>
「もう一度、鍛えたいという気持ちがあったんです。
例年より体を動かしている」

<また血行障害の再発防止のために
毎日、薬を服用して水分を多くとっている。
医者によると脱水症状で投げ込んだ場合に
再発する可能性があるというが、恐れることなく予防して鍛えるまで。
今月上旬からは温暖な海外で自主トレをする予定>
「血行障害? 再発するかどうかは医者にもボクにも分からないです。
でも、ビビっても仕方ない。
ボクの性格からいって、怖がるってことはない。
そうなったらなったで仕方のないこと。
しっかり鍛えたら、結果を残す自信はあります」

<02年の正月以来の来訪となったが、その年にプロ初勝利を含む11勝。
昨年は3勝に終わっただけに、ゲン担ぎでこの場所を選んだのではと聞くと>
「たまたまですよ。昔やったというのは覚えていますけど、
あえてここを選んだということはないです。ゲン担ぎなんかじゃないですよ」

<きっちり整えられたあごひげは、もしかして願かけ?>
「残念ながら違いますね。
オフの間にどれくらい伸びるかなと思って
伸ばしてきたんですけど、全然です。
やっぱり髪の毛の方が伸びます。そのうちそりますよ」
朝倉健太公式中スポ<ドラ番記者>スポニチ名古屋

◇清水昭信
<三重県松阪市内のホテルで開かれた後援会の激励会に参加。
激励会の後半は出身の少年野球チームの子どもたちとの
キャッチボール、会話などに費やし、後輩を逆に激励。
会には地元・松阪市の有志約200人が参加。
故郷の熱い声援に気を引き締めて>
「ありがたいと思う半面、
頑張らなくちゃいけないという気持ちになっています」

<今年は背番号も一新。力強くフル回転を誓って>
「先発かリリーフか、どうなるか分からないですけど、
目標はチームに1年間貢献することです。
使ってもらったところでフル回転できればいいと思っています」

<プロ2年目だった昨季、ブレークの兆しを見せた。
同時に、先発とリリーフ両方の適性も見せたが>
「そのときそのときで与えられた仕事をやるだけだと思っています。
先発だったら規定投球回(144イニング)は投げたいし、
リリーフだったら40試合は投げたい」

<競争に備えた土台づくりも始まる。
きょう5日から鳥取市のトレーニングジム『ワールドウィング』で始動。
同ジムには山本昌、岩瀬も合流予定で
球界を代表するタフな2人からエキスを吸収する>
「まだ分からないところが多くて、
日々もっと勉強という感じでやらせてもらっています」。
中スポ

◇新井良太
<岐阜県岐阜市のカラフルタウン岐阜でトークショーに出演。
今年の打率目標を尋ねられて『7割』と答えるなど、
ユーモアたっぷりの話で親子連れら約600人を沸かせる。
会場からの質疑応答やクイズなどもあり、活躍を誓って>
「レギュラーを取るんだという気持ちでがんばります。
ナゴヤドームへ足を運んでください」

<一塁のレギュラー奪取を目指すが、
09年最初の目標として、オープン戦のフル出場を掲げる。
昨年より5試合も多いが、休みも惜しんでアピールに全力を尽くす構え。
トークショーの直前、昼食の弁当をつつきながら、舌なめずりして言う>
「僕はアピールをしないといけない立場ですから、
アピールする機会が増えたのはありがたいですね。
試合には全部出る気持ちで臨みます。
ただ、結果を出さないと、全部には出られません。
結果を出すため、キャンプまでに体調を100%に合わせるつもりです」

<準備はすでに始めている。
広島に帰省後も、無休で自主トレを続けてきた。
1日の練習時間は、昨季のほぼ倍となる8時間。
基礎体力づくりだけでなく、実戦的な練習も取り入れている。
兄の貴浩や金本(ともに阪神)との合同練習はせず、自主性も磨いてきた>
「まずはキャンプ初日にアピールしないと。
昨年まではウエートトレーニングが中心でしたが、
今年はキャッチボールもやっています。1日も休むつもりはありません」

<元日の早朝、自宅近くの山に走って登り、初日の出を見た。
広島市内にある標高222メートルの黄金山。
トークショーでは、色紙に初日の出の絵を描きファンにプレゼントする一幕も>
「今まで見た中で一番、きれいな初日の出が見えたんですよ。
今年いいことがあるといいんですが」

<ウッズ、中村紀洋が昨季限りで退団し、一塁の定位置は空いている。
オープン戦という過酷な山を登り切ったとき、レギュラーは自然と見えてくる>
「本当に今年はレギュラーを取る気持ちでやります。
一塁一本でやっていきます」
公式ブログ中スポ中日新聞

◇小笠原 ローテ入り誓う(中スポ)
小笠原が愛知県春日井市のナゴヤハウジングセンター
春日井会場でのイベントに参加。約1380人を前に
小笠原「先発ローテ」入りへの意気込みを語った)

◇上田外野守備走塁コーチ
<長野県松本市のカタクラモールで
トークショーを開き、地元ファン350人と交流。
昨年、現役を引退。選手からコーチになって変わったことについて、
知識を出し惜しみしなくなったことと話し>
「(引き出しを増やすため)勉強しなきゃいけないことばかり」

<今季は移籍などでチームから主力選手が流出することから、
生え抜きの選手の台頭が重要と指摘し、指導者としての熱意を見せる>
「ファームの若手選手に1軍を経験させたい」
中日新聞


◇浅尾拓也
<ナゴヤ球場屋内練習場で本格的トレーニングを開始。
ランニングとネット投球で約1時間汗を流し、気を引き締める>
「走るだけなら、家の近くでやってますけど。
(始動が早いねとの問いかけに)遅いくらいです」

<このオフ、トークショーやパーティー、
テレビやラジオの出演などで引っ張りだこだったが>
「(愛知県知多市の実家へも)帰ってません」

<この日の始動は15日から選手会の合同自主トレ、
19日からは井端らとグアムでの自主トレが待っており、
そこまでには完全に動ける体にしておくのが狙い。
この日はキャッチボールの相手もいなかったため、ネットに向かって初投げ。
秋季練習以来約1カ月半ぶりにボールを放った感触を、笑顔で話して>
「いい感じだった」
中スポ

◇澤井道久
<今年で5年目を迎えるが、ナゴヤ球場で始動。
年末年始を故郷の京都で過ごし、この日から本格的な練習を再開。
約4時間ランニング、ウエート、マシン打撃などで汗を流し>
「実家でもずっと走ってました。きょうは初日なんで軽めです」
(中スポ)

◇長峰昌司
<同じくナゴヤ球場で始動。ウエートを精力的に行い>
「ウエートの設備がこっちはしっかりしているので、
こっちでやろうと帰ってきました」
(中スポ)

◇堂上剛裕
<愛知県岡崎市の岡崎中日ハウジングセンターでの
トークショーに出演した後、今年初めて屋内練習場に足を運ぶ。
3日までは家族で下呂へ。その間もランニングや
キャッチボールは欠かさなかったが>
「打てる場所はなかった」

<弟の直倫と交代で打撃投手を務めながら、
約2時間みっちりと打ち込む。
『始動』という言葉は使わなかったが>
「特に区切りは設けていないので」
カメラブログ、中スポ、<ドラ番記者>


◇山本昌
<この日、若手時代にアメリカ武者修行で徹底コーチを施された
故アイク生原氏に200勝達成を報告するため、ロサンゼルスへ出発。
1泊3日という強行軍となる今回の渡米だが、自身にとっては大切な『儀式』。
99年オフ以来となる墓参りに、大記録のウイニングボールを持参する>
「ボクはアイクさんの一番弟子。
アイクさんの教えが正しいということを200勝で証明できた。
今生きていたら何と言ってくれるだろう。
ビックリしてひっくり返ったんじゃないかな」

<短い滞在中にはアイク氏の家族とも再会を果たす予定。
忙しいスケジュールの合間を縫ってのロス行きは、
『再出発』へのエネルギーを注入する旅にもなりそうだが>
「あの熱意がなかったら、ここまで来られなかった。
一番弟子がやりました、と報告したい。
アイクさんの指導は正解だったと証明できて良かった」

<史上最年長の開幕投手に意欲を見せる。
リーグ開幕戦の横浜戦(4月3日)に照準を合わせていることを明かし、
立候補まではいかなかったが、7年ぶり5度目の栄誉への色気を隠さず>
「(開幕投手は)その時に調子の良い投手がやればいい。
キャンプは大胆に細心にしていく。(開幕)当日ジャストに合わせたい」

<今春キャンプも若手の練習場所である
読谷球場からのスタートが決定。
復活を期した昨春同様のハード調整で仕上げていく構え>
「(沖縄の2軍キャンプ地)読谷の城跡の坂道は
足に負担なく追い込める。きつい練習ができるからね。
体ができるのに時間がかかる。年を取ったからこそ早めにやらないと」

<また成田空港で不安そうな表情。
ロス行きが、何と43歳にして初めての海外一人旅だという。
マウンドでは百戦錬磨といえども、本気で心配していて>
「何か嫌だよね。昔は結構英語が話せたんだけど、今は…。
向こうの空港で入国手続きをする人が、人当たりがいい人だったらいいけど」

<この不安が早速『的中』してしまったのか、
成田空港では出発するターミナルビルをうっかり間違えるハプニングも。
苦笑しながら出発ゲートをくぐって>
「オレ、ちゃんと行けるのかなあ」
中スポ<ドラ番記者>おおさか報知スポニチ名古屋

◇西川球団社長
<開幕投手について>
「前年度の勝ち頭が開幕を務めるもの」
スポニチ名古屋

◆川上早朝トレ、メジャーへ戦闘モード(ニッカン)
(FA宣言した川上がこの日、早朝のナゴヤ球場で
約1時間半、トレーニングを行った。
関係者によると、前日までは実家の徳島に帰省していたといい、
名古屋に戻った後、すぐに体を動かしたもよう)


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
ハウジングセンター系のイベントが多かったようですね。
そのなかでは記事にはほとんどなっていませんでしたが、
春日井での小笠原のトークショーには、なんと約1380人
2回のトークショーの延べ人数なのか、
通常でもこれだけ集まるキャパなのか、その辺はわかりませんが、
黒い帽子紺のコート、そしてパープルのズボン小笠原
「先発ローテ入り」への意気込みなどを語ったようです。

そんなイベントの話題からは、朝倉を取り上げたいなと。
02年以来の地元・岐阜でのトークショーだったようですが、
やんちゃ坊主のイメージだった朝倉も気がつけば、今季で10年目
いまや投手陣の中心を担う若きリーダー格となっていますね。
しかし昨季は不本意なシーズン。
7月に血行障害で離脱し、その後リハビリ。
巨人とのクライマックスシリーズで復帰こそ果たしたものの、
シーズンわずか3勝に終わるなど、
2年連続で2ケタ勝利を挙げていたここ数年と比べ、
悔しい一年となってしまいました。
しかし阿久比での秋季練習以降も、ナゴヤ球場に足を運び、
トレーニングを続けている印象もありますし、
鍛えることに関しては、例年にない充実したオフを過ごせているのでは。

背番号14において、今季の目標となってくるのは
やはり先発ローテーションの奪回。
中継ぎとしての起用は考えにくいだけに、そこになってくるでしょうね。
自らが離脱していた間に、吉見、チェン、清水昭信らが台頭。
川上がおそらく抜けるといえど、選手層の厚い先発陣だけに、
故障上がりですんなりと入れるというわけにはいかないでしょう。
ただ中田とともに、この朝倉が復活してくれないと、
エースの穴というのを、埋めることは不可能。
実績だけなら、次期エースの資格十分なうえ、
そうなってほしいという周囲の期待も、大きいのは確か。
山本昌、中田とともに開幕投手の可能性もないとはいえないだけに
そのための準備をいかに進めて、競争に勝ち抜くことができるか。
今後は海外での自主トレなどでピッチを上げていくと思われますが、
節目の10年目、しっかり逆襲できるよう仕上げてほしいところです。


またその他の話題からは、
まず今年初めて本格的トレーニングを開始した浅尾
ランニングとネット投球で汗を流したようですが、
このオフ、ほんと『浅尾きゅん』はイベントなどで大活躍。
まさにひっぱりだこという感じで、
正直トレーニングできているのか、不安な部分もありましたが、
ようやく動けるようになってきたようですね。
先発なのか中継ぎなのか、まだ起用法に関しては分かりませんが、
もともと故障がちな背番号41なだけに、
もう少し営業側も絞ってあげてもとは思いましたが。
ただまあこれから合同自主トレが始まり、
さらにグアムに行けば、野球により集中出来ることと思います。
初投げの感触も良かったようですし、しっかりと調整し、
シーズンでも人気者になれるよう、頑張ってほしいと期待します。

行ってきまーす( ´昌` )それからこの日ようやく、
故・アイク生原氏への墓参りのため、
成田からロサンゼルスに向け、
飛び立った昌さん
正月の特番『夢の途中』でも
触れていましたが、
まさにアイク氏との出逢いというものがあっての200勝だったのですね。
さらにスクリューボールもそうですが、
翌年の再渡米でカーブを覚えたことが、大きかったんだなと
改めてこの番組を見て感じました。
快挙を達成した一番弟子が、ようやくできる恩師への報告
はじめての海外ひとり旅でもあるそうですが、
しっかりと報告して、今季へのパワーにしてほしいなと思います。

2009年1月 4日 (日)

立浪ラストイヤーへ始動と藤井思考変革で臨む。

正月恒例の箱根駅伝は、往路優勝の東洋大学
追いすがる早稲田大学をうまく振り切り、初の総合優勝
そんな話題が紙面を飾ったこの日、
今季限りでの現役引退を表明している立浪和義
ラストイヤーへ向けて始動
初日にも関わらず精力的に汗を流したもよう。
さらに今季のセンターのレギュラー候補である
藤井英智がそれぞれ新春イベントに出演。
激戦区を勝ち抜くために、自らを変革させていくようです。


ドラゴンズトピックス(3日)

◇立浪和義兼任コーチ
<今年限りでの現役引退を表明しているが
この日、名古屋市内のグラウンドで始動。
ランニング、キャッチボール、ペッパー打撃などで汗を流すと、
年末から持病の腰、ひざの強化にあえて取り組んでいることを説明。
『選手・立浪』は“玉砕覚悟”でラストイヤーに向かう>
「ケガをしてもいいというわけじゃないけど、そういう気持ちでやっていくよ。
やっぱり野球は下半身が大事。
いままでは怖くて無理はできなかったけど、最後だから」

<午前9時、名古屋市内にある近所のグラウンドで始まった自主トレ。
地元での始動は例年通り。新年を迎えた心境も>
「最後の年だからといって特別な変化はない。
ここ数年はずっと一緒かな」

<だが変化は確実にあった。それが持病の強化。
腰、ひざは悲鳴をあげ、ここ数年は全力疾走すらままならない状態だが、
昨年末から自宅にあるジムで筋力強化に励んでいた。
主にスクワットなどに取り組んでいるが、思わぬ効果も。
腰の状態がよくなり、また太もも回りも大きくなったという。
春季キャンプに向けて準備は万全。手応えをつかんで>
「腰も良くなってきた。成果は出てきている。今年は活躍の予感はするよ」

<さらに打撃コーチとしても違う。
今年はキャンプ中から打撃投手として、若手相手に投げ込むという。
昨年は4月から投げていたが、今年は2月からフル回転>
「多分、個別練習のときに投げると思うよ。
打撃は打撃ゲージの横と投手側から見れば、よく修正点が見つかる。
それに生きたボールを多く打った方がいいからね」

<この日のキャッチボールでもニヤリ。
代打専任なら投げる必要はないが、コーチとしても鍛えている>
「だいぶ肩はできているでしょ」

<ただ春季キャンプではあくまで選手としての時間を優先する>
「昨年は兼任で結果が出せなかったので、もっと打てるように。
全体練習が終わっても、若手に交じって自分も体を動かそうと思っている」

<節目となる2500本まであと41本、
目標に向かって決して守りには入らない。
鍛えて、攻めて、華々しい最後を飾るつもり>
「最後の年だから楽しんでやるのは自分にはできない。
最後の最後まで結果にこだわって努力し続けるのがプロのあり方。
今年1年間は努力を惜しまず全力でやっていく決意です」

<また夕方には、豊橋市内で行われた
『2009 新春ドラゴンズパーティー』に出席。
約400人のファンを前に、有終の美で飾る決意を明かして>
「昨年でユニホームを脱がなきゃいけない成績だったが、
もう1年チャンスを頂いた。
今年は結果にこだわって、日本一になってユニホームを脱ぎたい。
1本でも多く、チームの勝利に貢献できるヒットを
お見せして、ユニホームを脱ぐ決意です」
中スポニッカン

◇西川球団社長
<名古屋市内で取材に応じ、
今季の目標を当初より下方修正。控えめな公約に終始。
昨年は連続日本一を掲げたが、
今季はウッズ、中村紀洋の両主砲が退団し、
エース・川上のメジャー挑戦も決定的となっている状況を考慮。
長いスパンで見守っていく構え>
「今年はどうなるかね。
落合監督が指揮を執る3年で1度リーグ制覇してくれたらいい」

<また私見としながらも、次期監督最有力候補として
プロ22年目を迎え、今季限りでの引退が濃厚な立浪の名を挙げて>
「候補の一人だ。なかなか監督になれる人材はいないし、
ここ1、2年で立浪は大きく変わった。周囲の見る目も変わった」

<新たに3年契約を結んだ落合監督には優勝と同時に
『政権譲渡』へ向けての下地固めを期待。
契約延長を申し出た昨シーズン、長期契約に至った内幕を明かし>
「でも落合の方から『ボロボロの状態で次の監督に
バトンを渡したくない。3年は欲しい』と。彼の言う通りだと思った。
ということで、最初は2年契約だったのを3年にしたんだ」
おおさか報知スポニチ名古屋


◇藤井淳志
<愛知県豊橋市の豊橋総合動植物公園の『一日動物園長』」を務める。
トークショーと野球教室を終えると、園内を視察。
巨大なサイと触れ合うという珍体験も。
地元・豊橋市出身だが、サイに生でタッチしたのは初めて>
「ざらざらしてた。まだ手に感触が残ってる…」

<プロ4年目の今季、昨年のドミニカ共和国のウインターリーグで学んだ
『プラス思考』で自らの能力をフルに引き出す考えを語る>
「自分自身のもののとらえ方が変わった。
ポジティブにとらえるようになったと思います」

<昨年10、11月、参戦したドミニカ共和国で
視界を変える『カルチャーショック』を受けた。
日本以上に厳しい生存競争で、現地の選手たちは超プラス思考だった>
「投手なら、四球で走者を出しても
最終的にゼロに抑えればいい、という考え。
野手は、エラーしたら打って取り返せばいい、と前向き。
日本では悪い方、悪い方にイメージを膨らませ過ぎるところがあった。
スタメンで試合に出られるなら、それはすごいチャンス。
レギュラーだって取れる可能性がある。
同じようにチャンスをもらっても、一方はポジティブ、
一方はネガティブに失敗することを考えるとすれば、
出て来るものも違ってくる」

<参加したドミニカ共和国のウインターリーグでは
本人も意外なほど現地で人気者になった。
何かやるごとに、球場は大歓声。
現地のメディアも注目し、地元紙では1面で取り上げられたという>
「ボクの所属したチーム(リセイ)で
初の日本人野手ということで話題になり、
初打席でヒットを打ち、初めての守備でファインプレーが出て…」

<今季のチームの中堅手レギュラー争いは激戦。
攻守走の三拍子がそろった大物新人・野本も加わる。
それでもカリブ海で経験した激戦に比べれば、チャンスは多い>
「野本? どんな選手かも知らないし、気にしていないです。
ボク自身のやることは変わらない」
中スポ<ドラ番記者>

◇山内壮馬
<一日園長の藤井とともに
豊橋総合動植物公園の一日副園長を務め、園内を視察。
2年目を迎える右腕は、開幕の先発ローテーション入りを誓う。
昨季大・社ドラフト1巡目の即戦力候補として入団したが、
わずか登板4試合と力を出せなかった>
「1年目は何が何だか分からなかった。
1年間やって、ペースはある程度分かってきた」

<昨年、初体験だったプロの調整で失敗。
オーバーペースで右肩を痛めるなど、
ペース配分での失敗が痛かったが、
今後は地元などで自主トレを行い、キャンプに備える>
「先発にはこだわりがあります。ローテーションに入れるようにしたい」
(中スポ)


◇英智
<名古屋市北区の黒川東中日ハウジングセンターででトークショー。
早朝から詰めかけた約500人のファンを、売り物のほんわかしたトークで魅了>
「日差しがあったからまだいいですけど、
寒い中せっかくきてくれましたからね。少しでも温まってくれればいいです」

<今季から『4スタンス理論』を導入することを明かす。
オフに開かれた母校の同期会で、
現在はゴルフのレッスンプロとなっている友人から理論を説明され>
「ボクはずっと勘違いをしていたんです。
走るときに、去年まではずっと前のめりだったんです。
でも、実際にはかかと体重が自分には合っていたんだと」

<『4スタンス理論』は、人はバランスの取り方によって
4つのタイプに分類され、それを基に
体の使い方を変えるべきだという考え方。
今までは『つま先』に重心を置いていたが、
自分の適性は『かかと重心』「」にあることが判明して>
「ずっと疑問に思っていたことがあったんですが
『試してみろ』と言われて…。たしかに思っていたのと逆でした。
成績がよかったシーズンは、ある程度、かかと体重でやっていたんです。
思い当たる点が多かったんですよね」

<フォーム改造、意識改革に着手するのは走塁と打撃。
打&走のフォームをマイナーチェンジする考え>
「投げることに関しては、無意識にかかと体重ができていたんです」

<中堅のレギュラー争いの中では最年長だが、
新鮮な理論との出会いが武器となる。
沖縄キャンプは2軍スタートが内定。じっくり、そして確実に浮上する>
「監督にとってのコマの役割をしっかりしないといけません。
開幕のころに体調をベストにもっていきたいです」
中スポ


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
まずは『現役ラストイヤー』に向け、始動したベテラン・立浪
昨年の契約更改時に語った今季限りの引退表明。
そこに大いなる覚悟を感じましたが、
そのラストイヤーに向けて、ミスタードラゴンズは、
なかば玉砕覚悟で向かっていくようですね。

昨年末から自宅ジムでのトレーニングで、
120キロのスクワットを持ち上げるなどの
下半身強化に臨んでいるそうで、
プロ21年間の勤続疲労によってボロボロになってしまった体を
もう一度、そしてこれまで以上に鍛えているとのこと。
そしてラストイヤーといえど、あくまでも結果を出すために、
努力を惜しまず全力でやっていくと固い決意を。
もしも壊れてしまったら、そこでプロ人生が終わってしまう。
それでも悔いを残さぬためにも、努力し続けるのがプロ。
あくまでも自らのスタイルを貫き通し、
今後も精力的に体を動かし、徹底的に鍛え抜く。
そして現役最後のキャンプを迎える構えのようです。


