37 2009クライマックス

2009年10月25日 (日)

見せつけられた力の差、落合竜Gに3連敗で終戦。

ダメージ残る逆転負けで、実質1勝3敗。
日本シリーズに進出するためには、残り3試合、
すべて勝たなくてはいけない状況となったドラゴンズ。
迎えた東京ドームでのCS第2ステージ・巨人との第4戦。
しかし先発に立てた中田が立ち上がりから大乱調。
自らの失策と適時打で2点先行されると、
3回には谷の満塁本塁打などで一挙5点を奪われ早々とKO。
何とか反撃したい打線は、5回に1死満塁の好機を作るも、
1点しか挙げられないなど、決定打を欠く始末。
その後も相手の継投にかわされ、勝負あり。
1勝4敗となり、シリーズ敗退が決まったドラゴンズ。
2009年のシーズンは、この日で終幕となりました。

◇クライマックス セ 第2ステージ
巨人-中日 第4戦
(24日・東京ドーム | 中日1勝4敗)
46535人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人 ×
[敗] 中田(1試合1敗)
[D本] ブランコ2号
[Dバッテリー]
中田、パヤノ、小林正人、河原、ネルソン、伊藤準規 - 谷繁

◇対巨人第4戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打1打点)
3 (三)森野  (4打数無安打)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (4打数無安打)
6 (右)野本  (4打数1安打)
7 (中)藤井  (2打数無安打)
8 (捕)谷繁  (4打数2安打)
9 (投)中田  (0打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・東野
井端外カーブ高いバウンド二ゴロ、荒木高めスライダー空三振、
森野中フォーク高いバウンド一ゴロ

<1回ウラ・巨人> P・中田(中4日)
坂本中高めカット左翼線落ちる二塁打、
松本一塁方向バント・中田一塁へ大きく逸れる悪送球(D 0-1 G)
小笠原外直球外れ四球、ラミレス内フォーク空三振、
1死一、二塁から、亀井初球外高め直球中前適時打(D 0-2 G)
1死一、二塁から、谷内フォーク空三振、阿部内直球左飛

<2回・中日> P・東野
ブランコ中直球投返し東野うまく止めて投ゴロ、
和田内直球詰まり遊後方フライ、
野本外直球左中間突破二塁打、
2死二塁から、藤井内カーブ一塁線ゴロ

<2回ウラ・巨人> P・中田
古城内カット遊直、東野外スライダー遊ゴロ、坂本外直球見三振

<3回・中日> P・東野
谷繁外フォーク右前抜けるヒット、中田投犠打、
井端外スライダー二ゴロ進塁打、
2死二塁から、荒木粘るも内直球スイング取られ三振

<3回ウラ・巨人> P・中田
松本外直球外れ四球、小笠原5球目松本二盗、
小笠原内高めカット引っ張り右前打、
無死一、三塁から、ラミレス内直球三遊間破る適時打(D 0-3 G)
亀井一塁方向セーフティバント中田捕るも投げられず内野安打、
無死満塁から、谷中高め甘いカット打った瞬間バンザイ・
左中間スタンド飛び込む満塁本塁打(D 0-7 G)
阿部外カット抜け四球・中田KO
P・パヤノ
古城内直球打ち上げ三飛、東野投犠打、
坂本2球目パヤノ暴投、坂本外低め外れ四球、
2死一、三塁から、松本外直球見三振

<4回・中日> P・東野
森野外カーブ二ゴロ、
1死から、ブランコ初球外直球右方向・
ライトポール際上段持っていく本塁打(D 1-7 G)


<4回ウラ・巨人> P・パヤノ
小笠原中低め146キロ空三振、ラミレス強い三ゴロ、
亀井中チェンジアップ一塁線ゴロブランコ追いつくも
パヤノベースカバー遅れ内野安打、谷中チェンジアップ空三振

<5回・中日> P・東野
藤井内直球打ち上げ右飛、谷繁外高め直球右翼線ヒット、
代打井上(現役最終打席)
2-3から内高め直球一ゴロ亀井弾いて後逸エラー出塁、
井端外スライダー中前抜けるヒット、
1死満塁から、荒木外スライダー叩き中飛球・
松本前進ダイブ及ばず落ちて適時打(D 2-7 G)

P・越智
1死満塁から、森野外フォーク空三振、
2死満塁から、ブランコフォーク連投・中フォーク空三振

<6回ウラ・巨人> P・小林正人(5回頭から登板)
坂本外シュート右翼線落ちる二塁打、松本投犠打、
1死三塁から、小笠原内シュート見られ四球、
P・河原
1死一、三塁から、ラミレス初球外スライダー・
一塁方向高いバウンド投ゴロも本塁投げられず(D 2-8 G)

<7回・中日> P・豊田
代打小池中低め直球遊ゴロ、井端内フォーク空三振、
荒木外カット一二塁間ゴロ古城追いつき好捕

<8回・中日> P・山口
森野外低めスライダー空三振、ブランコ外チェンジアップ空三振、
和田内スライダー空三振

<8回ウラ・巨人> P・伊藤準規
坂本中直球センターフェンス際フライ、
松本中高め直球中前打、
小笠原初球伊藤準規直球ショートバウンド暴投・松本二進、
小笠原内直球差し込んで中飛・松本タッチアップ三進、
2死三塁から、ラミレス外沈むカーブ空三振

<9回・中日> P・クルーン 三・寺内 中・鈴木 左・工藤
野本初球内フォーク叩きつけるも一ゴロ、
代打立浪(現役最終打席)カウント1-2から
外高め147キロ直球弾き返すも左飛・場内大歓声、
谷繁中直球引っ張るも三塁正面ライナー、試合終了。
(巨人・2年連続日本シリーズ進出決定)


【ゲームレビュー】
中日は3連敗。序盤の大量失点が響いた
中田が打ち込まれた。1回、自らの失策も絡んで2失点。
3回にはラミレスに適時打を許した後、谷に満塁本塁打を浴びた。
打線は4回、ブランコがソロ本塁打。
5回に相手ミスにつけ込んで1点を返しただけに終わった。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


残り3試合すべて勝つしかないという
崖っぷちの状況のなか、何とか1つでも多く粘って、
意地を見せてほしいと願いながら、生観戦したこのゲーム。
しかし前夜の敗戦のダメージは殊の外大きかったようで。

チェン、吉見と崩れ去った中4日の先発陣。
最後の砦として先発した中田が、立ち上がりから大乱調。
制球定まらないうえ、自らのバント処理を誤り先制を許すと、
アウト1つ取るのにもアップアップの状況。
それに畳み込まれるかのように、
亀井の適時打で追加点を挙げられると、
立ち直ったかのように見えた直後の3回、
いきなり先頭の松本に対しボール先行。
四球を与えてしまうと、盗塁にヒットでつながれ、
ラミレスには初球を叩かれ、3点目。
さらに亀井には動揺をあざ笑われるかのように
バント安打を決められて、無死満塁。
何とか歯止めがかからないものかと願いながら、
次の瞬間に待っていたのが、トドメの被弾。
ここまで当たっていなかった谷に
真ん中に甘く浮いたカットボールを叩かれてしまい、
左中間スタンドへと伸びていく、痛恨のグランドスラム。
揺さぶられ、つながれ、畳みかけられての3回途中、7失点KO。
先手先手でいかなくてはいけないなか、
もっとも恐れていたワンサイド的展開に
あっという間にされてしまっては、なすすべなし。

何とか打線が反撃し、5回に荒木のタイムリーなどで、
反撃こそしたものの、やはり相手に流れがあるのか。
1死満塁の場面で、これまで不調だった越智の前に
中軸の森野、ブランコがフォークに連続空振り三振。
つないだ相手と対照的に、つなげないドラゴンズ打線。
それ以降も次々と繰り出される巨人リリーフ陣の前に
次々とバットが空を切るありさま。
最後は谷繁のライナーがサードのグラブに収まり、ゲームセット。
今季3タテを二度喰らった東京ドームで、
またしても実質3タテを喰らっての終戦。
2009年のドラゴンズは、昨年同様にこのステージで、
最期のときを迎えることとなりました。


レギュラーシーズン通算、8勝16敗。
クライマックスシリーズ、実質1勝4敗。
ナゴドで2度、そして東京ドームで3度の3タテ。
今季のドラゴンズには、最後まで巨人というのが、
大きなカベとして立ちはだかったってしまいましたね。
さらにこれでもかいうほど見せられた「力の差」。
主力個々の能力としては劣ってはいないものの、
チーム全体となっては、勝ることができない。
さらに大事なゲームでことごとく勝てない勝負弱さ。
落合監督は「巨人の力の差は何もないと思う」と
強がりましたが、今季においては何もないとは言えないでしょう。

ただレギュラーシーズン、ポストシーズン合わせて151試合。
主砲とエースが抜け、決して前評判も高くない。
さらに主力がキャンプをまともにできなかったなか、
それでもチーム状態を上げ、ここまで戦えたところは
やっぱりドラゴンズだったなとは思いましたね。
投手陣では、吉見、チェンの左右の二枚看板に、
川井が11連勝と大きく貯金をしてくれた。
さらに浅尾が不動のセットアッパーとして成長。
岩瀬への勝利の方程式を確立した。
一方、打線は開幕当初こそよくはなかったものの、
ブランコが5月以降一気に頭角を現して、
夏場やや疲れが出たものの、1年目のシーズンで二冠王。
そのブランコが不振の際には、脇を固める
森野、和田が調子を上げて、その分を補った。
井端も目の状態が不安定ななか、打率を上げ、
荒木も痛みに耐えながらも最後まで奮闘。
若手では骨折こそあったものの、
キャンプから必死に突っ走ってきた
藤井がようやく主力の一員として成長すると
それに続けと野本、平田らも1軍定着への伸びを見せてきた。
しかしそんなチームになっても、巨人との差があるということ。
その差を埋めるために「足りないもの」がまだまだあるということなのでしょう。

まあ敗れてしまったということは
それ相当の原因もありますし、反省点も多いもの。
ただ終わってしまったことにグチグチ言っても仕方ない。
それよりもまずは、ファンの1人として、
ここまで戦ってきて、その中でさまざまな感動をくれた
中日ドラゴンズの監督、コーチ、選手、
スタッフに、例年同様に感謝したいなと。
さらに引退される立浪選手、井上選手には
より一層その気持ちを示したいですね。

今後は数日間の休みをおいて、28日から秋季練習が開始。
「打倒巨人」へ向けて、より一層の厳しい練習が待っていることでしょう。
ベテランなどは、まずは体のケアをして、
中堅、若手は「伸びしろ」を伸ばすために技術向上。
さらに心身もしっかり鍛えて、来る来季への糧としてほしい。
就任7年目に突入する落合政権。
ドラゴンズの一時代を築いた立浪らが抜けることで、
また違う一面が見られそうな予感もしますが、
必ずや勝負強いチームとなって、宿敵を打破。
そして逃したV奪回を成し遂げてくれることを期待します。

この日現役最後の打席を終えた
立浪のコメントの中にこのようなものが。
「負けて終わるのは仕方ない。
ただ、悔しい思いをした選手には来年晴らしてもらいたい」
負けん気の強さでプロ22年間、数々の栄光を築き上げた先輩。
その意志を受け継ぎ、絶対に「やり返してほしい」。
そんなドラゴンズに一喜一憂し、最後の最後まで喜びたい。
そうなることを期待しながら、見守っていきたいと思います。
これからも頑張れ、中日ドラゴンズ!


★プレーヤーズ・ボイス(24日)

●中田賢一

<第1ステージ第3戦に続く中4日での登板。
球威、コントロールともベストの状態ではなく、
谷に満塁弾を浴びるなど、3回を持たず7失点でKO。
負ければ敗退が決まるプレッシャーの中、
マウンドに上がったが、ベンチの期待に応えられず>
「何もありません」

<見事なまでに散った。出直しを誓うしかなかった>
「力が足りない、というより、力がないです。
また一からやっていくしかない」

<今季初、3年ぶりの中4日先発だったが、
19日のヤクルト戦で140キロ台後半だった速球は、
140キロ台前半止まりと、前回の勢いはなかった。
中4日の影響については言い訳にはせず>
「(経験が)1回、2回じゃないですから。
(調整は)必死にやっているんですけど。
ゲームによって善しあしがあるピッチャーなので、
そこを何とかしていかないといけない。
原因は分かっているつもりなんですけど…。難しいです」
中スポサンスポ朝日新聞スポニチ名古屋ニッカン

●森バッテリーチーフコーチ
<初回から球威と制球を欠いて
3回途中KOされた中田について、厳しい表情で振り返って>
「試合をつくれなかったな。先発が崩れるとこうなる」

<誤算は第1ステージ初戦の敗戦と5人目の先発投手。
初戦に敗れたことで、第1ステージで
3人目の中田まで使わざるを得なくなった。
さらに朝倉が右肩の違和感で第2ステージ第2戦の先発が消滅。
本来なら中5日のチェン、吉見、中田が1日ずつ繰り上がり、
その3人が投げた試合で3連敗した。来季の課題を挙げて>
「中4日は関係ない。
それよりシーズンでは5人目、6人目がいても
こういう試合で任せられる5人目がいなかった。
投手陣の底上げをしないとな」
スポニチ名古屋


●トニ・ブランコ
<4回1死、右越えにソロ本塁打を放つ。
せめてもの意地だった。大量リードを許したが、
いつもと変わらぬ集中力で獲物を待っていた。
初球の146キロをフルスイング。
気迫を込めた一撃が、G党で埋まる右翼席に飛び込んで>
「とにかく打たなければならなかった」

<レギュラーシーズンを含めれば今季41本目のアーチ。
開幕から全151試合で4番を守り通した。
来日1年目にして縦横無尽のフル回転。
最後まで主砲の役割を全うして>
「こんなに試合に出たことはなかった」

<試合後に去就について問われると、あらためて残留を明言。
早くも日本一を目標にぶち上げて>
「来季も中日でプレーするか? もちろん残るつもりさ。
目標は自分のなかに持っている。あとは神の思し召しです」

<本塁打、打点の二冠を手みやげに、
近日中にドミニカへ帰国する見通し>
「まずはしっかり体を休めたい。来年こそは優勝する」
カメラブログ中スポ朝日新聞

●荒木雅博
<5回1死満塁から中前へ追撃のタイムリー。
東野をKOして中軸へつなぎ、反撃ムードを大いに高めて>
「つなげばまだまだ何かあるかな、と思って打席に立ちました」

<敗れた試合後は悔しさで肩を落とした選手会長。今季を振り返って>
「(故障もあったが)やるべきことをしっかりやろうとした。
一生懸命やったが、負けた悔しさがある。
来年は勝ちたい。これから練習です」
カメラブログ、中スポ、サンスポ朝日新聞毎日jp

●森野将彦
<CS第2ステージに入ってから
3戦連続で先制打を放っていたが、この日は4打数無安打。
1点返してなおも5回1死満塁、越智のフォークの前に三振に倒れて>
「その前の甘い球を仕留めないと」

<試合後はすっきりとした表情で、来季に気持ちを切り替えて>
「巨人にやられた分、やり返そうとしたけれど、やり返されてしまった。
やることはやりきった。来年に向けてしっかりやるだけです」
(中スポ、朝日新聞

●井端弘和
<打線をけん引し続けたが、
この日は勝利を引き寄せることができなかった。
5回の反撃では井上の出塁に続いて中前打し、
1死満塁の好機をつくったが、反撃は荒木の適時打まで。
雪辱を胸に球場を後に>
「来年は巨人を倒して(リーグ覇者として)CSに行きたい。
監督が前言っていたように、ひとりひとりが成長すれば勝てると思う。
キャンプ途中から抜けてよくやったと思います」
(中スポ、サンスポ

●谷繁元信
<CSに入って好調でこの日も2安打。
だがチームの勝利に結び付かず、
試合後は正捕手として悔しさをにじませて>
「(レギュラーシーズンでは)
チーム防御率が3.1ぐらい(正確には3.17)で
貯金も19できたが、一発勝負で粘れなかった」

<FAに関しては大きな関心事ではなさそう>
「考えていない。考えると言っても…」
(中スポ)

●和田一浩
<クライマックスシリーズを振り返って>
「自分たちに足りないものがあったのかもしれない。
そのあたりをこれからゆっくり考えたい」
(中スポ、サンスポ

●岩瀬仁紀
<第2ステージでは登板のチャンスがなく肩を落として>
「こればっかりは」

<今季は41セーブを挙げ3年ぶりにタイトルを奪回したが、
終盤は体調不良で登板できない日も多かったが、来季への抱負を口に>
「苦しかった。支えてくれたみなさんに感謝します。
(体調不良などを)出さないようにしたい」
(中スポ)

●英智
<今季FA権を取得したが>
「忘れていました。考えるかどうかも考えていません」
(中スポ)

●チェン・ウェイン
<来日6年目の今季は24試合登板、8勝4敗、防御率1.54で
最優秀防御率のタイトルを獲得した左腕が来季も残留する意向を明かす。
メジャーの複数球団が獲得に向けた調査を進め、
大物代理人からマネジメント契約などのオファーも届いたが、
この日、中日でプレーする決意を固めた。
すでに球団は契約更新の方針を固めており、11月中にも交渉を行う予定>
「迷った時期もありましたけど、中日が好きですから。
今のチームメートと優勝したい気持ちが強い」
スポーツ報知


●井上一樹
<現役最終打席は5回に代打で登場し、一塁ゴロに終わった。
だが執念が、この打球の処理を亀井に誤らせエラー。
井端、荒木の連打も呼んで、巨人ベンチを慌てさせたが、
最後まで追いつくことはなく>
「若干、つまってしまって。
1日でも長く、ユニホームを着ていたかったけど、負けてしまって残念。
引退発表から1カ月、ゲームをできたことが幸せでした。
野球が出来てうれしかった。みんなに感謝したい。
日本シリーズまで行きたかったけど、幸せなかたちだった。
というのは引退発表をしてからゲームができたんだから。
みんな一生懸命やった結果です」

<引退を表明したのが9月25日。
それからの1カ月間は非常に中味の濃いものだったに違いない。
試合後、帰りのバスへ向かうと外は雨。たっぷり感傷に浸って>
「物語ってるものが、なんかあるなあ。雨の日はよく打ったような気がする」

<これで現役としてユニホームを着ることはなくなった。
愛車の鍵などにぶらさげている数字の『9』をかたどった
アクセサリー類も、全部外すときがきた。
だが道は続く。今度は後進の指導だ。
来季、中日の育成コーチとして
第2の野球人生をスタートさせることがこの日明らかに。
投手として入団し、5年目に野手転向。
努力で主力選手への道をはい上がった20年間を球団も高く評価。
渡邉コーチや、外部からスタッフ入りする垣内哲也氏とともに、
強化を目指す育成部門を担当することになる>
「背番号『9』じゃなくなるのに、いつまでもつけているのは変だから」
中スポサンスポ時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ


●野本圭
<『師匠』の最後の打席をベンチで目を凝らして見つめていた。
あこがれであり、打撃のイロハを伝授してくれた大切な存在。
CS敗退とともに、もう立浪と一緒にプレーできないという事実が、
その心中にポッカリと穴を開けていた>
「大きすぎる存在ですから」

<21日の巨人戦で放った一発は、まさに立浪との『二人三脚』の結晶。
1回、ゴンザレスの内角低め直球をとらえ、高々と右翼席にアーチをかけた>
「あのタマは以前だったら確実に詰まっていたはずです。
ホームランになったのはたまたまですけど、
あれをしっかり前に飛ばせるようになった。それだけでも収穫だと思うんです」

<即戦力ルーキーと期待されたこの1年。
苦しんできたのは速球、特に内角を突くスピードボールへの対処だった。
春先は内角を詰まらされ、ポップフライや内野ゴロの山を築いていた>
「プロの投手は内角ギリギリへ投げるコントロールがある」

<最も衝撃を受けたのは4月30日の東京ヤクルト戦での
イム・チャンヨンとの対決(結果は二ゴロ)だという。
150キロ超の剛球にレベルの違いを実感した>
「あの真っすぐが一番。すごいタマを投げると思いました」

<プロの壁に悩むルーキーへ、
常に『助け舟』を出してきたのが立浪兼任コーチだった。
連日のように打撃練習に付き添い、修正点をアドバイス。感謝して>
「『プロでやっていくには、そこ(内角)を克服しないとダメだ』と。
本当に立浪さんからはいろいろなことを教わりました」

<立浪の現役最後の日となったこの日、
自身は1回に左中間へ痛烈な二塁打を放った。
初体験のCSで存分に暴れまくり、今季を振り返る。
その成長した姿こそ、立浪への最高の『はなむけ』になったに違いない>
「濃密な1年でした」
(中スポ)

◆平沼打撃投手兼1軍用具担当
<立浪兼任コーチを支えてきた打撃投手が久々にフリー打撃に登板。
最近は右ひじを痛めて投球を控えていたが、志願して投げた。
99年からコンビを組んできた2人。
まるで会話するかのように、フリー打撃の時間は過ぎて>
「きょう負ければ(現役)最後になるかもしれないからね。
何とか投げられたよ」
(中スポ)


●立浪和義
<22年間のプロ生活が終わった。
現役最終打席は9回1死、代打のコールに
巨人ファンからも大きな拍手が巻き起こった。
そしてクルーンの前に左飛。
一塁をまわってヘルメットを取って応えると、
ベンチ前ではグラウンドに深々と一礼。
これが現役生活に別れを告げた瞬間だったが>
「巨人ファンからも拍手をもらって、ありがたかった。
(クルーンに仕留められた瞬間は)ああ、終わったなあって。
ここまで目いっぱいやってきたから何の悔いもない。
ここまで野球をやらせてもらったチームメート、
最後に声援を送ってくれた巨人ファン、中日ファンに感謝しています」

<ライバルチームをたたえて>
「ことしの巨人は強かった。日本シリーズも頑張ってほしい」

<腰痛だった9月30日の引退セレモニーの試合前。
監督室をノックして、スタメン出場を直訴。
落合監督の答えは『腰痛を悪化させたくない。
CSがあるから代打にしてくれないか』。
数秒後もう一度、頭を下げた。結局、一塁でスタメン出場。
わがままを許してくれた監督に応えたい。
その一心でCSでは第1、第2ステージ計7試合中5試合に、
すべて代打で出場し、計5打数1安打。
第1ステージ第3戦では試合を決めるタイムリー。
最後の最後まで輝いていた>
「絶対にCSで頑張ろうと思ったよ」

<今後は中日を退団、野球評論家として第2の人生を歩む>
「しばらくゆっくりしたい。
その後、お世話になった球界に何らかの形で恩返しができれば」

<幾多の記録と感動を残したミスタードラゴンズは、
2000安打を達成した思い出の東京ドームで
静かにユニホームを脱いだが、後輩たちに日本一の夢を託して>
「負けて終わるのは仕方ない。
ただ、自分は今年で終わるけど、あとは若い人たちにやり返してほしい。
悔しい思いをした選手にはこの悔しさを来年、晴らしてもらいたい。
巨人の選手にはおめでとうと伝えたい」
中スポ中日新聞スポーツ報知共同通信社
時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋


◆西川球団社長
<今季を総括して>
「負けたというのは、何か足りないものがあったということだろう。
ただよくやってくれたと思う。けが人も出たし。
(落合監督)本人は不満だろう。われわれ(フロント)も不満。
頂点を極めるのが目標だから。勝負には1位はあっても2位はない」
(中スポ)


●落合監督
<巨人に敗れて、2年連続でのクライマックスシリーズ敗退。
穏やかな表情でロッカールームを出てきた。
敗戦後約30分。ミーティングを終えると、
取り囲んだ報道陣にこう語りかけて>
「終わったんだから、話さなきゃな。
2009年は負けて終わったけど、
思いがけない風が1年間、吹きっぱなしだったというのが現実かな。
何をって? いろんなこと。
それはぼかして言ってるんだから、自分らで考えて」

<楽しいシーズンだった>
「楽しいじゃない。(評論家らがシーズン前に)
みんなBクラスを予想してくれて。
結果は(CS第2ステージで)負けたけど、
まだ伸びしろのある負け方。もう1回鍛え上げればいい」

<シーズン中、3連戦3連敗を4度も喫した巨人に、
このCS第2ステージでも1勝の後に、3連敗の決着。
相手との違いを聞かれと即答>
「巨人との差?何もないと思う。
今年は力がなかったが、来年は逆転する可能性は十分にある」

<球界論に転じて>
「契約社会なんだけど、ときには会社員のような扱いをして。
本来ありえない扱いが存在している。何が一番ベストか。
いまの球界のあり方は、(日本プロ野球誕生に尽力した故人の)
正力松太郎さんが目指したものか、聞いてみたい。
野球界そのものがどこへ行くのか知りたい」
中スポ中日新聞サンスポ12おおさか報知
時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


今日の公示。(24日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 伊藤準規投手
【出場選手登録抹消】
▼中日 鈴木義広投手
公式サイト共同通信社

●伊藤準規
<高卒ルーキーが8回に6番手で登板。
1番・坂本からの上位打線に臆することなく投げて、
1イニングを1安打無失点に抑える。
ポストシーズンで高卒新人が登板するのは
中日では1954年日本シリーズの空谷泰、
1988年の上原晃以来3人目の快挙。
スタンドのファンをうならせるに十分な投球内容だった。
ストレートの最速はラミレスに放った2球目の147キロ>
「どう抑えようとか、あまり考えてはいませんでした。
ただ、谷繁さんのサイン通りに思い切って投げました」

<松本には中前打を許したものの、
坂本、小笠原は速球勝負で詰まらせ、ともに中飛。
ラミレスは大きく縦に変化するカーブで空振り三振に切った>
「いい経験になりました。
(ラミレスから変化球で空振り三振を奪い)技のあるところを見せられました
こんな大切な試合で投げさせていただいて自信がつきました。
小笠原さんは差し込んだのが分かりましたし」

<初めて味わう終戦の悔しさとともに、
確かな手応えを名古屋に持って帰れるが、満足してはいない。
この日芽生えた自信は、きっと大きく成長する原点になる>
「出せるものは出し切ったと思います。
でもまだ完ぺきじゃない。来年はもっとチームに貢献したいです。
開幕から1軍にいられるのを目標にします。この冬が大切ですね」
中スポ共同通信社朝日新聞毎日jp


ドラゴンズトピックス(24日)

◆増島委員長
(NPB日本プロ野球組織・医事委員会)
<吉見がアンチ・ドーピング規定に違反して
正当な医療目的以外で
静脈への点滴を受けた疑いを持たれている問題で、
下田事務局長とともに、この日東京都内の
コミッショナー事務局で会見し、違反はなかったとの判断を示す。
医事委員会は吉見や球団関係者を事情聴取。
中日球団から7月以降のカルテの提出などを受けて審議していたが>
「医学的に正当な治療行為の範ちゅうにあると判断した。
医学的な診断に基づく、医師によってなされた治療だった」

<カルテには医師による診断名の記載があり、
疲労回復などが目的ではないと結論付けて>
「カルテに診断名が確実に記載されていた。
(点滴は)複数回行われていたが、
日常的、日課的に行われていたわけではなかった」

<医療行為と判断した根拠となる具体的な病名については>
「守秘義務があるので具体的なことは言えないが、
提出された全部のカルテを検討した。
(今後は)ケース・バイ・ケースだが、ルールに照らし合わせ、
正当な医療行為として医事委員会が認めるなら問題はない。
今回に関しては現場の医師の判断を尊重したいと思う」

<世界反ドーピング機関(WADA)では
点滴への厳しい制限を求めているが、その規定にも反していないとして>
「NPBの医事規定はWADAにのっとっている。
NPBのアンチ・ドーピング特別委員会で改めて判断する必要はない」
(中スポ、スポーツ報知共同通信社時事通信12毎日jpスポニチ名古屋

◇西脇球団代表
<NPBの医事委員会から連絡を受けて>
「医事委員会の判断は妥当なものだと考えている。
球団としてはこれで終わりだと思っているが、
今後医事委員会から指示や指導があれば、対応したい。
(吉見の件は)誤解もあるようだが、
われわれは決められたルールでやっている。
(ドーピングの問題は)キャンプや新人教育で取り組んでおり、
今後は医師に講義してもらうことも考える。
中日球団として一層、ドーピング撲滅に真剣に取り組んでいく。
以前にも増して、アンチ・ドーピングに努力していきたい」
(中スポ、スポーツ報知時事通信毎日jp

2009年10月24日 (土)

逆転負けで崖っぷち、竜残り3つすべて勝つだけ。

小笠原で取り、チェンで落として実質1勝2敗。
東京ドームでの巨人とのCS第2ステージ第3戦。
前夜同様に立ち上がり、森野の2ランで先制したものの、
力投していた先発・吉見が6回に2者連続弾を浴び同点。
しかし7回にブランコの右前適時打などで2点を返し、
再び勝ち越しながら、8回から登板した浅尾が乱調。
井端の失策で1点差に迫られると、なお2死一、三塁から
痛恨の2点二塁打を浴びてしまい、逆転負け。
日本シリーズ進出へ向け、巨人に王手をかけられたドラゴンズ。
ついに崖っぷちまで追い込まれてしまいました。

◇クライマックス セ 第2ステージ
巨人-中日 第3戦
(23日・東京ドーム | 中日1勝3敗)
45409人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人 ×
[敗] 浅尾(2試合1敗)
[D本] 森野2号2ラン
[Dバッテリー]
吉見、高橋、浅尾 - 谷繁

◇対巨人第3戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数1安打)
2 (二)荒木  (5打数3安打)
3 (三)森野  (4打数1安打3打点)
4 (一)ブランコ (4打数1安打1打点)
5 (左)和田  (3打数無安打)
6 (右)平田  (3打数無安打)
7 (中)藤井  (3打数1安打)
8 (捕)谷繁  (3打数無安打)
9 (投)吉見  (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・高橋尚成(中18日)
井端外低め直球見三振、荒木外高め直球右前打、
1死一塁から、森野中入るスライダーとらえ・
高く上がり右中間最前列飛び込む2ラン(D 2-0 G)


<1回ウラ・巨人> P・吉見(中4日)
坂本外フォーク遊飛、松本中高めスライダー中前打、
小笠原外フォーク左前落とすヒット、
1死一、二塁から、ラミレス内高めシュート詰まり一邪飛、
2死一、二塁から、亀井内直球詰まり一ゴロ

<2回ウラ・巨人> P・吉見
谷外直球見三振、
阿部外フォーク合わせ右方向・平田及ばず後逸二塁打、
古城外フォーク合わせただけ遊飛、高橋尚成外フォーク空三振

<3回・中日> P・高橋尚成
吉見内直球見三振、井端内直球左前打、
荒木外スクリューバットの先も右翼線落ちるテキサス二塁打、
1死二、三塁から、森野外高め直球手が出ず三振、
2死二、三塁から、ブランコ外スクリュー空三振(6打席連続)

<4回・中日> P・高橋尚成
和田ストレート四球、平田外一杯直球見三振、
藤井内直球左翼線落ちる二塁打、谷繁勝負避け四球、
1死満塁から、吉見初球内直球叩くも二ゴロ4-6-3併殺

<4回ウラ・巨人> P・吉見
ラミレス内抜けたシュート空三振、
亀井外フォーク打ち上げ二飛、谷内直球中飛

<5回・中日> P・高橋尚成
井端内直球空三振、荒木内カーブ空三振、森野内スクリュー空三振

<5回ウラ・巨人> P・吉見
阿部外直球中前打、古城バスターも中飛、
代打イ・スンヨプ外フォーク一二塁間抜くヒット、
1死一、二塁から、坂本内シュート三塁線ゴロ・
森野ベース踏んで二塁送球5-5-4併殺

<6回・中日> P・越智 一・イ・スンヨプ 右・亀井
ブランコ外フォーク空三振(7打席連続)、
和田外スライダー空三振、
平田高め選び四球、藤井内直球外れ四球、
2死一、二塁から、谷繁中直球空三振

<6回ウラ・巨人> P・吉見
松本内直球二ゴロ、小笠原内直球一ゴロ、
2死から、ラミレス初球中入る直球ライナー右越え本塁打(D 2-1 G)
亀井中入るフォーク振り抜かれ
右翼席飛び込む本塁打・二者連続吉見ヒザをつく(D 2-2 G)

<7回・中日> P・越智
代打井上外高めフォーク中前抜けるヒット、井端初球投犠打、
荒木中低めスライダー三遊間抜くヒット、
P・山口
1死一、三塁から、森野外直球叩きつけ二ゴロの間(D 3-2 G)
1死二塁から、ブランコ初球外チェンジアップ・
止めたバット右方向一二塁間抜けていくヒット・
二走荒木本塁突入アウトのタイミングもダイブ・
捕手の背後に手を伸ばしスーパーホームイン(D 4-2 G)


<7回ウラ・巨人> P・高橋
阿部中高め直球空三振、古城外直球左飛、
イ・スンヨプ外フォーク空三振・きっちり

<8回ウラ・巨人> P・浅尾 中・英智 右・藤井
坂本外直球力んで叩きつけ四球、
松本中直球高いバウンド一塁越えるヒット、
小笠原外直球球威勝り左飛、
ラミレス外フォーク一二塁間ゴロ・荒木追いつき好捕、
2死二、三塁から、亀井パーム不規則な遊ゴロ・
井端バウンド合わずファンブル=エラーの間(D 4-3 G)
2死一、三塁から、代打脇谷初球内低め直球フルスイング・
ライトオーバーフェンス直撃2点適時二塁打(D 4-5 G)
2死二塁から、阿部敬遠、
2死一、二塁から、古城中直球左前打・
二走脇谷本塁突入も和田ビーム本塁タッチアウト

<9回・中日> P・クルーン 左・工藤
代打立浪中高め直球手を出し遊飛、
井端外フォーク空三振、荒木中直球叩くも左飛、試合終了。


【ゲームレビュー】
昨日に続き逆転負け

2点リードの8回に登板した浅尾の乱調が誤算。
2死二、三塁から亀井の遊ゴロ失策、
代打・脇谷の右越え2点二塁打で逆転を許した。
攻撃では、1回に森野の2試合連続となる2ランで先制。
同点とされた直後の7回にも2点を勝ち越したが、
9回はクルーンに三者凡退で締められた。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


森野が2試合連続の初回2ランを放ち、
その後、チャンスこそ掴めど追加点が挙げられず。
その一方で中4日で先発した吉見が
とてつもなく大きな重圧のなか、
本来の投球を見せて、5回まで無失点の力投。
何とかゲームを作っていたものの、
疲れもきたか、6回2死からラミレス、亀井に
それまでの制球よりもやや甘く入ったところを
逃さず叩かれてしまい、痛恨の2連発。
しかしそれでもあきらめることなく、
直後の7回に、相手セットアッパーの越智を攻め、
井上、荒木のヒットでチャンスを作ると、
代わった山口から森野が二ゴロを放つ間に1点を勝ち越し。
さらに続くブランコが初球のチェンジアップを右方向。
止めたバットのような中途半端なスイングながら、
ボテボテのゴロが一二塁間を抜けていくと、
浅い右前打にもかかわらず、荒木が本塁に突入し、
ややアウトのタイミングのなか、果敢に頭からダイブ。
さらにブロックのほんの隙間にうまく腕で伸ばしてベースタッチ!
まさにスーパーフライスライディングで、
2点目を加えたときには、流れが来たなと思いましたが…。

しかし8回から満を持して登板させた浅尾が乱調。
先頭の坂本にいきなり0-2、谷繁がすぐさまマウンドへ。
強い口調でゲキを入れるも、逆に力んで四球。
さらに森野、井端と次々と声をかけられ、
荒木には好捕で助けられながら、2死までたどり着いたものの、
亀井の遊ゴロがややイレギュラー。それを井端が痛恨のお手玉。
名手のタイムリーエラーにより、4-3と1点差。
思いも寄らぬ展開に動揺する浅尾。
それを見透かしたか、代打に起用された脇谷が、
初球内角低めの150キロをフルスイングすると、
伸びた打球がライトの頭を越える逆転2点タイムリーツーベース。
せっかく引き寄せたはずの流れ。
さらに勝ちパターンの継投をしたにもかかわらず、
自滅のような形で勝ち越し点を献上。
信じられない逆転負けは、これまで以上に
ダメージが大きく残る敗戦となってしまいました。


勝てたはずのゲームを落とし、
王手をかけられてしまった。
チームにとってはとてつもなく悔しい一敗となり、
窮地に追い込まれる状況となってしまいましたが、
こうなってしまうと「勝つか負けるか」ではなく、
残り3試合すべて「勝つか」のみ。
それだけのために、全力を尽くしてもらいたいですね。
正直、勝敗については紙一重だったなと思いますが、
ポストシーズンは結果がすべてですし。
ただまだ3つ勝てば、その先へのステージへ進むことができる。
あと1つ負ければ終わりだと考えるのではなく、
まずは1つ返して、一矢報いる。
その繰り返しで残されているゲームに臨んでほしいなと。
崖っぷちまで追い込まれたなら、あとは這い上がるのみ。
シンプルに勝つことのみに集中できるでしょうし、
余計なことを考えずに一球一球にのめりこんでくれれば。

この日の結果により、相手は勢いに乗ったでしょう。
しかしこのまま終わってしまっては、昨季と同じ結果に。
少しでもの成長があったチームであると思いますし、
まだまだ死んではいない。
たとえ少なかろうが、小さいだろうが、
とにかくゼロになるまでは、絶対に諦めてはいけない。
さらにこういう状況からの底力を見せてほしい。
残された試合が、1つで終わるのか、2つなのか、
それとも3つ目までいくのか、それは神のみぞ知りますが、
望みを託しながら、竜戦士の最後の戦いを熱く見守ろうと思います。


★プレーヤーズ・ボイス(23日)

●浅尾拓也

<満を持して8回から登板したが
先頭の坂本に四球を与えるなど、制球難を露呈。
小笠原とラミレスを打ち取り、2死二、三塁までこぎつけたが、
井端の失策と代打・脇谷の二塁打で逆転を許した。
前日の22日に25歳になった細身の右腕は言葉を絞り出して>
「見たまんまです。(状態は)いつもと同じでした。
気持ちの面では変わったところはなかったんですけど、
自分のせいで…。強い気持ちを持ってマウンドに立ちましたが…。
いつも抑えようと思っているけれど、一発勝負なので。
次、頑張るしかないです」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信
スポニチスポニチ名古屋デイリー

