沖縄合同自主トレ終了、竜キャンプまであと1日。
27日から北谷、読谷両球場で行われていた
ドラゴンズの第2次選手会合同自主トレがこの日打ち上げ。
最終日は、谷繁、和田、岩瀬、井上ら主力選手も合流。
さらに夜には立浪、井端、そして落合監督も沖縄入りしました。
その最終日のナインの様子や、キャンプに向けての抱負。
ST通算2000本目の記事は、いつも通りに竜の話題を紹介します。
ドラゴンズトピックス(30日)
◇荒木雅博選手会長
<27日から北谷、読谷両球場で行っていた
選手会主催の沖縄合同自主トレをこの日打ち上げ。
4日間とも晴天に恵まれ、充実の自主トレを振り返って>
「暖かかったし、いいメニューがこなせたと思います。
何よりケガ人が出なかったのが、良かったです」
(中スポ)
◇野本圭(ドラフト1位)
<ドラフト1位ルーキーが自主トレを『完走』。
11日から新人だけで、15日から先輩とともに行ってきた
合同自主トレもこの日で打ち上げ。
一日も休まず参加し、ひと安心。
初体験のプロのキャンプに向けて、気を引き締め>
「いよいよ始まるんですね…」
(中スポ)
◆高島祥平(ドラフト4位)
<読谷球場のブルペン、捕手の後ろで
小林、稲葉、高木の3人の投手コーチが凝視するなか、
捕手を立たせて25球、動じることなく投げきり>
「きょうは70%くらいの力で投げましたが、
最後の5球は80%くらいでしたね。
自分のフォームを意識して投げました。
コーチを意識? それはなかったですね」
<ケロリと答えた18歳は、合同自主トレでも目立った存在。
今年は4人の投手が入団したが、一番乗りでブルペン入り。
キャンプは2軍スタートだが、
調整という意味では他の先輩に負けていない。
太もも60センチ、ふくらはぎ45センチ。
幼少時はアイスホッケー、高校時代は名門・帝京高で鍛えた
下半身には自信がある。もしプロ野球から指名されなかったら>
「競輪選手になっていたと思います」
<もちろん、強靱な下半身だけでは
大成できないが、一流投手への要素は備えている>
「(1軍キャンプ地の)北谷に行きたいという思いはありますね。
1軍で投げたい」
<というが、無鉄砲というわけでもなく
この日は隣で投げていた先輩を見て自分を冷静に分析>
「山井さん、中里さんのボールはすごかった。ボクは調子に乗っていました」
(中スポ)
◆小林2軍投手コーチ
<高島のブルペン投球を見守り、絶賛>
「おもしろいね。
上背はそんなにないけど、下半身がしっかりしている。
見た感じ、直すところもそうはない。しっかり鍛えられているよ。
(同じ高校出の)伊藤(準規・ドラフト2位)、小熊(ドラフト6位)は
(キャンプに入れば)陸上部だけど、高島は違うね」
<高島のキャンプの練習については>
「馬なり。無理はさせないよ」
(中スポ)
◆山井大介
<読谷球場のブルペンで今年初めて捕手を座らせて投球。
セットポジションを含めて、バランスを意識しながら投げ込む。
昨年は右ひじ痛に苦しんだが、今年は1年間戦える状態に鍛えていく>
「思ったよりもよかったと思います。
ただ3球に1球くらい上半身と下半身が合っていない。
しっかり練習していきたいですね」
(中スポ)
◇高橋聡文
<左のセットアッパーがピッチを上げてきた。
北谷のブルペンで捕手を中腰にして約50球。
キャンプインに合わせ、しっかり調子を上げて>
「きょうは少し良くなってきた感じがありました。
2月1日には(捕手を)座らせて投げる予定です」
(中スポ)
◇吉見一起
<早くも捕手を座らせ、投球練習。
北谷のブルペンで35球、低めに力強い球を投げ込む。