有終の美を飾れ!周囲はラストイヤーとして、
盛り上げていくことが
十分に考えられますが、
自身のスタイルはあくまでも、
これまで同様
野球に対して
真摯に取り組んでいる立浪らしいなと。
自らの状態は自らが一番分かっていますし、
そのためにいかに調整していくかは、
18歳から20年以上もプロとして飯を食っている
立浪ならそんなことは百も承知のことではありますが、
昨季はかなり悔しいシーズンだったことでしょうし、
良きカタチで今季、有終の美を飾るためにも、
しっかりと下半身、そして肩も鍛えてもらいたいですね。
選手としての役割でいえば、これまで同様に
勝負を左右する場面での起用が濃厚。
そこで力を発揮するためにも、より一層の準備が必要。
昨季の序盤はかなりやきもきされましたし、衰えを感じたのも事実。
しかしラストイヤーを自ら唄った覚悟をシーズン通じて、
1本でも多く安打を放つなど、結果を残すことで後輩たちに伝えてほしい。
この日の西川球団社長が明かした私案などでも、
将来はドラゴンズの指揮を執る可能性が高いですが、
そんな夢物語よりも、まずは今シーズン
玉砕覚悟で臨む背番号3の動向、しっかり注目したいです。


その他の話題では、今季のセンターのレギュラー候補である
藤井英智がそれぞれ新春イベントに登場。
スーツ姿で『一日園長』のたすきをかけた藤井に対し、
帽子に真っ赤なブルゾンとファッショナブルないでだちの英智
けっこう対比なスタイルでしたが、その両人とも
レギュラー獲りに向けて、自らを「変革」させていくようですね。

来季のセンター候補として、名が上がっているのは、
この2人に加え、平田、小池、そしてルーキーの野本の5人。
そのなかでは、藤井は強肩と身体能力、
一方の英智は走力と経験が売り。
打力の平田、守備力の小池、そして未知数の野本と、
それぞれの評価が分かれるなかで、
ともに課題である「打力」が向上すれば
一気にセンターのイスは転がりこんで来ると思われます。

特に今季からスイッチに再挑戦する藤井
右ではパンチ力もありますし、
左打席でいかにアベレージを上げられるかにかかるでしょう。
さらに覚醒の武器としていくのが、プラス思考
確かにポジティブにいくのは、連日ゲームがあるプロにおいては
必要なものであるでしょうし、良いことだと思われます。
首脳陣があえて送ったドミニカ修行で掴んできたモノを
プロ4年目の今季にしっかり生かしてほしい。
落合監督が期待しているアラサー世代の1人である背番号4
プラス思考でキャンプに臨み、競争に向かっていってほしいです。

2009年1月 3日 (土)

竜戦士初練習だよりと新春イベント情報'09。

三が日もいよいよ終わり。
正月気分も若干落ち着いてきたなか、
ナゴヤ球場では早くも自主トレを開始した選手が。
さらに期待のルーキーは故郷で壮大な抱負を披露したもよう。
その他、新春の竜戦士イベント情報などを紹介します。


ドラゴンズトピックス(2日)

◇前田章宏
<プロ2年目から7年連続の『正月出勤』。
今年も元日、2日と屋内練習場で汗を流す>
「まあ、みんな実家に帰っているんでしょうね。
ボクはすぐそこが実家なんで」

<神頼みよりも練習を最優先>
「初もうではまだ行っていない」

<この日は地元の幼なじみが
キャッチボールなどの練習パートナー。
約3時間にわたり、キャッチボールなどで汗を流して>
「(今年で)8年目ですけど今年ダメなら厳しい。
(派遣された)ドミニカ(ウインターリーグ)での
経験を生かしてアピールしていきたい。
みんな応援してくれる。期待に応えないと」
中スポ<ドラ番記者>ニッカン

◇小笠原孝
<中日屋内練習場にて正月返上で自主トレを行う。
ランニングやキャッチボール、ウエートトレなど約3時間のメニューを消化。
年末年始は例年、千葉の実家に帰省していたが、
今年は名古屋で迎えていた>
「こっちのほうが施設が充実していますから」

<昨年はチームで唯一、1年間先発ローテを守った左腕。
自己最多の8勝を挙げたが、納得していない>
「(シーズンの)最後のほうはダメだったし、
先発ローテを守ったといっても規定投球回に達していないですから。
規定投球回を投げないと活躍したなんて言えない。
今年こそ達したい。目標は毎年同じですよ」

<昨年末から自主トレを続けているが、休んでいる暇はないよう。
自宅近くの神社で初詣でも済ませ、今年の活躍を誓った。
プロ11年目の今年にかける思いは強い>
「いまは故障しない体をつくっている段階。
この時期はケガをしないためのトレーニングですから」
中スポスポニチ名古屋ニッカン


◇野本圭(ドラフト1位)
<母校・岡山南高のグラウンドで本格的に始動。
プロとしてのスタート地点に選んだ母校で
ランニング、キャッチボールに続いて、
『初打ち』となるティー打撃を敢行すると、
年頭の抱負として、一流打者の証明となる『打率3割』を宣言。
高い志を胸に、1年目からプロで真っ向勝負を挑む決意を明らかに>
「『打率3割』に挑戦したい。
アベレージは自分が最もこだわっている部分ですから」

<非常に難しい数字だが、口先ばかりではない。
日本通運に入社する際には「打率3割5分」という
高いハードルを自らに課し、2年連続でそれを達成。
プロのレベルはさらに高くなることも想定済み。表情を引き締めて>
「ボールのキレ、コントロールはさらに上がる。
今はスイングをよりコンパクトにすることを心がけています」

<3割を達成するには1軍定着、そしてポジション奪取が大前提。
それ自体簡単ではないことも百も承知だが>
「一つ一つステップを踏まなければならないことはわかっています。
自分のような新人が『3割』という数字を出すのは
良くないのかもしれませんが、目標は高く持っていたい」
中スポ


◇立浪和義兼任コーチ
<ウッズ、中村紀が退団し、打線組み替えが迫られる今季。
落合監督が『日替わり4番』を示唆する中、若手の台頭に期待を寄せる>
「1軍に上がった選手が、そのまま4番に座ることもあるんじゃないかな。
新井や福田…期待する若手選手は多いです」

<一塁候補でパンチ力のある福田と新井の名前を
挙げたのは決して『リップサービス』ではない。
3年ぶりのリーグ優勝、そして日本一奪回へは新戦力の力が必要>
「全員が頑張らないと厳しい」
スポニチ名古屋

◆オ軍が川上と交渉継続、地元紙報じる(ニッカン)
オリオールズ川上を含め3人の先発右腕と
交渉を継続していると、1日付のボルティモア・サン紙が伝えた。
マクファイル球団社長は「マーク・ヘンドリクソン獲得が
他の先発投手との交渉に影響を与えることはない」と明言)


◆1月4日(日)中日ドラゴンズ 小笠原孝選手がやってくる!
(ナゴヤハウジングセンター春日井会場)
【日 時】1月4日(日)10:30~11:30 14:00~15:00
【場 所】ナゴヤハウジングセンター春日井会場 Aブロック広場
(愛知県春日井市西山町2-8-1)
【参加選手】 小笠原

◆1月4日(日)中日ドラゴンズ 新井良太選手トークショー
(カラフルタウン岐阜)
【日 時】1月4日(日)14:00~
【場 所】カラフルタウン岐阜 レインボーモール館1階 太陽の広場
(岐阜県岐阜市柳津町丸野3-3-6)
【参加選手】 新井

◆1月4日(日)中日ドラゴンズ 堂上剛裕選手・堂上直倫選手トークショー
(岡崎中日ハウジングセンター)
【日 時】1月4日(日)13:00~14:00
【場 所】岡崎中日ハウジングセンター イベント広場
(愛知県岡崎市昭和町木舟25)
【参加選手】 堂上剛裕、堂上直倫

◆1月4日(日)中日ドラゴンズ朝倉健太選手トークショー&ビンゴ大会
(大垣中日ハウジングセンター)
【日 時】1月4日(日)14:00~
【場 所】大垣中日ハウジングセンター イベント広場ステージ
(岐阜県大垣市鶴見町435-1)
【参加選手】 朝倉

◆1月4日(日)元プロ野球選手 上田佳範氏トークショー
(カタクラモール)
【日 時】1月4日(日)14:00~
【場 所】カタクラモール 1Fフェスティバルコート
(長野県松本市中央4-9-43)
【参加選手】 上田コーチ

◆1月10日(土)中日ドラゴンズ浅尾拓也投手トークショー
(ナゴヤハウジングセンター日進梅森会場)
【日 時】1月4日(日)11:00~ 13:30~(雨天時内容変更)
【場 所】ナゴヤハウジングセンター日進梅森会場 イベント広場
(愛知県日進市梅森町西田面15)
【参加選手】 浅尾

◆1月11日(日)中日ドラゴンズ 新井良太選手トークショー&クイズ大会
(浜北中日ハウジングセンター)
【日 時】1月11日(日)14:00~
【場 所】浜北中日ハウジングセンター イベントステージ
(静岡県浜松市浜北区染地台5丁目6番7号)
【参加選手】 新井

◆1月12日(月・祝)中日ドラゴンズ 
荒木選手の新春トークショー&ドラゴンズクイズ大会

(神宮東中日ハウジングセンター)
【日 時】1月12日(月・祝)14:00~
【場 所】神宮東中日ハウジングセンター ステージ
(名古屋市熱田区三本松町25-1)
【参加選手】 荒木

◆1月17日(土)刈谷ふれあいキャッチボール
(刈谷商工会議所青年部ホームページ)
【日 時】1月17日(土)13:00~15:30
【場 所】刈谷総合運動公園・芝生広場
(愛知県刈谷市築地町荒田1番地)
【参加選手】 高橋、清水昭信、齊藤

◆1月18日(日)第25回北なごや新春チャレンジマラソン
(北名古屋市)
【日 時】1月18日(日)9:10~
【場 所】文化勤労会館 文化の森物語の広場周辺
(愛知県北名古屋市能田引免地40)
【参加選手】 浅尾

◆1月18日(日)中日ドラゴンズ監督 落合博満トーク&ディナーショー
(名古屋国際ホテル)
【日 時】1月18日(日)ディナー18:00~ トークショー19:00~
【場 所】名古屋国際ホテル2F宴会場(チケット完売)
(名古屋市中区錦3丁目23-3)
【参 加】 落合監督

◆1月24日(土)荒木雅博選手トークショー
(公式サイト)
【日 時】1月24日(土)17:00~
【場 所】イオンナゴヤドーム前ショッピングセンター内セントラルコート
(名古屋市東区矢田南4丁目102番3号)
【参加選手】 荒木

◆1月24日(土)『梅田淳のでらうまトークライブ2』
(梅田淳オフィシャルサイト)
【日 時】1月24日(土)18:00~
【場 所】岐阜都ホテル ボールルーム
(岐阜県岐阜市長良福光2695-2)
【参加選手】 山本昌、英智

◆1月25日(日)山本昌選手200勝おめでとう記念レース
(ラジコン天国 名古屋店)
【日 時】1月25日(日)サーキットOPEN 8:00~ 
               ショップOPEN 10:00~
【場 所】ラジコン天国名古屋店・店内インドアサーキット
(名古屋市港区木場9番地1)
【参加選手】 山本昌

◆1月27日(火)『第4回川崎野球人の集い』
(東京中日)
【日 時】1月27日(火)18:30~
【場 所】川崎日航ホテル
(神奈川県川崎市川崎区日進町1番地)
【参加選手】 井端

(日程、時間、参加選手等は当日の状況により変更になる場合もあります)


以上、この日のスポーツ紙からの話題と、
あす4日以降の選手の新春イベント情報を紹介しましたが、
まだ正月ということで、ドラゴンズの話題はほんのわずか。
まあ選手たちもそれぞれ帰省していることもあるでしょうし、
三が日ぐらいはゆっくりするのは当たり前。
あす辺りからは徐々に盛り上がってくることでしょうね。
そんななか、すでに『正月返上』
ナゴヤ球場に訪れ、始動している選手もいたもよう。

その選手とは、今季8年目を迎えた捕手の前田
初詣よりも練習を最優先にする。
まさに良い心掛けだなと思いましたが、
実は前田の実家というのは、ナゴヤ球場のすぐ近所だそうで…。
さすがは地元民、正月出勤は7年連続になるとのこと。

まあ近いのなら、設備の整った屋内練習場でやる方がベスト
ただ気合の入れ方も例年以上ならなおヨシでしょう。
昨日の記事でも触れた今季の落合構想では、
ポジションが決まっているレギュラーは、井端、荒木、森野の3人だけ。
ということは、谷繁はまだ決定ではないということなのでしょうね。
そうなってくると、田中、前田辺りにもチャンスがあるということ。
そのためにもしっかり競争への準備をしてほしいなと思います。


またこの日の正午すぎからは、ローテ左腕の小笠原の姿も。
前田同様にすでにナゴヤで練習を始めているようです。
あす4日にイベント出演が予定されていることもあるのでしょうが、
昨年末からしっかり自主トレを続けていますし、
今季へ向けての意気込みを感じますね。
これまでは「憲伸の明治の後輩」というイメージが
強かった小笠原ですが、その憲伸FA移籍が確実な状況。
今年で33歳にもなりますし、そろそろ先発陣を引っ張ってもらわないと。
そのためには、当然ローテを1年間守ることと、
シーズン終盤にガス欠しないよう、うまく回転してくれることを願いたいです。


さらに今朝の東京中日での
唯一のドラゴンズ記事だったルーキー・野本圭
母校・岡山南高校の無人のグラウンドで始動して、
初打ちなどを行ったようですが、
同時にルーキーイヤーの目標を披露したそうですね。
その目標とは、規定打席に立っての『打率3割』。
おそらくドラ番に煽られた部分もあるでしょうが、
社会人出身のドラフト1位とはいえ、実に大きく出たなあと。
ただ「目標を高く持つ」というのは、
プロで成長していくために必要なことですし、
即戦力の選手らしくて、いいんじゃないでしょうか。

輝けルーキー!野本に関しては、
いかにプロの投手の
ボールに適応できるか
さらにドラゴンズの野球
早く馴染めるか
その辺が競争を勝ち抜くための
カギとなってくることでしょう。
キャンプなどで、プロのレベルを目の当たりにして、
カベにぶつかってしまうのか、それともうまく順応するかで、
開幕1軍というのも見えてくるかもしれません。

そのためにもまずはしっかりと準備しておくこと。
さらに立浪兼任コーチからのアドバイスにもあったように
しっかりとバットを振り込んでおいてほしいですね。
そしてケガをしないように、体づくりも。
単なるビッグマウスではなく、大変なのは百も承知
ただそれに向けてのプロセスは、
現時点でもしっかり踏んでいることであろう背番号30
新年の誓いを胸に、ぜひとも全力
プロの世界へ向かっていってほしいです。

2009年1月 2日 (金)

落合監督かく語りき、2009年変革竜の指針。

2009年も2日目に入りました。
正月恒例の箱根駅伝は、5区山登りでの大逆転で
東洋大学往路初優勝を飾りました。
それはさておき、ST今年一発目のドラゴンズ記事は、
元日付のスポーツ紙からの話題を集めましたが、
中スポに、新たに3年契約を結び直して
6年目を迎える落合監督のロングインタビューが。
『競争』がキーワードとなる2009年のシーズンに向けての
チームの指針を語っていましたので紹介します。
例年以上の長さでしたが、正月ということでごゆっくりどうぞ。


ドラゴンズトピックス(31日、1日)

◇山井大介
<31日、ナゴヤ球場で自主トレを行い、
誰もいない室内練習場でボールを投げるなど、精力的に体を動かす。
今季は右ひじ痛の影響もあって
登板わずか2試合に終わっており、来季にかける思いは強い>
「今年はずっと休んでいたので、年末年始も関係ありませんから」
ニッカン


◇浅尾拓也
<元日付中スポで、ビーチバレーの浅尾美和選手と対談。
そのなかから一部抜粋。美和選手に
『気持ちが強くないとピッチャーなんてできないですよね?
気持ちが強くなるには、どうしたらいいですか?』と聞かれ>
「『打たれたらどうしよう』とは考えないですね。
別に死ぬわけじゃないし、くらいに。
だけど、最初は常に最悪の状況を考えているんです。
『これで打たれたら点が入る。責められるんだろうな』から入って、
マウンドに行って、ちょっとでもよかったら『よかった』って。
最初が最悪って? そう最悪。
例えば塁が埋まっていて最大4点は取られると思ったら、
せめて2点差以内にしようとか。分かりにくいですか?
本当はいけないらしいんですけどね、マイナス的な考えは。
だから、人に言わず自分の中にとどめておくんです」

<『TV出演などでちょっとした素顔が見られると
ファンが増えますよ』と言われ>
「あまり実感ないんですよね。いまだに。
プロに入って、新聞とかでは騒がれるじゃないですか。
でもいきなりだったんで。今1軍に出ている人たちは
プロ野球選手なんだと思うんですけど。
ぼくの考えなんかまだ甘いし。
そういう点でまだプロって感じがしないんです」

<今シーズンの目標はありますか?>
「とりあえず一年間ずっと1軍にいることです。
去年の前半戦は肩を痛めていて出られなかったんで、
今年は最初から一年を通して出続けたいと思っています」

<つらい練習していて、それでも
『やっててよかった』って思うときってどんなとき?>
「ぼくは、最初は親のためにやっていました。
最初は反対していたんですよ。プロに行くことを。
先が短いし、その後はどうするんだって。
でも入ってよかったですね。
皆からメール来たときとかうれしいです。『頑張ってるね』って」

<結婚願望はありますか?>
「結婚はしたいですね。メドは立ちませんけど…。
でも何とかして2年以内には。
ご飯が作れないので…。それが一番です。
年齢はどっちでも気にならないですね。年上でも年下でも。
年下でもしっかりしている子はいますから」
(対談の全文はこちらから。中スポ、<ドラ番記者>

◇ドアラ
<落合竜が誇る人気者が新春早々、原巨人に宣戦布告。
スポーツ報知宛に年賀状を送る。以下全文>
「明けましておめでとうございます。
中日のマスコット、ドアラです。
昨年は本当に忙しく、楽しい毎日を過ごさせていただきました。
でもやっぱりね、ジャイアンツに優勝をさらわれたことが許せません。
今年こそは中日が憎きライバルを倒してくれると信じています。

さてさて、不思議に思われるかもしれませんが、
僕はいつもスポーツ報知をチェックしているんですよ。
だって原巨人の情報を仕入れておかないといけないじゃないですか。
YGマークを見てメラメラと闘志を燃やしているんです。

独自取材も忘れていませんよ。
ラミレスさん、クルーンさんにはよく声を掛けてもらうんで、
2人の調子を探ることが僕の日課です。
でも、うまくはいかないなあ。ゲーム前は陽気に笑っている2人が、
引き締まった顔で活躍するからたまったもんじゃありませんよ。
実はマスコット仲間のシャオロンが
小笠原(道大)さんと大の仲良しなんです。
普段はクールな小笠原選手ですが、
シャオロンには『きょうは打つよ!』と宣言して、
本塁打を打つらしいんですよ。
今年はシャオロンに小笠原さんを紹介してもらって、
練習の邪魔でもさせていただこうかな。
とにかく今は秘策を練っています。

東京ドームには毎年1、2度、寄せてもらっています。
オレンジ色のスタンドを見ながら
イニングの合間にバク転するのはたまらない緊張感なんですよ。
でも、ジャビット君もばっちり決めてくるし、負けられません。

今年の中日はウッズさんや中村紀さんが退団しましたけど、
新しい力が出てきます。必ずジャイアンツの脅威になりますよ。
巨人ファンの皆さん、秋に宙を舞うのは落合監督ですよ」
おおさか報知

◇落合監督 チームの若返りに着手!(スポニチ)

◆金本、新井が元日始動 恒例の広島自主トレ(共同通信社)
阪神金本新井貴浩が1日、広島市内のスポーツジムで
自主トレーニングを公開。2人の元日始動は毎年恒例。
約1時間半、筋力トレーニングで汗を流したとのこと。
しかし弟の中日・新井良太もおそらくいたと思われるが、全く触れられず…)

◆オリオールズ、川上サイドの返答待ち(サンスポ)
オリオールズが、川上の『ファイナルアンサー』を待っている。
交渉は越年となったが、オ軍関係者は
「あとは川上サイドの返答待ち」と獲得に自信をのぞかせる。
すでに条件提示も済ませたというが、
川上の代理人であるエバンス氏は、出来高払いの代わりに
基本年俸の引き上げを要求。交渉は最終局面を迎えている)

◆川上&上原 1月中旬には新天地決定へ(スポニチ)

◆1月3日(土)
「2009新春ドラゴンズパーティー~立浪和義選手を囲んで~」

(中日ドラゴンズ東三河後援会チケット情報)
【日 時】1月3日(土)17:30~20:30
【場 所】ホテル日航豊橋 (チケット完売)
(愛知県豊橋市藤沢町141)
【参加選手】 立浪

◆1月3日(土)新春スポーツトークショー
(オアシス21インフォメーション)
【日 時】1月3日(土)12:00~
【場 所】オアシス21
(愛知県名古屋市東区東桜1丁目)
【参加選手】 朝倉、浅尾

◆1月3日(土)中日ドラゴンズ 藤井淳志選手の「一日園長」
山内壮馬選手も来園!!

(豊橋市/豊橋動植物公園)
【日 時】1月3日(土)13:00~
【場 所】豊橋動植物公園のんほいパーク 野外コロシアム
(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)
【参加選手】 藤井、山内

◆1月3日(土)中日ドラゴンズ 
英智選手の新春トークショー&ドラゴンズクイズ大会

(黒川東中日ハウジングセンター)
【日 時】1月3日(土)14:00~
【場 所】黒川東中日ハウジングセンター イベントステージ
(愛知県名古屋市北区猿投町2番地)
【参加選手】 英智

(日程、時間、参加選手等は当日の状況により変更になる場合もあります)


以上が大みそか、そして元旦
スポーツ紙のWEBからのドラゴンズの話題でしたが、
数年前までは渡邉選手(現・コーチ)の専売特許だった
ナゴヤ球場での「大みそかトレ」ですが、
昨年は山井が行っていたようですね。
右ひじ痛の故障もあって、悔しいシーズンとなりましたが、
来季はぜひとも復活して、先発陣の一角を支えてほしいなと。
年明けには、鳥取・ワールドウイングに行く予定と言われていますが、
ケガしない体をしっかり作って、来春に臨んでほしいです。

なぜ報知に?一方、元日の中スポ
東京中日スポーツには、
W浅尾新春対談が。
正月らしく華やかだなとは
思いましたが、
いくら何でも1面から3面まで
ほぼぶっ通しとは…。
それ以外は
今年の目標が『自分が地球を守る』という
ドアラの野望とSNSの宣伝記事しか載っておらず、
新年そうそういきなりの拍子抜け…。
けっこうスポーツ報知のドアラ年賀状の方がストライクでした。

そんななか、自分にとってありがたい話題となったのが、
中スポ特別版・第2部の落合監督インタビュー
別刷り紙面に掲載されたようですが、例年以上に長かったですね。
秋季練習以降、そして球団納会などを通じ、
話してきたことをまとめたようなカタチでしたが、
『再構築への指針』という意味合いもあって、面白かったです。

「一番いいメンバー」で構成して戦ったものの、、
それでも勝てずに、木っ端みじんに散った昨シーズン。
監督自身もこれまでの5年で、一区切りをつけ、
「負けて得るものがあった年にしないといけない」として、
今季は、新たな始まりのシーズンと位置づけているようですね。
そして新たなドラゴンズを作るに当たってのキーワードは、やはり『競争』。
レギュラーとしてポジションが決まっているのは、井端、荒木、森野のみ。
それでもその主力たちについても、もう一回鍛え上げるとのこと。
さらに若竜たちにとっては厳しいゲキも含まれていましたが、
不在となる4番と、エースの穴について、、
さらに「地元意識」「若い選手」などに関しての捉え方など、
相変わらずぶれのない『オレ流節』となっていました。

どう捉えるかはそれぞれでしょうが、
自分的には、この発言を踏まえたうえで、
今季のドラゴンズを見守っていこうかなと思いました。
それでは「落合監督かく語りき」をどうぞ!