●谷繁元信
<8回につかまった浅尾について>
「緊張するのは当たり前。それで抑えなきゃいけない」

<重苦しい雰囲気に包まれる中、
ベテランは気持ちの切り替えに懸命>
「きょうはきょう。あしたはあした」
(中スポ、サンスポ時事通信

●吉見一起
<先発したが、勝負どころで制球ミスを犯した。
6回2死から、ラミレスに初球の直球が真ん中に、
亀井にはフォークが谷繁の要求よりも内に入り、連続ソロを浴びた。
5回までは持ち前の制球力でフォークやシュートなどを操って
無失点に抑えていたが、6回は中軸に対しあまりに不用意。
ドーピング違反の疑いが持ち上がったさなかの登板ということもあり、
試合後は大勢の報道陣に囲まれたが、
こう繰り返して、足早にバスに乗り込んで>
「何もありません。何も話せません。
何もないんで…。来られても困ります」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信朝日新聞毎日jpニッカン

●森バッテリーチーフコーチ
<8回、交代という選択を否定。浅尾にこだわった理由は>
「あそこで(高橋)聡文が抑えられるとは限らんだろ。
ことし、うちはどうやって勝ってきたんだ?
それを変えるわけにはいかんだろ。まあ、絶対とは言わんけどな。
来年の今ごろに浅尾が成長していてくれればいい。
去年の聡文がそうだっただろ」

<第1、2打席ではともにシュートを決め球に
一邪飛、三振と完ぺきに抑えていたが、
6回、ラミレスに真ん中へ入った1球を見逃さず、
右翼席へ運ばれた吉見について>
「(外角の)いいところへ投げようとして、シュート回転で中に入った。
あれが『中4日』ということなんだろう」

<それでも強力打線を相手に6イニング2失点なら及第点。
試合はつくった吉見をねぎらって>
「吉見はいい仕事をした」
中スポサンスポスポニチ


●井端弘和
<2点リードの8回2死二、三塁。
亀井の詰まった打球をファンブルし、三塁走者の坂本の生還を許す。
なおも一、三塁から浅尾が脇谷に右越え二塁打を浴び、逆転。
このシリーズも再三の好守でチームを救ってきた遊撃手。
記録が安打でもおかしくない極めて難しい打球。
二塁走者が横切り、前に出られず、
詰まったのが災いして不規則なバウンドとなるなど、
重なった不運にもくちびるをかんで>
「あれはアウトにしないといけなかった。
誰でもアウトにできる打球だった。
もう勝つだけです。あした(24日)勝つしかない」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信スポニチ名古屋デイリー


●荒木雅博
<2年ぶりの日本シリーズ出場へ崖っぷちに追い込まれたが、
体内にはまだ熱い炎が燃えている。選手会長は前を向いた。
全員が死力を尽くした。ナインの声を代弁して>
「みんな、一生懸命やってますよ。
向こうも一生懸命やっているワケだし…」

<そのユニホームはアンツーカーの赤い土がこびり付いていた。
『一生懸命』。その熱い象徴だった。
バットでは必死で食らい付き、気迫の3安打。
足は全力で回転させた。7回2死二塁。
ブランコの右前安打で二塁からホームへ向かった。
獲物に食らい付く野生動物のように、頭から飛んで。
ブロックする捕手・阿部の背後の
わずかな空間に左腕を差し込んみ、間一髪セーフ>
「あそこしか空いてなかったから。走りながら見ていました」

<守っても必死のダイブが一時は危機を救った。
2点リードだった8回1死一、二塁。
ラミレスの一、二塁間への打球に飛び付いて捕った。
抜けていれば適時打確実の打球だったが、
心は熱く燃えても、頭は冷静にさえた>
「この間、一度あそこを抜かれていましたから。
2試合前(第1戦・3回2死一塁)に。少しだけ寄ってました」

<まさかの逆転負け。もう後がない。
3戦3連勝しか、日本シリーズへ進む道はない。
だがあきらめない。熱い思いはその姿が物語る>
「何も言うことがないです。
監督が言っていることの意味が分かりますよ」。
中スポ

●森野将彦
<1回1死一塁、右中間スタンドへ先制の2点本塁打を放つ。
1死から右前打の荒木を一塁に置いて、
カウント2-1と追い込まれていたものの、
高橋尚成の低めのスライダーを右中間席の最前列まで運んだ。
第1戦は右前適時打、第2戦は右越え2ラン。
そしてこの日は2試合連発となる右中間2ラン。
CS第2ステージで3戦連続で初回に先制点をたたき出して>
「しっかり打てました」

<しかし3回1死二、三塁では見逃し三振に倒れ
連日の逆転負けに試合後は笑顔が消えていた>
「結果はどうあれ、バットを振らずに見逃したのがいけなかった」

<これで3連勝しかない状況となったが、
最後は顔を上げて強い口調で>
「(24日は)もう負けられない。それだけです。
はっきりと負けられなくなったわけだし、
気持ちで負けないようにしたい。思い切ってやる」
カメラブログ中スポサンスポ時事通信12スポニチ名古屋ニッカン

●トニ・ブランコ
<第2戦の2打席目からこの日の第3打席まで
7打席連続三振とブレーキになっていたが、
7回の4打席目に適時打を放つ。
1点を勝ち越し、なおも2死二塁。
山口の変化球を右前にはじき返して二走の荒木をかえしたが、
逆転負けに、試合後の表情はさえなかった>
「いいところに飛んでくれた。
それにしても荒木さんがよく走ってくれたね」
カメラブログサンスポ

●井上一樹
<よもやの逆転負けにうつむき選手が目立つ中、
気持ちを切り替えるように一番にロッカールームから出てきた。
気持ちを奮い立たせるように、自らの言葉をかみしめて>
「もう負けられないわけだから、やるしかないでしょう。
与えられたところでやるしかない」

<この日は同点に追いつかれた直後の7回、
吉見の代打で先頭打者で打席に立ったが、
カウント2-2から粘って外角の変化球を
鮮やかに中前に弾き返して、勝ち越しの場面を演出した>
「同点の場面で出て行ったんだから、やるしかないでしょう」

<ポストシーズンを前に1軍に招集されてから
『1日でも長く現役を』と調整を続けてきたが、
チームの日本シリーズ進出を疑う気持ちなどみじんもない。
こんなところでは終わらない。ユニホームを着て名古屋にたどり着く>
「ところで、今日、パ・リーグはどっちが勝った? 楽天か。そうか」
(中スポ)

●立浪和義
<1点を追う9回先頭の場面で代打で登場したが、
クルーンの前に遊飛に倒れた。
カウント1-3からの高め直球に手を出したことを反省して>
「ボール球だったかな」

<きょう24日に負ければ現役最後の試合になるが、気持ちを切り替えて>
「またあした頑張るよ」
(中スポ)


●藤井淳志
<8回、逆転打となった脇谷の打球は無情にも、
この回から右翼に移った自身のグラブをかすめてフェンスを直撃。
敗戦の責任を自らもかぶるかのようにぼうぜん自失。
4回には今ポストシーズン5本目の二塁打を放つなど、
チャンスを演出したが、うなだれつつ球場を後に>
「関係ないです」
(中スポ)

◇渡邉育成コーチ
<左の肋骨を骨折しながら、わずか41日後の
CS第1ステージの東京ヤクルト戦に復帰した藤井。
驚異的な回復スピードの裏には、
二人三脚でリハビリに取り組んだ育成コーチの金言があった。
失意の直後のとある日のナゴヤ球場。
リハビリをこなしている藤井にこう声をかけたという>
「レギュラーシーズンに間に合うように頑張ろうな」

<実は戦線離脱した時点で、シーズンの規定打席までわずか8打席。
そして打率3割までわずか1厘。それを踏まえ17日開幕のCSでなく、
それ以前のレギュラーシーズンを目標にさせたという>
「最初の状態を聞いて、レギュラーシーズンに
間に合うかどうかは微妙かなと思ったんです。
でも可能性がないわけではないし、
CSだけは目標にするより熱が入るはず」

<12年間の現役生活で、チームの結果と
自身の成績の両方を大切にする重要性は知っている。
『できるだけ早く戻りたい』と呪文のように繰り返していた
藤井の前向きな気持ちを促進するための言葉というわけ。
結果的にレギュラーシーズンには間に合わず、
規定打席も打率3割も達成できなかったが、こう話して>
「シーズンに間に合うという高い目標があったからこそ、
CSまでに戻れた部分もあるかもしれない」
(中スポ)


◇伊藤準規
<ドラフト2位ルーキーが宮崎フェニックス・リーグを終え、
名古屋に帰る2軍本隊とは別に羽田着の航空機で東京入り。
この日から1軍に合流した。
宮崎では練習試合を含め4試合に登板。
ストレートは自己最速の153キロを記録したほか、
21日の千葉ロッテ戦では先発して
プロ最長の7イニングを2安打無失点の好投。
精神面も一回り大きくなってきたよう。
この日は出場選手登録されなかったが、
浅尾ら中継ぎ投手と一緒に練習メニューをこなして>
「宮崎で自信が大きくなりました。
自分が必要とされるならとてもうれしいです。
チャンスをもらった時は全力でやります」
(中スポ)


●落合監督
<一時は勝ち越しながら、終盤の勝ちパターンが崩れ、
逆転で巨人に王手をかけられるたが、多くを語らず。
時折うすら笑いを浮かべながら、帰りのバスに向かい>
「何もない。同じ質問はするな。
何を聞きたいのかはよく分かっているが。聞くな」

<『聞くな』は『察しろ』という意味?>
「察しろと言うわけじゃない。
オレがこの世界で何年メシを食ってきたと思っているんだ。
新聞記者が何を聞こうとしているかぐらいは分かる」
(中スポ、サンスポスポーツ報知共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


ドラゴンズトピックス(23日)

◇西脇球団代表

<吉見がドーピング違反の疑いのある点滴を受けた問題で、
中日球団はこの日、日本プロ野球組織の医事委員会から
求められていたカルテを提出。担当医師の立ち会いの下、
吉見の1年分のカルテをファクスで送ったという>
「問題となっているのは静脈内注入だが、
医療行為であれば問題ないということだった。
それがカルテできっちり判断されるかどうか。
出すものは出したので、あとはNPBがどう判断するか。
(ほかの選手の調査は)吉見の判断次第。
それによってはその必要性が出てくるかもしれない」
(中スポ、スポーツ報知共同通信社時事通信スポニチニッカン

◆下田事務局長(日本プロ野球組織)
<NPBの医事委員会がこの日、東京都内で開かれ、
中日から提出された吉見のカルテなどについて審議したが、
結論は出ず。週明けにも判断する方針>
「結論は出ていない。医事委員会としての結論を、と考えている。
ドクターは早く結論を出した方がいいとは言っているが、
週明けになるかもしれない。なるべく早く結論を出したい」
(中スポ、スポーツ報知毎日jpスポニチニッカン

2009年10月23日 (金)

チェン初の中4日裏目に、追撃及ばず竜一歩後退。

鮮やかな速攻で天敵を攻略。
クライマックスシリーズ第2ステージ初戦に快勝。
アドバンテージを消して、対戦成績をタイにしたドラゴンズ。
勢い持って臨んだ東京ドームでの第2戦、
立ち上がり、森野の本塁打で2点を先制したものの、
自身初の中4日で登板した先発・チェンが誤算。
本来の球威なく、3回に粘られた末に同点に追いつかれると、
4回には4長短打で3点を奪われ、悔しいノックアウト。
8回に藤井の2ランで追撃したものの及ばず。
逆転負けを喫し1勝2敗。巨人にリードを許してしまいました。

◇クライマックス セ 第2ステージ
巨人-中日 第2戦
(22日・東京ドーム | 中日1勝2敗)
40452人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人 ×
[敗] チェン(1試合1敗)
[D本] 森野1号2ラン 藤井1号2ラン
[Dバッテリー]
チェン、パヤノ、鈴木、ネルソン、小林正人 - 谷繁

◇対巨人第2戦・スタメン
1 (遊)井端  (5打数1安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (5打数1安打2打点)
4 (一)ブランコ (4打数無安打)
5 (左)和田  (4打数2安打)
6 (右)野本  (2打数無安打)
7 (中)藤井  (4打数1安打2打点)
8 (捕)谷繁  (1打数1安打)
9 (投)チェン (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・オビスポ
井端中入る直球左翼線破る二塁打、
荒木初球直球高いバウンド遊ゴロ進塁打、
1死三塁から、森野内ひざ元スライダー・
うまくさばいてライトスタンド飛び込む2ラン(D 2-0 G)

ブランコ初球内直球左腕死球、
和田内直球ファウルチップ三振、野本ストレート四球、
2死一、二塁から、藤井外高め直球中飛

<1回ウラ・巨人> P・チェン(中4日)
坂本初球中直球三塁線突破二塁打、
松本外直球空三振、
1死二塁から、小笠原内低め直球左前落とす適時打(D 2-1 G)
ラミレス内直球打ち上げ中飛、
亀井外スライダー引っ張り右前打・小笠原三進送球間亀井二進、
2死二、三塁から、谷初球内直球詰まり中飛

<2回・中日> P・オビスポ
谷繁高めスライダー浮き四球、チェンスリーバント失敗、
井端初球内直球打ち上げ左飛、
荒木内直球右手死球・一旦ベンチに下がり治療も戻る、
2死一、二塁から、森野内直球伸びるもフェンスギリギリ右飛

<3回・中日> P・オビスポ
ブランコ中高め直球空三振、和田内直球捕邪飛、
野本外外れ四球、藤井中スライダー右飛

<3回ウラ・巨人> P・チェン
坂本粘って10球目二邪飛、松本粘って12球目中前抜けるヒット、
小笠原外低め外れて四球、
1死一、二塁から、ラミレス中高め直球・
叩きつけ高いバウンド一二塁間抜けていく適時打(D 2-2 G)
1死一、二塁から、亀井中直球伸びなし中飛、
2死一、二塁から、谷中直球遊ゴロ井端追いつき6-4二封

<4回・中日> P・オビスポ
谷繁内直球死球、チェンバント投前オビスポ二塁送球1-6二封、
井端外直球右方向も一ゴロベース踏んで3-3-6併殺

<4回ウラ・巨人> P・チェン
阿部外スライダー伸びて左中間最前列本塁打(D 2-3 G)
古城一塁方向セーフティバントヘッスラ内野安打、
オビスポプッシュバント一塁方向・
チェン抜かれ荒k追いつくも一塁ガラ空き内野安打、坂本初球一犠打、
1死二、三塁から、代打大道内直球三塁線突破2点適時二塁打(D 2-5 G)
監督出てきて抗議も判定そのまま・チェンKO、代走イ・スンヨプ、
P・パヤノ
小笠原内直球打ち取った当たりも和田及ばず左翼線ポテンヒット、
1死二、三塁から、ラミレス内直球打ち上げ二邪飛、亀井外直球外れ四球、
P・鈴木
2死満塁から、谷外スライダー左飛

<5回・中日> P・オビスポ
荒木内高めボール球力ない左飛、森野中直球打ち上げ左飛、
ブランコ外沈むスライダー空三振

<5回ウラ・巨人> P・鈴木
阿部中シュート一正面ゴロ、
古城中入るスライダーセンターオーバー二塁打、
オビスポ中入るスライダー中前打、
1死一、三塁から、坂本初球内シュート左前適時打(D 2-6 G)
1死一、二塁から、イ・スンヨプ外シュート投返しも遊ゴロ二封、
2死一、三塁から、小笠原内スライダーフェンス際右飛

<6回・中日> P・オビスポ
和田中直球中前抜けるヒット、
野本内直球捕邪飛、藤井内スライダー右飛、
谷繁高め浮いて四球、代打井上、
P・山口
代打の代打平田初球内直球投返し・二塁イレギュラー古城はじく・
二走和田本塁突入もバックホーム好返球本塁タッチアウト不運

<7回ウラ・巨人> P・ネルソン
古城内高めフォーク見三振、代打脇谷内150キロ一邪飛、
坂本外149キロ遊ゴロ

<8回・中日> P・越智
ブランコ外フォーク空三振、
和田外スライダー叩きつけ三遊間抜くヒット、
野本中フォーク叩きつけ二ゴロ進塁打、
2死二塁から、藤井内直球ジャストミート右中間飛び込む2ラン(D 4-6 G)
谷繁内直球左翼線二塁打、代打立浪、
P・クルーン
代打立浪4球目クルーン暴投・谷繁三進、
2死三塁から、立浪5球目中フォーク対応も一正面ゴロ

<8回ウラ・巨人> P・小林正人
イ・スンヨプ外スライダー空三振、
小笠原内シュート投返し中前打・代走鈴木、
ラミレス内スライダー右飛、亀井外直球見三振
<9回・中日> P・クルーン 三・寺内 中・鈴木 左・谷 右・亀井
井端初球中151キロ右飛、
荒木内154キロ直球中前抜けるヒット
森野2球目クルーン暴投・荒木二進、
森野6球目外高めフォークセルフも見三振、
2死二塁から、ブランコ外フォーク空三振、試合終了。


【ゲームレビュー】
チェンが崩れ、逆転負けを喫した
3回1死一、二塁からラミレスに同点打。
4回は阿部に勝ち越しソロを浴びたあと、
バント安打2本などで1死二、三塁から
代打・大道に2点二塁打を許し、降板した。
1回、森野の2ランで先制。
8回には藤井が2ランを放ったが、及ばなかった。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


前夜の勢いそのままに、オビスポの立ち上がりを突いて、
井端二塁打、荒木進塁打で、森野は内への難しいスライダーを
うまくさばいて、ライトスタンドへの先制2ラン。
わずか6球で先行したものの、それ以降はその「スミ2」のみ。
オビスポの荒れ球に手こずって、
四死球での走者を出すものの、徐々に尻すぼみ。
一方で、自身初の中4日で臨んだチェンのボールが今一つ。
2点の援護をもらいながら、坂本に初球を叩かれ、
勢いづけてしまうと、1死からカモの小笠原にあっさりと先制打。
さらに3回には坂本、松本に合わせて21球粘られ、
スタミナを限りなくすり減らされてしまうと、
ラミレスに高いバウンドでのアンラッキーな適時打で同点。
なおも4回には、先頭・阿部に外へのスライダーを合わせられ、
左越えの東京ドーム本塁打で、勝ち越しを許すと、
古城、オビスポには連続バントヒットで揺さぶられる始末。
そして1死二、三塁から、左キラーの代打・大道に、
三塁線を微妙に破られる2点タイムリーツーベース。
このイニング長短4安打を浴びてしまい、わずか4回途中でノックアウト。
一気の連勝を狙い、あえて左の柱を注ぎ込んだものの、裏目に。
第1ステージの雪辱を期した中4日は、実にホロ苦。
チェンにとってもクライマックスシリーズは、
またしても悔しさだけが残る結果となってしまいました。


終盤、藤井の2ランで2点差に迫り、
『追撃及ばず』という形にはなりましたが、
チェンがKOされた時点でこの日のゲームは決まってしまいましたね。
防御率1点台のナンバーワン左腕でも、
やはり決戦の重圧というのは違うもの。
腕が振れず、普段ならバットにかすらせもしない
ストレートをことごとくファウルされ、
粘られる姿にはらしさが見られなかったなと。
それにしてもまたも「勝負どころで甘く入ってしまった…」
登板後、チェン自身も反省していたようですが、
大一番で勝てる投手になることが来季への課題。
2ケタ勝利を掴むためには、そういう部分での成長が必要となるでしょう。
まあこの先、ステージがもつれれば、
リリーフでの登板があるかもしれませんが、
再雪辱の舞台があるとすれば、そこに全力を注いでほしいものです。


巨人打線を目覚めさせてしまい、1勝2敗と一歩後退。
この一敗でせっかくの勢いが、ややしぼんでしまったような。
ただ終盤の粘りを見る限り、
まだまだ流れを変えられる部分もありますし、
まずは切り替えて、第3戦に臨んでほしいものですね。
5番手先発と目された朝倉が抹消されたことにより、
この日のチェンに続き、吉見、中田も中4日での登板がありそう。
特に吉見にとってはいつも以上にタフな登板になりそうですが、
何とか相手の勢いを止め、再びタイに持ち込んでほしい。
苦しい展開は続いて行きますが、可能性のある限りは全力で戦う。
このままでは終わらせず、必死の追撃を。
投手、野手ともども、この先の奮起を期待したいところです。


★プレーヤーズ・ボイス(22日)

●チェン・ウェイン

<4回途中で9安打5失点のKO。
先発の責任を果たせず肩を落とす>
「今日は勝負どころでの1球が、
全部甘く入ってしまった。悔しいです」

<中4日の登板で、本来の力で押す投球が影を潜めた。
1回に味方打線が2点を先制したが、直後にあっさり失点。
3回のピンチも踏ん張れず、ラミレスの適時打で追いつかれると、
4回には長短4安打を浴びて降板するなど精彩を欠いて>
「体力的には平気だったけど、ボールの走り方がいつもと全然違った。
とにかく全力で投げることを考えていたけど…。
(代打・大道には)厳しくいくだけだと思って投げた。
球数もだいぶいっていたし大量失点しないようにと思っていたけど。
何とか踏ん張りたかった…。
あそこ(3回)で粘れるかどうか。
まだ自分に足りないところがあります。勉強です」

<大事な試合を落とした責任を感じ、
伏し目がちに帰りのバスへ乗り込んだ。
プロ入り初の『中4日』「」については>
「それは関係ない。調整も難しくはなかった」

<それでもCS突破の望みはまだまだある。
リベンジの機会の到来を、ブルペンでじっと待つことになりそう>
「出番があれば全力で投げるだけ」
中スポ中日新聞スポーツ報知時事通信
毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー

●森バッテリーチーフコーチ
<中4日で登板も4回途中KOのチェンについて>
「中5日で投げたからっていいとは限らない。
揺さぶられたかどうかは関係なく、力がないということだ。
あいつの役目は終わり。他の投手に頑張ってもらえばいい」
中スポ中日新聞サンスポ


●森野将彦
<1回1死二塁、先制の1号2ランを放つ。
巨人先発・オビスポのカウント0-1からの
内角低めスライダーを右翼スタンドに運んで>
「ちょっと難しいボールだったのですが、
コンパクトに振ろうと思っていたので。いいバッティングができました」

<自画自賛の一発は今季CS第1号。
3年目を迎えるCSでは5本目となったが、
2夜連続の『天敵撃ち』でもあった。
相手は今季12打数2安打と苦にしていたオビスポだったが>
「相手のことは考えていません。
チャンスでどう対応するかを考えています。
(1回の)あの場面は最低でも犠飛。
コンパクトに振れば外野まで届くと思っていました」

<敗れはしたが、2夜連続の先制パンチ。
しかも2日目のパンチは威力十分の先制2ラン。
終わってみれば逆転負けで自身も5打数1安打。
試合後は悔しさをにじませたが、
午後6時過ぎのパフォーマンスはきっと第3戦以降につながる>
「先制2ラン? 遠い昔のことのようで忘れましたよ。
まあ、一日一善ではなく、2本、3本と打っていけるように頑張ります」
カメラブログ中スポサンスポ朝日新聞ニッカン

●藤井淳志
<4点ビハインドの8回2死二塁から
右中間にアーチをかけ、2点差に迫って>
「何とか後ろにつなぐことだけを考えていたので、
何とかできて良かったです。
とにかく何とかしたくて、後ろにつなげたいと思っていました」

<しかしチームとしての結果が出ず、
球場を引き揚げるその表情は晴れなかった。
6回1死一塁の打席で右飛に倒れたことを悔やみ続けて>
「その前の打席で、もっといい働きができていれば…。
少しでもいい仕事ができていれば良かったんですけど」

<宿敵の自慢のセットアッパーにツメを立てた。
無傷で幕を引かせるわけにはいかなかった。
明日につながる一発だったが、本人は反省ばかり>
「短期決戦はその日、その日が勝負。
いい言い方をすれば『明日につながる』ということになるんでしょうけど、
前の打席でもっとチームに貢献できるところがあった」
カメラブログ中スポサンスポ時事通信朝日新聞毎日jp

●トニ・ブランコ
<前夜の第1戦に続き、死球を受けた。
初回、オビスポの149キロ速球を右腕に直撃。
さらに3回の打席の4球目、145キロストレートが
顔付近を通過した際には投手をにらみつけるシーンもあった。
前夜はM・中村にヘルメットにぶつけられて
危険球退場の一幕があったばかり。
2打席目からは4三振を喫したことも重なり、敗戦後は不機嫌>
「これが日本の野球なんだろ」
スポニチ

●井端弘和
<プレーボール直後の1回先頭打者は、
ファーストストライクを逃さなかった。
カウント0-2からの3球目。オビスポの速球を
左翼線へ運ぶいきなりの二塁打。
先頭打者として初回から出塁し、息をつかせない初回先制。
その効果を熟知する男が立ち上がりの甘い球を見逃すわけがなかった。
2番・荒木の定石通りの進塁打で1死三塁のチャンスをつくる。
これが森野の先制2ランのお膳立てとなって>
「先制すると勝つ確率が上がりますからね」
(中スポ)

●和田一浩
<今ポストシーズン5戦で4度目のマルチ安打。
8回1死からの左前打は藤井の2ランにつながり、追撃のきっかけになった。
好調持続のバットで第3戦からの反撃を引き出す>
「追いかける気持ちはみんな思っていること。勝つか負けるかだから」
(中スポ)

●谷繁元信
<四球、死球、四球、左翼線二塁打と全4打席で出塁。
ただ勝利にはつながらなかっただけに、
試合後は厳しい表情を浮かべるばかり>
「きょうはきょうだから。あした、またやるだけです」
(中スポ)

●立浪和義
<藤井の2ランで2点差に迫った8回なおも2死二塁。
一打同点の場面で代打の切り札が投入された。
レフトスタンドからの大歓声に後押しされて、
5球目のフォークをとらえたが、不運にも一塁正面のゴロ。
気持ちを切り替えて>
「少し泳いだからね。でも状態はいいんで、あした頑張ります」
(中スポ)

●高橋聡文
<今から約1年前のCS第2ステージ第4戦で
左腕は屈辱にまみれていた。
同点の8回、ラミレスに左中間席へ決勝2ランを浴びた。
「この悔しさをバネにします」試合後、報道陣にこう宣言したが、
悔しさを張らすべく、今季は以前に増して体調管理に気を配ってきた。
その一つが静香夫人の手料理。オフに婚姻届を提出し、
一緒に暮らすようになってから、バランスの良い食事でサポートしてくれた>
「同じものが続けて出てきたことがないんです。
得意料理? 特にないですね。本当、なんでも作れるというか」

<CS第2ステージは東京ドームで行われるため、
夫人の食事によるサポートは受けられないが>
「遠征に来たら自分で体調を管理するしかないですからね。
しっかり寝ていますよ。8時間くらい? そうですね」
(中スポ)


●落合監督
<CSに入って繰り返している言葉をこの日も口に。
藤井の一発はあしたへつながるかと問われ>
「この1週間、オレの言ったこと何も聞いてないんだなあ。
勝つか負けるかだけだって。
とは言ってもまた同じことを聞くんだろうなあ。
それ(勝つか負けるか)以外に言うことはありません」
中スポサンスポ時事通信毎日jpスポニチ名古屋


今日の公示。(22日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 マキシモ・ネルソン投手
【出場選手登録抹消】
▼中日 朝倉健太投手
(再登録は11月1日以降。公式サイト時事通信


ドラゴンズトピックス(22日)

◆増島委員長
(日本プロ野球組織・医事委員会)
<吉見が医療行為以外で静脈注射を受けていたと
一部スポーツ紙で報じられたことを受け、
アンチ・ドーピング規定に抵触する可能性があるとして、
下田NPB事務局長とともに東京都内のホテルで事情聴取。
吉見本人と西脇球団代表に事実関係を確認した。
きょう23日にも球団にカルテなどの資料の提出を求め、
詳細に検討する意向を示して>
「基本的に本人の意思ではなく、体調が悪いときに
ナゴヤドームの診療所内で担当医師の診断のもと
治療目的で点滴を受けたということでした。
カルテなどの資料がないため、これ以上は申し上げられません。
(判断は)カルテを取り寄せてから。
医療行為でないニンニク注射がいけないことは基本方針。
ただドクターの裁量にも幅がある」
スポーツ報知共同通信社時事通信ニッカン

◇西脇球団代表
<吉見の事情聴取に同席。
早急にカルテのコピーなどを提出する意向を明らかにして>
「薬そのものに問題があるわけではない。
医療行為であれば問題ない、とのことだった。
カルテがあればいいので、コピーでも早急に資料を提出します。
やましいことをしている認識はないし、本人に落ち度もありませんから。
アリナミンは禁止薬物ではありませんし、あくまで治療が目的。
恒常的に受けていたわけではない。
選手の判断ではなく、医師の診察を受けて治療を受けている。
調子を整えるためにしたことで、本人が責められるべきところはない」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信毎日jpニッカン

◇藤田チーフトレーナー
<吉見のアリナミン治療について、報道陣に囲まれ>
「あす(23日)にもカルテなど必要なものは提出します。
われわれとしては問題があるとは思っていない。
風邪などの場合に医師の判断に基づいて行ったもので、ドーピングとは違う」
(中スポ、スポニチ

◇落合監督
<吉見の反ドーピング規定抵触疑惑について、多くを語らず>
「私は医者じゃありません。診察もしていません。違いますか?」
サンスポ朝日新聞スポニチ


若竜トピックス(22日)

◆みやざきフェニックス・リーグ 最終戦
中日-東北楽天
(22日・西都原運動公園野球場)
  200 020 000 =
  000 100 010 =
[D本] 堂上剛裕
[Dバッテリー] 岩田、菊地、高島、赤坂 - 小田、田中、前田
公式サイト・戦評フェニックスリーグ公式

●中川裕貴
<フェニックス・リーグ最終戦の東北楽天戦(西都)に
1番・左翼手で先発出場し、チーム唯一のマルチ安打をマーク。
4試合連続安打で同リーグを締めくくり、
ポストシーズンでの1軍再昇格をアピール。
1回、菊池保則から中前打を放ち4試合連続安打を決めると、
3回には追い込まれながらも右前打。
さらに8回は1死三塁から
左翼へ痛烈ライナーを放ったが左翼手・丈武が好捕。
『猛打賞』こそ阻止されたが、きっちり打点を稼いだ。
同リーグ13試合(練習試合含む)中12試合で先発起用され、
終盤の4試合では15打数7安打、打率.467の好成績をマーク。
結果は出した。あとは天命を待つだけ>
「打撃も良くなってきているので(1軍に)呼ばれることを願ってます」
(中スポ)

●辻2軍監督
<4試合連続安打などポストシーズンでの
1軍再昇格をアピールした中川について>
「(同リーグで)ずっと先発で起用してきて
守備も安定していたし、走れるところも見せてくれた。
打撃も後半良くなったしね。
いつ呼ばれてもいいように準備をしておいてほしい」
(中スポ)

●堂上剛裕
<最終戦で豪快な一発。
4回無死、外角高めの直球をとらえ右中間芝生席に突き刺した。
6日から行われてきた同リーグは終了。
チームは23日に名古屋に移動し、25日からナゴヤ球場で秋季練習に入る>
「これまで多少のズレがあったけど、きょうはピタッと合った。
あしたからも休まずにしっかり練習していきたい」
(中スポ)

2009年10月22日 (木)

鮮やか速攻天敵攻略、快勝竜アドバンテージ消す!

セ・リーグのクライマックスシリーズ
第2ステージがこの日、東京ドームで開幕。
第1ステージを勝ち上がった2位・ドラゴンズが
リーグを3連覇した巨人に挑んだその初戦。
立ち上がり打線が集中し、森野の適時打で先制すると、
和田の適時打に続いて、野本が見事な3ラン。
天敵・ゴンザレスを一気に攻略して一挙5点のビッグイニング。
一方、投げては先発・小笠原が5イニングを1失点と
きっちりとゲームを作ると、その後は小刻みな継投。
初回の猛攻がモノを言って、7-2で大事な初戦に先勝。
実質1勝1敗のタイとして、ステージの主導権を握りました。

◇クライマックス セ 第2ステージ
巨人-中日 第1戦
(21日・東京ドーム | 中日1勝1敗)
41259人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中 日
巨 人
[勝] 小笠原(1試合1勝)
[D本] 野本1号3ラン ブランコ1号
[Dバッテリー]
小笠原、山井、小林正人、河原、高橋、浅尾 - 谷繁

◇対巨人第1戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数2安打)
2 (二)荒木  (4打数1安打)
3 (三)森野  (5打数1安打1打点)
4 (一)ブランコ (2打数2安打1打点)
5 (左)和田  (4打数1安打1打点)
6 (右)野本  (3打数1安打3打点)
7 (中)藤井  (4打数1安打)
8 (捕)谷繁  (4打数1安打1打点)
9 (投)小笠原 (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・中日> P・ゴンザレス(中10日)
井端内高めスライダー中前打、荒木投犠打、
1死二塁から、森野内直球弾き返し右前運ぶ適時打(D 1-0 G)
ブランコ内直球ショートオーバー中前打・
森野好走三塁ヘッスラ・ブランコも二塁陥れヘッスラ、
1死二、三塁から、和田中入るスライダー三遊間抜く適時打(D 2-0 G)
1死一、三塁から、野本内直球すくい上げ右翼席飛び込む3ラン(D 5-0 G)

<1回ウラ・巨人> P・小笠原孝(1軍では中16日)
坂本内スライダー左飛、松本内高め直球高いバウンド三ゴロ、
小笠原道大外スライダー一ゴロ・すんなり三者凡退

<2回・中日> P・ゴンザレス
小笠原孝外直球遊ゴロ、井端内直球打ち上げ右飛、
荒木中スライダー中前打、森野初球荒木二盗失敗

<2回ウラ・巨人> P・小笠原孝
ラミレス外スクリュー外れ四球、亀井内スライダー打ち上げ捕邪飛、
谷内直球二飛、阿部無理せず四球、
2死一、二塁から、古城内直球詰まりながら左前落とす適時打(D 5-1 G)
2死一、二塁から、ゴンザレス中直球打ち上げ一邪飛

<3回・中日> P・ゴンザレス
森野内低めスライダー空三振、
1死から、ブランコ外スライダー・
バットの先もレフト中段飛び込む本塁打(D 6-1 G)


<3回ウラ・巨人> P・小笠原孝
坂本外スクリュー打ち上げ右飛、松本内直球左中間飛、
小笠原道大外スライダー引っ張り右前打、
ラミレス外直球一二塁間抜くヒット、
2死一、二塁から、亀井外カーブ遊ゴロ6-4二封

<5回ウラ・巨人> P・小笠原孝
代打木村拓也内低め直球空三振、
坂本外カーブ当てただけ一ゴロ、松本外スライダー二ゴロ

<6回・中日> P・M.中村
ブランコ3球目内高め直球ヘルメット直撃・M.中村危険球退場、
P・野間口
和田内直球打ち上げ二塁後方フライ、
野本中スライダー二ゴロ4-6二封のみ、
藤井外フォーク逆方向左前運ぶヒット、
2死一、二塁から、谷繁中入る直球痛烈三遊間抜く適時打(D 7-1 G)
2死一、二塁から、代打井上外フォーク右飛

<6回ウラ・巨人> P・山井
小笠原内低め直球詰まりながら中前落とすヒット、
ラミレス内高め詰まり捕邪飛、
亀井初球外フォーク二ゴロ4-6-3併殺

<7回・中日> P・野間口
井端粘って四球、荒木バント打ち上げ三飛失敗、
森野外一杯直球見三振、ブランコ高め見て四球、
和田外直球投返し足直撃も方向変わり一ゴロ

<7回ウラ・巨人> P・山井
谷ストレート四球、阿部高め直球打ち損じ中飛、
古城中入る直球左越えフェンス直撃二塁打、
P・小林正人
1死二、三塁から、
代打イ・スンヨプ初球外スライダー中犠飛(D 7-2 D)
P・河原
2死二塁から、坂本内フォーク空三振

<8回ウラ・巨人> P・高橋 中・英智 右・平田
代打鈴木中高め直球一邪飛ブランコミット伸ばし好捕、
小笠原中フォーク空三振、ラミレス外フォーク遊ゴロ

<9回ウラ・巨人> P・浅尾
亀井外高めパーム一ゴロ、谷外低めパーム打ち上げ中飛、
阿部11球粘って四球、古城内フォーク一ゴロ、試合終了。


【ゲームレビュー】
鮮やかな先制攻撃でゴンザレスを打ち崩し快勝
1回、井端の安打と送りバントで1死二塁から森野が先制打。
和田の適時打に続き、野本の3ランで一挙5点を奪った。
先発の小笠原は落ち着いた投球。6回からは継投で逃げ切った。
巨人は打線も1、2番が出塁できず、つながらなかった。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


戦いの舞台を東京ドームに移して、
3年連続同じ顔合わせとなったクライマックス第2ステージ初戦。
ドラゴンズ打線が立ち上がり鮮やかな速攻。
見事に苦手・ゴンザレスを攻略しましたね。

先頭の井端が高めのスライダーを弾き返し、中前打で出ると、
荒木が大事に送り、森野が右前へと運ぶタイムリー。
第1ステージ不振で前日は特打を行った森野でしたが、
まさに気持ちの一打で、すぐさま結果を出して、
先制できたのは大きかったですね。
さらにブランコも続いて、強いライナーで中前に運ぶと、
松本の拙守を見た森野が好判断。
一気に三塁を陥れて、ヘッドスライディング。
その送球間にブランコも二塁へ飛び込むと、ともにガッツポーズ。
スキあらば、次の塁を狙う。
リズムに乗れない巨人に対しての積極的な攻めは素晴らしかった。

さらに第1ステージ好調の和田が続いて、
中に入ったスライダーを三遊間へ運び、2点目を挙げると、
1死一、三塁で迎えるは、この日も6番スタメンの野本。
第1ステージ第3戦ではラッキーボーイとなったルーキーですが、
このチャンスをさらにつなぐことができるのか。
この流れを切ることになってしまうのではと、
一抹の不安もあったのですが、
そんな心配をものの見事にを吹き飛ばしたうえ、
ありあまるお礼さえもくれるような当たりが。
カウント1-1からの3球目、内角中寄りへの真っすぐを
フルスイングをすると、高々と上がった打球は、
オレンジ色のライトスタンドへ吸い込まれる貴重な3ラン!
立ち上がり制球が甘いうえ、自分のリズムで投げられない右腕を
わずか17球で攻略しての一挙5点のビッグイニング。
厳しい戦いを乗り越え、東京へ進んできたその勢いを
ここしかないチャンスできっちりとぶつけら積極攻撃。
それがモノを言っての快勝で、アドバンテージを消したドラゴンズ。
実質1勝1敗のタイへと持ち込みました。


大方の予想通りに、ゴンザレスが来た。
対してこちらは立ち上がりに難のある小笠原。
とにかく初回がポイントと思っていましたが、
立ち上がりに捕まったのは、何とゴンザレスの方。
ただ今季5戦して4敗の天敵を叩くには、
この方法しかないのではと思っていたので、
それが見事にはまったことが、ほんとにうれしかったですね。
自分のリズムに持ち込んで投げるタイプのゴンザレス。
しかし確かオールスターゲームに先発した際に、
ものすごく緊張していたイメージがありましたし、
落ち着く前に叩いてしまえば、もしかしたら…と思っていましたが、
そこをしっかり突いてくれたドラゴンズ打線、見事でしたね。
しかも1点でも2点でもなく、5点だったというのも大きかった。
ただでさえ実戦間隔が空き、ゲーム勘が戻っていない巨人。
そんなチームに、いきなりヨーイドンでの5点はかなりキツイはず。
さらに、その勢いやそのままに
3回にはポストシーズンここまで本塁打のなかった
ブランコに待望の一発が飛び出し、
6回には危険球でもらったチャンスに谷繁がダメ押し打。
結局は10安打しか放ってはいないものの、効率の良い攻め。
チーム状態の良さとともに、ゲームにおいての集中力の高さ。
それが巨人を勝り、初戦快勝へと繋がったと思いました。


試合後の監督インタビューにもありましたが、
「誰とかでなく、それぞれが役割を果たしてくれないと勝てない」
打線においては、主役・脇役が
しっかりかみ合っての攻撃ができていましたし、
投げては大事な初戦の先発を任された小笠原が、
点差に押されることなく、平常心で5イニング1失点。
きっちり仕事をしてくれたのは、よかったですね。
とにかくここまで来たら、4つ勝つのみ。
連勝ではなく、6試合の中で4つ。
そのためにはナイン1人1人が託された任務を
遂行することで、白星を積み重ねていく。
そういうことなのではないかな、と思います。
まあ巨人もそろそろ目覚めることとは思いますが、
ただ昨季の第2ステージと比べると、ドラゴンズ的には
チームとしての士気も上がっているように見えますし、
連勝でもしてしまえば、さらに良い方向へと進んでいくかも。
まあかなりポジティブに考えてもおりますが、
まだ1勝1敗のタイですし、相手も慌ててはいないでしょう。
ただそんなことは気にせず、より気を引き締めていくこと。
勢いよく迎える第2戦、先発は中4日でチェンが濃厚。
まだ投げていない朝倉の可能性もありますが、
とにかく自分から相手に流れを差し出すような投球は避けてほしい。
そしてこのムードを大事にして、
チーム全体で、集中してプレーしてほしいですね。
まずは良き滑り出しとなった東京決戦。
この勢いで今夜も勝って、さらに波に乗ってほしいです!