開幕ローテの有力候補は今年も順調に仕上がってきているよう>
「立ち投げだとリリースが早くなってしまうので、
今年は早い段階から座ってもらおうと思っていたんです」
(中スポ)
◇チェン・ウェイン
<28日に続いて2度目のブルペン入り。
捕手を中腰にしてスライダー、カーブも交えて約50球。
WBC台湾代表を辞退したが、中1日の投球練習を行っても
今のところ問題はないよう>
「きょうは7、8割くらいの力でした。
まだリリースが一定にならず、高めに抜けたり、
低すぎたり、捕手の構えたところを外れる球が多かった。
そこを修正していきたい」
(中スポ)
◇小池正晃
<激化する中堅争いを勝ち抜くために、
引っ張り専門から、右へも運べる巧打者に生まれ変わる考え。
右のパワーヒッター右打ちマスターで開幕レギュラーを誓い>
「打撃のうまさも兼ね添えてライバルに差をつけたい」
<昨年の打率は.227。32本の安打のうち、
ほぼ半分の14本が左翼への当たりで、中堅より右方向はわずか5本>
「パワーとうまさ、どちらに偏っても使われ方が限定される。
右に打たなきゃならない時もあるし、右に打てれば打率も上がるはず」
<そのためオフから右打ちを意識してスイングを改造。
北谷での沖縄合同自主トレでもフリー打撃で右方向を意識。
この日は33スイング中8本が右翼へ。
それでも首をひねり、午後は居残って
屋内で40分以上マシンを打ち込み、調整ピッチを上げる>
「ぐっと伸びていくような打球が少ない。もっとしっかり振り切らないと」
<北谷にはドラフト1位ルーキーの野本もいる。
中堅から野本のフリー打撃を見て、危機感を募らせる>
「スイングの柔らかさ、巧みさが目につく。
右打者と左打者の違いはあるが、負けていられない」
(中スポ)
◇谷繁元信
<この日、北谷球場での合同自主トレに合流。
打撃練習はティー打撃で5分ほどバットを振っただけで
フリー打撃の打席には入らなかったが、
その前の約40分間、投手、野手合わせて24人に
ノックバットを振るう。多くを語らなかったが、
遊撃のきわどい位置にゴロを打ち込み、受ける若手らを右へ左へ走らせ>
「特別な意味は何もない。自主トレだからね」
<前日の沖縄入りまで、
調整過程はおおむね例年通りだが、その苦労を明かす。
キャンプでは初日からブルペンで投手の球を受けるという>
「毎年少しずつ変えて工夫しているんだけど、
何がよいのかは現役を終わったときにしか分からない」
(中スポ)
◇和田一浩
<合同自主トレ最終日に合流し、全メニューに参加。
北谷でのフリー打撃ではサク越えこそなかったものの、
36スイングで安打性12本。試運転でも鋭い当たりを飛ばして>
「外で打つのは自主トレ先(佐賀・武雄温泉)でもやっていたけど、
打撃ゲージがあり、打撃投手に投げてもらうのは初めてだったから、
どんな感じなのか確かめながら打ちました。
外でやるのは久しぶりでしたがまあまあです」
<この日の沖縄の気温は最高が24℃、最低が18.3℃と、
ナゴヤより約10℃以上暖かいことには>
「暑くてバテそう。1週間に1回は雨が欲しい」
(中スポ、ニッカン)
◇岩瀬仁紀
<この日、北谷での合同自主トレに合流。
ほかの選手がキャッチボールを終えて、
内外野のノックに移動しても、勝崎コーチを相手に、
フォームをチェックしながら入念にキャッチボールを続けて>
「ここまでの調整過程? いたって普通です。
(キャンプは)けがしないように頑張ります」
(中スポ)
◆井上一樹
<読谷での合同自主トレに合流。
若手に混じってノックやキャッチボールをこなした後、