◇落合監督
<元日付中スポ・第2部でのインタビューで
V奪回について構想を熱く語る。以下引用。
昨年は『初めて負けた』という話をしていたが、真意は?>
「簡単じゃないですか。
このメンバーで負けたんだから手を打たないといけない。
要するに一番いいメンバーで構成して戦って、
それで勝てなかったということ。
同じことを次の年もやっちゃいけない」

<逆に一昨年は負けたという実感はなかった>
「そうですね。この(クライマックスシリーズという)
システムがある以上、無理させていいメンバーと
無理させてはいけないメンバーがいる。
現状を考えて、どういう戦い方がいいのか。
勝てなくていうのも変だけど、
07年はクライマックスシリーズがなければ優勝していた。
ものすごく戦い方が難しかった。勝ってもその次があるよなって。
無理させてやれる人間と無理をさせて、そこで終わる人間がいる。
それで日本シリーズに行けないのであれば、
ああいうローテーションは組まない。
ある程度、余裕を持ちながらということになった年だった。07年は」

<それに比べて昨年は>
「う~ん、もうハッキリ言えば(監督を)辞めるつもりでいたから」

<総決算ということ?>
「そうなんです。力のあるメンバーで1年間戦って、
それで負けたら悔いが残らないだろうと」

<辞めるという考えでなければ戦い方は違った>
「いや、どうでしょう。
それは契約最終年ですから、次の年のことなんか考えていないし。
ただ、ある程度、若いやつが育ってきてはいるんだろうけど、
まだ主力との力の差はある。
それを若返って使おうという気にはなれない。
若手若手と皆さんはいうけど、
(主力が)いないんだったら使うんですよ。
使わざるをえない。それがはまるか、はまらないか。
逆に今年の野球はものすごくやりやすい。
皆さんの思っていたメンバーはいなくなったわけだから。
いないから使わざるをえない状況。ただ、そこは競争してもらう」

<では、今年の細かい話に向かう前に、
監督生活の5年間を振り返って収穫、もしくは誤算は?>
「誤算は1つもありません。ないです」

<5年間でいまのレギュラーが年を取ったという面はあるが>
「それなりにみんな年を取っている。
でもオレなんかに言わしたら、みんなひよっこみたいなもの。
それがこうやって力をつけてきて『おまえレギュラーだよな』と。
われわれがレギュラーとして認めるのは
最低5年やったヤツしか認めないから。
ところが世の中はそうじゃない。
1日2日なんか素晴らしいことをやると
すぐレギュラー、すぐスーパースターにする。
これがこの世界の悪いところ。周りもその気にさせてしまう。
それでつぶれる人間もいれば伸びる人間もいる。
総じていえば若手イコール東海3県の若手というふうに
限定されるんだと思う。土地柄。
残念ながら今、そのメンバーでレギュラーを脅かす人材というか、
自分たちではい上がっているヤツは野手ではいない。
そこを無理やり作りたがっている人間が数多くいる。
そこが若手、若手といわれるゆえんじゃないですかね。
というのは6球団あって12球団あって、
必ず毎年1つの球団は日本一になって、2つの球団はリーグ優勝する。
そこに中日ドラゴンズが入ってなぜ悪い。
負けてまで若いヤツを使うほど、勝負事は甘い世界じゃない。
それがまだ理解されていない部分ある。
5年前をさかのぼれば、レギュラーは誰がいたの? 立浪、谷繁だけでしょ。
本当の意味で井端、荒木はレギュラーじゃなかった。
彼らはそれだけのことをやって、自分らでレギュラーを掴んだ。
20代で掴んで、5年間やってきて30代になった。
そうなるとすぐベテラン扱い。
まだ5年。あいつら何本打ってる? 何試合出ている? 
ベテランにするのは早すぎますよ」

<監督1年目は10%の底上げといって優勝した。
今年のモデルは04年ということになる?>
「そう言った時はみんなに笑われた。
でも、その時のことをみんな忘れている。
簡単とはいわないけど、あとは競争してもらえればいい。
(昨年11月の)納会の時も言ったけど、
勝って得るものもあるし、負けて得るものもある。
この5年間、楽しい思いもしてきたし、悔しい思いもしてきた。
でも、この5年間のことは彼らの中で消化していかないといけない。
今年は別の年が始まる。置かれている立場が違う、位置付けが違う。
それを理解しているのかどうかは分かりません。
みんなの頭の中、腹の中は分からないから」

<相手の嫌がることをするのが落合野球、となるのだろうけど、
昨年はそれができなかった>
「彼らは彼らなりに最善の努力をしたんだろうけど、
それがうまく表現できなかったというふうに考えればいい。
彼らの力ではない。今までが出来過ぎということでもなければ、
去年が悪すぎたということでもない。
そこは一概に力が落ちたという判断はできない」

<04年のスタートラインと今年のスタートラインを比較してどうか>
「力はついてますよ。全然違いますよ。
練習しない球団が練習するようになったんだから。
力はついている。それは自分のところだけの尺度。
よそもそれなりに力をつけている。
誰が良くて誰が悪かったじゃなくて、総合的にみんなが力をつけなければ、
いい状態じゃなければ勝負事は勝てない。どれだけの戦力を持っていても」

<ほかというのは巨人、阪神を意識している?>
「それはまるっきりないですよ。
別に両方に24(試合)なら24負けたっていい。
そこで48敗したっていい。あとの3球団に全部勝てばいい。
そしたら24の貯金ができる。計算上は。
24の貯金は優勝に絡むということ。
だからどこに勝たなければいけない、じゃなくて
トータルで考えないといけない」

<トータルでほかは力をつけていると>
「それなりの補強をするだろうし、
それなりに力をつけているだろうということ」

<では秋季練習をやっての現状、印象は>
「ひと言でいうと、成果というのは
結果を出して初めて成果が上がったということなので、
シーズンが終わってみなけりゃ分からない。
手応え? これも何ともいえない。
悲観的でもなければ、楽観的でもないし。やってみなけりゃ分からない」

<心配していない?>
「心配していないというよりも、
どういう方向に持っていかないといけないのかな、ということじゃないかな。
おそらくポジションが空いたから、
オレが使ってもらえるんじゃないかっていう
甘い考えを持っているヤツは中にはいると思う。
それは足をすくわれるんじゃないかな」

<若手にとってはチャンスはチャンス>
「確かにウサギとカメでいえばカメなんでしょう。
一歩ずつ前進しているんだろうけど、
それが果たしてゲームで通用するものなのか。
ある程度、経験を積まさないといけないけど、
経験を積ませて、モノになるかは
今いるレギュラークラスにかかっている。
しっかり機能すれば1つ2つの穴は彼らが埋めてくれる。
若手を育てるというのはそういうこと。
そいつが何とか力を出して、穴を埋めてくれないと、
若いヤツは育たない。周りがフォローしないと」

<ウッズ、中村紀洋がいなくなる。4番も不在となるが構想は>
「何にも考えてない。
まだ何にもないんだから。だから競争させるんです」

<4番はどう考えている>
「誰でもいいんじゃない。4番は。
今のうちのチームで4番は誰でもいいと思う。
4番じゃなくて4番目と考えてくれた方がいい。
線として4番目だと。1番目は誰、2番目は誰と。1番じゃなくてね」

<4番の役割は>
「期待していない。できるヤツもいない。
今の12球団で誰もできない。だったら誰でもいい」

<本塁打数は減るが>
「オーナー報告の時にタイロン(ウッズ)がいなくなって
30本、40本の本塁 打が減りますけど、もっと減りますよ、と言ったはず。
もっと減りますよというのは中村紀だった」

<戦力が落ちる中で、どこを強化していく?>
「何の強化もいらないんじゃない。
だって(一塁、三塁の)両サイドが抜けるということは
両サイドの守備はよくなるということ。
単純に考えてごらんなさい。センターの守りもよくなるんだ。
今までこの3つのポジションで頭を抱えていたものが、
守りに関しては解消される。最大なる今年の強化だと思う」

<誰になっても守備力は上がると>
「絶対に上がる」

<守りを中心とした野球になると>
「ただ、外野の両サィドもどうなるかも分からない。
今決まっているのは森野のサード1本、
荒木のショート、井端のセカンドくらい」

<それ以外は競争ということ?>
「そうです。ただ、和田、イ・ビョンギュにしても
ゲームには出るけど、どこで出るかということ。
5人は決まっている。あとの3人は流動的だよ」

<井端と荒木の二遊間のコンバートは>
「最初から考えていますよ」

<監督1年目から?>
「考えていますよ。ただ、どの時点でやろうかというだけで」

<それはそれぞれに適性があるから?>
「まあ、適性もあるし、5年間で慣れてきた部分もあるだろうし、
もう一回、必死に野球をやらせるにはそれも一つの手かなと。
でも、ダメだったら元に戻せばいい。簡単なこと」

<刺激を与えるということは、
彼らを長生きさせるという意味でもある>
「そういうことですね。そのポジションが悪いわけじゃない。
十二分にこなせる。十二分にこなせるけど、
先々のことを考えると、もう一回、1からこの2人を鍛え上げるのも
彼らのためになるのかなと。1からやって得るのもはある」

<彼らは大変>
「大変じゃないと思うよ。楽しいと思うよ」

<ではイ・ビョンギュ、和田に関してだが、彼らの一塁はあるということ?>
「可能性はなくはない。
ビョン(イ・ビョンギュ)の一塁もなくはない。
和田が一塁で、ビョンのレフトもある、和田のレフトもある」

<その2人には春季キャンプでファーストミットを持ってこいと>
「それは何も言っていない。別にグラブでいいよ。見てからかな。
ダメだったら元に戻せばいい。キャンプに来てからでいいよ。
どっちが適性があるかを、考えてもいい。
それはどれだけの内野手のメンツが集まるか、というのもあるから」

<ほかの選手次第、若手の伸び次第ということに>
「まあ、秋の練習をきちっと最後までやったメンバーから
春のキャンプのメンバーを決めていく。
途中でリタイアしたヤツは上(1軍)からスタートすることはない。
完走したヤツだって、下からいかないといけないヤツもいる。
すべて競争でしょう」

<誰が出てくるか楽しみ>
「誰が出てきてもいいです。
彼らが自分らで決着つければいいじゃない。
秋の練習でランニング終わるよね。
本当にレギュラーを掴みたいなら、
みんなが帰ったあとも練習するんだろうなって思ったけど。
残念ながら、そういうメンバーはそうはいなかった。
本当はああいう練習をしたくないんだよ。
ああいうふうにやらしたくない。
でも、ほっておいたらコイツらやらないよなっていうのが頭の中にあるから。
だったら先ヘ進めないから、ああいう練習をさせるだけであって。
体力的に目いっぱいならその後の練習はできない。
本当はそこから先が勝負なんだけど」

<そういう面は不満?>
「不満はないですよ。オレの人生じゃないから。
自分らでやりたかったらやりな、
やりたくなかったら、やらなくていいよ。
その代わり、力のない者はユニホームを脱いでもらいますよ
という1番簡単なやり方だから」

<それは選手に浸透している?>
「まだしていません。
それが本当に分かっているのは
この5年間でレギュラーをとったヤツだけ」


<では投手陣に目を向けると昨年は若手が伸びた>
「彼らの実績は0にしてやらないといけない。
みんな実績でというと、144試合で200勝くらいする。
期待はしていません。期待したらとんでもないことになる」

<川上が退団となった場合の今年のエースは>
「いないと思いますよ」

<抑えに関しては岩瀬1人で1年間フルに?>
「そう、できますよ」

<もう1人、抑えの候補というのは考えているか、浅尾あたりは?>
「故障持ちに期待しないで」

<地元だけに期待は大きい>
「中日ドラゴンズの、というので期待してください。
地元だからっていう意識を外してくれないと、
このチームは何年たっても変わらない。
いくらチームの中が変わろうとしても、周りが追いついてくれないと」

<ファンとしては地元意識は強い>
「それは認めるけど、
それにあぐらをかいている選手もいるということ。
使える選手は使う、使えない選手は使わない。
何年たっても。使えないというのが現状」

<ドラフトでは地元を優先してきた>
「2年間は地元優先でと考えたけど。
これからはまた全国に目を向けないといけない。
ある程度、浅尾にしても山内にしても、西川、清水(昭信)にしても、
何人かの地元がいるけど、結果を残しつつある。
でも、今年飛躍的なことを望むかというと、その段階ではない。
周りは期待してくれて結構。
でも現場を預かる方は期待はしていません。
最悪のことを考えていきます。
その最悪のことが起こったのが去年の投手陣でしょう。
みんなバタバタ倒れて。
1軍で放れないはずの人間が1軍で経験を積んだ。
いい結果が出た人間もいれば、悪かったヤツもいる。
それがこの2009年にいままでにない競争が生まれるという、
図式になるんじゃないかな。
ただ残念ながら野手はまだそこまでのレベルに達しているのはいない。
まだ一番下の段階で競争していくのかな。
でも、それを使わざるを得ない人間が何人かいる。
ただ無理して若返るつもりはない」

<今年は1から作り直すことになりそうだが>
「去年の場合、タイロンにやめてもらった。
確かにこれくらいの数字は残してくれるだろうとは思うけど、
そこでもう1年といえば後戻りしないといけない。
すべてにおいて5年目の一区切りというのが、
自分の中では理解しているけど、周りに対してそれを言っていないから
何でこうなるの、と考えているんじゃないかな。
(昨年で)最高傑作(のチーム)をつくったつもり。
それが木っ端みじんに空中分解した。
だったら新しいチームをもう一回つくり直せばいい。
たまたまオーナーからもう3年やれと時間をもらえた。
それならこの辺のメンバーはやめてもらっていいんじゃないかな。
だから中村(紀洋)のFAもとうに知っていたし、出るだろうと思っていた」

<相談は受けた?>
「ありません。中村に関していえばオレはよかったと思う。
あのいきさつからすれば。
何で2年前に欲しいというところが持っていかなかったのかなと。
持っていけばこういうことはなかった。
彼がいたから日本一になったというのもある。
逆に若い選手が使えなかったという部分もある。
プラスマイナス0として考えればいいんだろう。
ただ、中村紀洋という個人がまた野球界でできる、
その手助けができればということで(中日に)入れたわけだから。
他の11球団で欲しいというところがあった時点で、
ウチの役割が終わったのかなと。
もう一回、野球小僧になって楽天で野球をやってくれればいい。
おごらずにね。昔の中村紀洋を出さないで。
ただ、あの子も寂しがり屋。
ウチのメンバーはみんな寂しがり屋なんだけど、
ダメなものはダメと言ってやる人間がいないと
元に戻る可能性がないとはいえない。
(東北楽天監督の)野村さんはそのへんはしっかりやるんだろうけど」

<プロ野球の監督はそこが難しい>
「ただ持ち上げてうまくなる子もいれば、
オレみたいに絶対に持ち上げないヤツもいるけどね。
まあ、(中日では)これからも何人か鍛え上げないといけない。
それに耐えられるだけのものを持っているヤツが何人いるか。
おそらく逃げたがっているヤツばかりじゃないかな。
逆にオレを見てくれ、オレを使ってくれというヤツが
何人かが出てくるだろうと思う」

<時代がだいぶ違う>
「考え方から、体カ的なことから、
3年遅れているだろうな、という見方をしていますよ。
20歳の子が昔の17歳くらいなんだろうな。
大学から入ってくるのは22歳だけど、
やっと大学1年生くらいになったかな、という感じで物事を見ないといけない。
だからプロ入ってきて、 27、8でレギュラーをとってくれればいいのかな。
周りが若い選手、若い選手というけど、
われわれの中では27、8くらいで一人前になってゲームに出て、
そこからレギュラー争いを1、2年して、
28から30くらいというのが、今の野球じゃないのかな。
野球に対する考え、体力的な面でも昔から考えたら劣っている。
だって基本を教わってない。
それがプロに入って1からやろうと思えば、そう簡単な世界ではない」

<そういう意味では球団の教育、その役割が昔より増えている?>
「1から教えないといけないことが多すぎる。
こんなことを知らないの、こんなことも教わってないの、
と目を覆いたくなるシーンが多すぎる。
それがいまの野球界の現状。
ただ、ウチはまだ口やかましく言っているからいいんだろうけど」

<高校卒業後すぐレギュラーなんていうのは?>
「それは考えないですよ。
まあ、ちょうどその(27、8歳の)年代にきている連中が
今年面白いものを見せてくれるんじゃないかなと思う」

<その年代は激しい競争になりそうだが>
「今年は自分らで決着をつけるでしょう。
うまくなるヤツは勝手にうまくなるもの。
うまくならないヤツはいくら手をかけてやっても、
種まきして水をやって肥料をやっても
まるっきり違うことを考えて、違う方にいくということもある。
まあ、能力を持っている子に限ってそういうことが多い。
まあ、どこで回線がつながってくれるか、
つながったら素晴らしい選手になるけど」

<話を聞いていると、今年の開幕スタメンのメンバーが
1シーズン続くということはなさそう>
「まずないですね。去年はそうじゃないといけなかった。
まず固定はできないでしょう。
ビックリ箱を開けたら空だったのか、何が出てくるのか。
まあ、どうなるか私も分かりません。
ただ、面白いです。まあ、いいんじゃない。
2004年の時、あれだけ笑われたんだから。
それが性に合っているんじゃない。
はっきり言って2008年負けてよかった。
応援してくれる人には申し訳ないことをしたけど。
負けて得るものがあった年にしないといけない」
(中スポ・将が語る『6年目V奪回』より)

2008年12月31日 (水)

ドラゴンズ・2008年10大ニュース!

2008年も、あと数時間で終わろうとしています。
ST大みそか恒例、通算5回目になる
ドラゴンズ『10大ニュース』を今年も選んでみました。
昨年同様「週刊ベースボール」別冊と、
30日の中スポ紙面にも掲載されていたので
その辺りを参考にしながら発表したいと思います。
それでは2008年ドラゴンズ10大ニュース・ST版をどうぞ!


★中日ドラゴンズ 2008年10大ニュース★

【1位】(1)(1) 山本昌200勝達成 史上24人目の大記録
【2位】(2)(-) 落合竜ワーストの3位 日本一連覇の夢消える
【3位】(3)(7) ノリ憲伸FA宣言 主砲ウッズ退団
【4位】(6)(3) 岩瀬前人未到 4年連続30S&10年連続50試合登板
【5位】(5)(10) 謎の大フィーバー ドアラ人気全国区に
【6位】(-)(6) プロ3年目吉見ブレーク 8連勝&初の2ケタ勝利
【7位】(4)(-) 岩瀬井端荒木森野 FA4選手が次々残留
【8位】(9)(-) 平田初本塁打が代打サヨナラ本塁打
【9位】(-)(4) 井端 連続試合出場無念のストップ
【10位】(-)(8) これがオレの責任の取り方 落合監督続投3年契約


( )は左が中スポ、右が「週刊ベースボール別冊新春号」選出の順位

【惜しくも圏外】
炎の対決再び CS第1ステージ・ウッズVS藤川
CS第2ステージ 巨人に実質1勝2敗1分けで終戦
北京五輪日本代表に12球団最多の4選手も傷心の帰国
第2回WBC日本代表候補選出5選手すべて辞退
立浪 史上7人目の2500試合出場
立浪決断 来シーズン限りの引退を表明
森野故障離脱も自身初の3割シーズン終盤には4番も
チェン先発中継ぎフル回転プロ初勝利&初完封
浅尾中継ぎエースに躍進 プロ初Sもマーク
清水昭信闘志あふれるプロ初勝利&初完投
高橋セットアッパー定着 チーム最多54試合登板
小笠原自己最多8勝&オールスター初出場
和田FAの重圧にも負けず打率3割74打点をマーク
球団史上初 阪神戦甲子園7連敗
11年ぶり3試合連続完封負け&37イニング連続無得点
球団史上初の不名誉 規定投球回到達者なし
井端 報ステ・河野アナと結婚
来季はシャッフル?アライバ5年連続Gグラブ賞選出
堂上直倫1軍初昇格もプロ初打席は空振り三振
6年目森岡戦力外トライアウトでヤクルトへ移籍
一括開催ドラフト 1位は即戦力外野手野本圭


以上、圏外は順不同ですが、挙げてみました。
あれが無いよとかあるかもしれませんが、
思いつかなくて、すみません。

今年の1位は、『昌さん200勝達成』。
おそらく明るい話題としては、一番最初に挙がるものなのでは。
「2008年のドラゴンズがどんな年だった?」と
今後聞かれたときに、「山本昌が200勝を達成した年」。
そう答える方が多いのではないかと思います。

8月4日月曜日、ナゴヤドームの巨人戦
200勝に王手をかけて、最初に臨んだゲーム。
初回に巨人に先制されたものの、
2回のピンチでスリーバント失敗
これで流れが徐々にドラゴンズ側に傾くと、
同点に追いついたのちの3回ウラに、
中村紀洋のレフトへのタイムリーで勝ち越し
さらに5回に井端がソロ本塁打を放ち、リードを広げると、
なおも小池二塁打、ウッズ四球で1死一、三塁から
和田のライトへのタイムリーなどで2点を追加。
一気に4点差とすると、あとは偉業達成の瞬間を待つのみ。
8回ウラ、2死一、二塁で打順が回ってきた昌さん
そのまま打席に向かったときは、とてもうれしかったですね。
思わず監督そうじゃなきゃと言ってしまいましたし。
そして迎えた最終回、ヒット1本許しはしたものの、
2死一塁で迎えた最後の打者・ラミレスを右飛に取って、試合終了!
待ちに待ったこの瞬間、ドラゴンズファンにとっては、
今季一番の歓喜の瞬間となったことと思います。

昨季わずか2勝しか挙げられず、
このまま終わってしまうのかと、かなり心配しましたが、
やはりこの大ベテランただ者ではなかったなと。
しっかりと練習に励み、昨季のリベンジ以上のことをして、
大復活を成し遂げてくれたことがうれしかったですね。
苦しみのなかから這い上がり、掴んだ栄光
そういう意味でも最も勇気付けられた出来事だったと思います。
来季からさらに2年の契約延長となった昌さん
さらにスゴイおじさんぶりをファンに魅せてほしいです!