☆ウィナーズ・ボイス(22日)

◎野本圭

<1回1死一、三塁、右越えに3点本塁打を放つ>
「(おめでとうございます)
ありがとうございます。ありがとうございます。
(1回あの場面、すばらしい当たりでした)
そうですね。えー、前のバッターの方もいいかたちで
えー、つながってましたし、何とか僕も勢いに乗って、
いきたいなと思ってフルスイングしました。
(打ったボールは)
真っすぐ系の、カッ…、あんまりよく覚えていないんですけども、
まあ点が入って良かったです。
(手応えはどうだったか)
そうですね。いい感触でした。
(レギュラーシーズンで苦戦を強いられたゴンザレスからの5点。
立ち上がりの攻撃見事でしたね)
そうですね。ほんに立ち上がり攻めれて、ほんとによかったと思います。
(何かゴンザレス対策というのは考えていたのか)
そうですね。やっぱり甘いボールをやっぱり
しっかり振らないと、ダメだと思ったんで、
追い込まれる前にしっかり振っていこうと思ってました。
(ルーキーで初めてのポストシーズン、第1ステージから戦っていてどうか)
そうですね。ほんとにできることをしっかりして、
少しでもチームに貢献できるように、頑張っていきたいと思います。
(これで1つ勝って1勝1敗。明日からですね
そうですね。ほんとに先のことを考えず、
僕は一戦一戦、えー、すべてを出し切ってやりたいと思います。
(またあしたも素晴らしい打撃を見せてください)
はい、頑張ります。ありがとうございました」


<ホームラン談話>
「一、三塁だったので何とかランナーを返そうと思いました。
いい結果になって良かったです」

<スタンドに渦巻く悲鳴と歓声を一身に浴びて、
ルーキーは一、二塁間で右腕を高々と突き上げた。
特大の3ランで、巨人に与えられたアドバンテージの1勝を吹き消した。
相手投手は誰もが認める『竜キラー』のゴンザレス。
そんな相手から4安打を集中して2点を先取し、
まわってきた1死一、三塁。内角攻めの142キロを振り抜いて、
G党が埋め尽くす右翼席中段にぐさり。
序盤から大量リードの一方的展開に持ち込み、天敵に引導を渡した>
「ゴロでもフライでも次につなげられればと思っていました。
いい形でと思ってフルスイングしました」

<夢中で生み出したアーチ。
がむしゃらさが功を奏したのかもしれない。
今季放った本塁打は横浜のグリン(4月4日)と
巨人のグライシンガー(9月29日)からの2本。
この日も若さを力に変えて『外国人投手キラー』ぶりを発揮して>
「たまたまだと思いますけど、
追い込まれる前に積極的に振っていますから」

<自らをこの日の『主役』に押し上げた一振りも、
脳裏にここで一発などという考えはみじんもなかった。
CS開幕を前にして自ら目標を『名脇役』を演じることに定めていた。
ルーキーイヤーで開幕ベンチを射止めたが
2軍落ちの辛酸をなめること3度。
その度に耐えてもがいてはい上がってきた。
そんな1年を振り返り、地味でもチームに貢献することを第一に据えた>
「僕は主役よりも脇役のキャラですから。
自分のできることをしっかりやり遂げようと」

<そんな折、東京ヤクルトを下したCS第1ステージの前に
相手のある投手が語った中日打線の印象を聞いたという。
『中日は打者が点で線にならない。だから要所を抑えればいい』
そんな分析を聞いて自らの脇役としての立ち位置を定め、
無欲な姿勢が快打を生んだ>
「そんな言われ方をするなら、自分は打が線になるよう、
つなげられるようにしなければ。バントでも、進塁打でもいい」

<だからもちろん、これにおごることなどない。
この日は間違いなく『主演男優賞』でも
ルーキーの目指すところは謙虚に『助演男優賞』で変わらない。
「主役? それはたまたま今日だけです。自分は脇役で行きます。
いい本塁打が出たのはたまたま。
明日からもやることは変わらないです。
一戦一戦、先発でも代打でもできることをやり切る。
とにかくチームの足を引っ張らないように」
中スポ中日新聞サンスポ共同通信社時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチニッカン


○森野将彦
<1回1死二塁から右前へ先制の適時打を放つ。
井端が打ち、荒木が送っておぜん立てしてくれた1死二塁。
簡単に2ストライクと追い込まれたが慌てない。
1球変化球を見送り、142キロの甘く入った直球を振り抜いた。
短い言葉に、これまでの苦悩と、
それを一つ乗り越えた安堵感がにじんで>
「気持ちだけです」

<第1ステージは突破したが、11打数2安打ともがいていた。
1、2番でチャンスをつくり、中軸の適時打で得点する
中日の攻撃の基本をポストシーズンで初めて見せることができた。
今季13打数1安打(.077)とレギュラー陣の中で
ゴンザレスに対し最も数字の分が悪かったが>
「ずっと打ってなかったゴンザレスから、みんながヒットをつなげて…。
いつも言っているように打てる球を打てば、ヒットは出る。
初回に打てたから、つながったんじゃないですかね。
その後の打席みたいに、打てない球を打とうとするから、
アウトになるんですよね」

<さらに一塁に出てからもブランコの中前打で
中堅手の動きが緩慢と見るや、三塁へ好走塁。
立ち上がりにフラフラのゴンザレスをますます窮地に追い込んだ。
打ったこと以上に誇らしげに答える>
「(松本が)一歩下がった(待った)からです。
大事に捕りにいったじゃないですか。
あのままチャージしてきていたら『ウーン』って感じでしたけどね。
シーズン中からみんながやっていることですから。
ああいう形(二、三塁)をつくるってことは。
ボクもつくってもらってきたわけですからね」

<難攻不落の右腕から奪った勝利。
第2打席以降無安打に終わり、その立役者に笑顔はなかったが、
第2ステージは始まったばかり。喜びはまだ先にある>
「この1勝は大きいと思う」
(中スポ、中日新聞サンスポスポーツ報知
朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋

○石嶺打撃コーチ
<前日一人だけ早出特打をこなして、成果が表れた森野について>
「一振りで仕留めたのが大きい。
森野がすんなり1点を取ってくれたので、あとがつながった」
中日新聞毎日jp

○笘篠外野守備走塁コーチ
<初回ブランコの中前打で中堅手の動きが緩慢と見るや、
三塁を奪った森野の走塁を絶賛>
「あの走塁は大きかったですね。
こちらの指示ではなく、すべて森野の判断です」
(中スポ)


○トニ・ブランコ
<4点リードの3回1死、カウント2-2から
ゴンザレスのカーブを振り抜くと大きな弧を描いて左翼席へ。
CS第1ステージから数えて15打席目の初本塁打は、
1点を返された直後だっただけに大きな価値があった>
「バットの先だったけど、うまく変化球に対応できたね。
仲のいいディッキー(ゴンザレス)から打ててラッキーだったよ」

<1勝1敗とした18日の東京ヤクルト戦の試合後、
室内にこもるとマシン相手に一心不乱に打ち込んだ。
終わったのは試合後から1時間以上たった午後11時前。
打てないとき、室内にこもるのは普段通りの行動。
すると翌日の第3戦で3安打、そしてこの日につなげた>
「初戦、2戦目は緊張していたんだ。普段の自分じゃなかった。
最初は緊張でガチガチだったが、だんだんよくなってきた。
緊張せずに普段通りの野球ができた。毎試合、何があるか分からない」
カメラブログ中スポ時事通信朝日新聞スポニチ

○和田一浩
<1回1死二、三塁、4戦連続打点となる左前適時打>
「ど真ん中にきたので、ランナーを返すことができてよかったです」

<シーズンで0勝4敗、チーム打率.181と
徹底的に抑えこまれたゴンザレス。
攻略の活路を開いたのは積極打法だった。
自身も2球目を左前へと、各打者が好球必打を徹底。
鮮やかな攻略劇に胸を張って>
「1打席に1球甘い球があるか、ないか。それを逃してはいけない。
それに向こう(ゴンザレス)はこういう試合(公式戦)が久々だからね。
どうしてもああいう立ち上がりになると思っていた。
立ち上がりがチャンス。だから初回に打てたのは大きいよ。
実際、2打席目は明らかに球のキレが違った」
カメラブログ中スポ朝日新聞ニッカン

○井端弘和
<初回先頭、ゴンザレスのスライダーに的を絞り、
2球直球が続いた後の3球目を中前へはじき返す>
「まっすぐかスライダーしかないピッチャー。
スライダーを狙えば、おのずと後から打つ球が絞られる」
朝日新聞

○田中監督付スコアラー
<データを洗い直し、今季最も苦しめられたゴンザレスを攻略。
狙い球は各自に任されたが、意識が徹底させて>
「甘い球を見逃すな、ということ」
朝日新聞

○谷繁元信
<5点リードの6回2死一、二塁、
巨人3番手・野間口からリードを6点に広げる左前適時打。
第1ステージからCS通算14打数4安打の打率.286、1本塁打、3打点。
6投手を好リードした司令塔はバットでも存在感を示している>
「何点あってもいいので、追加点が取れてよかったです」
カメラブログ、中スポ、時事通信


○小笠原孝
<緩急を生かした投球で、5イニング3安打1失点。
巨人に与えられていた1勝のアドバンテージを
帳消しにする快投は、まるで2年前の再現。
07年の10月18日、巨人を相手にしたCS第2ステージ、
その大事な初戦に先発。『奇襲』と呼ばれたマウンドで、
あれよあれよの好投を見せて白星を奪取。
勢いに乗ったチームは日本一まで突っ走った。
帰りのバスへと笑顔で歩みを進めながら、昔を振り返って>
「あのときも1失点でしたか。確か谷さんに一発を食らいましたね」

<そのときと同じ相手、同じ場所、同じ舞台。
さらに『5イニング1失点』という結果までもがピタリと重なった。
昔を思い出しつつ、勝利の余韻に浸って>
「きょうは大事な試合だった。ゲームをつくれてよかった」

<つけいるスキを与えなかった。
いきなり5点の大量援護をもらって
マウンドに登った1回は、逆に気を引き締めた
先頭・坂本は低めのスライダーを打たせて左飛。
続く松本を内角高めをえぐる直球で三ゴロに仕留めると、
3人目の小笠原道大は外角いっぱいのスライダーで一ゴロ。
苦手の立ち上がりを完ぺき投球で乗り切ると、
2回は2四球と1安打で1失点。3回は2死から
小笠原道大、ラミレスに連打されたが、
亀井を内野ゴロに仕留めると4、5回は三者凡退。
平常心で大事な初戦を物にして>
「(打線が奪った)初回の5点は
なしのつもりでいけと言われ、そう思って投げた。
余計なことを考えないようにしていた。
捕手のサイン通りだけど、球に意図を込めて投げた」

<何もかもが2年前と一緒の勝利。
強いて違いを挙げるならば『中身』。
07年はCSまでの3カ月間勝ち星から見放されていたが、
今季は8月以降の10試合で防御率2.28と抜群の安定性。
第2ステージの開幕マウンドは当然の成り行きだった>
「レベルアップしないと通用しない世界だから」

<表面上の数字は2年前と同じでも、内容は違う。
1回に失点するパターンが続くと登板前の球数を工夫し、
決め球のスライダーにも毎年微調整を加えている。
余力を残しての83球が『09年版』を物語っていた>
「(2年前とは違って)きょうはもう少しいけたかな」

<チームにとってはこの上ない『吉兆』のスタート。
進化する33歳は、中継ぎ待機も辞さない。
その目は2年ぶりの日本シリーズ進出を見据えて>
「大舞台は嫌いじゃない、
次はどこで投げるかわかりませんが、まずは応援します」
中スポ共同通信社時事通信朝日新聞毎日jpスポニチ名古屋ニッカン


○山井大介
<6点リードの6回に2番手として登板。
最初のイニングは3人で片付けたものの、
7回に四球と二塁打で1死二、三塁のピンチをつくって降板。
3番手の小林正人が犠飛を浴び、記録は1イニング1/3を1失点。
降板後のベンチで落合監督と話をする場面もあったが、
ホロ苦い結果となってしまい、口は重く>
「調子どうこうは言ってられない。あしたも頑張ります。
落合監督と話? 特にないですよ」
(中スポ)

○小林正人
<左サイドハンドがきっちり『想定内』の仕事をした。
6点リードの7回1死二、三塁、左の代打イ・スンヨプが
出てくると、山井からバトンを受けて登板。
1球で犠飛に仕留め、期待通りに相手の勢いをそいで>
「どんな形でもアウトを取りたかったのでよかったです」
(中スポ)

○高橋聡文
<8回の1イニングを完ぺきに抑える。
小笠原から空振り三振を奪い、ラミレスに遊ゴロを打たせるなど、
勝負球に使ったフォークボールがさえた。
狭い東京ドーム対策が功を奏した3人切りに>
「ホームランを打たれないように、
フォークボールを低めに投げるように意識しました」
(中スポ)

○浅尾拓也
<9回に6番手で登板。不安払拭の快投を見せる。
阿部を四球で歩かせたものの無安打無失点>
「点差があるので余裕を持っていけと言われた。落ち着いて投げられた。
おととい(19日)よりは自分らしく投げられたと思います」

<19日の東京ヤクルト戦は1イニング2失点だったが、
前回の嫌な残像は完全に吹っ切っていた>
「自分の不調とかをチームに持ち込むつもりはないので、
調子が悪いなら悪いで割り切って投げています」
(中スポ、サンスポ


○鈴木義広
<東京ドームへ向かう道すがら、笑顔を見せていた。
ニュースでは城島健司が今季限りでマリナーズを退団し、
日本球界へ復帰する意向を明らかにしたと報じられていた。
自身にとって、城島は縁が深い先輩の一人。
城島が毎年1月に長崎で行っている合同自主トレに、3度も参加している。
ピッチング練習では城島に何度か受けてもらい、
『お前はこういうタマを投げた方がいい』と
丁寧にアドバイスをもらったこともある。
もしかしたら、同一リーグで対戦する機会が訪れるかもしれない>
「セ・リーグにきたらあいさつに行かないといけませんね」
(中スポ<ドラ番記者>

◇チェン・ウェイン
<左の柱は第2戦の先発が予想される。
第1ステージの東京ヤクルト戦では17日の第1戦に先発し、
7イニング3失点、109球を投げた。
今回は今年初の中4日登板になるが、気合十分>
「どこで投げても、チームが勝つために全力で投げるだけです」
(中スポ)

◇吉見一起
<登板翌日と登板直前の2度、
ナゴヤドーム内にある医務室に向かうのが日課。
別にケガをしたり、病気をしているわけではなく、目的は点滴。
1度に30分程度の時間をかけ、アリナミンと呼ばれる成分の投与を受ける。
ニンニク注射ともいわれる方法で、疲労回復に効果があるとされ、
愛用しているプロ野球選手も多いという。
しかし実はずっと敬遠してきた方法だった>
「疲労の回復に効果があると聞いて、昨年、試してみたんです。
たまたまだとは思うんですけど、それから勝てなくなってしまって」

<験担ぎの意味もあり、開幕直後から数カ月は避けてきたが、
疲労が限界寸前までに達した7月途中に再度試してみることにした>
「正直、ちょっと怖かったんですけど、
次の登板(7月18日・横浜戦)で完封できて。それから続けているんです」

<以降は点滴のかいもあってか、白星を重ね続け、
リーグトップタイの16勝でレギュラーシーズンを終えた。
18日の第1ステージ第2戦は8イニング2失点で勝利投手。
次の登板は第2ステージ第3戦の23日か、第4戦の24日が有力。
この日はランニングなどで調整したが>
「医務室の方もそうですし、本当、いろいろな人が支えてくださっています。
確かに疲れはまだありますけど、疲れたとか言ってられませんから」
(中スポ)

○川相内野守備走塁コーチ
<レギュラーシーズンで8勝16敗と大きく負け越してしまった巨人戦。
CS第2ステージでの再挑戦は気後れしてしまわないかが心配だが>
「負け越したから巨人にアドバンテージがあるわけなんだけど
(シーズンの結果は)あまり気にせず開き直ってやればいいんだよ」

<東京ヤクルトに初戦逆転負けを喫した
第1ステージでも2戦目以降は>
「そんな雰囲気(ナインが開き直った)があった」

<しかし『開き直り』って何?と質問すると。
勝ちたい緊迫感と、喜びを感じるおおらかさ。
どこでその折り合いをつけるかがカギを握りそう>
「だってクライマックスシリーズがなければ、
もう休みに入ってたり、秋季キャンプやってたりするわけだろ。
まだ試合ができる。その喜びを感じてやってくれたらいいんだよ」
(中スポ)


○落合監督
<序盤の集中打で第2ステージ初戦に快勝。
アドバンテージのあった巨人にまずは追いついたが、
会心の勝利にもこれまでと同じ言葉を繰り返して>
「(初回井端が出て、荒木が送って、そこから5点。
今のチームの打線の調子がその目にはどう映るか)
うーん、このシリーズに関して、
そういうの(内容)を振り返るのはやめましょうや。
もう勝つか負けるか、それしかないんですから。
144試合の長丁場やってるわけじゃないしね。
もう6試合と決まっているわけだから、
そこでどうやって4つ勝つかってことだけなんでね。
いろいろゲーム振り返っていてもしょうがないと思います。
申し訳ないんだけど、そういう戦いです。第1ステージから。
(第1ステージからずっと変わらない)
はい、それは変わってません。
(ただ先発の小笠原が5回1失点、見事役割を果たした)
うーん、だから誰がってことじゃなくて、
みんなそれぞれの役割を果たしてくれないと
ゲームっていうのは勝てないんでね。
だから、で、その歯車が狂わないようにやらしているのが、
ベンチワークであると思うし。
(ナゴヤドームで厳しい戦いを経て、1日挟んで今日から東京。
選手の足の動き、どのように見たか)
(第1ステージ初戦から)そんな変わんないでしょ。
もっといいはずです、本当は。
だからもっとよくなるんじゃないですか。
試合を重ねるごとにそういうメンバーだと思います。はい。
(そして今日勝ってアドバンテージを消して、タイ)
だから、そういうことは考えてません。
一番先に言った通り、どうやってこの6試合を戦って、
4つ勝つかってことだけなんでね。
あのう、みなさん(報道陣)が思ってるような、
そんなシャレた言葉ってのは、私の中からは出ていきません。
すいませんけど、はい」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信12
毎日jpスポニチスポニチ名古屋デイリー


若竜トピックス(21日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
千葉ロッテ-中日
(21日・都城市営野球場)
  001 000 000 =
  000 000 001 =
(9回規定により引き分け)
[D本] なし
[Dバッテリー] 伊藤準規、小熊、清水昭信 - 前田、田中
公式サイト・戦評フェニックスリーグ公式

△伊藤準規
<フェニックス・リーグの千葉ロッテ戦(都城)に先発し、
7イニングを投げ、2安打1四球7三振を奪い無失点。
ルーキーが宮崎での最終登板を好投で締めくくる。
前回15日の北海道日本ハム戦では、
先発して3発を浴びるなど4イニング7安打9失点と炎上。
プロの洗礼を浴びたが、5日間できっちり修正。
7イニングはプロ最長でMAX146キロを計測。会心の投球にほほ笑んで>
「きょうは変化球でストライクが取れたし、勝負もできました。
真っすぐでも押せたし、インコースをしっかりつくことができました」
中スポ

△小林投手コーチ
<7イニングを無失点に抑えた伊藤準規を評価して。
「きょうのようにある程度変化球でストライクが取れれば。
クイックモーションも速くなったしね。進歩が見られる。
あらためて潜在能力の高さを見せてくれた」
中スポ

△小熊凌祐
<8回から2番手で登板したが、1イニングをピシャリ。
青野を遊飛、田中を二邪飛、塀内を左飛に打ち取った。
これでプロデビューした16日の巨人戦から
3試合連続で1イニングずつをパーフェクト。
右ひじなどの故障に苦しんできた新人右腕が、順調に歩みを進めている>
「調子はまずまずだったと思います。
ここまで四球を出していないことがいいと思います」
(中スポ)

2009年10月21日 (水)

3年連続東京決戦、竜巨クライマックス今夜開幕!

日本シリーズ出場権をかけたクライマックスシリーズ
セ・リーグの第2ステージが、今夜から開幕します。
第1ステージを勝ち上がった2位・ドラゴンズが、
リーグ覇者・巨人に挑戦する4戦先勝、6試合制のステージ。
3年連続の対戦となりましたが、レギュラーシーズンで
8勝16敗とカモにされた相手にいかに雪辱を果たすか。
この日、ナインはナゴヤドームで
最終調整を行った後、宿敵の待つ東京へと移動。
第1ステージ不振で早出特打を行った森野を始め、
決戦に備えた竜選手の声を中心に、この日の話題を。

ドラゴンズトピックス(20日)

◇森野将彦

<東京ヤクルトとの第1ステージ3試合で
11打数2安打、打点0に終わったが、約45分間もの志願特打。
不安、焦り、危機感…そのすべてを振り払うように
打ち続け、ナゴヤドームに快音を響かせた、
不発に終わった主砲に悲壮感が漂うが、心配はいらない。
『打倒・巨人』を宣言して>
「(状態は)悪いでしょう。
まあ、調子が悪いなんて言っていられないんですけど。
第1ステージは働けなかったので、
第2ステージは何とかしたいと思います。
初戦が大事? 当然です。あしたから全部勝つつもりですよ」

<午後1時開始の全体練習、その30分前から打球音がこだました。
石嶺コーチに投手役を依頼して、黙々と打ち続けた。
第1ステージではカヤの外だっただけに焦りもあったのだろう。
チェックポイントを確認しながら午後1時15分に
ライナーで右翼席にたたき込んだ時点で特打は終了。
すっきりした表情で前を向いて>
「まだ納得はしていないけど、やらないよりはやった方がいいと思った。
それにやってよくなっている感じもあるんです」

<『天敵退治』にも自信アリだ。
初戦の巨人先発が予想されるのはゴンザレス。
対中日は5戦4勝と、今年チームがもっとも苦しめられた右腕。。
レギュラーシーズンで13打数1安打の打率.077だが、
本人に苦手意識はなく、打ち崩すことを誓って>
「ゴンザレスは嫌なイメージはないんです。
苦手な感じもない。なぜか抑えられている。
対策? 制球のいい投手だから、
とにかくストライクを積極的に打つことですね。
それにシーズンを踏まえて、こうしたらいいかな、というのもあるんです。
要は甘い球を逃さず仕留められるか。一球勝負ですよ」
中スポ共同通信社時事通信毎日jpニッカン

◇トニ・ブランコ
<第1シリーズ3試合打点のなかった主砲が
巨人との決戦を前に、意外な言葉を口に>
「ホームランは狙わない」

<アーチ封印宣言かと思われたが、狙いは別にあった>
「ホームランは狙ったら打てない。
狙うと、スイングがおかしくなる。
いかに自分のスイングでいいコンタクトをするか。
大事なのは集中して、ストライクを積極的に振る。
そしていいスイングで打つ。それができればホームランになる」

<まるで自分に言い聞かせるかのようなセリフ。
本拠地での第1ステージ3試合では本塁打なし。
19日の第3戦には3安打を放ったが、むしろ反省の弁。
日本シリーズ進出をかけた戦いでは、
もう一度基本に戻ろうという姿勢がうかがえた>
「顔がよそを向いてしまったり、詰まったりという打球もあった。
(3安打は)神様のおかげ」

<初戦の相手と目されるゴンザレスについては厳しい表情。
2本塁打以外ではヒットは1本だけの、
16打数3安打(.200)に封じられているだけに気を引き締めている>
「確かに(ホームランを)2本打っているが、いい投手。
我慢強く(好球を)待たねばならない。
球種は絞らない。私はパワーがあるので当たれば飛んでいく」

<東京ドームではレギュラーシーズンで4本塁打。
本拠地のナゴヤドーム以外では、最も多くアーチをかけた球場。
5日間のブランクを経て臨んだポストシーズンゲームも
3試合を終えて手応えもある。あとは自らが口にした
ホームランの極意を、打席で実践するだけ>
「体調は問題ないし、試合勘も戻ってきた」
中スポスポニチ名古屋

◇和田一浩
<第1ステージで12打数7安打、4打点、2本塁打の
打率.583とノッてる男が、宿敵打破のキーマンになる。
12ゲームの大差をつけられたレギュラーシーズンに
負い目を感じることはない。すべては終わったこと。
新たに始まる短期決戦に向け、過去は頭から外して>
「あくまでウチは2位通過で臨んでるチームなので。
失う物も何もないんで。思い切ってぶつかっていくだけです」

<心に影を落としたシーズンがある。
4連敗で原巨人に敗れた西武時代の02年日本シリーズ。
16打席無安打。屈辱の数字だけが残り、本拠地での胴上げを許したが、
その年シーズン終了から、シリーズ開幕までに11日もの空白期間があった。
だが今回は違う。前日まで東京ヤクルトと戦った。
初戦を落としてからの連勝で、無形の勢いを得た。
逆に巨人は、8日間の空白を余儀なくされた。
これが1勝のアドバンテージを埋める要素になる可能性があると踏み>
「やっぱり試合勘というか、少しのズレがあったんですよ」
和田ブログ「クライマックス!!」、デイリー


◇藤井淳志
<第1ステージで12打数5安打と大活躍したが、
東京ドームでも暴れる予感。
初戦先発見込みのゴンザレスについては、
勝って兜の緒を締めて臨む>
「初球から甘い球を積極的に打っていきます。
第1ステージの勢い? そのまま行ければいいですけれど、
また別の試合ですから」
(中スポ)

◇井端弘和
<第1ステージでは攻守にわたって活躍したが、ゴンザレス討ちを誓う。
今季の対戦打率は、15打数4安打2四球の打率.267>
「嫌なイメージはないよ。
打てそうで打てない、まあ、それがいい投手なんだろうけど。
(東京ヤクルト)館山のときのように接戦でモノにしたいね」

<巨人には1勝のアドバンテージがあるだけに気合を入れて>
「移動して1敗したようなもの。(第1戦は)絶対に勝ちたい」
(中スポ)

◇荒木雅博
<第1ステージの流れを変える第2戦の決勝打を放ったが、
この日は自身の白いバットでフリー打撃。
なぜか巨人の第2戦先発が予想される右腕の名を口に>
「オビスポをイメージして7割は右方向へ打ちました」

<ゴンザレスに関しては15打数4安打と
完全に抑えられているわけではなく、頼もしいセリフ。
選手会長は短い言葉に決意を込めて>
「(ゴンザレスに)悪いイメージはない。でも相手は関係ない。やるだけ」

<CS第2ステージを前に、選手会長は冗舌になっていた>
「東京ドームでは全部、茶色(藤井のバット)で打ちます。
いや、他人のバットでは嫌なんで、
(白色の)自分のバットを茶色に塗ろうかな」

<こう言ってひとしきり笑いをとると、
さらに拍車がかかり、無茶な注文まで口にして>
「いっそ、ぼくだけ金属バットじゃだめですかね。
非力だから、それぐらいのハンディがあってもいいでしょう」
(中スポ、<ドラ番記者>

◇野本圭
<初めてのポストシーズンでも、
第1ステージで5打数2安打と打った上に、第3戦では
本塁への好返球で、光る守備も見せたルーキー。
敵地東京へはおごることなく足元を見つめて乗り込む>
「心がけるのは、自分のできることをやりきることです。
自分は主役ではなく脇役のキャラですから。
今は1日1日、悔いを残さないようにできていますから、
あそこであれをやっておけばよかったと後悔することがないように」
(中スポ)

◇立浪和義
<この日はグラウンドに姿を現さずにドーム内でトレーニング。
対巨人は今季13打数7安打の打率.538。
強力リリーフ陣の越智、山口、クルーンの
すべてからヒットを放っているのも心強い。
思い出の東京ドームで花道は終わらせない。
兼任コーチが第2ステージ突破を誓って>
「巨人キラー? シーズンが終われば関係ない。
それに打数も少ないからね。
とにかく絶対にあしたは勝たないと。
1戦1戦、勝つために準備をしていきたい」
(中スポ)


◇小笠原孝
<きょう21日の第2ステージ第1戦の先発が
予想されるが、どこかで見たような状況。
ナゴヤドームでの練習を終えると、遠い記憶をたどるように話して>
「そんなこともありましたね」

<まるで人ごと。だが『そんなこと』の主役だった。
2年前の07年のCS第2ステージ。東京ドームでの第1戦、
大方の予想を覆す『奇襲』と呼ばれた先発で、
5イニング1失点と力投。これが下克上シリーズの幕開けとなり、
巨人を3連勝で一蹴。最後は53年ぶり日本一まで駆け上がった。
今年も第1戦先発が予想。そして今回も秘密兵器のニオイがする。
巨人戦の先発は今季はなく、
リリーフで1試合2イニングを無失点に抑えただけ>
「(巨人打線について)イメージは…、ないですね」

<イメージなし。これはプラスだろう。
今季、中日投手陣はことごとく巨人にやられたが、
印象がないから、悪いイメージもない。
相手打者にとっては左腕の球筋という生情報がない。
本人は細かいことは気にしていないが、有利に働くことは多いはず>
「相手どうこうじゃないし、ここまできたらイメージも関係ない。
そういうことを言っていられる余裕はないと思うんです。
とにかく、思い切っていきます。投げる機会があれば、ですけど」

<歴史は繰り返す、と言われる。
巨人を倒す下克上ストーリー。幕開けは今回も託したい>
「いつも一緒で面白くないかもしれないですけど、
相手のことより、まず自分の力を出すことです。
自分の力を出さないことには土俵に上がれないので。
とにかく自分の力を出し切ることです」
中スポサンスポ共同通信社スポニチ名古屋

◇朝倉健太
<22日の巨人第2戦の先発が予想されるが、
ナゴヤドームでランニングやキャッチボールなどを行い調整。
CS第2ステージで対戦する巨人打線を警戒。
相手主砲・ラミレスについて聞かれると>
「けっこう打たれましたね。
ラミレスは主軸なので打たせたくない。
でも、ラミレスがどうということは考えないです。
ラミレスだけじゃなく巨人打線は全員がすごいバッターなので、
自分は1人1人だと思ってます。1人1人を抑えていくことを考えます」

<今季、巨人戦では2試合に先発し、1勝1敗。
シーズン最後の登板となった9月29日には
6イニング1失点で白星を挙げているが>
「与えられたところで行くだけ」
(中スポ、ニッカン

◇チェン・ウェイン
<G打線封じの切り札は第3戦の先発が予想される。
さらにその後、第5戦、第6戦までもつれれば
リリーフとして登板することもあるが、気合十分>
「言われたところで投げるだけ。
どこで投げても、チームが勝つために全力で投げるだけです」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋

◇吉見一起
<18日の第1ステージ第2戦で
8イニング2失点の力投を見せたが、中4日にも力を込める。
シーズン中は基本的に中6日で登板していたが、
出し惜しみしている場合ではない。
最多勝に輝いた右腕は第3戦での登板が濃厚。
普段よりランニングメニューを減らしたが、臨戦態勢を整えて>
「いつでも投げられるつもり。
間隔が短い時は何かを試したりはしない方がいい。
『やる』より『やらない』という調整をしています。
登板間隔が短くなることも頭に入れて調整します」
スポーツ報知スポニチ名古屋

◇森バッテリーチーフコーチ
<スクランブルローテで巨人に挑む。
第1ステージ第1、2戦に先発したチェン、吉見の2枚看板を
第2ステージ第2、3戦に投入することが明らかに。
第4戦には中田も準備しており、今季は一度もなかった
中4日登板を解禁し、日本シリーズ進出を目指す構え。
練習後のナゴヤドームで予告、不敵な笑みを浮かべて>
「ここまで来たら誰だって投げられるだろ。
中4日? みんな使えるじゃねえか。中1日だってあるよ」
スポーツ報知スポニチ名古屋

◇山井大介
<個人にとっても宿敵へのリベンジの時はやってきた。
巨人にリーグ優勝を決められた9月23日の東京ドームで先発。
4回、ラミレスに試合を決定づける本塁打を浴びていた。
この日はリリーフ組と一緒に行動。勝負どころの中継ぎ起用が有力。
借りはきちんと返して名古屋に帰ってくる>
「ラミレスには結果フォアボールなら仕方ないくらいのつもりで
きわどいところを攻めないと。
だからこそ気持ちだけは負けないようにしたい」
(中スポ)

◇谷繁元信
<日本シリーズ進出に向けて大きな壁、
『ラミレス封じ』に気合を入れる。
弱点を突くのか、配球を変えるのか、
はたまた勝負を避けるという選択肢を選ぶのか。
頭脳をフル回転させて大一番に挑むことを誓って>
「ラミレス対策? 今晩ゆっくり考えるよ」
中スポ


◇ネルソン・パヤノ
<隠れた『ポストシーズン男』がブルペンに控えている。
もちろん日本のポストシーズンは初めてだが、
米マイナーリーグでは毎年のようにポストシーズンに参戦し、
03年ルーキーリーグ、08年2Aではチームの優勝に貢献。
決戦に向けて気持ちも盛り上がっている>
「この季節は自分にとっていいかもしれないね。
今年もよい結果に結びつくことを願っている」

<快投を見せたい家族が海の向こうで待っている。
今オフにも正式に結婚を予定している婚約者のゾイラさんが
8月15日に長男ネルソン・スティーブンくんを出産した。
ビデオに残せば、愛息が成長したときに見せることもできる>
「ドミニカ共和国から日本は遠いし、
試合に合わせて来日することはできないと思う。
でも、いいピッチングができたら、
そのビデオを送って見せることはできるかもしれないね」

<今季は34試合に登板し、2勝1敗8ホールド、防御率2.08。
まずまずの成績を残したが、巨人に際立った成績を残している。
6試合7イニング2/3で自責0。東京ドームは2試合2イニング1/3で被安打0。
気を引き締めて臨み、ここでも好相性を引き出すつもり>
「マウンドに上がったら強い気持ちで投げ抜くよ」

<中でも亀井へのリベンジを心に誓っている。
9月30日のナゴヤドーム。登板した4回2死一、三塁から、
右翼フェンス際まで飛球を放たれたが、
右翼に回っていたブランコが落球する失策で、
巨人戦では今季ただ1度だけの失点を許していた。
クリーンアップの左打者だけに、頼もしい助っ人左腕が、
勝負どころで力を発揮してくれるはず>
「記録はブランコのエラーだったけど、いい当たりだった。
今度はしっかり抑えるよ」
(中スポ)


◇落合監督
(指揮官はこの日の練習中、グラウンドには一切姿を見せなかった。
第1ステージ初戦前日の16日もグラウンドには足を踏み入れなかった。
多くの選手が軽い調整メニューだったこともあり、
信頼するコーチ陣に練習を任せたかたちに)
(中スポ)


【ドラゴンズ・ポストシーズンの日程】
<クライマックス・セ 第2ステージ>
21日(水) 対 巨人 (18:00・東京ドーム)
22日(木) 対 巨人 (18:00・東京ドーム)
23日(金) 対 巨人 (18:00・東京ドーム)
24日(土) 対 巨人 (18:00・東京ドーム)
25日(日) 対 巨人 (18:00・東京ドーム)
26日(月) 対 巨人 (18:00・東京ドーム)
27日(火)、28日(水) (予備日)
(1位球団・巨人にあらかじめ1勝のアドバンテージを与え、
アドバンテージを含め先に4勝した球団を勝者とする。
引き分けを含んで勝敗数が並んだ場合は巨人が勝ち上がる)