フリー打撃を22球。強振するのではなく、
感触を確かめるように、じっくりと振る。
まずは土台作りに集中する構え>
「きょうはコツコツ当てただけだけどね。
もう若いわけでもないですし、
キャンプではじっくり体をつくっていきますよ」
<30度を軽く超えるグアムでの自主トレでは
“条件付き”で『裸の写真OK』の姿勢を取ったが>
「格好良く映っている写真を頼む。
『おじさん』という感じの写真はダメだよ」
<切なる願いに応えた力作が、22日の中スポ1面。
巧拙はともかく、冗談めかして喜んで>
「評判いいんだよ。『男前度』が上がったかな」
(中スポ、<ドラ番記者>)
◇勝崎コンディショニングコーチ
(1軍宿舎として利用しているルネッサンスリゾートオキナワが
リニューアルされ、トレーニングジムを新設。
球場での練習後や休日も宿舎で
体を動かすことが可能になったことを歓迎>
「多くの選手は球場でウエートをするが、
早く帰った選手がホテルでもトレーニングできるようになった。
我々にもメリットはある」
(ニッカン)
◇岩田慎司(ドラフト5位)
<ルーキーも充実した環境に喜んで>
「あるのとないのとでは全然違う。本当に施設的には最高です」
(ニッカン)
◆ルネッサンスリゾートオキナワ広報担当者
<同ホテルでは、館内にある山田温泉にサウナも新たに導入。
温泉は長期滞在客が利用可能で、練習の前後に利用が可能>
「すでに利用されている選手も多く、好評だと聞いています」
(ニッカン)
◇立浪和義兼任コーチ
<今季限りでの引退を表明しているが、この日空路で沖縄入り。
現役ラストイヤーの決意を、はっきりとした口調で話す>
「個人的にはケガをしないよう、下(半身)をしっかりつくって、
この1カ月間で、今年はこの打撃フォームでいくというのをつくります。
(今季限りで)やめるからって気は抜けませんから」
<まずは体づくりに全力を尽くす構えだが、
もちろん、コーチとしての仕事をおろそかにするつもりはない>
「(今年のキャンプは)自分の打撃から始まって、
それが終わってから若手と触れる時間が増える。
シンプルなアドバイスや野球への取り組み方や考え方を色々話したい。
実演? 僕のフォームは、あんまりよくないかもしれないけど。
わかりやすくアドバイスしていきたい」
<ラストイヤーの感慨を問われると複雑な胸中を吐露。
ミスタードラゴンズの集大成となる1年がいよいよ幕を開ける>
「飛行機に乗りながら、
これが最後のキャンプかなあ、と寂しく思いましたね」
(中スポ、スポニチ名古屋)
◇井端弘和
<この日夜に恩納村の宿舎に入る。キャンプに向けて抱負を語り>
「体重はシーズン中と変わらない。あとは体の『強さ』を鍛えたい」
<ポイントになるのは二塁へのコンバート>
「グラブは遊撃と二塁用を両方持ってきた。守備も力を入れていきます」
(中スポ)
◇イ・ビョンギュ
<この日沖縄入り。キャンプイン直前で
合同自主トレが休みの31日の予定は
決めていないが、完全オフにはしない考え。
レギュラー右翼手は濃厚だが、慢心せずキャンプインを迎える>
「いい選手がたくさんいる。負けないようにしたい」
(中スポ)
◆今日の公示(30日)(共同通信社)
セ・リーグ
【支配下選手登録】
△中日 イ・ビョンギュ
◇トニ・ブランコ
<この日沖縄入りし、宿舎周辺を散歩して体をほぐす。
本拠地となるナゴヤドームに“挑戦状”。
両翼100メートル、中堅122メートルの広さに、そびえ立つ高いフェンス。
フェンスオーバーは簡単ではないのではという見方を、一笑に付して>
「本塁打が出にくい?