続いて2位に挙げたのは「落合竜ワーストの3位」
就任5年間で最も悪い順位となりましたが、
一時はその3位までもが危なかったですし、
正直9月最後の市民球場での3連戦のときには、
かなりヤバイと思ったりもしました。
それでもその後一気に突き放して、7連勝でCS進出。
そして京セラドームでのCS第1ステージでは阪神を撃破。
このころのドラゴンズ本来の強さを魅せてくれましたし、
まさに「底力」という感じだったですね。
故障者続出北京五輪の影響などもありましたが、
3位に沈んだことで、逆に思い切った改革もできる。
新たに3年契約を結んだ落合監督チーム再構築に注目です。

次いで3位に挙げるは、エースと四番と大砲の退団
この中で一番の衝撃はやはりノリさんFA宣言
まったく寝耳に水の話で、かなり驚きましたが、
結果的には「卒業」というカタチとなり、
ファンとしても快く送り出せたかなと。
7位に挙げたように、井端らFA4選手に続々複数年の提示。
しかし背番号99には単年契約と微増の昇給提示。
レギュラー確約がなくなったこととともに、
宣言を選ぶ一因となったでしょうが、
それでもノリさんのこの2年間の功績には、まさに感謝
これからも日本一戦士として記憶に残る選手となっていくでしょう。
またおそらくメジャー挑戦が濃厚となる憲伸
そろそろ数球団に絞れてきたようですが、
海の向こうに渡っても、変わらぬ熱い投球を披露してほしいです。

4位は、前人未到の金字塔を築いた鉄腕・岩瀬
まさにプロ10年間、大きな故障せず
きっちりと仕事を重ねてきた証といえるでしょうね。
おそらくこの先、よほどのことがない限り
破られることはない偉業だと思います。
今後4年間も守護神として君臨してくれるでしょうが、
その一方で4年の間に後継者を育成することも必要でしょう。

5位は、空前絶後のドアラフィーバー
昨年からネットで火がつき始めていたドアラですが、
著書「ドアラのひみつ」発売以降は
あれよあれよで様々なメディアに進出。
今や選手よりもドアラの方が
人気があるのでは?と思えるくらいの勢いですね。
まあ演歌歌手顔負けの苦節10年以上でのブレークですし、
ナゴヤドームにお客さんを呼べる貴重な存在
球団的にもドアラビジネスができるようになったのはプラスですし、
ご本人?的にはかなりの激務でしょうが、
ぜひとも来年もマイペースで頑張ってほしいです。

6位そして8位は、来季以降の投打の期待の星
特に先発に中継ぎにフル回転した吉見のブレークは、
今季ローテ投手が不振だったドラゴンズにおいては
まさに救世主となりましたね。
やや酷使もたたり、夏場に一時戦線離脱となりましたが、
終盤広島との3位攻防、さらにCS第1ステージ阪神戦での好投
持ち味である粘りの投球には、何度もしびれさせてもらいました。
ちなみに自分の今季ベストゲームは、その阪神戦
あれほど『息詰まる展開』というのはそう見られるものではないですし、
吉見にとってもまさにベストピッチだったのではと思います。
一方、甲子園ではスラッガーとしてならした
平田プロ1号は、実に劇的な一発になりましたね。
持ち味である右中間に持って行く打撃でのサヨナラ弾。
師匠でもある立浪兼任コーチとの抱擁も印象的でした。
現状では空席となっているセンターの定位置。
ぜひともこの若竜に掴んでほしいなと期待しています。


日本一連覇を含む『完全制覇』を目指した
今季のドラゴンズでしたが、結果的には『敗』の一字。
まさに「負けた」というシーズンとなってしまいました。
しかしその負けたことが、逆にドラゴンズという
チームを変えるきっかけになってきそう。
その象徴が、この5年間の投打を引っ張ってきた
エース・川上不動の4番・ウッズ退団
おそらくその穴というのが大きいことは否めませんが、
抜ける者がいれば、出てくる者というのが必ず現れる。
例年以上に『競争』がテーマとなる来季、
新たな若手の台頭と、それによるチームの活性化
その部分に大いに期待したいところですね。
一塁、中堅など現状空いたポジションは、
競争により、かなりの激戦が予想されてきますし、
その一方で、現状の主力においても、
井端、荒木の二遊間をシャッフルし、
森野を三塁に固定させるなど、いくつかの動きが。
「不動だった」今年よりも、未来を感じますし、
ワクワクさせてくれそうな気配があったりもします。

新たに契約を更新した
落合ドラゴンズの今後3年間のテーマは、世代交代
そのためには、若手の成長が必須ですし、
それがなければ、到底リーグ優勝奪回などはありえない。
その起点となるべく来春の沖縄キャンプは、
これまで以上に厳しい鍛錬が待っていることでしょうね。
しかしそこでの成長がなければ、新たな扉は開かれない。
そして扉が開かせる若手が多ければ多いほど、
チームの力は強くなり、2年振りの栄冠
限りなく近づくこととなっていくでしょう。

来るべき2009年は、変革の一年となりそうなドラゴンズ
その課程がどう進んでいくかはわかりませんが、
ファンとしては、今年以上に多くの感動が得られることを望みたい。
そしてその結末が日本一奪回となってくれれば。
再び歓喜の胴上げが見られることを願いながら、
今年の10大ニュースを締めたいと思います。


ドラゴンズトピックス(30日)

◇岩瀬仁紀
<浅尾とともに常滑競艇場で行われたトークショーに出演。
年末恒例、ことしで7度目の出演となったが、
およそ700人の観客が殺到。若い女性ファンの多さにニヤリ。
初参加となった『浅尾効果』を認めて>
「(昨年)井端と来た時より女性が多いですね」

<また浅尾についてこう話し、羨望のまなざしも>
「(野球で)ものすごく簡単に抑える。
あまりに簡単だから、自分が嫌になる」

<トークショーのなかでは、
リーグ優勝と日本一奪回へ、世代交代の進む
若手救援陣にあえて『喝』を入れる。
ブルペンの印象を問われると胸の内を明かす>
「今のブルペンは若い世代。
(ブルペンで)みんな楽しそうにやっている。
何となく修学旅行の延長のような感じなんですよね。
緊張感あるのかな、って思う時がある。
でも、試合ではもっと危機感を持ってほしい。
チームを引っ張る? そうしたい。自分の負担も軽くなるし」

<20代の若手が主体となっていた
今季の試合中のブルペンの雰囲気に疑問を持っていた>
「もちろん、こういうことに答えはない。
ただ(成績が)悪い時に考えてもいいのではないかと。
ソンさん(ドンヨル・現韓国サムスン監督)が抑えで、
自分が新人だった時代はもっと緊張感があった気がする。
今年は岡本(真也・埼玉西武)が抜け、
一気に若返ったということもあるんでしょうけどね。
若い世代がなれ合いにならないようにね」

<こう話す自身が登板準備を始める時だけ、皆が静かになるという。
この緊張感が早い段階からあってもいいのでは、という考え。
物おじしないのはプラスだが、12球団最強のブルペンを築くため、
年の瀬に守護神が手綱を締める>
「ピリッとしないとイカンときがある」

<また今オフは約1カ月間を積極的休養に充て、
北京五輪の疲労も解消。集まったファンの前で来季のリベンジを誓い>
「今年リーグ3位に終わった雪辱を果たして、
来年はきっちりとリーグ優勝して、日本一になりたいと思う。
(あと7に迫る通算)200セーブは通過点。
今年はしっかり休むことができたので、来年は期待してくれていいと思います」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン12

◇浅尾拓也
<岩瀬とともに常滑競艇場でのトークショーにゲスト参加。
昨年よりも200人多い約700人のファンが集結するなど大人気。
今季は主にセットアッパーとして活躍したが、
来季は先発、救援いずれでも投げられる態勢づくりを決意。
どのポジションを与えられても確実に遂行する覚悟>
「一番の目標は一年間、1軍にいること。
1軍でどこでも投げられ、首脳陣にとって
使いやすい選手になりたいと思います」

<今季はリリーフとして44試合に登板したが、
首脳陣は先発転向を検討中。
来季について、もちろん先発への思いもある。
テレビ番組での落合監督の発言を見て、喜ぶ>
「うれしかった。
本音は先発がやりたいですけど、まずは1軍に残りたいですから」
中継ぎでも何でもいいから、1年間フルに1軍で頑張りたい」

<1年間1軍に定着したいという思いが強い。
今季は右肩痛などで開幕は2軍スタートだっただけに>
「先発でも2軍では意味がないし、自分の実力も分かってますから」

<どちらにも対応できるよう、春季キャンプでは
先発やロングリリーフを念頭に置いた練習を行っていくという>
「投げ込みも増えると思います。
でも、けがだけはしたくないので飛ばしすぎに気をつけたい。
毎年飛ばし過ぎちゃうので、ちょっと抑え気味くらいの
ペースでやって、開幕に合わせられれば」

<またこの日の第1レースの予想をし、
生まれて初めて買った舟券が見事的中。苦笑いして>
「はまっちゃいそうです」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン


◇堂上剛裕
<弟の堂上直倫とともに、
愛知県蒲郡市の蒲郡競艇場でのトークショーに参加。
その中で大人気マスコットのドアラのさらなる人気策を披露。
ユニークなプランを最初に披露したのは兄。
ドアラがもう1体いた方が面白いと感じていた>
「ドアラに友だちや兄弟がいるといいですね。
もう1体出てきても面白い。もっと盛り上がるんじゃないかと思います。
(登場は)毎日じゃなくていいんですけど、
土、日曜は(ドアラを)手伝いに来たみたいな。
2人のドアラが一緒にバック転するのって格好いいですよね」

<2人ともこの日初めて競艇場を訪れ、舟券にも初挑戦。
見事的中させたが、ほかも買いすぎて、
少しマイナスに。にこやかに話して>
「ナイターできれいだったし、楽しかった」

<年明けは1月6日から約1週間、
例年通り三重県志摩市で自主トレを行う予定。
練習メニューはまだ決まっていないが>
「体力はついてきたので、技術中心で練習したい」
中スポ

◇堂上直倫
<兄に負けず、出したアイデアはドアラもびっくりのもの。
よりハードに、よりおかしく、いわば『挑戦シリーズ』>
「とっさに思いついたんですが。
一生懸命さを伝えるのがいいです。
例えば、インディ・ジョーンズのような(冒険)ものとか、
過酷なものに挑戦してほしいですね」

<自主トレに向けて、課題を挙げて>
「しっかりと下半身をつくりたい」
中スポ

◇ドアラ
<堂上兄弟のユニーク提案に当人?はノリノリ。
「ドアラはまだいるはずなので、捜してもらいます。
どんな挑戦でもやりますよ。募集しましょうか」

<そのうえで激励も忘れず>
「2人にも見せたいので、1軍で頑張ってください。
ナゴヤドームで待っています」
中スポ

◆憲伸 3球団に絞った!! 1月10日前後にも入団先決定(中スポ)
(メジャー球団と交渉中の川上の入団先が
3球団ほどに絞られてきたことが明らかに。
オリオールズ、ツインズ、カージナルスなどが有力候補。
3球団ともに共通しているのは先発不足
すでに代理人のエバンス氏と接触。
正式オファーを出しているとみられる。
今後は年明けにさらに絞り込みを行って渡米し、
早ければ1月10日前後には行き先が決まる見込み)


こういう和気あいあいはOK。081231iwaasa今年最後のトピックスは、
暮れも大忙しの
選手イベントの話題から。
恒例の常滑競艇場での
トークショーには、
岩瀬浅尾というコンビが出演。
ここでも浅尾人気というものが
健在だったようですね。

その浅尾も含む、若い世代のブルペンに、
守護神・岩瀬があえて『喝』を。
試合中にもかかわらず、ブルペンで
私語や無駄話の絶えなかったという若い投手たちに
「試合では、もっと危機感を持ってほしい」とのあえての苦言
12球団最強のブルペンを築くための
絶対的守護神から若手へのメッセージは、
普段物静かなだけにより重きものになったようです。


落合英二、デニー、そして岡本真也
年々「ブルペンリーダー」と呼ばれたベテランが
チームを離れていったこともあり、
またそこに座らなくてはいけない平井が不振だったこともあり、
今季のブルペンはかなりの世代交代となりましたが、
高橋、長峰、清水昭信、浅尾らの世代とは、
さすがの守護神も若干の世代差というのを感じたのでしょうね。

ただ言われる通り「締めるところは締める」。
これはどの仕事をしていても同じですからね。
リラックスも必要なブルペンでありながらも、
それが『仕事』なだけに、緊張感を欠いてはいけないでしょう。
あえてファンの前で呈した守護神の発言。
もちろん「こういうことに答えはない」ですが、
最強のブルペン作りへの1つとなってくればいいなと思います。


PS 年末のごあいさつ。

2008年の「ドラゴンズスタジアム」は、これで終了です。
今年の記事は、合計368本
1月に一時更新を停止しましたが、
やや紆余曲折の末、すぐさま2月に更新を再開。
1日1本という相変わらずの更新ペースでしたが、
無事1年間、更新し続けることができました。

昨年の大みそかは、思わぬ発言をしてしまいましたが、
今年はそんなことは全くありません。
2009年も可能な限り、更新を続けていくつもりです。
といいつつ、いきなり休んだりもしたりして…(笑)

今年も1年、大変お世話になりました。
トラックバックやコメントも感謝いたします。
みなさん、良いお年をお迎え下さい!

2008年12月30日 (火)

ドラゴンズ記録備忘録2008。#2

前回に引き続き、ST年末恒例の記録備忘録を。
26日のスポーツ報知紙面の「記録プレーバック2008」に、
昨日の中スポ紙面『記録とともに振り返る竜08年』を加味して、
今回は、投手の部・その他を紹介します。
12月29日のドラゴンズの話題とともにどうぞ。


◆ドラゴンズ記録備忘録2008。 (投手の部・その他)◆

☆今年43歳を迎えた山本昌は、
8月4日の巨人戦に勝利し、プロ野球24人目の通算200勝
中日では杉下茂以来、51年ぶり2人目。
プロ入り25年目、42歳11か月での達成はともに最年長だ。
その後4勝を加え、杉下が持つ球団記録の211勝あと7勝に。
歴代20位・江夏豊の206勝にはあと2勝。

☆8月24日の巨人戦では、
43年0か月で最年長完投勝利をマークした山本昌
43歳シーズンでの10勝は、05年工藤公康(巨人・現・横浜)の
42歳シーズン(11勝)を抜く史上最年長記録
また今年は11勝で、41歳の06年にも10勝し、
40歳を過ぎて2度目の2ケタ勝利
40歳以降のシーズンに、2ケタ勝利2度は、
若林忠志、工藤に次いで3人目になる。

山本昌は4月2日の巨人戦に登板し、セ4人目の実働23年を記録。
衣笠祥雄、八重樫幸雄、川相昌弘の記録に並ぶ。
セの投手では大野豊の22年を更新して、最長記録
プロ野球最長は工藤の27年。来季はリーグ新記録達成だ。

☆また5月7日の広島戦で6イニング無失点で、
07年5月13日以来の白星となった山本昌
42歳以上の勝利は、浜崎真二、若林、佐藤義則、
大野、工藤、吉井理人に次いで、7人目
また入団5年目の88年からは白星を続け、
21年連続勝利は、大野(78~98年)のセ最長記録に並んだ。

山本昌は5月14日の東京ヤクルト戦で
通算3000投球回を記録。プロ26人目で中日では史上初。
今季はチーム最多の133イニング2/3を投げ、
通算投球回は3120イニング2/3で歴代21位。
来季119イニング2/3を投げれば、
松岡弘の3240イニングなど一気に4人を抜き、単独17位に。



今季のドラゴンズチーム防御率は、リーグ3位の3.53
4月終了時は、なんと1.88と驚異的なものでしたが、
中継ぎの鈴木の離脱などを機に、一気に故障者が続出
ローテも含め、一時はどうなることかと思いましたが、
その危機を救ったのが、頼れる大ベテラン
投げる史上最年長投手・昌さんでしたね。
とにかく今季は、投げるたびに記録がついてくるという
まさに記録づくめのシーズン
その中でも200勝達成は、まさに格別なものでした。

ただそれ以外でも完投勝利が2試合もあったのがスゴイなと。
今季ドラゴンズの完投数は、わずか10。
それでも継投全盛の現状では、リーグトップなのですが、
吉見の3試合に次いで、この昌さんが2番目に来るんですね。
あとは朝倉、川上、清水昭信、チェン、中田が1試合ずつ。
それぞれの完投のゲームも覚えてはいますが、
43歳暑い夏場に2試合も完投してしまうところがお見事。
まさに大車輪の活躍でメモリアルイヤーとしましたが、
ぜひとも来季は、まずは開幕投手から始まり、
さらに江夏、杉下とどんどん大きな山を越えてほしい。
そして悲願の日本シリーズ初勝利に向け、貢献してほしいところです。


川上は3月28日の広島との開幕戦で、6度目の開幕投手
中日では森井茂と並び、球団最多回数だ。
FAでメジャー移籍濃厚の川上を除き、
中日現役で開幕投手を務めているのは山本昌(4度)だけ。
来年の4月3日、山本昌が指名されれば43歳7か月で
プロ野球史上最年長の開幕投手に。
球団歴代開幕投手回数では5度の小松辰雄に並ぶ。

☆開幕投手の川上は、チーム初の開幕戦で投手の本塁打
自ら同点ソロを放ったこの試合で、
川上は9イニング2失点に抑えながら、勝敗付かず
開幕戦本塁打した投手は11人で13本あるが、
勝ち星が付かなかったのは、71年平松政次(負け投手)、
80年池谷公二郎(勝敗付かず)に次いで3人目の不運だった。

☆今季10勝をマークした吉見は、4月6日東京ヤクルト戦から
6月22日の千葉ロッテ戦まで、無傷の開幕8連勝
中日投手の開幕8連勝は、都裕次郎(84年)、山本昌(97年)、
野口茂樹(01年)、佐藤充(06年)に次いで球団史上5人目
これまでの4投手は8勝すべてが先発勝利だが、
吉見は先発5連勝のあと、救援で3連勝。
なお開幕連勝のプロ野球記録は、81年間柴茂有、
05年斉藤和巳(福岡ソフトバンク)が記録した15連勝

吉見は開幕から24イニング連続無失点もマーク。
その間の4月13日の広島戦では、11安打されながら完封勝利
被安打11本以上を打たれて完封は、
89年に13被安打で無失点に抑えた新浦寿夫以来セ5人目だ。



おそらく今後、いやすでにドラゴンズに関するクイズなどで、
「2008年のチーム第1号は誰だったでしょうか?」
問題になっているかもしれませんが、今季のチーム第1号は、
実は、エース・憲伸によるものだったんですよね。
「『しっかり投げろ』とヤジられて、悔しいから打ちました」
いわゆる怒りの一発だったようですが、
その瞬間、思わずスゲーと叫んでしまった記憶がありました。

ただこの試合、結局憲伸は勝てませんでしたね。
9回に勝ち越し点を与えたものの、
そのウラ同点に追いつきそのままドロー
開幕投手を務めた過去5度、
3勝無敗と「開幕戦不敗」のエース。
その神話が生きてきたからこその
「勝敗付かず」だったのかもしれませんが、
終わってみると、できればここで1つ勝っておけば
違ったシーズンになっていたかなと。
結果的に9勝に終わり、5年連続2ケタ勝利を逃し、
さらにわずか数イニング足りずに
自身初となる最優秀防御率のタイトルも獲れず。
憲伸自身「10勝に届かなかった事が少し心残りです」
綴っていましたが、たらればは言ってはいけないといえど、
記録的には残念に思えた今シーズンでした。

そしてFA宣言した憲伸の去就は、
年明け早々にも明らかになってきそう。
ドラゴンズでの11年間で、112の白星を積み重ねてきた
エースの穴はおそらく想像以上に大きいでしょうが、
それでもみんなで何とか埋めてほしいところです。


岩瀬は9月9日の巨人戦で4年連続30セーブ以上を達成。
ちなみに04年からのセーブは、
22→46→40→43→36で、5年連続20セーブ以上
7年の小林雅英、5年の高津臣吾、江夏豊に次いで
4人目になるが、4年連続30セーブ以上は初めて

岩瀬は10月2日の横浜戦の延長10回に登板して、
プロ入りした99年から10年連続50試合以上登板を達成。
56~64年に秋山登が記録した9年連続を抜くもの。

☆現在、岩瀬の通算セーブは江夏豊に並ぶ歴代3位の193
高津286、佐々木主浩252、小林雅英227セーブに次いで、
史上4人目の200セーブ達成まであと7セーブに。
順調なら来季4月中にも達成可能な数字だ。

岩瀬の通算試合数は582登板で、
そのうち先発登板は00年10月8日の1度だけ
リリーフ登板581試合は、鹿取義隆の739試合に次ぎ、
高津と並び2位となっている。
また中日投手の通算試合数鈴木孝政の586試合が最高。
岩瀬あと5試合で歴代竜投最多登板となる。

☆投手陣の最多投球回は山本昌の133イニング2/3で、
規定投球回数以上がなし。
昨年の阪神以来、規定投球回数なしは、
延べ8チーム目になるが、中日では初めてだ。

☆9月27日の横浜戦でサヨナラ勝ち。
この勝利で落合監督は与那嶺要の388勝を抜き、
球団歴代単独3位監督通算389勝に。
今季終了時では394勝308敗16分け(勝率.561)。
400勝まであと6勝。46勝で天知俊一の439勝を越えて、
歴代単独2位の440勝に到達する。ちなみに1位は星野仙一の766勝。

中日3位となり、02年からの順位は
3位→2位→1位→2位→1位→2位→3位で
7年連続3位以上のAクラス。
チームでは50~59年の10年連続に次いで、
2番目の長期Aクラス入りだ。


◇カード別成績(カッコ内は最多勝利投手)
巨人戦 14勝10敗 打率.263、22本塁打、防御率3.32(チェン、山本昌3勝)
阪神戦 6勝17敗1分 打率.231、14本塁打、防御率4.09(チェン、中田2勝)
広島戦 13勝9敗2分 打率.253、23本塁打、防御率3.11(山本昌 3勝)
ヤクルト戦 9勝13敗2分 打率.249、26本塁打、防御率3.73(3人 3勝)
横浜戦 17勝7敗 打率.281、35本塁打、防御率3.46(川上、吉見3勝)
交流戦 12勝12敗 打率.240、20本塁打、防御率3.50(3人 3勝)

◇記録と表彰2008年(公式サイトより)
☆山本昌 3000投球回(過去25人)
       200勝(過去23人)
       最年長完投勝利(43歳0か月)
       8月度月間最優秀選手賞
      (99年4月以来8度目=最年長受賞)

☆川上  5月度JA全農Go・Go賞「最多奪三振賞」
       6月度月間最優秀選手賞(06年5月以来8度目)

☆岩瀬  4年連続30セーブ(史上初)
       10年連続50試合登板(史上初)


最後に史上初の偉業を達成した岩瀬を。
プロ入り10年目となった今季の自身を表現すると、
こういうシーズンだったとのこと。
「今年はきつかった。
ガソリンがなくなっているのに走り続ける感じで…」


例年よりもオフが短かったうえ、北京五輪ではまさかの悪夢
並の人間ならダウンしても仕方ないような
心身の状態のなかで、あえて休まず自らの仕事に徹した
ガス欠にも関わらず、走り続ける鉄のクルマ。
これこそが球界最高の守護神たるゆえんなのでしょうね。

その岩瀬ですが、4年連続30セーブ以上ということもあり、
気がつけば、通算セーブ数がなんと『193』。
さらに通算試合数もあと5試合で、球団歴代最高になるそうで。
このオフ、新たに4年の長期契約を結んだ背番号13
チーム全体で競争を示唆するなかでも、
落合監督岩瀬に関しては
「やめるまでいってもらいましょ。
あいつに代わるピッチャーはいません
」と全幅の信頼

守護神的にはおそらく振り返りたくないシーズンとなった今季。
しかしこのオフで、リフレッシュすることで蘇生し、
11年目の来季は、新たな鉄腕ロードを進んでいくでしょう。
生涯守護神が築き上げるであろうさらなる金字塔
来季もこの話題のなかで振り返られるよう、楽しみにしたいです。

以上、ドラゴンズ記録備忘録2008。でした。


ドラゴンズトピックス(29日)