若竜トピックス(20日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
中日-東京ヤクルト
(20日・清武町総合運動公園野球場)
  000 000 005 =
  021 110 02× =
[D本] 堂上直倫(2ラン)
[Dバッテリー] 川井、佐藤亮太、齊藤 - 田中
公式サイト・戦評フェニックスリーグ公式

○川井雄太
<フェニックス・リーグの東京ヤクルト戦(清武)に先発。
6イニングを投げ2安打2四球無失点と好投。
ポストシーズンでの1軍再昇格をアピールした。
前回登板(13日フューチャーズ戦・5イニング4失点)の反省を踏まえ、
立ち上がりから低めを意識した投球で、2軍ツバメ打線を翻弄。
5回まで打者16人に対して許した安打は、三遊間をゴロで破る左前への1本。
6回は2死一、二塁からこの日2安打目を許したが、
自らのグラブをはじく内野安打。いい当たりの安打を許さなかった>
「前回よりも内容、それと結果も良かったので。
試合前半は球が低めにいっていたし、
途中高めにいってもすぐに修正できました。
でも6回は(2四球と)それができなかったけど、
球自体もいいときの感じになってきたので良かったです」

<原点回帰の投球を披露し、手応えを得て宮崎での調整を終えた。
巨人とのCS第2ステージで6戦までもつれると、
先発の可能性も浮上する。さらにその先の日本シリーズでも…。
開幕11連勝をマークした左腕が、
再びチームの力となるときがやってくるはず>
「いい感触をつかみかけているので、これを維持していきたい。
CS? チャンスがあれば頑張ります。悔いのないようにしたいです」
中スポ

○小林投手コーチ
<先発して6イニング無失点の川井について>
「本来の低めに集めて、カット気味の球で内野ゴロを打たせる。
これがきょうはできていた。
6回は先頭に四球を出してリズムを崩したけど、
きょうの投球で進むべき方向が本人も分かったと思う」
中スポ

○堂上直倫
<先制2ランを含む2本の長打を放ち、気を吐く。
2回2死二塁から左腕・赤川の内角直球をとらえ
左翼芝生席に突き刺すと、8回には中堅フェンス直撃の二塁打。
13日のフューチャーズ戦以来、同リーグ2号に納得の表情>
「きれいにバットが出ました」

<宮崎入り後に打撃フォームの改造に取り組んでいるが、
気合を入れ直して>
「まだまだ体に染み込んでないので、これからしっかり振り込んでいきたい」
中スポ


◆小山桂司
<2軍のほとんどは教育リーグの宮崎にいて、
ナゴヤ球場に残っている野手は清水将海と井藤真吾と自身。
それでも精力的にバットを振っている>
「(再登録が可能になる)25日に照準を合わせて、
呼んでもらえるようにやれる限りのことをしないといけませんからね」

<捕手には珍しく俊足にも定評、いざとなれば
内外野も守れる究極のユーティリティープレーヤー。
CSは捕手2人制で戦うこととなり、土壇場で1軍ベンチから
外されたが、まだあきらめてはいない>
「代打や代走も。何でも屋と思ってもらえたら、
それはそれでいいですから」
(中スポ)


以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
2勝1敗と辛くも東京ヤクルトを交わして、
CS第2ステージへとコマを進めたドラゴンズですが、
前日試合後の指揮官からのコメント通り、
この日はナゴヤドームで約2時間の調整。
軽めのメニューで、連戦の疲れを取って、
気を引き締め直した後、宿敵の待つ東京へと移動。
第1ステージ前日の時と同様に、
落合監督がグラウンドに姿を見せなかったものの、
投手陣は和やかなムードの中、ランニングなどで調整するなど、
チーム的には良い感じで来ているように感じますし、
ぜひともその勢いを持って、決戦に臨んでほしいものですね。

3年連続同じカードとなった第2ステージですが、
昨年からの新ルールで1位の巨人に、
あらかじめ1勝のアドバンテージ。
引き分けさえも許されず、
4勝しないと勝ち抜けないという条件のなか、
初戦には、今季5戦4勝、対戦防御率1.46と
再三苦しめられたゴンザレスの先発が確実。
さらに次戦には同じく苦手傾向のオビスポが濃厚とのこと。
ただでさえ「1敗」から始まるうえに、苦手を並べられるということで、
第1ステージ以上に厳しい戦いになってきそうですが、
最後の最後で館山を攻略できたように、
同じく天敵のゴンザレスを何としてでも叩き、
一気にステージの主導権を握り返してほしいものですね。

そんな天敵攻略のキーマンといえば、
やはり森野、ブランコ、和田のクリーンアップ。
アライバや、藤井でも構いませんが、
やはり中軸がやらんといけないでしょう。
しかしそのクリーンアップ、一昨日までの第1ステージでは、
和田が6割超の打率でチームをけん引してくれたものの、
ともにシーズン100打点をマークした森野、ブランコ今イチの出来。
特に森野に至って、打つ方に関しては、
ある意味「カヤの外」のようにも感じましたし…。
当然それを本人もわかっているようで、この日早出特打を敢行。
黙々と打ち込んでいたようですが、
ぜひともこのステージで上昇気流を描いてほしいものですね。

すべてをかけてレッツゴー!基本的には巨人には
強い印象のあった森野ですが、
今季の対戦成績はなんと
打率.239と、セの球団別では最低。
思っていた以上に
打てていなかったんですね。
ただ今さらそんなことは
言っていられませんし、
データ云々ではなく、とにかく「一球勝負」の心意気。
まずは初戦、1打席1打席に力を注ぎ込んでほしいなと。
やはりリーグ2位の打点を誇る3番打者
打点を稼げば、よりチームが波に乗っていけますし、
相手にとってはダメージを与えられるもの。
それが現状エースであるゴンザレスを叩けるのなら、なおさら。
甘いボールを逃さず仕留め、ぜひともステージ男へ。
背番号31の奮起を大いに願いたいところです。


一方の投手陣ですが、中スポ先発予想は、
初戦から、小笠原-ゴンザレス、朝倉-オビスポ、
そしてチェン-高橋尚成という順に。
しかしスポニチや報知には、チェン、吉見らを
中4日で注ぎ込むというスクランブルローテも示唆されていましたね。
本来なら中5日で回し、3戦目にチェンを使うなど、
無理させないのが、本来のチーム方針ではありますが、
あくまでそれは、初戦の結果次第となってきそう。
ちなみに初戦先発は、小笠原が濃厚ですが、
逆に奇をてらい、朝倉辺りが来るんじゃないかとも思いますが。
まあどちらが先発に来ても、まずは自分の投球に終始。
その上で持ち味、らしさを発揮してほしいですね。
巨人には今季再三泣かされた
「打の天敵」ともいえるラミレスもいますが、
その対策はあくまで投手ではなく、谷繁との読み合いといえそう。
とにかく投手各自が1人1人に対し、集中して投げ込む。
そして左右の両輪の他で、1つでも多くの勝ち星をゲット。
そういうゲームが作れれば、次が見えてくることでしょう。


とにかくあと数時間で始まる、今季リーグ最後の決戦
ファンとして望むのは、もちろん一昨年の再現
まあ相手は貯金40以上とダントツで勝ち抜いたチーム。
よって一気の4連勝は難しいにしても、
相手の実戦勘が戻らないうちに、こちらが主導権を握り、
戦いを優位に進め、そして日本シリーズへの道を切り開いていく。
基本的には「失うモノは何もない」チャレンジャー。
それゆえに全力を注ぎ込んで、2年ぶりのファイナルの座を奪取。
まずは初戦必ず勝つことナインのさらなる奮闘を期待しています!

2009年10月20日 (火)

立浪決めた東京行き、融合竜CS第2ステージ進出!

1勝1敗で迎えたナゴヤドームでのCS第1ステージ第3戦
立ち上がり1点を先行されたドラゴンズは、
3回に好調の和田が2ランを放ち、逆転に成功すると、、
5回打線がつながり、谷繁、立浪の連続適時打などで4点差に。
しかし8回、5番手の浅尾が捕まり、2点差まで詰め寄られるも、
そのウラに平田、藤井の長打攻勢でダメ押し。
最後は岩瀬が何とか凌いで、東京ヤクルトに連勝。
対戦成績を2勝1敗としたドラゴンズ
3年連続となる、CS第2ステージ進出を決めました!

◇クライマックス セ 第1ステージ
中日-東京ヤクルト 第3戦
(19日・ナゴヤドーム | 中日2勝1敗)
32897人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ヤクルト
中 日 ×
[勝] 中田(1試合1勝)
[D本] 和田2号2ラン
[Dバッテリー]
中田、河原、小林正人、山井、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対東京ヤクルト第3戦・スタメン
1 (遊)井端  (3打数無安打)
2 (二)荒木  (5打数1安打)
3 (三)森野  (4打数1安打)
4 (一)ブランコ (4打数3安打)
5 (左)和田  (5打数3安打2打点)
6 (右)野本  (4打数2安打)
7 (中)藤井  (4打数2安打1打点)
8 (捕)谷繁  (3打数1安打1打点)
9 (投)中田  (1打数無安打)

【イニング経過】
<1回・東京ヤクルト> P・中田(1軍では中14日)
福地外スライダー左飛、田中浩康初球右飛、
宮本中入る直球一塁線突破二塁打、
2死二塁から、青木中高めフォーク左翼左落とす適時二塁打(D 0-1 S)
2死二塁から、デントナ内直球打ち上げ右飛

<1回ウラ・中日> P・由規(中6日) 捕・相川
井端中高め高いバウンド三ゴロ、荒木中直球遊ゴロ、
森野ストレート四球、ブランコ詰まりながら右前打、
2死一、二塁から、和田外低めスライダー当てただけ二ゴロ


<2回ウラ・中日> P・由規
野本内一杯直球手が出ず見三振、
藤井ストレート四球、谷繁内外れ四球、中田一犠打、
2死二、三塁から、井端中高めスライダー投ゴロ

<3回ウラ・中日> P・由規
荒木粘って10球目投返し中前打、森野内直球打ち上げ中飛、
ブランコ4球目・荒木二盗失敗、
ブランコ6球目中直球右前落とすヒット、
2死一塁から、
和田中高め直球引っぱたき・
右中間最前列飛び込む2ラン(D 2-1 S)

野本外直球遊深い内野安打、
藤井内直球左翼線落とす二塁打、谷繁敬遠、
2死満塁から、中田立浪バットも中高め直球空三振


<4回・東京ヤクルト> P・中田
宮本外フォーク引っかけ遊ゴロ、青木外スライダー遊ゴロ、
デントナ外スライダー外れ四球、ガイエル中沈むフォーク空三振

<5回・東京ヤクルト> P・中田
畠山中高めスライダー一、二塁間抜くヒット、相川投犠打、
代打ユウイチ中フォーク空三振、
福地外フォーク抜け四球、
2死一、二塁から、田中浩康内直球右前落とすヒット・二走畠山本塁突入、
野本バックホーム好返球&谷繁ガッチリブロックタッチアウト

<5回ウラ・中日> P・松井
和田初球内シュート引っ張り左前打、
野本初球外シュート引っ張り右前打・和田激走一気に三進、
無死一、三塁から、藤井内低め直球打ち上げ三邪飛、
1死一、三塁から、
谷繁内シュート押っつけ右方向・
しぶとく一二塁間破る適時打・野本三塁ヘッスラガッツポーズ(D 3-1 S)

1死一、三塁から、代打立浪外高めシュートきっちり弾き返し
左中間大きく破る2点適時二塁打・スタンド最高潮(D 5-1 S)

代走小池・ベンチに戻る立浪にスタンディングオベーション
P・吉川
井端高め見て四球、
1死一、二塁から、荒木セーフティ試みるも三邪飛、
2死一、二塁から、森野外スライダー見三振


<6回・東京ヤクルト> P・河原
宮本内直球高いバウンド二ゴロ、青木低め外れ四球、
デントナ中スライダー高いバウンド投ゴロ、
P・小林正人
2死二塁から、ガイエル内高め直球空三振・きっちり仕事

<6回ウラ・中日> P・吉川
ブランコ内シュート詰まりながら中前打(猛打賞)、
和田外スライダー技あり左前打(猛打賞)、
無死一、二塁から、野本バントファウル失敗後
外シュート引っかけ二ゴロ4-6二封のみ、
1死一、三塁から、藤井外シュート二ゴロ・ゴロゴーブランコ本塁死、
2死一、二塁から、谷繁外スライダー打ち上げ捕邪飛


<7回・東京ヤクルト> P・山井
畠山外フォーク空三振、相川中フォークチェンジアップ気味空三振、
鬼崎中直球あっさり二ゴロ

<7回ウラ・中日> P・押本 遊・鬼崎 三・宮本
代打井上中高め直球右中間突破二塁打、井端投犠打・代走英智
1死三塁から、荒木外フォーク引っかけ三ゴロ・走者そのまま、
2死三塁から、森野初球低め直球引っかけ一ゴロ


<8回・東京ヤクルト> P・浅尾 中・英智 右・藤井
福地外フォーク高いバウンド投内野安打、
田中浩康内スライダー右前落ちるヒット、
宮本外直球一ゴロ3-6二封、
1死一、三塁から、青木中高め直球一二塁間抜く適時打(D 5-2 S)
1死一、二塁から、デントナ初球外直球・
右中間適時二塁打・代走三輪(D 5-3 S)
ガイエル外低めフォーク外れまくり四球、
1死満塁から、代打志田浅尾独り相撲2-3
6球目中高め直球・詰まり遊ゴロ6-4-3併殺・何とか食い止めホッ

<8回ウラ・中日> P・五十嵐 一・吉本
ブランコ外フォーク外れ四球、
和田3球目五十嵐暴投ブランコ二進、和田高め直球空三振、
1死二塁から、
平田外高め直球叩き・
伸びて右翼フェンス直撃適時三塁打(D 6-3 S)

1死三塁から、藤井初球中低め直球・
センターオーバーフェンス直撃適時二塁打(D 7-3 S)


<9回・東京ヤクルト> P・岩瀬
相川外シュートすくうも遊直、鬼崎外スライダー空三振、
福地中入るシュート三遊間抜くヒット、
2死一塁から、田中浩康粘って9球目内直球すくい上げ
左翼フェンス直撃適時打(D 7-4 S)
宮本外スライダーひっかけボテボテ三塁内野安打、
2死一、二塁から、青木外スライダー空三振、試合終了。
中日3年連続クライマックスシリーズ第2ステージ進出!


【ゲームレビュー】
16安打を放って逆転勝ちした
3回、和田が右中間へ逆転2ラン。
5回には1死一、三塁から谷繁の適時打のあと、
代打・立浪が2点二塁打を放った。
1点リードの5回2死一、二塁の守りで、田中浩康が右前打。
野本が二塁走者を本塁で刺したのが大きかった。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


いろいろありましたが、おかげさまで
クライマックスシリーズ第2ステージに進出決定!
3年連続で駒を進めることになり、本当にうれしいです
終盤は、浅尾、岩瀬がともにピンチを招き、
ほんとヒヤヒヤもので見ていましたが、
振り返ると思っていた以上に、けっこう点差が開いていましたね。
それでも一発長打のある東京ヤクルト
その驚異的な粘りには正直肝を冷やしましたが、
最後は勢いを「経験」が勝った、そんなステージだったと思います。

それにしても、まさに「決戦」。
4時間超のロングゲームとなりましたが、
負ければ今季が終わる大事な一戦で、
ベテランが長年培ってきた底力を発揮してくれたかなと。

勝利後のお立ち台には、珍しくトリオで並びましたが、
まずは初回のチャンスこそ逃したものの、
3回の再度巡ってきたチャンスで、絶好球を逃さずに引っぱたき、
ゲームの流れを変える逆転2ランを放った和田
この第1ステージの通算打率は、なんと6割近く
その打棒はまさにポストシーズン男。ほんと頼もしかったですね。
また1点リードの5回、先発・中田がやや崩れかけた際、
田中浩康の右前打で本塁に突入してきた畠山に対し、
返球をしっかりと受け、強固なブロックでそれを阻止した谷繁
そのウラのチャンスでは、しぶとく一、二塁間を破る適時打
前夜の一発に加えて、この日も攻守で活躍
さらに8回の大ピンチで浅尾の決まらないフォークを
必死に止める姿には、熟練の技というものを感じましたね。

そしてこの日最もしびれたのが、5回1死一、三塁。
和田、野本、そして谷繁がつないだチャンスで登場。
まさに「ここで決めてくれ!」という場面で
ファンの期待にきっちりと応えてくれたミスタードラゴンズ・立浪
早めの出番にもかかわらず、しっかりと準備
そして巡ってきた打席で、外角高めのシュートを弾き返し、
左中間を大きく破っていく値千金の2点タイムリーツーベース

これが最後の?3ショット。引退試合のときとは違う
真剣勝負の場、
しかもゲームの流れを
左右するという大事な場面
かなりのプレッシャーがあるなか、
冷静に打席に集中
そしてきっちりと結果を残した姿に、改めてスゴさを感じましたね。
これぞシリーズ開幕前に求めていた『経験+集中力』。
それを大舞台で体現してくれたベテランたちには
本当に頭が下がる思いがしました。


またそんなベテランの活躍とともに、若竜たちも奮闘。
まさにゲームの分岐点となった5回の野本好返球
さらに2点差に詰め寄られた8回、
不調の五十嵐を攻め込んで、
勝利をたぐり寄せた平田、藤井の連続適時打。
まさに「立浪チルドレン」ともいえる若い力によって、
ダメを押してくれたことも、チームにとって大きかったのでは。
まあ16安打放ちながら、14残塁というのは、
レギュラーシーズンならば、大きな反省点となるところですが、
このシリーズは「勝つか負けるか」。
ゆえに内容こそは問いませんが、それ以上に
ベテラン・若手融合し、ここに来てようやくチームが一つになった
それによって勝利を掴み、勢いを持って次へ進むことができる。
第2ステージ進出と同時に、それがとてもうれしく感じた勝利でした。


必ず帰ってくる。実にしんどい3試合を
勝ち抜いたことで、東京に移動。
間髪入れずあす21日からは
敵地・東京ドームで、
リーグ1位の巨人との
第2ステージが始まります。
相手に1勝のアドバンテージがあるなかで、4戦先勝での6試合制。
昨季肌で感じましたが、このアドバンテージ実にデカい
よって厳しい戦いとなるというのは、十分承知の上でしょう。
ただドラゴンズとしては、チームのムードも上昇気流
さらに経験もありますし、昨年の第2ステージよりは
良いゲーム、そして勝つゲームができるのでは。
レギュラーシーズンでは「力の差」を見せつけられた巨人相手ですが、
短期決戦では、そうはうまくはいかないはず。
さらに苦しかった第1ステージを辛くも突破し、
上がってきた勢いというものは、やはり強いんじゃないかなと。

とにかくこちらはチャレンジャー、当たって砕けろでしょうが、
目前胴上げの屈辱はきっちりと晴らして、
2年ぶりの日本シリーズ出場となれば、うれしさこの上ないもの。
とりあえず、ドラゴンズの戦いはまだ続いていきます。
そのハードルは、さらに高くなりますが、
立浪がこの日のお立ち台で宣言した
「必ず、ナゴヤドームに帰ってきたい!」
これが現実のものとなるよう、より一層頑張ってほしい。
あすからの第2ステージも大いに期待したいと思います!


☆ウィナーズ・ボイス(18日)

◎和田一浩

<1点を追う3回2死一塁から、逆転の2ランを放つ>
「(重いムードを振り払う見事なホームラン。
どんな思いで、そして右方向は狙っていたのか)
えーと、あのう、1打席目、あのう、
得点圏で打つことができなかったんで、
えー、ちょっと嫌な感じになりつつあったんで、
えー、早めに、あのう、追いついて追い越すことができて、
よかったと思います。
(3試合連続打点、今日も3安打。打撃に手応えを感じるのでは)
手応えはわからないですけど、あのう、打つことが僕の仕事なんで、
あのう、しっかり、えー、自分の仕事がこなせてよかったと思います」


<負ければ即、今シーズンが終了する。
のるかそるかの一戦で神経を研ぎ澄ませていた。
1回2死一、二塁のチャンスで
二ゴロに打ち取られた悔しさをバットに乗せて>
「あのような場面で点をとらないと、みんな硬くなってしまう。
1打席目打てなかったので、
次は必ずランナーをかえそうという気持ちでいきました」

<東京ヤクルト先発・由規の高めに入った、
ボール気味ののストレートをフルスイングすると、
打球は右中間席へ吸い込まれた。
意地の一振りが、価値ある逆転2ランとなったが、
西武時代のプレーオフ、日本シリーズを含め、
ポストシーズン10本目の本塁打となった>
「抜けてとは思ったけど、入るとは(思わなかった)。
ちょっと入られた(差し込まれた)んですが、
何とか(ボール)を押し込めたんで距離が出てくれたと思う。
大活躍? そうでもない。シーズンが残念な結果だったんで、
このチャンスを生かしたいという気持ちだった」

<黒星発進の土俵際から、1勝1敗へ戻して迎えた第3戦。
第2ステージ進出の条件は第3戦で勝つか引き分けかだが、
試合前は勝利にこだわることを宣言していた>
「勝つしかないですから」

<これだけでは終わらなかった。
5回には左前打を放ち、谷繁の適時打で3点目のホームを踏んだ。
6回にも左前打を放ち、この日は5打数3安打と猛打賞をマーク。
CS第1ステージ3試合では、2本塁打を含む12打数7安打、4打点。
東京ヤクルト投手陣に苦しめられる中、
打率.583と驚異的な数字をたたき出し、撃破の推進力になって>
「打つことが自分の仕事。しっかり仕事が出来て良かった」

<第1戦の先制弾に続くアーチ連発とパワフルな打撃は健在。
本塁打、打点の二冠王ブランコの後ろに控える、不動の5番。
ポストシーズン男はまだまだ安打を量産するつもり。
前所属の西武時代からのCS通算成績は、
前身のプレーオフを含めて84打数30安打で
打率.357、6本塁打、17打点と非常に得意にしている。
今季は144試合フル出場。疲労が蓄積していることは間違いない。
それでもそんなそぶりを一切見せずに>
「疲れ? 時間が空いたので元気になっています」

<今季は打撃フォームの大改造に取り組んできた。
極端なオープンスタンスから、スクエア気味にした。
落合監督には何度も指導を受け、
バットを構える位置を厳しく指摘されたこともあった。
新しいフォームで結果を残すべく、
毎日のように内野でノックも受けてきた。
目的は下半身の強化。疲労や持病の腰痛の状態を見ながら、
可能な限り続けてきた。実はこれも落合監督の指示。
開幕直前のこと。練習の合間に突然、呼び止められ、
『内野でノックを受けておけ』と言われたという。
あくなき向上心。すべては優勝や日本一に貢献するため。
苦しくとも、必死に前を向いて、指揮官の言葉を信じ、
ずっと続けてきた。大一番で実が結んで>
「自分の成績に満足した年がない。すごい成績? 大した数字じゃない」

<第2ステージに向けて無心の戦いを装うが、
日本シリーズへの意識は人一倍強い。
FAで移籍したばかりの昨年は、CS第2ステージで巨人に敗退。
13年目のベテランが、待望の次なるステップに闘志をみなぎらせている>
「われわれは、あくまでも2位で
CSに臨んでいるチームなので、失うものは何もない。
苦く悔しい思いがある。思い切ってやりますよ」
カメラブログ中スポサンスポ時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチスポニチ名古屋ニッカン


◎谷繁元信
<負ければ今季が終わる大事な一戦で、
長年培ってきた底力を発揮。渋く価値ある仕事を連発>
「(東京ヤクルトが大変な粘りを見せて、
そこを振り切った。正直今、どんな思いでいるか)
ああ、まあ、あの、勝ったなって…。はい。
(8回、本当に後ろにそらさない。その気持ちも技術も
ファンは再認識した。どんな思いで守っていたのか)
そうですね。まあ、浅尾がね、あのう、必死に投げて、
打たれ、打たれたくないと思って投げてたんでね。
僕もそれに応えて必死に止めました。はい」


<5回の守備では本塁クロスプレーで畠山を好ブロック。
右翼・野本からの好返球を生かし、同点の危機を食い止める。
そのウラにはリードを2点に広げる右前適時打。
次の代打・立浪の快打のお膳立てをした。
8回のピンチではワンバウンドを連発した
浅尾のフォークボールを体を張って止め続けた。
投手を含め、全員で守り勝つ野球を強調して>
「(外野からの送球が)低ければ何とかなる。
みんなで何とかカバーしないと。
(タイムリーは)うまく詰まらされず、おっつけて打つことができた」

<3年連続の第1ステージ突破だが、
今年初めて第1戦を落とし、こう明かしていたが、
重圧をベテランと若手がかみ合ってはねのけた>
「(重圧は)正直(言って)あった」

<また決戦のマウンドで本来の球威がよみがえっていた
先発・中田を手放しで褒めて>
「アイツはやっぱり真っすぐあっての投手。きょうはよかった」
カメラブログ中スポサンスポ時事通信


◎立浪和義
<5回、1死一、三塁、代打で登場。
リードを4点に広げる左中間突破の2点二塁打を放つ>
「(この大歓声です)ありがとうございます。
あのう、ほんとにみなさんの声援で打たせてもらうことができました。
(ファンももちろんこのゲーム敗れると、その勇姿が見られない。
そんな思いがあったと思うが、どんな気持ちで打席に入ったのか)
あのう、シゲ(谷繁)がね、いい形でつないでくれたので、
絶対に打ってやろうという、もう、それだけです。はい。
(今日はチームも16安打。若い選手も打った)
そうですね。あのう、横にいる2人もね、
ベテランとしてしっかり働いてくれましたし、
自分も何とか乗り遅れないようにという気持ちありましたし、
最後に若い選手、平田とかね、
あの、代打陣も3人今日打てましたからね。
これからあのう、東京に取りあえず行けることになったんで、
また、必ず、ナゴヤドームに帰ってきたいと思います!」


<タイムリー談話>
「打ったのはシュートだったと思う。
何とかいい形でつなげてよかったです」

<1点リードの5回1死一、三塁から
谷繁の適時打で追加点を挙げ、さらに一、三塁のチャンス。
中田の代打で登場すると、0-2から外角球を左中間へ運んだ。
コースに逆らわないお手本のような打撃。
美しい軌道を描く打球の中でも、一番光り輝いて見える方向に飛んだ。
2点二塁打。歴代トップの二塁打記録を持つその実力を、
見せつけることも忘れなかった。
こみ上げる衝動を抑えきれなかった。
二塁上では両の拳を力強く握りしめガッツポーズ。
滅多に感情を爆発させないベテランが試合を決定づける一打を放って>
「初戦で負けて非常にプレッシャーがある中で戦った。
ずっと接戦。実は今年、ヤクルトから1本も安打を
打ってなかった(CS含めて13打数無安打)から、
何とか打ちたかった。これで次のステップにいける」

<シーズンの戦いには、引退セレモニーで区切りをつけた。
短期決戦に臨む今は、これが本当に最後の打席に
なるかもしれないという緊張感の中で戦っている>
「毎日、最後のつもりでやっている。
チームメートがつくってくれた展開で、自分の出番を待つ。
短期決戦は何があるか分からない。
いつでもいけるよう、出番に備えて全力でやれるように準備している。
たぶんここでの出番がないだろうという場面でもバットは振るようにしています。
だから、今日も5回の代打に準備が遅れることはなかった」

<燃えていた。17日の第1戦の試合前練習。
立浪は5本もの白いバットを抱え、打撃ケージに向かった。
サイズや重さが同じでも、手のひらに宿る感触は違う。
すべてのバットをちょっとずつ使い、ティー打撃などを行った。
一転して18日の打撃練習では、マスコットバット1本だけを
ぶらさげていた。さらに少し重いバットを使うことで
打撃の感覚を調整していた。プロ22年目の花道を飾るため、
最善を尽くすミスタードラゴンズの姿があった>
「どれが一番、いいかと思って。試したかったんだよ。
今は毎日、毎日が最後のつもりでやっていますから」

<和田の本塁打で試合をひっくり返し、
谷繁と自身の適時打で優位に試合を進め、最後は岩瀬が締めくくった。
攻守両面で若い選手の失敗もあったが、
経験のある年長者の底力が踏みとどめた。
総力を合わせたチームの勝利を説いて>
「短期決戦を乗り越えるのはベテランの力が大きい。
すごいプレッシャーの中で戦っています。
こういうところで活躍することが実になっていくし、
こういう勝ちをつかんだのは、若い子にも自信になると思うんです」

<1日おいて第2ステージが始まる。
今季、こてんぱんに負けた巨人が相手。
再挑戦の舞台には、スリルのある勝負が待ち構えている>
「次のステップにいけることになりました。
(巨人には)今年ずっとやられてきたから何とかしたい。
もう1回戦えるチャンス。
最後の年を1日でも長く…。みんなのおかげですよ。
最後の最後までこういうプレッシャーの中で、
野球ができることに感謝したい。
ここから先は、負ければ自分も終わってしまう。
できるだけ長くユニホームを着ていられるように頑張りたい。
またナゴヤドームに戻ってきたいね」
カメラブログ中スポサンスポスポーツ報知
時事通信朝日新聞毎日jpスポニチスポニチ名古屋デイリー


○野本圭
<CS第2ステージへの道を切り開いたのは新人の堅実プレー。
1点リードの5回2死一、二塁から田中浩康の右前打。
二塁走者は足が速くない畠山だったが、
右翼は強肩でないとあって三塁を蹴った。
正確な返球ができればアウトのタイミング。
ボールの強さよりも『コースの正確さ』を第一に考えて、
ツーバウンドで捕手・谷繁のミットにストライクを投げ込んだ。
自身にとってプロ初補殺が流れを引き戻して>
「早出練習とかで守備の練習してきた成果が出てよかったです。
ここ一番で刺せるように練習をしてきた。
ボクの送球はシュート回転する。ワンバウンドならもっと良かったけど、
コースだけは間違わないようにと思ってしっかり投げた」

<守備は課題だった。今年は4度の2軍落ちを経験したが、
守備が理由で1日で選手登録を抹消されたこともある。
だから練習した。前日もこの日も笘篠コーチとマンツーマンで早出特守。
そしてあの回、『師匠』から走るポーズと指で頭を使えのジェスチャー。
補殺は記録上、5月に1度だけあるが、
1死満塁からの犠飛で右翼→捕手→遊撃と渡って一塁走者を刺したもの。
いわゆる本塁で走者を刺したのはこれが初めて。
野球の神様が最高の場面でほほ笑んでくれた>
「走者(畠山)は足が遅いから焦るなって受け止めました。
競った場面であのようなプレーを出来、本当に良かった」

<『6番・右翼手』で出場したCS初スタメンは
バットでも4打数2安打とアピールしたが、
6回のバント失敗という反省も忘れなかった。
不完全燃焼だった今年だが、終わりよければすべてよし。
最高のクライマックスへ、竜の即戦力ルーキーはどこまでも突っ走る>
「まだバント失敗とか反省しないといけないこともある。
悪いところは反省していきたい」
中スポ毎日jpスポニチ

○笘篠外野守備走塁コーチ
<誤差も計算した上での右翼・野本のストライク返球を喜んで>
「肩をすぐに強くするのは無理。
練習してきた正確な送球を大一番で出してくれたね」
スポニチ

○平田良介
<2点リードの8回1死二塁で、浅尾の代打に登場すると、
五十嵐から右翼の頭上を越える適時三塁打を放つ。
2点を奪われた直後だっただけに、貴重な一打となって>
「外野手が前に守っていたんで、当たれば外野を越える。
だから自分のスイングで打とうと思っていました」
(中スポ)

○藤井淳志
<3点リードの8回1死三塁で、五十嵐から中越えの適時二塁打。
ダメ押しのタイムリーで勝利をたぐり寄せる。
復帰して3試合目で初のタイムリー、この日も2度のチャンスで
凡退していただけに安堵の表情を浮かべて>
「さんざんチームに迷惑をかけてきましたからね。
何とかしたかった。3度目の正直でよかった」
(中スポ、時事通信


○トニ・ブランコ
<第2戦まで8打数で内野安打1本だけに抑えられていたが、
この日は4打数3安打と大暴れ。水を得た魚のように打ちまくった。
打点こそつかなかったものの2得点。
第2ステージに向けて自信を深めて>
「集中力が増しているよ。調子が上がってきている。
東京ドームでもこの調子で打つよ」
(中スポ)

○井上一樹
<7回先頭・小林正人への代打で打席に立ったが、
右中間を破る二塁打を放って、スタンドの大喝采を浴びた。
9月25日に引退を表明してから、
3週間以上が過ぎても、何ら変わることのない後押し。
前夜、スタメンで3打席凡退に終わったが>
「(この日の打席では声援を)いっそう大きく感じた。
勇気をもらったね。フルスイングしたろうと」

<カウント1-2から空振りもしたが、その姿勢を貫いた結果の快音。
三塁へ進んだところで代走を送られると、ベンチで満ち足りた笑顔をみせた。
もちろん選手である以上、結果を残さなければ次がないかもしれない。
その意味でも押本を打ったこの夜の一打は意味があった。
次の相手は、レギュラーシーズンで
5打席立って無安打に終わっている巨人。
名古屋でもう一度、声援を送りたがっている
ファンのためにも、持てる力をすべて出し尽くす>
「これで気持ちよく東京に行けるね」
中スポ


○中田賢一
<初回に先制を許しながらも
5イニングを4安打1失点と試合をつくり、味方の逆転を呼び込む。
プレーボールのコールと同時に投げ込んだボールは、
外角へ構えた谷繁のミットへ糸を引くように吸い込まれた。
149キロの快速球。1球で好投を確信して>
「あの初球で『いける』と思った。
直球には手応えがあった。思った以上に腕が振れた」

<決戦のマウンドで本来の球威がよみがえっていた。
速球は最速150キロをマーク。
比例するように低めへのフォークが効果的に決まる圧巻の内容。
1回2死から宮本、青木の連続二塁打で
1点先制を許したものの、気持ちは揺るがなかった>
「投げるタマに自信を持っていた。
余計なことを考えず、技術以上に、自信を持って
攻めて攻めてという気持ち、最近にはない心理状態だった」

<ふだんなら1試合で3、4回はロッカールームに戻って
アンダーシャツを着替えるが、
この夜に限っては一度しか着替えなかった。
ピンと張り詰めた緊張感を保ち、
2回以降はきれいにゼロを並べて見せて>
「初回に点を取られたけど、
全然、気落ちせずに集中して投げることができました。
行けるところまで全力で行こうと思っていた。
ずっとベンチにいて、気持ちを切らずに集中していた」

<大一番での快投には、練習でのしっかりした『裏付け』があった。
CSへ向けて、課題の一つに挙げていたのは、
投球時に軸足となる右足に体重をしっかり乗せること。
キャッチボールでは意識してゆったりと右足に体重を乗せて投げた。
クイックモーションの速さではチーム一、二を争う右腕。
一つひとつの積み重ねが、らしい快速球となって結実して>
「ボクが悪いときは体が開き、頭がぶれる。
それを避けるためにも、しっかり右足で立たないといけない。
極端に言えば、クイックが少し遅くなっても仕方ないと
いうくらいの気持ちでいます。それくらい意識しています」

<この1年はわずか5勝と苦しみ抜いた。
今季初登板の4月8日の東京ヤクルト戦(神宮)では
5回途中で6失点KOされ、即座に2軍へ降格。
3カ月間に及ぶ再調整を経て、初白星で復活を証明したのも
7月7日の同じ神宮での東京ヤクルト戦。
意地と誇りを賭け、最後の決戦で因縁のヤクルトを倒して>
「出遅れた分を取り返したかった」

<次の標的は巨人の強力打線。
第2ステージへの道を開いた右腕は、
復活した快速球と自信を携えG倒に挑む>
「きょうのような真っすぐをしっかり投げ込みたい。
チームのためにも、自分のためにも、いい形で終わりたい」
中スポサンスポ時事通信スポニチスポニチ名古屋


○小林正人
<4点リードの6回2死二塁、3番手として救援登板。
ガイエルを内角速球で空振り三振に抑える。
左腕は早くも第2ステージに気持ちを切り替えて>
「ガイエルか青木かと思って、繰り返しイメージをふくらませていました。
巨人の左打者は、ガイエルよりもよく見る機会があったし、
イメージがはっきりしている。抑えられるように頑張ります」
(中スポ)

○浅尾拓也
<4点リードの8回から5番手で登板。
2点を失い、なおも1死満塁のピンチを招いて>
「完全に試合をつぶしてしまうと思っていました。
『つぶす』、『つぶす』ということが頭を回っていて、きつかったです」

<代打・志田に対してフルカウント。後がない。
勝負の1球にスタンドは悲鳴のような声で揺れた。
結果は遊ゴロ進塁打。しのいだ。
ワンバウンド連発は谷繁に止めてもらい、
試合後の右腕は胸をなで下ろして>
「申し訳ないことをしてしまいました。ホント、勝てて良かったです」
(中スポ)

○岩瀬仁紀
<ポストシーズンで初失点を喫し、
連続無失点イニングは『23』で途切れた。
9回、簡単に2死を奪ってから、福地、田中浩康に
連続長短打を許して、1点を失ったが、
それでもチームが勝ったとあって、記録には無頓着。
あくまでもCS突破のため、守護神は投げ続ける>
「勝つか負けるか、内容より結果だから。
記録? 気にしてない。そろそろ取られるころだと思っていたよ」
(中スポ)


◇チェン・ウェイン
<CS第2ステージに向けて始動。
17日の東京ヤクルト戦は敗戦投手となったものの、
調子の良さを示す力投だった。
登板明けだった前日は軽めに体を動かしただけ。
この日から強めのランニングを再開した。
中5日で巨人との第3戦が予想されるが、中4日なら第2戦で早くも投げられる>
「スタミナも問題なかった。ストレートもスライダーも良かった」
(中スポ)

◇小笠原孝
<明治大時代から常に見てきた1年先輩の
川上憲伸(現・ブレーブス)との間をメールがつないでいる。
川上といえば素晴らしいピッチングもさることながら、
時には自らのバットで決勝点をたたき出し、バットでもファンを沸かせていた。
メジャーデビューの今季は41打数4安打と打率1割を割ったが>
「あの人(=川上)がメジャーでヒットを打つたびに
『今度は僕も打ちます』とメールのやりとりをしていました。
それで気合を入れてきた部分もありますね」

<実際自身がたたき出した数値も向上。
今季は28打数5安打4打点の打率.179。
27打数4安打の.148だった昨年を上回り、
先発投手陣ではチーム一番の成績を残した。
もちろん本業のピッチングについての励まし合いもあっただろう。
今季7勝2敗と、11年目で初めて勝ち星が先行した。
メールのやりとりから力をもらって戦ってきたシーズン。
左腕にとって川上は追いかけるべき偉大な先輩であり続けている>
「あの人の一番見習うべきところはとにかく野球が好きなこと。
投げるにしても、打つにしても好きでとことん工夫する人です。
メールをやりとりしながら、そんな探求心を
常に参考にしなければと思っていました」
(中スポ)

◇森バッテリーチーフコーチ
<出場選手登録されていないものの、
1軍に同行しているネルソンについて>
「外国人選手枠の問題もあるから、
今回(CS)はアイツ(ネルソン)のチャンスはないかもしれない。
でも、アイツだって投げられるだけのものは見せている」
(中スポ)


◇石黒広報担当
<CS期間中のとある日。久しぶりに見かけると、
聞けば2泊3日の強行軍で札幌、仙台、福岡をすべて回ったという。
日本一になった時のビールかけの会場を確保したり、
優勝インタビューの打ち合わせをしたり。
出張したのはCSが始まる前。その時点では北海道日本ハム、
東北楽天、福岡ソフトバンクのいずれもが
日本シリーズに進出する可能性があったため、
たとえ厳しい日程でも、全本拠地を回る必要があった。
その打ち合わせが、現実になることを願うばかり>
「日本一に備えて、各地に準備をしに行っていたんですよ。
確かに大変でしたけど、準備は早めにやっておかないと、
間に合わなくなってしまいますからね」
(中スポ<ドラ番記者>

◇勝崎トレーニングコーチ
<6選手が感染した東京ヤクルトのインフル禍を受けて、ピリピリムード。
チームは9月に2軍内で新型インフルエンザがまん延して以降、
毎日の検温を義務づけるなど体調管理には注意を払っているが
第1ステージを突破した自軍へのこれからの波及を恐れて>
「うがいや手洗いの徹底は再確認。
風邪予防の意味も含めてビタミン類を多めに摂取させている」
スポニチ名古屋


◎落合監督
<初戦を落とした崖っ縁から3年連続で第2ステージ進出。
指揮官は、試合後の勝利監督インタビューで日本一への自信を口に。
口調は穏やかながら、あらためて明確な目標を示して>
「(第1のハードルを越えて、試合後ファンに
深々と頭を下げたが、感謝の念ですか、どんな思いか)
…何て答えりゃいいんですか?
(また日本シリーズで戻ってくるという意味合いも
こもっていたお辞儀だったんのでは)
いや、それは勝つためにやっているわけだから。
それは愚問というもんじゃないですか。
そのためにウチも必死に戦う。ヤクルトも必死に戦っている。
そういう残されたチャンスは残ってるわけだから。
だから、このシリーズ、前にも言ったけど
ゲーム内容は問わない。勝つか負けるか、
その一点だけだということは前にも言っているはずだから。
ただ今日のゲームは(中日が)勝ったという、
次の日(第2ステージ)に進む、ただそれだけだと思います。
(頭の中はもう明後日からの東京ドームに切り替わっているか)
いや、あした(20日)ゆっくり練習させて、
疲れを取らして、それから考えます。
(改めて第2ステージに向けての抱負を)
うーん、今ここで言うことじゃないでしょう。
違います? 全球団2009年度のペナントかけて戦っているわけだから。
今それを答えるっていうことは、
昨日も言ったけど愚問じゃないですか。はい。
(日本一までの戦いはまだまだ続く。
当然日本一を目指しての自信はあると見ていいか)
いや、それがなかったら、ユニホームを着ていないでしょう。みんな。
12の球団の監督っていうのは、ユニホームを脱いでいると思います。
それを目標にやっているわけですから」
(中スポ、サンスポスポーツ報知時事通信朝日新聞
毎日jpスポニチスポニチ名古屋ニッカンデイリー

2009年10月19日 (月)

荒木天敵討ち吉見気迫の粘投、竜競り勝ち逆王手!