まだドームを見たことはないけど、オレにとっては問題ない。
オレのホームランを見れば納得するはずさ。
当たればタマが勝手に飛んでいくよ」
<規格外のパワーを裏付けるようなエピソードを披露
昨年6月、アメリカ・オクラホマで行われた2Aの試合。
左中間へ放った一撃は軽々と外野席を飛び越え、
球場の外へ消えていったという>
「165メートルくらいは飛んでいたよ。
野球人生で一番の会心の当たりだった」
<ちなみに160メートル級の本塁打をナゴヤドームで放てば、
外野の5階席上部に突き刺さることになる。
もし実現すれば、観客の度肝を抜く驚弾になることは疑いない。
天性のナチュラル・パワーが、
ナゴヤドームに新たな興奮をもたらしそう。豪快に笑って>
「オレのパワーの源? 神様が与えてくれたものさ」
(中スポ)
◇トマス・デラロサ
<この日沖縄入り。来日2年目レギュラー獲りへ意欲を見せる>
「起用を決めるのは監督だけど、
レギュラーになりたくない選手なんていない。
日本の野球に対する適応力も上がっているはずさ」
<昨季は内野手の控えとして、荒木、井端らの欠場の穴を埋めた。
中村紀洋がFA移籍した今季はさらにチャンスが広がりそう。
しかし当の本人は来日するまで、ノリの退団は知らず>
「そうなのか。それは知らなかった」
<驚いていたが、その一方で意気込みを新たに>
「オレはやるべきことをやるだけだ」
<『スーパーサブ』から脱却すべく、
攻守にグレードアップした姿を見せたいところ>
「日本で野球人生を終えるぐらいの気持ちがある」
(中スポ)
◇落合監督
<この日夜、羽田空港から沖縄入り。
インフルエンザ対策のためマスク姿で那覇空港の到着ゲートに登場。
恩納村のキャンプ宿舎で花束を受け取る。
キャンプについて冷静な口調。
チームの再建をじっくり進めていく考えを明かす>
「構想はない。メンバーが代わるんだから描きようがない。
新しい選手が出てきて初めて構想ができあがる。
(開幕前日の)4月2日には(レギュラーが)決まっているだろう」
<また就任6年目で『一番厳しいのでは』と問われ、こう答弁>
「選手がどれだけ新しいものを見せてくれるか。
1番難しいシーズン? でも一番面白いシーズンになるかもしれない」
<今季について、何度か『出たとこ勝負』と
話していることについてはしたり顔で>
「出たとこ勝負。いい言葉だろう」
<時事通信・12球団監督談話より>
「2008年と違ってポジションは何個か空いている。
選手は何をすべきか考え、リセットしてキャンプを迎えてほしい。
4月3日の開幕までは、全員に競争してもらう」
(中スポ、おおさか報知、時事通信、ニッカン)
◆ソフト・上野フィーバーがキャンプ地を直撃…中日(おおさか報知)
(中日のキャンプ地の沖縄・北谷に厳戒態勢が敷かれ、
ファンとの交流の場が消滅する可能性があることが明らかに。
2月17日から同敷地内で女子ソフトボール・ルネサス高崎が合宿予定。
北京五輪で日本代表を金メダルに導いた上野由岐子投手ら
目当ての観客増に伴い、通路の規制などを検討。
球場と室内練習場を結ぶ、約300メートルの並木道には
ロープなどで選手通路を作る可能性もあるという)
◆2009年度ウエスタン・リーグ
春季非公式試合(教育リーグ)日程を発表しました(パ・リーグ公式)
◆中日は3.4初戦 ウ教育リーグ日程(中スポ)
(ウエスタン・リーグはこの日、春季教育リーグの日程を発表。
2月28日に開幕、中日2軍は3月4日の福岡ソフトバンク戦(雁の巣)を
皮切りに11試合を予定。ナゴヤ球場では7、8日の阪神戦、
21、22日のオリックス戦の4試合が週末に組まれている。
なおウ・リーグ公式戦日程は2月10日(火)に発表予定)
いつものごとく、ドラゴンズの話題を集めましたが、
北谷、読谷での選手会合同自主トレは、この日で打ち上げ。
荒木選手会長の総括にもありましたが、
今年の4日間は天気がよく、暖かかったことが幸いしましたね。
各選手しっかりとメニューをこなせた上に、大きなケガ人もなし。
ある程度、1、2軍の組み分けが最初になされたこともあり、
ピリピリ面においては、ややマイルド感もありましたが、
あす2月1日から始まる『競争キャンプ』に向け、