◇新井良太
<広島市内にあるトレーニングクラブ『アスリート』で、
兄・貴浩(阪神)らと年末年始恒例のハードなトレーニング。
来季のテーマの一つとして『独り立ち』を掲げ、
これまで何かと頼ってきたアニキからの精神的な独立を目指す。
兄弟のきずなは強いが、野球ではある程度の距離をあえて取る>
「今までは周りからも兄のことを言われていたし、
自分でも兄の意見に耳を傾ける傾向が強かったと思う。
でも、これからはもっと自分自身で考えて、
自分の思うようにやっていきたいし、
そうやっていかないといけないと思います」

<入団から3年、最も身近な師匠として兄がいた。
本塁打王、ジャパンの4番、そして選手会の会長…。
球界の顔として大きくなっていく兄から、
多くのものを吸収してきたが、
自身も来年は4年目。プロとしてのノウハウも増えた。
もう『新井の弟』ではない個性を確立するとき>
「兄と一緒にいれば野球の話はします。
ああそうなんだ、そういうふうに考えてるんだ、と参考にします。
でも、それがすべてではない。ボクに合ってるかどうか分からない。
(落合)監督や立浪さんも、自分で考えてやることが大事だ、と、
シーズン中から言われていました」

<『ドラゴンズの新井』というイメージを
浸透させるため、やるべきことは分かっている。
結果を出す。1軍戦力としての一本立ち>
「自分というものをしっかり持っていきたい。
自分は自分。結果を出せば、自他共に認められると思う」

<チャンスは待っている。
一塁は目下、自身と福田、新外国人のブランコが候補。
定位置の最短距離にいるとみていいだろう。
退路を断つ勝負の年。兄という師に依存せずに一人で道をこじ開ける>
「来年次第でどちらに転ぶか分からない。
毎年そういうふうに思ってきたけど、その気持ちがより強い。
チャンスですけど、ダメなら終わり」

<また年末年始、故郷・広島でのトレーニングでは、
尊敬する阪神・金本とトレーニング時間が重なるのも恒例。
前日の今オフ初対面のときには、
ドミニカ共和国での生活ぶりに興味津々だったようで、
生活面の報告をしたという>
「向こうでの食事は…」
中スポ

◇中川裕貴
<ナゴヤ球場の屋内練習場で自主トレを敢行。
ランニングやウエートトレーニングで汗を流す。
年末年始は実家などに帰省する予定だが、
右肩だけはできる限り動かし続ける予定>
「肩の強化トレーニングが多いですけど、
バランスが大事なので、周りの筋肉も鍛えるようにしています。
来年にかけてますから、休んでられません。
故障前より肩を強くしたいですね」
(中スポ)

◇佐藤充
<ナゴヤ球場屋内練習場で自主トレを行う。
今年手術した右ひざのリハビリを兼ねて
ランニング、キャッチボールなどで汗を流す。
年明けにはカブス・福留、東北楽天・山﨑武司と
ハワイで合同自主トレの予定>
「きょうで年内は終わりです。
来年はまずハワイで走り込んでしっかり頑張りたい」
ニッカン

◇山本昌
<名古屋市内のホテルで開かれた
知人、友人主催の『200勝達成祝賀パーティー』に出席。
出席者100人を前にした冒頭のあいさつで感極まり、目を潤ませる>
「昨年の成績(2勝10敗)を考えると
何度も引退しようと思いましたが、
温かい仲間の励ましがあって現役を続け、
何とか記録を達成でき、来年も現役を続けられる。
もう少し、みんなと野球を楽しみたい…」

<親しい友人たちに祝福され、改めて大記録の感激に浸る。
気のおけない仲間たちが手づくりで開催してくれた
パーティーは格別だったようで、
あらためて周囲のサポートに感謝の意を。
来月中旬には1000人以上を集めてのパーティーも予定しているが>
「もう感激してあいさつにならなかったよ。
涙が出た。それくらい、うれしかったよ」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◆山本昌200勝記念ラジコン大会開催(おおさか報知)
山本昌200勝達成を記念したラジコンレース
来年1月25日(日)に、名古屋市港区のショップ
「ラジコン天国名古屋店」の店内サーキットで行われる。
関係者は開催に至った経緯を説明して。
「いつも山本さんには店に来ていただいて、
非常にお世話になっています。何かお返しができたらと思って、
こういうレースを開催させていただくことになりました」
ラジコン界でも名をはせるほどの実力者の本人も参加予定。
来季に向け、キャンプ前の『壮行会』となりそう)

◆+山本昌選手200勝おめでとう記念レース+
(ラジコン専門販売店 ラジコン天国 名古屋店)


◇吉見一起
<先日、つかの間のオフを利用して
韓国へ家族旅行に出掛けたときのこと。
移動でタクシーに一日中乗っていた日があったそうだが、
その料金が日本円でわずか1400円程度だったという。
『韓国ブーム』の理由を実感して>
「安いですよね。日本では考えられない」

<韓国には今、急激な「ウォン安」で
日本人観光客が大挙訪れているという。
もっとも、困ったのは『お土産』。
大勢の日本人が良い品を安く手に入れようとするために>
「目当ての品が全部売り切れだったんですよ」
(中スポ<ドラ番記者>

◆オリオールズが川上獲得へ「密な交渉中」(ニッカン)
オリオールズが獲得を目指す川上に猛アタックしていることが判明。
オ軍が川上の代理人エバンス氏と「密な交渉を続けている」と伝えた)

◆憲伸消滅も Rソックス入り(中スポ)
(ブラッド・ペニーのレッドソックス契約合意により、
川上Rソックス入りが消滅する可能性が高くなった。
ペニーのヒジに問題がなければ、先発の陣容が揃うから。
一方でRソックス地元紙・ボストングローブ紙からは高評価を受ける。
川上の勝率.609などの実績を挙げ、勝負強さを評価。
争奪戦の現状などを付け加えている)

◆Not catching many offers(The Boston Globe)

◆オ軍先発左腕補強で上原、川上に影響!?(サンスポ)

◆帰省みやげに最適「どあろん」(中スポ)
(『ドアラのまんまるぷりん』でおなじみの株式会社アクシスから、
年末年始の帰省みやげに最適のお菓子『どあろん』が新発売された。
今までの焼き菓子にないもっちり感が新鮮。
ドラゴンズのマスコット、ドアラ、シャオロンパオロンに合わせ、
アーモンド味、チョコレート味、いちご味の3つの味が楽しめる)

◆商品詳細 もちもち食感のどあろん(株式会社アクシス)


さすがに今年もあとわずか。
ナゴヤでの練習を切り上げ、故郷に帰る選手も多そうですね。
そんななかでは、すでに広島に帰省し、
兄貴アニキと恒例の年末年始トレを行っている新井を。

脱・兄貴だ!ファンからもチームからも
『レギュラー』を切望されている
背番号25ですが、
来季は『脱・兄貴』
テーマの1つにしているようで。
ただこれに関しては、
致し方ないところ。
特に新井兄弟の場合は、
言動も動きもけっこう似ているだけに、
なかなかこの肩書は
抜けそうもないように思えますが。

それでもイメージを変えることを意識しすぎず、
違った面での「良太像」を創造していくことが、良いでしょう。
そのためにもこの千載一遇のチャンスをモノにする。
そしてドラゴンズ・新井良太ここにありというのを、
1軍の試合のなかで数多く植え付けていくことでしょうね。
熱いキャラクターも売りだけに、その持ち味をなくさず、
それも含めたなかで、1軍で結果を出していく。
そのための第1段階となるのは、やはりキャンプ1軍完走
昨春は調子が上がらずに試行錯誤してしまいましたが、
来春はそうならないようにしないと。
年末年始もない感じですが、
勝負の来季を良き状態で迎えるためにも
この時期、きっちり汗を流して続けてもらいましょう。

2008年12月29日 (月)

ドラゴンズ記録備忘録2008。#1

2008年もいよいよ残りあと3日
ST年末恒例の『記録備忘録』を今年もやりたいと思います。
26日のスポーツ報知紙面の「記録プレーバック2008」に、
今朝の中スポ紙面『記録とともに振り返る竜08年』を加味して
気になるデータを、2回に渡って紹介します。
今回は打者の部から。28日のドラゴンズの話題とともにどうぞ。


◆ドラゴンズ記録備忘録2008。 (打者の部)◆

中村紀洋は6月7日の北海道日本ハム戦で
今季11号2ランを放ち、通算350本塁打を達成。
通算350号の最速到達は90年落合博満の1257試合で、
1657試合での達成は71年長嶋茂雄の
1682試合を抜く、歴代13位のペースだった。
ちなみに来季、中日の打者では
谷繁通算200本塁打まであと6本。和田が7本。
通算100本塁打には森野があと26本で到達する。

中村紀洋は6月17日の埼玉西武戦で
通算9本目のサヨナラ本塁打
清原和博の12本、野村克也の11本に次いで、単独3位になった。
サヨナラ安打も13本目となり、歴代6位に進出。
20本でトップの清原が引退したため、現役1位に浮上した。

中村紀洋は7月29日の横浜戦で1試合3本塁打をマーク。
近鉄時代の97、00、01年に1度ずつの
計3度記録しており、通算4度目の猛打。
ブライアントの8度、王貞治の5度に次いで、
青田昇、野村克也、江藤慎一、レオン、落合博満に並んでいる。
また両リーグで1試合3本塁打を記録したのは、7人目。

中村紀洋が本塁打を打った試合は、
開幕から11連勝するなど今季17勝3敗で.850の高勝率。
10月4日の巨人戦でクルーンから唯一本塁打をマークしている。

満塁本塁打のなかった中村紀洋だが、満塁弾は通算14本。
王貞治の15本に次いで、藤井康雄と並んで2番目
快記録の常連になっている。

ウッズの年度別本塁打は、03年40本、04年45本、
05年38本、06年47本、07年35本、08年35本
連続30本塁打のプロ野球記録は王貞治が持つ19年。
6年連続30本塁打以上ウッズが7人目だが、
外国人選手ではジョーンズ(70~74年)、
ペタジーニ(99~03年)の5年連続を抜き、史上初の快挙となった。

ウッズはリーグ最多の138三振を喫した。
03、07年に次いで3度目の最多三振
セで3度目の三振王は、池山隆寛、三村勲に次いで、
3人目となってしまった。



今年も打者の部から紹介しますが、
なんといっても、チーム打率がリーグ最下位の.253。
さらにタイトルホルダーが誰も出なかったこともありますが、
際立った記録というのが、ほとんどなかったような。
真っ先に出てくるのが、ドラゴンズ『卒業』した
ノリさんになってしまうところが、何だかなあとも思いますが、
報知にも『劇弾ノリ』と出ていたように、
印象深いホームランが多かったですね。
今回取り上げたナゴヤドームでの通算350号
金沢での岡本真也からのサヨナラ本塁打
さらに前半戦ラストの豊橋での3発に、
CS進出を決めたクルーン討ちのセンター右への一発。
どれもこれも記憶に残っているものばかり。
そんな劇的弾を放てるノリさんが、来季からは東北楽天へ。
通算400号はエンジのユニホームを着て、狙うことになるのでしょうが、
ぜひとも中日戦での達成は勘弁していただきたいなと。
それでも新天地でも、持ち味であるフルスイングと、
『驚弾』を炸裂させてほしいとは思います。


森野の本塁打は昨年が18本で、今年が19本。
走者別の本塁打は、
07年=ソロ5本、2ラン5本、3ラン8本、満塁0本
08年=ソロ15本、2ラン3本、3ラン1本、満塁0本
昨年は走者を置いた場面で13本あったが、今年は4本と激減した。

☆今年21年目を迎えた立浪は、
6月27日の横浜戦に代打で登場し、今季初アーチ
これでプロ1年目の88年からすべてのシーズンで本塁打を記録
プロ1年目から21年以上で本塁打を打った打者は、
23年=張本勲(59~81年)、門田博光(70~92年)
22年=王貞治(59~80年)
21年=高木守道(60~80年)、清原和博(86~06年)に次ぎ6人目。
中日では高木守道に並ぶ球団記録となる。
また20年目の谷繁も14人目の20年連続本塁打をマークした。

立浪が9月16日の阪神戦に代打出場し、
プロ野球7人目となる通算2500試合出場を達成。
節目の打席は、投手強襲の内野安打だった。
出場試合数のプロ野球記録は、野村克也の3017。
立浪は現在通算2509試合で、来季63試合出場すれば、
門田博光の2571試合を抜き、歴代単独6位になる。

荒木は6月21日の千葉ロッテ戦で通算1000安打を達成。
通算安打記録では2459安打の立浪が2500安打まであと41安打
歴代7位の長嶋茂雄の2471安打にはあと12安打に迫っている。

荒木は打率.243でリーグ最下位
05~07年は谷繁が打率最下位で、中日の打者が4年連続
4年連続打率最下位打者が出たのは、53、54年宮崎、
55年新井、56年沖山が最下位だった大洋以来2チーム目。

井端は6月15日のオリックス戦で左足を痛め、
翌16日に出場選手登録を抹消。
04年の開幕戦から続いていた連続試合出場637でストップした。
球団の最多連続記録は江藤慎一の809。井端は2位だった。



一方、残留組のなかで印象的なデータは、森野
昨年『ミスター3ラン』としてもブレークした森野でしたが、
今季はその3ランが、8本から1本へと激減
さらにソロ本塁打が多く、ランナーを置いての一発は19本中4本のみ
来季の4番最右翼で、あと26本で100号達成という背番号31
出場試合が少なかったとはいえ、
打率.321の割に59打点は少ないかなと。
来季はこの森野の前にいかに走者をため、
森野の打棒でいかにランナーを還すことができるか。
それが大砲不在のチームにおいての得点増加に繋がることでしょう。

また荒木が打率.243でリーグ33位
ここ数年谷繁の定位置だったリーグ最下位を継いでしまいました。
一時は2割5分を割ってしまったイ・ビョンギュの方が下でしたが、
ビョンは終盤1番に座ってからはかなり盛り上がってきましたからね。
左肩の痛みを押してのほぼ全試合出場でしたが、
荒木的にはかなりの不満な数字でしょう。
打撃部門で同じく精彩を欠いた井端とともに、
来季は『恐怖の1、2番』が復活してほしいところです。

さらに113試合に出場に終わってしまった谷繁
しかし打率.234と決して誇れたものではなかった。
しかもシーズン終盤まで0本塁打だった(最終的には2本)というのが、
いかにも今季奮わなかったことを象徴していますね。
守備やリードが健在でも打撃が思わぬ足を引っ張るかも。
意外性を期待するのは変わりませんが、打撃も復活期待します。


平田は9月7日の横浜戦で代打サヨナラ弾
これがプロ入り1号だったが、
プロ初本塁打がサヨナラ本塁打は29人目。
うち代打サヨナラとなると、7人目となる。
ちなみに中日の代打サヨナラ本塁打は、71年菱川章
74年飯田幸夫、05年高橋光信、07年堂上剛裕に次いで6人目。
この一発で中日のサヨナラ本塁打は、
プロ野球4チーム目の通算100本目になった。

和田は外野手が送球でアウトにした補殺が11度で、
吉村(横浜)と並びリーグ最多
西武時代の06年にも10補殺で最多になり、両リーグで補殺王
両リーグで2ケタ補殺は8人目になるが、
補殺王は平野謙(中日-西武)に次いで2人目になる。


◇カード別成績・打撃(カッコ内は各部門チームトップ)
巨人戦 打率.348(森野) 5本塁打(中村紀洋) 19打点(中村紀洋
阪神戦 打率.325(和田) 3本塁打(イ、ウッズ) 11打点(中村紀洋
広島戦 打率.341(森野) 6本塁打(森野、ウッズ) 20打点(和田
ヤクルト戦 打率.341(ウッズ) 7本塁打(ウッズ) 13打点(ウッズ、森野
横浜戦 打率.354(中村紀洋) 8本塁打(中村紀洋) 23打点(イ・ビョンギュ
交流戦 打率.344(和田) 10本塁打(ウッズ) 19打点(ウッズ

◇記録と表彰2008年(公式サイトより)
☆和田  1000試合出場(過去426人)
       9月度JA全農Go・Go賞「強肩賞」

☆中村紀洋 通算350号本塁打(過去21人)
         三井ゴールデン・グラブ賞
         (2年連続2度目=パで5度受賞)

☆荒木  通算1000本安打(過去249人)
      マツダオールスターゲームMVP(第2戦)
      5年連続30盗塁(球団新記録)
      三井ゴールデン・グラブ賞(5年連続5度目)

☆井端  三井ゴールデン・グラブ賞(5年連続5度目)

☆英智  7月度JA全農Go・Go賞「好捕賞」

☆立浪  2452安打(歴代8位)
      2500試合出場(過去6人)


最後に、カード別成績と記録と表彰も織り交ぜましたが、
この中で印象的なのは、和田『強肩賞』。
今季けっこう走られてしまった外野陣ですが、
和田の補殺というのが、意外に光っていた感が。
11度というのは吉村(横浜)と並びリーグ最多なんだそうです。
さすがは元捕手、捕ってからの送球は正確でしたね。
千葉マリンでの薄暮ボール見失いなどもありましたが、
堅実なプレーが持ち味の和田さん
来季は誰とセンター、ライトを組むかは競争次第ですが、
慌てず丁寧なプレーを心掛けてほしいところです。

なお、あすは投手の部・その他を。
やはりあの大ベテランの話題が多くなりそうですよ。


ドラゴンズトピックス(28日)

◇立浪和義兼任コーチ
<CBCテレビ『サンデードラゴンズ』にゲスト出演し、
あらためてカメラの前で、ラストイヤーを宣言>
「来年1年やって辞めます」

<また報道陣に来季はあと41本と迫った
通算2500本安打を目指すことを宣言。
きっぱりとラストイヤーの目標を口にして>
「あと41本ですか。やりますよ。
打率にすればかなりの数字ですけど頑張って打ちます」

<もちろん41本がいかに大変な数字であるかは分かっている。
しかも代打専任という立場では打席数も限られる。
初めて代打専任となり、好成績を残した07年でも、
101試合に出て109打数30安打(代打のみでは23安打)。
目標を達成するには、07年を上回る試合出場や、
実績を残さなければならず、極めて厳しいノルマ設定>
「かなりの(低い)確率ですよね。
常時出ているのなら目標になりますけどね」

<でも、ファンの期待はこれまで以上に高まる。
過去6人しか達成していない大記録。
代打で作るには大変だが、自分を奮い立たせるため公言。
1本でも多く安打を放って、記録に近づける>
「かなり高い数字が必要になるけど、ファンが期待してくれるのなら、
何とか41本頑張って打てるようにしたいですね。
結果を出したい。もう少しやらないとね」

<もちろんミスター・ドラゴンズの花道は
個人記録だけでは飾れない。2年ぶりの日本一奪回を望んで>
「やっぱり1番強いのは優勝したいという気持ち。
個人のことよりチームが優勝できればいい」
中スポスポニチ名古屋ニッカン12

◇井端弘和
<立浪とともにCBC『サンデードラゴンズ』に出演。
放送のなかで来季全試合出場を宣言。
また来季、二塁へのコンバートに挑戦するが、
届いた二塁手用の新グラブについて絶賛、手応えを見せる。
新グラブは元・巨人の名二塁手・篠塚モデルのグラブで、
これまで使用のものよりポケットが浅く、1センチ弱短くなっているそう>
「9月から注文していた二塁用グラブができた。
いいグラブができた。ショート用よりも小さくて軽い。
ショートでも使いたかったくらい」

<また放送後、来年の打撃目標を聞かれ、
右打ちに徹底的にこだわり、打率.330を目指す考えを示す。
今年は打率.277と、最初に掲げていた3割にはるか届かず。
逆襲へ高い数字を設定して>
「3割は最低ラインです。3割3分くらい打ちます。
今年ダメだった分は取り返します」

<自身の過去最高打率は05年の.323。
自己最高を目指すことになるが、
それだけ打率を上げるにはどうすればいいか>
「徹底的に右打ちをしますよ。
それで生きてきたし、やっぱりそれが合ってます。
状況に応じて引っ張ることはありますけどね」

<右打ちといえば十八番だが、今年は少し鳴りをひそめた。
今季右方向へ飛んだのは28本で、全体の24.8%。
昨年は56本で32.2%。本数で半分、割合では7.4%もの差があった。
また今年は本塁打が増やつもり臨んだが、結果は昨年と同じ5本。
右打ちが減っても本塁打量産にはつながらなかった>
「やっても1、2本しか増えないですから。
自分のスタイルならアベレージも残せますしね」

<来年は2番を打つことが濃厚。
打線のパワー不足は否めないが、打率.330を打つことができれば>
「足りない部分を補えることができる」
中スポスポニチ名古屋ニッカン

◇荒木雅博
<『休むのも仕事のうち』そんな言葉がぴったり来る。
プロに入って13度目のオフ、シーズン中に痛め、
無理して使ってきた左肩を癒やすため、
ほぼ『安静』の日々を過ごしている。
先日、しみじみとこんなことを言う>
「オフが何のためにあるのか。何となく分かりました、今になって」

<左肩を大きく使うことはすべてダメで、ゴルフもできない。
患部に振動が長時間伝わる動きも禁止項目の1つ。
半強制的におとなしくしているしかないが、
すべては来シーズンを万全で迎えるため。やっぱりオフも仕事>
「走るのも良くないそうです」
(中スポ<ドラ番記者>

◇落合監督
<この日、来春のキャンプに関して
チームの活性化を狙った珍プランを発案。
日々メンバーを組み替えることで競争意識をあおり、
09年のテーマに掲げた若返り策の強化に乗り出す考えを披露>
「何もキャンプだからといって、
同じメンバーでずっとやる必要なんてないだろ。
毎朝、ホテルのロビーにメンバーを書き出して、
それぞれがそれを見て、行く球場に分かれる。
毎日の入れ替え。それが本当の競争ってもんじゃないの」

<狙いと焦点は、レギュラー陣を脅かす新戦力の出現。
猛練習が代名詞となっているが、来年は原点に立ち返り、
休日は3日だけ。特に第1クールは8勤の激務>
「休むために球団が金を払うわけじゃない。働きに行くんだから」
デイリー

◇伊藤準規(ドラフト2位)
<愛知県稲沢市の稲沢市民会館で開催された壮行会に出席。
駆けつけた大野市長、中学時代までを過ごした
稲沢市の少年野球15チームの選手などを含む約1000人が参加。
夢を実現させた男として、少年たちに秘話を披露>
「小さいころのぼくは、体が細くて力がなかった。
だからウエートトレーニングを一生懸命やりました。つらかったですけど」

<地元から後輩が誕生することを心待ちにして>
「子どもたちには夢をあきらめてほしくない。
絶対にかなえられるので、高い目標を持ってプロになってください」

<地元の激励に感激し、決意を新たにした様子
夢見る少年たちに1軍での活躍を『公約』>
「地元の応援は励みになります。
プロでは焦らずじっくりやるつもりですが、
すぐにでも1軍に上がるという気持ちでやっていきます」
中スポ

◇清水昭信
<この日三重高時代の恩師・高倉教諭が勤める
三重県伊勢市の皇学館高を訪れ、さらなる活躍を誓う>
「来年は開幕からずっとチームに貢献したい」
中日新聞


◇川上憲伸
<この日夕方、誰もいないナゴヤ球場に現れ、
屋内練習場でメジャー移籍に向けた『秘密トレ』を行う。
年末で球団関係者しか入れないため、練習の詳細は不明だが、
ウエートトレ、キャッチボール、マシン打撃など約2時間。
ボールがミットにおさまる音が響いており、
投球練習も行っていたとみられる。練習を終えて>
「ぼちぼちやっていました。
本格的? いやいや、まだ適当に体を動かしているだけですよ」
(中スポ、ニッカン