痛恨の被弾により、クライマックスシリーズ第1ステージ
その初戦を落としてしまったドラゴンズ
まさに土俵際に追い込まれた状態で迎えたナゴヤドームでの第2戦
吉見-館山「最多勝投手対決」となったゲームは、
両投手の粘り合いで、2-2の同点のまま終盤へ突入。
しかし7回、2死三塁から荒木が中前に勝ち越しの適時打を放ち、
均衡を破ると、援護をもらった吉見が最後の一踏ん張り。
そして9回は浅尾-岩瀬の必勝リレーで締めて、辛くも逃げ切り
対戦成績を1勝1敗としたドラゴンズ。第2ステージに逆王手をかけました。

◇クライマックス セ 第1ステージ
中日-東京ヤクルト 第2戦
(18日・ナゴヤドーム | 中日1勝1敗)
38171人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ヤクルト
中 日 ×
[勝] 吉見(1試合1勝)
[S] 岩瀬(1試合1S)
[D本] なし
[Dバッテリー]
吉見、浅尾、岩瀬 - 谷繁

◇対東京ヤクルト第2戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数2安打)
2 (二)荒木  (3打数1安打1打点)
3 (三)森野  (3打数無安打)
4 (一)ブランコ (4打数無安打)
5 (左)和田  (4打数2安打1打点)
6 (右)井上  (3打数無安打)
7 (中)藤井  (4打数無安打)
8 (捕)谷繁  (3打数2安打1打点)
9 (投)吉見  (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・東京ヤクルト> P・吉見(16勝7敗・中6日)
福地外スライダー打ち上げ左飛、
田中浩康外フォーク当てただけ投ゴロ、
宮本外スライダー遊深いゴロ内野安打、青木外直球二正面ゴロ

<1回ウラ・中日> P・館山(16勝6敗)
井端外直球右翼線落ちる二塁打、
荒木バントファウル-外フォークスイング取られ三振、
森野ストレート四球、
ブランコ中高め直球遊ゴロも鬼崎ファンブル併殺取れずエラー
1死満塁から、
和田中フォーク高いバウンド遊ゴロ・
6-4-3併殺崩れの間(D 1-0 S)

2死一、三塁から、井上外低めチェンジアップ二ゴロ

<2回・東京ヤクルト> P・吉見
デントナ内シュート二ゴロ、ガイエル外高めシュート空三振、
鬼崎中高めスライダー三遊間抜くヒット、
2死一塁から、川本中高めフォーク左翼最前列跳ね返る2ラン(D 1-2 S)

<2回ウラ・中日> P・館山
藤井内スライダー詰まり左飛、
1死から、
谷繁中入るスライダージャストミート・
打球伸びて左翼スタンド飛び込む本塁打(D 2-2 S)


<3回・東京ヤクルト> P・吉見
福地外フォーク遊正面ゴロ、
田中浩康遊深いゴロ追いつくもヘッスラ内野安打、
宮本中高めシュート中抜けそうなゴロ・
井端スライディング好捕そのままベース踏んで6-6-3併殺

<4回・東京ヤクルト> P・吉見
青木中低め直球遊ゴロ、
デントナ外直球軽打右前打、ガイエル低め外れ四球、
1死一、二塁から、鬼崎外スライダー二ゴロ4-6-3併殺

<4回ウラ・中日> P・館山
和田中スライダー左中間突破フェンス直撃二塁打、
井上外チェンジアップ浅い遊飛、
藤井外スライダー一ゴロもデントナファンブルエラー、
1死一、三塁から、谷繁中フォーク空三振、
2死一、三塁から、吉見外スライダー空三振


<5回・東京ヤクルト> P・吉見
川本外シュート詰まり遊撃後方フライ・井端背走グラブの先で好捕

<5回ウラ・中日> P・館山
井端中直球遊深いゴロ内野安打、荒木投犠打、
1死二塁から、森野外チェンジアップ左飛、
2死二塁から、ブランコ外低めフォーク攻め三球空三振


<6回・東京ヤクルト> P・吉見
田中浩康中フォーク投返し中前打、宮本投犠打
1死二塁から、青木危ないファウルあれど外フォーク遊ゴロ、
2死三塁から、デントナ内シュート三ゴロ

<7回・東京ヤクルト> P・吉見 右・平田
ガイエル中スライダー引っ張り右翼線ヒット、鬼崎捕犠打、
1死二塁から、川本内シュートバットへし折り三飛、
2死二塁から、館山そのまま打席へ外直球投ゴロ

<7回ウラ・中日> P・館山
谷繁内直球詰まりながらも中前落とすヒット、吉見捕犠打、
1死二塁から、井端中低め直球遊ゴロ進塁打、
2死三塁から、
荒木外直球中前抜ける適時打・館山降板(D 3-2 S)
P・イ・ヘチョン
森野3球目荒木二盗、森野外低め直球空三振

<8回・東京ヤクルト> P・吉見
福地内直球三直、田中浩康中シュート三ゴロ、
宮本中フォーク三塁線ゴロ森野止めるも悪送球エラー
2死一塁から、青木0-3から外低め直球投ゴロ・
吉見飛びつき送球してガッツポーズ

<9回・東京ヤクルト> P・浅尾
デントナ中低めフォーク空三振
P・岩瀬(9/19以来・中28日)
ガイエル外低め直球・主審取ってくれず四球、
代打畠山外スライダー合わせただけ二ゴロ4-6-3併殺、試合終了。


【ゲームレビュー】
接戦を制し1勝1敗に持ち込んだ
7回、谷繁の安打と送りバントなどで2死三塁とし、
荒木が中前へ勝ち越し打。これが決勝点になった。
吉見粘りの投球。5回を除き、
毎回のように走者を背負ったが、踏ん張った。
公式サイト中日新聞共同通信社ニッカン式スコア


予想に反し、序盤からともに失点した「最多勝投手対決」。
2回に前夜のスクイズ失敗を取り返す谷繁意地の一発
同点に追いついた以降は、まさに両投手の粘り合い
なかなか点が奪えない重苦しいムードのなか、
終盤7回ウラ、ようやくドラゴンズにチャンスが。
表の攻撃、2死二塁の得点機にも関わらず、
そのまま打席に送られた館山
おそらく代打が来るだろうと思っていただけに、
打席に立ったときは思わず
「まだ来るのかよ」とぼやいてしまいましたが、
この続投が、逆にゲームの流れを変えたのかもしれませんね。

そして迎えたイニング先頭、
谷繁が詰まりながらも中前に落とすヒットで出ると、
吉見がきっちり一塁線に転がし、ランナー二塁。
さらに井端の遊ゴロがうまく進塁打となり、2死三塁
ここで迎えるは、得点圏打率.343の2番・荒木
何とか選手会長意地を見せてほしいと願いつつも、
その一方で心配なデータがあったのも確か。
今季ここまで館山に対し、通算で22打数ノーヒット
キラーに翻弄され続けたカモ中のカモなだけに、
ここもやられてしまうかなと思いましたが、
さすがは荒木長年の「経験」がここに来て活きたようですね。
ずっとやられ続けてきただけに、
ある意味開き直って、「無心」で打席に向かった背番号2
しかしその手には普段と違う褐色のバットが。
お立ち台で明かしてくれましたが、
このステージ、ラッキーボーイでもある
藤井のバットを借りての打席だったようですね。

初球、外へのカットボールを見逃し、1ボール。
続く2球目、館山が投じたのは外角へのストレート。
ただ疲れもあったか、若干シュート回転して甘く入るものに。
それに反応して弾き返すと、会心の打球は
センター前へ抜けていくタイムリー。
それまで打てる気配すらなかった天敵・館山から
ようやく22打席目にして放ったヒットは、
チームの窮地を、さらに粘りに粘った吉見
最後の最後で助けることになった値千金の一打に。
そして、これによってようやく均衡を破ったドラゴンズ
援護点をもらった吉見は、いっぱいいっぱいながらも
これでスイッチが入ったかの如く、
最後の力を振り絞って、8回をゼロに抑えると、
9回は、約1カ月ぶりとなる「勝利の方程式」。
まずは浅尾デントナをフォークで空振り三振に打ち取ると、
1死からは、ついに守護神・岩瀬がマウンドへ。
半ばぶっつけの本番、それもあってか球威こそはまだまだながら、
低めに丁寧に投げ込むのは、やはり長年の「経験」。
代わり端のガイエルこそ四球を与えたものの、
続く代打・畠山に対しては「顔」で圧倒。
外角低めのストレートで二ゴロ併殺に仕留めて、ゲームセット。
苦しみながらも何とか接戦を制したドラゴンズ
対戦成績を1勝1敗のタイに戻して、
最終第3戦に望みをつなげることとなりました。


ほんとに終始、重苦しいゲーム
再三のピンチを何とか踏ん張る吉見の粘投こそあれど、
打線館山に対して、なかなか得点が奪えないありさま。
特に5回のクリーンアップの凡退などを見る限り、
これはいったいどうなることかと思いましたが、
7回に飛び出した荒木のタイムリーで、
ようやく光が見いだせたかなと。

最後の最後に…。相手の継投ミスというのも
あったかもしれませんが、
大事な場面で発揮した集中力
実に見事と感じましたね。
とにかく後がなく、まさに崖っぷちの状態。
カモにされ続けたキラーを打たないと、
チームは終わってしまう
そんななか足かけ22打席目、
外への直球に食らいつき飛び出したヒット。
まさに執念の一打であるとともに、
それがゲームを決める一打となったことは、
チームにとっても大きいですし、勢いが付くことになるのでは。

また投げては吉見が、本来の持ち味である「粘り」を発揮。
一時は逆転を許したものの、結局失点はその2点のみ。
普段以上に低め低めを意識したうえに、
一球一球、ワンプレーワンプレーに気迫がこもっていた。
それが好投、そして最多勝投手対決を制することに繋がったと思いますね。


苦しみながらも、土俵際から何とかまた中央へと戻して、
逆王手をかけて迎える、勝負の3戦目
しかし相手はまさかの「インフルエンザ禍」により、一転苦しい状況
少々かわいそうにも思えますが、ここは心をにして、
手を緩めることなく叩き、必ず勝って、東京への切符を掴んでほしい。
先発は、中田-由規が濃厚のようですが、
あと1試合必ず取って、勢いに乗って先のステージへ。
進むチームが、絶対にドラゴンズであることを切に願っています。


☆ウィナーズ・ボイス(18日)

◎荒木雅博

<7回2死三塁、勝ち越しとなる安打を中前に放つ>
「(やっと勝ってくれました。逆王手です!)
そうですね。あのう、これだけたくさんのお客さんに
入ってもらってますので、変な野球はできないなと思ってやっていました。
(昨日、今日と苦しんでの勝ち越し打)
あのう、館山君にちょっと相性が悪かったんですけども、
あのう、切り替えて、えー、しっかり打っていこうと思ったら、
いい結果が出ました。
(レギュラーシーズンでなかなか館山からヒットが打てなかった)
うーん、いいところで、でも打てましたね。最後に。
(あの場面、どんな気持ちで打席に)
まああのう、いろいろ考えて、もう20回も21回も打席に立って、
ダメだった訳ですから、えー、何も考えずにいきました。
(バットの色が違っているように見えたが)
あのう、藤井が調子よかったので、藤井のを借りました!
(勝ち越したときは)
ほんとにうれしかったです。今日は本当にうれしかったです!
(投げる方では吉見が粘っていた)
そうですね。今年あのう、最初っから、粘って粘って、
僕らが点取れなくても、一生懸命投げてますので、
何とか打ちたいという気持ちも強かったです。
(明日1試合あります!)
えー、今日もたくさんご声援ありがとうございました。
えー、明日もまだあります。今日以上にまた集中して、
しっかりとした野球をしていきたいと思います。
今日以上のご声援をよろしくお願いいたします」


<タイムリー談話>
「ずっと凡打しているから、
こんなチャンスに1本打てば変わるかな。とにかく何とかしたかった」

<同点で迎えた7回2死三塁。
館山が0-1から投じた甘い変化球をたたくと、
打球はライナーで中前に弾んだ。
天敵から放った決勝打に、しみじみつぶやいて>
「野球って本当に怖いな」

<積み重ねた凡打は無駄でない。いや、無駄にしなかった。
その一打には22打席分の苦悩が凝縮されていた>
「ずっと同じボールにやられ続けていたからね。
外角に目を付けていたら、内側を突いたはずのシュートが逆球できた。
いいところへ来てくれました」

<この日も6回まで2打席凡退と犠打。
内角を意識させられ、引っ張りにかかって外角の変化球でやられてきた。
分かっていても繰り返す凡打のパターン。
気分転換に藤井のバットを借りて、頭の中をしっかり整理。
意識させられ続けた内角を捨て、外角一本に張った。
そして気持ちはセンターへ。
苦しんだ22打席から導き出した天敵攻略法だった>
「それまでの打席では、どこかで引きずっている部分があった。
なぜ打てたか? 逆球だから打てたんでしょうね」

<チームを救う一打を放っても、
塁上で笑顔を解き放つことは無かった。
前夜の敗戦について、チーム内に漂う、
ただごとならない雰囲気は否定できなかった>
「前日は、初めて(CS第1ステージの)初戦で負けたので、
アレッっていうか、そんなムードはあったけど、
最後の良い場面で打つことができた。本当に嬉しいです。
ベンチで重苦しさは感じなかったが、一つ勝つことは本当に難しい」

<5回無死一塁では送りバントを決め、初めてチームに貢献。
そして着替えるために戻ったロッカールームで、
自身のバットケースの中に普段使う白色とは違う、
焦げ茶に塗装されたものをみつけた。
時折、気分転換のために使っていた借り物を担いで
打席に立ったのは、7回の好機。
1ボールから内角を狙ったシュート系のボールが外寄り甘めに。
謙遜したが、1年分の思いを込めたスイングが
きっちりとボールをとらえて>
「藤井のバットで、前から入れてあったんです。
サイズも重さもあまり変わりませんけど、
(藤井が)調子いいから、これを使おうと。
今までずっと凡打ばかりしてたから、ようやく打てて良かったです」

<3回以降、互いに勝ち越せない展開に
試合後は試合後笑顔で振り返って>
「ドキドキしました」

<殊勲バットの持ち主・藤井には
『ナイスバット』と冷やかされたが自らの腕を指して反論>
「こっちだよ。こっち」

<自らの一打が、第2ステージへの道を開いて>
「1勝1敗になって、また元通りのムードでできるでしょう。
(チームメートは)みんな(短期決戦を)分かってるから」

<また東京ヤクルトのインフルエンザ禍に
中日の選手会長も肩をすぼめて>
「怖いですね。ウチは誰もかかっていないけど。自己管理ですね」
カメラブログ中スポ中日新聞サンスポ12スポーツ報知
時事通信朝日新聞スポニチスポニチ名古屋ニッカンデイリー

○石嶺打撃コーチ
<初回無死二塁ではバントを失敗した末に空振り三振。
3回先頭でも二ゴロと、いいところがなかった荒木にアドバイス>
「(レギュラーシーズンの対戦を)ひきずっているみたいだから、
完ぺきに(頭を)切り替えてやらないと。センターへ返していけ」

<崖っ縁で飛び出した一打に苦笑い>
「あれが荒木本来の打撃だから。それにしても23打席目か」
中スポスポニチスポニチ名古屋


◎吉見一起
<低めを丁寧について、8イニングを7安打1四球2失点。
気迫あふれる投球で館山との最多勝対決を制し、チームの窮地を救う>
「(最多勝対決となったが)
まああのう、館山さんはあまり意識しなかったです。はい。
(ともに点を取られてからは本当に粘りの投球になった)
はいあの、僕らしいランナー出してもしっかり粘って、
あのう、ゼロ点に抑えるピッチングができました。はい。
(荒木の勝ち越し打でものすごく拍手をしていたが)
はい、もういっぱいいっぱいだったんで、僕自身が。
あのう、早く点取ってくれと思いながら、見守っていました。はい。
(その前にバントを決めたのも大きかった)
はい、あのう、もう全然覚えていません。
(6回には相手4、5番、8回には青木を打ち取って、
バッテリーがものすごいガッツポーズが出ていた)
はい、あのう、谷繁さんにもストライクゾーンの低めを
投げてこいと言ってくれたので、ほんと僕の持ち味というか、
低めに投げることを意識して、投げました。
(あのときドームのお客さん、総立ちだった)
あ、本当ですか。
あのう、はい、うれしく思います。ありがとうございます。
(私たちは東京ドームでの投球を見たいです)
はい、あのう、明日もしっかり勝って、
えー、東京ドームでもあのう、
いいピッチングができたらいいと思います」


<先発談話>
「今日は崖っぷちだったので、
とにかく味方を信じて投げただけです」

<持ち味の粘り強さを発揮。
2回に川本に2ランを浴びたが、慌てることはなく、
その後は直球と変化球を低めに集め、ゴロを打たせた。
奪った24アウトのうち、外野への飛球は1つだけ。
得点圏に再三走者を背負いながらも、ホームは踏ませない。
味方が勝ち越した直後の8回、2死一塁で好調の青木を迎えたが、
カウント0-3から直球を打たせて投ゴロに打ち取ると、
先にマウンドを降りた館山が見詰める前で
谷繁と派手にガッツポーズをつくって闘志をむき出しにした>
「今日は負けたら終わりだったので久々に緊張したけど、
低めに投げてゴロを打たせるという基本に立ち返って投げました。
谷繁さんともしっかりゴロのアウトを取ろうと話していた。
がけっぷちに来て『低めで粘る』という基本に戻ることができた。
マウンドに上がったら、相手を見下ろすぐらいの気持ちでいこうと思っていた。
(2回の本塁打は)序盤だったのでダメージはなかった。
走者は出したけど、苦しさはなかった」

<決して調子は良くはなかった。
普段の球速が出ず、毎回のように安打を許した。
走者を許さなかったのは5回の1イニングだけだったが、
粘り強いピッチングで追加点を許さなかった。
4年目右腕はナインに感謝して>
「がけっぷちというか、負けたら終わり。
ここまで来たら調子が良い、悪いの問題じゃなく、集中して投げました。
ランナーを出しても、僕らしく粘って抑えられました。
野手のみなさんが、何度も守ってくれたおかげです。それに応えたかった」

<私生活でも恩返しの気持ちは忘れていない。
最近、トヨタ自動車の高級車
『クラウン・ハイブリッド』を両親に贈ると決めた。
その年、中日で最も活躍した選手に愛知トヨタから贈られる
「クラウン賞」の最優秀選手賞の賞品。
開幕直前に同じトヨタ自動車の『レクサス』を
購入したばかりということもあり、育ててくれた感謝を込めて譲った。
照れくささを隠すように笑ったが、両親、聡子夫人はこの日、
一塁側スタンドで必死に応援をしていてくれた。
お立ち台では帽子を取り、何度も会釈をした>
「嫁の車にしようとも思ったんですが、
車体が大きくて、運転が難しいみたいで」

<試合直前は井上に験担ぎのアイテムをもらっていた。
乳酸菌飲料の『ヤクルト』。
シーズン中にはしなかった験担ぎも功を奏した。
今季限りで引退する先輩の最終戦を先延ばしにできた。
集中し過ぎて、投球内容の記憶はあまりないという。
家を出る際の会話もよく覚えていなかったそうで、
試合中のスタンドに家族の姿を発見して驚いたと苦笑い。
大事な一戦で責任を果たし、安堵の表情を浮かべて>
「(験担ぎは)シーズン中にはしたことがない。
本当は家で飲んでこようと思っていたんですけど、
緊張して忘れていて…。でも、ロッカーの冷蔵庫に入っていて、
聞いたら(井上)一樹さんがくれました。
きょうは一つ一つの場面を覚えていない。
負けたら終わりのがけっぷちで、気持ちだけはしっかり持てた」
カメラブログ中スポサンスポおおさか報知時事通信
朝日新聞毎日jpスポニチスポニチ名古屋ニッカンデイリー


○谷繁元信
<1点を追う2回1死、0-1からの2球目、
館山のスライダーを完ぺきにとらえると、
打球はライナーで左翼席に突き刺さる同点ソロ本塁打。
流れを変えたいという一心だった。
マウンド上で踏ん張っていた吉見への、価値ある援護射撃となって>
「自然に反応したね。たまたま本塁打になったけど、
逆転されたすぐ後だったので、追いつけて良かったです」

<胸の内には、前日の重いミスが渦巻いていた。
2点リードの6回、スクイズ失敗で追加点を挙げる
絶好のチャンスをつぶしてしまう。
その直後の7回、好投のチェンが突然崩れ、
デントナに痛恨の逆転2ランを浴びた。
相手に流れを渡してしまったことに、誰よりも責任を感じていた>
「できる時に、ちゃんと成功させないと…」

<この日は前日の6番ではなく8番だったが>
「きょうはきょうという気持ちだった」

<穏やかにつぶやいたその表情に浮かんだのは、
第2ステージ進出への並々ならぬ決意。
投手陣を引っ張るリード面だけでは飽き足らない
ベテランの強い気持ちが、主導権を取り戻す貴重なアーチを生んだ。
7回には先頭打者で勝ち越しの口火を切る中前打を放つなど、
3打数2安打で見事に勝利に貢献。
好リードで接戦を物にし、攻守とも第1戦の汚名を完全に返上して>
「何とかしないとね」

<逆転負けの第1戦でスクイズ失敗とチャンスで凡退。
試合後は敗戦の責任を背負い込んだが、翌日まで時間は少ない。
気持ちを切り替えるためにどう過ごしたのか。聞いてみると意外な答えが…>
「言えないよ。まあ、オレが引退したら教えるよ。
何年たっても、何をしたか絶対に覚えているから」
カメラブログ中スポ<ドラ番記者>サンスポ時事通信ニッカン

○井端弘和
<攻守で吉見を援護。
初回、先頭で右翼線二塁打して先制のホームを踏むなど2安打。
守備では3回1死一塁で宮本の二塁ベース付近へのゴロに反応して、
自らベースに入って併殺に仕留めた。
また4回は青木のボテボテのゴロを軽快な動きで処理。
極めつきは5回、川本の左翼方面への飛球を背走しながら好捕。
いずれも安打になってもおかしくない打球をさばいて流れを渡さなかった>
「1回のヒット(二塁打)も含めて、きょうはいい動きをできたと思います。
(3回の併殺は)抜けていたら
一、三塁のピンチだったし、よく守れたと思います」
(中スポ、スポニチ

●宮本慎也(東京ヤクルト)
<7回1死二塁、井端が遊撃正面に強いゴロを放ったが、
谷繁を三塁で刺すことも可能なタイミングながら、
鬼崎は一塁に送球。三塁ベースに入っていたが、
記録には残らないミス悔やんで>
「うまい遊撃手なら、谷繁の走塁を見てラッキーだと思ったはず。
きょうはショートの差が出ました」
(中スポ、中日新聞


○和田一浩
<初回1死一、三塁の好機、高く弾んだ遊ゴロに全力で一塁に駆け抜け、
併殺崩れの間に三塁走者・井端が生還。激走で先制点をもぎとった。
その後も得点には結び付かなかったが、4回に左翼フェンス直撃二塁打、
8回には中前打と2試合連続マルチ安打。
第1ステージ計7打数4安打と好調を維持して>
「一打席一打席集中してできています。
明日(19日)も同じようにやります」
(中スポ)

○井上一樹
<今季限りでの引退を表明しているベテラン。
館山との相性を買われ、6番・右翼手で先発。
スタメン発表でひときわ大きな歓声を受け、素直に喜んで>
「そういう雰囲気でできるのはうれしい」

<3打席凡退でベンチに退いたが、
出番があろうとなかろうと、勝利のために尽くす決意>
「バットで期待に応えられなかったが、こういう試合に出られて幸せ。
明日は高校野球の決勝戦。どんな役割でも全力でやります」
(中スポ、時事通信

○浅尾拓也
<9回から登板し、デントナを三振に仕留め岩瀬に渡して>
「勝ってよかったです」

<ただ1人の連投となったが、東京ドームへ3連投も望むところ>
「まだ明日も試合があるので、気を抜かずに頑張りたいと思います」
(中スポ、おおさか報知時事通信


○岩瀬仁紀
<9月19日を最後に登板がなかった守護神が
1点リードの9回1死から登板。いきなりガイエルを歩かせたが、
動じることなく代打畠山を二ゴロ併殺に仕留めてセーブ。
レギュラーシーズン終盤は疲労が出てベンチを外れ、
約1カ月間の調整を経て戦列に戻ったが、
それでも、約1カ月のブランクを感じさせない投球はさすが。
これでポストシーズン通算23回連続無失点。
大事な試合で復活し、ほっとした表情を見せて>
「9回に合わせて準備していた。
感覚は変わらなかったです。
ちょっとカウントを悪くし過ぎたかなと
いうところはあるけど、結果がすべてだからね。
どんなかたちであれ、勝てて良かった」

<長く、つらい1カ月間だった。孤独な治療と調整の日々。
自分自身の不安と、周囲の不安そうな目と向き合いながら過ごした。
気分が晴れることはない。ただ黙々と、備えた。
すべてはこの舞台のためだった。
試合後、岩瀬の頭には投球内容以上に思い浮かぶものがあった。
浮かんだのは、復調を支えてくれた仲間の顔。
感謝は言葉だけではない。結果で示して>
「それよりも、こうやって投げられるように
してくれた人たちに感謝したいです」
中スポスポーツ報知共同通信社時事通信毎日jpスポニチニッカン

○森バッテリーチーフコーチ
<9回1死から登板し、無難にセーブを挙げた岩瀬にホッとして>
「これで(次は)1イニングを任せられると思う」
サンスポスポニチ


◇中田賢一
<第3戦の実現を祈るように、この日最終調整。
きょう19日の第3戦の先発が予想されるが、
復帰後の東京ヤクルト戦は2勝負けなしという好相性。
因縁の相手に雪辱するためにこの日は黙々とランニングを行って>
「調子は徐々に良くなっています。悪くはなっていない」
(中スポ)

◇鈴木義広
<右腕にとって、このポストシーズンの1軍ベンチにいることは
一種の奇跡かもしれない。右ひじ骨折が分かったのは昨年4月。
CSでのベンチ入りは2年ぶりとなる。
2月のキャンプのころは復帰タイミングはまるで霧の中。
自身もじっくり時間をかけた復帰プランも覚悟していた>
「復帰をあせってまたどこかをけがしたら、今度は野球生命がなくなってしまう。
そのためにけがをしないフォームを身につける必要もありますから。
一刻も早くとは思いますけど」

<それがレギュラーシーズン終盤の
9月には1軍に合流し、6試合に登板。
フェニックスリーグを経て、
しっかりポストシーズンのブルペンにたどり着いた。
1年間のブランクはあっても変わらぬものがある。
ピンチで向かうマウンドでのメンタルコントロール術だ>
「アツくなる部分はあるんですけど、やはりアツくなったらダメなんです。
だからこそ、文字通り周りを見るんです。
分かっているつもりの状況でもスコアボードを見たりして
冷静に考えるんです。この後のバッターは歩かせても大丈夫だとか、
だからどうしても抑えられなければならないのは誰なんだとか」

<10月3日のファーム日本選手権では、1点リードで迎えた
6回1死満塁をリリーフして抑え、MVPに輝いた。
常に落ち着いたピッチングを導く折れない心。
まだまだ続くポストシーズン。
いずれ訪れる登板機会で、それが右腕を支えていく>
「あのとき(MVPに輝いた10月3日のファーム日本選手権)も
周りが見えていたからプレッシャーを感じなかった」
(中スポ)


○落合監督
<接戦を制し、1勝1敗のタイに>
「(1勝1敗になりました)
はい。今日負けたら終わりだから、勝つか引き分けしかない。
そうしないと明日にはゲームないと。だけのことだと思います。
(最多勝対決…)
今は、いや、最多勝とかね、そういうあれは
ここは関係ないと思う。
勝つか負けるか、ただそういう戦いだろうと思うしね。
昨日と同じで申し訳ないんだけども、そういう試合です、はい。
(もつれる試合になりましたが)
慣れてるでしょう。こういう試合は。
(明日に向けては)
えっ。そういうのを聞くだけ、やぼってもん」


<薄氷を踏む勝利とは思えないほど、指揮官は淡々としていた。
テレビの共同会見場に現れると、こう言い放って>
「どうせ一言、二言で終わるんだから」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知時事通信
毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


若竜トピックス(18日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
中日-埼玉西武
(18日・串間市総合運動公園野球場)
  000 020 000 =
  705 100 00× =13
[D本] 小田、新井(3ラン)
[Dバッテリー] 赤坂、小熊、高島、菊地 - 小田、田中
公式サイト・戦評フェニックスリーグ公式

○赤坂和幸
<フェニックス・リーグの埼玉西武戦(串間)に先発。
6イニングを投げ、2安打2失点に抑える好投を見せる。
同リーグ3試合目の登板でも安定感の投球を披露。
4イニング無失点、2イニング無失点、そしてこの日が6イニング2失点。
3試合で計12イニングで2失点とここまで好投を続けている。
この日の登板を振り返って>
「きょうはバランスが良かったし、冷静に投げることができました」

<それでも5回無死一塁から銀仁朗に左翼へ2ランを運ばれ反省。
降板後には捕手・小田から
『逆球とフォークボールの制球』を指摘された。
3年目の来季を飛躍の年にするために鍛錬を続けていく>
「クイック(モーション)は速くなったけど、
その分球威が落ちて本塁打を許してしまった。
球威を上げることもそうですが、新たな課題が見つかったので。
これから取り組んでいきたいと思います」
中スポ

○小林投手コーチ
<3回までパーフェクトで、6イニングで4度三者凡退に抑え、
埼玉西武打線にわずか2安打しか許さなかった赤坂について評価>
「宮崎に来てから安定している。
変化球で簡単にストライクが取れるようになった」
中スポ

○小熊凌祐
<16日の巨人戦でデビューを果たしたが、
2試合目の登板でも1イニングをパーフェクトに抑えた。
7回から2番手で登板すると、先頭・星を二直、
坂田からは直球でプロ初の三振(見逃し)を奪い、
最後の銀仁朗は二ゴロに打ち取った。
前回はMAX136キロだったが、この日は141キロを計測>
「自分でも真っすぐが切れてるなと思いました」
中スポ


○小田幸平
<初回は右前へ2点適時打を放つと、
3回にはカーブをとらえ左翼へソロ本塁打。
さらに4回はまたも右前打を放ち、3安打3打点の固め打ち>
「与えられた所でしっかりやるだけです。
きょうは結果が付いてきて良かった」
中スポ

○高柳打撃コーチ
<3安打3打点と暴れ回った小田を評価>
「3安打目が特によかった。ああやって右方向に打てば確率が上がる」
中スポ


◆井藤真吾
<ナゴヤ球場隣の合宿所・昇竜館はずいぶん寂しい。
寮生の大半はフェニックス・リーグで宮崎へ。
谷と山内はドミニカ共和国。
平田と野本は1軍ベンチ入りでナゴヤドームにいる。
たった1人、残っているのがルーキー>
「昨日(17日)は1階の食堂まで下りてきてテレビ観戦していました。
でも食堂の人のほかには誰もいないんです」

<ルーキーイヤーは右肩痛からのリハビリに大半を費やした。
悔しさを抱えて今はナゴヤ球場でバットを振っている>
「もう痛いところはないし、宮崎に行きたかったです。
この冬がやっぱり大事ですよね。ウエートから何から全部」
(中スポ<ドラ番記者>

2009年10月18日 (日)

チェン魔さか痛恨被弾、竜初戦黒星早くも土俵際。

日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズ
セ・リーグの第1ステージがこの日、開幕しました。
レギュラーシーズン2位のドラゴンズと。
3位の東京ヤクルトが相対したナゴヤドームでの第1戦。
4回、和田の本塁打で先制したドラゴンズは、
続く5回にも井端の適時打で理想的に追加点。
しかし6回1死一、三塁のチャンスを逸した直後、
力強い投球を見せていた先発・チェンが捕まり、
青木の適時打とデントナの2ランでまさかの逆転劇
その後は東京ヤクルトの継投に寄り切られ、CS初戦初黒星
痛い星を落とし、早くも土俵際まで追い込まれてしまいました。

◇クライマックス セ 第1ステージ
中日-東京ヤクルト 第1戦
(17日・ナゴヤドーム | 中日1敗)
38391人 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ヤクルト
中 日
[敗] チェン(1試合1敗)
[D本] 和田1号
[Dバッテリー]
チェン、浅尾、高橋 - 谷繁

◇対東京ヤクルト第1戦・スタメン
1 (遊)井端  (4打数1安打1打点)
2 (二)荒木  (3打数無安打)
3 (三)森野  (4打数1安打)
4 (一)ブランコ (4打数1安打)
5 (左)和田  (3打数2安打1打点)
6 (捕)谷繁  (4打数無安打)
7 (右)藤井  (4打数3安打)
8 (中)英智  (1打数無安打)
9 (投)チェン (2打数無安打)

【イニング経過】
<1回・東京ヤクルト> P・チェン(中5日)
福地初球外直球遊ゴロ、田中浩康外フォーク空三振、
宮本内高め150キロバットへし折り遊ゴロ

<1回ウラ・中日> P・石川(中8日)
井端内カットボール高いバウンド三ゴロ、
荒木初球中シュート遊ゴロ、森野外低め直球投ゴロ


<2回・東京ヤクルト> P・チェン
青木内直球高いバウンド三ゴロ、デントナ内外れ四球、
ガイエル外直球二塁寄りゴロ井端飛びつき好捕6-6-3併殺

<2回ウラ・中日> P・石川
ブランコ内高めカット高いバウンド遊内野安打、
和田外シンカー遊正面6-4-3併殺、谷繁外シンカー空三振


<3回ウラ・中日> P・石川
藤井中入る直球右越えフェンス直撃二塁打、
英智初球投犠打、
1死三塁から、チェン初球内シュート三正面ゴロ・
ゴロゴー藤井本塁タッチアウト、
井端ストレート四球、
2死一、二塁から、荒木外シンカー高いバウンド三ゴロ