それぞれが順調な仕上がりを見せていることと思います。
そんな最終日の
北谷球場には、
ベテランの谷繁、和田、岩瀬が合流。
アップ後、入念にキャッチボールを
繰り返していた岩瀬、
若手に向かって
約40分のノックをした後は、
陸上競技場に移ってダッシュを繰り返していた谷繁と、
それぞれ別メニューだったようですが、
移籍2年目の和田は、フリー打撃も含む全メニューを消化。
ちょうど1年前のこの日、『新入生』としてナインにあいさつ。
さらにキャンプに向けて、報道陣に
「サク越え何本とか数えないでください」と
お願いしていたのが、ほんとついこの間のよう。
しかし昨季の1年間を通じ、
すっかりドラゴンズのカラーにも染まった背番号5。
「暑くてバテちゃうから。1週間に1回は恵みの雨が欲しい」
と話していたものの、ジョークの中にも順調さがうがかえました。
また『現役ラストイヤー』を迎える立浪をはじめ、
井端、イ・ビョンギュ、ブランコ、デラロサらが、この日沖縄入り。
4番候補の1人であるブランコが、ナゴヤドームにノープロブレム。
ナチュラルパワーをアピールしていましたが、
まずは北谷でのフリー打撃でその飛距離を見せてほしいなと。
また飛行機のなかで「これが最後のキャンプかなあ」と
感慨深げだったという立浪兼任コーチ。
このキャンプではまずは選手として、
「今年の打撃フォーム」を作り出す構えですが、
中スポをはじめ、かなりの追っかけもありそうな気配。
最後の沖縄で悔いのない準備をしてほしいなと願います。
一方、若竜からの話題としては、
今朝の中スポの1面は、『びっくり下』の
ドラフト4位・高校生ルーキーの高島。
ハイブリッドな1面づくりの中スポとは違い、
本人の地元・東京中日では、大麻力士のせいで、
1面はおろか、記事自体が吹っ飛んでしまいましたが、
視察した2軍投手コーチトリオの評価は、上々。
キャンプでの練習方針は「馬なり」とのことですが、
強靱な下半身による体力が認められれば、
もしかしたらお試し昇格もあるのでは思われます。
現状、高校生ルーキー投手では一歩リードの背番号35。
焦らず着実に、アピールしてくれることを期待します。
また空いているポジションに挑む
野手陣のライバル争いも熱くなってきそう。
おなじみ北谷現地レポさんのこの日のレポートによると、
フリー打撃の野本のタイミングの取り方が良い感じとのこと。
無事に自主トレを乗り切り、
初体験のプロキャンプに臨む即戦力ルーキーですが、
まずはどんな感じで滑り出していくか、とても楽しみですね。
対するセンター争いのライバルとある小池は、
その野本を意識しながらも、右打ちマスターを宣言。
守備に関しては問題なし、あとは打撃向上が課題である小池。
こちらも移籍後初となるドラゴンズキャンプですが、
鍛錬しながら、新たな持ち味をアピールしてほしいところです。
さらにファーストを争うことになるであろう若竜2人、
新井、福田のフリー打撃に関しては、それぞれこちら→(25、55)
自身が課したポイントを確認している感のある新井。
一方、力強い打撃音だったという福田。
福ちゃんに関しては、渡邉育成コーチ仕込みの
一塁守備の向上ぶりとともに注目していきたいです。
それから投手陣では、朝倉、清水昭信、高橋、
浅尾、吉見、チェンらが北谷球場でブルペン入り。
一方の読谷では、山井、中里などが投げていたもよう。
その中では、朝倉が前回同様、捕手を座らせての投球練習。
動画にもありましたが、かなり全力に近い印象ですし、
良い状態でキャンプインができそう。
また吉見も「朝倉方式?」でいきなり捕手を座らせ、35球。
持ち味でもある低めにボールを集める投球は、
ブレークした昨年の疲れを感じさせない仕上がりのようです。
ナゴヤ、沖縄と渡った合同自主トレをこの日打ち上げ、
1日の休みを経て、今夜は1軍宿舎での全体ミーティング。
おそらく落合監督からキャンプの方針及び、
ナインに向けての訓辞があることでしょう。
就任6年目となる今年のキャンプのテーマは、『全員競争』。
「競争」の中で新しい選手がどの程度飛び出し、
指揮官が構想を描くメンバーの中にどう加わってくるのか。
『プロ野球の正月』である2月1日まで、いよいよあとわずかとなりました。