丑を画きました。すっかり遅くなりましたが、28日の話題は、
CBC『サンドラ』に出演した
立浪井端が中心でしたね。
そのなかで↑の記録備忘録
ややシンクロする話題としては、
あと41本で達成する『2500安打』が。
この日も来季をラストイヤーとすると宣言した
背番号3は、自らを奮い立たせるためにも、
この数字をターゲットとしたようですね。
ただ冷静に分析する限りでは、おそらく至難の業となりそうですが。

代打としてベストだった07年でさえ、30安打
さすがに今年のような15安打に終わることはなさそうですが、
代打のみなら、かなりのハイペースでいかないといけない。
あと91試合出場すれば達成できる2600試合出場の方は、
順調にチャンスがあれば、届くと思われますが、
正直あと1年の代打人生としては厳しいでしょう。

ただこの厳しい数字に、少しでも近づいてほしいなと。
それこそがラストイヤー、ファンにできる恩返しとなってきます。
すでに安打では「落合越え」を果たしている立浪ですが、
あと12本での「長嶋越え」だけでなく、ぜひ41本を。
このハードルを見事越えて、有終の美としてほしいと期待します。

2008年12月28日 (日)

立浪岩瀬若竜へ向けてと昌茅ヶ崎市民栄誉賞。

今年もいよいよあと4日
前日に「仕事納め」となったドラゴンズだけに、
今朝のスポーツ紙からの話題は、イベントからが多し。
そんななか、立浪、岩瀬という投打のベテランが
若竜に向けて、成長への秘訣を示しました。
そのほか茅ヶ崎市民栄誉賞を受賞、
地元に錦を飾った山本昌など
この日のドラゴンズの話題とともに、どうぞ。

ドラゴンズトピックス(27日)

◇立浪和義兼任コーチ
<静岡県浜松市天竜区の
天竜球場で行われた少年野球教室に参加。
約200人の小中学生を相手に兼任コーチは指導して>
「野球は基本が大事。
つまらなくても反復練習すれば上を目指せる」

<指導した後、中日の若手に大号令。
内容は『年末年始は自分を見つめ直して考えよ!』>
「いま何をやるべきか、自覚を持って考えていかないといけない。
みんな秋にしっかり練習したし、その後も練習していると思う。
年末年始に休むのも大切だけど、考えることは必要だよ」

<年末年始は帰郷してホッとするひとときだが、
時間があるからこそ自分を見つめ直すことを
絶対に忘れるな、というのが何よりのメッセージ。
自分自身も考えてプロの世界で生きてきた。
転機になったのが2年目の右肩痛。そのオフは筋力強化に励んだ。
20代前半の年末年始についても、キャンプで故障しないために
走り込んで下半身を強化したという>
「まあ、よく覚えてないけど、
計画的に動いていたかな。ちょくちょくね。
キャンプでケガをしたらすぐ置いていかれるからね。
しっかり体をつくってきてほしいね」
中スポ

◇岩瀬仁紀
<名古屋市のボートピア名古屋でトークショーに出演。
野球ファンだけでなく、競艇ファンも耳を傾けるなか、
駆け引き、テクニック、自己暗示など
競艇にも通じそうな勝負師のノウハウを、気前よく披露>
「打者が狙っているのはこれだろう。
じゃあ、ここにこの球を投げれば…」

<知恵。これが投手として大成する秘訣のよう>
「シーズンは調子がいいというときは少ない。
調子が悪いときにいかに抑えていくかが大事だと思う。
プロに入るような選手なら、
調子がいいときは誰だって抑えられる力はある」

<プロ11年目となる来季、若手に対して
アドバイスを求められれば答える姿勢を示して>
「聞きに来れば話しますよ」

<球界最高峰のクローザーのノウハウ。
聞いた後輩が伸びれば、チーム力の底上げになる>
「若い投手を見ていて、もったいないな、と思うことはある。
こんなにいいボールが投げられるのに、と」
中スポ


◇浅尾拓也
<東海テレビ『スーパーサタデー』に生出演後、
ナゴヤドームで行われた茨城ゴールデンゴールズ対
ドラHOTリューターズの親善試合にサプライズゲストで登場。
始球式で片岡安祐美選手とガチンコ対決。
しかし身長153センチの片岡選手との対決にも困惑。
制球が難しく、2つ続けて高めのボール球。
そしてスピードを殺した球にバットは空を切ったが>
「さすがにストライクゾーンが狭くて投げにくかったです」

<リューターズには日本福祉大時代にバッテリーを組んだ先輩がおり、
試合中はカメラマンに早変わりして、けなげに先輩の勇姿を追う。
チームは応援むなしく0-3で負け。
ただ両チーム無失策のしまったゲーム内容に気を引き締めて>
「みなさん真剣に野球をやっていらしたので、感動しました。
恥ずかしくないようぼくもがんばります」
中スポ

◆萩本欽一監督(茨城ゴールデンゴールズ)
<始球式のマウンドに上がった浅尾に対し、打者に片岡を指名。
その後おなじみのマイクパフォーマンスを繰り広げて>
「キミ、独身? 安祐美(片岡)もまだいないもんですから」
中スポ

◆峰竜太監督(ドラHOTリューターズ)
<萩本監督のつっこみに困った表情の浅尾とともに苦笑い>
「早い」
中スポ


◇高橋聡文
<名古屋市名東区の藤が丘駅前で行われた
年末もちつき大会にゲスト参加して、トークショーとサイン会を開催。
今季チーム最多だった54試合登板を、来季は上回ることを公約>
「今年は自分にとっていいシーズンでした。
来年はもっといい年にできるよう、がんばって投げたいと思います」

<寒風が吹き荒れる中でのイベントにもかかわらず、
ファン約250人が集結。この現実がその胸を熱くして>
「すごい感動しました」
中スポ

◇チェン・ウェイン
<正月といえば食べ過ぎというドラ番記者にキョトン。
自身は年末年始もトレーニングするという。
ただ、あえて正月を『返上』するのではなく、
いわゆる旧正月を大切にする台湾では、
大学も通常通りに開かれているそう>
「台湾のお正月は1月の下旬なんですよ。
だから年末年始は普通に練習しますよ」

<1月4日に再来日する予定>
「しっかり絞って帰ってきますよ」
(中スポ<ドラ番記者>

◇和田一浩
<中スポ『ドラ番・蔵出し秘話』より。
CS第2ステージを控えた10月21日の練習中に
神宮室内横のグラウンドで四つ葉のクローバーを見つける。
喜んで摘み取ると、真っ先に山本昌の元へ。
翌日先発の同僚に幸運をと、プレゼント>
「四つ葉のクローバーを見たのは本当に久々。
マサさんはすぐに帽子に挟んでいましたね」

<幸運を呼ぶ四つ葉のクローバーの効果はあったという>
「マサさんには勝ち星はつかなかったけど、チームは勝ったからね」

<だが、オチはあった。実はその日、
2つ目を見つけようと、森野と必死に探したそうだが…>
「見つからなかったんですよ。
見つかっていれば日本シリーズに行けたかも」
(中スポ)


◇山本昌
<故郷の神奈川県茅ケ崎市から『茅ヶ崎市民栄誉賞』を受け、
総合体育館で開かれた授賞式と、200勝達成記念イベントに出席。
12歳からプロ入りまでを過ごした故郷からの表彰に感激>
「今回は車で帰ってきましたが、厚木インターで降りて、
茅ケ崎までの道の風景があまり変わっていなくてホッとしました。
少年野球も、ボクが子どものころからあるチームが
今も活動してくれています。子どもの数も減っているだろうに…」

<服部市長から市民栄誉賞の賞状と記念の盾が贈られると、
自身からは額入りのユニフォームをプレゼント>
「市民栄誉賞の名に恥じないよう、力尽きるまでがんばっていきたい」

<茅ヶ崎といえば若大将こと加山雄三と、
サザンオールスターズの桑田佳祐が有名。
どうやらタイミングの問題のようだが、
それでも“超大物”2人に先駆けての受賞に上機嫌>
「そうなんだよね。あのサザンでももらっていないって言うんだから。
ホント、ありがたいことです。励みにしたいと思います。
それに野口(聡一=宇宙飛行士)さんとは同級生。
ボクは覚えていないんだけど、高校のころに会ったこともあると聞きました。
そういう地元の縁は何歳になってもうれしいもんです」

<また200勝達成記念イベントでは、
少年野球33チーム、700人の野球少年たちにピッチングを指導
質問コーナーでは『ピンチの時に心がけていることは』という質問に>
「ピンチになればなるほど、
冷静に落ち着いて、丁寧に投げるようにしています」

<『なぜ投げるときに舌を出すのですか』
という質問には、ちょっと困った顔に>
「小中学生の時も、高校生の時も出ていなかった。
プロになって最初の頃も出ていなかった。
自分では、出ていることは気づいていないけど、
シーズン中に試合でたくさん投げると、唇が痛くなるときがあります。
よっぽど舌が出ているのかな」

<生まれ育った地元での栄誉を受けて、来季への誓いを>
「元気なところを見せたい。
ローテーションで投げるのは最低限。
2ケタ勝利を挙げたいし、規定投球回数も到達したい」

<最後にこう話し、笑顔で手を振る>
「今日は茅ヶ崎の子ども達と触れ合えて楽しかったです。
みなさんも夢をあきらめないで、がんばってください」

<イベントには自身が所属した
ブラックサニーズの後輩たちも参加していた。
すっかり『茅ヶ崎市民』に戻ったベテランは、
地元への恩返しとして少年野球大会
『茅ヶ崎市・山本昌杯』や講演会の実現にも意欲十分>
「知っているチームが存続しているのがうれしい。
(野球大会のオファーに)いいじゃないですか。
(野球教室は)井端も(神奈川県川崎市で)やっている。
茅ヶ崎は野球も盛んだし、大会が出来ればね。
どんどんやってよ。プレゼンターとして毎年出て行ってもいいし、
ボールとかもプレゼントできればいいですね。
協力するよ。今の僕があるのも、ここで育ったからですから」

<野球大会のほかにも、現役引退後には、
野球少年たちに講演会を開くプランもある>
「今はまだ現役なんで、講演会は(現役が)終わってから。
僕も小中学生の時はエースじゃなかったけど、努力をすればうまくなれる」
(茅ヶ崎市役所HP「日めくり茅ヶ崎」、中スポスポニチ名古屋ニッカン

◆野口聡一氏(宇宙飛行士)
<茅ヶ崎市民栄誉賞第1号から山本昌にメッセージが届けられ>
「市民栄誉賞の受賞、誠におめでとうございます。
長年にわたる努力と精進の賜物だと思います。
私も同年代ですので、同じ茅ヶ崎出身の山本さんの活躍を
いつも頼もしく拝見しています。
これからも大きな舞台でいつまでも活躍し、
茅ヶ崎の子供たちに大きな夢を与えてあげて下さい」
(茅ヶ崎市役所HP「日めくり茅ヶ崎」)

◆服部信明市長(神奈川県茅ヶ崎市)
<茅ヶ崎市にゆかりのある人間の中から、
各分野で卓越した業績、成績を残すことなどが、授与の条件。
山本昌は野口聡一氏、土井隆雄氏(いずれも宇宙飛行士)、
三科真澄選手(北京五輪ソフトボール金メダル)に続く4人目の栄誉>
「市民や子どもたちに夢を与えてくれる」

<山本昌の名を冠とした野球大会開催プランについて、
早ければ来オフにも実現となりそう>
「これから話し合っていきたいと思います。
今後も野球教室や講演など、
何らかの形で茅ケ崎の子供たちとかかわって欲しい」
中スポスポーツ報知ニッカン


この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
自分的には和田さん「クローバー」ネタ
とても微笑ましかったのですが、それはさておき、
投打のベテランから、若竜に向けての発言がありましたね。

まずは浜松での野球教室に参加した立浪兼任コーチ
すでにコーチということもあり、
少年たちに対しての指導も堂に入っているようでしたが、
若竜に対してのモノとはやはり別。
オフに入り、すでに荒木選手会長を通じて
「チャラチャラするな」というお達しは出てはいましたが、
今回のメッセージは、兼任コーチからの
年末年始に対して、さらなる宿題ということでしょうか。

ミスタードラゴンズに学べ。例年になく、
年末年始を返上して
トレーニングに打ち込む
若竜が多いですが、
がむしゃらに行う反復練習も大切ながら、
それ以上に必要なことは、考えること
「いま何をやるべきか、自覚を持つ」
ただやるだけではダメ、考えたうえで行動を起こした方が、
より目的が明確になりますし、進歩もある。
また今回の発言の趣旨は、球団納会で落合監督が訓辞した
「1月31日までに、今までの野球人生を振り返って、
自分が何をすべきかもう一度考え、リセットして
2月1日のキャンプを迎えてください」

にも通ずるところがありますし、
ドラゴンズの首脳陣が求めるのは、そういう選手だということが
改めて知らされる号令のようにも感じました。

野球選手ならずとも、新年においては目標を立てるもの。
その際でも良いですから、しっかり自分を見つめ直し、
すべきことを明確にした上で、来春を迎えてほしいものです。


またもう一方の発言としては、トークショーに出演の岩瀬
先日、現役日本人投手最高年俸で更改した守護神ですが、
来季はその成功のノウハウ「求められれば」
若手にも伝えていく考えを示したそうですね。

数日前にCBCラジオ「ドラワル」にゲスト出演した際、
岩瀬のコメントのなかで印象に残ったのが、
「若手、本当に良いピッチャー多いですよ。
ただ頭が使えないなっていうのがありますけど。
もったいないですよね。あんなボールあったら、
自分ならもうちょっと頑張れるだろうなと思いますけど」。


今朝の中スポでも、同じような発言がありましたが、
そういう若手がぜひとも岩瀬に教えを扱いて、
少しでも自らの成長へと繋げていってほしいですね。
年齢差もありますし、立場も違う。
正直なかなか聞きにくいところがあるでしょうが、
扉が開いているなら、活用しない手はない。
さらに聞く選手、聞かない選手で違いも出てくるのでは。
いかに頭を使い、知恵を駆使し、球界最高峰にまで上りつめたのか。
その一片でも学べるチャンスがあるのは、喜ばしいこと。
憲伸アドバイスの巧さに、定評があるのは周知のところですが、
岩瀬においてもそういう面で、チームに還元してほしいなと。
まさに聞かなければ損という感の守護神理論
来季の投手陣の充実に繋がることを願いたいところです。

2008年12月27日 (土)

驚きの複数年契約、山本昌は45歳まで投げます。

今季、悲願の通算200勝を達成した山本昌
この日、球団事務所で契約更改交渉を行い、
43歳では異例ともいえる2年の複数年契約を結びました。
来季年俸は現状維持の1億5000万円プラス出来高で、2年目は変動制。
想定外の提示に最初は辞退しようとした昌さんでしたが、
「45歳まで頑張ってくれ」と押し切られ、困惑のサイン。
それでも会見では「2年やる自信はある」と語り、
「体の続く限り投げ続けたい」と意欲をみなぎらせました。
そのほか、この日仕事納めとなったドラゴンズの話題をどうぞ。

ドラゴンズトピックス(26日)

◇山本昌
<名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉を行い、
現状維持の1億5000万円プラス出来高払いボーナス、
2年目は変動制の2年契約で更改。
40歳以上での複数年契約は異例で、96年オフに
巨人から日本ハムへ移籍した落合博満(現・中日監督)が
44歳から2年契約を結んで以来となり、投手では初。
極めて珍しい交渉、自身もびっくりの複数年契約の提示に>
「僕の年で複数年は、ちょっとずうずうしいんじゃないですか? 
この年になって、恥ずかしいからやめときましょう。単年でいきましょう」

<何度も辞退を申し出たが、約1時間の交渉の末、
球団の誠意を受け止め、納得してサイン。
満面というよりは、困惑の笑みで、驚きを隠せず>
「びっくりした。この年で複数年契約なんて
想像もしてなくて、まだちょっと戸惑っているんですけど
球団のそういうご厚意なんで、ありがたく(サイン)させてもらいました。
普通、この年で複数年なんて、あり得ないでしょ。
この年で(複数年で)いいのかなということもありますし、
まず感想が出ないような感じですけどね。
もちろん、2年やる自信はあるけど、
この年齢の選手に複数年契約は球団も度胸がいることをしたなと。
最初からずっと断ってたんだけど、
これだけ長いことやらせてもらってる球団の意見に
従おうとサインしました。幸せなことです。
ありがたいですけど、まだ戸惑っていますよ。
世間の皆さんに対して申し訳ないというか、失礼でしょう。
どうもすいません、って感じですね」

<必死に訴えたが、結果は変わらず。
照れ笑いを浮かべるしかなかった>
「もう一回、契約をやり直せないかな。やっぱりずうずうしいよ」

<厳しい勝負の世界を生き抜く素直な思いが、言葉になってあふれ出る>
「年俸の方は、変わってません。
球団の方で、複数年契約をしてくれるということで、
2年(契約)なんで、45まで頑張れということなので。
でもプロ野球選手っていうのは本当は1年勝負なはずですし、
この年齢ならダメならユニホームを脱ぐ覚悟はできている。
今回こうやってありがたい話で、年俸のベースもそのままですし、
今シーズンと同じ気持ちで、また来年
頑張れるんじゃないかなというふうに思ってますけど。
来年、ひじが駄目になったら契約を破棄してもらうかもしれない。
2年やる自信はあるけど、1年、1年という気持ちは変わらない。
保障をいただいたのはありがたいことだし、
体が続く限り球団の誠意に応えたい。
上には(45歳の)工藤さん(横浜)もいる。
成績が続けば、何歳までも頑張りたい」

<人柄がにじみ出たのはここから。
通算200勝達成で、このオフはイベント出演など忙しかったが>
「おそらく今までに経験したことがない。
ここ最近はある程度、練習はできているが、早く本格的に練習したい」

<4年連続開幕投手を務めた川上のメジャー挑戦が決定的で、
来季は史上最年長開幕投手の期待もかかる。
26年目のシーズンを迎えるベテラン左腕は、さらなる活躍を誓って>
「先頭に立って、いけるところまで頑張れよ、ということ。
ローテーションで投げて2ケタ勝つのがチームに貢献すること。
今年は200勝できたし、2ケタもできたけど、
日本シリーズに出られず悔しさがあった。
来年こそは。そこで一花咲かせたい。
2年やる自信はある。日本シリーズでも勝ちたいし、
4月3日(の開幕)に投げるくらいの気持ちでやっていけばちょうどいい。
来年も今季ぐらいの活躍ができるよう頑張りたい」
中スポ中日新聞おおさか報知共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

<「一気に 2010年も投げられることになりました」
という見出しで、自身のホームページを更新>
『事前に複数年なんて話はなかったので、正直驚きました。
このご時世、本当にいいのかという思いもありましたが、
まだまだ投げ続けろということだと思い、
2年契約させていただきました。
もちろんまだ投げる自信はありますし、
球団に恥をかかせるわけにはいかないので、
まず来年しっかり成績を残したいと考えています』

(山本昌公式HP・『山本昌広NEWS』より引用、
エッセイ・路傍の一球「第158話まさかの攻撃」)


◇井手編成担当
<43歳の山本昌に異例とも言える2年契約を提示。
下交渉した際には年俸の話しか出なかったが、
生え抜きの大ベテランをねぎらう球団の深い気持ち。
積み重ねた実績に、努力を惜しまない性格を知り尽くし、
球団はお金という物差しだけで量ることはしなかったと説明。
また交渉の席では、200勝の功労金
約1000万円が贈られることも伝えて>
「この年齢で2年契約は今までにないが、彼の場合は不安はない。
体の健康管理もしっかりしているし、体力的には信頼している。
45歳までは十分やれそうだということ。
彼なら心配いらないというのもあるし、
今年(2勝だった)昨年から復活してくれて、200勝を達成した。
球団としても何とか報いたいという気持ちがあった。
長い間、投げてくれている。200勝投手はこの先、なかなか出ないと思う。
45歳まで投げてもらいたいし、彼なら十分できる。
どこまでやれるかも話題になるし、どこまでできるか見てみたい」
中スポ中日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

△ドラゴンズ・契約更改▼
12月26日(金額は推定・単位は万円)
山本昌 15000(□ 0・0%)


◇西川球団社長

<山本昌に史上最高齢での複数年契約をしたことについて。
球団側は『冒険』を否定し、契約満了後も
さらに更新する腹積もりがあることを示す>
「マサの体と、体の管理には信頼を置いてる
とりあえず45歳までだけど、最年長登板記録を破ってほしいね」

<契約更改後バッタリ会った山本昌にハッパをかけて、
浜崎真二氏(阪急)が持つ48歳10か月の更新を指令>
「45歳と言わず3、4年やって、最高齢記録を作れ。
プロ野球最年長出場、登板を塗り替えろと言った。
彼は年をとっているけど、体はすごくしなやかで強じん。
まだまだ頑張って欲しいね」

<記録更新にはあと5年が必要だが>
「球団としては、戦力として期待している。
今年に限らず、期待に応えていつまでもやって欲しい」

<山本昌の契約更改が終了した午後、
球団事務所で2008年の仕事納めが行われ、冒頭であいさつ>
「今年はケガ人が出て不本意なシーズンに終わった。
来年こそはという気持ちを持って、頑張りましょう」

<その一方で職員たちの1年間の労をねぎらい、奮起を促す>
「きょうの天気予報を見たら、
『この冬一番の寒さ』と書いてありました。
つまり、この先、寒さは来ない。
球団も金融破たんの影響などで今年は落ち込みましたが、
これからははい上がることになると考えています。
来年は我々も努力して不況にうち勝って、暖かいシーズンにしよう。
そして日本一を祝えるチームにしましょう」
中スポおおさか報知12スポニチ名古屋ニッカンデイリー


◇赤坂和幸
<帰省のために合宿所『昇竜館』を離れたが、
野球道具がびっしりと入ったバッグをいくつも抱えていた。
年末年始は母校・浦和学院の練習に日参して
みっちり体を動かすと宣言。
沖縄キャンプへ向けて『正月休み返上』の覚悟を示す>
「浦和学院の練習にできるだけ出てこようと思っています」

<ハードな練習で名高い浦和学院高。
年末年始も朝から日が暮れるまで練習が続くが、
慣れ親しんできたやり方でコンディションを整える決意>
「普通なら練習しない時期でもやるのが浦和学院ですから」

<この時期としては異例の投球練習も解禁>
「立ち投げ程度ですが、ブルペンで投げようと思っています」。
中スポ

◇小笠原孝
<ナゴヤ球場で精力的に体を動かす。
ランニングから始まり、短い距離での投球や
筋力トレーニングと、約3時間の練習にも涼しい顔で>
「筋トレは体全体をバランスよく鍛えるつもり。
まあ、これくらいの練習は普通です」
中スポ

◇浅尾拓也
<このオフ、各地で目撃する『浅尾フィーバー』。
あるトークショーで司会者に
『クリスマスの予定は?』と聞かれると>
「あります」

<悲鳴が上がったが、すぐに空気は和らいで>
「児童施設を訪問するんです」

<クリスマスに児童福祉施設訪問とは。
ドラ番記者が当日の取材を申し込んだが、丁重に断る>
「それが目的と思われたくないので…」
(中スポ<ドラ番記者>

◇人事(中スポ)
中日はこの日、堂上照昇竜館館長
池内動作解析担当豊永スコアラー退団を発表。
また豊田昇竜館館長、小山良男ブルペン捕手、
普久原スコアラー、音スカウト、渡邉育成コーチ、
島谷情報提供業務
異動も発表した。いずれも1月1日付)

◆川上が移籍先年明けに決定すると“予告”(ニッカン)

◇憲伸の声
「2008年12月26日(土)一日遅れのメリークリスマス」
川上HPの日記を20日ぶりに更新。
注目される進路についても触れて、
「今年中に何かが決まるということはなさそうですが、
年が明けたら、ある程度というか、
チームなど大まかなことは決まりそうです。
焦ってるわけではないですが、
早く次の進路を決めたいと考えています
」とファンに報告。
ちなみに今年の12月26日は、金曜日

◆スンヨプの名も…WBC韓国代表32人発表(スポニチ)
(韓国野球委員会はこの日、ソウルで技術委員会を開き、
第2回WBC代表候補の2次名簿32人を発表した。
1日発表の1次名簿45人から絞られ、イ・ビョンギュは外れた)


球団の今年の仕事納めとなったこの日、
25年目を終えたベテラン左腕が思いも寄らぬ
1日遅れのクリスマスプレゼントをもらったようで。

契約更改交渉を行った山本昌に、
球団側が提示したのは、なんと43歳の選手に対しては、
超異例ともいえる2年の複数年契約
8月4日に、球界最年長42歳11カ月での通算200勝を達成。
さらに故障や北京五輪で主力が抜けた夏場に7連勝するなど
投手陣を支え、チーム最多の11勝(7敗)をマーク。
また無四球完投勝利に、2ケタ勝利、そして月間MVPと
最年長記録ラッシュを重ねていった今季の43歳
その功績を大いに評価した球団側が、
最大限の誠意を尽くしたかたちが、今回の複数年提示
事前の下交渉のなかでは話題にも上らず、
昌さん本人としては、昨季ダウンした分(9000万)の
半分でもいいから取り返したいと臨んだようですが、
まさかとも言える条件提示にビックリ仰天!