<4回ウラ・中日> P・石川
森野粘って中直球左飛、ブランコ初球外シンカー三ゴロ、
2死から、
和田初球中入るシンカー狙い打ち・
ライナー左中間スタンド飛び込む本塁打(D 1-0 S)


<5回・東京ヤクルト> P・チェン
青木粘って中スライダー三遊間抜くヒット、
デントナ内低め直球ズバッと空三振、
ガイエル外直球見三振、
畠山内沈むスライダー空三振・チェン吠えてガッツポーズ

<5回ウラ・中日> P・石川
藤井中カット引っ張り左翼線二塁打、
英智捕犠打、チェン中シンカー一ゴロ、
2死三塁から、
井端初球外シンカー右前運ぶ適時打(D 2-0 S)

<6回・東京ヤクルト> P・チェン
川本内149キロ空三振、石川当てただけ投ゴロ、
福地外高めフォーク右飛

<6回ウラ・中日> P・石川
森野中低めシンカー中前弾き返すヒット、
ブランコ初球高めカット遊ゴロ6-4二封のみ、
和田外シンカー反応中前打・エンドランブランコ三進、
1死一、三塁から、谷繁3球目内高めカット・
スクイズ敢行もファウルで失敗、4球目中低め直球見三振、
2死一、三塁から、藤井外直球捉えるも二正面直


<7回・東京ヤクルト> P・チェン
田中浩康外直球右翼線落とす二塁打、
宮本外直球高いバウンド一ゴロ進塁打、
1死三塁から、青木内高め直球・
詰まりながら三遊間抜いていく適時打(D 2-1 S)
1死一塁から、デントナ高め甘く入るスライダー・
打った瞬間左中間席飛び込む2ラン本塁打(D 2-3 S)
ガイエル中高め直球一二塁間抜くヒット、
畠山内直球詰まり左飛、川本内低め外れ四球、
2死一、二塁から、代打野口内スライダー二飛

<7回ウラ・中日> P・押本 三・吉本
英智外フォーク高いバウンド遊ゴロ、
代打野本粘るも中フォーク一ゴロ、井端外低め直球見三振


<8回・東京ヤクルト> P・浅尾
福地中フォーク高いバウンド投ゴロ、
田中浩康高め直球空三振、宮本初球外直球二ゴロ

<8回ウラ・中日> P・五十嵐
荒木ストレート四球、
森野4球目荒木二盗、森野外フォーク投ゴロ・荒木進めず、
ブランコ外高め直球三塁線ゴロ・荒木進めず、
和田勝負避けられ四球、

P・イム・チャンヨン
2死一、二塁から、谷繁粘るも高め釣り球空三振

<9回・東京ヤクルト> P・高橋
青木中直球左直、デントナ中フォークタイミング外し空三振、
ガイエル外直球高いバウンド二ゴロ

<9回ウラ・中日> P・イム・チャンヨン 一・ユウイチ
藤井外フォーク当てただけも遊内野安打、英智初球投犠打、
1死二塁から、代打立浪外直球力負け左飛、
2死二塁から、井端外スライダー二正面ゴロ、
試合終了。


【ゲームレビュー】
逆転負けでCS黒星発進

和田のソロなどで5回までに2点をリードし、
先発・チェンも速球を武器に
6回まで1安打無失点と好投したが、7回に3点を失った。
この回、東京ヤクルトは1死三塁で青木が左前打して1点差として、
続くデントナが左中間へ2点本塁打を放った。
先発の石川は持ち味の緩急を使った投球で
6イニング2失点と粘り、勝利を呼び込んだ。
公式サイト共同通信社ニッカン式スコア


これぞまさに『短期決戦』ならではの勝ち方。
そんな感じを抱くこととなったゲームでしたね。
チェン-石川と両軍左腕エースを持ってきての初戦。
序盤は投手戦ながら、4回2死から和田の一発で均衡を破ると、
5回には復帰した藤井の二塁打からのチャンスで
井端がお得意の右打ちによるタイムリーで追加点。
2点の援護をもらったチェンは、ツバメ打線相手に快投。
5回には先頭の青木にこの日チーム初安打を許したものの、
デントナ、ガイエル、そして畠山三者連続三振
さすが12球団ナンバーワン左腕といえる投球に
思わずしびれてしまいましたが、後半その流れが徐々に変化

きっかけとなったのは、6回ウラ。
和田のエンドランで1死一、三塁のチャンスで
迎えるは、6番・谷繁
良い形で攻め込んであと1点でも奪えれば、完全にこちらのペース
そんなムードのなか、ベンチは絶妙な作戦、
3球目になんとスクイズ敢行のサイン。
三塁走者がブランコでしたし、全く予期できませんでしたが、
これを200犠打のバントの名手・谷繁が一塁側に転がすも、
ボールはラインの外に切れてしまい、ファウル…。
失敗に終わったショックもあったか続く4球目を見逃し三振
さらにこの日ラッキーボーイの藤井
外角直球を捉えるも、惜しくも二塁正面ライナー。
結果的には、ここで決めきれなかったことが、
「魔の7回」へとつながってしまいましたね。

そしてやや重い?のムードのまま迎えた7回、
それまで1安打に抑え込んでいたチェン
やはり飛ばしてきた疲れもあったか、
先頭の田中浩康に直球を叩かれ、
右翼線にスーッと落とされると、
続く宮本にはあっさりと一ゴロ進塁打、
さらに青木には内への直球をうまく叩かれ、
詰まりながらも三遊間を抜いていく適時打で1点差
ただここで止めておけばよかったものの、
左腕には、はね返す力が残ってなかったようですね。
迎えるは一発のある5番・デントナ
それまでの打席こそうまく抑えていたものの、
初球、外角への直球が外れた2球目、
高めに甘く入ったスライダーを強振されると、
高々と上がった打球は、東京ヤクルトファンの埋まる
左中間ビジター応援ゾーンへ飛び込む逆転2ラン
見ていた自分も投げた瞬間に思わず
「ウソだー!!」と叫んでしまいましたが、
それぐらい信じられない甘い失投
それを逃さずに捉えられ、もっていかれての痛恨劇
シリーズ前に敵将が話していた勝利プラン、
「数少ないワンチャンスを生かして勝つ」
まんまに遂行されての逆転負け
短期決戦で絶対に欲しい先手を取られてしまい、
ドラゴンズはまさに土俵際へと追い込まれてしまいました。


またもデントナ弾…。中盤まで完全に
ペースを掴んでいただけに
まさかの逆転負けには、
かなりのショックを受けましたね。
相手にとっては、まさにしてやったり
圧倒的な内容で放ってきたチェンでしたが、
今季これまでの大一番同様、
またしても投げきれずに、
悔やまれる逆転被弾
「内容よりも結果」が鉄則の短期決戦
そのセオリー通りに散ってしまった印象が。
疲れも出たかもしれませんが、まさに一瞬のスキ
頑張っていたのは、誰もが見て承知の通り。
ただ少しでもスキを見せてしまえば、
やられるのが短期決戦
それを肌で感じることとなりましたね。
劣勢になったことで、があるかどうかは分からない。
ただ雪辱の機会が得られたなら、この悔しさを生かしてほしい。
その機会が来ることをファンとしては祈りたいです。

まあチェンの失投が確かに痛かったのですが、
あと一押しできなかった打線にも敗因がありますね。
復帰即スタメンに抜てきされた藤井の猛打賞は
チームとしてはまさに光明でしたが、
ここ一番での集中力では相手に分があったような。
さらに期待していた『経験』を生かせた選手が少なかったかなと。
経験+集中力、これが残り2試合で連勝して
次のステージへ進むために必要な要素といえるでしょう。


ドラゴンズにとっては、クライマックス3年目で初の黒星発進
さらに相手の中軸にやられたことで、勢いをつけさせたのは痛い。
しかしそんなことばかり言ってられず、
ここまで来たら一戦一戦を「勝つのみ」。
相手はキラー・館山を立てて連勝を狙ってくるでしょう。
ただ窮地には立ったもの、逆にスイッチも入ったでしょうし、
まずは2戦目をしっかり取り返して、タイにすること。
そのためにはチーム一丸となって、キラーを叩く。
ここぞの踏ん張りを願いながら、戦いを見守りたいと思います。


★プレーヤーズ・ボイス(17日)

●チェン・ウェイン

<立ち上がりから150キロ超す直球を中心に力で押して、
5回に先頭の青木に初安打を許したが、後続を三者三振。
崩れる気配は全くなかったが、7回突如暗転。
先頭の田中浩康に直球を簡単にはじき返されて
二塁打とされると、青木に左前適時打を許し1点差に迫られる。
さらに続くデントナに抜けたスライダーを
完ぺきにとらえられ、痛恨の逆転2ラン。
悔やんでも悔やみきれない1球になって>
「ホームランを打たれたのは甘く入ってしまったので悔やまれます。
ストライクがほしいところだった。甘くなってしまった。
今日は一球もミスできない試合だったのに。
疲れは全然、関係ないです。スクイズ失敗は気にしていない。
序盤は良かったけどあの1球だけ。コントロールミスです」

<借りを返すためにも、祈る。仲間がヤクルトを連破し、
巨人戦でチャンスが巡ってくることを願うことしかできない>
「応援するしかない。
勝てる試合だったのに自分のせいで負けてしまった。
今年一番くやしい試合かもしれない」
中スポ中日新聞スポーツ報知時事通信朝日新聞スポニチ名古屋

●森バッテリーチーフコーチ
<7回大乱調のチェンについて、早口でまくしたてて>
「仕方ない。投げたくてあそこに投げたわけじゃない。
前半が良くても打たれたらパーだ。
あいつは、ああいうところがなくなればもっと勝てるんだろうが。
打たれながらも2点に抑えた相手の石川の方が良かったということだ」
中日新聞スポーツ報知時事通信


●谷繁元信
<6番に入ったが、ブレーキになった。
2-0の6回1死一、三塁でスクイズのサイン。
だが、カウント1-1で甘く入った高めのカットボールを
当てたが、ファウルにしてしまい失敗。
続く直球に手が出ず、結局見逃し三振。
8回にも走者を2人置いて空振り三振に倒れるなど、
この日は無安打で3三振に終わって>
「どっちかで1点でも入っていたら勝てる試合だったと思う。
(スクイズは)決めないと駄目。成功させなきゃいけなかった。
(ベンチから)出たサインに対して…。できる球だったから」

<マスクをかぶっては先発・チェンの力強い投球をリードしたが、
7回に手痛い逆転を許す。正捕手は一身に責めを負って>
「僕のスクイズ失敗で流れが変わった。
あのバント失敗で、先頭がツーベースという形になっちゃったから」
(中スポ、共同通信社時事通信


●和田一浩
<0-0で迎えた4回2死、先制のソロ本塁打を放つ。
待ち構えていたところに石川の初球のシンカーが真ん中へ。
少し驚きながらも見逃さずにバックスクリーン左へたたき込み、
貴重な先制点をもたらして>
「甘い球が来たら初球からいくつもりでいたのですが、
ど真ん中にきた。先制点が大事だと思っていた」

<6回1死一塁ではフルカウントから中前打。
そして8回は五十嵐から敬遠気味の四球で出塁。
本塁打を含む2安打1四球と気を吐いたが、
チームが負けただけに笑顔はない。
自らに言い聞かせるように話して>
「きょうはきょうで終わったから、
あしたから切り替えてやるしかありません」

<ふだんと同じ行動を取ったのが、
シーズン同様の活躍につながったのかもしれない。
大一番の試合前ではあったが、特別な験は担いでいなかった。
タイの尾頭付きを食べたか、の問いにはこう笑い、
球場入りする前はいつも通り、パンをかじったという>
「何もしていないですよ」

<第2戦先発に有力視される館山は苦手とする右腕だが
自身は今季17打数6安打で打率.353。1本塁打も挙げている。
今回こそやり返すしかない>
「(好調の理由は)休みがあったので、
体の疲れが取れた部分はあると思います。
あしたは初回から仕掛けていくしかありません。
打てる球をしっかりと打って楽に投げさせないようにしたい」
中スポサンスポ共同通信社毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

●井端弘和
<5回2死三塁、右前にタイムリーヒットを放つ>
「チェンも頑張ってますし、追加点が取れてよかったです」

<適時打を放ったが、チームは逆転負け>
「あす負けたら終わり。あした勝つしかない。
悔しいね。でも気持ちを切り替えて、きょうと同じことをしたい」
カメラブログ、中スポ、サンスポ時事通信

●藤井淳志
<1点ビハインドの9回、イム・チャンヨンのフォークを
食らいつくようにしてバットに当てた。
打ち損じたような打球が三遊間へ転がる間、全力で一塁へ駆け込んだ。
間一髪セーフで無死一塁。今季3打数3安打と得意にしている
敵の守護神を揺さぶったが、最後は後続が倒れて敗戦が決まり、
走りながら悔しそうに天を仰いで>
「何とかしたかった」

<これが『復帰戦』だったとは信じられない。
第1打席でライトオーバーの二塁打を放つと、
5回は左翼線へ思い切り引っ張り、
2打席連続となる二塁打で追加点のチャンスメーク。
俊足を生かした9回の内野安打を含め、堂々の猛打賞。
唯一アウトになった6回2死一、三塁の場面も、二塁への強烈なライナー。
本人は残念がったが、打撃内容には非の打ちどころがなかった>
「一番大事なところで凡退してしまった。勝ちにつながらないと…。
次は何とかそういうところで打てるように頑張ります」

<故障は完ぺきに癒えたわけではない。
痛めたわき腹には今もアイシングが欠かせない。
それでも決して弱音をはかない。
今季は開幕前から「全力」だった。
故障明けだとしてもスタイルは何も変わらない。
CS突破の可能性がある限り、前を向いて走り続ける>
「まったく痛くないと言えばウソになります。
でも骨がくっついていると医者が言った以上、僕の中では治っている。
そう自分に言い聞かせています。
怖さ? そんなことを考えるなら
野球選手をやめなきゃなりません。いくからには全力です」

<やっと戻ってきた最高の舞台。落ち込んでなどいられない。
きょう先発が予想される館山には打率.385、
そして守護神イム・チャンヨンには10割(4打数4安打)の相性を誇る。
その言葉が選手たちの気持ちを代弁して>
「とにかく勝ちにつながるプレーをしたい。まだ試合があるわけですから」
中スポニッカン

●荒木雅博
<1点を追う8回先頭から四球で出塁すると、
続く森野の打席で盗塁に成功。
得点につながらなかったが。存在感は見せた。
リベンジに向けて気合を入れ直して>
「言い訳になるけど久々の試合で最初は体が動かなかった。
でもこれであしたは動く。がけっぷちですけど頑張ります」
(中スポ)

●高橋聡文
<3番手で9回に登板。
前の打席で2ランのデントナを空振り三振に仕留めるなど、
三者凡退に封じたが、悔しそうに話して>
「抑えられたことはよかったけど、負けてしまったので…」

<第2戦に気持ちを切り替えて>
「明日も出番があれば、同じように投げたい」
(中スポ)


◆山本昌
<ナゴヤ球場で黙々と調整を続けている。
2軍の大半は宮崎に遠征中で、名古屋残留組はわずか9人。
多くが故障からの回復過程など、苦しい時を耐えているが、
その中でベテランのひときわ明るい笑顔が目立つ。
平井を相手にキャッチボールの後、
ゴロ捕では併殺練習のショート役を務めたり、雰囲気をつくっている。
具体的目標が定めにくい調整かもしれない。自身も霧の中にいるようだ>
「照準? わからないよ」

<フェニックス・リーグの序盤で登板することも考えられたが、
結局名古屋に残留。今のところリーグ戦の登板予定はないという。
それでも気持ちは切らしていない。
この日はブルペン入りせず、約2時間で球場を引き上げたが、
常に臨戦態勢に入れるよう、心身ともにコントロールしている。
有事の際は1軍合流することも可能な状態。
『いざ鎌倉』に向けてつめを研ぐことを忘れてはいない>
「投げられるようにしているよ。いつでも? そういうことだね」
(中スポ)

◇稲葉投手コーチ
<フェニックス・リーグは22日までで、
今のところ登板の予定がない山本昌について>
「宮崎の予定はありませんが、(CSも含めて)何があるかわからない。
おおよそ2日や3日に1度のペースで投げさせて準備しています」
(中スポ)


●落合監督
<3年連続の進出となったCS第1ステージで、初めて初戦に敗北。
険しい顔で会見場に現れ、試合後の会見を10秒で切り上げて>
「質問、ないだろ。
短期決戦というのはゲーム内容じゃない。
勝ったか、負けたか。それだけ。
ゲーム内容は、まるっきり関係ない。それが短期決戦の鉄則だ」
中スポ中日新聞サンスポスポーツ報知
時事通信毎日jpスポニチ名古屋ニッカンデイリー


今日の公示。(17日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録】
△中日 朝倉健太投手、鈴木義広投手、
      藤井淳志外野手、井上一樹外野手

公式サイト共同通信社


若竜トピックス(17日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
湘南-中日
(17日・久峰野球場)
   000 000 000 =
 SR 001 121 01× =
[D本] なし
[Dバッテリー] 清水昭信、佐藤亮太、齊藤 - 前田
公式サイト・戦評フェニックスリーグ公式

●澤井道久
<フェニックス・リーグの湘南戦(久峰)で
二塁打を含む4打数3安打の大活躍。
ポストシーズンでの1軍昇格に向けて猛アピール。
9回の第4打席。元チームメートの左腕・石井裕也の2球目、
真ん中高めの直球をとらえた打球は
中堅手・関口の頭上を越え、外野フェンスまで転がった。
スタンディングで二塁に達し、3安打の固め打ちを決めて>
「(石井の)球筋は分かっていたので思い切って振り抜けました」

<4回は俊足を生かして二塁内野安打、
6回には右前へ痛烈な打球できっちりはじき返した。
左右両打ちだが、この日は対戦した投手が左腕ですべて右打席。
1打席目に三ゴロに打ち取られてから右方向を意識。
その後の3打席で狙い通りの打撃を見せ、好結果に結び付けた。
同リーグでは7試合(練習試合含む)で
16打数7安打、打率.438と好成績を残している>
「CSに出たいので。内容もそうですけど、とにかく結果を求めていきたい」
中スポ

●加藤聡
<フェニックス・リーグ6試合目の出場で初スタメン。
7番・中堅でフル出場し、5回の第2打席に中前打を放つ>
「狙っていた内側にきたのでしっかり振れました」

<開幕8日の東京ヤクルト戦以来、
同リーグ2安打目を放ったが、育成選手は気合を入れ直して>
「ほかの2打席はダメでした。
最後の打席は真ん中外寄りの球だったので仕留めないと。
守備も課題なんで。しっかり練習します」
中スポ

●小林投手コーチ
<先発で5イニングを6安打4失点の清水昭信について、
この日は変化球の制球が定まらず不安定だったと評価>
「ここ何試合の中で一番悪かった。きょうは軸がぶれていた。
でもやることは分かっているから大丈夫。心配はない」
中スポ

2009年10月17日 (土)

逆襲へ準備完了、落合竜クライマックス今夜開幕!

いよいよ今夜からセ・リーグの
クライマックスシリーズ第1ステージが開幕します。
レギュラーシーズン2位のドラゴンズ
本拠地・ナゴヤドームに、3位・東京ヤクルトを迎えての3試合制。
決戦を翌日に控えたナインは、ナゴヤドームで最終調整。
落合監督はグラウンドに姿を見せなかったものの、
緊張感が高まる中、シートノックやフリー打撃などで
約2時間半、汗を流したもよう。
CSは3年連続出場と「経験」ドラゴンズに対し、
「勢い」付けての初出場の東京ヤクルト
巨人との第2ステージに挑むために負けるわけにはいかない。
決戦前日のナインの意気込みを中心に、この日の竜の話題を。

ドラゴンズトピックス(16日)

◇チェン・ウェイン

<クライマックスシリーズ第1ステージ
東京ヤクルト第1戦の先発に予想される。
1.54と驚異的な数字で防御率タイトルを獲った左腕が
『逆転日本一』へ先陣を切る。
正直な男は決戦を前に、自分が抱えている不安すら隠さない>
「長いイニングは最近投げていないので、不安はあります。
球数とか(増えると)難しいと思う。
(体力の)スタミナは全然大丈夫だけど、実戦で投げないと分からないので…」

<最近は短いイニングしか投げていない。
長かったのは9月22日の7イニングが最後。
ここ3試合のイニングは1、4、3。確かに不安だろう。
東京ヤクルト対策でも首をかしげる。
11日に今季初対戦したものの、
青木、宮本、ガイエルら主力が不在だった。
3イニングを無失点だったが、胸を張ることもない>
「印象に残っているのはデントナ、福地さんくらい。
自分が対戦しないと相手の調子も分からないから…」

<虚勢は張らず、言葉は謙虚。
ちょっと頼りなげに見えるが、これがいつもの姿だ。
いざマウンドに立てば、圧倒的な力で敵の打者たちを屈服させる。
その繰り返しが、驚異の防御率になった>
「とにかく、いつも通りに投げたい。
向こうも研究してくるかもしれないけど、
それ以上に自信を持って投げて、できることなら勝ちたい」

<CS開幕マウンドを任される左腕には、強いリベンジの思いがある。
昨年のCSは阪神、巨人に1試合ずつ先発。
自身は1敗ながら、2試合ともチームは負けた>
「去年は2試合に投げて2試合負けた。くやしかった。
今年は何とか1つ勝って、いい印象を残したい」

<嫌な思い出は早く消し、巨人とのCS第2ステージへ向けて
『いい印象』を刻み込む。逆襲の道は若い左腕が切り開く>
「いよいよ始まるので、
何とか勝って、東京に行って、日本シリーズで勝ちたい」
中スポスポーツ報知

◇吉見一起
<中スポ第2戦先発、スポニチ初戦予想の最多勝右腕。
レギュラーシーズンはチェンと左右両輪として引っ張ったが、
ここからも2人が軸になる。意気込んで>
「しっかりとした気持ちを持って、
上から見下ろすくらいの気持ちで投げたい」

<グラウンドでランニングや
キャッチボールなどをした後、球場内のブルペンに移った。
シーズン終盤は調子がいまひとつ。
最終登板・11日の東京ヤクルト戦も3イニングで6安打1失点。
しかしそこから1週間で少しずつ修正を重ねて、ようやく調子は上向いたよう>
「キャッチボールでも感じはいい。
急激に良くなることはないけど、モヤモヤしていたものはなくなった」

<復調気配の切り札を巨人との初戦にぶつけるという手もある。
第2ステージに進めば、その第1戦の勝敗の意味は大きい。
もっとも本人には東京ヤクルト戦2連勝しか頭にない様子>
「もつれるよりも早く終わった方がいい」
中スポ毎日jpスポニチ

◇森バッテリーチーフコーチ
<きょう17日のCS第1ステージ第1戦。
あえてチェンを温存し、日本シリーズ進出を目指す可能性を示して>
「もう1度、巨人を倒すチャンスをくれたわけだから、それを目指さないと。
3人(チェン、中田、吉見)のうち誰か1人が
(第1ステージで)投げないことだってある」
スポニチ


◇井端弘和
<この日、一度もグラウンドに姿を見せず。
異例の最終調整で決戦に備えた落合監督について。
ベンチ裏での一幕を明かして>
「(監督が)出てこなかった? そうみたいですけど、
さっきみんなで一緒にお風呂に入ってしゃべっていましたよ。
選手を信頼してる? そういうことじゃないですか」

<クライマックスシリーズに向けて決意表明>
「疲れが取れてよかった。シーズンとCSは違う。
簡単に点が取れないのは分かっているが、とにかく初回、前半が勝負」
(中スポ、スポーツ報知毎日jpスポニチ名古屋ニッカン

◇荒木雅博
<シーズン終盤の左手首痛が心配されたが、
元気にスタメンに名を連ねそう。
10月に入って試合数が少なかったこともあり、ほおを緩ませて>
「3週間前に比べると体調はぜんぜんいい。休めたのが本当によかった」

<まだ左手首はがっちりテーピングで固めているが>
「痛みを抑えるというのではなく、予防です」

<もちろん完治はしていないはずだが、鼻息荒く>
「あと(CSと日本シリーズ)全部やっても16試合。
(左腕が)折れたってやりますよ」

<今季東京ヤクルトに負け越したチームにとって
CSは雪辱の場となる。選手会長はこう言って>
「得点につながるきっかけをつくりたい。足を使ってかき回す。
ヤクルトに2つ負け越した分を、CSで取り返したい」
(中スポ、毎日jpニッカン

◇森野将彦
<クライマックスシリーズに向けて決意表明>
「時間は待ってくれない。まずは明日(17日)がすべて。
そこに集中していきたい」
(中スポ)

◇トニ・ブランコ
<フリー打撃で柵越えを連発するなど好調をアピール。
東京ヤクルトの第1戦先発が予想される館山には、
3割以上の打率を残すなど相性がいい。
来日1年目で本塁打王と打点王の二冠に輝いた4番打者。
自身初のCSに向けと意気込んで>
「館山はいい投手だが、何回も当たっているし投球は分かっている。
(苦手の)内角を攻めてきたら、それを打つだけだ。
いい結果が出るように、来た球を積極的にスイングしたい。
いい球が来たら思い切りスイングするだけ」
(中スポ、スポーツ報知時事通信毎日jp

◇和田一浩
<クライマックスシリーズに向けて決意表明>
「ピッチャーどうこうより、ストライクを打つか打たないか。
準備できています」
(中スポ)

◇谷繁元信
<クライマックスシリーズに向けて決意表明>
「(緊張感は)レギュラーシーズンの開幕戦とは違いますね。
気力? もちろん充実しています」
(中スポ)

◇平田良介
<昨年のCSでの3打数2安打1本塁打の活躍が
記憶に新しいが、平常心でのプレーを強調して>
「ポストシーズンとレギュラーシーズンが違うとか考えていません」

<シートノックでのミスに川相コーチから
『そんならやめるか?』と
ゲキを飛ばされる場面もあったが、気を引き締めて>
「毎試合出ているわけではないので、
今日の打席が明日につながるわけではない。
レギュラーシーズンと違うとは考えていない。
目の前の一つ一つに集中するだけです」
(中スポ)


◆藤井淳志
<左肋骨の骨折で9月7日に出場選手登録を
外れていたが、この日1軍に合流。
シートノックではこの日は定位置の中堅ではなく、
井上らとともに右翼で打球を追い、久々の本拠地の感触を確認。
フリー打撃では中堅の守備位置で捕球練習した。
当初はCS出場も微妙だっただけに笑顔>
「間に合ってうれしい。
特に変わったことなく、自然に練習できました」

<実は東京ヤクルト戦が大得意。
今季は打率.370、2本塁打、11打点。
チームが負け越しているなか、打ち込んでいる>
「たまたま相性がいいですけど、たまたまが続くように頑張ります」

<普通に考えれば、順調にこの日を迎えた英智が中堅の一番手。
だが今季チーム最多の112試合で中堅を任されている自身が
対戦の相性も買われ、復帰戦でスタメンに抜てきされる可能性もある>
「フェニックス・リーグで試合にも出させてもらって。
いろんな人の支えでここまでこれた。
もう不安はない。チームの力になれるようにしたい」
(中スポ、サンスポスポニチ名古屋


◇野本圭
<ほとんどのナインは経験済みのCSだが、ルーキーは初めて。
レギュラーシーズン終了から間が空くという意味でも、
戸惑っているのではないだろうか。尋ねてみると、
多少の強がりも含んでいるのかもしれないが、平然と言ってのけて>
「いや、何度もやっている相手でデータもあるので、
シーズンの延長でできると思いますよ」

<4度、出場選手登録抹消されたプロ1年目
最初から落ち着いた雰囲気はあったが、
苦い経験のたびに精神的には強くなってきたようだ。
CSへ向けた抱負を聞くと。オチまでつけて語って>
「代打、代走、守備固め、どんな場面でも
力を発揮できるように準備していきたいと思います。
あっ、守備固めはないか」
(中スポ<ドラ番記者>

◆井上一樹
<今季限りの引退を表明しているベテランにとって、
もう振り返る時ではない。ただ前を向いて進むのみ。
『桜が咲いた』と表現した4月の開幕ベンチ入りから約半年。
チームの勝利を秋の味覚の王様に例え、
最後のポストシーズン開幕を控えた心境を再び詩的に表して>
「明日にしっかり合わせている。
もう紅葉(=高揚)の季節。しっかり『クリ』を拾いに行くだけ」

<この日は藤井、野本、平田、小池とあわせて
5人で右翼に入り、シートノックを受けると、
フリー打撃でもサク越えを連発。右肩上がりに調子を上げている。
チームが苦しんだ館山には打率.381。
今年は9月13日に1度の対戦ながら2点三塁打を放った。
際だった好相性もあり、館山先発と見込まれる試合では
スタメン出場の可能性も高い。
今季は主に2軍で若手に囲まれて過ごし、
宮崎の2軍教育リーグにも参加。ここからが本当に最後の舞台。
ラストシーズンの大半を共有した若手に見せたいベテランの背中がある。
勝利に向けた全力プレーに、これまで自分を慕ってくれた
後輩たちへのメッセージを込める>
「自分のことを見て盗もうと思ってもらえるようにプレーしてきた。
スローイングでも、バッティングでも。
あの人が全力でやっている、違うんだというところを
見せたいと思ってプレーするよ」

<だから自らの手で勝利を引き寄せたい。
ポストシーズン開幕前夜の決意表明>
「これから1試合、1試合がトーナメントのような戦い。
勝利という山車を先頭切って担げるように。
みんなに引いてもらうのでなく、少しでも引っ張れるように頑張ります」
中スポニッカン

◇笘篠外野守備走塁コーチ
<左肋骨骨折で戦列を離れていたが、
この日1軍に合流した藤井について評価>
「守れていますし、不安は持っていません」

<シートノックでは左翼に和田、中堅に英智、
ほかの外野手は全員が右翼に守っていたが、
大一番を直前に控えた予行練習とも考えられる。
センターは藤井か、英智か、はたまた違う選手か…>
「きょうの守備位置は落合監督の指示です」
(中スポ)

◇前田新悟スコアラー(東京ヤクルト担当)
<決戦前夜、中日のスコアラー陣が
ネット裏にある記者席で資料を手に練習を見つめていた>
「目的ですか? まあ、故障から復帰した田中(浩康)と
相川のチェックと、あしたの先発ですね。
相川はまだ気にしている部分があるみたいですけど、
田中はスタメンでしょう」

<故障明け組とともに、石川、館山の
左右の両エースの動きも熱心に見つめたが、苦笑いを浮かべて。
選手にとっても1年の総決算を迎えるが、
スタッフにとっても勝負どころなのである>
「まったく一緒に行動していましたね。
まあ、予想通りです。こういうことは今年もありましたよ。
ヤクルトの予想はギリギリまで考えます」
(中スポ)

◇川相内野守備走塁コーチ
<決戦前日、指揮官は姿を見せなかったが、その思いを代弁>
「やることはやったということじゃないかな。
みんな自分たちの仕事をするしかないのだから」
スポーツ報知


◇落合監督
<指揮官は会見はおろか一度もグラウンドに姿を見せず。
異例の最終調整で決戦に備えた。
シーズン中には何度もあったことだが、
短期決戦のCS前日でも指揮官のスタイルは変わらなかった。
この日は監督室で中日OBの杉下茂氏と談笑後、
マッサージを受けるなどリラックスしていたもよう>
「何もないって。前に話した通りだ。
短期決戦は初戦の入り方が難しい。
どっちがいい状態でゲームに入れるかじゃないか」

<チーム力を回復する方法は、
調整は選手任せで疲労を回復させることだった。
春季キャンプでは、主力が不安を抱えていた。
チームが万全でないまま開幕を迎え、息切れしてV逸した。
だから実戦勘を保つより、疲労回復を優先させた>
「一番大事なことは休ませること。たまった疲労は相当なもんだ」

<中スポ・杉下コラム『伝える』より。
監督室での40分会談の一部を杉下氏はこう明かして>
「今年のヤクルトは何をやってくるか分からないところがあったが、
守りを主体をして、うちのスタイルを崩さないようにやれば勝てる。
それには1、2番であり、投手なんだと。
彼らがそれを分かってくれれば勝てる。
28人の登録選手もまだ決めてないんです。明日、決めます」
(中スポ、スポニチ名古屋ニッカンデイリー


【ドラゴンズ・ポストシーズンの日程】
<クライマックス・セ 第1ステージ>
10月17日(土) 対 東京ヤクルト(18:00・ナゴヤドーム)
10月18日(日) 対 東京ヤクルト(18:00・ナゴヤドーム)
10月19日(月) 対 東京ヤクルト(18:00・ナゴヤドーム)
10月20日(火) (予備日)
(先に2勝した球団が勝者とする。
1勝1敗1分けの場合は公式戦の上位球団・中日を勝者とする)

<クライマックス・セ 第2ステージ>
10月21日(水) 巨人 対 第1ステージ勝者(18:00・東京ドーム)
10月22日(木) 巨人 対 第1ステージ勝者(18:00・東京ドーム)
10月23日(金) 巨人 対 第1ステージ勝者(18:00・東京ドーム)
10月24日(土) 巨人 対 第1ステージ勝者(18:00・東京ドーム)
10月25日(日) 巨人 対 第1ステージ勝者(18:00・東京ドーム)
10月26日(月) 巨人 対 第1ステージ勝者(18:00・東京ドーム)
10月27日(火)、28日(水) (予備日)
(1位球団・巨人にあらかじめ1勝のアドバンテージを与え、
アドバンテージを含め先に4勝した球団を勝者とする)


若竜トピックス(16日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
中日-巨人
(16日・サンマリンスタジアム宮崎)
  000 000 001 =
  000 000 000 =
[D本] なし
[Dバッテリー] 岩田、菊地、小熊、高島 - 田中、小田
公式サイト・戦評みやざきフェニックスリーグ公式サイト

●小熊凌祐
<右ひじなどの故障に苦しんできたルーキーが
フェニックス・リーグの巨人戦でプロ初登板。
1イニングを三者凡退に抑える堂々のデビューを飾った。
8回、感触をかみしめるようにマウンドの土を踏みしめた。
近江高のエースとして甲子園に登場した昨年8月3日以来、
実に1年2カ月ぶりの実戦。
『湖国の快腕』がついにベールを脱いで>
「最初は緊張しました。マウンドでは
『打たれてもいいから思い切っていこう』と思った」

<物おじせずに先頭の矢野を2球で追い込むと、
カウント2-1から直球で三邪飛。
続く加藤と工藤は、覚えたてのフォークで遊ゴロ、左飛に打ち取った。
直球は最速136キロ。ブランクを感じさせない、完ぺきな『お披露目』となり>
「スピードよりキレを意識した」

<今季前半は昨年11月に手術した
右ひじのリハビリで棒に振った。
ようやく回復しかけたころ、今度は左ひざを痛めたが>
「(これまでの道のりは)長かった。
投げられない時期は本当につらかった」

<その間、同じ高卒ルーキーの伊藤準規が
1軍で華々しくデビュー。複雑な思いを吐露した日もある。
すべての思いを、初登板のマウンドにぶつけて>
「あいつ、すごいんですね」

<リハビリ中にはフォームも変えた。
ワインドアップから、走者がいなくても
セットポジションで投げるようになり、
新球フォークは決め球として使えるまで磨き上げた。
我慢の1年は、自身を確実に一回り成長させた。
落合監督が素質を見込んだ右腕が、いよいよ走り出した>
「悪いくせが直り、コントロールも安定する。この方がいい。
やっとスタートラインに立てました。これからです」
中スポ


●岩田慎司
<先発して6イニングを被安打3、無失点と好投。
直球は130キロ台ながら制球よくコーナーに決まり、
武器のスライダーも鋭く曲がった>
「ストライク先行でいけた。
悪いときは四球から自滅していたけど、きょうはコントロールがよかった」
中スポ

●小林投手コーチ
<6イニング投げ無失点の岩田を絶賛>
「このところずっといい」
中スポ

◆柳田、肉離れ今季絶望(中スポ)
柳田は試合中に左足を痛め、今季残り試合の出場が絶望となった。
アクシデントが起きたのは6回の第3打席。
三ゴロを打って走り出すと一塁ベース手前で痛そうにとび跳ね、
ベースを駆け抜けた直後にうずくまった。
交代して病院へ直行。左足を肉離れしたとみられる。
前日は2安打、この日も第2打席で右翼線二塁打を放つなど
好調を維持していただけに、痛恨の故障リタイアになってしまった)


以上、この日の話題を集めましたが、
ドラゴンズナインは前日同様ナゴヤドームでの最終調整
野手はシートノックとバッティング練習、
投手は外野で軽めの調整と、それぞれ汗を流したようですが、
落合監督がグラウンドに姿を見せなかったそうですね。
決戦前日に指揮官が姿を現さず、会見もなし。
確かに異例な光景ではありますが、
CSから逆算した上で、決戦に向け、しっかり体勢を整えてきた。
だからこそ「今さらジタバタする必要もない」。
指揮官ならではといえる全幅の信頼、並びに
決戦に向けての自信と捉えてもいいということなのでしょう。

そんななか、この日のチームの動きに注目すると、
左肋骨骨折で戦列を離れていた藤井が、1軍に合流
練習ではまずまずの動きを見せていたようですが、
その藤井をいきなりスタメンで起用するのかもポイントになりそう。
固定されていないセンターと、ライト。
館山先発と読むなら、ライトにキラー井上
一方石川なら、まずは藤井がライトに就くのでは。
またセンターは、この日シートノックで1人守っていた英智
初戦はそのカタチが濃厚だろうと、予想します。

またわずか3試合制という超短期決戦の第1ステージ。
しかし3年連続CS出場ということもあるドラゴンズ
だからこそ今回は、主力選手『経験』というものを買いたいなと。
初出場の相手に対し、それをうまく利用し、
戦いを優位に進めていく。そういう部分を観たいものですね。
確かにレギュラーシーズン、11勝13敗と負け越した。
さらに苦しめられた竜キラー・館山も先発で投げてくる。
しかしシーズンとはひと味違うクライマックスシリーズ
データやイメージは変わらないといえど、
一瞬一瞬の動きで流れを変えて、優位不利などを
一気に覆すことができる。それが『経験』というもの。
そのためには、いかに「初っぱな」を制することができるか。
特に打線においては、やはり井端、荒木の1、2番。
ここがいかに機能するかで、大量点につながってくる。
シリーズの流れを決めるアライバの動き、期待したいところです。


ツバメ退治は2人で!一方、投手陣
相変わらずのかく乱作戦
初戦先発候補のチェン、吉見
さらに朝倉も加わって、
ランニング、ダッシュ、
キャッチボールなど
すべて同一のメニューをこなし、
ロッカーへ引き揚げたそうですが、
一部スポーツ紙では、
チェン、吉見のどちらかを温存して、
巨人との第2ステージに回すのでは
という見方もあるようで。
ただ自分的には、やはり奇をてらわず
順当に安定感抜群のチェンを持ってくるのではと思いますが。
一昨年、昨年とCSの第1ステージ初戦は、
必ずエースを持ってきていたドラゴンズ
絶対に取りたいゲームだからこそ、一番自信のある投手をぶつける。
得てしてサプライズ起用が多いチームに見られていますが、
大一番においては、意外とオーソドックスな起用をする落合監督
ただおそらく決めるのは、森コーチでしょうし、
その辺の気まぐれには、今季けっこうやられましたけど…。
まあ、チェンが来ても、吉見が来ても
自分の投球さえできれば、ツバメ打線を封じ込めるはず。
ただほんの一瞬の気のゆるみ、そして失投
それだけは気をつけてくれればと思いますね。
前夜、パ・リーグのCS第1ステージ第1戦を観ましたが、
1つのミスがゲームの流れを変えるというのを
改めて感じた一幕もありましたし。
その先に向けて、チームに勢いを与えられる投球。
それができるのは、現状ではチェン、吉見じゃないかと思っています。


今季は10月のゲームが少なかったこともあり、
ずいぶん待たされたなという感もあったりもしますが、
指揮官『本当の戦い』と位置づけた今季のポストシーズン。
昨季までで掴んだ短期決戦での戦い方を踏襲しつつ
ドラゴンズ普段通りの野球をやれるかどうか。
それが決戦を勝ち抜く大事な要素となってくるでしょうね。
ただ正直、第1ステージでつまずくわけにはいかない
必ずや東京へ乗り込んで、巨人とのリベンジへと進んでほしい。
そのためには先手必勝、初戦を取って今後の戦いに弾みを付ける。
いよいよ始まるクライマックスシリーズ
ファンとしても、より一層の声援で選手の背中を押したい。
シーズン以上の全力プレーで、まず目前のツバメを退治
逆襲への第1章、その初戦を大いに期待したいです!!