「いいですよ。やめましょうよ」と辞退しようとする昌さんに対し、
「45歳まで頑張ってくれ。大丈夫だよ。やれるよ」と説き伏せる球団側
1時間近く続いた立場逆転の押し問答は、
結局押し切られるかたちで、戸惑いながらもサイン
それでもあまりの予想外の展開
交渉後の記者会見では、ある意味苦笑い。
また「戸惑っています」のフレーズを連発するなど、
グラウンドでもあまり見せない困惑の表情
それでもいざサインしてしまえば、その分の責任を感じる昌さん
複雑な表情を浮かべながらも「2年やる自信はある」
さらに「体の続く限り投げ続けたい」と、
26年目の来季に向けて、意欲をみなぎらせていたようです。


うれしはずかし複数年。井端、荒木、森野に、岩瀬
主力選手に次々と複数年契約
提示してきた球団側
その際にも、後に交渉を
控えている昌さんにも
もしかしたら複数年
提示するんじゃないか?
いやないないと、
冗談半分で思っていましたが、
まさかそれが現実のものになってしまうとは。
先日の井端結婚のときもそうでしたが、
ネットからの情報で「昌さん2年契約」を知った時は、
思わず大爆笑してしまいましたね。
『昇竜賞』を受賞したように、
まぎれもなく今季のチームのMVPといえば、昌さん
それゆえにアップ査定は間違いない。
ただおそらく単年契約だろうなと予想していたのですが、
結果的には『現状維持+出来高での2年契約』。
「彼の場合は心配いらない」と
まさに球団からのお墨付きまでいただくこととなった
来年を飛び越して、再来年までの現役続行は、
自分にとっては、とてもうれしく思えることとなりました。

確かに、打のベテランでもある立浪が、
すでに来季いっぱいでの引退を宣言。
その上で投の昌さんまでもが、引退となってしまっては、
興行面においても、不安な部分もあったりするのでしょうが、
それ以上に、43歳ながらチーム「必要だ」と言わしめる存在。
まさに恐るべし大ベテランだなと思いましたね。

それにしても、今季の昌さんは良く投げてくれました。
エース・川上が五輪で抜けたうえ、朝倉、中田が軒並み不振。
吉見、チェンら若手が台頭してきたものの、
チームの軸として、一番苦しい時期を投げ抜き、
勝ち星を重ねてきたのが、開幕時はローテボーダーだった背番号34
やや足踏みも心配されましたが、得意の夏場で絶好調。
特に2年越しの悲願であった200勝を、
地元・ナゴヤドームでの巨人戦、しかも完投
飾ってくれたときは、まさに感謝感激の思いでした。

そんな昌さんですが、来季は44歳
しっかり体調管理をしていることもあり、
契約した2年間はある程度計算できるとは思われますが、
この大ベテランとともに、チームの中心になって
支えてくれる投手が出てきてもらわないといけないのも事実。
『昌2世』になるような選手は、現状では見当たりませんが、
せめて昌さんが元気な投球ができるうちに、
そういう選手の台頭も必要ですね。
もちろん昌さん自身としても、
「2年」という期間こそ保障されているものの、2年目は変動制
過去に複数年契約は経験済みとはいえ、
ある程度の安定感がないと、チームの競争に勝てないことは、
昨季の経験からも承知済みではあるでしょう。

ここ数年ではベストとも言えるシーズンを、
ビックリ仰天の契約で締め、さらなる極みへと進んでいく昌さん
ぜひともこれからも、元気に投げ続けてもらいたい。
そして杉下茂氏が持つ、中日球団記録211勝の更新。
さらに究極の目標となってきた「日本シリーズ初勝利」。
それらを成し遂げるべく、より一層の鍛錬を期待。
まさに限りなき世界に挑み続けるベテラン左腕の行く末を
ファンとしては、これからもしっかり見守っていこうと思います。

なおこれで、ドラゴンズの選手で、
契約を更改していないのは、日本人では谷繁
外国人としてはイ・ビョンギュと、2人だけになりました。

2008年12月26日 (金)

ドラゴンズ来る人去る人2008。

クリスマスが終わると、年末もいよいよ加速。
2008年もあと1週間を切りましたが、
STも恒例の年末企画をいくつかと。
その第1弾は、おなじみの惜別球人
今朝の中スポには、第二の人生を歩み始める
元竜戦士の進路が掲載されていましたが、
9日のスポニチに出ていた思い出などと共にまとめて紹介します。


ところでドラゴンズ『来る人・去る人』は以下の通り。

<IN> (13選手・5コーチ)
小山桂司(北海道日本ハム→トライアウト)
河原(元・西武→テスト入団)
野本、伊藤準規、岩﨑恭平、
高島、岩田、小熊、井藤真吾
(ドラフト)
加藤、小林高也(育成ドラフト)
ブランコ、パヤノ
稲葉、高木、中村武志、渡邉、上田
(以上コーチ)

<OUT> (9選手・5コーチ)
川上(FA→メジャー志望)
中村紀洋(FA→東北楽天)
森岡(トライアウト→東京ヤクルト)
上田(任意引退)
ウッズ、クルス、高江洲、小山良男、普久原(以上自由契約)
高代(WBC日本代表コーチ)、宇野(野球解説者)、
高橋三千丈韓国・LG内定)、(球団スカウト部)、
古久保(東京ヤクルト2軍バッテリーコーチ)


◇小山良男→ 中日ブルペン捕手
<通算成績>出場9試合、打率.167、0本塁打、1打点

<思い出>
05年にプロ初安打を放ち、二塁を欲張ってタッチアウトになったこと。

<中学で1度、高校で2度、大学では3度も日本一を経験。
JR東日本から即戦力と期待されて入団したものの、
出場は4年間で、わずか9試合と不完全燃焼。
今季は一度も1軍に昇格できず、戦力外通告を受けた>
「すべてにおいて力不足でした。
捕手として肩がプロレベルに達してなかった
1軍でもう少し出たいという気持ちはありましたが…。仕方ありません」

<横浜高では松坂(レッドソックス)の女房役として
甲子園春夏連覇に貢献。強豪校をまとめ、日本一のエースをもり立てる。
その強い思いが自らのレベルアップにつながったが、
プロではわずか9試合の出場に終わる>
「野球の原点は高校時代。
松坂の球を捕るために一生懸命練習した。
それが自分の技術向上に役立ちました」

<捕手という持ち場は同じでも、
立場が変わると全く『仕事』が違った。
現役を退いて数カ月、あらためて『キャッチング』という
シンプルな動きの難しさを実感している>
「選手だと捕ってから早く投げることに意識がいきます。
一方で、投手を気持ち良くさせるような
『捕球のスペシャリスト』がブルペン捕手。
自分はまだまだ。これからはキャッチャーミットも作り直したり、
いろいろ試していこうと思っています」

<将来的には取得済みの高校の教員免許を生かして
指導者の道も夢に描くが、当面はそれも封印。
今後はブルペン捕手として新たな野球人生をスタートさせる>
「これからは投手のレベルアップを助けていきたい。
チームに貢献したい。肩は関係ありませんからね。
キャッチングひとつで投手は変わる。ブルペン捕手のプロになります」
中スポおおさか報知スポニチ

◆高江洲拓哉(→ 一般企業に就職予定)
<通算成績> 1軍出場なし

<思い出>
「プロ生活3年間はいい思い出も悪い思い出も特になし」

<戦力外通告を受けたのは、
秋季キャンプ第2クール初日のことだった>
「寮に帰るバスに乗ろうとしたらコーチから
『明日、球団事務所に顔を出してくれ』と言われました。
今季は新人が9人も入団したし、時期が時期だから、
ついに来たか……という感じでしたね。
球団社長から『来年の構想に入っていない』と告げられた。
高校時代から感覚だけで投げていて、
確たる自分のフォームや調子の上げ方が
わからないままもがいていましたからね。
調子が落ちても戻すべき自分の型がない。
気持ちばかりが焦るという悪循環でした」

<3年間という短いプロ生活だったが、
目の当たりにした一流選手の凄みは目に焼きついている>
「キャンプの時のブルペンで(山本)昌さんが
キャッチャーがミットを構えた位置に
寸分たがわず投げ込んでいるんですが、
『おかしいなぁ』とでも言いたげに首をかしげているんです。
横にいた僕は『あの球で何で!?』とワケがわかりませんでした。
でも、それが200勝投手と僕のレベルの差だったんでしょうね」

<11月には合同トライアウトを受験したが不合格。
名古屋の球団寮を引き払った現在は、
東京・三鷹市内の実家で両親と弟と暮らす>
「そもそも僕はプロになれるなんて思ってなかったので、
高校卒業後に就職するつもりで
都立の工業高校に進学したんです。
父親は鉄筋工で、建設不況のあおりで仕事が減って
家にお金がないのは知っていましたから。
高校の授業は好きだったので、
3級機械技能士(普通旋盤作業)の資格を取得して
就職に備えていたんです」

<中日入団時の契約金3000万円はもう残っていない>
「僕は車(トヨタ・ヴァンガード=約300万円)を買っただけ。
残りは両親にあげました。
そしたら税金で700万円近くも持っていかれてビックリ。
だから税金に関するニュースには敏感になったし、
公務員の横領とか不祥事が発覚すると、
警察官になった友人に『真面目に仕事しろ。
おまえたちの給料はオレの税金だぞ』と
メールを送ったりもしました(笑い)」

<年明けにも就職活動を本格的に始める予定>
「習慣ですかね。体を動かしていないと気持ちが悪くて
ジムに通い始めたんです。家にいるとお腹も空かないんですよ。
年内はゆっくり過ごして、年明けからは就職活動です。
希望の職種ですか? ぜいたくを言える立場ではないので
資格を生かした仕事ができれば。
特にやりたい職種というのは今のところありませんが、
いろいろ面接を受けようと思っています。
弟も野球をやっていて、中1ですでに身長178センチ、体重70キロ。
足のサイズは29センチなんです。
投手向きではありませんが、野手ならプロで成功するかもしれません」
(中スポ、ゲンダイネット

◆タイロン・ウッズ(→ 日本球界での現役続行を希望)
<通算成績>出場824試合、打率.289、240本塁打、616打点

<思い出>
「日本のファンから温かい声援をもらったこと。
3度の本塁打王と日本一になったこと」

◆ラファエル・クルス(→ 不明)


◇上田佳範→ 中日外野守備走塁コーチ
<通算成績>出場1027試合、打率.236、37本塁打、192打点

<思い出>
「多くのファンに温かい声援を送ってもらったこと」

◇普久原淳一→ 中日スコアラー
<通算成績>出場5試合、打率.000、0本塁打、0打点

<思い出>
「07年に開幕1軍に残れたこと。代走出場で得点を記録した」


コーチを含めて、INとOUTを紹介しましたが、
今季は戦力外通告が遅かったうえに、その人数もわずか。
そのうえ、球団3人が残ることもなり、
第二の人生的なアプローチは、少なかったですね。
その中で今朝の中スポには、今後はブルペン捕手として
縁の下からチームを支えるという小山良男の話題が。
横浜高の全国制覇時の主将を務めたうえに、大学でも日本一を経験。
『松坂の女房役』は、社会人出身の即戦力として入団したものの、
やはり谷繁というそびえ立つ牙城には、太刀打ちできなかったか、
なかなか1軍にも上がってこれなかったですね。
スポニチには肩の弱さが指摘されていましたが、
今季は田中、小川、前田らが続々1軍へ上がっていくなか、
結局一度も昇格できずに、オフには戦力外通告を受けることに。
一時は、トライアウト受験も考えたそうですが、
最終的には、球団からの打診を受け入れ、
来季からはブルペン捕手として、再スタートを切ることになりました。


宴会部長など周囲を盛り上げる能力?と、
キャッチングを買われてのブルペン捕手への転身。
しかしこの日の小山のコメントからは、
捕手ブルペン捕手の違いの一片を知りましたね。
特に「キャッチングひとつで投手は変わる」。
その日の投手の状態を捕球によって把握し、コーチに報告する。
また連日準備をしなくてはいけない中継ぎ陣の
気持ちを鼓舞していくようなキャッチング。
そのほか、常に投手を第一に考えなければならないうえ、
『捕球のスペシャリスト』という立場のブルペン捕手
しかし陽の当たらない部分ながら、その役割というのは、
とても奥が深いものではないかと感じました。

現在ドラゴンズには、90番台後半の背番号を付ける
ルイス、中野、藤井、三輪という
ブルペン捕手の先輩方が何人もいますが、
ぜひとも彼らとともに、来季以降は
『信頼できる壁』としてチームを盛り上げてほしいですね。
新たな役割に果敢に挑戦し、その分野で一人前になる。
そしてドラゴンズにこれまでと違うカタチで恩返し
「これからは投手のレベルアップを助けていきたい」と意気込む
小山ブルペン捕手の今後の健闘、楽しみにしています。

頑張れ高江洲さん。またその他の8選手においても、
ドラゴンズでの野球人生
終わりを告げますが、
新天地でのご活躍
願いたいですし、
特に一般企業に就職するという
高江洲さんには、
まだ21歳と若いこともありますし、
頑張ってもらいたいですね。
まあ新たな選手を入れることになれば、
ユニホームを脱ぐ選手を出さないといけない。
辛い部分ではありますが、それが「競争社会」である
プロ野球の摂理でもあったりします。
その一方で、引き続きドラゴンズのユニホーム
着ることとなる選手たちには、「選ばれし者」として、
より一層、グラウンドでの奮闘を期待したいところ。
彼らのため、それ以上に自らのために、
これからも汗を流して、鍛錬していってほしいです。


ドラゴンズトピックス(25日)

◇岩瀬仁紀
<愛知県西尾市のロイヤルスクエア平安殿で行われた
後援会総会とふれあいパーティーに参加。
パーティーの最後に来季への決意を語って>
「リーグ優勝と日本一を目指す」

<またこの日、市役所も表敬訪問。
市役所一階ロビーの展示コーナーに初めて立ち寄る。
今年5月から西尾の良さをPRする『ふるさと大使』を務めており、
中村市長から西尾まつりなどのポスターへの写真や
コメント掲載を依頼されると、快諾>
「育った地に少しでも恩返しできれば。
自分が活躍して、みんなが喜んでくれればいい」

<来季のテーマの一つとして『自己ベスト』の投球復活を挙げる>
「このオフはけっこう休ませてもらっているし、
もう一度、原点というワケではないけど、
自分のイメージの中にあるいい形で投げたい」

<全日程終了から2カ月間、野球を離れて充電に集中。
12月まで投げ続けた昨年とは比較にならないほど、
左腕に休養を与えられている。
今年一区切り乗り越えたことで気持ちは少し軽くなった。
思い切った挑戦もできる来季、理想像になるのがかつての自分>
「(今季は)ずっと良くなかった。
50試合登板と30セーブはこれからも続けられる限り続けていきたい」
中スポ中日新聞


◇谷繁元信

<痛めていた腰を手術し、契約未交渉のまま越年することが決まる。
今季は113試合の出場にとどまり、
5年ぶりに規定打席に到達しなかったが、
腰椎の椎間狭窄(きょうさく)症で
骨の一部を削る手術を受け、すでにリハビリは終了>
「腰の治療に専念してます。
(越年は)仕方ない。あと3年、頑張りたいから」
スポニチ名古屋

◇西脇球団代表補佐
<腰の手術のため未交渉だった谷繁について>
「腰の手術をしたようで、交渉日程は未定。年明けになります」
スポニチ名古屋


◇田中監督付スコアラー
<スコアラーは今年の資料整理や、
来年の資料作りのため、クリスマスのこの日も仕事。
前日は川相コーチと資料作りの打ち合わせをしていたという>
「まだ全部完成していなくてね」

<球団担当制を敷いているが、
阪神担当だった井本スコアラーと、
横浜担当だった佐藤スコアラーの担当球団が
入れ替わるほかは変わらない>
「どこへ行ってもちゃんと仕事ができるように」
(中スポ<ドラ番記者>


◇朝倉健太
<屋内練習場で長峰を相手に約40メートルの遠投。
今後も『無休』で肩をつくり続けることを明かして>
「今年ボクは野球をやっていませんからね。
これからもやっていきますよ」
(中スポ)

◇新井良太
<ナゴヤ球場でのトレーニングをこの日打ち上げる。
ウエートトレなどで、みっちり汗を流すと、
年末年始も実家のある広島市で1日も休まないことを宣言>
「まったく体を動かさない日がないようにしていきます。
そのままの状態でキャンプに向かいたい」
(中スポ)

◇佐藤充
<東北楽天・山﨑武司、カブス・福留のハワイ自主トレに参加する>
「去年も同行させてもらいたかったんですけど、日程が合わなかった。
すごい打者2人の目線を聞くチャンスだと思う。
打者からは、どういうふうに投手を見ているか。
打者目線から見た投手のアドバイスをもらえればと思う」

<ここ2年で1勝。何かを変えたくて、
日本生命の先輩・福留に弟子入りを志願。
10月に右ひざ半月板の内視鏡手術を受けたばかり。
温暖なハワイの地は、リハビリにも最適
期間は年明け6日前後から10日間ほどの予定>
「暖かいところでやりたいというのもあった。しっかり走って体をつくりたい」
(中スポ、おおさか報知

◆楽天・川岸が年明けから豪州で自主トレ(サンスポ)
(東北楽天・川岸がこの日、年明けから
オーストラリア・ゴールドコーストで自主トレを行うことを明らかに。
中日時代の同僚である小笠原など数人が参加する予定で、
期間は10日間ほどになる予定)


◇川上憲伸
<中日からFA宣言したが、
その進路が早ければ年明け早々に決まることが明らかに。
この日の午後3時すぎにフラッとナゴヤ球場に訪れ、
屋内練習場内のウエートルームで軽い筋力トレを行い、約1時間滞在。
例年1月にサイパンで合同自主トレを行っている
小笠原、朝倉、長峰、前田と顔を合わせ、
来年の自主トレについて話しあったもよう。
さらに同球場でトレーニングを続けるメジャーの先輩・福留と会話も。
約1カ月ぶりに口を開いた表情はにこやか>
「進路? ボクの中でいろいろ考えながらやっています。
でも、まだ(移籍先は)決まっていません。
まだ決まっていないからここにいるんですよ。
でも、(決断の)期限は特にない。気にしていない。
まあ、年明けになることは間違いないです」
中スポ共同通信社ニッカン

◆福留孝介(カブス)
<この日は屋内練習場内のウエートルームで
軽い筋力トレーニングをした川上と
メジャーについて話したと思われるが、とぼけて>
「憲伸さん、いたの?」
中スポ

◆小池代表取締役社長(有限会社ブラントン)
<川上のマネジメントを務めているが、
すでに代理人を務めるエバンス氏のもとに
数球団からの正式オファーが届いていることを明かし>
「いくつかの球団から正式なオファーがきて交渉している段階です。
これからクリスマス休暇に入るので交渉は年明けになりますが、
うまくいけば年明けの早い段階で決まるかもしれません」
中スポ


この日のドラゴンズの話題としては、
川上憲伸が選手会納会以来、
約1カ月ぶりに公の場に姿を現し、
その進路について、自らコメントしたようですが、
自分的には、それよりも気になっていた
谷繁の近況がわかったのがうれしかったですね。

前日の岩瀬の更改により、ドラゴンズの日本人選手
まだ未更改なのは、きょう26日に交渉を行う昌さんとこの谷繁
結果的に「越年決定」とはなってしまったものの、
スポーツ紙にも話題が全く出てこないため、
一体どうしてしまったのか、心配していましたが、
スポニチによると、痛めていた腰の手術をしたそうで。
それでも「すでにリハビリは終了」となっていたので、
来春のキャンプには影響はないようですね。
まあこれも早くオフに入れたことがプラスになっているんだなと。

それにしても、谷繁のコメントがまた頼もしいこと
「あと3年、頑張りたいから」ですか。
若返りを図ることがこれからの3年間のドラゴンズの命題であり、
ポスト谷繁はその最重要課題ではありますが、
田中くんに、前田くん、さらに頑張らないと、
このアラフォーの牙城を越えるのは容易じゃなさそうですよ。

2008年12月25日 (木)

生涯守護神宣言、岩瀬現状維持4年でサイン。

ドラゴンズの守護神・岩瀬仁紀が、
クリスマス・イヴのこの日、
契約更改交渉を行い、年俸変動制の4年契約を締結。
来季の年俸は、現状維持の4億3000万円プラス出来高払いで、
3年連続で現役日本人最高年俸投手となりましたが、
すでにドラゴンズで現役を終える決意も示していた岩瀬は、
今後の目標として『生涯ストッパー』を宣言。
「40歳まで抑えをきっちりやった人はいないですから、
やれるところを見せたい」
抑えにこだわる決意を語りました。

ドラゴンズトピックス(24日)

◇岩瀬仁紀
<名古屋市中区の球団事務所で契約更改交渉をし、
現状維持の4億3000万円プラス出来高払い。
2年目以降の年俸変動制の4年契約でサイン。
複数年契約の提示を受け入れ、4年後も守護神での活躍を宣言。
『40歳になれば先発ということも考えるのか?』という質問に>
「4年後も一番後ろで投げているのが理想です。
年がいってもできるんだというところを見せたい。先発は考えてない。
頭(先発)はいても(ベテランの抑えは)逆にいないから、
年齢を重ねても、後ろで投げられるというのを見せたい。
先発も抑えもきついけど、僕は職業慣れしていますから」