2009年10月16日 (金)

竜臨戦態勢、CSセ第1ステージまであと1日。

いよいよクライマックスシリーズ開幕まであと1日
第1ステージに臨むドラゴンズは、ナゴヤドームでの全体練習。
しかしこの日は普段通りの調整に終始したもよう。
そんななかから、ブランコ決めた新相棒、
小笠原第3戦先発に浮上、小山今季初の登録抹消、
そしてフェニックス・リーグなど、この日の竜の話題を。

ドラゴンズトピックス(15日)

◇トニ・ブランコ

<クライマックスシリーズへ向けて打撃練習。
2本のバットを持ち替えてそれぞれ約20スイング。
5分ほどのフリー打撃は、CSを戦う『相棒選び』の最終確認だった。
前半は右の鶴田打撃投手を相手に
長尺で11スイングしてバックスクリーン左へのサク越えを1本。
次に通常のバットで8スイングし、同じところへサク越えを2本。
左の永田打撃投手のケージへ移動してから
長尺を7スイングした後、34インチで13スイング。
今度はサク越えはなかったが、ピッチャー返しを連発。
選んだのはレギュラーシーズンで、
39本の本塁打を生み出した34インチ(86.36センチ)のバット。
2日前におろしたばかりの長尺36インチ(91.44センチ)の
『物干しざお』は封印することに決めたという>
「短いノーマルな方を使うことにしたよ。
感触は普通だけど、ノーマルなバットの方がよかったね」

<バットもレギュラーシーズンと同じなら、心構えも同じ>
「CSといっても、ピッチャーの投げる球が変わるわけではないだろう。
ストレートもカーブもフォークも同じ球がくるはずさ」

<期待したくなるデータがある。
それはオープニングゲームでの打撃成績。
開幕戦、交流戦開幕、交流戦明けのリーグ戦再開、
球宴明けの後半戦開幕。勝利したこの4試合ですべて本塁打を打っている。
特に交流戦開幕試合だった5月19日の埼玉西武戦では
来日初の2本塁打も記録。打率も15打数7安打の.467と驚異的。
重ねて平常心を強調した竜の大砲。
5度目の『オープニングゲーム』でも噴火といきたいところ>
「気の持ちようはいつもと変わらない。
今度もホームラン? そうなるよう自分も願っている。
レギュラーシーズンと戦う気持ちは同じ」
中スポ


◇谷繁元信
<今季11勝13敗と負け越した東京ヤクルトに
勝つための準備は着々。その1つが機動力対策。
今季東京ヤクルト戦で盗塁を許した試合は、2勝8敗。
リーグ3位の盗塁阻止率(.321)だった自身の
対東京ヤクルト盗塁阻止率は、.125(8回中1回阻止)。
数自体は少ないものの、封じ込めてはいないが>
「今年の盗塁阻止率が悪かったのは分かっているよ。
ただ、数は少ない(チーム106盗塁の内、対中日は13)。
投手が(クセを盗まれることなく)頑張ってくれたからね。
それにウチとやるときは走ってくるのかなって
思う場面で手堅く送ってきたね」

<もっとも警戒すべき盗塁王・福地の対中日の盗塁数は4。
多くを語らなかったが、この日ドームを後にしたのは最後。
手をこまねいているわけがない。
短期決戦における盗塁は大きな勢いを呼ぶことがある。
何としても『うるさい足』を封じ込める必要がある>
「やられていないけど、走られたくはないからね。
いろいろ考えてやりますよ」
(中スポ)

◇井端弘和
<今季限りで現役を引退する立浪と井上のため、
逆転日本一に向かって突き進む。
指導を仰ぎ、面倒を見てもらった恩返しの気持ち。
1日でも長く一緒に野球がしたい。そして最高の形で送り出したい>
「僕ほど2人にお世話になった人間はいないと思ってるんで。
何とか最高の形で恩返しができれば。必死で頑張りますよ」
デイリー

◇荒木雅博
<井上の引退試合では号泣し、
立浪の引退セレモニーでは選手を代表して花束を贈呈した選手会長。
逆転日本一こそ、はなむけにはふさわしい。井端と歩調を合わせて>
「今までお世話になった分、2人には1日でも長く
ユニホームを着てもらえるように、僕らが頑張ります」

<またベンチ前でテレビ局のインタビューを受けていたが、
くしゃみを連発。首をひねって>
「鼻炎かなあ。花粉症かもね」

<一番怖いのが風邪などの体調不良だが、
決戦直前の緊張感が口調にこもって>
「それは大丈夫。気をつけています。
体調管理をしっかりして、悔いのないように」
(中スポ、デイリー

◇野本圭
<フリー打撃を終え、立浪兼任コーチに呼び止められると、
おなじみとなった身ぶり手ぶりでの指導を受けて、笑顔>
「だいぶよくなってきたと言われました」

<もちろんCSは初体験。先輩のアドバイスを大舞台で生かしたい>
「自分でもいい感触があるので頑張ります」
(中スポ)

◇立浪和義
<今季限りで引退するが、自身のキャリアの集大成となる
CS、日本シリーズに並々ならぬ意気込みを見せて>
「ここから先は、負ければ自分も終わってしまう。
できるだけ長くユニホームが着ていられるように頑張りたい」

<この日はフリー打撃の後に、井端とともに
遊撃でノックもこなし、軽快な動きを見せた。
引退セレモニーが行われた9月30日の巨人戦は、
腰痛を抱えての強行出場で4打数3安打。
さすがの集中力を見せたが、体調面は格段に上向きだという>
「日に日に良くなっているし、あの時よりはずっといい」

<レギュラーシーズンは代打で66打数21安打17打点。
打率.318とラストイヤーとは思えぬ好成績を残した。
CSでもここ一番で起用されることは確実>
「シーズン中と同じように集中して打席に立ちたい。
出ていない時は、精いっぱい応援します」
スポニチ名古屋


◇小笠原孝
<3試合制で雌雄を決するCS第1ステージ。
3戦目の先発に指名される可能性が高くなってきた。
CS開幕を2日後に控えた練習。
投手陣では1人が遠投を行い、入念に投球フォームをチェック。
順調に調整を進める左腕。実は『隠れ燕キラー』なのだ。
今季東京ヤクルト戦成績は2勝1敗、防御率3.38だが
最近4試合に絞ると、2勝無敗、防御率1.01という抜群の数字に変わる。
打ち込まれたのは最初の2試合だけで、
その後の4試合はすべて6イニング以上投げ必ず好投と安定感抜群。
もっとも本人にはお得意さまの印象はなく、
まずは自分。これが最近の信条になっている>
「やられてもいるし、いいイメージということはないですよ。
相手のことより、自分の力を出すことが先ですから。
ボクの場合、自分との勝負というワケではないけど、
まず自分の力を出さないと勝負にならない」

<重要な決戦の先発経験もある。
07年のCSでは巨人との初戦に先発。
大方の予想を覆す『奇襲』と呼ばれた先発で勝った。
その年の日本シリーズでも先発し、日本一に貢献。
大舞台ではハートの強さがより際立つ。特攻精神を持ち続ける32歳は>
「これまでのシーズンと同じような気持ちで
投げられればいいでしょうけど、
そんなことを考えている余裕はないと思います。
とにかく思い切っていくだけです」
中スポ

◇吉見一起
<チェンらともにキャッチボールやショートダッシュなどで汗を流して>
「(CSでも)チームに貢献できるように頑張りたい」
ニッカン


◇岩瀬仁紀
<練習の終わり際、中堅のフェンス際で落合監督と話し込む。
前日実戦登板した反省会のようにも見えたが、
終始笑顔を浮かべるなどピリピリムードは皆無。
身ぶり手ぶりを交えながら、1対1で約15分も話し合って>
「野球の話ですけど雑談です。
CSに向けて特に、というわけではないです」

<自らの体調については>
「今さら不安になんてならない」
ニッカン

◆鈴木義広
<岩瀬が引き揚げた後、落合監督が投手陣に『プチ講義』。
中堅付近で居残っていた数人と話し始めると、身ぶりを交えての熱弁に。
輪に加わっていたが、貴重な野球談義だったよう>
「勉強会です。打者目線の話をしていただきました。
内容は詳しく言えませんが、
打者はクセを見抜くときにどこを見るかといった話。
普通の打者の見方と違うので、勉強になりました。
いろんな考え方があるんだなと思いました。いい話が聞けました」
(中スポ、ニッカン

◇小林正人
<落合監督が、投手陣に身ぶりをまじえて講釈。
専門外の投手にはめったに指導しない指揮官だけに
珍しい光景だったが、理解するのに必死の様子>
「詳しくは言えませんが、超高度な技術論です。
『野手から見たらこうだ』という話です」
スポニチ名古屋

◇中田賢一
<落合監督から超高度な技術論を伝授されたが、気を引き締めて>
「『(癖を)見ているのはグラブとか手だけじゃない。
こういう打者もいるから気をつけて投げろ』と。
あんな見方をするのは監督ならでは。勉強になった」
スポーツ報知


◆井上一樹
<今季で引退するが、記念グッズが発売されることに。
グッズはTシャツ、サインボール、ストラップの3種類。
球団側と相談してTシャツには感謝の気持ちを込めた文章を
毛筆で書き込み、サインボールには『誇り』と書いた。
あす17日からドラゴンズショップなどで販売を開始する>
「こうやってグッズを作ってくれたのはありがたいこと。
これを着てCSを応援してくれたら最高ですね」
(中スポ)

◆井上一樹引退記念グッズ(ドラゴンズショップ通販サイト)

◆2009中日ドラゴンズファン感謝デーのお知らせ(公式サイト)
11月28日(土)にナゴヤドームで開催予定。
入場には主催者および協賛社配布の入場券が必要)


今日の公示。(15日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録抹消】
▼中日 小山桂司捕手
(再登録は25日以降。公式サイト共同通信社

▼小山桂司
<開幕ベンチ入りを果たしてから
レギュラーシーズンをずっと1軍で過ごしてきたが、
この日、出場選手登録を抹消された。
ナゴヤドーム入りしてから抹消を告げられたがこう話して。
今後はナゴヤ球場で調整を続ける見通し>
「故障? ありません。いたって元気です。力不足ということです」
(中スポ)

◇田村捕手コーチ
<CSは捕手2人制で戦うことを示唆して>
「2人で行こうということになった。
(小山は)まず出ることはないし、
シゲ(谷繁)が途中交代することもまずない。
万一(谷繁に)けががあっても翌日に補充できる」
(中スポ)

◇小川将俊
<CSを捕手2人制で戦うことになることで、
現在1軍登板されている捕手に
大一番でのチャンスが訪れそう。気を引き締めて>
「まだ分からないですけれど、本当に、少しでも貢献したい。
チャンスがあれば生かしたい」
(中スポ)


若竜トピックス(15日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
北海道日本ハム-中日
(15日・アイビースタジアム)
  000 000 000 =
  440 100 000 =
(特別ルールにより9回ウラまで実施)
[D本] なし
[Dバッテリー] 伊藤準規、赤坂、佐藤亮太、齊藤 - 前田、小田
公式サイト・戦評みやざきフェニックスリーグ公式サイト

●藤井淳志
<肋骨骨折で離脱していたが、
フェニックス・リーグの北海道日本ハム戦でこの日も1安打。
試合後にきょう16日からの1軍再合流が決まり、名古屋へ戻った。
5試合に及んだ宮崎での『試運転』。最終日も回復ぶりをアピール。
北海道日本ハムの先発陣の一角を担う糸数を相手に、
4回には痛烈な右前打。守りでも無難に打球を処理した。
9月6日の横浜戦で肋骨を折って以来、ちょうど40日。
引き締まった表情で決意を口にして>
「行くからにはチームの力になります。
不安? そんな失礼なことは言っていられない。
できる限りのプレーをします」

<驚異的な回復力だ。
故障した夜、新潟市内の病院のベッドで痛みに耐えていた。
周囲は今季中の復帰を不安視したが、不思議と絶望感はなかった。
1カ月余りのリハビリ中、できることは何でもやった。
絶対治すという気力が、CSへの扉をこじ開けて>
「これまでに骨を折ったことは一度もなかった。動くこともできなかった。
とにかく早く治すことしか考えなかった。『いつごろ』なんて考えなかった」

<広い守備範囲、3割近い打率を残した打力と、
その帰還はCS突破へ、強力なプラス材料になる>
「結果を残せるようにしっかり準備します」
中スポ

●辻2軍監督
<最終日も回復ぶりをアピールした。うなずく>
「体は支障がないくらい戻った」
中スポ


●伊藤準規
<フェニックス・リーグの北海道日本ハム戦に、
先発して4イニング9失点。プロの洗礼を浴びた。
あぜんとした表情で右中間スタンドをみやった。
1回、自慢の直球を中田翔に打ち返された。
これが1学年上の『怪物』との初対決。
ファーム日本選手権で日本一奪取の立役者になった
ルーキーが、このときばかりは脱帽して>
「力があって、技術がある」

<CSを控えた北海道日本ハムは、
調整のために森本、二岡ら打線に主力をそろえた。
3発を浴びての9失点にうつむいて>
「カウントを整えようと思って投げたストレートを
ことごとく打たれた。打ち損じてくれなかった」

<ただ、やられっ放しでは終わらなかった。
中田からは続く2打席連続で空振りの奪三振。
屈辱的な敗戦の中で、18歳の右腕は
しっかりと明日への糧をつかみ取り>
「この経験を次へ生かしていきたい」
(中スポ)

●小林投手コーチ
<4イニング9失点とプロの洗礼を浴びた伊藤準規に>
「中田は打撃だけなら1軍で主軸を打てる選手。
(伊藤)準規はプロのすごみを知ったんじゃないかな」
(中スポ)

●小田幸平
<攻守に奮闘して1軍復帰ヘアピール。
途中出場でマスクをかぶると赤坂、佐藤亮太、齊藤の
3投手を無失点に導き、打っても2安打と気を吐いた。
CS出場を少しもあきらめてはいない>
「宮崎には調整に来ているわけじゃない。
毎日毎日全力を出す。あとは上(首脳陣)が判断することです」
(中スポ)


以上、ドラゴンズの話題を集めましたが、
クライマックスシリーズ第1ステージの
チケット一般発売が、この日から開始。
まあ先行予約等もありましたし、
その際にチケットをゲットできた方もいたかもしれませんが、
昨日の夕方にぴあのサイトを覗くと、
思っていた以上に残券があって、ちょっとビックリ。
特にあるかどうか分からない19日の第3戦に至っては、
ほとんどの座席が選択できたほど。
それでも夜に再び見た際には、予定枚数終了になっていて、
とりあえずはホッとしましたが、
シーズンシートが適用されないポストシーズン
初めてCSが始まった07年の第1ステージの初戦の
ナゴドの歓声のスゴさは、今でも覚えているぐらい。
参戦される方はぜひとも、いつも以上の熱い声援で、
決戦に臨むナインの背中を押してほしいです。

ところでこの日午後2時から
ナゴヤドームで練習を行ったドラゴンズナインですが、
前日のような実戦形式の練習もなく、普段通りの調整に終始。
きょう16日からはパ・リーグのCS第1ステージが開幕。
1日遅れとなりますが、刻一刻と迫る決戦
次第に緊張感も高まって来るころじゃないかと。
うまくモチベーションを上げて、臨んでほしいところです。

そんなことで、この日のスポーツ紙は
比較的穏やかな作りでしたが、
目に付いた話題としてはまず、ブランコ相棒選びが決着。
シーズン通りに34インチのバットを使用していくとのこと。
この日のフリー打撃で新旧2本を吟味したものの、
やはり普段通りのモノをセレクトしたようですね。

ミスター開幕戦。また主砲については
『開幕戦に強い』という話題も。
確かに三浦(横浜)から放った
シーズン開幕戦のバックスクリーン弾、
さらに交流戦開幕、県営大宮で
(埼玉西武)から放った二発は
記憶に残っていますし、
それによってチームをノセてくれたなと。
短期決戦がうえ、「初戦」が重要視される第1ステージ
石川が来るか、館山がくるかは分かりませんが、
主砲の衝撃弾で一気にペースを掴んでほしいところ。
日本では初めてのポストシーズンとなりますが、
普段通りに気負いすぎることなく、しっかりボールをとらえて、
ナゴヤドームのスタンドにぶち込んでほしいです。


一方この日、オヤっ!?と感じたのは、小山登録抹消
開幕ベンチ入りしてから、この日までずっと1軍
2番手捕手として、チームに貢献してきましたが、
この時期になって、まさかの抹消
再登録は25日以降、イコール第1はおろか、
第2ステージ終盤までクライマックスシリーズへの出場
途絶えるという結果となってしまいました。

前日のシート打撃でも河原から安打を放つなど、
アピールしていただけに、アクシデントか?とも思いましたが、
中スポによると、故障によるものではなさそう。
首脳陣によると、CSは谷繁、小川捕手2人制で戦い、
もしも谷繁がケガした際は、2軍から追加招集する方針とのこと。
まあ現状24名が1軍登録されているドラゴンズ
残る4枠に、デラロサ、井上、藤井の野手陣を始め、
中継ぎの鈴木、ネルソン、さらに朝倉などの先発も登録しなくてはならない。
10月に入って、6番に座るなど
正捕手・谷繁の状態が良いこともあって、
短期決戦を戦ううえでは、このような選択になったのではないかと。
今後はナゴヤ球場などで調整とのことですが、
いくらかは凹むでしょうが腐ることなく、
次のチャンスに向け、再び準備を重ねてほしいです。

2009年10月15日 (木)

岩瀬クライマックスへ前進、圧巻のシート打撃登板。

クライマックスシリーズ開幕まで、あと2日
いよいよ決戦間近という感じですが、
開幕3日前となったこの日、ナゴヤドームでのシート打撃に
体調不良のため調整していた守護神・岩瀬仁紀が登板。
約1カ月ぶりの「実戦形式」のマウンドながら、
打者6人をピシャリと抑え、周囲の不安を一蹴しました。
東京ヤクルト相手となるCS第1ステージ、
頼れる竜の守護神は、おそらく間に合いそうなムードです。

ドラゴンズトピックス(14日)

◇岩瀬仁紀

<体調不良のため再調整していたが
ナゴヤドームで行われた練習でシート打撃に登板。
9月19日の横浜戦以来、25日ぶりとなる
『実戦形式』で打者6人をピシャリと抑えた。
マウンドに上がった竜の守護神に周囲の視線が集まる。
静まり返ったナゴヤドームに次々と鈍い音が響いた。
凡打の連続。打者6人を『パーフェクト斬り』。
首脳陣を、そしてナインを安心させる快投に
何より本人が一番ホッとしただろう。久々に明るい笑顔が戻り>
「自分も安心したよ」

<いきなりらしい投球を見せつけた。
最初の相手は井端。2球目の速球でバットをへし折ると、
次の荒木はスライダーで左飛。森野は速球で三ゴロ。
竜打線の看板3人を抑えると、一度ベンチへ。
再びマウンドに上がると、デラロサをスライダーで投ゴロ、
立浪を速球で二ゴロ、小池を沈む変化球で空振り三振と、
持っている球種を試すように使いながら完ぺきに封じた。
結果ももちろん、本人の感触でも合格。
CS開幕まであと2日。ギリギリ滑り込みで間に合った>
「何とか試合で投げられる状態になったね。
きょう投げるのは予定通りだった。
違和感なく投げられたし、だいたい思った通り(の投球)だった。
結果的には、久しぶりの割に良い感じで投げられた。
体もだいぶ戻ってきている。久々にマウンドにも立ったんで。
(体は)良い感じで回復してきているんじゃないかと思う。
変化球? 思うような形で投げられたことは良かった。
あとはコンディショニングのところですね」

<鉄腕最大の危機だった。今季は41セーブを挙げたが、
シーズン終盤に疲労が出て、9月19日以降は登板がない。
体調不良。首、肩、左腕などに、原因不明のしびれが走り、
肩や腰など日によって痛む個所が違い、
体が思うように言うことを聞かなかったという。
経験したことのない「初めて」の感覚。
痛いこと、しんどいことならガマンしてきた男も今回はこう漏らして>
「悔しい」

<独自に治療や調整を続け、11日の東京ヤクルト戦では
約2週間ぶりにベンチ入りして、ブルペンで待機。
登板は最終的には回避したが、復帰が近いことをうかがわせた>
「今は無理をしてもしょうがない。
少しずつ良くなっているものを、またゼロにするわけにはいかないから」

<良くなるという確証もないまま、
孤独に、手探りで再調整を続けてきた。
この日の登板前には明るい兆しを語っていたが、
マウンドに立つと、竜の守護神であることをしっかりと示した。
ポストシーズンではこれまで計22イニング1/3を投げ、無失点。
この秋も最後は岩瀬が締める>
「ちょっとずつだけどね。
ちょっとずつ、投げられるかたちにはなってきたから。
投げられることは分かった。
明日、明後日と調整していい形でCSを迎えられたら良いですね。
もう大丈夫ですね。最低、今日ぐらい投げられれば何とかなる」
中スポスポーツ報知スポニチ名古屋ニッカンデイリー

◇井端弘和
<シート打撃で岩瀬と最初に対戦。
バットをへし折られての遊ゴロに打ち取られたが、
「重い」と表現される岩瀬独特のボールの威力を表現>
「良かったんじゃないですか。いい球だったと思います」
中スポニッカン

◇谷繁元信
<岩瀬の球を受けた正捕手は笑顔で>
「いつも通りですよ」

<またシート打撃で好調をアピール。
山井から二塁打、高橋から左前打を放って>
「こういう(実戦形式の)練習も何百回とやってきているわけですから。
自分のやることをやるだけです」
(中スポ、ニッカン

◇森バッテリーチーフコーチ
<実戦形式のマウンドで結果を残した岩瀬の投球に及第点>
「見ての通りだ。
肩は問題ないんだよ。投げられれば(CSで)使うよ」

<CSでも浅尾、高橋らをストッパーとして
準備させる可能性はあるが、このまま岩瀬が復調すれば、
ストッパーとして起用するメドが立つ>
「もちろん最悪のケースは想定しておかないと」
ニッカン


◇浅尾拓也
<岩瀬につなぐセットアッパーもシート打撃に登板。
打者6人に2安打1四球。
フォークボールはワンバウンドを連発し、制球に苦労>
「きょうは、ひどかったですね」。

<快投ではなかったものの、あくまで練習。
フォークが高めにいかないことを重視。最後は納得のボールで締めて>
「低く、低くということは意識しました。
最後に井上さんを三振に取れたフォークは
いい感じで投げられました。時間がかかりすぎですけど」

<レギュラーシーズンはチーム最多の67試合に登板。
働きづめだった右腕にとって、
日程が空いた終盤がほどよい休養になった。
岩瀬不在時は臨時ストッパーとして心構えもできていたが、
CSも『命綱』のセットアッパーを担いそう>
「緩みすぎてもいないので、
ちょうどいい感じで(調整)できると思います」
中スポ

◇高橋聡文
<左の中継ぎエースも順調。
シート打撃では打者4人に対して1安打1四球。
ブランコを速球で遊ゴロに封じるなど、力強い投球を見せて>
「ボール自体はいい感じで投げられました。
この感じをクライマックスシリーズまで保っていきたい」
(中スポ)

◇河原純一
<シート打撃に登板。4日の阪神戦以来
10日ぶりの実戦登板は打者3人で3安打。
ブランコ(中前打)和田(中前打)小山(右前打)の
3人に打ち込まれたが、不安の色はまるでなかった。
ベテランはきっちり本番に合わせる>
「きょうはスライダー、フォークの感触を確かめたかった。
久々に投げられてよかったよ」
(中スポ)

◇小林正人
<フェニックス・リーグでの調整登板を終えてこの日から合流。
東京ヤクルトは、3番から、宮本、青木、
デントナ、ガイエルというジクザグ打線が予想されるが、
対ガイエルは今季1四球のみ、通算で3打数無安打と抑えていて、
ワンポイントとして送り込まれそうな青木にも通算8打数2安打。
好感触を掴んでいる左の火消し役は気合を入れ直して>
「ジグザグになるんですか。
まあ、ガイエルに嫌なイメージはないですし、
いまの状態はいい。自分の投球をすることを考えます」
(中スポ)


◆トマス・デラロサ
<ナゴヤドームで行われたシート打撃でサク越えの一発を放つ。
存在感を示すには十分すぎる豪快弾。
左腕・パヤノの速球を振り抜くと、
静まり返ったナゴヤドームに乾いた打球音がとどろいた。
左中間へ高々と放物線を描いた打球は無人の外野席へズドン。
練習だからとダイヤモンドを回るのをやめかけたが、
コーチ陣に促されると苦笑しながら走りだした。
宮崎でのフェニックス・リーグでは
8日の東京ヤクルト戦で本塁打を放つなど好調をアピール。
首脳陣から名古屋へ呼び戻されると、
1軍合流初日の練習で早速アーチを架けた。にこやかに語って>
「疲れは少しあるけど、コンディションはいいね」

<CS第1ステージ突破への隠れた切り札になりそう。
今季は内野のレギュラー4人が固定されたため出番が少なかったが、
CSへ向けて、三塁の森野は右翼の練習もしている。
これは『三塁・デラロサ、右翼・森野』というオプションを用意するため。
第1ステージの相手は左のエース2人を擁する阪神ではなくなったため、
CSでこのシフトが実現する可能性は低いが、出番を待ちわびている>
「それはどうなるか分からない。
森野もいい選手だからね。でも、そうなることを期待しているよ」

<とはいえ、手薄な右の代打としても、
『有事』の際の内野の控えとしても重宝する。
この日唯一の一発が、首脳陣の目には強烈なインパクトを残しただろう。
来日2年目にして、究極のフォア・ザ・チームの心を備えた男。
ただ勝利のために、真価を見せるときがきた>
「オレは日本に骨を埋めるつもりだ。
このチームが日本一になるためなら、オレはなんだってやる」
中スポ

◆井上一樹
<デラロサとともにこの日1軍に合流したが
今季限りでの現役引退を表明しているベテランは
『感謝』の気持ちを強調して>
「引退を表明しながらここまでやらせてくれた。
フェニックス・リーグにも出してもらって、
ぼくのために出られなかった若い選手もいる。
そういうことを考えながら良い働きをしたい。
少しでもチームのプラスになれれば」

<この日のシート打撃では守備で一塁に入るなど、
練習の潤滑進行にも一役。悟りの心境でCSに臨む>
「調子がいい悪いというのはあまり頭に置かない。
失敗の原因は焦りだと思うので。
チームのためにいい働きをしたい。それしか考えていない」
(中スポ、おおさか報知スポニチ名古屋

◇平田良介
<ナゴヤドームで行われたシート打撃で中堅左への三塁打。
鋭いライナーが中堅・小池の左を抜けると、一気に三塁へ。
左腕・パヤノから放った快打に思わず笑みがこぼれる。
ポストシーズンでは強さをみせつけているプロ4年生。
実戦形式の練習で、そのはつらつさが際立って>
「スライダーです。うまく打てました」

<レギュラー陣が最初に打ったシート打撃だが、
その中にいた外野手は左翼の定位置が動かない和田だけ。
逆に守ったのは左翼・英智、右翼・野本、中堅は自身。
それが17日の東京ヤクルト戦に直結するわけではないだろうが、
中堅スタメンに近い位置にいると見ても間違いはないだろう。
故障明けでフェニックス・リーグに参加している藤井との
兼ね合いもあり控えめだが、心構えはできている>
「それ(スタメン)はぼくが決めることではないですから。
自分の中では、常に出る気持ちでやっています」
中スポ

◇英智
<中堅のスタメン候補の1人であるが、
シート打撃で2安打を放ってアピール。
本気モードで取り組み、まずまずの手応えを口に>
「こういう(実戦形式の)練習は感覚を確かめるという意味ですごく大事。
ヒットとか凡打とかは問題ではないが、
内容的にある程度勝負できるところにいるという感触はあった」
(中スポ)


◇荒木雅博
<この日早出特打を敢行。
松永監督付広報の球を約30分。たっぷり汗をかいた。
短期決戦の経験は豊か。開幕までにやるべきことは知り尽くしている>
「もう開幕も近いですから、自分の中のスイッチを入れたかった。
体の切れも出したかったんで、ちょうどよかったです」
(中スポ)

◇野本圭
<右翼でフリー打撃の打球を追っていたときのこと。
打ち終えた立浪兼任コーチが、右翼方向へ向かって帽子を振って
トレーナーに合図すると、ルーキーが猛ダッシュで一塁側ベンチへ。
ロッカールームに向かう立浪を追いかけたが、
『オレは呼んでへんよ』と言われ苦笑い。思わぬ勘違いに>
「のもと、っておっしゃったと思って」
(中スポ)

◇立浪和義
<シート打撃で自分の打席を終えた兼任コーチが
センターの定位置へ走っていった。
報道陣が色めき立ったが、打者1人を終えたところで
小池が走り寄り、打球が飛んでくることなく交代した。
自分の打席のときにセンターを守っていた平田の打席が迫っていた。
つまり後輩が次の準備をしやすいようにという心遣いだった>
「みんながスムーズに練習できるようにと思ってね」
(中スポ)

◆2009年度日本シリーズ開催要項発表(NPB公式)
◆日本シリーズはナイターで インフル対策で40人枠撤廃(共同通信社)
(日本シリーズ運営委員会はこの日、
10月31日からの日本シリーズを全試合ナイターで実施すると発表。
パ・リーグの本拠地で開幕。試合開始は中日が出場した場合、
ナゴヤドームでの第3~5戦は午後6時10分
パの本拠地では指名打者制を採用し、第7戦までは延長15回で打ち切り。
またインフルエンザ感染対策の特例措置として
例年40人としている出場資格者の人数制限を今年は撤廃する。
入場券発売は、先行抽選受け付けが21日から23日まで。一般発売は29日から)

◆楽天 仁村2軍監督!松井監督退任で野村派一掃(スポニチ)
東北楽天が来季の2軍監督として、
中日で関東・東海地区担当スカウトを務める仁村徹氏に
就任要請をしていることがこの日、分かった。
東北楽天の2軍は今季、43勝63敗2分けでイースタン最下位。
しかし1軍で育成選手出身の中村真人、丈武らが活躍するなど、
ファームからの戦力がチーム躍進の大きな要因ともなった。
さらなるチーム力の底上げを、仁村氏に託すことになる)


【ドラゴンズ・今週末の日程】
<クライマックス・セ 第1ステージ>(3試合制)
17日(土) 対東京ヤクルト(18:00・ナゴヤドーム)
18日(日) 対東京ヤクルト(18:00・ナゴヤドーム)
19日(月) 対東京ヤクルト(18:00・ナゴヤドーム)


<ファーム・みやざきフェニックス・リーグ>
15日(木) 対北海道日本ハム(12:30・アイビースタジアム)
16日(金) 対巨人(12:30・サンマリンスタジアム宮崎)
17日(土) 対湘南(12:30・久峰野球場)
18日(日) 対埼玉西武(13:00・串間市総合運動公園野球場)


以上、ドラゴンズの話題を集めましたが、
クライマックスシリーズ開幕まで、あと2日
下位球団では新監督が続々発表されるなど、
来季に向けての動きも出始めていますが、
この時期になっても、まだゲームがあり、
先のステージへと進むことができる。
そういう立場にいられることを喜ばないといけませんね。
しかし週末のCS第1ステージで敗れてしまえば、次は我が身
しっかり気を引き締めて、準備していくことが大事。
立浪井上のユニホーム姿をまだまだ見たいですし、
ぜひともチーム一丸となって、勝利への階段を上ってほしいです。


それはされおき、この日一番の話題は、
何といっても我らが守護神・岩瀬仁紀『復帰登板』。
ナゴヤドームでの全体練習もいよいよ実戦形式となり、
決戦本番に向けて、スイッチが入ってきた印象ですが、
そのシート打撃に、あの岩瀬がついに登板。
9月19日以降、体調不良などにより、
マウンドに上がることがなかった守護神
25日ぶりに打者相手に投球を披露したもよう。

岩瀬が投げた!シート打撃登板の1番手として、
打者6人と対戦。
果たして投げられるのか?
という周囲の視線が注がれるなか、
先頭の井端に対し、
力のあるボールでバットをへし折ると、
その後も切れ味鋭い変化球
投げ込み、制球も抜群。
まさに約1カ月という
ブランクを感じさせない投球で
荒木、森野という主軸に淡々と投球を続けて三者凡退。
さらに間隔を空けて再び上がった2回目では
デラロサ、立浪と次々に打ち取り、
最後の小池を沈む変化球で空振り三振に。
緊張感漂うなか圧巻の19球で、無安打パーフェクト。
きっちりと結果を残して登板を終えた岩瀬からは、ホッとした表情も。
一時は登板が危ぶまれたクライマックスシリーズ。
しかしあと3日という直前で、復調への手応えを掴んだ感の背番号13
今後のコンディション次第という部分もありはしますが、
短期決戦を勝ち抜くためには、絶対に欠かせぬピース
竜投の最後の砦といえる鉄腕、
その勇姿を週末のナゴヤドームで見られる可能性は高そうです。


今朝の東京中日の駅売り版は、
サッカーの日本代表が1面でしたが、
宅配版の1面は、『岩瀬 任せろ!!』。
久々にベンチ入りした神宮でのブルペン投球を見ていたので、
決して投げられないという状態ではないなとは思っていましたが、
実際にナゴヤドームでのマウンドに立った
岩瀬の姿を見て、まずはひと安心だなと。
優勝後、ある意味消化試合になってしまったことに加え、
岩瀬自身過去にも例がないような「体調不良」。
一時は浅尾、高橋、山井らで補うことになるなと思いましたし、
まさに逆襲を期すチームの不安要素となりかねない状況。
何とかして戻ってきてほしいと願っていましたが、
ギリギリながらも、とりあえずは投げられるようになったようで。
森コーチのコメントなどから推測するに、
肩痛ではなさそうですが、まずは復帰登板できたことがヨシですし、
逆にブランクが空いたことで、ボールの切れなどが戻り、
「いつもの守護神」的な状態になってくれれば、さらにいいなと。

もともと短期決戦には実績のある岩瀬だけに
今後はこの状態をできるだけキープしたうえで、
決戦に向けて、気持ちを高めてほしい。
まあ「何とかなる」というフレーズも出ていましたし、
岩瀬ならば大丈夫だろうと信じたいところですね。


CSを戦う上での大きな不安要素が消え、一歩前進
いよいよ決戦まであとわずかとなりましたが、
先発投手が踏ん張り、河原、高橋、浅尾とつなぎ、
最後に岩瀬にバトンを渡すという本来の継投ができそうな予感。
戻ってきた守護神の活躍に、期待しながら、
「勝利の方程式」が実現することを願いたいなと思います。

2009年10月14日 (水)

ブランコ長尺バット解禁と奇襲準備か中継ぎ特打。

ドラゴンズナインはナゴヤドームで
クライマックスシリーズに向けた全体練習を開始。
フリー打撃に臨んだ主砲・ブランコの手には秘密兵器が。
前代未聞の長尺バットを使用し、特大弾を連発したもよう。
一方、山井、パヤノ、高橋、浅尾中継ぎ投手陣早出特打を敢行。
その練習のウラには、首脳陣の驚くべき秘策が。
その他井上鈴木CSへ準備完了など、この日の竜の話題を。

ドラゴンズトピックス(13日)

◇トニ・ブランコ

<ナゴヤドームでの全体練習に参加したが、
クライマックスシリーズに備えて『アーチ量産バット』を解禁。
フリー打撃では、打球の伸びが明らかに違う。
痛烈な当たりがライナーで、次々とスタンドに飛び込んだ。
5階席まで届く特大弾も少なくとも4発。
ケージ裏で見守った石嶺コーチに親指を立て、好感触のサインを送り>
「感触? とてもよかったよ。
ホームランを打つためのバットさ。いつもより長いんだ」

<9月中旬に発注し、先週末に納品された長尺バットは
素材こそメープルで変わっていないが、
長さは従来使っていた34インチ(86.36センチ)よりも
2インチ(約5センチ)も長い36インチ(91.44センチ)。
かつて『物干しざお』の異名を取った
故・藤村富美男氏(元阪神)は37インチ(約93センチ)。
天才的なバットさばきを誇った落合監督は現役時代、
35インチ(88.9センチ)のバットを使用していたことはあるが、
近代野球で90センチを超えるバットは、まさに規格外のサイズ。
加えて重さは900グラムから910グラムと微増に抑えた優れもの。
明確な理由がある。右打者の外角に沈む変化球への対応が狙い。
CS第1ステージで対戦する可能性のある
東京ヤクルト館山はフォーク、スライダー。そして石川はシンカー。
ともに切れ味鋭い落ちる変化球を持っている>
「このバットなら、フォークボールやスライダーにも対応できる。
落ちるボールもうまく拾えると思う。
スプリットボールのような変化球が来ても、バットが届くように長くしたんだ」

<練習だけではない。実際にCS第1ステージに、
この超長尺バットを使用する可能性は十分ある。
来日1年目で本塁打と打点王の二冠に輝きながら、
あえてチェンジを選択した主砲。真剣な表情で話して>
「明日(14日)は試合形式の練習があるようだし、使ってみたい。
明日も(感触が)良かったらCSでも使おうと思っている」
(中スポ、スポーツ報知スポニチ名古屋ニッカン

◇森野将彦
<ブランコの長尺バットに興味を示し、
練習中に手に取り、数回素振りしてみたが、
ブランコのパワーにあらためて舌を巻いて>
「無理です。それくらい長い。
90センチ超えるバットなんてほとんどないでしょう。
1センチでも長くなると違和感があるのに5センチなんてあり得ない。
でも、使いこなしたら飛びますよ。さすがに」
(中スポ、スポニチ名古屋

◆ミズノ担当者
<用具を提供するメーカー担当者によると、
これまでも練習で35インチを使っていたが、90センチ超えは初めて。
ブランコの『物干しざお』に仰天>
「僕の知る限りで36インチを試合で使う選手となれば初めてです」
スポーツ報知スポニチ名古屋


◇荒木雅博
<フリー打撃中、自打球を左足内側に当てて倒れ込む。
しばらく足を押さえて倒れていたが、
1分足らずで自ら立ち上がり打撃練習を再開。
幸い大事には至らなかったようで不安を一蹴>
「大丈夫です」
(中スポ)

◇谷繁元信
<打順で空位になっている『6番』。
現状でもっとも有力な6番候補は、こう説明して>
「6番? 分からないよ。
向こう(宮崎)から帰ってくる選手もいるし。
状態? それはどこも(体調面で)悪いところはないし、不安はないけどね」

<10月3日の横浜戦から3試合起用され、10打数4安打。
ここ10試合でも打率.310とシーズン打率.208以上の状態でフィニッシュ。
一番の魅力は経験。日本一になった07年、
CS、日本シリーズで打率.429と好調だったのは記憶に新しく、
このまま起用される可能性は十分にある。
6番は最後の最後まで落合竜のアキレスけんだった。
井上、野本ら計11人が任されたが、結果は打率.238、49打点。
主軸3人で306打点を稼ぎながらリーグ優勝できなかった要因の1つと
言えるだろうが、だからこそCSでの6番は重要な意味を持っている。
落合監督がどういう決断を下すのかにも注目が集まるが、気合を入れて>
「ポストシーズンに強い? まあ、そのときそのときで
必死にやっているだけ。今回も必死にやるよ」
(中スポ)

◇平田良介
<現在、1軍外野陣は和田、英智、小池、野本、平田の5人。
ここに井上や、まだ宮崎で調整を続ける
藤井、イ・ビョンギュも加えれば8人になる。
しかしCSで固定されるのは左翼の和田だけで、
中堅、右翼は相性によって日替わりオーダーになるだろう。
固定されないとうことは、相性によって
使い分けが自由というメリットもある。
石川と相性が良く、好イメージを持っているという>
「石川さんはコントロールがいいですから。
コントロールがいいから、
とんでもないところには投げてきません。ボクは好きですね」
中スポ

◇立浪和義
<今季限りで現役を引退するが、逆転日本一へ最後の力を振り絞る。
9月下旬に患った腰痛の影響から、守備練習こそ見送ったが、
打撃練習では代名詞の鋭いライナーを左右に打ち分けると、
野本にアドバイスを送るなど、技の『生前贈与』も惜しまず。
カウントダウンが始まった現役生活。
最短2試合で終わる可能性もあるが、
最長で16試合、背番号3の勇姿が見られる。
残された時間、最大限に光り輝く>
「ここまで来たら、何とかいい形で締めくくりたいですね。
1日でも長くユニホームを着ていられるように頑張ります」
デイリー


◇高橋聡文
<レギュラーシーズンで主に中継ぎを務め、
打席に入る機会がほとんどなかったが、
ナゴヤドームでの全体練習前に、早出特打を敢行。
山井、パヤノ、浅尾ともにバットを持って
グラウンドに現れ、約20分のフリー打撃を行う。
早出特打は森コーチら首脳陣からの指示。
サク越えを3発も放ち、バッティング巧者ぶりを披露して>
「いろんなケースがあると思います。やっておかなきゃならない」

<豪快なサク越え弾を披露していたが、
まるで左の川上憲伸(現・ブレーブス)だった>
「打つのは難しいですね」

<謙遜はしたが、思い起こせば高岡第一高時代は
打者としての評価も高かった選手。
今季はプロ8年目の2打席目でプロ初安打を放ったが、
打席に立ち続ければ初本塁打も時間の問題かもしれない>
「そうでしたね。多分、投手がダメなら野手だったんでしょうね」

<先発温存のためCSではリリーフ陣だけで
1試合をまかなうプランもあり、打席に立つ可能性がある。
手にマメをつくりながらバットを振って>
「思いきり振りました。チャンスがあれば打ちたいですね」
中スポ<ドラ番記者>おおさか報知スポニチ名古屋

◇浅尾拓也
<山井、パヤノ、高橋とともに
練習前にフリー打撃やバント練習を行ったが、
ロングリリーフの局面への準備と話して>
「たぶん(自分の打席を経て)
回をまたいで投げることもあるということだと思います」
中スポ

◇森バッテリーチーフコーチ
<究極の総力戦として、1回から中継ぎ投手陣を投入。
継投で1試合をつくる衝撃の奇襲プランを明かす。
本来の中継ぎ登板なら代打を送られるケースでも
そのまま打席に立つ場合が多く考えられる。そのための打撃練習として>
「4人で1試合投げさせるんだよ。4人とも先発経験もあるだろう。
短期決戦だから? 数でやらなきゃ勝てねえからな」

<この日打撃練習した4人の2番手以降での今季成績を足すと
164イニング2/3で自責52、防御率2.84。
今季セ・リーグの防御率ランク6位に値する優秀な数字になる。
コーチはさらにこうも付け加えて>
「ということは、先発は中に入るということだ」
中スポ


◆落合監督に制裁金10万円=プロ野球(時事通信)
(NPBの加藤コミッショナーはこの日、
中日落合監督制裁金10万円と厳重注意処分を科した。
同監督は11日の東京ヤクルト最終戦(神宮)で、
東京ヤクルト・デントナの左翼ポール際への本塁打をめぐり、
規定の5分間を超える抗議を行い、遅延行為として退場処分を受けた。
落合監督の退場は今季2度目。試合は17分間中断し、
抗議の際、自軍選手をベンチに引き揚げさせた行為も処分に反映された。
また、事態収拾に手間取った審判団注意処分とした)


若竜トピックス(13日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
中日-フューチャーズ
(13日・清武町総合運動公園野球場)
 FT 220 000 001 =
   400 003 02× =
[D本] 堂上直倫
[Dバッテリー] 川井、鈴木、岩田、高島、清水昭信 - 田中、前田
公式サイト・戦評みやざきフェニックスリーグ公式サイト

○井上一樹
<今季限りで現役を引退するベテラン。
9月27日の阪神戦で既に引退セレモニーは終えているが、
大舞台が花道になる可能性が出てきた。
この日フェニックス・リーグでの調整を切り上げ、
こんがり陽に焼けたヒットマンが航空機に乗り込んだ。
CS第1ステージ第1戦に合わせるように、
南国・宮崎から名古屋へ呼び戻されて>
「引退をした身ですから、何かが怖いというのはさらさらない。
自分に与えられる場があるなら、いい結果を残したい。
ちょっとでも(チームに)貢献したい」

<宮崎滞在9日間で5試合に出場。
この日も移動直前の3回表までプレーし、
トータル14打数5安打の打率.357。
技術がさび付いていないことを結果でも表した。
CS開幕まであと4日。このタイミングでの1軍招集は、
第1戦で先発が確実視される東京ヤクルト・館山に
照準が合わされていることを意味する。
また第2戦の先発が予想される左腕・石川も通算打率.320と打っている>
「打つ打たないは別にして、球は見られたし、
実戦をやるのは不可欠なことですから。
どうなるかは神のみぞ知る、ですね。頑張ります」
中スポ

○トマス・デラロサ
<ネルソンとともに宮崎を離れ、名古屋に移動。
きょう14日から1軍の練習に参加する見込み。
フェニックス・リーグのフューチャーズ戦に
『5番・三塁』で先発出場し、初回に2点二塁打>
「いい形で打てたね。準備はできています」
(中スポ)

◇マキシモ・ネルソン
<デラロサとともに夜の便で宮崎から名古屋に移動>
「(日本語で)ガンバリマス」
(中スポ)


○堂上直倫
<フェニックス・リーグのフューチャーズ戦(清武)に
『8番・遊撃』で先発出場して、
リーグ6試合目(練習試合含む)で初本塁打を放つ。
6回1死から146キロの直球をフルスイング、
左翼席に運んだ会心の一撃に笑顔を浮かべる。
同リーグに入った直後、打撃フォーム改造に着手。
顔のあたりに構えていたグリップの位置を胸まで下げた。
まだ変更してから間もないが、前日の東北楽天戦では
グウィンから右中間二塁打、この日は本塁打と長打が出始めた>
「たまたまですよ。でもタイミングよく打てました」

<本塁打を打った打席以外の3打席はいずれも凡退したが、
少しずつではあるが手応えを感じ始めている。
南国・宮崎で理想の打撃フォーム習得を目指す>
「きのうよりも内容は良かった。
打てなくても使ってもらっているので何とか結果を出してそれに応えたい」
中スポ

○高柳打撃コーチ
<打撃フォーム改造に着手した堂上直倫に期待を込めて>
「まだやり始めてそんなにたってないけど、
遠くに飛ぶようになってきているし、打球にも力が出てきた。
この秋しっかり振り込んでほしい」
中スポ

○柳田殖生
<前日に出場選手登録を抹消されたが、
降格即安打を放ち、結果を出す。
『2番・二塁』で先発出場して3打数2安打と気を吐いて>
「第2ステージでの昇格が第1目標なんでしっかりやりたい」
(中スポ)

○堂上剛裕
<同じく出場選手登録を抹消されたが、8回に代打で中前打を放つ>
「上では調子が良かった。第2ステージで呼ばれるように
フェニックスでアピールしたい」
(中スポ)


○鈴木義広
<フューチャーズ戦に登板し、1イニングをパーフェクト。
右ひじ手術の影響もあり、今季はわずか6試合登板で
東京ヤクルトとは未対戦なのを生かし、相手主砲のデントナを封じる構え。
試合後デントナへの思いを問われると、きっぱりとこう言って>
「今年はヤクルト戦に投げていないんで。
向こうにとったら、僕は新外国人みたいなものでしょう。
初めて対戦するわけですから。
それを生かせるし、僕が有利だと思っているんです」

<チームはデントナを大の苦手にしている。
69打数25安打の打率.362で5本塁打。19打点も献上。
CS第1ステージを突破するためにも、
これ以上打ち込まれるわけにはいかない。
先発出場は不透明ではあるが、少なくともベンチ入りは確実。
右対右の対戦は投手が有利とされており、独特の横手投げとは初対戦。
デントナを幻惑できる可能性は十分にある。
自身の調子も上がってきている。フェニックス・リーグでは、
この日を含めて3試合で3イニング無失点。安打すら浴びていないが>
「きょうは一番良かったです。足(下半身)も使えていました」

<試合後は井上らとともに、宮崎から名古屋へ空路で移動。
きょう14日の練習から1軍に合流する見込み>
「あとは試合でどれだけ力を発揮できるかです。
ヤクルトはビデオとか見て、イメージはできてきています」。
中スポ

○小林投手コーチ
<最速は140キロ、結果を残し続けている鈴木について>
「状態は戻りつつある」
中スポ

○川井雄太
<5イニング4失点と結果を残せず。
初回に味方の失策絡みで2点を先制されると、
2回には巨人の育成選手・福元に2ランを浴びた。
3回以降は無失点に抑えたものの、厳しい表情。
宮崎に残り、再昇格に向けて調整を続ける>
「ゴロを打たせて取ることを意識したんですが、この結果では…」
(中スポ)

◇北野2軍マネジャー
<フューチャーズ戦の試合前、マネジャーがこう話していた。
ちなみに朝食はバイキング形式。マネジャーの観察眼に驚くと同時に、
食事内容に影響するほどの選手の練習量にびっくりするばかり>
「最近、朝食の減り方が変わってきたんです。
パンとか卵かけご飯を食べる人が多いみたいで。
その心は? 疲れてくると、面倒くさいものは人気がなくなるんです。
簡単に食べられるものが減るんですよ」
(中スポ<ドラ番記者>


以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
クライマックスシリーズ第1ステージまであと3日
最終戦があんなだっただけに、ややモヤモヤした気分のなか、
プロ野球のない日々を送っておりますが、
週末にその分を倍返しして、スッキリさせてほしいものですね。
ドラゴンズナインも、この日からナゴヤドームで全体練習を開始。
きょうからはフェニックスでの調整組も加わりますし、
いざ決戦へと、ムードも次第に高まってくることでしょう。

ところでこの日の話題の中で
まず目についたのが、主砲・ブランコ『新相棒』。
前代未聞、36インチの長尺バットを使ってのフリー打撃。

確かに長そう。2インチも長いだけでも、
なかなか振り切れないものですが、
やっぱりパワーがモノをいうのか、
意外と好感触だったようで。
藤井モデルのバットで
来日1年目で二冠を獲得した主砲ですが、
フィットしていたであろう道具
この時期に替えるというのは、
なかなか思い切りのよい決断だなとも思いますが、
落ちるボールをさばくのにも
効果があるそうですし、
今後実戦形式で使っていくうえで、
自身がどのような選択をするのか。
館山、石川と、変化球を決め球にする投手が出てくる
東京ヤクルトが第1ステージの相手なだけに、
そのバットさえ使えこなせば、「鬼に新金棒」となるかも。
来るべき週末、ホームランバットを使った際には、
その威力を楽しみにしたいところです。

一方、それ以上に驚いたのが、
森コーチが示唆したという『中継ぎだけで1試合』プラン
この日、山井、パヤノ、高橋、浅尾の中継ぎ陣が
全体練習前に、異例の打撃練習を行ったそうですが、
一部夕刊紙に出ていた継投策が、日の目を見ることになるのでしょうか。
現状、ドラゴンズの先発ローテーション投手は、
チェン、吉見、中田、小笠原の4枚。
そこに朝倉、山本昌、川井、ネルソンという候補が
続いて行くという感じなのですが、
第1ステージを3試合フルに戦うと、中1日巨人と相対することなる。
昨季もそうでしたが、連戦を重ねていくうえで
どうしても谷間のゲームができてしまうというのは明らか。
できればローテ6本きっちり固まれば、
このような事態にはならないのでしょうが、
朝倉がフェニックスで登板したものの、今一つの評価。
川井はこの日5イニング4失点で、宮崎で調整続行。
さらに昌さんに至っては、2軍の残留組で調整し、
宮崎にも行っていないというありさま。
そうなると中継ぎ陣のみの継投で、
シリーズ中の1試合を戦う可能性もないとはいえないでしょうね。

ただそのゲームを果たしてどの部分に持ってくるのか。
第1ステージ初戦の先発は、おそらくチェン
第2戦は初戦落とせば吉見が来るでしょうが、
王手となれば、中田、小笠原を起用するのでは。
初戦のチェンが中4日なら、第2ステージ2戦目で使えますが、
そこまで切羽詰まった使い方もしないはず。
そうなると第2ステージのどこか奇襲策を持ってくるかも。
まあ先発もできる山井はともかくとして、
高橋、パヤノでも、3イニング程度ならばできそうですし、
ネルソン、鈴木、河原、そして浅尾
この辺りでつないでいけば、十分に戦えるんじゃないかとも思います。
ただできればそんな奇襲などを使わずに、
柱を支える先発陣がしっかりしてくれれば良いのですが。

延長にもつれ込み、本来の先発投手が注ぎ込まれていく。
そういうのも見てみたい部分もあったりもしますが、
それよりも重要なのは、まずは東京ヤクルトをしっかり叩き、
巨人にリベンジするため、第2ステージへ歩を進めること。
館山キラー井上デントナと対戦のない鈴木、そしてこの仰天継投
様々な心理戦を駆使するのも、まさに短期決戦ならでは。
3日後から始まるクライマックスシリーズ。
「選手が準備するんじゃなくて、こっち(首脳陣)が準備するんだ」
V逸の際こう話した落合監督の采配に注目したいと思います。

2009年10月13日 (火)

セ・リーグ全日程終了、竜戦士投打五冠獲得!

セ・リーグはこの日、レギュラーシーズンの全日程が終了
個人タイトルも決定し、ドラゴンズ勢
全11タイトルのうち、5部門を占めることとなりました。
吉見、チェン、岩瀬、ブランコとタイトルホルダーの喜びの声を始め、
竜投を救った河原、最終戦退場から一夜明けた落合監督
さらにフェニックス・リーグなど、この日の竜の話題を。

ドラゴンズトピックス(12日)

◇トニ・ブランコ

<超人的なパワーを見せつけ、
最多本塁打(39本)最多打点(110打点)の『二冠』を獲得。
来日1年目での本塁打、打点の2部門制覇は
1977年のリー(ロッテ)に続く史上2人目の快挙。
昨オフに退団したウッズの穴を完ぺきに埋めきった>
「1年目でタイトルを獲ることができたのはとてもうれしいです。
セ・リーグにはよくホームランを打つ良い選手がいるのに、
けがで出られなかったり、運がよかった面もあると思う。
ピッチャーのレベルが高いのに、これだけ打てたのは
神様に『ありがとう』と言いたいね。
打点はチームのみんなの協力があって達成できたものであり、
チャンスを与えてくださった監督、コーチ、チームメイトの皆さんが
力を貸して、助けてくれたことに対して感謝したいと思います。
ホームランは自分としてはもっと打てたという気持ちもある。
CSに向けて、また気持ちを集中して頑張っていきたいです」
公式サイト中スポサンスポ時事通信スポニチ名古屋

◇チェン・ウェイン
<1.54という驚異的な数字で最優秀防御率のタイトルを獲得。
被打率も.193の低さ。リーグを席巻した快速球を武器に、
名実ともにリーグ屈指の左腕となった。初タイトルを喜んで>
「初めて獲ったタイトルですが、非常にうれしいです。
ただ、自分の力だけではないので、野手の方にも感謝したいです。
これからもさらに上を目指して頑張りたいです。
この防御率はでき過ぎです。
シーズン前は3点台、良くても2.80くらいかなと思っていましたから。
シーズン途中からは『いけるところまでいこう』と思っていました」
公式サイト中スポサンスポ時事通信スポニチ名古屋

◇吉見一起
<最後の最後までもつれた最多勝争いを制す(16勝)>
「とてもうれしく思います。
周りの方の助けもあり、取ることができたタイトルだと思うので、
支えてくださった皆さんに感謝したいです」

<3日の横浜戦では中継ぎで1勝を稼いで16勝目。
前日の東京ヤクルト戦で17勝目を逃したが、
この日は同じ勝ち星で並んでいた館山(東京ヤクルト)が
巨人戦でベンチ入りせず、念願の初タイトル奪取がかない>
「野球人生の中でまさか自分が取れるとは思っていませんでした。
16勝は予想もしていなかった数字。本当に出来すぎです。
いろいろありましたが、周囲に助けられて取れました。
巨人の優勝が決まってからはぜひ取りたいと思っていた」

<文句をつけようがない成績を残した。
1年間ローテーションを守り通し、防御率2.00と抜群の安定感。
川上(現・ブレーブス)退団後の
新たな右のエースとして竜投を引っ張った>
「負けたときには周りの『うわ、負けた』という目を感じた。
(中心投手としての)期待感を感じながら投げていました」

<1歳年下のチェンとのハイレベルな競争もプラスに働いた。
こう言って笑うが、充実感たっぷりに最多勝の喜びに浸り>
「いいチームメートと切磋琢磨できたのもよかった。
チェンからは『(防御率のタイトルでは)ボクがじゃまでしたね』と
言われましたけど」

<落合監督の退場劇が起きた今季最終戦から一夜明けた
この日タイトル獲得が決まったが、首脳陣、ナインの全面支援に感謝。
先発が確実な第1ステージのヤクルト戦での快投を約束>
「いろんな方に助けていただいて感謝しています。
監督や森コーチの僕にタイトルを獲らせてやろうという
気持ちが伝わってきたし、ありがたかったです」

<今やチーム浮沈のカギを握る存在。
クライマックスシリーズへ向けて、力を込めて>
「これからクライマックスで勝つことに集中したい。
最近は内容がよくない。
状態は決してよくはないですが、しっかり修正したい。
助けてもらったみなさんに恩返しをしたい。
しっかり修正するポイントを確認し、クライマックスに挑みます」
公式サイト中スポサンスポおおさか報知
時事通信スポニチ名古屋ニッカン

◇岩瀬仁紀
<3年ぶり3度目の最多セーブのタイトルを獲得(41セーブ)。
「タイトルを獲れたのは非常にうれしいです。
勝ちゲームで投げさせてもらったおかげです。
これも、周りの方のサポートがあったおかげなので、
皆さんに感謝したいです」

<今年は2位の広島・永川に5セーブ差をつける独走。
自身の持っていた球団記録を更新する
20試合連続セーブを挙げるなど快調に飛ばし、
すでに9月2日の時点ではセーブ王が確定していた。
終盤は苦しんだ。疲労などから調子を崩し、
41セーブを挙げた9月19日の横浜戦を最後に登板していない。
その後は独自に休養や調整を続け、
前日は9月27日以来約2週間ぶりにベンチ入りし、ブルペンで準備。
11日は最終的に登板は取りやめたが>
「今は無理をしてもしょうがない。
少しずつ良くなっているものを、またゼロにするわけにはいかないから。
今はCSに向けて調子を整えることしか考えていません」
公式サイト中スポサンスポ時事通信スポニチ名古屋


◇立浪和義
<今季限りで現役引退するが
セ・リーグ特別表彰の特別賞に選ばれた。
ナゴヤドームだけでなく、前日は神宮で、4日は甲子園で
立浪コールが沸き起こるなど、各地での反響も大きい。
前日の東京ヤクルト戦で最後のレギュラーシーズンが終了。
この日は東京から名古屋への移動日。
リフレッシュに充てたが、CSへ向けて気合を入れ直している>
「もう一度気持ちを切り替えて、いい結果を出せるよう準備していきたい」
中スポ時事通信


◇河原純一
<中スポ「旬撃-竜戦士を直撃-」より。
1年間の浪人生活を経験しながら、中継ぎとしてフル回転。
登板44試合で3勝0敗、防御率1.85。
時にはビハインドの場面で、時にはセットアッパーとして、
チームに大きく貢献、救世主という働きぶりだったが>
「防御率とか勝ち数とかは、気にしないですけど、
結果的に44試合も投げられたってことはよかったですよね。
きちっと抑えないと、投げさせてもらえないですし。
1軍に上がったときは、どれぐらい投げられるか
想像できなかったけど、投げられてよかった」

<実は中継ぎはほぼ初めての経験。
慣れないポジションで最初のうちは戸惑いも多かったという>
「正直、最初の2、3週間くらいはきつかったんです。身体的に。
(浪人生活で)1年間空いたっていうのもあるんでしょうけど、
リリーフ自体が初めてみたいなものだから。
抑えは1度、肩をつくって、リードしていれば、マウンドにポンと行けた。
そんなに消耗はしないですけど、中継ぎは違う。
次のイニングで行くよって言われて、肩をつくっても、
展開が変われば出て行かないし。
肩は何度もつくらないといけないときもあるし。
これが大変だなあとは思いましたね」

<不慣れなポジションのうえ、かつてのような球威もない。
ともすれば不安になる右腕の力になったのは
森バッテリーチーフコーチの言葉だった。
コーチであるとともに、駒澤大の先輩でもある>
「上がってきて最初のころだと思うんですけど、
『140キロの球を投げられなくても、投げ方によっちゃあ、
抑えている投手は大勢いる。配球のこともあるけど』みたいなことを言われた。
僕も今さら速い球を投げるのは考えてないですし、
森さんにそう言われて、何とか今年はそういう感じで
投げることができたかなあ。谷繁さんがどういうふうに
考えてリードしているのか、理解しようとはしました」

<森コーチの金言を生かすべく、自身も独自の練習をしていた。
05年オフに手術した右ひざのリハビリを兼ねとある工夫、
復帰を目指し駒大で練習していた昨年と同じメニューである>
「リハビリというほど大げさなものじゃないけど、
自転車に乗っているんですよ。
(室内で)エアロバイクでやるよりも気持ちいいし、
30、40分もこげば結構な運動量になるしね。
ナゴヤドームへはタクシーが多いですけど、
ナゴヤ球場に行くときは自転車ですね。
名古屋って大きな道路が多いから、絶対信号でつかまるのね。
うまいこと青になるようにと思いながら乗って(笑い)。
運が良ければ、家からナゴヤ球場までは30分くらい。
昨年も大学のグラウンドまで、自転車で片道40分かけ、
1年間行った。いいと思ってやってます」

<自転車をこぐことで、右ひざの周りの筋肉を鍛えるのと
同時に危機管理の意味もあるとか。
人生で初めての名古屋暮らし、実はちょっと恐怖を覚えていたという>
「気のせいかもしれないですけど、
名古屋って車の運転が荒くないですか?
道もわからないから、事故してもいけないし、だからいいやと。
名古屋では車に乗らないようにしてて。
レースができるほどじゃないけど、ちょっとこじゃれた自転車を買ったんです」

<チームはCSに駒を進めることができた。
第1ステージで東京ヤクルトを破れば、古巣の巨人と戦うことになる。
意気込みを聞くと、ちょっぴり不思議な答えが返ってきた>
「日本一には貢献したいけど、
本当は僕なんか投げないのがいいんだよ。
だってそうじゃない。先発が7イニング投げて、
浅尾、岩瀬が投げれば一番いい。
でも接戦になったとき、いい仕事ができて、
勝ちにつなげたいというのはありますけどね。
もし持ち場を任されたら、きちんと仕事をしたい。
巨人への意識ですか? うーん。
西武に行ったときは、すごく意識するところがありましたけど、
今のメンバーは全然、違うし…。変な思い入れとかないんですよ。
今は(阿部)慎之助とか(高橋)尚成、
内海くらいじゃないですかね。一緒にやっていたのは。
巨人がどうこうより、とにかく日本一になりたいですけどね」

<変に力が入りすぎることなく、考え方は自然体。
さて気が早いが、今後のキャリアはどう考えているのか。
順調ならFA権も獲得するが、こう苦笑いして中日への思いを表現>
「やっぱり中日にお世話になっていますし、(移籍は)考えてないです。
FAとか僕には、全然、関係のないことですよ。
拾ってもらって、FAがどうこうなんて、どの口が言えるんですか。
何とか貢献したいという気持ちが強いですよね」
(中スポ「旬撃-竜戦士を直撃-」より)

◇森バッテリーチーフコーチ
<開幕1軍の清水昭信や齊藤らが結果を残せず、次々と2軍落ち。
中継ぎ左腕が手薄になり、5月15日に出場選手登録されると、
その後は一度もファームに降格することなく
44試合に登板した河原について振り返り>
「河原がいてくれたのは大きかった」
(中スポ)

◆山本昌
<レギュラーシーズンの最終戦から一夜明けたこの日午前、
ナゴヤ球場に山井が姿を現した。この日のチーム練習はなし。
自主的に体を動かしにきた山井は、屋内練習場で
入念にフォームなどを確認していた。
その山井へ、にこやかに声をかけたのがベテラン。
前夜デントナに逆転2ランを浴び、吉見の17勝目を消してしまった山井。
試合後ははた目にもはっきりわかるほど落ち込んでいたが、
その心境を手に取るようにわかったのかもしれない>
「大介、仕方ないよ」
(中スポ)


◇落合監督
<東京都内の自宅で取材に応じ、17日から始まる
東京ヤクルトとのCS第1ステージへの自信と意気込みを語る。
すでに指揮官の頭の中は完全に切り替わっていた。
退場というまさかの形で終えた
レギュラーシーズン最終戦から一夜明けたこの日、
07年以来の逆転日本一への第1関門に向け、熱弁をふるい>
「短期決戦は先を考えたらダメ。あと5日、シナリオ通りにやっていくだけ」

<第1テージの相手は東京ヤクルト。
一時は急失速し、阪神を差し返す形で何とかCSに進出してきたが、
指揮官にとっては想定済みの相手だったという>
「あれだけ失速すればそのまま終わることはないと思っていた。
ヤクルトと阪神では、ウチの28人(出場登録選手)はガラッと変わっていた」

<先週の練習では、阪神戦に強いデラロサを
三塁に入れるため森野の右翼も試したが、白紙に。
1番・井端から6番・谷繁までは固定で、
7、8番の中堅、右翼に相手投手や状況に応じた選手を用いることになりそう。
東京ヤクルトは中日キラーの館山を先発に立ててくることは確実。
その右腕と通算21打数8安打、.381と相性のいいのが井上。
今季で引退するベテランをここ一番で起用する可能性も十分>
「最終的な28人は最後の最後まで分からない。
オレの中ではだいたい決まっているけどね。
選手に言ってあるのは、すべてが終わるまで使い切るということ。
立浪も井上もまだ現役なんだ」

<終盤戦で疲れの見えたレギュラー陣には、
今月3試合しかなかった日程が追い風>
「あいつら(レギュラー陣)が休めたことはプラス」

<また前夜の退場劇の内幕を明かす。
デントナの本塁打の判定をめぐって猛抗議。
遅延行為で退場となったが『想定内』だったことを強調して>
「(微妙な打球の)映像を球場で流したのが問題だ。
あれでベンチやお客さんが『ファウルじゃないのか?』となった時に、
オレが出ないわけにはいかない。出る時は覚悟しているよ」
スポニチ名古屋12


今日の公示。(12日)

◆セ・リーグ

【出場選手登録抹消】
▼中日 柳田殖生内野手、堂上剛裕外野手
(再登録は22日以降。公式サイト共同通信社


▼柳田殖生
<堂上剛裕とともに東京から宮崎へ空路直行。
前日でレギュラーシーズンが終了。
きょう13日からフェニックス・リーグ組に合流することになった。
実戦感覚を取り戻し、CSでの再昇格を目指す>
「試合に出してもらって、しっかり練習してきます」
(中スポ)


若竜トピックス(12日)

◆みやざきフェニックス・リーグ
東北楽天-中日
(12日・西都原運動公園野球場)
  200 100 000 =
  004 000 000 =
(申し合わせにより9回ウラまで実施)
[D本] なし
[Dバッテリー] 中田、小林正人、伊藤準規 - 前田
公式サイト・戦評フェニックスリーグ公式

●中田賢一
<CSでの先発が有力だが、フェニックス・リーグの
東北楽天戦(西都)で先発し、6イニングを7安打1四球4失点。
それでも最速148キロを記録するなど、持ち味の剛速球が復活。
球場にスピードガンが常設されていないため、
独自に計測したが、ともに遅かった。
まともなら、実質150キロ以上の威力があったと推測できる。
充実した笑みがすべてを物語っていた>
「ボールは行っているなあという感じはありました。
一つ一つの球自体は良かったです。
(失点を)止められなかったのはよくないですけど」

<また104球中、カーブを14球も投げた。
落合監督に『カーブの時に腕の振りがゆるむ』と
アドバイスを受け、試していたのだという。
威力が復活した剛球との緩急は、CSでも大きな武器になるはず>
「カーブは最初は苦労しましたけど、5、6回はよかった。
フォークもスライダーも三振が取れて。
スタンバイOK? そうですね。
ボール自体はだいぶよくなってきた。
クライマックスへの準備はできたと思います」
中スポ

●小林投手コーチ
<中田の球威アップを評価して>
「中田は真っすぐあっての投手。
真っすぐがいいから、変化球も生きた。球威が戻ってきた」
中スポ

○横川史学(東北楽天)
<3打席凡退した東北楽天の5番はこう証言して>
「いいところに投げられたら、ちょっとムリですね」
中スポ


●小林正人
<フェニックス・リーグの東北楽天戦で調整登板。
2番手で2イニングを投げ3三振を奪うなど無安打無失点。納得の表情で>
「2イニングをきっちり抑えられた」

<通常はワンポイント、ツーポイントの起用が多いが、
少しでも多く左打者と対戦するために、この日は2イニングを投げた。
左打者との対戦は3度。7回2死で西谷を三ゴロ(記録は失策)、
先頭の河田をスライダーで空振り三振に仕留め、続く横川には死球を与えた>
「きょうはヤクルトの左(青木、ガイエル)を想定しながら投げました。
死球はもったいなかったけど、きっちり投げられたと思います」

<今季は左打者に被安打.192でキラーぶりを発揮。
東京ヤクルトのガイエルとは1度の対戦で1四球だが、
通算では3打数1無安打。青木とは今季対戦がないが、
通算では8打数2安打(打率.250)に抑えている。
左キラーとして貢献を狙う>
「左はきっちり抑えるつもりで気合でいきたいと思います。
(CSの開幕までに)しっかり準備していきたいですね」
(中スポ)

●伊藤準規
<9回から3番手で登板し、1イニングを無安打無失点。
前回登板した9日のフューチャーズとの練習試合では
自己最速の153キロをマークしたが、この日は142キロに止まり>
「結果は良かったけど調子はもう一つという感じでした」
(中スポ)

●イ・ビョンギュ
<練習試合を含む5試合で初のマルチ安打で気を吐く。
初回1死満塁から右前2点適時打。
5回は左前打を放ち、チーム唯一の2安打となった。
前日は本塁打を放ち、CSのメンバー入りに向けてアピールしている>
「試合が終わってからも特打をやっているので状態も良くなってきているよ」
(中スポ)


◆川井雄太
<CSでのベンチ入りを目指すが、
フェニックス・リーグでの調整登板のため宮崎入り。
ナゴヤ球場で2軍残留組の練習に参加した後、
中部国際空港から夕刻の飛行機で向かった。
きょう13日のフューチャーズ戦で登板する見込み>
「勝ち負けより内容を重視したい。
とにかくいい内容を追求して投げたい。
カーブの切れ、インコースへの攻め、
その辺も含めて、テーマはいろいろありますから」
(中スポ)


以上、この日のドラゴンズの話題を集めましたが、
前日のパ・リーグに続いて、セ・リーグもこの日で全日程が終了
注目の個人タイトルも確定し、
ドラゴンズからは投手3部門、野手2部門の計5部門
タイトルホルダーが誕生することとなりました。
最多勝の吉見投手、最優秀防御率のチェン投手
最多セーブの岩瀬投手、そして本塁打王、打点王のブランコ選手
タイトル獲得、本当におめでとうございます!!

周りのみなさんに感謝。まあ早い段階から
確定していた選手もいましたし、
ある程度は安心
思っていた部分もありましたが、
終盤注目されたのは、
吉見の最多勝と、打点王の行方。
できれば打点王は
森野と仲良く分け合い、
吉見にも単独での最多勝を掴んでほしいところでしたが、
11日の東京ヤクルト戦は、ああいう結果に…。
ブランコがよくいう「結果は神のみぞ知る」。
そういう面が出たかなと感じましたね。
タイトルを獲れた選手は、より自信とし、
あと一歩及ばなかった選手は、来年こそはそのタイトルを。
悔しさを次に向けてのとしてもらいたいなと。

それにしても、今年は初受賞の選手が多かったですね。
特に投手部門は、25歳の吉見と24歳のチェン
ともに切磋琢磨して、2つのタイトルをゲットしたという印象が。
さらに開幕時にはパワーこそあれど、数字的には未知数。
果たして4番が務まるのかと不安だったブランコが、
5月から夏場にかけて、一気にブレイクしての二冠王
想定外の活躍は、まさに新主砲の極み。
森野とともに、ウッズの抜けた穴をしっかり埋めてくれたと思います。
どのタイトルも自分だけの力で獲れるものではなく、
やはり周囲のサポートがあってこそのもの。
どの選手も感謝を忘れていなかったのは、うれしかったです。


またそれと同時に、セ・リーグは特別表彰も発表。
最優秀監督賞やスピードアップ賞、審判員奨励賞とともに
今季限りでの引退を表明している立浪には特別賞が。
リーグでも数々の選手がユニホームを脱ぐことになりますが、
ドラゴンズだけでなく、リーグとしてもだった選手。
その受賞には、さすがの貫禄も感じました。

そんななか、ただ一つ気になったのが↓

▽カムバック賞 該当者なし

これはできれば河原にあげたかったですし、
「なし」となったのをみて、ちょっと残念だなと。
休刊日発行の今朝の中スポ紙面に、
奇しくもロングインタビューが出ていましたが、
5月以降、竜投の中継ぎの一員として大きく貢献
さらに成績面でも、44試合で3勝、さらに防御率1.85。
1年間の浪人生活からの復活は、まさに『カムバック』。
まあ河原自身、この賞を狙っていたわけでもないでしょうし、
そんなには影響もないでしょうが、この発表をみて、
少なからずそう思ったのは、自分だけではないでしょう。


まあこれだけたくさんのタイトルを獲りながら、
何で2位なの?という輩もおられると思いますが、
これからのポストシーズンでそういう雑音もしっかり遮断
タイトルホルダーの名に恥じることなく、
チームに貢献し、逆襲へのチカラとなってほしいものです。

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