<複数年契約の期間は4年となったが、すんなり受け入れ>
「出してもらったものが4年で、
何が良かったか分からないけど、言われたものでやりたい。
去年は自分の中で今後どうしていくか、はっきり見えていなかった。
今年ははっきり見えた。生涯中日? はい。そうです。
それだけ信頼されているということはうれしいことです」

<今季は51試合に登板し、3勝3敗36セーブ。
10年連続50試合登板、4年連続30セーブは
どちらも史上初の大記録。それでも年俸は平行線>
「それが一番妥当かなと思ってます。
50試合登板と、30セーブは最低ラインですね。
自分としてはやっていかなきゃいけないと思う」

<FA権を取得した昨年の更改では、単年契約を選んだが、
この一年で経験したことが、環境を変えて挑むという意識を消した>
「(昨年は)メジャーの選択肢が心に引っ掛かっていた」

<北京五輪では、4試合で3敗と心も体も傷ついたが、
敗北のつらさだけでなく、進むべき道も示してくれた。
中日で野球人生を全うすると決意して>
「正直、海外に気持ちが向いたこともあったが今はない。
食事の面とか、いかに海外の環境が自分に合わないのもわかったし、
中日は地元で、もともと好きで入った球団だし、
環境面も自分に一番合っている場所だと思って決断した。
勝ちゲームをいかに拾っていくか。それが僕の仕事。
期待を裏切らないようにしたい」

<99年の入団から10年を振り返り、来季を新たな出発と位置づける。
生涯中日を決めた今は未練は全くない。
中日の守護神はまだまだ絶対的存在として、マウンドを守り抜く>
「今年は厳しい1年だったけど、それを乗り越えることができた。
この10年は自分でも想像できないくらい頑張ってこられた。
ここまでやれるとは想像できなかった。
1年、1年を必死で、振り返らずやってきた。
節目の10年が終わったから、来年からは新しい気持ちでやっていきたい」
中スポ中日新聞スポーツ報知共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


◇井手編成担当
<投手と野手ではケガによる影響が違うため、
球団側としては投手の複数年契約には消極的だったが、
岩瀬に4年の複数年契約を提示したことについて>
「投手の複数年契約は失敗したことがあるので
結ばない方針だったが、岩瀬は別。
岩瀬のこれまでの功労に報いないといけない」
(中スポ、中日新聞


◇平井正史
<2回目の交渉に臨み、1200万ダウンの7300万円でサイン。
前回80分、今回75分、計155分間のロングラン交渉の末、
球団側が歩み寄りを見せ、前回提示より300万の上積みが
贈られたが、ホッとした様子>
「前回、中継ぎの大変さを訴えました。
長くやっていれば、疲労はたまっていくものだと。
それが理解されたんだと思います」

<今季は中継ぎで37試合に登板し1勝1敗。
不振で2度の2軍落ちを経験するなど、苦しいシーズンを強いられたが>
「完ぺきな体調の時が一度もなかった。
自分としては、体のケアの仕方を勉強し直すことも大切かなと思いました」

<すでに現在もオフ返上でトレーニングを続けている。
今後はシーズン中の故障の再発を防ぐための方法を考え、
実行していきたいという>
「去年、今年と(成績が)あまりよくなかったので、
来年はやらないとヤバい」

<背水の来季はセットアッパーとして完全復活したい考え。
右の中継ぎの柱として、守護神・岩瀬に必勝リレーをつなぐ決意>
「今年がんばった浅尾と高橋の中に入り、3人でうしろにつなげたい。
とにかく来年はフルで1軍で投げられるようにしたいですね」

<オフの過ごし方は、と聞かれ、笑顔で答える>
「お酒を飲みすぎないこと」
中スポおおさか報知スポニチ名古屋ニッカン

△ドラゴンズ・契約更改▼
12月24日(金額は推定・単位は万円)
平井 7300(▼ 1200・14%)
岩瀬 43000(□ 0・0%)


◇山本昌

<名古屋市の名鉄百貨店本館10階で
31日まで開催される『2008中部報道展』の開場式に出席。
ドアラ、関係者とともにテープカットを行う。
自身が200勝を達成した試合の写真を前に笑顔を見せて>
「昨年からやきもきさせましたが、
何とか今シーズンに達成でき、反響に驚いています。
オフは大変忙しいですが、充実したシーズンになりました」

<展示作品を見学すると、事件報道にも関心を寄せる>
「スポーツの話題は華やかだし、大体知っていますけど、
ニュース報道の方は、いたましい事件も多く、
複雑な気持ちにさせられますね」

<多趣味で知られるが、新規開拓?には否定的>
「自分ではデジカメももっていない」

<あす26日に予定されている球団との初交渉で、
複数年契約の要求を封印して臨む構えであることを宣言>
「契約の内容がどうなるかはわかりませんが、
こちらから話すことはとくにないですね。
この年になって(条件は)あまり気にしていない。
複数年? 要求しませんよ。
してあげるって言われれば別ですけど(笑)。それほど厚かましくないです」

<43歳にしてチーム勝ち頭。
年齢と今季の成績を考えれば要求するのも
あり得る話だが、自身にその欲がない。
背水の陣どころか炎を背に、26年目のシーズンに突入する構え>
「タツ(立浪)もいろいろ(来季限りで引退)と報道されていますが、
ボクたちの年齢になってくると成績が伴わなければ終わり。
来年駄目ならユニホームを脱ぐ決意は変わらない。
それは一貫しています。
今年だって、旭川(7月15日の巨人戦)で勝っていなければ、
どうなっていたかわからないんですから」

<式典を終えると、スーツ姿のままナゴヤ球場へ。
キャッチボールを行うなど、空き時間を活用して練習を。
過密スケジュールは続くが、合間を縫って体を動かす>
「まだこっちで練習しますよ」
中スポ<ドラ番記者>おおさか報知ニッカン

◇新井良太
<ほぼ無休で顔を出しているナゴヤ球場にこの日も出現。
26日に広島に帰省するが、故郷でも休む予定はないという。
実兄の貴裕、金本ら阪神勢とともに、元日もトレーニングをする予定>
「向こうでもウエートトレーニングなど、
こっちでやっていることを続けます」
(中スポ)

◇長峰昌司
<屋内練習場で筋トレを行う。
トレーニング室にこもり、みっちりと筋肉に刺激を与えていた様子。
オフも休まず、体の土台づくりに励む>
「今の時期にやっておかないと。
キャンプが始まると投げることが中心になってしまうので」
(中スポ)

◇井藤真吾(ドラフト7位)
<中京大中京高から入団するが、
ドラフト後は毎日中スポを熟読しているという。
「(中日入りが決まる前は)
スポーツ新聞を読むことはそんなになかった」

<これから自分が入る『職場』が書いてある。
気になるのは当然だろうが、かなり細かく読んでいる様子>
「中日のことが毎日、詳しく記事になっているので。
先輩のみなさんは野球教室やトークショーなどを
いろんなところでされていて、ファンを大切にしていると思いました。
練習をしている方もたくさんいて、
オフだからといって休んではいないと思いました…」

<オフ情報を熟読し、背筋を伸ばしている>
「すでに危機感があります」
(中スポ<ドラ番記者>

◆川上、上原の争奪戦はまだ盛り上がらず…(サンスポ)

◆66人限定!ドアライダー ユニー、抽選販売(中日新聞)
(ユニーは元日の初売りに合わせ、
ドアラの20型電動アシスト自転車
『ドアライダー』を福袋として限定販売する。
パナソニックの共同企画で、価格は9万9800円
愛知、三重、岐阜、長野の4県のアピタ、ユニーの77店舗の
特設会場にある用紙で応募し、抽選で66人に販売する。
かごにはドアラの顔をデザイン。車輪のスポークには、
リーグ優勝回数を示す7つの星が並ぶ)

◆2009年アピタ・ユニーのガンタン初売り 新春特別企画
「電動アシスト自転車ドアライダー」

(アピタ・ユニー)
◆2009年アピタ・ユニーのガンタン初売り新春特別企画
「ドアラと行く!球団承認 沖縄ドラゴンズ応援ツアー」

(アピタ・ユニー)

◇『2009ドラゴンズ福袋』発売のお知らせ(公式サイト)
(2009年1月1日元旦朝9時より、
イオンナゴヤドーム前SC内“ドラゴンズ ショップ”にて、
『2009ドラゴンズ福袋』を発売。500個限定。税込¥5250)


ドラゴンズの守護神・岩瀬
この日、球団事務所で契約更改交渉を行い、
現状維持の4億3000万円でサイン。
今季は背中など全身の疲労に悩み、
51試合に登板し、3勝3敗36セーブ、防御率2.94と、
やや安定感に欠ける部分もありましたが、
史上初となる10年連続50試合以上登板
4年連続30セーブ以上の成績が評価され、年俸自体は横ばい
3年連続となる現役日本人投手最高額を死守することとなりました。

そんな高額年俸選手の交渉ではありますが、
交渉時間もわずか30分と、
そんなに時間がかからなかったようですね。
既に前日に『生涯ドラゴンズ』を決意していた岩瀬
それに対する球団側も、長年の功労に報いる形で、
投手では異例という、4年という複数年を提示。
昨年は残留かメジャー挑戦かで迷い、単年契約を結んだ岩瀬も、
北京五輪の「悪夢」もあって、その迷いも解消。
ドラゴンズで現役生活を全うする意向を示した守護神にとっては、
今回の交渉は、そう迷うものではなかったようです。

そしてこの日の会見では、複数年を結んだ4年後
さらにそれ以降自らのプランを語ったようで。
ここまでの10年間、中継ぎ、そして抑えとして、
ドラゴンズ勝利の方程式を支えてましたが、
38歳となる4年後も、さらに40歳になっても、
『ストッパー』という仕事を続けていくことを宣言。
「節目の10年が終わったから、来年から新たなスタートを切りたい。
40歳の抑えはいないから、後ろで投げられるところを見せたい」

アラフォーになろうが、自分の仕事はあくまで『抑え』。
生涯ドラゴンズの守護神として、活躍していきたいと語りました。


すっきり来年を迎えよう。現役日本人最高年俸投手
「防衛」した岩瀬
4年という長期契約を
結んだあとの会見で
何を話してくれるのか、
期待していましたが、
なんと『生涯ストッパー』
宣言してくれるとは。
常に修羅場を任され、積み重ねてきたこと、
10年連続50試合以上登板に、
4年連続30セーブ。
史上初という記録を打ち立て、通算セーブ数も193
まさに『ストッパー中のストッパー』が、
10年という節目を終え、新たなステージに向けて立てた目標。
その意識たるや、とても頼もしいなと感じました。

おそらく落合監督は、よほどのことがない限り、
岩瀬守護神として、今後の3年間も使っていくでしょう。
さらにプラス1年を過ごし、4年契約を終えると38歳
しかし守護神の目はその先にも向かっており、
40歳になっても、ストッパーとしてやれるところをみせたい。
本来なら3年持てば上々という抑えに、新たな概念を植え付ける。
それができるのは、おそらく岩瀬の他にはまずはいないでしょうし、
まさに『鉄腕』ならではの壮大なるプラン
ぜひとも頑張ってもらいたいと思いますね。

そのためのノルマとなってくるのが、
50試合登板に、30セーブ。
数字については後から付いてくるものと
常々話している岩瀬ではありますが、
順調にクリアしていけば、
名球会入りの基準となる250セーブはもちろん、
通算最多記録である「286セーブ」の更新も、現実味を帯びてくるのでは。

ただそのためには、これまで以上の鍛錬ケアが必要。
ドラゴンズには、昌さんという
『丈夫の手本』がおりますが、あくまでも先発投手として。
抑えとは違いますし、岩瀬ならではの調整法をしていかないと。
それでもきっと成し遂げることができるはずですし、
ぜひとも達成してほしいと、期待したいですね。
まずは新たなステージとなる来季、すぐさま200セーブに乗せて、
よりモチベーションを高めていってほしいところ。

これからもずっと『ドラゴンズの守護神』として
君臨していってほしい背番号13
11年目の来季も、きっちり勝ちを拾って、
自らのその価値を高めてほしいと願っています。

2008年12月24日 (水)

岩瀬も生涯竜へと清水昭信浅尾3年目への備え。

きょう24日に契約更改を行う予定の
ドラゴンズの守護神・岩瀬仁紀
この日「一日警察署長」のイベント終了後に
交渉に関して触れ、球団側が提示するとみられる
複数年契約を受け入れる意向を明らかに。
これにより井端、荒木、森野に続いて、
鉄腕「生涯ドラゴンズ」も濃厚となりました。
その他、若竜たちの野球教室からの話題とともにどうぞ。

ドラゴンズトピックス(23日)

◇岩瀬仁紀
<岐阜県下呂警察署の一日署長を務める。
約200人のファンが詰めかける中、警官の制服に身をつつみ、
JR下呂駅前では年末年始地域安全運動を
呼びかけるチラシを配るなど活動。
犯罪、事故の『ストッパー』として任命された守護神は
初体験の一日署長に初々しい笑顔を浮かべ>
「一日署長は記憶にない。
警察官の制服を着て、身が引き締まる思いがします。
こうした機会を通じ、少しでも防犯意識が高まれば。
オレオレ詐欺なんかには、自分も引っかからないようにしないと」

<一日署長を務めた後、
きょう24日に予定されている契約更改交渉に触れ、
球団側が提示するとみられる
複数年契約を受け入れる意向を明らかに>
「複数年契約? そう言って頂けるのはありがたいこと。
引退するまで中日? そういうことになるでしょう。
この先何年やっていくのか分からないけど、
そのこと(FA移籍の問題)は自分の中では解決していて、
僕自身がどこかに行くということはない」

<昨年は単年4億3000万円か、初年度4億2000万円の
変動制4年契約を提示され、単年を選択。
『人生は一度きりしかない』と含みを持たせていたが、
『生涯・中日』を決意した決め手は、
皮肉にも苦渋を味わった8月の北京五輪だった。
日本代表として出場し、3つの黒星を喫する乱調。
違う環境に身を置くことで、今が最も整った環境と認識。
説明を始める前に言葉を濁し、少しの間、沈黙していたが>
「できればこれはあまり言いたくないんだけど、
決めたのは北京オリンピックの時です。
普段自分がやっている調整ができないということが、
いかにパフォーマンスに影響を与えることかよくわかった。
野球は体が一番大事。今後、何年できるかは分かりませんが、
ここ(中日)がやりやすい環境だと実感しました。
やっぱり中日が自分には一番合っていると思ったので」

<年俸に関しては柔軟に対応する構え。
今季は現役投手最高の4億3000万円。
51試合で3勝3敗36セーブ、防御率2.94の成績だが>
「(成績に)満足はしていません。
あとは球団が僕にどういう評価をしてくれるか。
トップとかにはこだわっていません」
中スポ中日新聞スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン12


◇清水昭信
<滋賀県愛荘町のふれ愛スポーツ公園で行われた野球教室に
中川、三木、鎌田圭司氏(元中日、現会社員)、
村西辰彦氏(元日本ハム)とともに参加。
小、中学生180人を約2時間半指導して>
「子どもたちからパワーをもらいました。みんな元気でよかったです。
普段、ぼくがコーチから教えられていることを話しました」

<年明けに山本昌と一緒に、鳥取で自主トレをすることを口に。
今年に続いて2度目の『合同』トレに夢は膨らむ>
「学べるところは学んで、盗みたいと思います。
全部盗みたいくらいですけど、そんなことはできないので、
できることをやりたい」

<名城大2年からワールドウィングに通っているが、
山本昌と一緒にトレーニングするのは今年が初めて。
投球フォームの映像を見てもらい、修正点をアドバイスされて>
「ひじの使い方を教えてもらいました」

<ベテランと濃密な時間を過ごして、学び、鍛えたが、
自分の課題を考えると、まだ疑問がわいてくる。
今シーズンを経てその思いを強くして>
「マサ(山本昌)さんは奥が深いです。
まだたくさん学ぶところがあります。
マサさんは引き出しがいっぱいある感じがするので、
いろいろ知りたいんです」

<来年1月5日に鳥取に入り、その後合流してくる山本昌を待つ。
今年同様、ブルペンで投球練習もする予定>
「今年も大きなけがで悩むことはなかったし、
けがをしないよう体をつくります。
来年の具体的な数字の目標は自分では持っていますが、
まずは結果を出せるように」
中スポ12

◇中川裕貴
<実家から会場まで車で30分の滋賀県竜王町出身。
思い出に浸りながら、地元での指導を楽しみ>
「滋賀県で教えるのは初めてなのでうれしかった。
参加していたチームが、子どものころに対戦したことがあって」
中スポ中日新聞

◇浅尾拓也
<堂上直倫、新井とともに、
愛知県阿久比町でのJAあいち知多の野球教室に参加。
終了後、今年1月に初参加した米・グアム自主トレに
来年も参加することを決める。
1月半ばには立浪、井端らとの自主トレに出発。
温暖な地で強い体をつくり上げて、3年目に備える構え>
「グアムに行きます。温かいところで集中して、
しっかり体をつくってきたいと思っています」

<地元愛知県出身の人気選手だけに、
今オフは多忙を極めているが、新年を迎えれば
完全に『本業』に切り替えたい。
日本を一時離れるのは、生活を野球漬けにするためでもある>
「来年はシーズン通して1軍にいたいです」
中スポ

◇新井、堂上直 小学生に“脱帽”(中スポ、公式写真
(阿久比球場でのJAあいち知多の野球教室に参加した
新井堂上直倫が指導後、選ばれた投手陣と対戦。
真剣勝負を挑んだが、会心の当たりは直倫の中前打1本のみ。
新井は豪快に空振りしてしまうなど、あまりの惨状に
途中で水谷スカウトがフォローのアナウンスを。
「軟式と硬式は違いますから、考慮して見てください」)

◇山井大介
<堂上剛裕、渡邉コーチとともに、
岐阜県可児市総合運動場で開かれた少年野球教室を指導。
11チームの小学6年生約150人にあいさつ>
「壁があれば、1人でも(壁に向かって投げて)練習はできる。
これからも頑張ってください」
(中スポ)

◇渡邉育成コーチ
<同じく可児市で開かれた少年野球教室を指導>
「きょう教えてもらったことを家に帰って
メモして、覚えてください。それがプロに入る教材になる」
(中スポ)


◇井端弘和
<名古屋市守山区にある児童養護施設『和進館児童ホーム』を訪れる。
今年で7年目を迎える同施設への訪問では
『井端兄ちゃん、おかえり。結婚おめでとう』という
祝福を受けたあと、食事会に参加。
45人の子どもたちと楽しいひとときを過ごすと、来季の活躍を誓い>
「今年はケガをして退屈をさせたと思うけど、
来年はいつテレビをつけても、
いつ球場に来てもボクが活躍しているように頑張りたい」

<食事を終えると、お風呂上がりの子どもたちの髪を乾かしたり、
自らが差し入れたケーキを一緒になって食べる>
「7年ですからね。小学校1年だった子が中学1年になっている。
でも(5年契約だから)あと5年はこれる。来年はシーズンの途中にも来たい」

<この日は自身のチャリティーコンペの収益金の一部を寄付したが、
来年3月に完成する新施設の広間にテレビを寄贈することを約束すると、
来年の開幕3連戦のチケットもプレゼントするという
『井端サンタ』は来年に向けて気合を入れ直して>
「プレッシャーになりますね」
中スポ


この日の一番の話題となったのは、岩瀬警察署長
岐阜県下呂署の「一日署長」を務め、
制服姿で防犯を呼びかけるチラシを配るなど、
キャンペーンに一役を買っていたようですが、
中スポなどの制服姿をみると、
署長というよりも、交番のお巡りさんのようですね。
ただずいぶんさわやかな感じにも見えましたし、
温泉街・下呂のファンや観光客には、良きひとときになったことでしょう。

それはさておき、その岩瀬ですが、
きょう24日に行われる契約更改を前に、
『生涯ドラゴンズ』を宣言したようですね。
この日の報道陣の質問に対して
「FAは自分の中では解決していて、
僕自身がどこかに行くということはない」
と発言。
おそらく球団側は、昨季同様の4年程度の
複数年を提示してくることを示唆していますが、
行使に含みを残し、単年を選択した昨季とは違い、
今季は複数年での契約の可能性が濃厚。
5年契約を結んだ井端、荒木、森野同様、
投手ではこの守護神が、慣れ親しんだドラゴンズ
現役を全うすることがほぼ決定的となったようです。


岩瀬のおまわりさん。どこかのスポーツ紙に、
「竜党にビッグな
クリスマスプレゼント」

綴られていましたが、
守護神『生涯残竜』。
おそらく大丈夫だろうとは思いつつも、
正式に本人の口から
そのような発言が出たことに
とてもうれしく思いますね。
日本有数のストッパーである背番号13
金銭的な条件だけなら、メジャーなどに
移籍した方がよっぽど良いかもしれない。
それでも我らが守護神が選択したのは、やはりドラゴンズ
その背景には、あの北京五輪があったようですね。
本人同様、自分も思い出したくはないですが、
調子が上がらないにも関わらず、使われ続け、
結局残ったのは、3つの黒星と、肉体的な疲れと、心への深い傷
すでにユニホームをオークションに出すなど、
おそらく二度と見たくないというぐらいの『悪夢』
しかしその五輪が、岩瀬残竜を決定づけたというのも
運命というものは、案外皮肉なものだなと感じました。

確かに仲がよかった川上のように、
新たにメジャーに挑戦するというのも、選択肢にはあった。
ただ今季の1年間を経たことで、それよりも大事に感じたのが、
「自分の最高の力を発揮するためには、
自分のやりやすい環境に身を置くのが一番」
ということ。
特に来季35歳を迎える岩瀬にとって、
それの最高の場所というのが、ドラゴンズだった。
これで完全にFA移籍というものが消滅するでしょうが、
決断した守護神の選択を、自分的には多いに支持していこうと思いました。

しかし『終身契約』を結んだとはいえ、
今のままの守護神でよいのかといえば、?の部分も。
10年連続50試合登板の鉄腕ならではの勤続疲労もあるはずですし、
さらにこの夏に受けた傷跡をいかにケアできるか。
それが来季以降もストッパーとして起用していく
ドラゴンズに対しての守護神のやるべき使命となるでしょう。
正式な契約は、きょう結ばれ↓
変動制の4年契約で、1年目は現状維持の4億3000万円=共同通信社)
来季に向けての発言もあると思いますが、
とりあえずは、岩瀬が今後もドラゴンズで投げ続けることはうれしい。
そして円熟を増すであろう投球を、来季以降も楽しみにしたいと思います。


その他の話題としては、プロ2年目の今季、
ともに飛躍を果たした清水昭信浅尾
同期で仲もよさそうな2人ですが、
来春の自主トレ先は、今年同様に分かれていくようですね。
清水昭信は、山本昌、岩瀬らとともに、鳥取・ワールドウィング
一方の浅尾は、立浪、井端らグアムで汗を流すもよう。
特に浅尾などはイベントにかなり担ぎ出されているだけに、
年明けでしっかりと体をつくってもらいたいですね。
3年目の来季浅尾が先発、清水昭信は中継ぎというのが、
落合構想のなかでは濃厚ですが、
ともにさらに飛躍できるよう、頑張ってほしいと願います。

2008年12月23日 (火)

新婚井端も参加病院慰問と大忙し昌久々トレ。

「井端結婚」の衝撃に包まれたこの日でしたが、
その井端婚姻届を提出後、名古屋での病院慰問に出席。
クリスマスイベントのトークショーでは
想定外の祝福の嵐にタジタジになっていたようです。
また多忙な